安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>834号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------834号--2015.11.01------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「加工肉と発ガン性」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 まず、以前の記事について、こんなメールをいただきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 いつも興味深い情報をありがとうございます。

 10月11日の記事の中で、「労働安全衛生法」に関して「一般の人
が食べているものを規制する意味はありません」と書かれていろと
ころが気になりました。

 改正労働安全衛生法では、「640物質」を含む物が労働者の取り
扱いに供される場合は労働者の使用者にリスクアセスメントの実施
が義務付けられ、また、所定量以上含まれる物には、提供者に通知
(いわゆる「SDS;安全データシート」の交付)と危険有害性な
どの表示が義務付けられました。

 例えば食品工場や飲食店で従業員がお酒、醤油(エタノール1%以
上)や食酢(酢酸1%以上)を食品の製造や調理に使ったり、さらに
客にサービングなどして「曝露」する場合にも例外なく適用される
ということです。

 質問された方は「業務用に販売」と書かれているので、取り扱い
品については間違いなくこれらのうち「通知」「表示」の義務が課
せられると思います。(問屋業の場合はメーカー/仕入れ先から取
り次ぎ)

 厚労省から通知が出ていますのでご参照ください。(5ページの
中ほどに「エタノール」の例が書かれています)

http://www.mhlw.go.jp/file/~0000094581.pdf

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 私の間違いだったようです。おわびして訂正します。「一般消費
者の生活の用に供される製品」には業務用原材料の類は含まれない
というのが正しいようです。

(1)薬事法に定められている医薬品・医薬部外品および化粧品

(2)農薬取締法に定められている農薬

(3)労働者による取り扱いの過程において固体以外の状態になら
ず、かつ、粉状または粒状にならない製品

(4)対象物が密封された状態で取り扱われる製品

 私のイメージしていたいわゆる消費者向け商品は(4)になり、
原材料として使われる酢や酒は当てはまらないということですね。

 おわびと訂正というと、以前紹介した朝日新聞の怪しげな記事に
ついて、訂正記事が出ています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

訂正しておわびします。

■訂正:シャワーヘッド「水通せば殺菌」 福岡のメーカー開発

 「シャワーヘッド『水通せば殺菌』 福岡のメーカー開発」の記
事(14日配信)で、シャワーヘッドの内部に鉱石の「トルマリン」
が組み込まれており、通った水が電気分解される、との記述があり
ました。トルマリンは「電気石」とも呼ばれる鉱石で、加熱などで
静電気を帯びることがあるとされます。しかし、水と触れただけで
電気分解を起こすことはない、との指摘が複数の専門家からありま
した。このため、記事中の「(鉱石の『トルマリン』が組み込まれ
たシャワーヘッドを)通った水が電気分解される」との記述は不適
切と判断し、削除します。当初の取材と、その後のチェックが不十
分でした。

http://www.asahi.com/articles/ASHBR6FTLHBRUEHF00R.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 大新聞にどうしてあんな記事が掲載されてしまったのか、不思議
に思いますが、「捏造の朝日」の職場環境はそんなものなのでしょ
う。

 次はほとんど報道されない、マスコミが起こした食中毒事件です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■毎日放送主催のフードイベントで34人食中毒 大阪・吹田

 大阪府食の安全推進課は22日、吹田市の万博記念公園で開催さ
れた毎日放送主催のフードイベント「まんパクin万博2015」
で、幼児を含む34人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、
食中毒と診断されたと発表した。便などから黄色ブドウ球菌が検出
された。全員快方に向かっているという。

 同課によると、12日午後から13日にかけて、会場を訪れた男
女64人から吹田保健所などに届け出があり、うち2歳から63歳
の男女34人について食中毒症状の発症を確認。同イベントで12
日に提供された食品が原因と断定した。毎日放送は関係者に謝罪し、
「再発防止に努める」とのコメントを発表。来年以降の開催につい
ては「今後検討したい」としている。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 次は今年の3月の記事なので、旧聞に属しますが、私は知らなか
ったので紹介しておきます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

2015年03月27日

■炭酸飲料にネズミが入っていたという裁判→ペプシ側の反論が強
烈だと話題に

 2002年に、アメリカ・イリノイ州の男性がマウンテンデューの缶
の中に、死んだネズミが混入していたとして訴訟を起こしています。

 これに対しペプシコ社側は弁護士を立てて反論しているのですが、
その内容がかなり強烈であると話題を呼んでいました。

 原告の男性の主張は、ペプシコ社の飲料であるマウンテンデュー
の缶に、死んだネズミが入っていたというものでした。

 ところがペプシコ社の弁護士は、「もしマウンテンデューにネズ
ミの死骸が入ったならば、30日で溶けてゼリー状になるはず」と反
論したのです。

 そして男性が購入した缶は、製造から74日が経っていたことがわ
かっています。

 科学的な反論だと納得したいところですが、その状況はちょっと
想像したくないというか、知りたくなかったかも……。

 裁判そのものは、結局和解に至ったそうです。

 それにしても、オレンジジュースレベルの酸性でも、時間をかけ
れば生き物を溶かしてしまうことに驚きです。

http://labaq.com/archives/51846587.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「閲覧注意」として動画がリンクされていますが、あまり見ない
方がよさそうです。

 昔、コカコーラに抜けた乳歯を入れて溶かして見せるという芸を
生協関係などでよくやったものです。オレンジジュースでも溶ける
よ、というのはもちろん内緒でした。

 最後は外食産業の話題です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■ハウス食品、壱番屋を買収へ 「CoCo壱番屋」展開

 食品大手のハウス食品は30日、「カレーハウス CoCo壱番
屋」を展開する壱番屋(愛知県一宮市)を買収すると発表した。1
1月2日から株式の公開買い付けを行い、すでに保有している分と
合わせて壱番屋の株式のうち51%を取得する。

 ハウスは壱番屋の株式のうち19・55%を所有しており、Co
Co壱番屋で使うカレーのルーなどの原材料を提供する関係にあっ
た。

 壱番屋は1978年創業。5月末の従業員数は752人。CoC
o壱番屋は国内に1218店舗(9月末)あり、あんかけスパゲテ
ィやハンバーグの店なども展開している。今年5月期の売上高は4
40億円、営業利益は46億円、純利益は27億円。フランチャイ
ズ店舗を含むグループの店頭売上高は899億円。

http://www.asahi.com/articles/ASHBZ5F3JHBZULFA02L.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 壱番屋のカレールウは以前からハウスの工場で作っていましたの
で、こういうことも予想できたのですが、今後どうなるのでしょう
か。カレー好きとしてはちょっと気になります。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「加工肉と発ガン性」
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 巷で話題の発ガン性に関するニュースです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■ソーセージやベーコンは大腸ガンになるリスク WHO調査結果
発表

 世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IAR
C、本部フランス・リヨン)は26日、ソーセージやベーコンなど
の加工肉について「発がん性が十分認められ、大腸がんになるリス
クがある」との調査結果を発表した。赤身肉についても発がん性の
恐れがあると指摘した。

 欧米メディアによると、発がん性につながる物質が加工段階で生
成されるという。欧米に比べると日本人の肉類の消費量は少なく、
「日本人の一般的な消費レベルなら大腸がんリスクにはならない」
との研究結果もある。

 IARCによる発がん性の評価は5段階で、加工肉は喫煙やアス
ベストなどと同じく最も高いレベル。毎日50グラムの加工肉を消
費すれば、大腸がんのリスクが18%増加すると結論付けた。

 IARCの専門家は声明で「消費量によってがんが発生するリス
クが高まる」と指摘、消費者に食べ過ぎないよう警告した。

http://www.sankei.com/life/news/151027/lif1510270003-n1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「発ガン性がある」というグループに分類される物質(または環
境)は以下のとおりです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

アフラトキシン
4-アミノビフェニル
ヒ素およびヒ素化合物
アスベスト
アザチオプリン
ベンゼン
ベンジジン
ベリリウムおよびベリリウム化合物
クロロナファジン
ビス(クロロメチル)エーテルとクロロメチルメチルエーテル
ブスルファン
カドミウムおよびカドミウム化合物
クロラムブシル
メチル-CCNU(セムスチン)(抗癌剤)
六価クロム化合物
シクロスポリン(免疫抑制剤)
シクロホスファミド(抗腫瘍剤)
1,2-ジクロロプロパン
ジエチルスチルベストロール
エプスタイン・バール・ウイルス
エリオナイト
酸化エチレン
エトポシド-シスプラチン-ブレオマイシン併用時(抗腫瘍剤)
ホルムアルデヒド
γ線照射
ヒ化ガリウム半導体
ヘリコバクター・ピロリ感染
B型肝炎ウイルスの慢性感染
C型肝炎ウイルスの慢性感染
ウマノスズクサ属の植物を含有する薬草療法
HIV-1ウイルスの感染
ヒト-パピローマウイルス16型の感染
ヒト-パピローマウイルス18型の感染
ヒトT細胞白血病ウイルス1型の感染
メルファラン(抗腫瘍剤)
メトキサレンと紫外線-A照射
尋常性白斑治療剤
MOPPと他のアルキル化抗腫瘍剤の併用療法(抗腫瘍剤)
マスタード・ガス
2-ナフチルアミン
中性子線
ニッケル化合物
更年期以降のエストロゲン療法
非ステロイド性エストロゲン様物質
ステロイド性エストロゲン様物質
タイ肝吸虫の慢性感染
経口避妊薬の組合せ
経口避妊薬の常用
リン-32標識リン酸
プルトニウム239と放射壊変物のエアロゾル
ポリ塩化ビフェニル/放射性ヨウ素(131Iを含む)被曝
α線放射核種の内部被曝
β線放射核種の内部被曝
ラジウム224と放射壊変物
ラジウム226と放射壊変物
ラジウム228と放射壊変物
ラドン222と放射壊変物
ビルハルツ住血吸虫への感染
石英結晶
太陽光曝露(紫外線による)
アスベスト様繊維を含むタルク
タモキシフェン(抗腫瘍剤)
2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン
チオテパ
トリウム232トレーサーの静脈投与と放射壊変物
トレオサルファン
トリクロロエチレン
塩化ビニルモノマー
X線照射
アルコール飲料
フェナセチンを含む鎮痛剤
ビンロウジュの実
タバコと併用のビンロウジュ噛み
タバコなしのビンロウジュ噛み
コールタール残渣
コールタール
未処理あるいは粗処理の鉱油
中国式塩蔵魚
シェール油
煤煙
無煙のタバコ製品
木工粉塵
アルミニウム精錬従事
飲料水中のヒ素含有環境
オーラミンの製造に従事
靴製造あるいは修理に従事
石炭ガス製造に従事
コークス製造に従事
木工家具製造環境
赤鉄鉱地下採掘でのラドン被曝環境
受動的喫煙環境
鉄の鋳造環境
強酸プロセスによるプロパノール製造に従事
マゼンタ染料製造に従事
塗装専従環境
ゴム産業に従事
硫酸を含む強い無機酸ミストに常時さらされる環境
タバコの喫煙
紫外線を発する日焼けマシーン

https://ja.wikipedia.org/wiki/IARC発がん性リスク一覧
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ここに「加工肉(Processed meat, consumption of)」が追加さ
れています。

 当然ながら食肉業界は反発しています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■毎日ハム2枚 がん発症率18%UP WHO報告に食肉業界猛
反発

 世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)が、ハ
ムやソーセージ、ベーコンといった加工肉に高い発がん性が認めら
れ、大腸がんを発症するリスクがあるとの調査報告を発表し衝撃が
広がっている。5段階ある発がん性の評価で、たばこやアスベスト
と同じ最高レベルに分類。ハムやベーコン2、3枚分の50グラム
を毎日食べ続けると、発症率が18%高まるとしている。ステーキ
などの赤身の肉にも発がん性があると指摘した。これに対し、大量
消費国である米国の食肉業界団体は「信憑(しんぴょう)性に欠け
る」と猛反発。肉をこよなく愛する消費者は「何を食べればいいん
だ」と悲嘆にくれている。

 ■たばこと同じ危険レベル

 この調査報告は26日、がんに関する専門医学誌「ランセット・
オンコロジー」の電子版に掲載された。欧米メディアの報道による
と、IARCの研究者が、世界中で発表された約800件の研究論
文を精査した結果、「加工肉の摂取が大腸がんを引き起こすことを
示す十分な証拠が得られた」という。

 肉を塩漬けや発酵、薫製などで加工した幅広い食品が対象に含ま
れ、コンビーフやビーフジャーキーも該当する。IARCは発がん
性を5段階で評価しており、加工肉を最高レベルの「グループ1」
に分類した。たばこやアスベストのほか、ディーゼル車の排ガスや
ホルムアルデヒドといった発がん性物質と同じレベルだ。報告書は
「摂取量の増加に伴って発症リスクは高まる」とし、摂取量を抑制
する必要があると結論付けた。

 ■メカニズムは「不明」

 赤身肉についても、「大腸がんのほか、膵臓(すいぞう)がんや
前立腺がんとの因果関係を示す証拠がある」と指摘。評価レベルで
2番目に高い「グループ2A」に分類し、1週間に500グラム以
上食べないよう警告している。

 ただ、加工肉の摂取によって発がん性が高まるメカニズムについ
ては解明されていないとし、「加工や調理の過程で生成される化学
物質が影響している可能性がある」との指摘にとどまっている。加
工肉の安全な摂取量も示していない。

 また最高レベルに分類しながら、加工肉の過剰摂取が原因のがん
の死亡者は世界で年約3万4000人で、喫煙を原因とするがんの
死亡者の100万人、アルコール摂取の60万人、大気汚染の20
万人に比べると「かなり少ない」とのデータも示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151031-00000533-san-hlth
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 また、食品安全委員会はこう言っています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■ハムなどの発がん性指摘 「適切ではない」

 WHO=世界保健機関の専門機関が肉の加工食品などに発がん性
があると指摘したことについて、国の食品安全委員会は、「この結
果だけでリスクが高いと捉えるのは適切ではない」とする見解を発
表しました。

 WHOの専門機関、「国際がん研究機関」は26日、食肉とがん
に関する調査結果を発表し、ハムやソーセージなどの肉の加工食品
について、「発がん性がある」としたほか、牛や豚などの哺乳類の
肉についても「おそらく発がん性がある」などと指摘しました。

 これを受けて国の食品安全委員会は27日、インターネットのフ
ェイスブック上で見解を発表しました。

 それによりますと、調査の詳細な結果が公表されていないため、
引き続き検討が必要としたうえで、今回の発表は主に、肉の加工品
などに含まれる物質に発がん性があるかどうかを解析したもので、
発がん性の強さや、日常生活で肉を食べるだけでもリスクがあるか
どうかなどについてはあまり考慮されていないと指摘しました。

 そして、この結果から「食肉や加工肉はリスクが高いと捉えるこ
とは適切ではない」として、食品としてのリスクについて専門の機
関で食べる量などのデータに基づいて、改めて評価する必要がある
としました。

 食品安全委員会では、健康な食生活のためには「多くの種類の食
品をバランスよく食べることが大切です」と呼びかけています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151028/k10010284821000.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「リスクが高いと捉えることは適切ではない」という指摘は、発
ガン性を「ある、なし」で考えるのではなく、「どの程度危険か」
で考えようということでしょう。

 これは「ハザード」と「リスク」の関係です。IARCの評価は
常に「ハザード」について語っているので、上の表に出てくる物質
や環境がもたらす「リスク」は一様ではありません。

 何しろ喫煙や飲酒の他、太陽光まで入っているので、ハザードだ
けで考えたら、人類全員がガンになりそうです。

 実際には「リスク」=「ハザード」×「確率」ですから、この確
率が違うわけです。

 上記の記事にあった、「加工肉の過剰摂取が原因のがんの死亡者
は世界で年約3万4000人で、喫煙を原因とするがんの死亡者の
100万人、アルコール摂取の60万人、大気汚染の20万人に比
べると「かなり少ない」とのデータも示した。」というのはその確
率について言っています。

 この数字も「がんの死亡者」についてですので、喫煙、飲酒、大
気汚染での死者(がん以外も含む)はさらに大きな数字になります。

 この件について食品安全情報blogの記事を紹介します。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

IARC報告:赤肉、加工肉、がん

■赤肉摂取に関連するのはどのような種類のがんか?

 限定的ではあるが最も強い根拠があるのは直腸結腸がんである。

 赤肉にはヘモグロビンのような消化時にNニトロソ化合物の生成
につながる化合物が含まれる。Nニトロソ化合物の中には発がん物
質がある。さらに高温調理により多環芳香族炭化水素のような発が
ん物質が生じる。

■私は赤肉の調理を減らすべきか?

 赤肉は有害細菌を殺すために内部温度が最低75度になるまで十分
加熱することが重要である。例外は丸ごとの、テンダリングされて
いない牛や羊の切り身つまりステーキで、それらは好みにより調理
できる。しかしながら肉の外側の褐色が薄いあるいはあまり焦げて
いないほうが発がん物質が少ない。

■加工肉の摂取に関連するのはどのような種類のがんか?

 IARCは加工肉が直腸結腸がんを誘発すると結論した。胃がんとの
関連もみられたが決定的ではない。

 加工肉には赤肉同様の発がん物質が含まれる。さらに加工や保存
によりがんと関連する他の化合物を含むこともある(例えば塩漬け
肉の亜硝酸塩)

■家禽や魚摂取に関連するがんリスクはあるか

 ない。

■私は肉を避けるべきか?

 ノー。適量の、脂肪の少ない赤肉は健康的な食生活の一部となり
うる。ただし大量に食べるのは避けるべきである

■適量とは?

 健康的な食生活は何事もほどほどに、である。それは一度に大量
に食べたり、頻繁に食べたりしないということである(つまり赤肉
を一度に食べる量と、食べる回数に気をつける)。一日に必要な量
はあなたの身体の大きさによるが簡単な推定方法は手のひらサイズ
を選ぶことである。平均すると大体これで100gである。

 魚や家禽や豆などを選び、赤肉をメインにするのは週に3回にす
ると週300gになり、これが先の報告でベストとされた量である。

■がん予防のために何を食べるべきか?

 がんは複雑な疾患で遺伝や喫煙やその他環境要因など多数の要因
で引き起こされる。しかしながら健康的な食生活は予防のために重
要である。助言は

・健康体重

・運動

・アルコールを避ける

・野菜や果物をたくさん

・種類の違うものを選ぶ

・全粒穀物やパンを選ぶ

・油脂の摂りすぎを避ける

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20151028#p4
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ハム類などで亜硝酸塩とアミンからニトロソ化合物ができる、と
いうのは「無添加ハム」の説明をするときによく使っていた情報で
す。間違いではなかったということでしょうか。

 以下はニトロソ化合物の説明です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

◆アミンの性質◆

 アミンはアミノ基(−NH2)を有する化合物で、塩基です。R-NH2
という構造からわかるように極性を持ち、分子間で水素結合を形成
します。そのため、沸点は似たような分子量のアルカンなどに比べ
て高くなります。

◆ジアゾカップリング反応◆

 亜硝酸ナトリウム(NaNO2)に塩酸を作用させるとニトロシルカ
チオン(NO+)が生成します。

 これを芳香族第一級アミンと反応させると、シアゾニウムイオン
となり、さらにカップリング試薬との反応によりアゾ色素が生成し
ます。

◆N -ニトロソ化反応◆

 第二級芳香族アミンにニトロシルカチオン(上記同様、亜硝酸ナ
トリウム+塩酸で生成)を反応させると、ニトロソ化します。

 N原子上でのニトロソ化なので、N -ニトロソ化反応と呼ばれてい
ます。

http://www.yakugaku-tik.com/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 上の「発ガン性がある」リストを見ていると、感染症の類も多く
あります。これについて、食品安全情報blogで畝山さんはこう言っ
ています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■[IARC]先住民は予防可能ながんリスクが高いAdd Star

 IARCと国際協力研究者による新しい研究の結果、オーストラリア、
ニュージーランド、カナダ、米国の先住民はその他の人々に比べて
予防可能ながんの発症率が高い。

 この研究は先住民は肺がんや子宮頸がんが多いことを示した。こ
れまで先住民は一般的健康状態が悪く平均寿命が短いことは知られ
てきた。しかしがんについて系統的に比較したのはこれが初めてで
ある。先住民に多いのは喫煙関連のがん(肺がん、頭部や頸部のが
ん)と感染症関連のがん(胃がん、肝臓がん、子宮頸がんなど)で
ある。

(日本人って喫煙と感染症関連のがんが多いので先住民並。もっと
できることがあるのに)

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20151015#p5
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この中でも、子宮頸ガンについてはワクチンがあるのに普及でき
ない状態が続いています。このワクチンの「副作用」による症状が
テレビで報道されたりして、ますます普及しにくくなりそうです。

 これについて、こんな記事が出ています。

■あの激しいけいれんは本当に子宮頸がんワクチンの副反応なのか
日本発「薬害騒動」の真相(前篇)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5510

■子宮頸がんワクチン薬害説にサイエンスはあるか
日本発「薬害騒動」の真相(中篇)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5525

■子宮頸がんワクチンのせいだと苦しむ少女たちをどう救うのか
日本発「薬害騒動」の真相(後篇)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5530

 テレビで「激しいけいれん」の映像を見ました。深刻な症状では
ありますが、ワクチンが原因だとは確定できないだろうな、という
のが私の印象でした。テレビ局的にはおいしい映像でしょうが、あ
れで将来のがん患者が何人増えるのか考えると、犯罪的です。防げ
るガンは防がなくては…。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 親戚の葬式に出たのですが、102歳だったとのこと。先日は96歳
の伯母、94歳の義母の葬式にも出ました。私の周りでは高齢化とい
うより長寿化が進んでいます。90歳の母はまだまだ元気ですし。

 来週は北京から配信の予定です。殺人的環境と言われる北京に進
んで行くとは我ながらチャレンジャーですね。次回は北京からの報
告があるかも。

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