安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>892号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------892号--2016.12.11------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「鳥インフルエンザ」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 まず、商品回収情報から、いくつかを紹介します。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■ラムネ菓子に小麦混入 クリスマス用詰め合わせにも 消費者庁
が注意喚起 

 消費者庁は7日、ラムネ菓子に表示されていないアレルギー物質
の小麦が混入したとして、回収情報を出し、注意喚起を行った。子
供向けのクリスマス用の菓子詰め合わせにも含まれており「小麦ア
レルギーのある子供は注意して」と呼びかけている。

 小麦が混入したのは菓子メーカー「ユウカ」(大阪)が製造した
ラムネとそれを含む商品。同社によると、主原料である砂糖とコー
ンスターチが混ざった「調整砂糖」を製造する別会社の工場で誤っ
て混入したことが判明。自主検査した製品にも小麦が含まれている
ことを確認した。

http://www.sankei.com/life/news/161207/lif1612070042-n1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 韓国産の「調整砂糖」を使ったところ、小麦が混入していたとい
う報道がありました。同様の被害が他のメーカーでもあるかもしれ
ないです。

 次も同じような問題です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■表示ないアレルギー物質含んだグミを自主回収 UHA味覚糖

 菓子メーカーの「UHA味覚糖」は、全国の「セブンーイレブン」
で販売していたグミに、パッケージには表示されていないアレルギ
ー物質の乳成分が含まれていたとして、およそ18万5000個を
自主的に回収すると発表しました。

 「UHA味覚糖」によりますと、回収する商品は、「贅沢コロロ
ショコラグレープ」です。先月15日から全国の「セブンーイレブ
ン」の店舗で販売し、回収の対象は、およそ18万5000個に上
るということです。

 先月21日、会社側に、商品を買った人から、「子どもにアレル
ギー症状の疑いがある」という連絡が入り、調べたところ、商品に
含まれるチョコレートを供給している別の会社が、成分の分析を行
っていなかったことが明らかになったということです。

 これまでに、7歳の子どもなど3人が、アレルギーの症状を訴え
ているということで、乳アレルギーがある人はこの商品を食べない
よう呼びかけています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161207/k10010798701000.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 こちらはチョコレートに乳製品が混じっていたということです。

 次はメーカーの製造工程上での事故です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■レトルト牛すじ煮込み、自主回収 加熱殺菌せず

 食品加工会社「エスフーズ」(兵庫県西宮市)は2日、レトルト
食品「お手軽スタミナ食堂 お肉屋さんの牛すじ煮込み」の一部を
未殺菌のまま全国に出荷していたとして、6530パックを自主回
収すると発表した。対象は賞味期限が来年4月21日のもの。これ
までに、健康被害は報告されていないという。

 同社によると、10月に西宮市の自社工場で一部の商品を製造し
た際、従業員が包装後にするはずの加熱殺菌をしていなかったとい
う。同社の物流センターから「商品が膨張している」との指摘があ
り、ミスがわかった。

http://www.asahi.com/articles/ASJD26T7DJD2PLFA019.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これではHACCPが泣きます。殺菌工程を通さないというのは
ミスというようなものではないです。システムに根本的な欠陥があ
ったということでしょう。

 次は「養殖フグ」の話です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■食品安全委 フグ肝「安全確認できず」

 佐賀県と唐津市呼子町の業者が共同提案していた養殖トラフグの
肝臓の可食化について、内閣府の食品安全委員会は7日、専門調査
会の会合を開き、県などが提案していた全個体での毒性検査に関し
て「食品として安全性が確保されると確認することはできない」な
どとする評価書案をまとめた。専門調査会の委員らに修正点の確認
をした上で食品安全委員会に報告、厚労省に答申される見通し。

 提案していたのは、陸上で養殖したトラフグについて全個体で肝
臓の一部を特殊な検査方法でフグ毒のテトロドトキシンの有無を確
認し、検出下限値以下の肝臓だけ料理への提供を認める仕組み。厚
労省に提案し、厚労省が内閣府の食品安全委員会にリスク評価を諮
問していた。

 かび毒・自然毒等専門調査会がまとめた評価書案では、トラフグ
の体内にテトロドトキシンが蓄積される仕組みで未解明な部分が多
く「現時点で提案された方法により、食品としての安全性が確保さ
れていると確認することはできない」と指摘した。検査方法につい
ても「テトロドトキシンを測定し、食品の安全を確認する試験法と
して、その妥当性の確認が行われたことはない」としている。

 県企画課は「安全レベルについて相当厳しいものが求められてい
ると認識した。最終結論というわけではなく、過去の事例をみると
意見公募もされているので、それも含めて今後の状況を注視してい
きたい」としている。

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/384406
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 以前から話題になっていた件ですが、食品安全委員会で認められ
なかったわけです。関係者は残念でしょうが、ここは決定に従う他
ないと思います。

 最後はテレビの人気者、松岡修造氏わ話題です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■松岡修造氏が謝罪“直箸で焼き肉”まねしないように

 松岡氏は4日放送のフジテレビ系「フルタチさん」に出演。テレ
ビ朝日系「報道ステーション」で12年間にわたって共演していた
古舘伊知郎アナウンサーと久しぶりに再会し、熱い本音トークを繰
り広げた。

 さらに松岡氏が自身の「食」へのこだわりを古舘アナに伝えたい
と焼き肉店でロケを敢行。肉を焼く際には「僕はトングを使わない。
お箸を使うことによって自分も熱くなりますよね。お肉も熱い。そ
の感覚を自分も感じていたい」と独特なこだわりを披露していた。

 しかし松岡氏は、放送後に番組を観た焼き肉店経営者から指摘を
受けたという。8日に更新したブログで、「数年前、とある焼き肉
店から、ユッケによる食中毒で多数の方がお亡くなりになるという
痛ましい事件が起きました。それ以来、どこの焼き肉店でも生肉の
血が割り箸に付着することがないように、お客さまにトングの使用
をお願いしているそうです。 なのに、僕がテレビで『トングは使
わず直箸で…』と説明してしまいました。また大変なことが起こら
ないように、絶対にまねをしないように呼びかけて欲しい、という
ことでした」と明かした。

 松岡氏は「ごもっともなご指摘です。しっかりと細かいところま
で配慮できず、また、たくさんの方々にご迷惑をかけたということ
にも気づけず、大変申し訳ございませんでした」と謝罪し、「番組
をご覧になった皆さんも、観ていない皆さんも、焼き肉屋さんでは
トングを使ってください!」と呼び掛けた。

http://news.livedoor.com/article/detail/12390018/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 素直に発言を訂正するのがよいですね。「生肉を箸でさわらない」
が常識になっていくことを期待します。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「鳥インフルエンザ」
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 鳥インフルエンザの話題ですが、ニュースが多すぎて紹介するの
も面倒だと思っていました。以下は朝日新聞の記事ですが、自社の
鳥インフルエンザ関連のニュースのインデックスがありましたので、
こちらを紹介しておきます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

鳥インフルエンザ

■最新ニュース一覧

□鳥に近づかないよう、水戸市が3日に貼った注意書き=水戸市千
波町の千波湖畔

□青森と新潟の鳥インフル、ほぼ同一ウイルス 遺伝子解析(12/9)

□鳥インフル「ウイルス一致」 遺伝子解析で確認 青森・新潟・
鹿児島(12/9)

□福島)鳥インフルは高病原性 県内では11年2月以来(12/9)

□青森)全176農場消毒へ 鳥インフル、県が消石灰配布(12/9)

□青森と新潟の鳥インフル、ほぼ同一ウイルス 遺伝子解析(12/8)

□山梨)甲府初のユキヒョウ到着お預け 鳥インフルの影響(12/8)

■ニュース一覧

□茨城)鳥インフル相次ぎ確認 養鶏農家が警戒強化 水戸(12/10)

□鳥インフル「ウイルス一致」 遺伝子解析で確認 青森・新潟・
鹿児島(12/9)

□福島)鳥インフルは高病原性 県内では11年2月以来(12/9)

□青森)全176農場消毒へ 鳥インフル、県が消石灰配布(12/9)

□青森と新潟の鳥インフル、ほぼ同一ウイルス 遺伝子解析(12/8)

□山梨)甲府初のユキヒョウ到着お預け 鳥インフルの影響(12/8)

□動物園で鳥インフルか 一時閉鎖も検討 名古屋(12/7)

□名古屋コーチンも防御策 東山動植物園で鳥インフル疑い(12/7)

□県の立ち入り検査始まる 鳥インフル疑いの東山動植物園(12/7)

□徳島)鳥インフル警戒、動物園がペンギンなど展示中止(12/7)

□京都)鳥インフル感染防止へ動物園でも対応徹底(12/7)

□動植物園で鳥インフルの疑い 飼育のコクチョウ 名古屋(12/6)

□鳥インフル、3農場の近くにため池(12/6)

□新潟)感染防止へ養鶏場で消毒始まる(12/6)

□青森)2農場の防疫措置は完了 鳥インフル(12/6)

□鳥インフルの3農場、ため池近く・金網破損 農水省調査(12/5)

□青森の鳥インフル、防疫措置が完了 殺処分や埋却作業(12/5)

□新潟、殺処分終える 鳥インフル(12/5)

□青森)鳥インフル、2例目の農場で4720羽の埋却完了(12/5)

□鳥インフル、新潟県が殺処分終了 55万羽を処理(12/4)

□青森)農場2カ所の処理進むも遠い「収束」 鳥インフル(12/4)

□鳥インフル、青森で2例目(12/3)

□茨城)池で死んでいたハクチョウから鳥インフル 水戸(12/3)

□新潟)鳥インフル殺処分、関川で終了 上越は6日見込み(12/3)

□兵庫)コウノトリの郷公園が鳥インフル対策(12/3)

□福島)ハクチョウの簡易検査で鳥インフル陽性(12/3)

□別の農場でも鳥インフル確認 青森市、4800羽処分へ(12/2)

□福島でも鳥インフルか ハクチョウ1羽、簡易検査で陽性(12/2)

□広がる鳥インフル 処分計54万羽、新潟急ぐ(12/2)

□新潟・青森の鳥インフルはH5N6型 農水省が発表(12/1)

□高松の池周辺、環境省が調査(12/1)

□新潟、鳥インフル2件目 上越(12/1)

□鳥インフル、韓国でも流行 計16カ所で確認(11/30)

□養鶏場のニワトリ、鳥インフルの疑い 新潟・上越でも(11/30)

□鳥インフル、野鳥から感染か 農水省など調査(11/30)

□青森)鳥インフル、封じ込めへ懸命な作業(11/30)

□長野)鳥インフル対策で県が会議 連絡体制を確認(11/30)

□新潟)鳥インフル、封じ込めに全力 31万羽を殺処分へ(11/30)

□佐賀)県でも鳥インフル対策会議 青森・新潟の発生受け(11/30)

□鳥インフル「事前に野鳥で流行」 農水省など調査(11/30)

□鳥インフル32万羽殺処分 国、感染拡大を警戒 新潟・青森
(11/29)

□鳥インフル、殺処分開始 新潟・青森の32万6千羽対象(11/29)

□菅長官、鳥インフル「万全の対応を」 関係閣僚会議(11/29)

□青森で鳥インフル、1万6500羽を殺処分 新潟の養鶏場でも
疑い(11/29)

□養鶏場のニワトリ、高病原性鳥インフルと確認 新潟(11/29)

□岩手)高松の池のオオハクチョウ、鳥インフル陽性確定(11/29)

□フランス鴨、高病原性鳥インフルと確認 青森、殺処分へ(11/28)

□新たにツル3羽とカモ2羽、鳥インフル陽性 鹿児島(11/28)

□ニワトリ5羽、鳥インフル陽性反応 簡易検査で 新潟(11/28)

□フランス鴨9羽、鳥インフル陽性反応 簡易検査で 青森(11/28)

https://goo.gl/jiSXMe
(http://www.asahi.com)
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 今のところ、農場での発生が確認されているのは青森、新潟のみ
のようです。それ以外での「発生」は野鳥に関するもののようです。

 野鳥での流行に関しては管理のしようがないので、野鳥から農場
への感染を防ぐこちが主眼になります。また、各地の動物園などで
も警戒が続いています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■鳥インフルエンザ 各地の動物園に影響広がる

 鳥インフルエンザが相次いで検出されていることを受け、各地の
動物園などの施設で鳥の展示を休止したり鳥と触れ合う催しを中止
したりするなど、影響が広がっています。これらの施設では感染は
起きていませんが、念のために予防などをしているもので、安全が
確認されれば再開したいとしています。

 宮崎市フェニックス自然動物園は、インコを腕に乗せることがで
きるコーナーなど来園者と接触する一部のイベントを休止にしまし
た。人気者のインコは、今月4日の「えとの引き継ぎ式」にも来年
のえとの「とり」の代表として登場する予定でしたが、取りやめに
なりました。イベント会場にはインコの代わりにモルモットが登場
し、子どもたちと触れ合っていました。

 京都市動物園では、今月11日に予定していた来園者がペンギン
に餌を与えるイベントを中止して、ロバと触れ合う内容に変更しま
した。フンボルトペンギンを飼育している屋外のプールでは、餌の
魚を目的にサギなどの野鳥が侵入するのを防ごうと、職員がプール
の周りにポールを設置しワイヤーを張りめぐらせました。

 三重県鳥羽市の鳥羽水族館では、ペンギンが展示スペースから出
て館内を散歩するショーが人気ですが、当面の間、ショーを取りや
めることを決めました。

 名古屋市港区にある名古屋港水族館も、ペンギンを屋外で散歩さ
せる「ペンギンよちよちウォーク」という催しを今月23日から始
める予定でしたが、安全が確認されるまで延期することを決めまし
た。

 このほか、浜松市動物園では、来園者が大型のおりに入って鳥を
間近で見ることができるフライングケージと、猛きん舎の展示を中
止に。横浜市のよこはま動物園ズーラシアでも、キジやカモなどを
間近で見ることができる施設を一時閉鎖。徳島市のとくしま動物園
も、ほとんどの鳥の屋外での展示や関連のイベントを中止にしてい
ます。また、茨城県日立市のかみね動物園や、愛知県豊橋市の豊橋
総合動植物公園では野鳥が飛来しないよう公園内の池の水を抜く対
策をしています。

 このほか、各地の施設で入り口に消毒液をしみ込ませたマットを
用意して来園者に靴底を消毒してもらうなど、感染を防止する対策
を行っています。

「日本で人に感染の報告ない」

 インフルエンザウイルスに詳しい中部大学生命健康科学部の鈴木
康夫客員教授は、鳥から人への感染について「東南アジアなど海外
では感染した鳥に直接触れたり、十分加熱しないままその肉を食べ
たりした人や、排せつ物を深く吸い込んで感染したケースの報告は
あるが、日本ではこれまで鳥から人に感染した報告はない。通常の
生活をしていれば国内で人に感染することはほとんどないと考えて
いい」と過剰な心配はしなくていいと話しています。

 そのうえで、鳥はさまざまなウイルスを持っていることもあり、
最低限の注意は必要だとして「野鳥の死骸を見つけたら触らないよ
うにして、もし触れた場合は手洗いやうがいを丁寧にしてほしい」
と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161209/k10010800751000.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 野鳥との接触を防ぐ以外に、人との接触もできるだけ減らそうと
しているようですが、人を介しての感染も警戒しているのだとか。

 以下は国立感染症研究所での鳥インフルエンザの発生情況のまと
めです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
(国立感染症研究所)

■鳥インフルエンザA(H5N6)ウイルス発生状況

2016年12月5日現在

□世界のトリでの発生状況

 低病原性鳥インフルエンザA(H5N6)ウイルスは1975年以降、広
い地域で検出されていたが、高病原性鳥インフルエンザA(H5N6)
ウイルスの家禽での最初の発生は2014年であり、中国から報告され
た。

 2016年1月から同年12月2日までの期間に報告されたトリでのアウ
トブレイクは、4か国から39件である(韓国19件、ベトナム8件、中
国7件、日本4件、香港1件)。

 現在のところ、高病原性鳥インフルエンザA(H5N6)ウイルスは
ヒトに親和性を持つような変異やタミフル耐性になるような変異は
見られず、また、哺乳動物に対して病原性が強くなる性質を持つよ
うな変異も見られていない。

□日本のトリでの発生状況

 2016年10月31日〜12月5日の期間、7都道府県から高病原性鳥イン
フルエンザA(H5N6)ウイルスが陽性となったトリ等の報告例があ
った(秋田県5例、岩手県1例、新潟県5例、宮城県1例、兵庫県1例、
鳥取県5例、鹿児島県19例)。トリの内訳は、野鳥27例、家禽5例、
動物園の飼育鳥5例であった。また、北海道、福島県と茨城県では
野鳥が、青森県では家禽(フランス鴨)で鳥インフルエンザ感染が
疑われ、12月5日現在検査中である。各都道府県の対応としては、
秋田県の動物園では園内のトリを計132羽殺処分、青森県では家禽
18,360羽を殺処分、新潟県では家禽約31万羽を殺処分している。ま
た、鳥インフルエンザ疑い例或いは、確定例が報告された都道府県
では、何れも野鳥監視重点区域での監視を強化している。

□世界のヒトでの発生状況:

 鳥インフルエンザA(H5N6)ウイルスでヒトへの感染が報告され
ている症例は下記の表の通りである.2014年5月に初発例が確認さ
れ以後,2016年12月5日現在までに計16例(うち死亡10例)の報告
があり、すべて中国からである。年齢中央値は40歳(11〜65歳),
男性7例,女9例だった.16例中12例に鳥との接触を認めている。
ヒト-ヒト感染の報告はない.

http://www.nih.go.jp/niid/ja/id/2392-disease-based/ta/vird-flu/6926-vird-fluh5n6.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 今年に関しては韓国が流行の中心地のようです。あそこには「非
武装地帯」という野鳥の楽園がありますので、そこで流行している
のではないかと疑っています。

 以下は国民生活センターからの情報です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
(国民生活センター)

■鳥インフルエンザが発生しています 正確な情報に基づいて冷静
に対応しましょう

□今冬、高病原性鳥インフルエンザが相次いで確認されています。

 PIO-NETには、鳥インフルエンザに関する相談として、鶏肉や鶏
卵を食しても大丈夫かなどがみられます。

 鳥インフルエンザの原因となっているウイルスがヒトの細胞に入
り込むための受容体は、鳥の受容体とは異なり、また、ウイルスは
酸に弱く、胃酸で不活化されると考えられています。さらに、家き
ん類で発生が確認された場合には、本病に感染した鶏等が市場に出
回ることがないようにする家畜防疫上の措置に加え、通常の公衆衛
生の観点から殺菌・消毒等の衛生管理が流通の各段階で実施されて
いることから、国内においては、鳥の肉や卵を食べることにより鳥
インフルエンザ(ウイルス)がヒトに感染する可能性はないと考え
られています。根拠のないうわさなどにより混乱したりせず、正確
な情報に基づいて冷静に対応しましょう。


□鳥インフルエンザ、高病原性鳥インフルエンザとは

 鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスが引き起こす
鳥類の疾病です。家畜伝染病予防法では、病原性の程度および変異
の可能性によって、高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)、低病原性
鳥インフルエンザ(LPAI)および鳥インフルエンザの三つに分類さ
れています。

 国際獣疫事務局(OIE)は、最低8羽の4〜8週齢のニワトリを感染
させて、10日以内に75%以上の致死率を示した場合などを「高病原
性鳥インフルエンザ」としています。

 なお国内では、予防の観点から、高病原性に変異する可能性があ
る全てのH5亜型とH7亜型に感染したと判定された家きんは「高病原
性鳥インフルエンザ」と同様に、殺処分等の措置の対象としていま
す。

□今冬、確認された家きん類の高病原性鳥インフルエンザの発生状
況について

発生日*、発生場所、判明した型式(日付)

2016年12月2日、青森県青森市(11月28日の発生農場から約300m離
れた農場)、H5N6亜型(12月5日)

2016年11月30日、新潟県上越市、H5N6亜型(12月2日)

2016年11月29日、新潟県関川村、H5N6亜型(12月1日)

2016年11月28日、青森県青森市、H5N6亜型(12月1日)

*遺伝子検査によりH5亜型陽性(疑似患畜)と判明した日

http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/url_hpai.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 今のところ、農場での発生はこれだけでくい止められているよう
です。

 野鳥での感染確認もニュースになるので、もっと多いかと思って
いましたが、ここで止まっているのは関係者の努力によるものです。
これで収束してくれるとよいのですが。

 さて、ヨーロッパ方面でも流行はあって、こんな話題がありまし
た。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■欧州でのトリインフルエンザアウトブレイク対策で屋内に閉じこ
めた鶏の卵がいまだに放し飼いと表示されている

 フランス、ドイツ、スウェーデンの農場でH5N8系統が発見され英
国にも伝わる恐れがあるためDefraが家禽は屋内に野生のトリと接
触しないよう要請した。

 欧州規制では公衆衛生や動物の健康のために鶏を屋内に閉じこめ
ていても最大12週まで放し飼いと言える

(オーガニックやフリーレンジが食品安全にも動物の健康にも意味
がないって言ってるようだが何故馬鹿馬鹿しくならないのだろう)

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20161208#p8
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 確かに、野鳥で鳥インフルエンザが流行しているときに、「放し
飼い」は最悪の飼育方法です。

 野鳥との接触を防ぐために屋内に閉じ込めるしかないのですが、
それでも閉じ込めている期間が12週間までは「放し飼い」といえ
る、というのがいかにも「ルールは自分の都合のよいように決める」
ヨーロッパ式ですね。

 最後のカッコ内は情報を紹介している畝山さんのつぶやきなんで
すが、全くそのとおりです。

 ついでにもう一つ、畝山さんのサイトから。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■卵に何が入っている?ラベルの神秘を暴く

 他の多くの食品同様、卵には消費者が選ぶためのたくさんの種類
がある(鶏の卵に限ってだけでも)。あまりにも多いので混乱して
しまうだろう−白い卵と茶色い卵の違いは?あるいは放し飼いとケ
ージなし卵の違いは?表示をわかりやすくするため市販の卵の表示
を調べてみた。表示の一部は鶏の飼い方についてで、他には卵の栄
養含量に関するものがある。以下に示す

いくつかの表示は産卵鶏の取り扱いに関するものである

・慣行法:鶏は小さなケージで飼う

・ケージフリー:鶏は建物の中や囲われたオープンスペースを歩き
回ることができる。

・農場で育てられた:鶏は維持されている農場の中を歩き回ること
ができる。USDAに規定はない

・フリーレンジ(放し飼い):鶏は戸外で出られて家の中に閉じこ
められていない。植物や昆虫を食べることができる

・エンリッチコロニー:巣を作ったり砂を浴びたり止まり木があっ
たりする小屋で飼われている

・有機認証:ケージなしあるいは放し飼いでオーガニック飼料を与
えられる

さらに卵に関する表示は

・殺菌卵:加熱して病原菌を殺してある

・ベジタリアン:鶏がベジタリアン飼料で育てられている

・オメガ3強化:オメガ3脂肪酸の多い餌で育てられている

・グルテンフリー:どの卵にもグルテンは含まれない

・ホルモンフリー:卵生産にホルモンは使わない

・抗生物質フリー:卵生産に抗生物質は使わない。病気のため治療
に使った場合卵は出荷できない

・ブラウン卵:白い卵と変わらない。鶏の品種が違う

・トランス脂肪ゼロ、炭水化物ゼロ:卵には入っていない

 それから販売期限の表示があるだろう。

 一部の表示は価値ある情報を提供するが一部はそうではない。ど
れがどうなのかを知ることがあなたのお金を節約するだろう。

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20161207#p8
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「グルテンフリー」の卵はありそうだと思っていましたが、「ベ
ジタリアン」の卵には驚きました。

 鶏のエサが「ベジタリアン」だと、その卵を食べてもよいという
教派が存在するのでしょうか。

 意味がよくわかりませんが、自分が気持ちよければ何でもアリ、
なんでしょうね。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 息子が保健所に勤めていて(動物担当)、このところの鳥インフ
ルエンザ騒ぎで大変そうです。市内の動物園に行っているところを
地元ニュースでやっていて、息子が映っているというので録画して
いるのは親バカというものです。

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