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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------910号--2017.04.30------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「『ゼロリスク』の呪縛」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 まず、前回の記事の「続報」です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■クロマグロ漁獲量、上限突破…6月末まで禁漁に

 水産庁は27日、資源が減少している太平洋クロマグロの幼魚
(30キロ・グラム未満)の漁獲量が同日現在、国際機関で決めら
れた今漁期(2016年7月〜17年6月)の上限(4007トン)
を突破し、4008トンになったと発表した。

 漁獲量規制が始まった15年以降で、上限突破は初めて。6月末
まで全国で原則禁漁となる。

 クロマグロ漁の承認を受けた漁船は全国に約2万2500隻あり、
漁獲報告が義務付けられている。しかし、豊漁だった昨年は、承認
を受けていない漁船の水揚げが長崎県や静岡県などで確認された。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170427-OYT1T50103.html?from=ytop_ylist
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 とうとう規制値を越えてしまいましたが、その結果として「6月
末まで全国で原則禁漁」というのもまた守られる見込みのない措置
です。

 まともな規制を実行する案は出されているわけですから、水産庁
も馬鹿な面子を捨てて、謙虚に行いを改めるべきでしょう。

 次は前々回で、「マスコミでは流れないだろう」と書いた、「健
康食品による健康被害」がネットで取り上げられたものです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■「目のピント調節」機能性表示食品で肝炎に 健康食品による被
害相談が急増中

 目のピント調節という効果効能をうたう機能性表示食品を飲んで
いたところ「薬物性肝炎(薬物性肝障害とも)」を発症した――こ
んな相談事例が2017年4月10日、東京都消費生活総合センターが毎
年発表している「『危害』の消費生活相談の概要」に掲載されてい
ることがわかった。

 厚生労働省の「重篤副作用疾患別対応マニュアル」によると、薬
物性肝炎は一般的に解熱消炎鎮痛薬や抗がん剤、抗真菌薬といった
医薬品によって起きることが多いとされているが、最近耳にするこ
とが多い機能性表示食品でも生じたというのだ。

□製品名や事業者名は公開されていない

  「危害」とは商品や設備などによって怪我をしたり病気になって
しまった場合を意味する。概要によると、被害者は40歳男性で友人
からもらった「目のピント調節の機能性表示食品60粒入り1袋」を
食用し続けていたところ、オレンジ色の尿が出た。その3日後には
全身のかゆみを感じ、さらにだるさやめまいも出たため病院で血液
検査を受けたところ「急性肝炎の疑い」と診断され、さらに別の病
院で検査を受けた結果、「食用していた機能性表示食品による薬物
性肝炎」との所見が出されたという。

 最終的な所見が出るまで男性は5か所もの病院を転々としており、
回復まで1か月以上かかっている。商品の詳細が気になるが、分析
にあたった都消費生活センターの相談課情報分析担当にJ-CASTヘル
スケアが取材を行ったところ、「あくまでも分析を行っている立場
であり、製品名や事業者名を公表する権限はなく、今後どのような
対応がとられるかもわからない」との答えがあった。

「相談事例はあくまでも相談者の報告に基づいており、センターが
当該機能性表示食品を解析した結果ではありません。ただ、危害相
談の中でも非常に重篤な報告であり、我々としても危害防止の観点
から広く知っていただく必要があると考え掲載したものです」

□相談数は前年から3倍近く増加

 概要によると健康食品に関する危害相談は158件で、2016年度上
半期の55件を大きく上回っている。急増している理由について前述
の担当者に確認をしたが、「理由は不明」とのことだった。

 危害の内訳を見ると下痢や嘔吐、胃腸の不調といった「消化器障
害」が85件、皮膚のかゆみや発疹、肌荒れなどの「皮膚障害」が46
件、「その他の傷病及び諸症状」が26件、「呼吸器障害」が1件と
なっている。

 危害の程度は「医者にかからず」が82件と半数以上で「不明」も
42件だが、「治療1週間未満」も21件、「1〜2週間」が4件、「3週
間〜1か月」が6件、「1か月以上」が1件で、長期間の治療が必要と
なった例も少なくない。

 健康食品は手軽さもあって、医薬品ほど厳密に飲み合わせや成分
について確認することが少ないと思われるが、食用前にかかりつけ
医などに相談してみてはどうだろうか。

https://www.j-cast.com/healthcare/2017/04/24295906.html?p=all
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「非常に重篤な危害」ですので、本来ならマスコミが騒ぐはずで
すが、実際にはそうはなっていません。

 今回の話題である「ゼロリスク」を求めがちなマスコミも、利害
判断の前には本当はゼロリスクなんかどうじもよい、と考えている
わけです。

 次は「ミツバチ」についての、良くわからない記事です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■外来授粉ハチ全廃めざす 環境・農水省、在来種に転換

 環境省と農林水産省は24日までに、トマトのハウス栽培などで授
粉目的に使われる外来種のセイヨウオオマルハナバチについて、生
態系保全のため将来的に使用の全廃を目指すとする指針をまとめた。

 野外に出ると、もともと日本にいるハチの餌やすみかを奪う恐れ
があるため。外来種から在来種のハチに転換するよう農家への補助
や啓発を進め、2020年までにハチの販売量を半減させる。

 授粉用のハチは、人の手で授粉する労力を省くため、野生の中か
ら増殖能力の高いハチを選んで増やしたもの。成虫や幼虫、卵をセ
ットにした巣箱が売られている。

 欧州原産のセイヨウオオマルハナバチは輸入や飼育が原則禁止の
特定外来生物に指定されているが、以前から農業利用していた人は
環境省の許可を得れば使える。年に約6万箱が販売され、ハウス外
でも見たとの情報が相次いでいる。

 代わりに在来種のクロマルハナバチが授粉に使えるが、使い慣れ
た外来ハチからの転換は進んでいない。指針は両者に能力の差はな
いとし、在来種を使うよう促した。ただ北海道ではクロマルハナバ
チも外来種に当たるため、別の代替種の開発を進めるとした。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG21HDD_U7A420C1CR0000/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 昔はトマトの受粉は難しいので、ホルモン剤を花に塗っていまし
たが、最近はハチを使ったものが増えているのですね。その方がお
いしいのだとか。

 最終的にはミツバチの代りになる超小型ドローンが実用化される
まで、悩ましい問題が続きそうです。

 最後は「遺伝子組み換え表示」について。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■遺伝子組み換え 表示義務対象拡大へ検討開始

 遺伝子組み換え(GM)作物を使った食品について、消費者庁は
26日、表示義務の対象品目の拡大と、「意図せぬ混入」が許され
るGM比率の上限引き下げを視野に検討を始めた。欧州連合(EU)
など厳格な基準を設ける各国の制度を参考に、同日設置した検討会
(座長・湯川剛一郎東京海洋大教授)で議論し、今年度末をめどに
結論を出す。GM食品は国内でもすでに広く流通しているが、現在
の制度では大部分が表示義務の対象外で、「消費者に誤解を与える」
との指摘がある。

 現在、国の審査で安全性が確認され、食品に使用できるGM作物
は、大豆やトウモロコシなど8品目。2001年に始まった現行制
度では、8品目と、それを原料とする豆腐やポテトスナック菓子な
ど33加工品について、重量に占めるGM原料の割合が「上位3位
以内で5%以上」の場合、「遺伝子組み換え」と表示する義務があ
る。ただ、これらの加工品には大半のメーカーがGM原料の使用を
控えており、スーパーなどで表示を目にする機会はほとんどない。

 一方、しょうゆや食用油、清涼飲料水に使われる果糖ブドウ糖液
糖などは、ほぼ全てで原料にGM作物が使われているとみられるが、
加工の過程で遺伝子が分解され検出できず、GM原料かどうかを監
視できないため表示義務の対象外だ。また、輸入過程でGMの意図
せぬ混入があっても、混入が5%以下なら「組み換えでない」と表
示できる。

http://mainichi.jp/articles/20170427/k00/00m/040/044000c
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 今後、どのような案が提出されるか、気にはなります。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「『ゼロリスク』の呪縛」
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 以下は一部省略していますが、中西準子先生がネット上で発表さ
れたものです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■築地移転問題が改めて示した「ゼロリスク」の呪縛

 毎日のようにマスメディアで論じられている東京都・築地市場
(中央区)の豊洲への移転問題の混乱は、小池百合子知事が豊洲市
場(江東区)の安全に疑問を呈したことから始まった。豊洲市場の
安全は科学的にも、法的にも担保されているし、どうみても築地に
は古さからくる多くの問題があり、豊洲移転以外の選択肢はあり得
ないが、迷走を続けている。

 豊洲市場などのように、汚染された土地を再利用する場合の法律
は土壌汚染対策法であるが、環境省が作った解説書には、「土壌汚
染があったとしても、摂取経路が遮断され、きちんと健康リスクの
管理ができていれば、私たちの健康に何も問題はありません」と書
かれている(2016年8月「土壌汚染対策法のしくみ」)。豊洲市場
では、地下水を一切使用しないので、「摂取経路が遮断され」に該
当し、法律上は飛散防止だけでよく、地下水質の測定義務もない。

 豊洲市場の混乱の原因の第一は、多くの人が市場でこの地下水を
使うと思っていたことである。余りにも度々地下水質を分析し、環
境基準値を超えるかどうか吟味していたために、汚染地下水が問題
だ、大変だと多くの人が思ってしまった。

 それと、かつて汚れた土地だったということに加え、途中で、土
壌中にベンゼンやヒ素などが高濃度で見つかったという報道があっ
たことから、地下水が汚染されて大変だという心配に繋がったにち
がいない。汚染物質があることと、健康リスクがあることは別であ
るし、摂取経路が存在しなければ、健康リスクがないのだが、皆が
こういう考え方を知らなかったことで、問題が大きくなってしまっ
た。

 今に至っても、汚染物質が少し残っているのではないかなどの追
及をしている人々がいるが、これを除去しても、健康リスクは減ら
ない。それだけでなく、追加の対策を実施することで、環境リスク
は増加してしまう。なぜなら、こういう工事は、お金と資源を使う
ことになるが、それを作る過程で、別の箇所で環境リスクを必ず作
り出しているからである。お金を使うことに加え、豊洲の土壌のよ
うに除去する必要のないものを除去すれば、新たにそれを廃棄する
場所も必要になる。全体のリスクが最小になるように、プラスとマ
イナスのリスクのバランスをとることが最善なのである。

 小池知事は、豊洲市場は安全だが、都民は安心していないのでは
ないかと言っているが、安心してもらうためにという理由で、追加
の土木工事などを加えるのは絶対にやめてほしい。

 今回の豊洲市場の汚染問題を通じて、行政、市民、事業者、マス
メディアのどの側にも、環境問題について健康リスクを評価し、そ
のリスクの大きさに応じて対策を決めるという態度がないと感じる。
それは、目標が「ゼロリスク」となっているからである。

(略)

■公害問題の記憶と意識から抜け出せない日本の指導層

 ここに挙げた三つの例は、大きな関心を呼んだ環境、食品問題の
例であるが、いずれも、「リスクはゼロ」であるべきという考えが、
問題をこじらせ、多額な費用を発生させた。

 そもそも、我々の生活でゼロリスクというものはない。道を歩い
てもリスクはあり、通常使う電気も、それが作られ、運ばれてくる
までには、相当な環境リスクを発生させている。私たちは、こうい
うリスクをある程度覚悟しながら、その便益(ベネフィット)を使
って生きている。

 環境問題も同じはずだ。バランスをとる難しさは、外国でも同じ
はずなのに、BSEが荒れ狂った欧州でも、若齢牛も含む全頭検査は
行われなかった。また、福島での除染を見た外国人研究者が、半分
呆れかえり、「日本はお金があるから」と言って帰っていくのを見
ていると、どうして欧米とこうも違うのかと考えてしまう。

 私の見る限り、欧州と日本での一般国民の環境・安全問題に対す
る考え方はあまり違わない。しかし、明らかに、指導層の考え方が
違う。日本の指導層の考え方が、環境問題に対して原理主義的であ
る。公害問題の記憶と意識から抜け出ていないように見える。


 公害の時代にはゼロリスクは有効な指針だった。しかし、今は違
う。わが国の環境行政を支配している法律は、すべて、公害まった
だ中の時にできたものである。これを見直す必要もあるのかもしれ
ない。そうしなければ、意識も変わらないのではないのだろうか。
ゼロリスク信仰が、環境問題をこじらせ、異常にお金のかかる事業
を生み出している。福島で見る如く、ゼロリスク信仰は福島の復興
を妨げている。もう一度、国を挙げてこの問題を考える必要がある。



現在発売中のWedge5月号では、以下の特集を組んでいます。

■特集「築地移転問題にみる日本の病巣」

・「ゼロリスク」の呪縛から逃れられない日本

・置き去りにされた「環境基準」の本当の意味

・再び政局に利用された築地 経済的合理性なき再整備案

・「築地市場はもう限界」 宙ぶらりん≠ノされる仲卸業者の悲鳴

・玉突き事故≠フ「環2問題」 東京五輪にも広がる悪影響

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/9429?layout=b
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「公害の時代にはゼロリスクは有効な指針だった。」というのは
考えさせるものです。

 「しかし今はそうではない」と続くわけですが、その理由は、そ
のリスクをこれ以上下げると、他のリスクが増加してしまう、とい
うリスクトレードオフが問題となるほど、リスクそのものが小さく
なってしまったからです。

 現在の環境下で、昔の対応をしていてはいけない、という指摘で
すね。

 この件について、心理的にこういう指摘があります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■【藤井聡】ゼロリスクを求める愚 豊洲「水銀」騒動に見るリス
ク心理学


 「豊洲」市場移転の件、これまで当方、空洞やがらんどうと報道
されている「地下ピット」は、「技術的」に見れば、より衛生的で
あると考えられる、と申し上げてまいりました。

 しかし、今となっては、豊洲が危ない! と煽り続けたメディア
も政治家も世論も「振り上げたこぶし」のおろし方が分からなくな
ってしまっており、これからは「些末な事」がことさら大きく騒ぎ
立てられるだろう――と社会心理学や物語分析に基づいて指摘して
参りました。

 いわば、これまで豊洲の件で騒ぎ立ててしまった人々が「豊洲移
転において何か大きな東京都の闇があって欲しい」「豊洲が実際に
汚染されていて欲しい」という潜在的な願望を持っている、という
愚か極まり無い事態が、社会心理学に基づく冷静な分析から予期さ
れるに至っているわけです。

https://38news.jp/politics/07875 --〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 さらに同じ著者の「政治的」な解説です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■【藤井聡】なぜ、「豊洲・炎上劇場」では「デマ」がまかり通る
のか? 「物語分析」の視点から


 この豊洲炎上問題、その事の発端は、小池知事が「改革派知事」
として、有権者と日本中の期待を集めて勝利した都知事選挙の

「翌朝」

に、行った記者会見にあります。

 小池知事は、日本中が注目する選挙の興奮冷めやまぬ8月1日の朝、
大量のカメラと取材陣の前で宣言します。

「(築地市場の江東区豊洲への移転に関して)いったん立ち止まっ
て考える。都民の食に関係するので、確認して結論を出していきた
い」

 そもそもこの豊洲問題は、長年もめにもめた事案で、未だに反対
する声も根強く残っている案件で、選挙時の争点の一つでした。つ
まり、そこに炎上する

「火だね」

があったわけです。

 マスメディアは、この問題にもちろん、飛びつます。その時の彼
らの「ノリ」(プロット=脚本)はもちろん、次のようなもの。

「“悪い”舛添をみんなの力で追い出した後に、みんなが誕生させ
た小池知事。この善玉の小池知事は、どんな凄い劇を見せてくれる
んだろう!?」

 こうしたマスコミ世論の「ノリ」によって、豊洲を巡る「火だね」
は徐々に大きくなっていきます(その様はまるで、アメリカン・プ
ロレスWWF、の風情です)。

 まず、「内田氏を中心とした古い抵抗勢力」が登場し、「都議会
の闇」が演出され、小池知事就任後一月間は、小池知事の抵抗勢力
との「たたかい」が描写されていきます。

 そして小池知事は、一月間の「たたかい」を経て、抵抗勢力に打
ち勝って、「移転延期」を宣言します。

 ただし、内田氏を中心とした抵抗勢力のパワーは強く、小池知事
の「たたかい」もすんなりと進むわけではありません。

 そんな戦いのさなか、知事からの反対勢力への「強烈な一撃」と
して繰り出されたのが「豊洲の地下空洞問題」でした。

 この

「一撃」

が決定打となり、マスコミ世論は大いに盛り上がります(まさにプ
ロレス)。当初は小さな「火だね」に過ぎなかったものが、ここで
一気に大きな炎へと、「炎上」していきます。

 TVでは連日、文字通り、朝から晩まで、豊洲の地下空洞が危な
いだの、強アルカリだの、基準値を超える汚染物質だの、不衛生だ
のといった発言が繰り返されていき、それが今日に至っている――
という次第です。

・・・

 以上は、単なるマスコミ世論の「プロット(脚本)」にすぎず、
「真実」と一致する保証はありません。

https://38news.jp/politics/07853
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 マスコミは一つの「プロット」に乗ってしまうと、暴走を始める
のですが、それを政治的に利用した小池知事の作戦勝ちだったわけ
です。

 その結果、こんな事態になっています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■豊洲移転延期の補償金9億円決定 さらに…

 豊洲市場の移転延期で、市場業者が被った損失への補償金につい
て東京都は第一次分として約9億円の支払いを決めた。今後、さら
に補償額が膨れあがるのは確実。

 東京都によると、今回の補償対象は小池知事が豊洲市場への移転
延期を発表した去年8月31日から先月までに発生した損失で、5
2件で約9億円の支払いが決定した。内訳は豊洲市場の大型冷蔵庫
や店舗・事務所設備などの価値が下がった分のほか、築地市場の水
槽や冷却装置、空調などの修繕費だという。

 しかし、ほかにも今回決定した件数の9倍近い約450件の相談
が寄せられているということで、今後、補償額が膨らみ、都が今年
度補正予算として組んでいる50億円を上回る可能性がある。

http://www.news24.jp/articles/2017/04/24/07359775.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 外国人から見れば、「日本人は金持ちだから…」ですが、私たち
地方在住の人間から見れば「東京都は金持ちだから…」と思うしか
ありません。

 たぶん損失総額は数百億円になりますが、こんな大金をドブに捨
てて平然としていられるのはさすが東京都です。

 以下はネット上でのツッコミです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■大きな希望を抱いて大型冷蔵庫・事務所設備などに投資した事業
者さん達。未使用のまま投資した設備の価値が下落していくのは身
を斬られる程に、心が痛むだろうな…。

■都の補正予算案使い切る事態になっとるやないか

■舛添に温泉利用してもらってた方が安上がりだったな

■9億円は、第一次分の52件。まだ450件の申請があり、これが入る
と東京都の補正予算枠 50億円を越える見通し。これが『都民ファ
ースト』の結果。

■足立「豊洲の風評被害が酷い。安全なのに豊洲のマンションに住
まれてる方からメールがたくさんくる。子供が豊洲駅のことをベン
ゼン駅だとかヒ素駅だとか言われていじめられてると」

完全に小池の責任。都民より選挙という本性も現してきたし、住民
のことなど全く頭にないんだろな

■豊洲の風評が、築地の風評を生み出している……負の連鎖です。

この先送り判断は、小池さんの人気の維持になったのだろうけれど、
豊洲の住人にとっても築地のブランドにとっても「東京都民」にと
って何も良いことがない五輪への悪影響は日本全体も失望させると
思う

豊洲の子供たち、負けないで!

https://togetter.com/li/1104102
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 確かに、舛添氏のセコイ使い込みを容認しておいた方が安上がり
だったですね。

 些細なことで馬鹿をクビにすると、次にはもっと馬鹿が登場する
という原則?があるような気がします。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 ネット上で見かけた共産党某氏と小池知事が握手している写真の
キャプションに、「赤いきつねと緑のたぬき」とあったのには爆笑
してしまいました。面白いことを考える人もいるものです。

 いよいよ連休期間が始まりました。今年は2日にまた抗ガン剤治
療を受けるので、連休中は動けません。それで今日は孫といっしょ
に、「子供の日のプレゼント」を買いに行くのだとか。92歳の母
には「母の日のプレゼント」を買いましたし、我々世代は出て行く
ばかりだと、妻が歎いておりました。

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