安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>798号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------798号--2015.02.22------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「しろしょうゆ」

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---〔話題〕-------------------------------------------------

 まずは米の産地偽装事件で、起訴された会社に判決が出ています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 三重県四日市市の米の卸売会社による産地偽装事件で、不正競争
防止法違反の罪に問われた元社長に、津地方裁判所は執行猶予の付
いた有罪判決を言い渡しました。会社には罰金500万円を言い渡
しました。

 三重県四日市市の米の卸売会社「三瀧商事」の元社長、服部洋子
被告(78)は、おととし4月、中国産を混ぜた米137トン余り
を国産100%と偽って表示し販売したとして、不正競争防止法違
反の罪に問われました。

 18日の判決で、津地方裁判所の増田啓祐裁判長は会社側が30
から40%の中国産米を混入させていたとしたうえで「架空の伝票
を作るなど、犯行は組織的かつ巧妙で、食料品の原産地表示に対す
る消費者の信頼を大きく揺るがした。被告は不正な取り引きを中止
させることもできたのにやめさせなかった」と指摘しました。

 一方で「混入された中国産米の安全性自体に問題はなく、会社が
清算手続き中で、再び偽装が行われる可能性は低い」として、懲役
2年、執行猶予4年、罰金50万円を言い渡しました。

 会社としての三瀧商事には罰金500万円を言い渡しました。

 同じ罪に問われた元管理部長の北村文伸被告(56)には、懲役
2年、執行猶予4年、罰金50万円の判決が言い渡されました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150218/k10015565301000.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 米業界では、このところのニュースでもわかるように「どこでも
やっているじゃないか」という状態です。

 次は「トクホ」についてのニュースです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 消費者庁は18日、サッポロビールと花王から特定保健用食品
(トクホ)として申請があったビール風味清涼飲料水のノンアルコ
ール飲料各1種類について、許可を正式決定した。ノンアル飲料で
は初の許可。「未成年者の飲酒の引き金になる」として内閣府消費
者委員会が昨年8月に不適切と答申していたが、同庁は「安全性と
有効性というトクホの条件を満たす」として、未成年者に販売しな
い酒類業界の自主対策の徹底を条件に答申を覆した。同庁の判断は
今後、議論を呼びそうだ。

 許可されたのは、サッポロビールが商品名「サッポロプラス」、
花王が同「ヘルシアモルトスタイル」。サッポロビールの表示が
「食物繊維の働きで、糖の吸収を穏やかにする」で、花王が「茶カ
テキンを豊富に含み、脂肪を消費しやすくする」などの内容。いず
れも未発売。

 トクホは健康増進法に基づく手続きで、含まれる成分の有効性と
安全性について消費者委の意見を聞くなどした後、消費者庁長官が
許可するか決める。消費者委の答申通りに判断する必要はないが、
同庁が異なる判断をしたのは初めてとなる。

 今回の商品は消費者委に2013年7月、トクホとして適切か諮
問された。消費者委は14年8月、成分の安全性と有効性は問題な
いとしたものの、「(トクホの有効性とは)食生活の改善に寄与し、
健康の維持、増進が図られることで、未成年者の飲酒につながる可
能性があれば、成分に問題がなくても食生活の改善に寄与すること
にはならない」として不適切と結論づけた。

 これに対し消費者庁はこれまで「トクホ対象外の製品」として、
「アルコール飲料や糖分などを過剰に摂取する食品など」と示して
おり、今回のノンアル飲料は「清涼飲料水でトクホの対象」と判断。
「成分の安全性と有効性に問題がなく、飲むことで食生活の改善が
図られ、条件を満たす」と許可理由を説明した。

 その上で酒類の業界団体などが現在、自主規制として実施してい
る「酒類と同じ場所に置き、年齢確認をする」などの未成年者対策
を徹底することを許可の条件に挙げ、「対策が不十分なら取り消し
もあり得る」とした。

 サッポロビールは、今回の許可を受け、来月中に商品の発表会を
予定している。同社広報は「トクホを取ったのは、独自の価値ある
商品を提供するため。他のノンアル飲料と同様に、未成年の手に届
きにくいよう配慮する」と話す。一方、花王は現段階での商品化は
未定という。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150218-00000023-mai-soci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 いつも言っているように、「トクホ」そのものには反対している
私ですが、ノンアルコール飲料に「未成年対策」が必要だというの
は理解できません。

 アルコールを含むものが「酒」ですから、ノンアルコール飲料は
酒ではなく、誰でも自由に飲めるはずです。嗜好の問題があるので、
小さい子は飲まないでしょうが、それはコーヒーなどでも同じこと
です。

 酒に似ているからダメ、というのなら、「こどもびいる」の立場
がないではありませんか。

こどもびいる専門店
http://www.tomomasu.co.jp/kodomo/

 これは小さな子供が飲むものですが、成人直前の若者には、ノン
アルコール飲料を飲むように誘導するのが正しいと思うのですが…。

 ノンアルコール飲料は酒のニセモノには違いありません。最後は
薬のニセモノの話題です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■薬としての効能は一切ありません! プラシーボ効果しかない偽
薬を取り扱う、正直な“製薬”会社が話題に

 薬物としての効果が無い偽薬の製造などを行っている兵庫県の企
業、プラセボ製薬がTwitter上などで話題になっています。

 社名には“製薬”とついていますが、取り扱っているのは「プラ
セプラス」というでんぷんなどの成分を錠剤のように成形した食品
です。容器も茶色い薬瓶そっくりのものを使用しています。

 プラセボ製薬のURLを掲載したツイートが2月18日に現れて以降
Twitter上には「ネタかと思ったらガチだった」「この発想はなか
った」などのコメントが投稿されています。効能が無いことを明示
しながら、薬の偽物を販売する“製薬”会社が存在するという事実
が衝撃的だったのかもしれません。

 プラセボ製薬の社名にもなっているプラシーボ(プラセボ)とは、
薬効成分を含まない偽薬のこと。プラシーボを処方された患者が本
物の薬だと信じ込んで、実際に症状が改善することは「プラシーボ
効果」と呼ばれています。

 公式サイト内の「プラシーボ辞典」によれば、プラシーボ効果が
ただの思いこみだけで現れることは少なく、一般的にはプラシーボ
の投与などの具体的な治療行為を行なう必要があります。人間って
不思議な生き物なんですねえ……。“製薬”会社を名乗っているの
は、「イメージ戦略的な効果」のためでもありますが、「表記がも
たらす善き作用としてのプラシーボ効果を信じ」、「企業としての
社会的な責任を常に意識するため」だそう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150220-00000067-it_nlab-sci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 こんな会社が本当にあるのですね。

プラセボ製薬株式会社
http://placebo.co.jp/

 でも、薬を飲む人自身がこれが偽薬だと知っていたらまずいので、
誰かだます役の人がいるなあ、などと考えていたら、多くの健康食
品会社は既にそれを実践してくれていたことに思い至りました。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「しろしょうゆ」
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 「しろしょうゆ」の表示違反が摘発されています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

平成27年2月13日 農林水産省

■日東醸造株式会社におけるしろしょうゆの不適正な格付及び格付
の表示に対する措置について

 農林水産省は、JAS法に基づく認定製造業者である日東醸造株式
会社が、しろしょうゆについて、アミノ酸液を混合する「混合方式」
で製造していたにもかかわらず、「本醸造方式」を要件とする「特
級」に格付し、「特級」表示のある格付の表示(JASマーク)を付
して販売していたことを確認しました。

 このため、本日、日東醸造株式会社に対し、JAS法に基づき、格
付及び格付の表示の改善並びに格付の表示の除去又は抹消を命じま
した。

1 経過

1.農林水産省東海農政局及び独立行政法人農林水産消費安全技術セ
ンターが、平成25年11月26日から平成26年12月24日までの間、農林
物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(昭和25年法律第
175号。以下「JAS法」という。)第14条第1項の認定を受けた製造
業者である日東醸造株式会社(愛知県 碧南市 松江町六丁目71番地。
以下「日東醸造」という。)に対し、JAS法第20条第2項及び第20条
の2第2項の規定に基づく立入検査を行いました。

2.この結果、農林水産省は、日東醸造が、しろしょうゆ(商品名
「日東の白醤油 松(1.8リットル瓶入り)」ほか6商品)について、
アミノ酸液を混合する「混合方式」で製造していたにもかかわらず、
「本醸造方式」を要件とする「しょうゆの日本農林規格」(平成16
年9月13日農林水産省告示第1703号)第7条に規定する「しろしょう
ゆの規格」の「特級」に格付し、「特級」表示のある格付の表示
(JASマーク)を付して、少なくとも平成22年4月1日から平成26年
11月25日までの間に326キロリットルを販売していたことを確認し
ました(別紙1参照)。

(参考)用語の概要

■しろしょうゆ:しょうゆのうち、少量の大豆に麦を加えたもの等
をしょうゆこうじの原料とし、かつ、製造工程において色沢の濃化
を強く抑制したもの。

■本醸造方式:もろみ(しょうゆこうじ等に食塩水又は生揚げを加
えたもの。以下同じ。)を発酵、熟成させる方式。

■混合醸造方式:もろみにアミノ酸液(大豆等の植物性のたん白質
を酸により処理したもの。以下同じ。)等を混合して発酵、熟成さ
せる方式。

■混合方式:本醸造しょうゆ、混合醸造しょうゆ若しくは生揚げ又
はこのうち2つ以上を混合したものにアミノ酸液等を混合する方式。

■生揚げ:発酵、熟成させたもろみを圧搾して得られた状態のまま
の液体。

2 措置

 日東醸造が行った上記の行為については、「JAS法第14条第1項」
の規定に基づく格付及び格付の表示が適正に行われていないと認め
られるものです。

 このため、農林水産省は、日東醸造に対し、「JAS法第19条の2」
の規定に基づき、以下の内容の格付及び格付の表示の改善並びに格
付の表示の除去又は抹消を命じました。

(命令の内容)

(1) 格付及び格付の表示に関する業務について、直ちに点検を行い、
不適正な実態が確認された場合は、速やかに是正すること。

(2) 製造・販売している全ての食品について、直ちに格付の表示の
点検を行い、不適正な格付の表示を付した食品を確認した場合は、
速やかに当該格付の表示を除去又は抹消すること。

(3) 販売した食品の一部について、不適正な格付及び格付の表示が
行われていた主たる原因として、JAS制度に関する認識の著しい欠
如並びに格付及び格付の表示の管理体制に不備があると考えられる
ことから、これを含めた原因の究明・分析を徹底すること。

(4) (3)の結果を踏まえ、全役員及び全従業員に対して、JAS制度に
ついての啓発を行い、その遵守を徹底するとともに、格付及び格付
の表示のチェック体制の強化、拡充等の再発防止対策を実施するこ
と。

(5) (1)から(4)までに基づき講じた措置について、平成27年3月13
日までに農林水産大臣宛て提出すること。

(参考)

1 本件について、東海農政局でも同様のプレスリリースを行ってお
ります。

2 日東醸造については、本件のしろしょうゆ等に関して、JAS法第
19条の13第1項及び第2項の規定に基づき定められた品質表示基準に
違反する行為が確認されたことから、本日、愛知県が、日東醸造に
対して、JAS法第19条の14第1項の規定に基づく指示を行っています。

http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/kansa/150213.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 同じ文面で、違う会社も同時に発表されています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■ヤマシン醸造株式会社におけるしろしょうゆの不適正な格付及び
格付の表示に対する措置について

2. この結果、農林水産省は、ヤマシン醸造が、しろしょうゆ(商
品名「ヤマシン白醤油(360ミリリットル瓶入り)」ほか14商品)
について、アミノ酸液を混合する「混合方式」で製造していたにも
かかわらず、「本醸造方式」を要件とする「しょうゆの日本農林規
格」第7条に規定する「しろしょうゆの規格」の「特級」に格付し、
「特級」表示のある格付の表示(JASマーク)を付して、少なくと
も平成23年11月1日から平成26年12月20日までの間に1,191キロリッ
トルを販売していたことを確認しました。

http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/kansa/150213_1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ヤマシン醸造のサイトには「おわび」の記事がありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■お詫びとお知らせ

 この度、平成27年2月13日付けで農林水産省及び愛知県より
弊社製品の一部に、JAS格付の表示及び品質表示基準に基づく表示
の一部表示に不適切なものがあったとの指摘をうけました。これは、
しろしょうゆにおいて「本醸造方式」を要件とする「特級」に格付
したものの一部にアミノ酸液を混合した「混合方式」による製造の
ものが含まれていたことによるものです。このような事態を招いて
しまいご迷惑をお掛けしましたこと、心よりお詫び申し上げます。
また各種販売店及び製造委託元等、関係先に多大なご迷惑をお掛け
したこと、心よりお詫び申し上げます。今後はこのようなことが二
度と生じないように、役員はじめ従業員一同今回の指摘を真摯に受
け止め、表示制度について啓発を行い、その遵守に努め、品質表示
のチェック体制の強化に努めてまいる所存です。

 なお今回ご指定を受けた商品については発生時点におきましてす
でに正しい表記に改まっております。また混合方式での製造のもの
であっても健康上問題のあるものは含まれておりませんので、ご安
心下さい。

 これからも弊社は農林水産省及び関係当局の指導のもと、安全、
安心の製品作りの原点にたち改善に取り組んでまいりますので何卒
宜しくお願い申し上げます。

http://www.yamashin-shoyu.co.jp/owabi/201502.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 日東醸造の方には何もないのですが、不思議なことに「しろしょ
うゆ」の記載がなく、代わりにこんなのがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 私たち日東醸造は、創業以来ずっと愛知県碧南市で白醤油を作り
続けてきました。

 そんな中、究極の白醤油を作ってみたいという先代会長の思いか
ら、平成6年、国産小麦で作った小麦麹を通常の2倍量使用して、食
塩と活水器を通した水を加えて仕込む「三河しろたまり」を発売し
ました。

※「しろたまり」は通常の白醤油の2倍の小麦麹(当社比)を仕込
に使い、濃厚に仕上げたしろしょうゆなので、しろしょうゆの「た
まり」という意味で名づけた当社の商品名です。 

 「しろたまり」は大豆を使用していないため法律上、名称を「し
ょうゆ」とは表記できず、小麦醸造調味料と表記しておりますが、
大豆を使用しないことと小麦麹を2倍使用する(当社比)こと以外、
製造方法は白醤油と全く同じです。

http://www.nitto-j.com/kura/index.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この「しろたまり」は醤油ではないようですが、醤油の種類は以
下の5つがあります。「しょうゆ情報センター」のサイトから。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■しょうゆには5つの種類があります。

 古くから日本各地で生産されてきたしょうゆは、それぞれの地域
の嗜好や醸造の歴史などにより、さまざまな個性を持っています。
その種類は、日本農林規格(JAS)によって、こいくち、うすくち、
たまり、さいしこみ、しろの5つに分類されています。

■【濃】こいくちしょうゆ

 国内生産量のうちおよそ8割を占める、最も一般的なしょうゆ。
塩味のほかに、深いうま味、まろやかな甘味、さわやかな酸味、味
をひきしめる苦味を合わせ持っています。調理用、卓上用のどちら
にも幅広く使える万能調味料です。

■【淡】うふくちしょうゆ

 関西で生まれた色の淡いしょうゆで、国内生産量のうち1割強を
占めています。発酵と熟成をゆるやかにさせるため、食塩をこいく
ちより約1割多く使用。素材の持ち味を生かすために、色や香りを
抑えたしょうゆです。炊きあわせやふくめ煮など、素材の色や風味
を生かして仕上げる調理に使われます。

■【溜】たまりしょうゆ

 主に中部地方で作られるしょうゆ。とろみと濃厚な旨味、独特な
香りが特徴。古くから「刺身たまり」と呼ばれるように、寿司、刺
身などの卓上用に使われるほか、加熱するときれいな赤身が出るた
め、照り焼きなどの調理用や、佃煮、せんべいなどの加工用にも使
われます。

■【再】さいしこみしょうゆ

 山口県を中心に山陰から九州地方にかけての特産しょうゆ。他の
しょうゆは麹を食塩水で仕込むのに対ししょうゆで仕込むため、
「さいしこみ」と呼ばれています。色、味、香りともに濃厚で、別
名「甘露しょうゆ」とも言われ、刺身、寿司、冷奴など、おもに卓
上でのつけ・かけ用に使われています。

■【白】しろしょうゆ

 愛知県碧南市で生まれ、うすくちよりもさらに淡い琥珀色のしょ
うゆ。味は淡泊ながら甘味が強く、独特の香りがあります。色の薄
さと香りを生かした吸い物や、茶わん蒸しなどの料理のほか、せん
べい、漬物などにも使用されます。

https://www.soysauce.or.jp/syurui/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 以下は愛知県しろしょうゆのサイトです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■しろしょうゆのふるさとは愛知県です。

 豆みそ・たまりしょうゆとともに特産の調味料として愛知で愛さ
れ続けている「しろしょうゆ」。その淡く美しい琥珀色、ほんのり
とした甘み、新鮮でゆたかな香りは今も全国の料亭などで珍重され
ています。ご家庭でも「しろしょうゆ」を使うと、茶わん蒸しやお
吸い物、漬け物などの色をつけずに風味をつけたいお料理が、たい
へん美しく仕上がります。

■「しろしょうゆ」その白さのひみつ。

 ふつうのしょうゆが大豆と小麦を半々の割合で作られているのに
対して、しろしょうゆは原料のほとんどが小麦というとても珍しい
しょうゆ。しょうゆと比べて、色が淡く、ほんのりと甘い味わいで
す。その淡い色を守るため、製造工程で加熱処理を行わないことも
特徴のひとつ。そのため発酵のもととなる酵母が生きたままの状態
で瓶詰めされます。

■「白だし」はしろしょうゆを使って作られます。

 よく使われる言葉「白だし」は愛知発祥のしろしょうゆに昆布や
鰹節などから取った「だし」やみりんを加えたものです。手軽で料
理に使いやすいことから、茶わん蒸しをはじめ幅広く使われていま
す。

http://aichishiro.jp/museum/what.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 種類についてはこんなところですが、次は醸造方法について。キ
ッコーマンのサイトから。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

製造方式によるしょうゆの分類

■しょうゆは本醸造が主流

 JASでは製造方式によってもしょうゆを分類しています。「本醸
造」「混合醸造」「混合」の3つの方式がありますが、現在つくら
れている8割は本醸造方式です。これらの製造方式はラベルに表示
されていますので、すぐ見分けることができますよ。

■本醸造方式

 原料となる大豆と小麦を、麹菌や酵母など微生物の力によって、
長期にわたり発酵・熟成させたもの。

 つまり、タンパク質を分解して種々のアミノ酸に変える工程を、
すべて麹菌がつくる酵素の働きでおこなっています。本醸造でつく
られたしょうゆは色や味、香りすべてにおいてバランスのとれたよ
いしょうゆといえます。

 みそと清酒、しょうゆはいずれも麹菌を利用してつくられますが、
原料のすべてを麹にして仕込むのは豆みそとしょうゆだけです。

■混合醸造方式

 混合醸造は、本醸造の諸味(もろみ)にアミノ酸液(または酵素
分解調味液、または発酵分解調味液)を加え、短期間で熟成させる
方式です。

 タンパク質は、微生物の力ではなく化学処理によっても分解でき
ます。大豆など高タンパク原料に濃塩酸を加え、加水分解してつく
ったものをアミノ酸液といいます。また濃塩酸のかわりにタンパク
質分解酵素を用いたものを酵素分解調味液とよび、小麦グルテンを
発酵、分解したものを発酵分解調味液とよびます。

■混合方式

 協業工場※で集約的につくられた生揚げ(きあげ)しょうゆに、
アミノ酸液(または酵素分解調味液、または発酵分解調味液)を直
接混ぜ合わせただけのものが混合方式です。

※1963年に制定された「中小企業近代化促進法」に基づき各都道府
県に協業組合がつくられ、主に仕込から圧搾までの工程の集約がお
こなわれました。

http://www.kikkoman.co.jp/soyworld/museum/various/production.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 今回の摘発では、最後の「混合方式」のものに「特級」と表示し
たとされています。等級については、以下のとおりです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■しょうゆの等級(品質基準)には、特級、上級、標準の3段階が
あります。

 JASの認定工場でつくられ、JAS規格に合格したしょうゆはJASマ
ークをつけることができますが、非認定工場の製品にはJASマーク
はつけられません。したがって、しょうゆにはJASマークのついて
いるものとついていないものとがあります。ただし、認定工場の製
品にはJASマークをつけるか、つけないかは任意とされています。

 JASマークのついているものには「特級」「上級」「標準」のい
ずれかの表示がしてあります。「特級」の表示は本醸造方式のしょ
うゆと、特例として「さいしこみしょうゆ」の混合醸造方式に限っ
て認められています。しょうゆのうま味成分であるグルタミン酸や
その他多くのアミノ酸類は、必ず窒素分を含んでいるのが特徴です。
したがって、しょうゆ中の窒素分の多いものほど、うま味のあるし
ょうゆということがいえます。また、色の度合いや無塩可溶性固形
分(エキス分)、直接還元糖などの分析値及び官能検査についても
品質標準に合格していなければなりません。

https://www.soysauce.or.jp/gijutsu/jas/top.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 このページにはそれぞれの醤油の「特級」「上級」「標準」の基
準値(全窒素分など)が表になっていますが、注目はここです。

■「特級」の表示は本醸造方式のしょうゆと、特例として「さいし
こみしょうゆ」の混合醸造方式に限って認められています。

 混合方式の醤油に「特級」と書いてはいけないのですね。

 醤油の表示では、特に醸造方法に関する表示は必要ないようです
から、「特級」と書かなければ混合方式であっても普通に表示して
いて問題はないようです。

 したがって、今回摘発された会社以外も、「しろしょうゆ」のほ
とんどは混合方式なんだろうな、と感じますね。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 このごろ、BSやCSのテレビで、中国の時代劇をよく見ていま
す。字幕ものを選んで見ていて、中国語の勉強だと称しているので
すが、面白いのは間に入るCMのほとんどが「健康食品」の通信販
売だということです。

 しかも大手の食品、製薬メーカーのものが多いのです。安全でさ
えあれば健康食品で儲けることは悪いことではありませんが、大会
社がこんなところに手を出すのか、と正直思います。

 でも、詐欺のようなものも多い健康食品業界に、大手企業が参入
してくるのはよいことかもしれないとも思います。この場合は「良
貨が悪貨を駆逐」してほしいもので、「朱に交われば赤く」ならな
いようにと望みます。

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