安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>845号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------845号--2016.01.17------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「廃棄物横流し事件」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 前回お知らせした畝山さんの本の出版案内です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■お知らせ

本が出ました

『「健康食品」のことがよくわかる本』

作者:畝山智香子
出版社:日本評論社
発売日:2016/01/12
メディア: 単行本

 これを読めば、食品安全委員会からの「健康食品」に関するメッ
セージがよりよく理解できる(?)と思います。

https://www.fsc.go.jp/osirase/kenkosyokuhin.html

 特に薬剤師のかたには是非読んで欲しいと思っています。

 ドラッグストアチェーン店の中には薬剤師が健康食品を薦めるこ
とを売りにしているところがあるようですが、薬についての専門知
識をもつ国家資格である薬剤師は、医薬品といわゆる健康食品の違
いを明確に知っているはずです。それをきちんと患者さんに説明す
るのが専門職としての責務です。でも現実にはそうでない状況があ
るようで、とても残念です。

 それから消費者の相談をうけるような立場の方々に。

 もちろん一般のかたにも届けたいのですが、「売れる心配はない」
と言われていたりするので。

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20160114#p1
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 申し訳ありません。「売れる心配はない」と言ったのは私ですね。
「悪書が売れる」現象のことを言いたかったので、他意はありませ
んm(._.)m。

 一通り読みましたが、具体的な事例が多くて、面白く読みました。
感想などは次回に書きます。

 次は以下のような妙な記事があったという話です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

「腐らない経済」の先に

渡辺格さん(パン屋「タルマーリー」店主)

 31歳まで勤めていた有機野菜販売会社では「産地偽装」が当た
り前でした。利益至上主義から離れ、手に職をつけようと飛び込ん
だパン工房では連日、15時間働きました。都会では、給料と引き
換えに自分の時間を売り渡し、お金に縛られたまま一生を終えるの
か。資本主義というシステムの袋小路で、ほかの選択肢も見つから
ないままもがいていました。

 抜け出す手がかりを教えてくれたのが、パンの発酵に必要な菌で
した。

 人工的に培養されたイースト菌は、本来なら腐って土にかえるも
のでも無理やり食べものにしてしまいます。添加物や農薬も使い、
腐らない食べものが大量に生産されることで値段が下がり、作り手
の技術や喜びも奪われる。効率化が負のサイクルを生んでしまうの
です。

 腐らないと言えば、お金もそうです。株取引や投資などで、実体
がないのに殖えていく。世の矛盾を生み出しているのは、自然の摂
理と逆行する「腐らない経済」なのではないか。そう思うようにな
ったんです。

 銀行から金を借りるのではなく、自然から菌を借り、天然の菌の
見えざる手に委ねて生きてみよう。そう決めたのは2008年のこ
と。「菌本位制」と名づけ、働くことで身も心も豊かになる道を探
り始めました。

 使うのは天然の菌だけ。菌は、人間の都合にかまわず腐敗したり、
発酵したり。無肥料無農薬で育てた米ならうまく発酵するとわかり、
成功するまでに3年かかりました。ただ、手間も暇もかかる分、試
行錯誤を重ねて技術を高める自由がありました。

http://ameblo.jp/lovemedo36/entry-12114744766.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 このブログは「2016.1.7 朝日新聞」からの引用ということです。
大手新聞がこういうヨタ記事を書いてはいけませんが、アサヒ的に
はいつものことです。

 ところでこの人は次の朝日新聞の記事の人らしいのです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 朝日新聞に妙な記事が出ました。無添加にこだわり19年 杉並の
パン屋が閉店という見出しです。
 
 自家製酵母が自慢のパン店が閉店。添加物を入れたパンで湿疹が
できた経験を経て、無添加パンのベーカリーコンサルタントに。国
内外に400店近くを開き、さらに19年前に東京・杉並に自分の店を
オープン。福島原発事故後は、「原材料の安全性が保てない」と休
業し、再開後は原材料の放射性物質の検査をしていたという。店を
閉めた後は体調を整え、コンサルタント業を再開する??というのが
記事のおおまかな中身です。
 
(略)

 私がなにより気になるのは「無添加パン」という言葉です。朝日
新聞を読んでも定義が明確でなく、何を指すのかがよくわかりませ
ん。

(略)

 添加物や特定の原材料は使わず、ビール酵母を用いていることが
事実であるのなら、そのこだわりを客に伝え店の特徴、自分が作る
パンの良さをアピールするのは悪くないでしょう。しかし、根拠も
ないのに「体に優しい」をうたうのは止めてほしい、と私自身は考
えます。

 「添加物が悪いという思い込みを利用して、競争関係にある業者
の製品よりも著しくいい、という優良誤認を招いている景表法違反
だ」という見方もあります。今後、コンサルタントとして活動を開
始されたあかつきには、法令遵守を顧客に指導していただきたいも
のです。(消費者庁の優良誤認についての説明)
 
 それにしても、どうしてこのような一事業者を、朝日新聞が取り
上げて、ビジネスの片棒を担いでしまうのか? 朝日新聞に無添加
がいい、という思い込みがあるのか? 取材して、無添加の定義が
なにで、その根拠はどうなのか、と記者は疑問に思わなかったので
しょうか。本当に不思議です。

http://www.foocom.net/column/editor/12078/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 確かに、「不思議な話」ですが、朝日新聞ならさもありなん、と
も思います。彼らにとっては事実よりも政治的に利用できるかどう
かの方が大切でしょうから。

 次はカキの問題です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■生食用カキ500キロ回収命令、基準値超える大腸菌 すでに大
阪、兵庫などに出荷

 岡山県は14日、同県備前市の水産加工会社「丸共水産」が出荷
した生食用カキから基準値の約1・5倍の大腸菌が検出されたと発
表した。食品衛生法に基づき、計約500キロを回収するよう命じ
た。

 県によると、回収対象は同社の社名とともに「瀬戸内海名産 生
かき」などと表記されたむき身のパック商品。岡山県の海域で採れ
たものを同社が11日に加工し、12日までに静岡、愛知、京都、
大阪、兵庫、和歌山、岡山の7府県に出荷した。

 愛知県が12日、市場に流通している商品のサンプル検査をして
判明。これまでに健康被害の報告はないという。

http://www.sankei.com/west/news/160114/wst1601140077-n1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「生でたべなければ」問題ないのですから、カキの生食自体をや
めるべきだと思います。

 今回は大腸菌でしたが、ノロウィルスなんかは普通にいますから、
食品工場なんかでは、従業員にカキの生食を禁止しているところも
多いのだとか。

 最後は「地理的表示」の話題です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■「夕張メロン」の偽物売ったら懲役もある 7品目で始まった
「GIマーク」とは?

「夕張メロン」や「神戸ビーフ」など7品目が2015年12月、農林水
産省の地理的表示(GI)保護制度の第1弾として登録された。

 この制度は同じ産地で生産し、一定の品質基準を満たした農水産
品を知的財産として保護するもので、農水省が生産者に品名の使用
を認め、他者の不正使用の監視などを行う。地域に根ざす農水産品
のブランド化を進めることで、農山漁村の産業振興を図るのが目的
だ。

■「地理的表示保護制度」で地域ブランドを守る

 今回登録されたのは、神戸ビーフなどの他に、「あおもりカシス」、
「但馬牛」(兵庫県)、「八女伝統本玉露」(福岡県)、「江戸崎
かぼちゃ」(茨城県)、「鹿児島の壺造り黒酢」。いずれも地域に
根ざしたブランドとして知られ、品質維持の努力が評価された。農
水省は地理的表示法が施行された15年6月以降、50以上の農水産品
の生産者団体などから申請を受け、一般や専門家の意見を聞きなが
ら審査を進めてきた。登録された農水産品は専用の「GIマーク」を
付けて販売できる。

 農水省がブランドとして地理的表示を認めるのは、地域の自然や
伝統を生かした方法で生産、加工された農水産品や食品で、その地
域固有の品質や特徴をもつものだ。生産者が申請した生産方法や品
質などの基準を満たしている産品に地理的表示(ブランド名)の使
用を認める一方、基準を満たさない産品への使用を防止することで、
地域ブランドの質の向上と消費者の信用を高める狙いがある。

■海外では「アイダホポテト」「トスカーナオリーブオイル」も

 海外では米国の「アイダホ産アイダホポテト」「インディアナ州
産牛肉」、欧州連合(EU)の「トスカーナオリーブオイル」などが
地理的表示産品として保護されている。国内には地域名と産品が結
びついた名称として「草加せんべい」(埼玉県)、「三ケ日みかん」
(静岡県)などがあり、地理的表示保護制度の有力候補と目されて
きた。

 国内ではこれまで商標制度があり、「松阪牛」など地域にちなん
だブランド名が商標として認められるケースはあったが、行政が不
正使用を監視する仕組みがなかった。これに対して、地理的表示保
護制度は名称やマークを偽って使った場合には懲役や罰金などの罰
則規定があり、不正使用の監視によってブランド力を高めることが
可能になる。

 また、地理的表示保護制度は世界貿易機関(WTO)の貿易関連知
的所有権(TRIPS)協定に基づき、既にEUやアジアを中心に100か国
以上が導入している。このため、日本で登録した産品は海外でもブ
ランドが保護される。

 農水省は地理的表示保護制度で高品質の地域ブランドが増え、消
費者の信頼が高まれば、対象産品を使った加工食品や観光農園が生
まれるほか、輸出の増加につながるのではないかと期待している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160109-00000000-jct-bus_all
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 7品目の具体例は以下のとおりです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

登録番号 名称(特定農林水産物の区分)

特定農林水産物等の生産地

登録日

登録生産者団体の名称

1 あおもりカシス(第3類果実類 すぐり類)

東青地域(青森県青森市、青森県東津軽郡平内町、青森県東津軽郡
今別町、青森県東津軽郡蓬田村、青森県東津軽郡外ヶ浜町)

平成27年12月22日

あおもりカシスの会

2 但馬牛(第6類生鮮肉類 牛肉)

兵庫県内

平成27年12月22日

神戸肉流通推進協議会

3 神戸ビーフ(第6類生鮮肉類 牛肉)

兵庫県内

平成27年12月22日

神戸肉流通推進協議会

4 夕張メロン(第2類野菜類 メロン)

北海道夕張市

平成27年12月22日

夕張市農業協同組合

5 八女伝統本玉露(第32類酒類以外の飲料等類 茶葉)
(生のものを除く。)

福岡県内

平成27年12月22日

八女伝統本玉露推進協議会

6 江戸崎かぼちゃ(第2類野菜類 かぼちゃ)

茨城県稲敷市及び牛久市桂町

平成27年12月22日

稲敷農業協同組合

7 鹿児島の壺造り黒酢(第27類調味料及びスープ類 その他醸造酢
(米黒酢))

鹿児島県霧島市福山町及び隼人町

平成27年12月22日

鹿児島県天然つぼづくり米酢協議会

http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/index.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 沖縄の黒糖はこの扱いとは別なままなんでしょうか。あえて別の
制度にする必要はないと思いますが。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「廃棄物横流し事件」
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 巷を騒がせている廃棄物横流し事件です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■廃棄の冷凍カツを転売=処分委託先が不正―壱番屋

 「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋は13日、廃棄処分
した冷凍ビーフカツが、産業廃棄物処理業者によって一部不正に転
売されたと発表した。同社は愛知県内のスーパー店頭で見つけてお
り、同社製の冷凍ビーフカツが売られていても購入しないよう呼び
掛けている。

 このカツは昨年9月に愛知県一宮市の工場で製造。工場の部品が
混入した可能性があるため、県内の産廃業者に約4万枚の廃棄を依
頼した。しかし今月11日、壱番屋社員が同県津島市のスーパーで販
売されているのを発見。産廃業者が不正に転売していたことが分か
った。県によると、このスーパー系列2店舗で計5405枚が販売され
た。

 壱番屋は、流通経路や販売先など詳細を調査中。産廃業者への法
的措置も検討している。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160113-00000175-jij-bus_all
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この事件の続報です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■廃棄ビーフカツ不正転売 転売をめぐる「闇ルート」も浮上

 廃棄ビーフカツの不正転売で、強制捜査が行われた。段ボールを
手に、続々と建物に入っていく捜査員。

 14日夜、廃棄物処理法違反の疑いで、愛知県の産廃業者「ダイコ
ー」で家宅捜索が行われた。

 ダイコーは、カレーチェーン店「CoCo壱番屋」から廃棄を依頼さ
れたビーフカツを、不正に転売した疑いが持たれている業者。

 不正転売発覚から一夜。捜査のメスが入る一方で、浮かび上がっ
てきたのは、転売をめぐる「闇ルート」。

 廃棄されるべきビーフカツが、店頭に並ぶこととなった今回の事
件で、新たに判明したのが、仲介業者の存在。

 ダイコーからビーフカツを買い取った仲介業者「みのりフーズ」
の実質的経営者は、「(疑いはなかった?)無料なら、そりゃ、そ
ういうものだと思うんですけど、きちっと、ダイコーさんには、コ
コイチさんに金払わないといけないので、至急金くれと。で、ちょ
っと遅れると、もう、きつい催促があるんですよ。当然、ココイチ
さんから出てるというふうにしか思っておりませんから」と話した。

 さらに、壱番屋のビーフカツをダイコーより仕入れたのは、今回
が初めてではないという。

 「みのりフーズ」の実質的経営者は、「(カツの話があったのは、
今回が初めて?)いやいや、前にも1回や2回はあります」と語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160115-00000653-fnn-soci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 さらにいろいろと出てきています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■期限切れマグロ・焼き鳥…他社品もぞろぞろ

 カレーの壱番屋の、廃棄されるはずのビーフカツが横流しされて
いた問題で、岐阜県は、業者の冷凍庫から他のメーカーのものと見
られる大量の冷凍食品が見つかったことを明らかにした。

 岐阜県が15日、転売に関わったとされる羽島市の「みのりフー
ズ」を立ち入り検査したところ、横流しされたカレーの壱番屋のビ
ーフカツとは別に、新たに383枚のメンチカツやロースカツなど
が冷凍庫から発見された。

 また、他のメーカーのものと見られる136箱の炭火焼き鳥や4
9箱のびんちょうマグロなど、賞味期限の切れた大量の冷凍食品も
見つかったという。

 「みのりフーズ」の実質的経営者は、横流しした「ダイコー」か
ら仕入れたと話していて、県はこれらの食品に関しても調べる方針。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160116-00000000-nnn-soci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 どうも継続的かつ広範囲に、廃棄物を横流ししていたようです。
いったいいくら儲けたのかと思いますが、詐欺にも該当しそうです。

 本筋は「廃棄物処理法違反」になるのですね。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■転売仲介業者を捜索=廃棄カツ横流し事件?愛知県警など

 カレー店「CoCo壱番屋」を展開する壱番屋(愛知県一宮市)
が廃棄した冷凍ビーフカツが横流しされた事件で、愛知、岐阜両県
警は16日、廃棄物処理法違反の疑いで製麺業「みのりフーズ」
(岐阜県羽島市)を家宅捜索した。みのりフーズは産業廃棄物処理
会社「ダイコー」(愛知県稲沢市)からカツなどを買い取り、転売
したとされる。両県警は押収した資料を基に、横流しの経緯を解明
する。

 捜査関係者によると、ダイコーは壱番屋に対し、「ビーフカツを
全て処理した」と虚偽の報告をした疑いが持たれている。みのりフ
ーズは関係先として捜索した。

 岐阜県の調査で、みのりフーズはビーフカツだけでなく、壱番屋
がダイコーに廃棄を委託した豚ロースカツやチキンカツなどを譲り
受けていたことが判明。冷凍庫から焼き鳥、ビンチョウマグロなど
壱番屋以外の製品も見つかっており、実質経営者の男性(78)は
「ダイコーから入手した」と説明したという。

 壱番屋は昨年10月、異物混入の恐れがあったビーフカツ約4万
枚を廃棄。しかし、一部が愛知県のスーパーで売られていたことが
今月発覚した。

http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0116/jj_160116_7969476308.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「廃棄物処理法」については、こんな内容です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)

 廃棄物処理法は廃棄物の排出を抑え、発生した廃棄物はリサイク
ルする等の適正な処理をすることで、私たちの生活環境が安全に守
られることを目的としています。

 また、関連する法律として、上位に循環型社会の構築に向けた循
環型社会形成推進基本法や、個別の廃棄物のリサイクルを推進する
ための法律として、容器包装リサイクル法、家電リサイクル法とい
った各種リサイクル法があります。

■廃棄物

 廃棄物とは、自分で利用しなくなったり、他人に有償で売却でき
なくなった固形状または液状のもので、産業廃棄物と一般廃棄物に
分類されています。産業廃棄物はビルの建設工事や工場で製品を生
産する等の事業活動に伴って生じた廃棄物です。その種類は廃棄物
処理法で燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック
類などの20種類が指定されています。なお、一般廃棄物は産業廃棄
物以外の廃棄物をいいます。

 また、産業廃棄物と一般廃棄物のうち爆発性や毒性、感染性等の
人の健康や生活環境に被害を生ずるおそれのある廃棄物を特別管理
産業廃棄物と特別管理一般廃棄物として通常の廃棄物よりも厳しい
規制を行っています。その一つとして、特別管理産業廃棄物を排出
する事業者は、特別管理産業廃棄物管理責任者を設置する義務があ
ります。

■処理の責任と役割

(1)排出事業者の責任

 産業廃棄物を排出した事業者は、原則として排出した産業廃棄物
を自らの責任で処理しなければなりませが、自ら処理できない場合
は、産業廃棄物処理業の許可を持っている処理業者に処理を委託す
ることができます。

 排出事業者が産業廃棄物の処理を委託する場合には、守らなけれ
ばならないルールがあります。このルールを委託基準といいます。
委託基準では、排出事業者は委託先の産業廃棄物処理業者とお互い
の役割と責任を明確にした委託契約の締結や、契約のとおり産業廃
棄物が適正に運搬、処分されたかの行程を産業廃棄物管理票(マニ
フェスト)を利用して確認すること等が義務付けられています。

 なお、排出事業者は事業場で排出した産業廃棄物が運搬されるま
での間、保管基準に従って産業廃棄物が飛散したり、悪臭がしない
ような措置を取る義務があります。

(2)産業廃棄物処理業者の責任

 他人の産業廃棄物を収集・運搬や処分をする場合には、産業廃棄
物処理業の許可が必要になります。許可は、処理を行おうとする場
所等の都道府県知事・政令市長(以下「都道府県知事等」という)
の許可を受けなければなりません。産業廃棄物の処理を行う場合は、
処理基準に従って適正に処理しなければなりません。

 また、産業廃棄物処理業者は、排出事業者から産業廃棄物の処理
を委託された場合は、排出事業者が交付した産業廃棄物管理票(マ
ニフェスト)に処理した日付や担当者等を記載して、排出事業者に
返送することに加えて、処理した実績を正しく把握することを目的
に帳簿の作成等が義務付けられています。

■産業廃棄物処理施設

 産業廃棄物の処分を行う施設には、焼却や破砕等を行う中間処理
施設と埋立をする最終処分場があります。また、産業廃棄物処理施
設には、処理施設の維持管理を行う産業廃棄物処理技術管理者を置
くことが義務付けられています。

■罰則

 産業廃棄物の処理や管理に関し、処理基準や委託基準等に違反し
た場合は、罰則が排出事業者や処理業者に適用される場合がありま
す。

http://www.jwnet.or.jp/waste/knowledge/hajimeni.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 今回の事件はどう見ても「産業廃棄物処理業者」の違反なのです
が、「排出事業者」も状況によっては責任を問われる可能性はあり
ます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■不適正処理に巻き込まれたとき、排出事業者はどんな時に責任を
問われる可能性がありますか?


 廃棄物の処理委託先が不法投棄等の不適正処理を行った場合、一
定の要件を満たす排出事業者も責任を問われ、環境汚染等の除去に
必要な措置を命じられることがあります。これを措置命令といいま
す。

 不適正処理の措置命令対象となるのは以下のような場合です。

・委託基準違反があった場合
・マニフェスト交付義務違反・記載の不備があった場合
・マニフェストの5年保存義務違反があった場合
・マニフェストの返送がないときに適切な処置を取らなかった場合

 上記のような法令違反が無い場合でも、注意義務違反として措置
命令を受ける場合があります(処理会社に環境汚染などの修復のた
めの資力が不足している場合)。

 注意義務違反とは、不適正処理を知りつつ(注意すれば知ること
が出来た場合も含む)処理を委託した場合や、一般的なものよりは
るかに安い料金で処理を委託した場合等、排出事業者の責任として
当然行うべき注意を怠っている状態です。一般的に注意義務と言わ
れる内容は、廃棄物処理法の第19条の6第2号に記載されています。

 例えば、以下のようなものが挙げられます。

・委託先の処理会社に対し、現地確認を行い、不適正処理されてい
ないことを実際に確認する。

・行政から改善命令等を受けていないかどうかを確認する。

・中間処理産業廃棄物の処理に関する最終処分業者との契約書を確
認する。

・最終処分場の残余容量を把握する。

・複数の処理会社から合い見積もりを取り、処理料金の根拠を処理
会社に確かめる。

http://www.amita-oshiete.jp/qa/entry/000217.php
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 まともな業者ではないことを知りながら、不当に安く委託してい
たりしたら、委託元の方にも責任はあるということです。廃棄物の
処理はきちんと対価を払い、処理方法などについても確認していか
ねばなりません。

 今回の事件では委託元の壱番屋に過失があったようには見えませ
んが、いつもそうだとは限りません。産業廃棄物にするより、一歩
手前でフードバンクなどに引き渡した方がよいと改めて思いました。

 ただし、今回のような「混入」が予想されるような商品について
はどうなのでしょうか。混入はあるかもしれないが、確率はとても
低いので、その旨通知すれば引き受けてもらえそうに思うのですが、
いかがなものなのでしょうか

--〔後記〕--------------------------------------------------

 畝山さんの本についてはどうも失礼をいたしました。あらためて
お詫びします。でも、「悪書が良書を駆逐する」現状はやはりある
ので、困ったものです。

 ようやく寒くなりましたがまもなく「大寒」です。その次はもう
「立春」ですから、春も遠くはないですね。その立春のころに沖縄
八重山に旅行の予定です。結婚40周年記念旅行です。1976年に、
25歳で結婚してから40年が過ぎました。

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