安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>809号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------809号--2015.05.10------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「食品添加物表示」

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---〔話題〕-------------------------------------------------

 まずはこんなニュースから。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■コレステロール値:「食事で変わらず」動脈硬化学会が声明

 取りすぎると動脈硬化などを招くとして悪者扱いされてきたコレ
ステロールについて、日本動脈硬化学会(佐藤靖史理事長)は1日、
「食事で体内のコレステロール値は大きく変わらない」との声明を
発表した。厚生労働省も今年、5年ぶりに改定された「食事摂取基
準」で、コレステロールの基準を撤廃しており、これを容認した形
だ。動脈硬化予防には食事だけでなく、生活習慣や運動など包括的
な対策が大切だとしている。

 コレステロールは脂質の一種で、食べ物からのほか肝臓でも作ら
れる。動脈硬化学会は血中の「悪玉」のコレステロールが高いと心
筋梗塞を起こしやすいとして警告する一方、日本脂質栄養学会は
「数値が高い人はむしろ長生き」と主張し、論争が続いていた。

 厚労省はこれまで、18歳以上の男性は1日当たり750ミリグ
ラム未満、女性は600ミリグラム未満の摂取基準値を設けていた。
しかし5年おきに改定する「食事摂取基準」の2015年版で、科
学的根拠が得られなかったとして基準を撤廃。卵の摂取量と心筋梗
塞の発症リスクとの関連を調べた日本人約10万人の研究で「関連
なし」との結果が出たことなどを例示し「食事からのコレステロー
ルは一部に過ぎず、食事から多く取れば、体内で作る量を減らすな
どの調整する仕組みがある」と解説した。

 米農務省も「コレステロールは過剰摂取を懸念すべき栄養素では
ない」として、摂取量を1日300ミリグラム未満に抑えていた食
事指針を今年見直す方向だ。

 こうした中、動脈硬化学会は1日の声明で「食べるのを制限して
も血中の値が低下する人と、しにくい人がいて、個人差が大きい」
と基準の撤廃に賛同した。悪玉コレステロールの値が高い人はコレ
ステロールの摂取制限が推奨されるとする一方、食事や運動、生活
習慣を全体的に改善することが必要とした。食事についても脂質だ
けを減らすのではなく「食物繊維を多く含む大豆製品や海藻、野菜
類を増やすことが大切」と訴えた。

http://mainichi.jp/select/news/20150502k0000m040167000c.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 コレステロールの摂取基準撤廃に反対していたはずの動脈硬化学
会も、こういう見解になったのですね。

 「食事から多く取れば、体内で作る量を減らすなどの調整する仕
組みがある」のなら、摂取量を少なくしても体内で多く作る仕組み
としても働くでしょうから、結局同じことです。

 私もコレステロールの多そうなものはあまり食べない方ですが、
血液検査では高めの数値でした。仕方ないとあきらめていましたが、
毎日散歩するようになって、コレステロール値が下がることを発見
しました。単なる運動不足だったのですね。

 次はメバチマグロの話です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■メバチマグロも乱獲深刻 太平洋、漁獲削減は不可避

 日本で刺し身用マグロとしては最も多く消費されているメバチマ
グロは、日本漁船の主要漁場である中西部太平洋で資源レベルが
「低位」となり、しかも減少傾向にあるとの評価を水産総合研究セ
ンターが9日までにまとめた。

 高級トロの材料になるクロマグロだけでなく、比較的低価格のマ
グロでも乱獲が深刻化していることを示しており、日本漁船を含め
た漁獲量の削減を求める声が高まることは確実だ。

 同センターによると、産卵能力がある親魚の量は、漁業が本格化
した1950年以降、減少が続き、2012年には、この海域にも
ともといた量の16〜20%程度に減っている可能性がある。

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015050901001236.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 漁業はいよいよ追い詰められてきた印象ですが、乱獲が原因だと
したら、自業自得といわれても仕方ないです。

 最後は国民生活センターのサイトで見つけたネタ2つを紹介して
おきます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■質問

 ドレッシングのボトル包装に「コレステロール0mg」と表示され
ていますが、本当に入っていないんですか?

■回答

 まったく入っていない、というわけではありません。

■解説

 ダイエットや健康志向の高まりで、カロリーやコレステロール、
脂質などの量を気にする人も多いと思いますが、健康増進法に基づ
く栄養表示基準では、100mg当たりのコレステロール量が5mg未満の
場合、含まない旨の表示(無、0(ゼロ)、ノン、等)の表示が認
められています。

 栄養成分は、栄養表示基準に従って表示されており、含まない旨
の表示については、下表「0(ゼロ)と表示できる栄養成分等の量」
の通り、栄養成分ごとに定められています。

-------------------------------------------------
表 0(ゼロ)と表示できる栄養成分等の量
-------------------------------------------------
栄養成分(表示単位) 0(ゼロ)と表示できる基準※
-------------------------------------------------
たんぱく質(g)   0.5g
脂質(g)      0.5g
飽和脂肪酸(g)   0.1g
コレステロール(mg) 5mg
炭水化物(g)    0.5g
糖質(g)      0.5g
糖類(g)      0.5g
ナトリウム(mg)   5mg
熱量(kcal)     5kcal
-------------------------------------------------
※食品100g当たり(一般に飲用に供する液状の食品では100ml当た
り)の該当する栄養成分等の量が基準値未満の場合

http://www.kokusen.go.jp/t_box/data/t_box-faq_qa2013_09.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この話はよく言われますが、簡明な表にしてあるのでわかりやす
いです。

 ところで、上述のようにコレステロールの摂取基準が撤廃された
のですから、「コレステロールゼロ」の表示も禁止すべきではない
でしょうか?

 元々コレステロールとは関係のない、植物性油脂のようなものに
も「コレステロールゼロ」表示を見かけます。あれはインチキだと
前から思っていました。 

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■質問

 商品の表包装に「バター」の文字があったので、バターだと思っ
て購入したところ「乳等を主要原料とする食品」という表示が箱の
横の成分表示にあった。これはバターとは違うの?

■回答

 バターの規格を満たさないものの、名称上そのように付けられる
商品もあります。

■解説

 バターについては「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」に
よって「生乳、牛乳又は特別牛乳から得られた脂肪粒を練圧したも
の」かつ「乳脂肪分80.0%以上、水分17.0%以下」と定められてい
ます。

 そこで、乳脂肪分を減らしたり、他の食品(レーズン等)を混ぜ
ることで、バターとしての成分規格を満たさなくなったものは「乳
等を主要原料とする食品」となります。

 この他、バターと外観が似ている食品に、マーガリン類がありま
すが、バターとは原料や製造方法等が異なります。バターは乳脂肪
分から製造されますが、マーガリン類は食用油脂(乳脂肪を含まな
いもの又は乳脂肪を主原料としないもの)からできています。

 JAS規格によると、油脂含有率が80%以上のものを「マーガリン」、
油脂含有率が80%未満のものを「ファットスプレッド」といいます。

http://www.kokusen.go.jp/t_box/data/t_box-faq_qa2013_16.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 お菓子などの表示を見ていると、原材料に「乳等を主要原料とす
る食品」が時々出てきます。これは何だろうな?と思っていました
が、こういうことだったのですね。

 でも、基準を満たしていなくても、例えば「バターの様なもの」
であれば、そういう書き方をした方がわかりやすいです。「偽バタ
ー」ではダメでしょうから、「バター類似品」とか「バター同等品」
とか…。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「食品添加物表示」
------------------------------------------------------------

 FOOCOM.NETで食品表示に関する解説記事が掲載されています。

4月1日食品表示法施行 新制度でここが変わる(1)一括表示
http://www.foocom.net/secretariat/foodlabeling/12422/

 その中から、食品添加物の表示に関連した部分を紹介します。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■レイアウト変更 食品添加物と原材料をわかりやすく区分

 食品表示の原材料名の欄には、原材料が多いもの順で表示され、
続いて食品添加物が多いもの順で表示されています。このこと自体
は変更されませんが、新ルールでは原材料と添加物の間に明確に区
分をつけて表示することが義務づけられました。(食品表示基準 
別記様式一(第八条関係)備考2 p741〜742)

 説明会では、添加物と原材料の明確な分け方には、いくつかパタ
ーンが考えられるとしています。

1) 原材料と添加物を記号(/スラッシュ)で区分して表示する

2) 原材料と添加物を改行して表示する

3) 原材料と添加物の間にラインを引いて区別する

4) 原材料名の下に添加物の事項名を設けて表示する
(食品表示基準 別記様式一P741)

 1)2)は「原材料名」欄の中での区分ですから、記号を見落とした
り、改行が目立たなかったりすることもあるでしょう。最も目立つ
ように区分できるのは4)で「原材料名」欄に新たに「添加物名」欄
を設けるものです。食品添加物を全く用いていない場合は、この欄
が空欄になり、使っていないことが明確になります。

 しかし明確に区分することは、わかりやすくなる一方で問題もあ
ります。まずはスペースの問題。限られたスペースの中では、3)4)
では行数が増えます。また、お総菜やお弁当などに貼るシールラベ
ルの場合は、多種類の品目ごとにラベルプリンターの設定を変えて
入力するなど、人手のかかる作業が伴います。

 また、食品添加物への誤解が広がるのではないかという点も懸念
されます。現在使われている食品添加物は国が安全性を確認してお
り、きちんと管理されて用いられていれば安全性に問題はありませ
ん。しかし、ネガティブなイメージを持たれることもあり、明確に
区分されるようになれば、より少ないものを選ぼうとする消費者が
増えるかもしれません。こうした消費行動を見越して有用な食品添
加物の使用が見直されるることになれば、悩ましいことです。これ
を機に食品添加物の定義や安全性、用途名表記などの表示ルールも
知って、冷静に判断できるようになりたいものです。

 レイアウト上の変更はもう1点見直しがあります。これまでは表
示面積がおおむね30平方cm以下の場合は表示が免除されていました
が、安全性に関する情報は必要として、名称、アレルゲン、消費期
限又は賞味期限、保存方法、表示責任者、L−フェニルアラニン化
合物を含む旨が省略不可となりました。小面積の食品にも、これか
らは確実に表示が義務付けられ、安全情報が得られることになりま
す。(食品表示基準 第三条3p53〜56、第四条P56)

http://www.foocom.net/secretariat/foodlabeling/12422/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 原材料表示が「原材料/添加物」の順になっていることは案外知
られていません。使用量の多い添加物でも、最も少ない原材料の次
に来るので、ここで量の逆転が起こっていることがわからなくなり
ます。

 例えば、「香辛料(0.1%)」の次に「調味料(アミノ酸等)(5%)」
が来れば、香辛料の方が使用量が多いように見えてしまいます。

 また、「原材料/添加物」の境目がわからないので、どこからが
添加物なのか判断がつかず、エキス類のように添加物ではないのに
添加物と思われている原材料もよくあります。

 今回の「区分を明確にする」措置で、どこから添加物か判断がつ
かないという問題は解決されます。その代り、一般には添加物と思
われることの多い原材料が添加物のところになくて、あれっ?と疑
問に思われたりはするでしょうね。

 添加物のトップに書かれているものと、原材料の末尾のものの使
用量の大小はわからない、ということは消費者には想像がつくのか、
ちょっと疑問ではありますが。

 こういうことから私は以下の方式がよいと考えていました。

(1)「原材料/添加物」の区別なく、使用量の多い順に記載する。

(2)添加物は他と判別できるよう、字体を変える、マークをつけ
るなどする。

 統一の「添加物マーク」を作るのがよい…などと考えていました
が、もう決まってしまったので残念です。

 ここからはおさらいで、食品添加物の表示ルールです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■食品添加物の表示方法

 容器包装に入れられた加工食品では、原則として、使用したすべ
ての添加物名を、容器包装の見やすい場所に記載する必要がありま
す(JAS法では、一括表示の原材料欄に、食品添加物以外の原材料
と食品添加物に区分し、重量の割合の多い順に使用したすべての原
材料を記載することになっています。)。表示方法については、必
要なことを、できるだけわかりやすく表示するために、様々な工夫
がなされています。

 また、栄養強化の目的で使用されるもの、加工助剤及びキャリー
オーバーについては、表示が免除されています※。

※ ただし、栄養強化目的で使用した添加物であっても、JAS法に
基づく個別の品質表示基準で表示義務のあるものについては、表示
が必要となります。

■物質名で表示する

 食品添加物は、原則として物質名を表示することになっています。

 しかし、添加物の化学名では馴染みが無く、逆にわかりにくくな
る場合もあります。例えば、ビタミンCの化学物質名は「L-アスコ
ルビン酸」ですが、一般には、「ビタミンC」や「V.C」と書いた方
がわかりやすいでしょう。

 そこで、添加物の品名(名称及び別名)、簡略名及び類別名を定
め、添加物を表示する場合は、これらの名前を使用することとしま
した。このリストは、食品衛生法施行規則「別表第1」、「既存添
加物名簿」及び「食品衛生法に基づく添加物の表示等について」に
記載されています。

例)
-------------------------------------------------
化学物質名:L-アスコルビン酸
-------------------------------------------------
  簡略名:アスコルビン酸、V.C
-------------------------------------------------


■用途名を併記する

 保存料や甘味料など8種類の用途に使われるものは、消費者の選
択に役立つ情報として、その用途名を併せて表示することになって
います。この場合は、「保存料(ソルビン酸K)」、「甘味料(ス
テビア)」のように、用途名と物質名を表示しています。

-------------------------------------------------
用途名を併記する添加物(食品衛生法施行規則別表第5)
-------------------------------------------------
1 甘味料
2 着色料
3 保存料
4 増粘剤/安定剤/ゲル化剤又は糊料
5 酸化防止剤
6 発色剤
7 漂白剤
8 防かび剤又は防ばい剤
-------------------------------------------------

※ 添加物の物質名の表示中、「色」の文字を含む場合は、着色料、
「増粘」の文字を含む場合は増粘剤又は糊料の用途名表示を省略す
ることができます。
※ 甘味料のうち、「アスパルテーム」においては、「L-フェニル
アラニン化合物」である旨を併記します。
※ 「既存添加物名簿収載品目リスト」及び「一般飲食物添加物品
目リスト」の用途欄に増粘安定剤と記載された多糖類を複数で使用
する場合は、「増粘多糖類」という簡略名が使用できます。この増
粘多糖類を「増粘剤」として使用する場合は、用途名の「増粘剤」
を省略することができます。

■一括名で表示できる

 添加物表示は個々の物質名を表示するのが原則ですが、次の14種
類の用途で使用する場合には、使用の目的を表す「一括名」で表示
することが認められています。例えば、微量の物質を調合して作ら
れる食品用香料は、配合した物質全てを表示するよりも、「香料」
と表示した方がわかりやすくなります。

------------------------------------------------------------
一括名で表示できる添加物(平成23年内閣府令第45号別表第5関係)
------------------------------------------------------------
・イーストフード:塩化アンモニウム、塩化マグネシウム、グルコ
ン酸カリウムほか
------------------------------------------------------------
・ガムベース:エステルガム、グリセリン脂肪酸エステル、酢酸ビ
ニル樹脂ほか
------------------------------------------------------------
・かんすい:炭酸カリウム(無水)、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウムほか
------------------------------------------------------------
・苦味料:イソアルファー苦味酸、カフェイン(抽出物)、ホップ
抽出物ほか
------------------------------------------------------------
・酵素:アガラーゼ、アクチニジン、アクロモペプチダーゼほか
------------------------------------------------------------
・光沢剤:オウリキュウリロウ、カルナウバロウ、カンデリラロウ
ほか
------------------------------------------------------------
・香料又は合成香料:アセト酢酸エチル、アセトフェノンほか(及
び天然香料)
------------------------------------------------------------
・酸味料:アジピン酸、クエン酸、クエン酸三ナトリウムほか
------------------------------------------------------------
・軟化剤(チューインガム軟化剤):グリセリン、プロピレングリ
コール、ソルビトール
------------------------------------------------------------
・調味料(その構成成分に応じて種類別を表示)
 調味料(アミノ酸)、調味料(アミノ酸等)
 調味料(核酸)、調味料(核酸等)
 調味料(有機酸)、調味料(有機酸等)
 調味料(無機塩)、調味料(無機塩等)

アミノ酸:L-アスパラギン酸ナトリウム、DL-アラニンほか
核酸:5'-イノシン酸二ナトリウム、5'-ウリジル酸二ナトリウムほか
有機酸:クエン酸カルシウム、クエン酸三ナトリウムほか
無機塩:塩化カリウム、リン酸三カリウムほか
------------------------------------------------------------
・豆腐用凝固剤又は凝固剤:塩化カルシウム、塩化マグネシウム、
グルコノデルタラクトンほか
------------------------------------------------------------
・乳化剤:グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルほか
------------------------------------------------------------
・水素イオン濃度調整剤又はpH調整剤:アジピン酸、クエン酸、
クエン酸三ナトリウムほか
------------------------------------------------------------
・膨脹剤、膨張剤、ベーキングパウダー、ふくらし粉:アジピン酸、
L-アスコルビン酸、塩化アンモニウムほか
------------------------------------------------------------

■表示が免除される

 栄養強化の目的で使用される添加物と、加工助剤、キャリーオー
バーに該当する添加物は、表示が免除されています※。

※ 栄養強化目的で使用した添加物であっても、JAS法に基づく個
別の品質表示基準で表示義務のあるものについては、表示が必要と
なります。

<栄養強化の目的で使用されるもの>

 栄養強化の目的で使用されるビタミン類、ミネラル類、アミノ酸
類については、表示が免除されています※。

※同じ添加物でも、栄養強化の目的以外で使用する場合は、表示す
る必要があります。

例)
L-アスコルビン酸を
栄養強化の目的で使用する場合→ 表示免除
酸化防止剤として使用する場合→ 「酸化防止剤(ビタミンC)」
と表示

<加工助剤>

 食品の加工の際に添加されるもので次の3つに該当する場合は、
表示が免除されます。

1 食品の完成前に除去されるもの

例)油脂製造時の抽出溶剤であるヘキサン

2 最終的に食品に通常含まれる成分と同じになり、かつ、その成
分量を増加させるものではないもの

例)ビールの原料水の水質を調整するための炭酸マグネシウム

3 最終的に食品中にごくわずかな量しか存在せず、その食品に影
響を及ぼさないもの

例)豆腐の製造工程中、大豆汁の消泡の目的で添加するシリコーン
樹脂

<キャリーオーバー>

 原則として、食品の原材料に使用された添加物についても表示す
る必要があります。

 ただし、食品の原材料の製造又は加工の過程で使用され、その食
品の製造過程では使用されないもので、最終食品に効果を発揮する
ことができる量より明らかに少ない場合は、表示が免除されます※。

※ 添加物を含む原材料が原型のまま存在する場合や、着色料、甘
味料等のように、添加物の効果が視覚、味覚等の五感に感知できる
場合は、キャリーオーバーにはなりません。

例)

1 保存料の安息香酸を含むしょうゆでせんべいの味付けをした場
合、この安息香酸は含有量が少なく、せんべいには効果を持たない。

→ キャリーオーバーとなり、表示の必要はありません。

2 着色料を使ったメロンソースをメロンアイスに使用した場合、
最終製品にも色としての効果がある。

→ キャリーオーバーとならなず、表示が必要です。

3 発色剤を使用したハムをポテトサラダに入れた場合、ハムはそ
のまま原型を止めている。

→ キャリーオーバーとならなず、表示が必要です。

■バラ売り食品への表示

 店頭でバラ売りをする食品については、食品衛生法上の表示の義
務がありません※。

※ 防かび剤として使用されるイマザリル、オルトフェニルフェノ
ール、ジフェニル、チアベンダゾール及びフルジオキソニルと、甘
味料のサッカリン及びサッカリンナトリウムについては、バラ売り
であっても売り場に表示をしなければなりません。

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/shokuten/shokuten6.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これは東京都のサイトですが、簡潔にまとまっているため、ほぼ
全文を紹介しました。厚労省、農水省、消費者庁などとは制作者の
レベルが違います。中央官庁のサイトがダメなのはどうしてなので
しょうかね。

 以下はその消費者庁のQ&Aから抜粋です。例によって「何でも
PDF」です。でも、印刷した紙をコピーしたものよりはマシなの
です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

(加工−76)「一般に食品として飲食に供されている物であって添
加物として使用される品目リスト」に収載されていない食品は、添
加物の目的で使用しても、添加物表示は不要と解してよいですか。

(答)

 添加物の目的で使用した場合は、当該物が食品であっても、添加
物としての表示が必要です。

------------------------------------------------------------
(加工−77)アミノ酸液はどのように表示すればよいですか。

(答)

 動植物たんぱくを加水分解して得られたアミノ酸液のように、個
々のアミノ酸まで単離せず種々のアミノ酸等が複合した状態を保っ
ているものは、肉エキスと同様に食品として扱われており、添加物
表示は不要です。

 一方、アミノ酸液にL−グルタミン酸ナトリウム等の添加物が添
加されている場合や調味料の用途に使用されるもののうち、L−グ
ルタミン酸ナトリウムやDL−アラニン等のように単一の成分から
なるアミノ酸には、添加物表示が必要です。

------------------------------------------------------------
(加工−78)寒天を使用した食品において、「寒天」はどのように
表示すればよいですか。

(答)

 寒天を食品として使用する場合には、添加物表示は不要です。な
お、添加物としての目的で使用する場合には、添加物としての表示
が必要です。


------------------------------------------------------------
(加工−91)「添加物は一切使用していません」、「無添加」など
と表示をすることはできますか。

(答)

1 通常同種の製品が一般的に添加物が使用されているものであっ
て、当該製品について添加物を使用していない場合に、添加物を使
用していない旨の表示をしても差し支えないと考えます。

 ただし、加工助剤やキャリーオーバー等のように食品表示基準第
3条第1項の表の添加物の項の規定により表示が免除される添加物
を使用している場合には、添加物を使用していない旨の表示をする
ことはできません。

 また、「無添加」とだけ表示することは、何を加えていないかが
不明確なので、具体的に表示することが望ましいと考えます。

2 さらに、同種の製品が一般的に添加物が使用されることがない
ものである場合、添加物を使用していない旨の表示をすることは適
切ではありません。

http://www.caa.go.jp/foods/pdf/150331_qa4-kako.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ここで「一般に食品として飲食に供されている物であって添加物
として使用される品目リスト」という長い名前のリストが出てきま
すが、以下の文書に掛かれています。その他にもいろんな表があり
ますので、ご覧ください。上記東京都の記事のネタ元です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

別添 添加物関係

■簡略名又は類別名一覧表
■同種の機能の添加物を併用した場合における簡略名の例
■規則別表第1に掲げる添加物のうち用途名併記を要するものの例

■各一括名の定義及びその添加物の範囲
■栄養強化の目的が考えられる添加物の範囲
■ばら売り等により販売される食品のうち、添加物の表示を要する
添加物一覧
■既存添加物名簿収載品目リスト
■天然香料基原物質リスト
■一般に食品として飲食に供されている物であって添加物として使
用される品目リスト

http://www.caa.go.jp/foods/pdf/150331_tuchi3-betu1.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

--〔後記〕--------------------------------------------------

 このところ体調も回復してきたのですが、義母が危篤状態になっ
たりして、私事はいろいろと大変です。

 このところできるだけ散歩するようにし、食べる量も減らして、
体重を少し減らしました。BMI22を少し下回ったところですが、
中性脂肪値やコレステロール値が減ったのには驚きました。ずっと
高めで、あきらめていたのです。ということで毎日体重計に乗って、
健康マニアをしています。

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