安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>828号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------828号--2015.09.20------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「水質基準等の改正」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 こんなニュースがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■給食をのどに詰まらせ、小1女児が意識不明の重体 大阪市教委

 大阪市立小学校1年の女児が11日に給食のおかずをのどに詰ま
らせて窒息し、意識不明の重体になったと市教育委員会が発表した。
女児は市内の病院に入院し、17日朝の段階でも容体に変化はない
という。

■のど窒息、ウズラの卵が…

 市教委によると、女児は11日午後0時40分ごろ、おかずの
「鶏肉と野菜のうま煮」を食べていたときにのどを詰まらせ、呼吸
困難に陥った。異変に気づいた担任教師が背中をたたいたりしたが
回復せず、同45分に119番。駆けつけた救急隊員が女児を病院
へ搬送している途中の救急車内で、のどからウズラの卵を取り出し
た。

 女児がのどを詰まらせたのは給食を食べ始めて約5分後。給食は
他に、揚げ餃子とパン、牛乳、ナシが出ていた。

http://www.sankei.com/west/news/150917/wst1509170032-n1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ウズラの卵とは驚きですが、茹でると案外堅くなるということな
のでしょう。サイズ的には充分小さいと思いますが、これは人によ
るのでしょうね。

 次は米の偽装詐欺事件です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■「無農薬米」と偽装し販売 不正競争防止法違反の疑い経営者を
逮捕

 農薬、化学肥料不使用のブランド米と偽装して玄米を販売したと
して県警生活環境課と山形、寒河江両署は10日、不正競争防止法違
反(品質などを誤認させる行為)の疑いで、販売元の新東物産(寒
河江市)を経営する鈴木忠義容疑者(73)=中山町長崎=を逮捕し
た。同社は「環生米」の商標で玄米を販売。通常の玄米を上回る価
格で取引しており、県警は今回の不正で1千万円を超える収益を得
たとみて調べている。

 逮捕容疑は2014年10月ごろから15年4月ごろまでの間、農薬など
不使用とする特別栽培米の表示シールを貼った環生米用の米袋
(30キロ)に、農薬などを使って栽培された玄米を詰め、関東、関
西地方の米穀取扱業者数社に計3853袋(計11万5590キロ)を販売し
た疑い。

 山形署などによると、販売した玄米の内訳はひとめぼれ2724袋、
はえぬき612袋、コシヒカリ497袋、あきたこまち20袋。いずれも県
内の生産者から購入し、環生米の袋に詰め替えていた。一部は既に
消費者に販売されたとみられる。

 同社は肥料製造販売業。環境に優しいなどとして自社で製造する
有機肥料「内城B菌」を使い、無農薬栽培したコメを環生米と名付
け、04年に商標登録していた。県警は農業関係機関からの情報を基
に今年6月から捜査。調べに対し、鈴木容疑者は「間違いない」と
容疑を認めているという。10年ごろから同様の偽装をしていたとさ
れ、同署は不正に収益を上げようとした疑いがあるとみて事情を聴
いている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150911-00000258-yamagata-l06
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 米業界は相変わらず最低です。

 次は、以前から紹介している「遺伝子の水平移動」に関した記事
です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■遺伝子は異種間をどう移動しているのか−研究者が新論文

 科学者たちは、一つの生物種の遺伝子が別の種へ直接飛び移るこ
とができる道筋を発見した。自然界が遺伝子組み換え生物(GMO)
を創造する際の道筋だ。

 この発見は、遺伝子組み換え作物をめぐる論争にも関係する。
GMO反対派は、実験室で行われた異種間の遺伝子移動(例えば、ト
ウモロコシにバクテリア遺伝子を挿入して、害虫に抵抗力のあるも
のにする)は、自然界で決して発生せず、したがって非倫理的であ
り、潜在的に安全でないとしばしば主張してきた。

 新たな研究論文は17日、科学誌「PLOSジェネティクス」に掲載さ
れたもので、こうした反対派の主張の根拠を揺るがすものだ。

 スペイン・バレンシア大学の遺伝学者で、論文の共同執筆者のサ
ルバドール・エレーロ氏は、「自然界は常にGMOを創造しているこ
とが認識できる」と述べ、「遺伝子をある生物から別の生物に移動
させるのは、それほど奇怪ではない」と語った。

 遺伝子は通常、同一の生物種の間で受け継がれて行く。親から子
どもへの移動がそれで、「遺伝子の垂直伝播(VGT)」として知ら
れるプロセスだ。しかし近年、科学者たちは「遺伝子の水平伝播
(HGT)」の多くの例を発見した。遺伝子がある生物種から、同じ
環境でたまたま生きている全く無関係の生物種に運ばれるプロセス
だ。

 例えば、コーヒーの実を食べ尽くす害虫「コーヒーボーラー・ビ
ートル」のゲノムの中からバクテリアの一種の遺伝子が発見された。
このバクテリア遺伝子は、この昆虫がもっぱらコーヒー豆のみを食
料にして生きていくのを可能にしている。バクテリアが通常、抗生
物質耐性を持つのは、遺伝子の水平伝播を通じてである。

 英国の研究チームは数カ月前、人間はその進化の過程で「ジャン
プする遺伝子」方式によって、バクテリアやウイルス、菌類から14
5以上の外来遺伝子を獲得できたという結論を出した。

 大きな謎は、これがどのようにして生じるかだ。最新の研究論文
で、エレーロ氏ら研究者チームは、寄生蜂の遺伝子がチョウやガの
ゲノムにジャンプする(飛び移る)と考えられるルートを示唆して
いる。

http://jp.wsj.com/articles/SB10922328955711303277604581239990569981916
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 どのように水平移動するのかに関しては、元の記事をご覧くださ
い。

 禁煙に関して、こんな記事がありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■ロイヤルホストの全席禁煙は成功か? - 経緯と結果を聞いた

 大手ファミリーレストランチェーンのロイヤルホストは2013年11
月、同業界では初となる全国228店舗(当時)の全席禁煙を実施した。
発表した際には賛否を含めた様々な反応があったが、約2年経った
今、全席禁煙のプラス効果が表れているという。 禁煙化を率先し
て推進してきたロイヤルホストの佐々木徳久取締役が、同社の果敢
なチャレンジを語ってくれた。

■客層がビジネスパーソンからファミリーにシフト

 最初に全席禁煙を実施したのは、東京の板橋と南葛西の2店舗。
場所柄、ビジネスパーソンが多く、喫煙席の利用率も高かったこと
もあり、最初の数ヶ月は売上が落ちてしまったという。

 「それでも、データを分析するとファミリー層の増える週末には
売り上げが増えていましたので、全席禁煙の効果があるのがわかり
ました。諦めずに継続していくと、地域の皆さんにロイヤルホスト
の取り組みが伝わって、平日も主婦や高齢者の方を中心とする非喫
煙者の方々に利用いただけるようになりました。まさしく利用され
るお客様が入れ替わる格好となったのです」。

 3ヶ月ほどで利益も回復。煙のない清浄な環境で食事をゆっくり
楽しみたいというファミリー層などが増え、自ずと客単価も上がり、
売り上げ全体が底上げされるという効果も得られた。

■喫煙率が非常に高い店での成功が自信に

 以後、この成功事例をモデルとして、段階的に全席禁煙を推進し
ていくも、順調に成し遂げられたわけではない。喫煙者の多い地域
では長く苦戦した店舗もあった。それでも同社は、全席禁煙を導入
すれば効果があると信じて粘り強く取り組んでいった。

 象徴的なのは渋谷の道玄坂の店舗だという。全店でも売り上げは
トップクラスだが、喫煙者の多い店舗であった。営業担当者からも
全席禁煙には否定的な声しか聞こえてこなかったが、トップの一声
で一気に動いていくことになる。

 「2011年に代表取締役社長の矢崎精二が同店を視察した際、タバ
コの煙で充満している店内を見て、『この環境はお客さまにとって
も、ロイヤルホストで働く者にとっても目指すべき姿ではない』と、
全席禁煙をトップダウンで行いました。さすがに売り上げの回復に
は時間がかかりましたが、半年もすると他の店と同様にご家族連れ
の方が来店されるようになっていきました」。

 喫煙者の多いエリアでも、タバコの煙がない空間を望む人はいる。
全席禁煙のニーズはどんなエリアにも存在する――道玄坂の事例で
そう確信することができたことにより、ロイヤルホストの全席禁煙
化は一気に加速したそうだ。

http://news.mynavi.jp/articles/2015/09/16/tobaco/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「全席禁煙のニーズはどんなエリアにも存在する」ですね。この
記事の中で、従業員に対する配慮が言及されているのに注目してほ
しいと思います。目先の売上より従業員の健康を取る企業が将来生
き延びる企業であると思います。

 次はマグロの漁獲規制に関しての記事です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■マグロ急減で漁業者衝突 動かぬ水産庁の不可思議

 8月31日から9月3日にかけて、「中西部太平洋まぐろ類委員会(W
CPFC)北小委員会」が北海道札幌市で開催された。WCPFCは、北太
平洋のマグロ資源を管理する国際委員会。絶滅が危惧される太平洋
クロマグロについて、米国が踏み込んだ漁獲規制を採用するよう提
案したが、日本政府を代表して交渉に臨んだ水産庁は頑強にこれを
拒否。緊急ルールの策定を来年まで引き伸ばすことが決まった。

 日本は世界最大のマグロ消費国かつ漁獲国であり、国際機関の要
職にも水産庁の役人を送り込むことができるほど力を持っているの
で、日本の主張は通りやすい。しかし心配なのは、太平洋クロマグ
ロの資源量である。国際的な科学評価によれば、現在、初期資源量
(人間が漁をしていなかった時代の資源量)の3.6%という「歴史
的最低水準」である。2014年11月には、国際自然保護連合(IUCN)
が絶滅危惧種に指定したほどだ。

■零細漁師と大型巻き網漁業の対立

 興味深いのは、国内漁業者の間に、根深い対立が発生する事態に
及んでいることだ。それは家族経営的な零細の漁師が多い沿岸漁業
者と、日本水産やマルハニチロなど大手資本が運営する巻き網漁業
者の対立だ。前者は禁漁を決断し、後者は産卵期の巻き網漁業をや
めようとしない。

 「堪忍袋の緒が切れたんです」。6月10日、対馬の沿岸漁業者が
もつ漁船が、入港してきた巻き網漁船を取り囲んだ。沿岸漁業者が
抗議のために出した漁船はなんと102隻にも及ぶ。その2日後にも、
74隻で巻き網漁船を取り囲む事態が発生した。

 対馬の沿岸部には太平洋クロマグロ(以下、クロマグロ)の養殖場
が点在する。対馬沖にヨコワ(クロマグロの幼魚)が出現するこの時
期、漁獲したヨコワを養殖場へ入れるため、巻き網漁船が入港して
くる。
 対馬では、収入の9割がクロマグロ、という漁業者も多いという。
こうした沿岸漁業者にとって、全国的に知られる青森県の大間1年
分以上のクロマグロを、わずか1日で水揚げする能力をもつ大型巻
き網漁業は脅威だ。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5318
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 水産業者間の対立がはっきり書かれているのは珍しいです。そし
て水産庁が規制に反対している理由にも触れています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 多くの漁業者が、現在水産庁が行っているクロマグロの規制につ
いて、「絶滅懸念を払拭するだけの納得感が薄い」と話す。「目の
前にある魚は獲る」習性をもつ漁師が、自ら禁漁をするとは異常事
態ともいえる。それでも水産庁の腰が重いのは、巻き網漁業の目の
前の利益を守らなければならない特別な事情でもあるからだろうか。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5318?page=2
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 どうも大手水産業者との癒着があるようです。お役人の天下り先
になっているのかも。

 最後は食べ物ではありませんが、アメリカで重大な規制違反が発
覚したというニュースです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■独VW、米で大気浄化法違反の疑い 48万台対象

 米環境保護局(EPA)は18日、独フォルクスワーゲン(VW)
と傘下の独アウディの自動車で大気浄化法違反の疑いが見つかった
と発表した。対象となるのは2008年以降に米国で販売されたディー
ゼル車5車種、計48万2千台。VWなどはリコール(回収・無償修
理)に追い込まれる見通しだ。

 EPAによるとVWなどは排ガスに関する試験をクリアするため
に、違法なソフトウエアを使っていた。窒素酸化物(NOx)の排
出量が基準値と比べ40倍に達する可能性があるという。

 米メディアによると大気浄化法違反で1台あたり最大3万7500ド
ルの制裁金が科される可能性がある。単純計算で最大で180億ドル
(2兆1600億円)となる。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM19H2R_Z10C15A9NNE000/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 自動車業界界隈では、ドイツ車について、性能も環境負荷軽減に
ついても優れていると思い込んでいる人が多いのですが、実際には
技術的にかなり遅れているようです。

 ガソリン車でうまくいかないので、ディーゼルにしたのですが、
ここでも環境基準をクリアできていなかったというわけです。

 以前、韓国の自動車が燃費をごまかしていたのがバレたことがあ
ります。こちらは環境基準を数十倍越えていたというのですから、
より深刻な犯罪です。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「水質基準等の改正」
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 来年から、水質基準のうち、農薬類で一部基準値が変更になると
いうことです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■水道水中における農薬類の目標値見直しについて(案)

1.改正の趣旨

 内閣府食品安全委員会の新たな健康影響評価等の知見等に基づく、
第16回厚生科学審議会生活環境水道部会(平成27年2月5日開催)
における審議結果を踏まえ、平成15年10月10日健発第1010004号厚
生労働省健康局長通知について改正を行う。

2.改正案

(1)農薬類

項目      評価内容: ADI 新評価値 現行評価値
        (mg/kg体重/日)  (mg/L)   (mg/L)

アシュラム       0.36   0.9    0.2  緩和
ジクロベニル      0.01   0.03   0.01  緩和
ダイアジノン      0.001   0.003   0.005 強化
トリシクラゾール    0.05   0.1    0.08  緩和
フェニトロチオン    0.0049  0.01   0.003 緩和
マラチオン       0.29   0.7    0.05  緩和

3.施行日

平成28年4月1日(予定)

http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000132944
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 表にしていますが、この表は以下の原案からコピーしました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

第16回厚生科学審議会生活環境水道部会(平成27年2月5日)

■最新の科学的知見に基づく今後の水質基準等の改正方針(案)

1.趣旨

 水質基準については、平成15年の厚生科学審議会答申において、
最新の科学的知見に従い、逐次改正方式により見直しを行うことと
されており、厚生労働省では水質基準逐次改正検討会を設置し所要
の検討を進めている。

 平成26年度第2回水質基準逐次改正検討会(平成26年12月9日開
催)において、内閣府食品安全委員会の新たな健康影響評価等の知
見等に基づき、今後の水質基準等の改正方針について検討され、見
直しの方向性が整理された。

(1)農薬類以外

項目      評価内容: ADI 新評価値 現行評価値
        (mg/kg体重/日)  (mg/L)   (mg/L)

フタル酸ジ(n-ブチル) 0.005  0.01   0.2 強化


(2)農薬類

項目      評価内容: ADI 新評価値 現行評価値
        (mg/kg体重/日)  (mg/L)   (mg/L)

アシュラム       0.36   0.9    0.2  緩和
ジクロベニル      0.01   0.03   0.01  緩和
ダイアジノン      0.001   0.003   0.005 強化
トリシクラゾール    0.05   0.1    0.08  緩和
フェニトロチオン    0.0049  0.01   0.003 緩和
マラチオン       0.29   0.7    0.05  緩和
ホサロン        0.002   0.005   -   新規設定
ピラゾスルフロンエチル 0.01   0.03   0.1  強化


(1)農薬類以外

■分類要件1
最近3ヶ年継続で評価値の10%超過地点が1地点以上存在

【NO】

ジクロロメタン
1,1-ジクロロエチレン
1,2-ジクロロエタン
1,1,1-トリクロロエタン
メチル−t−ブチルエーテル(MTBE)
トルエン
二酸化塩素
亜塩素酸

【YES】

 ■分類要件2
 最近3ヶ年継続で評価値の50%超過地点が1地点以上存在
 又は最近5ヶ年の間に評価値超過地点が1地点以上存在

 【NO】

 六価クロム化合物
 1,4-ジオキサン
 シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン
 亜鉛及びその化合物

 アンチモン及びその化合物
 ニッケル及びその化合物
 フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)

 【YES】

 カドミウム及びその化合物
 クロロホルム
 クロロ酢酸
 ジクロロ酢酸
 ジブロモクロロメタン
 セレン及びその化合物
 トリクロロ酢酸
 ブロモジクロロメタン
 ブロモホルム
 ベンゼン
 ホウ素及びその化合物
 ホルムアルデヒド
 陰イオン界面活性剤
 四塩化炭素
 臭素酸
 総トリハロメタン
 非イオン界面活性剤


(2)農薬類

■分類要件1
最近3ヶ年継続で評価値の10%超過地点が1地点以上存在

【NO】

チウラム/アシュラム/フェンチオン(MPP)/シマジン(CAT)/ジチ
オピル/グリホサート/チオベンカルブ/テルブカルブ(MBPMC)/
マラソン (マラチオン)/1,3-ジクロロプロペン(D-D)/ナプロパミ
ド/メソミル/イソキサチオン/ピリブチカルブ/ベノミル/ダイ
アジノン/ブタミホス/ベンフラカルブ/フェニトロチオン(MEP)
/ベンスリド(SAP)/シメトリン/イソプロチオラン(IPT)/ベンフ
ルラリン(ベスロジン)/ジメピペレート/クロロタロニル(TPN)/
ペンディメタリン/フェントエート(PAP)/プロピザミド/メコプ
ロップ(MCPP)/ブプロフェジン/ジクロルボス(DDVP)/メチルダイ
ムロン/エチルチオメトン/フェノブカルブ(BPMC)/アラクロール
/プロベナゾール/クロルニトロフェン(CNP)/カルバリル(NAC)/
エスプロカルブ/CNP-アミノ体/エディフェンホス(EDDP)/ダイム
ロン/イプロベンホス(IBP)/ピロキロン/ビフェノックス/EPN/
フサライド/ベンスルフロンメチル/ベンタゾン/メフェナセット
/トリシクラゾール/カルボフラン(カルボスルファン代謝物)/プ
レチラクロール/ピペロホス/2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D)
/イソプロカルブ(MIPC)/ジメタメトリン/トリクロピル/チオフ
ァネートメチル/アゾキシストロビン/イソフェンホス/テニルク
ロール/イミノクタジン酢酸塩/クロルピリホス/メチダチオン(D
MTP)/ホセチル/トリクロルホン(DEP)/カルプロパミド/ポリカ
ーバメート/ピリダフェンチオン/ブロモブチド/ハロスル/ロン
メチル/イプロジオン/モリネート/フラザスルフロン/エトリジ
アゾール(エクロメゾール)/プロシミドン/チオジカルブオキシン
銅/アニロホス/プロピコナゾール/キャプタン/アトラジン/シ
デュロン/クロロネブ/ダラポン/ピリプロキシフェン/トルクロ
ホスメチル/ジクロベニル(DBN)/トリフルラリン/フルトラニル
/ジメトエート/カフェンストロール/ペンシクロン/ジウロン
(DCMU)/フィプロニル/メタラキシル/エンドスルファン/メプロ
ニル/エトフェンプロックス

【YES】

 ■分類要件2
 最近3ヶ年継続で評価値の50%超過地点が1地点以上存在
 又は最近5ヶ年の間に評価値超過地点が1地点以上存在

 【NO】

 アセフェート
 ジクワット

 【YES】

 該当なし

(www.mhlw.go.jp/^0000073078.pdf)
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 原案からは一部削除されていて、農薬以外についても削除になっ
たようです。

 下の方は実際の検査で、「10%超過」があった物質、「50%超過」
または「超過」があった物質を表にしています。

 「10%超過」というのは基準値の10%を超過したという意味ですか
ら、特に農薬では基準値より2桁以上少ない値しか検出されないの
が普通だということがわかります。

 ついでに、現在の基準値を以下に紹介します。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■水質基準項目と基準値(51項目)

 水道水は、水道法第4条の規定に基づき、「水質基準に関する省
令」で規定する水質基準に適合することが必要です。

項目 基準

一般細菌:1mlの検水で形成される集落数が100以下
大腸菌:検出されないこと
カドミウム及びその化合物:カドミウムの量に関して、0.003mg/L以下
水銀及びその化合物:水銀の量に関して、0.0005mg/L以下
セレン及びその化合物:セレンの量に関して、0.01mg/L以下
鉛及びその化合物:鉛の量に関して、0.01mg/L以下
ヒ素及びその化合物:ヒ素の量に関して、0.01mg/L以下
六価クロム化合物:六価クロムの量に関して、0.05mg/L以下
亜硝酸態窒素:0.04mg/L以下
シアン化物イオン及び塩化シアン:シアンの量に関して、0.01mg/L以下
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素:10mg/L以下
フッ素及びその化合物:フッ素の量に関して、0.8mg/L以下
ホウ素及びその化合物:ホウ素の量に関して、1.0mg/L以下
四塩化炭素:0.002mg/L以下
1,4-ジオキサン:0.05mg/L以下
シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン:
0.04mg/L以下
ジクロロメタン:0.02mg/L以下
テトラクロロエチレン:0.01mg/L以下
トリクロロエチレン:0.01mg/L以下
ベンゼン:0.01mg/L以下
塩素酸:0.6mg/L以下
クロロ酢酸:0.02mg/L以下
クロロホルム:0.06mg/L以下
ジクロロ酢酸:0.03mg/L以下
ジブロモクロロメタン:0.1mg/L以下
臭素酸:0.01mg/L以下
総トリハロメタン:0.1mg/L以下
トリクロロ酢酸:0.03mg/L以下
ブロモジクロロメタン:0.03mg/L以下
ブロモホルム:0.09mg/L以下
ホルムアルデヒド:0.08mg/L以下
亜鉛及びその化合物:亜鉛の量に関して、1.0mg/L以下
アルミニウム及びその化合物:アルミニウムの量に関して、0.2mg/L以下
鉄及びその化合物:鉄の量に関して、0.3mg/L以下
銅及びその化合物:銅の量に関して、1.0mg/L以下
ナトリウム及びその化合物:ナトリウムの量に関して、200mg/L以下
マンガン及びその化合物:マンガンの量に関して、0.05mg/L以下
塩化物イオン:200mg/L以下
カルシウム、マグネシウム等(硬度):300mg/L以下
蒸発残留物:500mg/L以下
陰イオン界面活性剤:0.2mg/L以下
ジェオスミン:0.00001mg/L以下
2-メチルイソボルネオール:0.00001mg/L以下
非イオン界面活性剤:0.02mg/L以下
フェノール類:フェノールの量に換算して、0.005mg/L以下
有機物(全有機炭素(TOC)の量):3mg/L以下
pH値:5.8以上8.6以下
味:異常でないこと
臭気:異常でないこと
色度:5度以下
濁度:2度以下

■水質管理目標設定項目と目標値(26項目)

 水道水中での検出の可能性があるなど、水質管理上留意すべき項
目です。

(略)

■注:農薬類(水質管理目標設定項目 15 )の対象農薬リスト

(略)

(www.mhlw.go.jp/stf/~kijunchi.html)
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 全国の上水道設備では、毎日こうした基準値の管理をしているわ
けですが、その検査データをまとめているサイトがあります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■このホームページでは、全国の水道事業者等が実施した水道水の
水質検査結果の概要を掲載しています。

・対象年度 平成22年度以降
・対象項目 水質基準項目、水質管理目標設定項目、農薬類
・分布表  原水/浄水別、水源別に検査値を集計
・個別データ 全国の水道事業者・用水供給事業者の各浄水場にお
ける検査状況(最高値・最小値・平均値・検査回数)を原水/浄水
別に集計

http://www.jwwa.or.jp/mizu/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 なかなかすごい量のデータがありますが、個別にPDFファイルで
公開されているので、あまり見る気はしないです。

 ずいぶんと優秀な成績で運営されている日本の上水道ですが、稀
にこんなこともあります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■水道水の水質基準値超過について

 水質検査の結果で「アルミニウム及びその化合物」が水道水の基
準値を超えて検出された件についてお知らせします。

平成27年3月23日 水質検査(大川・根田原・片根山浄水場系管末)
:0.23mg/L
平成27年3月23日 水質検査(関之戸浄水場系管末):0.34mg/L
平成27年4月15日 水質検査(大川・根田原・片根山浄水場系管末)
:0.33mg/L

※「アルミニウム及びその化合物」の基準値は 0.2mg/L です。

「アルミニウム及びその化合物」について、上記のとおり水質基準
の超過が見られました。

ただし、アルミニウムについては人体への吸収率が低く、摂取し
たほとんどが体外に排泄されるため、今回検出された程度の微量の
アルミニウムでは、健康に影響することはありません。このことを
考慮し、今回の基準超過については、給水の停止や飲用の制限など
は行いませんでした。

 今回の基準値超過の原因は、大川浄水場及び関之戸浄水場に於い
て、原水の不純物を沈澱させる薬品(凝集剤)を投入する機器の不
具合により投入量が多くなったことです。

 これに対して薬品投入する機器の不具合調整の対策を行いました。

 この対応により、現在、「アルミニウム及びその化合物」の基準
値超過は解消しています。

 今回の水質基準超過について、皆様には大変ご心配をおかけしま
した。これを教訓に、今後も水質監視の強化を図り、より良い水質
を目指していきます。

○PAC(パック)

 ポリ塩化アルミニウム(Poly Aluminum Chloride の略)。凝集剤
の一種

http://www.town.hachijo.tokyo.jp/kakuka/kigyou/test/H27info.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 原水が悪いのではなくて、凝集剤を過剰投入した結果です。こう
いうこともあるのですね。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 21日から23日まで、宮沢賢治学会の大会があるので、花巻に
行ってきます。今年は涼しくなるのが早いので、東北はもうずいぶ
ん涼しいのだろうな、と思います。

 金曜日に東京に行ったのですが、帰りの新幹線や特急は大変な混
雑でした。連休の前日だということを忘れていました。どうしてこ
んなに祝日があるのだ?と不思議でしたが、「祝日に挟まれた日は
休日」なんですね。

 中国では例年、この時期に「中秋節」の休みがあるのですが、今
年は9月初旬に「戦勝記念」のイベントで休日にしたため、中秋節
は無視されたようです。独裁政権は休日も好きに変更できるわけで
す。

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