安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>937号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------937号--2017.11.05------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「営業停止処分」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 感染経路不明なんですが、O157で死者が出たというニュース
です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■O-157で女児死亡 重症の合併症が悪化 感染経路の特定急ぐ 北
海道紋別保健所

 O-157感染で、女の子が死亡しました。

 北海道の紋別保健所は10月31日、腸管出血性大腸菌、0-157に感
染していた女の子が死亡したと発表しました。

 女の子は10月24日から発熱や下痢などの症状がみられ、29日から
は重症の合併症で治療を受けていました。

 感染の経路などは、まだ分かっていないということです。

https://uhb.jp/news/?id=3019
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 次は感染経路が明らかになったもの。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■新潟市でO157、9人感染 市内の焼き串製造施設から出荷

 新潟市保健所は28日、同市北区下大谷内の食品卸売会社「みや
こ商店」が製造した焼き串を同市の複数のスーパーで購入して食べ
た市内の男女9人が、腸管出血性大腸菌O157に集団感染する食
中毒があったと発表した。腹痛や嘔吐、発熱などの症状を訴えたが、
全員快方に向かっている。

 市保健所は同社を28日から2日間の営業停止処分とした。同社
は26日から製造を中止し、流通している食品の回収を進めている。

 市保健所によると、9人は10〜70代の男性3人、女性5人と
10歳未満の女児1人。うち7人が入院した。いずれも10月1日
以降に焼き串を食べ、16〜22日に発症した。従業員ら4人から
もO157が検出された。

http://www.sankei.com/life/news/171030/lif1710300009-n1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 このところずっとO157に感染というニュースがあります。ま
だ感染の経路が明らかでない部分が多く、潜在的な危険が広まって
いるようです。

 それに比べると、カンビロバクターの方は経路は明らかで、予防
方法も難しくありません。でも、食中毒事件は絶えないのです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■女性3人が食中毒、焼き鳥など食べ カンピロバクター検出 川
越の飲食店を営業停止

 川越市は31日、市内の飲食店「ザ・ファンキーチキン」で飲食
した女性3人が下痢や腹痛などの症状を訴え、うち2人=いずれも
(21)=から食中毒の原因となるカンピロバクターが検出された
と発表した。市は食中毒と断定し、同店を同日から3日間の営業停
止処分にした。

http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/11/01/01.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「生」で食べたかどうかは書かれていませんが、たとえ生でなく
ても、加熱不足または交叉感染があったことは間違いありません。

 次はアフラトキシン対策が動き出しそうというニュースです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■科学者がアフラトキシン耐性ピーナッツを開発

 この発見は食品廃棄を減らし貿易を改善する可能性がある

 Plant Biotechnology Journalに発表された遺伝子組換えピーナ
ッツ。二つのアプローチが採用され、アルファルファやクローバー
のディフェンシンタンパク質をピーナッツに入れてAspergillusの
感染を防ぐことと、Aspergillusのアフラトキシン合成経路に関与
する小さなRNA分子をピーナッツに導入してカビが攻撃してきた時
のアフラトキシン合成を不活性化する方法。この技術はトウモロコ
シや他のナッツにも使える。

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20171101#p12
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これは朗報です。やがてこういう対策が実用化されて、アフラト
キシン被害が減っていくことを臨みます。

 次はノロウィルスについての新しい知見です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■インドネシアで多数の無症候ノロウイルス感染者の存在を証明

 神戸大学と国立感染症研究所の研究グループは、インドネシアの
健康なボランティア(無症候者)の便中から高率にノロウイルスが
検出されることを分子疫学的に証明した。

 ノロウイルスは、非細菌性急性胃腸炎の最大の原因病原体とされ、
ヒトに感染すると腸管で増殖することが知られている。ノロウイル
ス感染症の伝播には、感染が起こっていながら明瞭な症状が顕在化
しない「無症候感染者」の存在が感染源として重要と推測されてい
るが、その実態は不明だ。

 研究グループは、ノロウイルス感染症の伝播様式を明らかにする
ため、2015〜2016年の1年間、インドネシアにおいて無症候の健康
なボランティア18人から継続的に糞便検体を収集し、便中に存在す
るノロウイルスゲノムの疫学解析を行った。

 解析の結果、512検体中14検体(7人の無症候者)からノロウイル
スゲノムが検出され、異なる遺伝子型同士の組換えノロウイルスも
検出された。さらに、7人の無症候者のうち2人においては、同じ株
あるいは違う株による反復感染が認められた。このことから、無症
候者に高率にノロウイルスが感染していることが明らかになり、イ
ンドネシアのノロウイルス感染流行に無症候者が感染源として重要
であることが示唆された。

http://univ-journal.jp/16533/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「無症候」の人がたくさんいる可能性があるのですね。

 私はノロウィルスには三度も感染しました。最初は東京で、そし
て家で、最後は上海で感染しています。東京や上海からも症状が完
全に収まらないうちに帰ってきたのですが、不思議なことに妻には
一度も感染しませんでした。

 そういう感受性の個人差もあるのかもしれません。

 最後はアメリカ抜きのTPP=TPP11の話題です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■首席交渉官「まとまる可能性も」TPP11

 アメリカ抜きのTPP(=環太平洋経済連携協定)を話し合う1
1か国による詰めの協議は3日間の日程を終えた。終了後、日本の
代表は、大筋合意に向けまとまる可能性が出てきたとの見通しを示
した。

 TPP11か国による事務レベル協議では、アメリカの主張によ
り盛り込まれた項目のうち、凍結させるものをどれだけ絞り込める
かが焦点となっていた。日本の代表によると、いくつかの項目で凍
結の希望を撤回した国があり、絞り込みが進んだという。

 梅本首席交渉官「各国ともまとまる可能性が出てきたという認識
を持ってきたんじゃないか」

 凍結が固まった項目は、バイオ医薬品の開発データを保護する期
間などで、11か国は来週、ベトナムで開く首脳会合での大筋合意
を目指す。

http://www.news24.jp/articles/2017/11/02/06376880.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ここにきて、実現する可能性が高くなってきたようです。TPP
11が動き出せば、アメリカの再加入もありそうな雰囲気です。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今週は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「営業停止処分」
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 こんなニュースがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■業者の営業停止取り消し…和歌山の集団食中毒で地裁

 和歌山県御坊市の小中学校などで今年1月、給食を介して発生し
た集団食中毒を巡り、原因とは無関係なのに営業停止命令を受けた
として、給食センターの調理を委託されていた「シダックス大新東
ヒューマンサービス」(東京)が和歌山県に取り消しを求めた訴訟
の判決で、和歌山地裁は27日、請求を認めた。県は控訴する方針。

 中山誠一裁判長は、県が提示した営業停止命令書には具体的な事
実関係や処分理由が記載されておらず、手続き自体が違法だったと
判断した。

 同社は市が給食の食材として調達した刻みのりが食中毒の原因で、
センターに過失はなかったと主張。県は食中毒の拡大を防ぐために
必要な処分だったと反論していた。

 御坊市などでは今年1月、園児や児童ら800人以上が食中毒症
状を訴え、御坊保健所は給食が原因と判断。センターを14日間の
営業停止とした。2月に東京都立川市の小学校で発生した集団食中
毒でも御坊市の給食と同じ刻みのりが使われ、製造元だった大阪市
北区の業者が大阪市から処分を受けた。

http://www.sankei.com/west/news/171027/wst1710270070-n1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「具体的な事実関係」がわかってからしか行政処分ができない、
といいたいようですが、それでは遅すぎるでしょう。

 裁判官が公衆衛生に無知なため、こういう判決が出たのだと思い
ます。

 もう一つ、少し詳しい記事です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■御坊食中毒 処分取り消し

◇地裁判決 「違反行為記載なく、違法」

 今年1月に発生した御坊市と日高川町の集団食中毒で、県から営
業停止処分を受けた給食調理委託業者「シダックス大新東ヒューマ
ンサービス」(東京都)が、処分の取り消しを求めた訴訟の判決が
27日、地裁であった。中山誠一裁判長は「処分を命じた県の書面
は記載が不十分で、手続きに違法性が認められる」として、処分取
り消しを命じた。

 判決では、県が同社に営業停止処分を命じた書面について、「同
社のいかなる行為が食品衛生法違反であるか、全く記載されていな
い」と指摘。「行政手続法が定める処分理由の提示が十分になされ
ておらず、違法な手続きと認められ、処分取り消しは免れない」と
結論付けた。

 県は、「被害拡大防止のため速やかな措置が求められていた」
「14日間の営業停止処分に過ぎない」などと主張したが、「正当
化できる事情ではない」と退けた。

 判決を受け、県は、「主張が認められず、残念。県民の生命と健
康を守るため、良識のある判決を求めて控訴する」としている。

 ◇公権力行使に一石 「対応柔軟に」専門家指摘

 御坊市と日高川町での集団食中毒を巡る訴訟は、手続きの違法性
から県が敗訴した。ただ、議論を通じて浮かび上がってきたのは、
そうした手続き論ではなく、処分という公権力行使のあり方だ。
(葉久裕也)

 中山裁判長は判決文の末尾に、「処分の目的の一つに被害拡大の
防止があるとしても、事案に対する責任の重さや(業者が)被った
不利益の程度も考慮すべき」と異例の「付言」を記した。

 また、判決に先立つ9月28日には、処分が原因で他の自治体の
入札に参加できなくなっている業者の窮状をかんがみ、「行政目的
の達成を一時的に犠牲にしてもなお、これを停止して同社を救済す
ることを検討すべきである」として、判決が出るまで処分の効力を
止める決定をしている。

 武田真一郎・成蹊大教授(行政法)は「給食という多くの人に影
響を及ぼす重要な問題と認識していたため、あえて付言したのでは
ないか」と裁判長の意図を推し量った上で、「県は行政指導で対処
する方法もあった。公権力の行使は必要最小限でなければならない」
と指摘する。

 一方、県は、「今回の処分が違法なら、今後、保健所長は処分を
ちゅうちょしてしまう。原因の判明や特定まで処分できないとなる
と、その間に患者がどんどん増えてしまう」とする。

 食の安全に詳しい有路昌彦・近畿大教授は「被害を食い止めるに
は水際対策が重要で、そのためには素早い営業停止処分もやむを得
ない。ただ、原因が分かり対策できた時点で、すぐに解除する柔軟
な対応が求められる」とする。

 その上で、今後の改善点として、「給食の提供を確実にストップ
して被害を食い止められるような対処法を、あらかじめ業者との契
約に盛り込んだり、マニュアルに組み込んだりしておくべきだ」と
提案する。

http://www.yomiuri.co.jp/local/wakayama/news/20171027-OYTNT50288.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 先程も書きましたが、この件に関しては和歌山県の主張が全面的
に正しく、裁判官がアホであると思います。

 最終的に食品を提供する業者は、仕入れ先に起因するトラブルに
ついても応分の責任があるはずです。これだけ大規模な食中毒が発
生したのに、原因がわかるまで放置するなどあり得ないことです。

 この件に関しては事件発生当初から、業者の厚かましさも目立っ
ていました。控訴して断固闘うよう求めたいです。

 この件に関して、もう忘れがちになっているので、真相が判明し
た時点での記事を紹介しておきます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■給食のりにノロウイルス、なぜ? 感染者が素手で作業か

 東京都の小学校で起きた集団食中毒で、原因は給食の「きざみの
り」についていたノロウイルスと断定された。乾物を介して感染し
たことを意外に思う人も多いだろう。その感染経路、そしてノロウ
イルスの特性とは?

東京・立川の集団食中毒、原因は焼きのり 1千人が発症

 2月16日、東京都立川市の学校給食共同調理場で作った親子丼
などを食べた市立小学校7校の児童や教職員が、その後、嘔吐や下
痢を訴えた。患者数は約1100人にのぼり、9人が一時入院。近
くの小平市の小学校2校でも、2月21日と24日に給食で炊き込
みご飯などを食べた児童と教職員計109人が食中毒症状を訴えた。

 その後、都は両市の食中毒について、親子丼やご飯とともに出さ
れたきざみのりが原因と発表した。両市が給食で使っていたのりの
未開封品などを検査したところ、ノロウイルスが検出され、患者の
便から見つかったウイルスと遺伝子型情報が一致した。

 いずれののりも大阪市の食品会社「東海屋」のもの。東海屋は業
者に機械で1時間半から2時間、90度の熱風をあてて水分を飛ば
す作業などを任せていた。食材の中心部を85〜90度の状態で9
0秒以上加熱すればノロウイルスは死滅するといい、大阪市生活衛
生課も「この段階でノロウイルスがついていたとは考えづらい」と
話す。

 東海屋は、こののりの裁断を別業者の「いそ小判海苔本舗」(大
阪市)に委託していた。大阪市がこの業者を調査した結果、立川や
小平の患者の便から検出されたのと同じ遺伝子型のノロウイルスが、
加工所内から検出された。経営者(79)は昨年末に下痢や嘔吐な
どの症状を訴えていた。経営者は取材に対し、機械でのりを2ミリ
幅にきざむ作業をほぼ1人で行ったと説明。のりを機械に入れる作
業は素手で行い、帽子やマスクもしていなかった。

 今年1〜2月、和歌山県の幼稚園や大阪府の弁当店、福岡県の事
業所内給食施設で起きた食中毒も同じ業者が裁断したのりが原因と
みられる。

http://www.asahi.com/articles/ASK3B6RF4K3BUTFL00F.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これで給食業者のミスでないことははっきりしたのですが、それ
でも「責任なし」にはならないと思います。

 ところが、その後業者が以下のような提訴をしました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■給食で800人食中毒、処分受けるも「営業停止は不当」 シダ
ックス系が和歌山県を提訴

 和歌山県御坊市の幼稚園や小中学校などで今年1月、給食を介し
て発生した集団食中毒を巡り、御坊保健所の営業停止命令は不当だ
として、給食センターの調理受託業者が処分取り消しを求めて和歌
山地裁に提訴していたことが12日、分かった。5月1日付。県は
争う方針。

■大阪の業者が製造「刻みのり」

 業者は「シダックス大新東ヒューマンサービス」(東京)。訴状
によると、食中毒の原因は市が給食の食材として調達した刻みのり
だったため、調理と搬送を行うセンターに過失はなく、処分は違法
としている。

 既に営業停止の期間は終わっているが、処分が取り消されなけれ
ば今後の入札参加資格に影響するとしている。

 御坊市などでは1月、園児や児童ら800人以上が食中毒症状を
訴え、御坊保健所は給食が原因と判断。センターを1月28日から
2月10日までの営業停止とした。2月に東京都立川市の小学校で
発生した集団食中毒でも御坊市の給食と同じ刻みのりが使われ、製
造元だった大阪市北区の業者が大阪市から処分を受けた。

 和歌山県の仁坂吉伸知事は12日の記者会見で「食中毒が広がら
ないようにするのが営業停止の大原則。当然争わなければならない」
と話した。

http://www.sankei.com/smp/west/news/170612/wst1706120025-s1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 その判決が今回あったわけです。

 以下は「営業停止」についての解説です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 保健所の営業停止の基準ですが、まず何が原因で食中毒患者が出
たかの調査が行われます。

 有毒な細菌などが発見された場合には、回収されて廃棄処分とな
ります。

 期間が定められている場合を「営業停止」と呼び、期間のない場
合は「営業禁止」となってしまいます。

 マスコミなどでよく使われる「無期限の営業停止」という言葉は、
事実上「営業禁止」のことでしょう。

 営業停止の期間中は保健所からの指導が入り、調理場の消毒や従
業員に対する衛生上の教育などが行われます。

 ただ、店側は保健所の指導が入る前に、自主的に回収を行うよう
です。

 何から食中毒がわかるかというと、医師には、食中毒の患者を発
見したときに届出の義務があります。

 医師の届出によって保健所が調査に入ります。

 届出の基準としては、50人以上の患者が出たとき、死者または重
い症状の患者が出たとき、輸入した食品が疑われたとき、患者が複
数の都道府県にまたがるときなどが該当します。

 また、サルモネラ菌、ボツリヌス菌、腸管出血性大腸菌、コレラ
菌、チフス菌、赤痢菌などが発見されたときなどにも届出が必要に
なります。

 保健所は食中毒の検査を不衛生な店を摘発するために行っている
わけではなく、食品による重大事故を未然に防いで、国民の健康を
守るために行っていますから、速やかに届け出た方がいいでしょう。

 突然店が廃業になるなどということはありませんから、二度と同
じような事故を起さないためにも前向きに指導を受けましょう。

http://syokutyuudoku.net/entry5.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 食中毒を出してしまった業者としては、直接の原因が自社になく、
他に原因があったことがわかればほっとするものです。

 しかしそれで、自社の食事を食べた人に中毒をもたらした責任が
消えてなくなるとは思いません。

 今後は仕入れ先での衛生管理まで含めて、食中毒を出さないよう
に努力していくと考えるものでしょう。

 ところが、全く反省しないこんな業者もあります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■衛生認定、抹消後も表示 岡崎、集団食中毒の食品会社

 愛知県岡崎市大門4の食品会社「ときわ食品」の弁当を食べた幼
稚園児らが9月下旬に発熱や下痢などを訴えた集団食中毒で、同社
が、2016年4月に別の食中毒を起こし、市の衛生管理の認定
「HACCP(ハサップ)」が取り消されたにもかかわらず、その
後も取引先の幼稚園に、「岡崎市HACCP認定」と記した献立表
を配っていたことが分かった。

 市によると、同社は認定取り消し以降、ホームページ(HP)に
も認定マークを掲載。岡崎市は再三、削除するよう指導したが、9
月下旬に今回の食中毒が起きた以降も、掲載を続けていた。

 被害が出た幼稚園の関係者からも、同社のハサップ認定に疑問の
声が出始め、10月上旬以降は同社HPに接続できなくなった。

 ハサップ認定は、原料の入荷から調理、出荷までの工程で、適切
な衛生管理がされていることを自治体などが認める制度。

 岡崎市生活衛生課によると、同社は2009年に認定を受けた。
16年4月に陸上自衛隊守山駐屯地(名古屋市守山区)で、同社が
調理した弁当が原因の集団食中毒が起きたため、認定取り消しとな
った。

 関係者によると、駐屯地での食中毒発生後に同社は、取引があっ
た幼稚園に対し、実際には弁当の食材から原因菌が検出されたにも
かかわらず、「食品からの菌の検出はなかった」「消費期限以降に、
弁当を食べた人もいた」などと説明していたという。

 納入先の幼稚園関係者は「駐屯地の食中毒発生時点で、衛生管理
の問題点を知って対応していれば、今回の食中毒を防げたかもしれ
ない」と憤っている。

 同社の山本敏史社長は本紙の取材に「ハサップは再取得の準備中
だった。記載を削除しなかったのは落ち度で反省している」と説明。
16年の駐屯地での食中毒については「幼稚園への説明時点では市
の調査結果が出そろっていなかった。その後も追加での説明はしな
かった」と話している。

 今回の集団食中毒では岡崎市は当初、症状を訴えたのは名古屋、
日進、蒲郡各市の4園の子ども87人と発表。その後の調べで県内
の1幼稚園と9つの託児施設が加わり、症状を訴えたのは1〜6歳
の計202人に上っている。

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017101990090038.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この業者と今回のシダックスと、どこが違うのでしょうね。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 早くも11月になってしまいました。今週は孫が風邪で幼稚園を
休んで我が家に来ていました。どうもその風邪をもらったらしく、
のどを痛めてしまいました。何かにつけて体調不良になるのは、ま
を仕方ないです。

 来週は久しぶりにCT検査を受けます。半年ほど間隔があきまし
たが、今年は手術前の検査も含めて、4回目です。三年前にもCT
検査をしたことがあって、そのときどうしてガンに気付かなかった
のだろうと思っていましたが、造影剤を入れないとガンは見えない
のだそうです。

 このところ抗ガン剤投与が順調に行っていないので、この結果次
第ではあまりよい見込みが立たないかもしれません。

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