安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>788号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------788号--2014.12.14------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「ペヤング異物混入事件」

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ブログ毎日?更新中

http://why0531.sblo.jp/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 まずはこんなニュースから。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 東北大学は12月9日、青色光を当てると昆虫が死ぬことを発見し
たと発表した。

 同成果は同大学大学院農学研究科の堀雅敏准教授らの研究グルー
プによるもので、12月9日付けの英科学雑誌「Scientific Reports」
に掲載された。

 光は波長が短いほど毒性が強いと考えられている。UVC(100〜280
nm)やUVB(280〜315nm)といった波長の短い紫外線は生物に対して強
い毒性があることが知られ、これより長い波長の紫外線(UVA: 315
〜400nm)には明らかな致死効果が報告されていない。よって紫外線
よりも波長の長い可視光(400〜500nmの青色光)が昆虫のような動物
に対して致死効果があると考えられていなかった。

 今回の研究では、様々な波長のLED光をショウジョウバエのさな
ぎに当てて、殺虫効果を調査した。その結果、青色光を当てたさな
ぎは羽化できずに死亡したという。特に440nmと467nmの波長が高い
効果を示し、467nmの光は卵、幼虫、成虫に対しても殺虫効果を発
揮したという。

 また、蚊のさなぎに対しては417nmの青色光に効果が認められた
ほか、小麦粉の害虫であるヒラタコクヌストモドキのさなぎに対し
ては非常に高い殺虫効果が確認された。

 同研究グループは光が昆虫の内部組織に吸収され、活性酸素が生
じ、細胞や組織が傷害を受けるため死亡すると推測しており、種に
よって異なる波長が効果を発揮することから、さまざまな害虫に適
用できるクリーンな殺虫技術の開発につながる可能性があるとして
いる。また、青色光やそれに起因する活性酸素の生体への影響を評
価する研究への応用も期待されるという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141210-00000100-mycomj-sci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 紫外線ではなく、可視光線で虫が死ぬというのは驚きです。細菌
とは違って虫などは紫外線でも簡単には死なないと思っていたので
すが、これが本当だとすると光による殺虫が可能なのかもしれませ
ん。可視光線なら人間に対しては無害でしょうし。

 次は食塩摂取量の話です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

日本人の食塩摂取、1日2g多かった 尿測定で13g

 日本人が1日にとっている食塩量は約13グラムとする推計を厚
生労働省研究班がまとめ、英国の専門誌に論文が掲載された。健康
な成人の尿に含まれるナトリウム量から導き出した。食べた物など
から算出する従来の調査と比べ、2グラムほど多かったという。

 研究班は2013年2〜3月、全国23道府県にある福祉施設2
00カ所の20〜60代の職員計760人を対象に調べた。1日分
の尿をためて測定するのを1人2回実施し、含まれるナトリウムの
平均値を出した。これをもとに推計される1日の食塩の摂取量は全
体で12・9グラム、男性14・0グラム、女性11・8グラムだ
ったという。

 日本人の食塩摂取量は、厚労省の国民健康・栄養調査が基本にな
っている。1日に食べた物や量を記入してもらった調査票から出し
ている。12年の結果では、成人が1日にとる食塩の平均量は10
・4グラム。男性11・3グラム、女性9・6グラム。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141208-00000030-asahi-soci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 たぶんこの値の方が現実に近いのでしょうね。食塩摂取量を減ら
せという声は大きいですが、この量の食塩を摂取した結果が世界最
高レベルの寿命や健康状態なのですから、冷静に判断すべきところ
と思います。もちろん、減らせるならそれに越したことはないです
が。

 最後は「未殺菌牛乳」についての驚くべきニュースです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 オーストラリア南東部メルボルン近郊で、搾ったまま殺菌処理し
ていない生乳を飲んだ3歳児が死亡したことが分かった。豪メディ
アが11日報じた。生乳の飲用で下痢や腸炎になった報告は時々ある
が、死亡に至ったケースは異例という。

 豪州では1940年代から、飲料用としての生乳販売が禁じられてい
る。ただ、風呂の湯に入れて使う美容目的の販売は認められている。

 3歳児がなぜ生乳を飲んだかは不明。違法と知りながらも生乳の
方が栄養価が高いと考える愛飲者がおり、保護者が健康増進のため
飲用させた可能性がある。一方、保護者が誤って美容用の生乳を与
えたとの見方もある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141211-00000038-jij-asia
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 未殺菌牛乳が危険なのは周知の事実ですが、まさか人が死ぬとは
思っていませんでした。詳細は不明ですが、ちょっと驚きです。

 実用可能な殺菌方法が発見された直後から、殺菌に関する偏見か
らか、未殺菌牛乳を持ち上げるのはよくありました。特に乳児に未
殺菌牛乳を与えることでたくさんの乳児が死んだという記録があり
ます。

 21世紀になって、それが再現されるというのはどうしたことで
しょうか。「反科学」を標榜してデマをまき散らしている人たちは
恥を知るべきでしょう。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「ペヤング異物混入事件」
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 隠れた人気商品だったからか、「ペヤング」についてのニュース
が賑わっています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 インスタントカップやきそば「ペヤング」にゴキブリとみられる
異物が混入していた問題で、製造・販売元のまるか食品(群馬県伊
勢崎市)は12月11日、「製造過程での混入の可能性は否定できない」
として、当面の間、全工場(本社工場、赤堀工場)での生産自粛と、
全商品の販売休止をすることを発表した。

 さらに、現在自主回収の対象になっていない商品についても、安
全上の問題はないとしつつも、回収することを決めた。「ご心配の
お客様におかれましては、自主回収商品と同様に、弊社宛てにご返
送くださいますようお願い申し上げます。後日商品代金をお送りさ
せて頂きます」としている。

 同社はこれまで、「製造過程での混入」は考えられないとしてき
たが、外部委託機関の分析報告をもとに、社内で検証した結果、そ
の可能性が否定できないと判断した。同社では、「(顧客から商品
に虫が混入していたという)お申し出を頂いた事実を真摯に受け止
め、一層厳正な品質管理の徹底を図る」としている。

 この問題をめぐっては、12月2日夜、ツイッターにゴキブリとみ
られる異物が混入している画像が投稿され、ネットで大きな話題に
なった。同社は12月4日、異物が混入した商品と同じラインで製造
された「ペヤング ハーフ&ハーフ激辛やきそば」と「ペヤング 
ハーフ&ハーフカレーやきそば」の2種類、計約5万食の自主回収を
発表していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141211-00002411-bengocom-soci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 即席麺「ペヤング」のカップ焼きそばに虫の混入が指摘された問
題で、製造・販売元の「まるか食品」(本社・群馬県伊勢崎市)は
11日、全24商品の生産・販売を休止すると発表した。販売済み
の全商品の返品・返金にも応じる。品質管理の向上が確認でき次第、
製造を再開する予定だが、数カ月かかる見通し。

 消費者の1人が今月2日、「ペヤング ハーフ&ハーフ激辛やき
そば」にゴキブリとみられる虫が入った画像を掲載し、ネット上で
拡散した。同社は3日に現物を回収し、外部の検査機関に分析を依
頼。社内でも検証した結果、「製造過程で混入した可能性も否定で
きない」と判断した。

 同社は今後、二つある製造工場内の排水設備を点検するなどして、
虫が入り込む隙間がないか確認する。また、即席麺の下側に異物が
あっても感知できる装置を導入するなど製造ラインを改修し、品質
の管理を徹底する方針。

 同社は混入が指摘された商品と同じ日に製造した「ペヤング ハ
ーフ&ハーフ激辛やきそば」「ペヤング ハーフ&ハーフカレーや
きそば」の2種類計約4万6千個の自主回収を進めており、ほか2
2種類についても、商品と引き換えで返金に応じる。大手のスーパ
ーやコンビニなどは、取り扱いのある全国の店舗で11日までに、
店頭から商品を撤去した。

 同社によると、「ペヤングソースやきそば」は1975年発売の
ロングセラー。販売会社「まるか商事」の2013年度の売上高は
約130億円に上る。

 営業所と合わせた従業員は正社員のみ約140人だといい、会社
側は「雇用は維持する」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141212-00000043-asahi-soci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 当初はいろいろ憶測がありましたが、やはり製造過程で混入した
ことは間違いないようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 即席麺「ペヤングやきそば」にゴキブリが混入した商品1点が見
つかった問題で、ゴキブリは加熱された状態だったことが、製造元
の「まるか食品」(群馬県伊勢崎市)への取材で分かった。ゴキブ
リの体の一部は麺に入り込んだ状態で発見された。油で揚げる前の
製造工程で入り込んだ可能性もあるが、同社は「原因は不明」とし
ている。

 同社は問題の商品を3日に回収し、外部の分析機関に検査を依頼
した。その結果、虫は体長約2センチのクロゴキブリと判明。体内
にある酵素「カタラーゼ」の働きが失われており、加熱されていた
ことが分かったという。同社は消費者から容器や包装フィルムも回
収したが、穴は開いていなかった。

 同社によると、ペヤングやきそばの製造工程は、麺の材料の小麦
粉などを混ぜて薄く伸ばす▽細く切って麺状にする▽麺を蒸す▽1
食分に切る▽油で揚げる▽麺を冷ます▽麺をカップに入れる▽袋入
りのかやくなどを追加する▽カップのふたを閉じる▽フィルムで包
装する−−の順となっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141212-00000018-mai-soci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 メーカーの対応にも問題があったようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 カップ麺「ペヤングソースやきそば」に虫が混入していた問題で、
製造元の「まるか食品」は発覚直後の初動対応が不十分との批判を
消費者から受け、「全商品の生産販売休止」という業績にとって致
命的な対応に追い込まれた。円安などで経営が苦しい食品メーカー
は、「食の安全」への対応が重要な経営課題であることを、改めて
突きつけられた格好だ。

 「危機管理の意識が不足していた」。まるか食品の関係者は、一
連の対応をこう振り返る。問題発覚直後の4日、同社が発表したの
は、同じラインで作られた商品2種類の自主回収のみ。まだ原因が
不明にもかかわらず、「(製造過程での)混入は考えられない」と
コメントした。

 これに対し、全国から「食の安全への認識が甘い」という非難が
殺到。今回、踏み込んだ対策を取らざるをえなかった。自主回収費
用を補償するリコール保険にも未加入で、「業績への影響は大きい」
としている。

 初動の対応を誤り業績悪化を招いた例はほかにもあり、昨年12
月に子会社旧「アクリフーズ」群馬工場で農薬が検出された「マル
ハニチロホールディングス(HD)」は、消費者による異臭の指摘
から発表まで1カ月半もかかるなどして信頼を失墜。冷凍食品の販
売が落ち込んで、26年3月期の最終利益は前期比4割の大幅減と
なった。

 大手食品メーカー関係者によると、「異物混入リスクはなくせな
い」と指摘。それだからこそ、業績への影響や信頼失墜を抑えるた
め、「リコール保険への加入や、原因の早期特定のための体制づく
りといった危機管理が大切」という。

 円安や原材料費の高騰は食品メーカーの減益要因となっており、
各社は相次いで冷凍食品などを値上げしている。買い控えが広がる
可能性もある中、「食の安全」への対応を誤れば、業績への一層の
重しになりかねない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141212-00000082-san-soci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 以下はメーカーのサイトから。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

異物混入に関する調査結果と商品販売休止のご案内

お客様各位

平素は、格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

 この度、弊社の下記1−(1)記載の商品に異物(虫)が混入し
ていたとのお申し出を頂いた事案につきましては、外部委託機関か
らの分析結果報告をもとに、社内で検証を行いましたが、弊社製造
過程での混入の可能性は否定できませんでした。なお、本事案に関
連する健康被害については現時点で確認されておりません。

 弊社といたしましては、上記のお申し出を頂いた事実を真摯に受
け止め、一層厳正な品質管理の徹底を図るため、改善諸施策を実施
することといたしました。

 そこで、当面の間、全工場(本社工場、赤堀工場)での生産を自
粛するとともに、全商品の販売を休止させて頂きます。

 また、現在自主回収をさせて頂いております下記1の商品(異物
混入のお申し出を頂いた商品と、同日中に同ラインで製造された商
品)以外の弊社商品につきまして、安全上の問題はないものと考え
ておりますが、ご心配のお客様におかれましては、自主回収商品と
同様に、弊社宛てにご返送くださいますようお願い申し上げます。
後日商品代金をお送りさせて頂きます。

 本事案発生後、お客様ならびにお取引様の皆様に多大なご心配と
ご迷惑をおかけいたしましたこと、そして、世間の皆様を大変お騒
がせいたしましたことに対し、心よりお詫び申し上げますとともに、
今後全社を挙げて信頼回復に全力を尽くす所存ですので、何卒、ご
理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成26年12月11日
まるか食品株式会社

1.自主回収対象商品

(1)ペヤング ハーフ&ハーフ激辛やきそば 235g
  賞味期限:2015年5月9日 JANコード:4902885003465

(2)ペヤング ハーフ&ハーフカレーやきそば 238g
  賞味期限:2015年5月9日 JANコード:4902885003649

http://www.peyoung.co.jp/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 驚くことには賞味期限からすると、自主回収を決めたのはクレー
ムのあった当日製造分だけのようです。

 虫の混入が工場内での出来事だとすると、これは理解できない対
応です。回収するなら可能性のあるもの全てでしょうから、この日
以外、この商品以外も対象になるべきと思います。

 ただ、「虫」の混入は健康被害が予想されるものとは違いますの
で、こんな考え方も出てきます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 まるか食品のカップ焼きそば「ペヤング」に虫の混入が指摘され
た問題について、全国の中小スーパー223社でつくるシジシージ
ャパンの堀内淳弘グループ代表兼社長は12日の記者会見で、「マ
スコミの取り上げ方はおかしい」と話した。命や健康にかかわる問
題は「絶対にダメ」と述べたうえで、今回は健康被害が確認されて
いないことを踏まえて「面白おかしくとりあげすぎではないか」と
話した。「命に関わるもの、健康に影響あるもの、健康被害のない
もの、に分けて考えてほしい」と訴えた。また、問題が確認されて
いない商品もすべて回収する事態となったことについて「全部廃棄
ですから、もったいない」と語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141212-00000043-asahi-soci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 言っていることは正論なんですが、健康被害が出ないからと言っ
て、虫の混入がクレーム対象にならないということはありません。

 虫が入っていたというのは「気持ち悪い」というだけです。混入
後加熱されていれば、たとえそのまま食べても問題あるはずはあり
ません。でも、商品としては失格であるというところから出発しな
ければなりません。

 「虫ぐらい何だ!」とは言えないのがつらいところです。

 このあたりはメーカー側も混乱していたようで、こんな報道もあ
りました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

2014.12.12 07:00
化学検査“虫”に加熱された痕跡 製造過程で混入濃厚…製造元は
「第三者犯行説」

 「まるか食品」(群馬県伊勢崎市)が製造するカップ麺「ペヤン
グソースやきそば」にゴキブリの混入が指摘された問題は、発見さ
れたゴキブリに加熱処理の形跡が確認されたことで、同社の製造過
程で混入された可能性が濃厚となった。同社担当者は「混入の原因
は不明」としながら、加熱処理の事実は認めており、衛生管理など
「食の安心・安全」への意識が問われそうだ。

 同社によると、混入していた虫は家庭でもよく見られる「クロゴ
キブリ」で、大きさは2センチほどのメスの成虫。混入していたの
は、体の一部ではなく、「目視でゴキブリだと分かる形」だったと
いう。

 同社は11日、全国で販売しているペヤングブランド25種類の
生産と販売を休止し回収を始めたが、外部機関が行った「カタラー
ゼ試験」と呼ばれる検査で、加熱処理されていないゴキブリだと出
るはずの化学反応が確認されなかったことが判明。同社担当者は産
経新聞の取材に「反応は出ていない」と述べ、ゴキブリが加熱処理
されていたことを認めた。

 一方、ゴキブリに付着していた油が同社で使用しているものと一
致するかは、今回の調査では判明しておらず、担当者は「油まで一
致すれば製造過程ということになるが、分からない以上は断定でき
ない。第三者が加熱で死んだゴキブリを(商品製造後に)意図的に
混入した可能性だってある」と話した。

http://www.sankei.com/affairs/news/141212/afr1412120008-n2.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 こういう話が聞こえてくるのは、メーカー側のクレーム対応とし
てはよくないです。

 ほぼ同時期に、こんなニュースもありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 日清食品冷凍は10日、同社の冷凍パスタに、ゴキブリが混入し
ていたとして、同じ時期に同じ食材を使って製造した商品の回収を
始めると発表した。消費者から計3件の指摘があった。今年10月
に静岡工場(静岡県焼津市)の同商品生産ラインで作られた74万
6000食分を対象に回収する。

 今回、静岡工場で10月21日に製造(賞味期限表示が2015
年10月21日)した「冷凍 日清スパ王プレミアム ブロッコリ
ーの入った海老のトマトクリーム」で、異物混入の指摘が消費者か
ら相次いだ。

 同社で検査した結果、ゴキブリと推定される虫の一部分が混入し
ていることがわかった。具材に使用している野菜から混入した可能
性が高いと判断し、10月21日製造分だけでなく、10月にこの
ラインを使って製造した冷凍パスタ3商品を回収する。

 商品を同社に冷凍便の着払いで送ってもらい、それと引き換えに
商品代金相当(500円分)の金券「QUOカード」を送付する。

 対象商品はいずれも静岡工場製の「冷凍 日清スパ王プレミアム
 ブロッコリーの入った海老のトマトクリーム」「冷凍 日清もち
っと生パスタ 焼鮭とブロッコリーの濃厚クリームソース」「冷凍
 日清もちっと生パスタ ベーコンとブロッコリーのカルボナーラ」
で、賞味期限が来年の10月の日付となっているもの。

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20141210-00000013-biz_fsi-nb
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 似たような事件ですが、「ペヤング」ばかりテレビと取り上げら
れていることについて、こんな記事がありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

なぜ「まるか食品」ばかり叩かれる? 「虫混入」で評価分かれた
日清vsペヤング
2014/12/11 18:52

 カップ焼きそば「ペヤング ソースやきそば」の虫混入問題を受
け、製造元のまるか食品(群馬県)は2014年12月11日、全商品の生
産・販売休止を発表した。

 問題発覚後、インターネット上では混入そのものよりも同社の対
応に批判が集まることとなった。消費者の反感を買ってしまった原
因は何だったのか。

 時系列で振り返ってみると、初めには「証拠写真」を巡る対応が
あった。12月2日に「ペヤングからゴキブリ出てきた。。。」とし
てツイッターで写真を公開した消費者は、問題の商品を回収しにや
ってきた同社担当者から「(調査)結果がでるまで元のtweetを消
しておいてほしい」と言われたという。

 消費者はこの時の説明に不満を抱き、「お互いのためが云々いっ
て圧力かけてくるあたりカチンときた」とツイート。メーカー側の
都合のいい言い分に、ネット民からは「お互いのためじゃない。メ
ーカーのためだ」「普通に脅迫じゃん」などとブーイングが飛んだ。

 次に問題視されたのが、まるか食品の最初のコメントだ。「製造
過程で混入した可能性は考えられない」と主張し、J-CASTニュース
の取材に対しても「考えられない」の一点張りだった。だが、調査
段階でありながら断定的に自社の責任を否定することは、結果とし
て大きな批判を招いた。

 企業コンサルタントの大関暁夫氏はこうした初動のミスだけでな
く、4日に発表した自主回収も反発を呼ぶ原因となったと指摘する。

 まるか食品は4日、「通常の製造工程上、このような混入は考え
られないことではございますが、食品の安心、安全の観点から万全
を期すため」と説明した上で、指摘のあった商品と「同じ日」に
「同じライン」で製造された2商品、約5万食を回収すると告知した。

 これについて大関氏は、次のように分析した。

 「メーカーは混入の可能性がないと考えているのであれば押し通
すべきだった。可能性があると考えているのなら、1日分だけの回
収では通用しない。ゴキブリがいるのはその日に限ったことではな
いのだから。結果的に消費者にはポーズと受け取られただろう。
『ありえないんだけど、しょうがないな』と思っているとの印象を
与えてしまった」

http://www.j-cast.com/s/2014/12/11223049.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ということで、なかなか興味深い「失敗の研究」になると思いま
す。

 問題の根本原因は、工場の衛生状態が悪いことです。日本の食品
工場は一部の大企業を除いて、国際水準からは大きく劣っています。

 これからも生き残るつもりがあるのなら、せめて国際水準レベル
の工場に改善していくしかないというのが私の感想です。

 まだ問題を起こしていない会社も、一日も早く改善していってほ
しいものです。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 ペヤングの件は前回発行以前でしたので、前回に取り上げること
もできたのですが、詳細がはっきりしなかったので、見送りました。
長年やっていると案外慎重になるものです。

 クレームがツイッターから発生していったというのも興味深いも
ので、メーカーのクレーム対応ももう一つ発展的に変化していくし
かないのだろうと思いました。

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