安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>831号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------831号--2015.10.11------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「労働安全衛生法」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 前々回に紹介した「堺O157事件」について、笈川さんから追
加の情報をいただきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 厚生省公衆衛生局長であった玉木氏(堺O157発生時には日本食
品衛生協会)が書いたものをお送りします。

 2ページ目に、堺市の報告書に書かれていない気になることが書
かれています。

(1)種は米国オレゴン州で生産

(2)種からO157遺伝子が検出された

(3)1検体から増殖性が認められた

 厚生省の中間発表は8月7日ですので、探知(7月13日)から25
日経過しています。25日も経過すれは、遺伝子検査を含め細菌検査
は終っていたものと考えます。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この話はほとんど報道されていない、興味深いものです。いただ
いた文書には、こう書かれています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

健康文化23号
1999年2月発行

巻頭言

O−157 による食中毒         玉木 武

(略)

 しかし、堺市における O−157 事件の原因食品の特定については、
混乱が続き、結論を出すのに日時を要しました。

 この時期に一致して大阪府下を中心とした関西一円、及び関東南
部、東海地方に、同じ遺伝子型の O−157:H7 による食中毒が集団
的、散発的に発生し、その共通感染源として、疫学的検討からカイ
ワレ大根が疑われました。

 平成9年7月、米国において水耕栽培のアルファルファ(貝割れ
大根)による O−157 の集団食中毒が発生しました。

 その情報を得て、平成7年オレゴン州において生産され、大阪府
下の貝割れ大根生産施設で使用されていた種子14袋350kgのう
ち112kgについて、検査を実施しましたところ、一部の培養液か
らベロ毒素(VT)遺伝子DNAの検索で、70検体中14検体
(20%)から当該遺伝子が検出されました。

 また、上記の培養液16検体から、O−157抗原合成遺伝子DNA
(4検体)、VT1遺伝子(4検体)、及びVT2遺伝子DNA
(8検体)が検出されています。

 このうち、157及びVTのDNAが検出された4検体について、
O−157の増殖性を検索したところ、1検体に増殖性が認められ、当
該貝割れ大根の種子がO−157に汚染されていたことが明らかになり
ました。

 また、当該貝割れ大根の種子については、14袋すべてから大腸
菌の汚染がみられ、また14袋中9袋からサルモネラ汚染も確認さ
れています。

 また、O−157が培養により分離できなかったのは、現在の培養方
法ではO−157以外の増殖速度の速い菌が優勢となることが主なる原
因と考えられています。

 この問題については、乾燥種子においてO−157は増殖することは
ありませんが、O−157が培養分離されない場合でも菌の付着のおそ
れがあること、種子の汚染には相当なバラツキがあることから、サ
ンプル検査で菌が検出されないことをもって発芽後の貝割れ大根が、
O−157に汚染されていないことを保証するものではないことを行政
側は警告しています。

 現在、農林省は、貝割れ大根の栽培前に、一律に有効な殺菌処理
を行うよう、指導をはじめており、この種に関する安全性は確保さ
れつつあります。

(略)

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これはカイワレ大根犯人説の明白な証拠になると思います。カイ
ワレ大根からO157は検出されていない、というのはちょっと違
っていたようです。

 裁判では疫学上の問題というより、発表の内容が問題になったよ
うで、それはそれで仕方ないとは思いますが、誤解を広めてしまい
ました。今でもカイワレ大根が原因ではなかったと思い込んでいる
人は多いと思います。

 次は「日本食品標準成分表」改訂の話です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

日本食品標準成分表の改訂について

【概要】

 文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会の下に、食品成
分委員会を設置し、日本食品標準成分表の改訂について検討。今般、
15年ぶりとなる収載食品の拡充や、新たに炭水化物成分表を作成す
るなど、大幅な改訂を行い、下記の各成分表を年度内を目標に公表
する予定。

○ 日本食品標準成分表 2015 年版(七訂)
○ 日本食品標準成分表 2015 年版(七訂)アミノ酸成分表編
○ 日本食品標準成分表 2015 年版(七訂)脂肪酸成分表編
○ 日本食品標準成分表 2015 年版(七訂)炭水化物成分表編

【改訂のポイント】

■収載食品の充実

 収載食品数を約300食品増加(1,878食品→2,191食品)。

主な追加食品は次のとおり。

(1) 日本人の伝統的な食文化を代表する食品(刺身、天ぷら等)

例:(刺身)まだい、ひらめ 等、(天ぷら)さつまいも、きす等

(2) 健康志向を反映した食品

例:五穀、発芽玄米、あまに油 等

(3) 子どものアレルギー増加に配慮した食品

例:玄米粉、米粉パン、米粉めん 等

(4) 栄養成分表示の義務化にも対応した調理後食品

例:とりのから揚げ、とんかつ、魚のフライ、肉・野菜等の焼き・
ゆで 等

(参考)日本食品標準成分表の沿革

名称                公表年    食品数

日本食品標準成分表         1950年    538

改訂日本食品標準成分表       1954年    695

三訂日本食品標準成分表       1963年    878

四訂日本食品標準成分表       1982年    1,621

五訂日本食品標準成分表       2000年    1,882

五訂増補日本食品標準成分表     2005年    1,878

日本食品標準成分表2010       2010年    1,878

日本食品標準成分表2015年版(七訂) 2015年(予定)2,191

(http://www.mext.go.jp/~/2015/10/06/1362535_1_1.pdf)
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「五訂」の次は「七訂」になるのがおかしいですが、2010年版が
「六訂」にあたるようです。

 次は相変わらず怪しい人たちがいるという話です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

新生児へのビタミンK投与をデメリットとみなす
「日本おまたぢから協会」代表・立花杏衣加氏

 2009年に、山口県で、ビタミンKを投与されなかった新生児が硬
膜下血腫により死亡した事件がありました。ビタミンKは血液を固
める作用のある因子の合成に必要で、ビタミンKが不足すると出血
しやすくなります。新生児はとくにビタミンKが不足しやすく、ビ
タミンKが与えられない母乳育児の新生児の約2000人に1人がビタ
ミンK欠乏性出血症を発症していました。先進国ではほぼ全ての新
生児に出血予防のため、ビタミンKが与えられます。日本ではシロ
ップ(ケイツーシロップ)として経口投与されます。

 2009年の山口県の事件においては、助産師を相手取り、死亡した
新生児の母親が損害賠償請求訴訟を起こしました。訴状によれば、
助産師は母子手帳にビタミンKシロップを投与したという嘘の記載
を行い、その代わりにホメオパシーのレメディ(薬理学的にはただ
の砂糖玉)を与えていました。助産師が所属していた「ホメオパシ
ー医学協会」は、それまで、「ビタミンKの投与はよくない。代わ
りにレメディを使っていただきたい」と指導していたのです。

 訴訟は助産師側が和解金を支払うことで決着しました。報道によ
れば和解金は数千万円とみられるそうです。ホメオパシー医学協会
も「ホメオパシーのレメディーは、ビタミンK2のシロップの代用
にはなりません」というコメントを出しました。勇気を持って訴訟
を起こした母親のおかげです。ホメオパシー医学協会は今でも医学
的に見て問題のある主張を続けているものの、少なくともビタミン
Kが与えられないせいで頭蓋内出血を起こし、亡くなったり、後遺
症を残したりする赤ちゃんは今後はいなくなると私は思っていまし
た。しかし、その考えは甘かったようです。

 トップページに「子宮温暖化&冷え撲滅 全ての女性をHappyに
 おまたぢから・生理トレーニング 立花杏衣加 キレイと健康は
内側から」と掲げているブログの「病院で産むメリットデメリット」
というエントリーにおいて、ケイツーシロップがデメリットの一つ
に挙がっています。

■病院で産むメリットデメリット|あいかのブログ

 予防という大義名分を掲げて当たり前に与えるケイツーシロップ
 自然派で生み育てたい母にはこれを回避する交渉が必要

 なぜケイツーシロップがデメリットなのでしょうか。どうしてケ
イツーシロップ投与を回避する必要があるのでしょう。ビタミンK
欠乏性出血症によって死亡するかもしれないリスクをとってでも、
「自然派で生み育てたい」と希望する母親はいるのでしょうか。ビ
タミンKを与えないリスクについて、このブログを書いた立花杏衣
加氏はきちんと理解しているのでしょうか。なんとなく人工的な感
じがするから避けたほうがいいと曖昧に考えているだけではないで
すか。

(略)

 日本おまたぢから協会では、何千円とか十何万円とかの受講料を
取って、認定資格講座を開いています。民間資格にいくら払おうと
個人の自由ですが、私にはお金をドブに捨てるより無駄だと思えま
す。驚くべきことに、「おまたマスター」を名乗っている助産師す
らいます。自ら、助産業務ガイドラインを軽視していることを宣伝
しているようなものです。私の家族が出産することになったとして、
日本おまたぢから協会の資格を持っている助産師がいる施設は危険
なので絶対に勧めません。

http://blogos.com/article/138411/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 最後は巷で話題の「TPP」の今後です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 TPP=環太平洋パートナーシップ協定交渉が大筋合意を受けて、
参加12か国は、今後、協定案の内容が法的に矛盾していないか、
詳細にチェックして最終案を取りまとめる作業を行います。

 TPPの協定が発効するためには、各国政府が協定に署名し、そ
の後、各国の議会で批准される必要があります。

 アメリカの場合は、政府が協定に署名する90日、3か月前まで
に議会に協定内容を通知することが法律で定められているため、オ
バマ大統領が署名するのは少なくとも来年の1月以降となり、議会
での審議に入るのに一定の時間がかかります。

 日本も政府による署名のあと、国会で協定内容を審議し、批准す
る手続きをとることになります。また、合わせてTPPに関連する
国内法の改正手続きも並行して進めることになります。

 協定を発効する条件としては、すべての参加国が署名後2年以内
に議会での批准手続きを終えるか、2年以内に参加国すべてが手続
きを終了できなかった場合、TPP全体のGDP=国内総生産の8
5%以上を占める、少なくとも6か国が批准手続きを終えると協定
は発効することができるようになります。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151006/k10010260961000.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 GDP85%以上ということは、日本とアメリカは単独で拒否権
を持っています。日本は圧倒的多数派が政権を持っているので問題
ないでしょうが、アメリカ議会を通過するのはかなり困難と思いま
す。

 今後はアメリカ議会の動きが注目で、それ以外の国はアメリカ待
ちですね。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「労働安全衛生法」
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■訂正記事があります。以下をご覧ください。

2015/11/01 第834号「労働安全衛生法訂正他」「加工肉と発ガン性」

 こんなメールをいただきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 いつも興味深く拝見しております。

 食品関係の業務に携わっていますが、最近労働安全衛生法におい
て化学物質のあり方の見直しがあり、『表示対象物の範囲の拡大等』
により640の物質も表示対象物とされることになっているそうで
す。

 弊社の場合お酒や食酢を業務用に販売しています。

 所轄の労働基準監督署に問い合せたのですが、その方もほとんど
知識がない中、例えばエチルアルコールを1%以上含むのであれば
通知の対象だけでなく、表示の対象になるとのことでした。

 加熱して使用した際、引火の危険性が高まるため、作業者の安全
性が云々という話も伺いました。

 表示内容としては人体に与えるリスクなど、様々でした。

 食品表示法はいろいろ情報を見ていますが、関係機関を含み、講
習会・セミナー等でも、こちらの話は全くと言って良いほど情報提
供がありませんでした。

 本当に表示が必要なのか信じがたく、確証を得たいと考えており
ます。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「労働安全衛生法」はあまり聞き慣れないですが、職場での安全
を守るための法律と理解してよさそうです。

 その法律が昨年改正されています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 2014年 6月25日、「労働安全衛生法の一部を改正する法律」が公
布された。その中で特に企業に大きな影響を与えるのは、化学物質
に関するリスクアセスメントの実施義務化とストレスチェックの実
施義務化である。本シリーズでは、2 回に分けてその背景とともに
改正内容を解説する。第 1回目の本稿では、今回の改正点を概説す
るとともに、化学物質に関するリスクアセスメントの実施義務化に
焦点を当てて解説する。

1.労働安全衛生法の改正点

 今回の労働安全衛生法の改正は、最近の社会情勢の変化や労働災
害の動向に即応し、労働者の安全と健康の確保対策を一層充実する
ために行われたものである。主な改正点を下表にまとめた。

■化学物質に関するリスクアセスメント実施義務化

□労働安全衛生法に基づく労働安全衛生規則や特別規則 1の対象と
なっていない化学物質のうち、一定のリスクがあるものについてリ
スクアセスメントを実施する(義務)

□リスクアセスメントの結果に基づいて、

(1)労働安全衛生法令上の措置を講じる (義務)

(2)労働者の危険または健康障害を防止するために必要な措置を
講じる(努力義務)

2016年 6月

■ストレスチェックの実施義務化

(※従業員 50 人未満は努力義務)

□労働者の心理的負担の程度を把握するため、医師、保健師等によ
る検査を実施する(義務)

□検査の結果、一定の要件に該当する労働者から申し出があった場
合、医師による面接指導を実施する(義務)

□面接指導の結果に基づいて、医師の意見を聴き、必要に応じて就
業上の措置を講じる(義務)

2015年12月

■受動喫煙防止措置の努力義務化

□受動喫煙防止のため、事業者および事業場の実情に応じて適切な
措置を講じる(努力義務)

2015年6月

■重大な労働災害を繰り返す企業へ大臣からの指示・勧告・公表制
度の導入

□安全衛生関係法令に違反し、一定期間内に同様の重大な労働災害
を複数の事業場で繰り返し発生させた企業に対して、厚生労働大臣
が改善計画の作成等を指示可能とする

□指示に従わない場合や計画を実施しない場合は勧告、勧告にも従
わない場合は企業名を公表する

2015年6月

■外国に立地する検査・検定機関への対応

□国際的な動向を踏まえて、ボイラーなど特に危険性が高い機械等
の検査・検定機関について、日本国内に事務所がない機関も登録可
能とする

2015年6月

■規制・届出の見直し

□建物または機械等の新設を行う場合の事前の計画の届出(第88条
第1項)を廃止する

□特に粉じん濃度が高くなる作業に従事する際に使用が義務付けら
れている電動ファン付き呼吸用保護具について、労働者の健康障害
を防止する観点から型式検定・譲渡制限の対象に追加する

2014年12月

http://www.tokiorisk.co.jp/risk_info/up_file/201411111.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これにともなって、「化学物質の表示・文書交付制度」も改正さ
れ、表示・文書交付の義務対象物質も拡大されたというのが、ご質
問の背景です。

■化学物質の表示・文書交付制度のあらまし
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/roudou/ghs/dl/aramashi.pdf

 この文書には、こう書かれています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

第2 表示・文書交付の義務対象物質

1 表示義務の対象物質(104物質およびそれを含有する混合物)

(1)製造許可の対象物質(7物質)

(2)労働安全衛生法施行令で定める表示義務対象物質(97物質)

 これまでの表示義務対象物質に次の4物質を追加

酸化プロピレン

1,4―ジクロロ―2―ブテン

1,1―ジメチルヒドラジン
(1―ジメチルヒドラジン以外のジメチルヒドラジンは、表示義務
対象物質ではありません。)

1,3―プロパンスルトン  

(3)上記物質を含有する混合物(表示義務対象物質ごとに裾切値
※ が定められています)

※当該物質の含有量がその値未満の場合、表示・文書交付の義務の
対象とならない

2 文書交付義務の対象となる物(640物質およびそれを含有する混
合物)

(1)製造許可の対象物質(7物質)

(2)労働安全衛生法施行令で定める文書交付義務対象物質(633
物質)

(3)上記物質を含有する混合物(文書交付義務対象物質ごとに裾
切値が定められています)

※ 表示義務対象104物質、文書交付義務対象640物質以外の化学物
質であっても、危険有害性のある物は「化学物質等の危険有害性等
の表示に関する指針」(平成4年労働省告示60号)に基づいて、表
示および文書交付を行うことが望まれます。

------------------------------------------------------------
※ 一般消費者の生活の用に供される製品は除きます。
------------------------------------------------------------

「一般消費者の生活の用に供される製品」には以下のものが含まれ
ます。

(1)薬事法に定められている医薬品・医薬部外品および化粧品

(2)農薬取締法に定められている農薬

(3)労働者による取り扱いの過程において固体以外の状態になら
ず、かつ、粉状または粒状にならない製品

(4)対象物が密封された状態で取り扱われる製品

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/roudou/ghs/dl/aramashi.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この文書は対象640物質の一覧表を掲載していて、その中に

エタノール 0.1%以上

 という項目もあります。1%と思っていましたが、この文書によ
ると0.1%のようです。

 でも、上記にたぶん結論は出ていまして、お酒や食酢の場合は、
「一般消費者の生活の用に供される製品は除きます。」に該当する
のではないでしょうか。

 職場環境を汚染する化学物質規制の話ですので、一般の人が食べ
ているものを規制する意味はありません。担当者に確認は必要と思
いますが、もしそうでないなら教えてください。

 さて、最大の汚染物質である「喫煙」についての対策は、まだ
「努力義務」の扱いです。

 それに関連して、こんな制度もできています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■「受動喫煙防止対策助成金」のご案内

 平成26年6月25日に、改正「労働安全衛生法」が公布され、平成
27年6月1日から、職場の受動喫煙防止対策(事業者・事業場の実
情に応じた適切な措置)が事業者の努力義務となりました。

 事業者の皆さまは、まず、事業場の現状を把握・分析し、実行が
可能な対策のうち、最も効果的なものを実施するよう努めてくださ
い。

 受動喫煙防止対策を行う際には、その費用の一部を支援する「受
動喫煙防止対策助成金」を、ぜひ、ご活用ください。

□対象となる事業主

次のすべてに該当する事業主が対象です。

(1)労働者災害補償保険の適用事業主

(2)次のいずれかに該当する中小企業事業主
(中小企業の定義=略)

(3)事業場内において、措置を講じた区域以外を禁煙とする事業


□助成内容

助成対象経費:喫煙室の設置などにかかる工費、設備費、備品費、
機械装置費など

<助成の対象となる措置>

・喫煙室

・屋外喫煙所(閉鎖系)

・換気装置(宿泊業・飲食店を営んでいる事業場のみ)

助成率:1/2

上限額:200万円


(http://www.mhlw.go.jp/~0000088933.pdf)
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「職場では禁煙」を義務化すればよいだけの話なのに、喫煙室に
助成金を出すとはずいぶんな無駄遣いです。

 資料によると、小規模事業者ほど禁煙率が高いそうです。お金に
余裕のあるところは喫煙室を作ったりするからですが、助成金を出
してまで禁煙率を下げようとするのはいかがなものか。

 さらに追加して言うと、飲食店従業員の受動喫煙防止をぜひ労働
安全法の中に取り込んでほしいものです。現状ではこれが最大の労
働に関する健康被害だと思います。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 土曜日は孫の運動会でした。子供たちの運動会を見たのはもうず
いぶん昔のことですが、これからこういう楽しみが増えますね。

 今年の秋はずいぶん早くて、もう寒く感じるときもあります。ま
だ「クールビズ」などやっていますが、そろそろ一年中にして、ネ
クタイなんか過去の遺物になればよいのに、と思います。

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