安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>832号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------832号--2015.10.18------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「冷凍海産物偽装」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 まず、アメリカでのサルモネラ騒動の続報です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■キュウリの食中毒でまた1人死亡 米

 キュウリを原因とするサルモネラ菌の食中毒が全米に広がってい
る問題で、米疾病対策センター(CDC)は、オクラホマ州で新た
に1人の死亡が確認されたことを明らかにした。

 今回の食中毒による死者はこれで4人目。キュウリの日持ち期間
が14日間あることや、衛生当局に報告が入るまでに日数を要する
ことから、患者はさらに増える可能性もある。

 CDCによると、6日までに35州で732人の症例が確認され、
150人が入院した。患者のうち半数は子どもだった。

 この問題では8月1日〜9月3日に販売されたキュウリのリコー
ルを業者が9月4日に発表。1週間後にはこの業者から仕入れたキ
ュウリについて、別の業者がリコールを発表した。

 リコール対象のキュウリはすべてメキシコから輸入され、米国内
の各州で販売されていた。

 サルモネラ菌は発熱や下痢、腹痛などの症状を引き起こし、大抵
は4〜7日で回復するが、乳幼児や高齢者の場合は重症化すること
もある。CDCによれば、サルモネラ菌を原因とする食中毒の患者
は年間120万人に上り、1万9000人が入院、平均450人が
死亡している。

http://www.cnn.co.jp/usa/35071720.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「野菜を生で食べる」というのは高リスクですね。

 次はちょっと興味深い記事で、日本産ブドウで糖度20度を越え
たという、にわかには信じられないような話です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■ついに「糖度20度の壁」を超える

 醸造家として自信を失いかけていた彩奈に光明がさしたのは、20
12年だった。その年にできた甲州種の糖度が20度を越えたのだ。口
に含んだ時の風味の凝縮感も、それまでとは明らかに異なるものだ
った。待ちに待った甘い甲州種を生み出したのは、2009年に、南ア
フリカのステレンボッシュ大学院の教授から提案されたリッジシス
テム(高畝式)を採用した畑だった。

 「赤ワインの場合、風味を凝縮させるためにできるだけ水はけが
良い土壌、痩せた土壌などで栽培して樹にストレスをかける方法が
主流なんですが、白ワインは水分ストレスをかける必要はないとい
うのが一般的な考え方で、日本はもちろん、海外でも白ワイン用ブ
ドウの畑で高畝式の畑は見かけませんでした。でも、ワイナリーが
ある明野町がいくら日本のなかで日照時間が一番、日本一雨が少な
い町だと言っても、世界的には雨が多い場所なんですよね。それで、
ステレンボッシュ大学の先生が推奨してくれた高畝式で排水するよ
うにしました」

 南半球への渡航を繰り返したからこそ出合ったこの手法は、翌20
13年、さらなるサプライズをもたらした。糖度が22度を超える房が
現れたのである。前年に感じた手応えは確信に変わった。垣根栽培
×高畝式で、完全に糖度20度の壁を突破したのだ。

 父親が1992年に垣根栽培を始めてから、気づけば21年の歳月が経
っていた。

http://toyokeizai.net/articles/-/87034?page=2
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 決め手は水分の管理なのでしょうが、やればできるものなのだな
あ、と改めて思います。

 次はフグについて、こんなニュースがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 フグ料理を客に提供する場合に必要となる取扱登録者がいなかっ
たとして、和食チェーンが行政指導を受けていたことが分かりまし
た。

 「がんこ」の十三東店など大阪市にある4つの店舗で2月から3月
ごろ、フグの取扱登録者が人事異動などで不在になったにもかかわ
らず、フグ料理を客に提供していたことが市への情報提供で発覚し
ました。

 大阪府では、店舗ごとにフグの調理を管理する取扱登録者を置く
ことを条例で義務付けているため、大阪市が指導しました。4店舗
では、毒の部位を取り除いたフグを仕入れていて、食中毒は起きて
いないということです。がんこは「今後は速やかに届ける」として
います。

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000060525.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「毒の部位を取り除いたフグを仕入れ」ているのですね。

 最後は朝日新聞の記事で、トンデモな商品が紹介されています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■シャワーヘッド「水通せば殺菌」 福岡のメーカー開発

大矢雅弘
2015年10月14日16時32分

 薬剤を使わず、水を通すだけでレジオネラ菌などを殺菌・滅菌す
るシャワーヘッドを福岡のメーカーが開発した。メーカーは公衆浴
場のほか、高齢者の介護施設などでの利用を想定している。

 新商品「助太刀K&D」を開発したのは、節水シャワーヘッドで
知られる「田川化工」(福岡県香春町、大熊洋史社長)。ヘッドの
内部に鉱石の「トルマリン」が組み込まれている。同社によると、
通った水が電気分解される。ヘッド内では気泡や衝撃波も発生し、
こうした原理を応用することで、細菌を破壊するとしている。

 財団法人「東京顕微鏡院」の検査でも、殺菌効果があることがわ
かったという。価格は8800円(税別)。

http://www.asahi.com/articles/ASH9Y6DRPH9YTIPE037.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「電気分解」というのは、いわゆる電解水(次亜塩素酸水)がで
きるということなのでしょうが、そのエネルギー源が「トルマリン」
だというのなら、全くのインチキでしょう。

 また、レジオネラ菌を殺菌とか言っていますが、シャワーである
なら水道水をそのまま使うはずで、元々細菌はいません、つまりい
ないものを殺すという不可能犯罪を主張しているわけです。

 念のため言っておくと、この記事は広告ではなく、朝日新聞の記
者が書いた署名入りの記事です。製造元からカネでももらったのか?

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「冷凍海産物偽装」
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 宮城県の水産物業者が賞味期限を書き換える、偽装工作をしてい
たというニュースがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■<ラベル偽装>食材卸、改ざん認める

 宮城県亘理町の業務用食材卸売会社が冷凍海産物の賞味期限を改
ざんした疑いがある問題で、県塩釜保健所は9日、同町逢隈田沢の
「ヒット仙台」(藤原裕巳社長)に対し食品表示法に基づき、法令
順守の徹底などを指示した。同社は改ざん行為を認めているという。
保健所はさらに悪質な違法行為が確認された場合、告発する方針。

 県食と暮らしの安全推進課が県庁で記者会見し、明らかにした。
保健所は(1)全商品の表示の点検(2)原因の究明・分析(3)食
品表示法の順守と社内教育−を求め、22日までに報告するよう指示
した。

 県によると、同社が改ざんを認めた主な商品は表の通り。改ざん
は早いもので2014年1月1日に始まり、ことし7月23日まで行われて
いた。同社はその間、科学的・合理的な根拠がないまま、ボイルタ
ラバガニなど冷凍食品12品目(計686.5キロ)の賞味期限を改ざん
し、販売していた。

 賞味期限を延長した期間について、保健所は「分からない」とし
ているが、関係者によると、「数年単位」で延長された商品がある
とみられる。

 同社の主な取引先は東北や北関東の旅館やホテル。同社は7日に
出荷済み商品の自主回収を始めた。既にほぼ全量消費されたとみら
れる。保健所に健康被害の報告はないという。

 改ざんの動機について、同社は6日、保健所の聞き取りに「取引
先に『訳あり商品』と宣伝し、格安で売りたかった」などと説明。
改ざん行為や対象商品は、社長ら幹部社員が指示していた。

 県によると、違法行為は9月2日に県民からの通報で把握。保健所
が同9日から立ち入り検査を実施した。帳簿などの書類はまだ提出
されておらず、今後、さらに不正行為が明らかになる可能性がある。

 同社は9日、取材に「弁護士に任せており、答えられない」と話
した。

 一連の問題をめぐっては、同社が製造元に確認せず「国産」と産
地を偽装したり、東日本大震災の停電で、一度解けたカニを再冷凍
して出荷したりするなど、河北新報社の報道でほかにも疑惑が明ら
かになっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151010-00000002-khks-soci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 以下はこの件についてのブログ記事です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

宮城県「ヒット仙台」で冷凍カニなど686.5キロの期限改ざん、自
主回収ってどうするの?

■またも賞味期限改ざん

 宮城県にある業務用食材卸売会社「ヒット仙台」が、冷凍したカ
ニなどの賞味期限を改ざんしていた問題で、県から行政処分を受け
ていたことが分かった。

 報道によると、昨年1月から今年7月まで、冷凍したカニやカレイ
などについて、製造側が設定した賞味期限を延長、ラベルを改ざん
し、旅館などに販売していたとのこと。

 これに対して県は、現在同社が扱っている食品の点検、発生した
事件の原因究明、責任の所在などを明らかにし、塩釜保健所岩沼支
所に報告することを求めている。

■やる気のない保健所

 今回の事件では2つの問題がありそうだ。1つは行政の不作為だ。

 河北新報は「<ラベル偽装>宮城県、初検査わずか1分」の見出
しで、保健所の検査がずさんだったことを報じている。同紙の記事
を中心に、時系列で推移を抜き出すと次のようになる。

【2014年】

1月:「ヒット仙台」賞味期限の改ざんを開始

【2015年】

5月21日:元社員が資料を集め保健所に告発するも「証拠が足りな
い」と受理せず

6月29日:保健所が元社員から告発文を受け取る

7月23日:「ヒット仙台」が賞味期限の改ざん終了

9月1日:保健所が立ち入り検査(先の記事の「初検査わずか1分」)
を実施、告発した元従業員に検査打ち切りを通告

9月2日:食品偽装について(別の?)男性から通報

9月9日:再び保健所が立ち入り検査を実施、改ざんが発覚

10月7日:「ヒット仙台」が自主回収を開始

10月9日:行政処分を発表

 河北新報では、告発した元従業員の「保健所のやる気のなさに、
あきれて言葉も出ない。報道機関の取材がなければ、食品偽装は今
も見逃され、賞味期限切れの食品が出回っていた可能性が高い」と
のコメントを掲載している。

 最初の告発を受理しなかったこともだが、告発を受理したにもか
かわらず、偽装が終了した1か月後に検査を行っていることも、ど
こか胡散臭い形だ。もっと早く動いていれば、何らかの改ざんした
現物を把握できた可能性が高い。

■「自主回収」って?

 もう1つは「ヒット仙台」が行っている「自主回収」だ。

 偽装があったのは、冷凍カニなど11品種が686.5キロと、冷凍カ
レイが150枚とのこと。これらを旅館などに販売していたとある。

 さて2か月以上前に販売していた冷凍カニや冷凍カレイをどうや
って回収するのだろうか。とっくに皿の上に乗って、お客さんの胃
袋を通り過ぎ、トイレに流れているに違いない。

 そして販売先については、産経新聞の記事に「旅館などの13事業
者に販売」とあるくらいで、どこのどんな事業者に販売していたの
かは、行政も発表していない。

 去年1月から今年の7月23日に、宮城県内(県外も?)の旅館、居
酒屋、レストラン、小売店などで、カニやカレイなどの海産物を食
べたり買ったりした人は、問い合わせても良いのではないだろうか。

http://irorio.jp/agatasei/20151013/267482/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 どうも行政の対応がおかしいようです。その件についての記事が
以下のようなものです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■<ラベル偽装>初検査わずか1分 調査終了

 宮城県亘理町の業務用食材卸売会社「ヒット仙台」(藤原裕巳社
長)が冷凍海産物の賞味期限を改ざんしていた問題で、県塩釜保健
所岩沼支所が十分な調査をしないまま、公益通報制度に基づく告発
状を提出した元従業員に「検査を打ち切る」と伝えていたことが1
1日、分かった。

 関係者によると、保健所の職員2人が9月1日午後1時すぎ、同
社に初めて立ち入り検査を実施。定期検査を装い、検査対象となる
食品の店頭販売の有無を尋ねた。実際には来客があれば販売してい
たにもかかわらず、社員が「今は販売していない」と説明すると、
検査を終了し立ち去った。

 その間、わずか1分。経営者を呼び出したり、書類を確認したり
することはなかった。情報提供を受け、河北新報社の記者も現場近
くで一部始終を確認した。

 保健所は同日、元従業員に「検査対象がなかった。再度の調査は
考えていない」と十分な検査をしないまま、検査打ち切りを通告し
た。

 河北新報社は告発状を入手し、検査翌日の9月2日、県に取材を
開始。県は10月9日、取材に「9月1日の立ち入り検査は把握し
ていない。最初の通報は9月2日で、情報提供はこの1件のみ」と
説明していた。

 元従業員は6月29日、県塩釜保健所岩沼支所に告発状を提出。
賞味期限が改ざんされたラベルや不正を裏付ける内部資料も持参し、
不正の手口や商品の保管状況を詳しく伝えていた。

 元従業員は「保健所のやる気のなさに、あきれて言葉も出ない。
報道機関の取材がなければ、食品偽装は今も見逃され、賞味期限切
れの食品が出回っていた可能性が高い」と語った。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151012_13014.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 賞味期限以外にも、ラベルの偽装はあったようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■<ラベル偽装>確認せず国産 産地も偽装か

 宮城県亘理町の業務用食材卸売会社が冷凍海産物の賞味期限を改
ざんした疑いがある問題で、同社が製造元に無断で「国産」と記載
するなど、産地を偽装した加工食品を出荷していた疑いがあること
が7日、分かった。賞味期限に加え、産地の偽装も行われた可能性
がある。

 河北新報社が入手した内部資料によると、サツマイモを使った加
工食品について、出荷先から国産かどうか問い合わせがあったこと
から、同社は製造元に確認せず勝手に「国産」と記載した偽造ラベ
ルに貼り替えていた。

 この加工食品は6月21日の賞味期限を12月31日に半年間延
長するなど賞味期限も偽装され、ことし7月に出荷されたという。

 賞味期限が切れた商品について、同社幹部が「(偽造)ラベルの
貼り替えを忘れるな」と社員に指示していたことも判明。ラベルの
貼り替えは月数回行われ、社内では半ば常識になっていたとみられ
る。

 営業担当者が出荷直前、「○年○月」とうその年月日を決め、偽
装を具体的に指示。偽装は1年以上前に始まり、期限切れ商品のほ
ぼ全てで賞味期限の改ざんが行われていたという。

 偽装を忘れたまま出荷し、取引先から賞味期限切れを指摘された
際は、同社幹部が「なぜ気付かなかったのか」と社員を厳しく注意
していたようだ。

 関係者は「売るためなら手段を選ばない。いつか食中毒など深刻
な健康被害が出てしまう」と心配する。

 この卸売会社をめぐっては、賞味期限の改ざんのほか、東日本大
震災時の停電で解凍されたカニ約1.2トン分を再冷凍し販売した
疑いも浮上。県塩釜保健所岩沼支所が9月下旬から立ち入り検査を
実施し、事実関係を調べている。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151008_13025.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この記事では震災時の解凍された商品を再冷凍していたという事
件にも触れられています。以下のようなものです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■<ラベル偽装>震災時解凍 再冷凍カニ販売か

 宮城県亘理町の業務用食材卸売会社が冷凍海産物のラベルを偽造
し、賞味期限を改ざんした疑いがある問題で、同社が東日本大震災
時の停電で解凍されたカニ約1.2トン分を再冷凍し、販売した可
能性が高いことが5日、分かった。食品表示法などに基づき、立ち
入り検査中の県塩釜保健所岩沼支所も事実関係を把握している。

 関係者によると、再冷凍後、出荷された疑いがあるのはボイルズ
ワイガニ約200ケース。2011年3月11日の震災以降、この
卸売会社が他の業者から買い付け、岩沼市の冷凍倉庫会社に預けて
いた。商品を入れた袋の底には、いったん解凍されたことが分かる
平べったい氷ができていた。現在までに全て出荷されたという。

 卸売会社は保健所が立ち入り検査に入った9月下旬以降、倉庫会
社に対して賞味期限切れの海産物約1トンの廃棄を指示。既に廃棄
は完了しており、現在は賞味期限内の商品を東北各県の旅館やホテ
ルへ出荷しているという。

 倉庫会社の担当者は「今まで数十年の取引があるが、廃棄を指示
されたのは初めて。ラベルの貼り替えなどは冷凍庫から出した後の
ことなので、事実関係はよく分からない」と話した。

 卸売会社の職員は「社長が不在なので答えられない」と語った。

 保健所は卸売会社に続き、5日に倉庫会社の調査を実施。冷凍庫
に保管された商品を確認したほか、経営者から解凍されたカニの入
出庫状況を聴き取った。

 ラベルの貼り替えは1年以上前に始まった。河北新報が入手した
卸売会社の内部資料によると、14年4月に賞味期限が切れた冷凍
タラバガニは1年8カ月先の「15年12月」と偽造したラベルに
貼り替えられ、今春、出荷された。

 保健所を所管する県食と暮らしの安全推進課は「現在、事実関係
を確認中だ」と話した。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151006_13023.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 以下は上記の「怪しい」行政の対応についての記事です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

<ラベル偽装>宮城県、通報事実伏せる?

 宮城県亘理町の業務用食材卸売会社「ヒット仙台」(藤原裕巳社
長)が冷凍海産物の賞味期限を改ざんしていた問題で、同社の元従
業員が6月下旬、公益通報制度に基づき、保健所に告発文を提出し
ていたことが10日、分かった。保健所を管轄する県は9日の記者会
見で、最初の通報を「9月2日」と説明したが、2カ月以上前から不
正を把握していた可能性がある。

 県食と暮らしの安全推進課の担当者は9日、県庁で記者会見し、
「県内の男性から9月2日に情報提供があり、9日に立ち入り検査を
実施した。情報提供はこの1件のみ」と説明した。

 しかし、関係者によると、複数の元従業員が県塩釜保健所岩沼
支所に告発文を提出したのは6月29日。元従業員は賞味期限が改ざ
んされたラベルを持参し、不正の手口や商品の保管状況を詳しく
伝えた。不正を裏付ける内部資料も提出したという。

 河北新報社は「ヒット仙台」の食品偽装に関する告発文を入手し、
県に9月2日、対応について取材した。県側はこれを「最初の通報」
と位置付けたとみられる。

 県は10月9日の記者会見で、告発文の存在には一切触れなかった。
担当者は会見後の取材に「(9月2日以前に通報があったかどうかは)
答えられない」と述べるにとどまった。

 県の発表によると、同社は2014年1月1日〜15年7月23日に出荷し
た冷凍ガニなど11品目(686.5キロ)と冷凍カレイ(150枚)につ
いて賞味期限を改ざんし、出荷した事実を認めている。6月29日の
公益通報後も賞味期限が偽装された冷凍食品が出荷されていたこと
になる。

 同社をめぐっては、製造元に確認せず「国産」と産地を偽装した
り、東日本大震災の停電で一度解けたカニを再冷凍して出荷したり
していた疑惑も明らかになっている。

[公益通報制度]国民の生命や財産に関わる違法行為が生じようと
している際、労働者が行政機関などに雇用先の不正を通報する制度。
通報者は解雇などの不利益を受けないよう保護される。通報を受け
た機関は必要な調査を行い、法令違反があれば指導や公表など適切
な対応をすることが義務付けられている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151011-00000006-khks-soci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 さらに告発者について、こんな記事もありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

<ラベル偽装>告発に保健所「証拠足りぬ」

 業務用食材卸売会社「ヒット仙台」による賞味期限改ざん問題で、
公益通報制度に基づき保健所に告発文を提出した元従業員が10日、
河北新報社の取材に応じ、告発に至った経緯や現在の心境を語った。

 「告発してばれたら何をされるか分からず、不正と知りつつ、指
示に従っていた。でも不正は不正。消費者をだまし続ける日々にも
う耐えられなかった」

 元従業員が告発を決意したのはことし4月。「食の安全」を顧み
ることなく、従業員を賞味期限改ざんに巻き込む経営方針に不信感
を募らせたためだ。

 元従業員は在庫表や改ざんの証拠を集め、5月21日に県塩釜保
健所岩沼支所に提出した。「これでは足りない。動画をください」。
保健所の担当者の言葉に耳を疑った。

 「怖い思いをしてまで不正を伝えたのに…。保健所は大ごとにし
たくなかったのだろうか。食品偽装の危険性は知っているはずなの
に」。元従業員は保健所の姿勢に疑問を投げ掛ける。

 保健所は1カ月後の6月29日に告発文を受け取った。しかし、
県は10月9日の記者会見で「情報提供は9月2日の1件のみ」と
説明。告発文の存在には触れなかった。「私たち個人が声を上げて
も、県には届かないのでしょうか」。勇気を振り絞って告発した元
従業員は、公益通報の扱われ方に不安を抱いている。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151011_13010.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 何か隠蔽しなければならない背景でもあるかのようです。河北新
報が関わっていなければ握りつぶされていた可能性までありそうで
す。

 河北新報が非常に頑張って記事を書いています。はっきり言って
行政との癒着まで考えられる状況なので、続報に期待です。

 もう一つ、千葉県の回転すし店で、食中毒が原因で産地偽装が発
覚しています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■回転すし「銚子丸」が韓国産ヒラメを愛媛県産と表記

 1都3県で回転すし店チェーンを展開する銚子丸(千葉市)は9
日までに、同社の回転すし店「すし銚子丸」の全88店舗で韓国産
ヒラメを「愛媛県産」と表記していたと発表した。

 誤表記をしていたのは、9月27日〜10月5日。同社によると、
納入業者がこれまでの国内産ヒラメではなく韓国産を納品したのに、
同社に伝えず、「愛媛県産」などと書かれた箱で納品したため、そ
のままメニューに表記した。

 東京都江戸川区の「すし銚子丸南小岩店」で食事をした客から5
日に「腹痛になった」と苦情があり、提供した食品を詳しく調べた
ところ、誤表記が分かった。

http://www.sanspo.com/geino/news/20151009/tro15100918430007-n1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この件についての店舗側の記事です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

「ひらめ」産地誤表記のお詫びとお知らせ

 平素は格別のご愛顧を賜り誠にありがとうございます。 

 この度、弊社が運営する「すし銚子丸」において下記の通り産地
の誤表記がありました。ご利用いただきましたお客様をはじめ関係
各位に、多大なるご迷惑をおかけいたしましたことを、深くお詫び
申し上げます。
          記
1、産地誤表記の内容
    誤:愛媛県産 ひらめ
    正:韓国産 ひらめ
2、使用期間
    平成27年9月27日〜平成27年10月5日(月)
3、原因
  愛媛県産を指定して仕入れておりましたが、納入業者から
  愛媛県産と誤表記された韓国産が納品されていました。
                            以上

 尚、今後全従業員一丸となって再発防止に全力で取り組んで参り
ます。飲食業の原点に立ち返り、何よりも食の安全を最優先するこ
とを肝に銘じ、信頼回復に努める所存でございます。何卒ご理解と
ご支援の程、伏してお願い申し上げます。

 平成27年10月8日
                 株式会社 銚子丸
                 代表取締役社長 石田 満

http://www.choushimaru.co.jp/shinchaku/index.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「誤表記」という言い訳ですますつもりのようです。でも、実際
には食中毒を起こして営業停止をくらっているわけです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 銚子丸は9日、同社が運営している「すし銚子丸南小岩店」で今
月4日、ひらめの握り寿司を食した来店客2名にクドア・セプテンプ
ンクタータ(魚の寄生虫の一種)による食中毒事故が発生したこと
を明らかにした。

 同店はその後、保健所により10月10日から1日間の営業停止処分
を受けた。

 銚子丸ではクドア・セプテンプンクタータによる食中毒事故が発
生した原因については「弊社では、食中毒事故防止のためひらめは
納入業者から愛媛県産のクドアフリーの養殖ものを指定して仕入れ
を行い、お客様に安全な食品を提供するよう、万全を期してまいり
ました。今回納入業者より愛媛県産と表記のある通常荷姿にて韓国
産ひらめが納品され、それを提供したことでクドア・セプテンプン
クタータによる食中毒事故が発生した」と述べて、納入業者による
産地偽装の可能性を指摘している。

http://news.nifty.com/cs/economy/stockdetail/tech-b-20151013-201510131217/1.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 またこの店は食中毒の常習犯だという話もあります。

■「すし銚子丸南小岩店」クドア寿司提供 銚子丸食中毒1年半の
間に3回
http://blog.goo.ne.jp/crab_news/e/2da8e7ba83cf9d1dbc2dfc840f87bc1b

 今回の件を除いては食中毒と産地偽装とは結びつかないと思いま
すが、一度詳しく調べてほしいものです。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 ずっと以前に、私の尊敬する学者として、古田武彦、五来重、中
西準子の三氏をあげたことがあります。その古田武彦さんが亡くな
ったというニュースがありました。89歳ということで、充分長生
きされました。ご冥福をお祈りします。

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