安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>865号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------865号--2016.6.05------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「機能性表示食品二年目」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 まず、震災復興のニュースです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■水産復興大きな一歩 南三陸の卸売市場完成

 東日本大震災で被災した南三陸町地方卸売市場が志津川漁港に完
成し、1日、現地で落成式が行われた。国際的な食品衛生管理方式
HACCP(ハサップ)に対応した高度衛生管理型施設に生まれ変わり、
水産関係者は水産業復興への貢献に期待を寄せた。

 式には約200人が出席。佐藤仁町長は「南三陸の食のブランド化
を進め品質向上を図る」とあいさつ。テープカット後の初競りで、
買い受け人がアカガレイなどを競り落とすと、場内が活気づいた。

 旧市場跡に建設した市場は鉄筋コンクート2階、延べ床面積は64
35平方メートル。卸売場を隔離することで衛生管理を徹底する。水
温を自動調整する水槽や塩分を含んだシャーベット状のスラリーア
イスを作る製氷機を導入するなど鮮度保持に配慮し、作業効率を上
げるサケ選別機も導入した。

 総工費は23億8200万円で、震災復興交付金や国と県の水産基盤整
備事業費で賄う。

 市場の昨年度の取扱量は約7400トン、金額は約16億4000万円で震
災前の水準に戻っている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160602-00000018-khks-bus_all
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 すでに取り扱い量は震災前の水準に戻っているのですね。魚市場
の近代化もこれから進んでいきそうです。

 かつて漁港の改修に巨額の投資をしたのですが、魚市場の方は比
較にならないほど安くつくと思います。

 次はこんな技術が開発されたというニュースです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■カネカが核酸クロマト技術による食中毒菌検出キット販売

 5月30日、株式会社カネカは核酸クロマト技術による食中毒菌検
出キット「カネカ 食中毒菌検出キット」を6月より販売開始すると
発表した。

□食中毒菌リステリア・モノサイトゲネスを検出

「カネカ食中毒菌検出キット」では、食中毒菌リステリア・モノサ
イトゲネスを検出する。

 特定の菌やウィルスを簡便・迅速に目視検出可能な核酸クロマト
型チップを食品検査や臨床検査などの分野へ展開したもの。

 同社の長年にわたるライフサイエンス分野での研究で培った遺伝
子解析などの技術・ノウハウを利用している。

□簡便で迅速な検査法に対応

「カネカ食中毒菌検出キット」で検出できるリステリア・モノサイ
トゲネスは代表的な食中毒原因菌。

 汚染された食品の摂取により、発熱や下痢などが引き起こされる
ため、食肉・乳製品など多くの食品で日々検査が実施されている。

 食品工場の検査で行われている公定法(培養法)は検査工程が多く
煩雑。その上結果判定に1週間程度を要するため、簡便で迅速な検
査法が強く求められていた。

□約10分後に結果を目視判定

 そんな需要に対応して開発されたのが「カネカ食中毒菌検出キッ
ト」だ。「カネカ食中毒菌検出キット」では、一晩培養した菌を用
いて約10分後に結果を目視判定できる。

 検査に不慣れでも容易に取り扱い可能。24時間以内に判定できる
ことから、食品関連製品の出荷までの時間を大幅に短縮することが
可能。

 食品メーカー・検査機関への普及を目指しており、サルモネラや
カンピロバクターなど他の食中毒菌にも対応していきたいとのこと。

http://www.caretomo.com/carenews/18762
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 今までの培養検査とは違って、DNAを調べるので、時間がかから
ないということです。

 「核酸クロマト技術」では、こんなことも可能がそうです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■核酸クロマト遺伝子検査(肉種判定)

 生肉だけでなく加工食品中でも肉種判定と0.01%の異種肉の混入
を検出できるので、食品中の肉種の偽装防止を実現します。

http://www.tskg-hd.com/service/dna06.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 次はちょっと首を傾げてしまう話です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■米ゼネラル・ミルズ:小麦粉4500トンを自主回収−大腸菌感染の
懸念で

 米食品メーカーのゼネラル・ミルズは、病原性大腸菌による汚染
懸念で小麦粉およそ1000万ポンド(約4500トン)を自主回収する。
ここ5カ月に、この小麦粉を利用した人が体調を崩したとの報告が
複数あったことを受けた措置。

  ゼネラル・ミルズの1日の発表資料によると、米疾病対策セン
ター(CDC)の調査では特定の病原性大腸菌に感染した38人のう
ち約半数が、小麦粉で何かを調理した後に体調を崩したと報告して
いた。同社はまた「体調を崩した人のうち一部は熱を通す前の生地
や衣を口にした可能性がある」と指摘した。大腸菌感染は昨年12月
に最初に発生し、被害は20州に及んでいる。

 ゼネラル・ミルズは同社の小麦粉製品や小麦粉の製造工場で大腸
菌を検出していない。また体調を崩したと同社に直接連絡した消費
者はいない。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-06-01/O83JOSSYF02401
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この「懸念」がどのようにして回収に結びつくほど強いのかが、
どうもよくわかりません。何かの根拠はあるはずですが。

 最後はまだ「職場禁煙」を徹底できていないすべての企業に対す
る警告です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■積水ハウス「受動喫煙で被害」元社員と和解

 大手住宅メーカー「積水ハウス」(大阪市北区)の社員だった女
性(55)が職場の受動喫煙対策が不十分で健康被害を受けたなど
として、同社に約590万円の賠償を求めた訴訟が大阪高裁であり、
会社側が女性に解決金約350万円を支払う内容で和解していたこ
とが3日、分かった。和解は先月31日付。1審の大阪地裁は「対
策は取られていた」と認定し、女性の訴えを退けていた。

 高裁が双方に和解勧告をしていたとみられ、協議が進んでいた。

 訴状などによると、女性は2004年11月に採用され、配属先
の滋賀工場のミシン室で作業服の修繕などを担当していた。工場内
には喫煙所があったが、複数の社員がミシン室で頻繁に喫煙するな
どしていた。女性は入社間もなく頭痛やめまいに悩まされ、08年
5月に受動喫煙症と診断された。その後休職し、会社は14年10
月に解雇した。

 女性は「会社に何度も体調不良や対策を訴えたが、聞き入れても
らえなかった」と主張。病気は受動喫煙が原因で、会社側は対策を
講じる義務を怠ったと訴えていた。

 昨年2月の1審判決は、会社側が03年施行の健康増進法を踏ま
え分煙措置をしたり、女性の申し入れでミシン室を禁煙にしたりし
ていたと認定。「必ずしも徹底されていたとは言えないが、相応の
対応はしていた」として、会社側の責任を否定していた。

 女性の代理人弁護士は「和解内容についてコメントできない」。
積水ハウスは「当社が積極的に受動喫煙対策を十分に取っていたこ
となどは裁判所も認めている」との談話を出した。

http://mainichi.jp/articles/20160604/k00/00m/040/198000c
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「会社は禁煙を実施していた」が、「社員で無視してタバコを吸
う者があった」という場合でも、会社は責任を免れないということ
です。

 法律的には苦しいので、和解を勧めたのだと思いますが、いずれ
にせよこういう訴えを起こされたら、間違いなく負けるし、今後こ
うした訴えは増えてきます。過去のことでも訴訟は可能なことは忘
れないように。今すぐ禁煙の徹底を!

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「機能性表示食品二年目」
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 機能性表示食品に関して、検討会が開かれています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■積み残し課題検討会 現行制度の不満噴出で「範囲拡大」議論足
踏み

 機能性表示食品制度の「対象範囲拡大」を議論する消費者庁の積
み残し課題検討会では、「機能性関与成分が不明確な食品」の取扱
いを議論した。ただ、消費者、学術サイドの委員からは現制度に対
する問題点が噴出。改善を求める声が多数で、範囲拡大の議論は足
踏みしている。

 5月26日の第5回会合では、合田幸広委員が、「機能性関与成
分」の定義を整理することを求めた。すでに届出されている商品の
中にも「機能性関与成分が不明確な食品」に類するものがあると考
えられるため。これに「(現制度に)問題残っているのにさらに範
囲を広げるのは時期尚早」(赤松利恵委員)など消費者サイドの委
員も同調した。

 事後チェック制度に対する問題点も指摘された。「機能性関与成
分がきちんと入っているか、第三者が確認できる分析法が担保され
ているかが重要」(梅垣敬三委員)、「成分が不明確な食品で果た
して客観的に検証できるか」(佐々木敏委員)など、製品の分析法
が非開示であることを指摘。「分析法が公開されないのは事後チェ
ックとして欠陥がある」(森田満樹委員)、「品質担保の観点で分
析法が確立した上で(成分が不明確な食品など)次の議論にいくべ
き」(山本万里委員)など多くの委員が現制度の改善を求めた。

 検討会の発足当初、消費者庁は、現制度の問題点について「あく
まで意見聴取のみ」(赤崎暢彦食品表示企画課課長)としていた。
ただ、結果的に現制度への不満から範囲拡大に「時期尚早」との見
方が広がっている。

■現行制度の検証事業結果も報告

 検討会では、消費者庁による機能性表示食品の検証事業の結果も
報告された。

 一つは「システマティックレビュー(SR)」の検証事業。昨年
10月までに届出が公表された122件のうち、51件について、
「『PRISMA(プリズマ)声明』との整合性」や「論文検索の
適正性」「科学的根拠の評価の適正性」などを検証した。

 消費者庁では近く詳細を公表。問題のあるものがあることからS
Rの適正な記載方法に関する留意点をまとめ、質の向上を図る。

 「機能性関与成分」に関する検証事業も行われた。届出の質の向
上と事後監視を行うために必要な課題の整理を目的とするもの。機
能性関与成分の分析方法の問題点や機能性関与成分含有量の検証を
行う調査は、昨年9月末までに届出された146件の164成分を
対象に実施。定性確認が困難なものが27件(16%)、届出情報
が不十分で定量確認の方法を第三者が自分で調べる必要があるもの
が47件(29%)あった。消費者庁は届出情報が不十分である場
合は追加資料を求めることを検討する。

 「買上調査」も行った。機能性関与成分含有量を分析し、表示の
妥当性を調べるもの。17件を調べたが、同一製品でも含有量にば
らつきが多いなど品質の問題があった。届出の分析法の記載の修正
を求めることを検討する。

 第5回検討会では、消費者庁による検証結果の報告もあり、委員
による現制度への問題点の指摘に拍車がかかった。

http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2016/06/post-2528.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この件については、消費者庁に「機能性表示食品制度における機
能性関与成分の取扱い等に関する検討会」という長い名前の検討
会があって、以下のところに情報があります。

http://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/other/kinousei_kentoukai.html

 以下はこの件についての解説です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■機能性表示食品の現状と今後について

□制度開始から1年経過

 2015年4月1日に始まった「機能性表示食品」も、1年が経過しま
した。本稿を執筆している2016年4月25日の時点で304商品が受理さ
れ、その情報が公開されています。特定保健用食品(許可件数 約
1,200)と単純比較はできないのですが、多数の利用がある制度で
あると言えると思います。そして1年経過を機に、いくつかの変更
点が発表されていますのでまとめてみます。

□4月以降の変更点のまとめ

 まずは以前から告知されていたとおり、4月以降に開始される臨
床試験については事前登録が必要となります。(「食品表示基準の
施行後1年を超えない日までに開始(参加者1例目の登録)された
研究については、事前登録を省略できるものとする」ガイドライン
P26)

 そしてガイドライン、確認事項、留意事項の各資料に改正があり
ました。

・機能性表示食品の届出等に関するガイドライン(平成28年3月31
日一部改正)
・機能性表示食品の届出書作成に当たっての留意事項(平成28年4
月1日一部改正)
・機能性表示食品の届出書作成に当たっての確認事項(平成28年4
月1日一部改正)

 また、届出方法も郵送方式から、オンライン方式に変更されまし
た。同時に、届出商品がWEB上で検索できるようデータベース化※
されています。(※昨年度の届出商品情報は現在データ移行中)

□ガイドラインの主な変更(追記)点について

 ガイドラインは、機能性表示食品の届出をする際の最も重要な資
料と言えます。新旧対照表が公表されていますので、主な変更(追
記)点をまとめてみます。

・当該食品又は機能性関与成分について「専ら医薬品として使用さ
れる成分本質(原材料)リスト」に含まれるものでないことの確認
や、食品衛生法への抵触の確認をすること。また機能性関与成分と
同様の関与成分について、特定保健用食品における安全性審査が行
われているかどうか、届出者の可能な範囲において情報を収集した
上で、評価を行うこと。

・提出する組織図は、届出者の組織内における健康被害情報の対応
窓口部署の位置付けが明記されたものとする。また、連絡フローチ
ャートは、行政機関(消費者庁、都道府県等(保健所))への報告
等、具体的に記載すること。

・その他「同等」から「同等量」への追記など、同等性に関する記
載の詳細化。

(「確認事項」にも、「機能性関与成分について評価した場合、既
存情報の機能性関与成分と届出をしようとする機能性関与成分との
間の同等性を考察しているか」の追記)

□今後について

 今年1月18日より、「機能性表示食品制度における機能性関与成
分の取扱い等に関する検討会」が開催されています。4月26日に第4
回目の検討会が開催され、これまでに「機能性関与成分における栄
養成分の取扱い」「機能性関与成分が明確でない食品の取扱い」等
について検討がされているところです。

 現在は「定量確認及び定性確認が可能な成分」「食品表示基準別
表第9の第1欄に掲げる成分※は対象外」(※ビタミン、ミネラル
等の栄養成分)となっていますが、今後は見直しされる可能性があ
りますので、関心のある方は定期的に検討会情報を確認されるとよ
いと思います。

 また健康に関する表示をした食品にとって重要な通知である「い
わゆる健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項に
ついて」が、「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留
意事項について」となる改正案が4月20日に出されており、5月20日
までパブリックコメントを受け付けている状態です。

 改正案には「機能性表示食品」「特定保健用食品」に関する記載
が追加されており、例えば「機能性表示食品について、届出をした
表示内容を超える表示をする場合には、その表示は虚偽誇大表示等
に当たるおそれがある」といった注意がされています。

 このように、機能性表示食品を取り巻く環境も1年前と少しずつ
変わってきていることが見て取れると思います。これらの情報は、
下記参照資料から確認できますので、健康に関する表示について関
心のある方はあらためて確認されることが大切だと思います。

http://www.label-bank.co.jp/blog/foodlabel/201605function
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「データベース」の話が出ていますが、以下のところにあります。

機能性表示食品制度届出データベース
http://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/

 一般の人も、情報を検索できることになっていますが、このシス
テムで申請されたもの以外は、まだデータが入力されていないので、
意味はありません。

 使い勝手はものすごく悪そうで、相変わらずこういうものを作ら
せたら、日本政府の対応能力は最低ですね。

 もう一つ解説記事です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

【トクホ安全審査の有無、食薬区分の確認求める】

 今回の改正において、大きなポイントとなるのは、やはりガイド
ラインの「資料作成に当たっての考え方」内の「安全性に係る事項」
に追記がなされたことだろう。

 追記された主な内容は

(1)食経験に基づく安全性評価に加えて、安全性試験を実施する
など二重三重に安全性を評価してもよいということ

(2)専ら医薬品として使用される成分本質(原材料リスト)」に
含まれる成分ではないことを確認すべきこと

(3)特定保健用食品(トクホ)における安全審査の有無を確認す
べきこと

の3点。

 ただ、この3点をなぜ今、あえてガイドラインに追記したのかに
ついては疑問が残る。3点とも業界ではすでに、「当たり前のこと」
として受け止められていたことだからだ。識者への取材の結果、3
点にはいずれも、追記すべき特別な事情があることが判ってきた。

 「食経験評価」に関連する追記としては、「食経験に関する評価
が十分である場合に既存情報による安全性の評価を行ったり、食経
験および既存情報による安全性の評価が十分な場合に、安全性試験
を実施して安全性の評価を行ったりすることは差し支えない」と新
たに記載を加えた。

 この点について、日本健康食品規格協会(事務局東京都)の池田
秀子理事長は「要は、安全性の確認を二重三重と厳重に行うことは
問題ないということで、遠回しに安全性の確認″を厳格にやれと
言っている」と解釈。「届け出製品の販売実績のみをもって食経験
ありとしている届け出が多いことについて消費者団体からクレーム
がついていることが背景にあるのではないか」(池田氏)とみる。

 池田氏は続けて「強い言い方をせずに安全性の確認をしっかりや
らせるために、あえてこのように遠回しな書き方の文をさしこんだ
のではないか。また消費者団体に対しても(消費者庁は安全性の問
題にしっかりと対応しているという)ポーズをとったということで
はないか」と分析している。

【「蹴脂粒」「チアフル酵母」受理が影響?】

 「トクホの安全審査の有無」を確認すべきことが改めて追記され
た点については、背景にリコムの問題があるとみる識者が多い。リ
コムの機能性表示食品「蹴脂粒」については、トクホの安全審査が
保留となっている中、機能性表示食品の届け出が受理されたことが、
消費者団体から問題視された経緯があった。

 「蹴脂粒」の届け出は取り下げられておらず、現在も商品の販売
が続けられている。こうした経緯もあって、確認事項として追記さ
れたとみられる。

 リコム(本社東京都、浜屋忠生社長)では「(ガイドライン改正
後に)消費者庁から何か指摘を受けたということはない」(管理部)
と話す。

 「食薬区分」を確認すべきということが盛り込まれた点について
は、食薬区分で薬″に分類されている「S―アデノシルメチオニ
ン」を機能性関与成分とする届け出が16年2月に受理されたこと
が影響したと多くの識者は考えている。

 そもそも「S―アデノシルメチオニン」を機能性関与成分とする
届け出が、なぜ受理されたのかが、いまだにはっきりとしていない
のだ。

 同成分を機能性関与成分とした「チアフル酵母」の届け出が受理
されたインマイライフ(本社熊本県、豊原龍太郎社長)では「酵母
の形状であるため、健康食品扱いになると認識している。届け出の
やり取りの時点では、(機能性関与成分について)消費者庁から特
段指摘を受けなかった」(豊原社長)としている。同商品の製造元
であるOEMメーカーのオムニカも「酵母の形状であるため、健康
食品扱いになると認識している」との見解だ。

【沈黙する消費者庁と厚労省】

 消費者庁は「一般論としては食薬区分で『薬』に分類されている
成分を機能性関与成分とした届け出は認められない」(食品表示企
画課)としながらも、今回の受理については「個別の案件について
は回答しかねる」(同)としている。また、食薬区分リストを管轄
する厚生労働省も「機能性表示食品制度の管轄は消費者庁なので、
消費者庁の見解を聞いていただきたい」とにべもない。

http://www.bci.co.jp/nichiryu/article/1611
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 制度の設計がクズなもので、以後の担当者の苦労が絶えません。
やっぱりやめた!と言えれば一番よいのですが。

 「機能性表示食品」で検索すると、大企業のサイトが続々出てき
ます。

 こんな大企業が、小手先のワザで利益を追求しなくても…と思っ
ていましたが、今後申請のハードルが上がっていって、大企業のみ
が対応可能なようになってしまえば、少なくとも詐欺師まがいは減
っていくのではないか、と思うようになりました。

 そういう意味では、消費者庁に遠慮は無用であるといいたいです。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 今、台湾に来ています。当然のこととはいえ、暑いです。

 6月に入りましたが、私もとうとう65歳になりました。台湾の
地下鉄で、席をゆずられてしまいまして、台湾人も中国人と同じで、
すぐに席をゆずることを忘れていました。

 電車の中で、きょろきょろしていいたり、ボケッとしていると、
すぐに席を譲られます。キリッとしているとそういうこともないの
で、どこかに基準があって、判断しているのでしょう。

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