安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>784号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------784号--2014.11.16------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「ゲノム編集」

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ブログ毎日?更新中

http://why0531.sblo.jp/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 まずは少しショッキングなニュースです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

大分市の水道水3日連続水質基準超える(11/10 18:41)

 大分市内の広い範囲で続いている水道水の異臭問題で、えのくま
浄水場から供給されている水が今月7日から3日連続で国の水質基
準を超えていたことがわかりました。大分市水道局によりますと、
えのくま浄水場の水道水を検査した結果、臭気物質となる「2ーM
IB」が国の水質基準値の0、01マイクログラムを今月7日から
3日連続で超えました。中でも9日はこれまでに最も高い0・01
7マイクログラムグラムを検出しました。

 原因は芹川ダムで過去最大量の植物プランクトンが発生したため
です。えのくま浄水場の水道水は長浜、中島、春日町、住吉、大道、
西の台、城南、荏隈、賀来、八幡、神崎、舞鶴の12の小学校区、
約4万世帯に供給されています。大分市水道局は「原因となる河川
水の原因物質が減少しないと収束するという見込みが立てられない
状況だ」と話しています。

 また水道局3日連続で国の水質基準を超えたことから10日、厚
生労働省に対して状況を報告しました。また、臭気を取り除く活性
炭を通常の20倍以上に増量して対応しています。

http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=11100028295&day=20141110
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ダムの水質が問題のようですが、水道水で問題が発生すると、影
響範囲が広いので、対応は大変でしょうね。

 水道水といえば、最近よく目にするニュースで、アメリカでは水
道水をそのまま飲むのが流行しているというのです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 ニューヨークで特におしゃれなイーストビレッジ地区ではあるも
のがブームになっています。

 とある店に入るとお店自慢の人気メニューは単なる“水”です。
ろ過装置を使った元は水道水です。このお店にはコップ一杯100円
のほど“水”しかメニューがありません。

 過日、観光名所であるニューヨーク、ブルックリンブリッジの公
園に突如水道水の蛇口が現れました。大人も子供も犬も大喜びでの
どの渇きを潤します。

 ニューヨークといえば、世界中でも水道水は飲まない地域です。
みなペットボトル片手にこのエキサイティングな街を歩きます。

 しかし、今水道水が大変ブームになっています。それはいったい
どこからきたんでしょう…?

 どうやら、環境意識の高まりによって水への見直しが広まりつつ
あるようです。

 アメリカで1年間に製造されるペットボトルは、10万台の車が1年
間に使うのと同じ量の石油が必要になります。水道水を飲むことに
よってペットボトルを減らそうということのようです。

 市民の健康志向にもあります。なんといっても国民の半数近くが
“肥満”であるとされるアメリカでは、ソーダやジュースなど糖分
の多い清涼飲料水を採る人が多い。そこで、健康志向の高まりで糖
分のない“水道水”が注目されています。

 水道水のイメージも変わりつつあります。街の中に、「水道水検
査所」が1000カ所も設置され水質検査を実施し、50項目に及ぶ検査
結果により、「飲料に適さないものはない」と明らかにしています。

 その基準は世界一厳しいと言われ、安全でおいしいというイメー
ジが定着し始めています。

 水道水を飲もうという動きは、水源に恵まれた西海岸から始まり
ました。カリフォルニア大学バークレー校ではいち早くペットボト
ルに入った水の販売を禁止しました。

 学校内には替わりに30か所に給水器が設置され、マイボトルに入
れて飲む事ができるようになっています。

 学生からは好評で「お気に入りのマイボトルに入れて飲めるし、
水を買うより簡単だしいいわ」ということで取り組みは上々の成果
を上げているようです。

 給水器には、水を入れるたびにペットボトル何本節約できたか表
示されるようになっています。大学の環境対策担当者は、「水道水
はジュースより健康的でペットボトルを使わないで済みます。いっ
そう啓発活動を続けていくつもりです」と話しています。

 この活動が反響を呼び、全米の60の大学で採り入れられています。
この動きはさらに加速しカリフォルニア州サンフランシスコで初の
取り組みを始めようとしています。

 サンフランシスコ市では「市管理施設でのペットボトル水の販売
禁止」条例ができました。

 ほんとアメリカの条例って早いですね。

 違反すると10万円の罰金が科せられます。サンフランシスコ市の
役所でペットボトル水を売ってはいけない、ということですね。

http://breakingnew-site.seesaa.net/article/405057337.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 上記は個人のブログですが、NHKのサイトでもこんなニュース
をやっていました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

9月3日(水)
NYで一番おしゃれな飲み物は…水道水!?

 アメリカで今、人気を集めている飲み物が水道水。ボトル入りの
ミネラルウォーターを置かないカフェが現れたり、町のあちこちに
水道水が飲めるおしゃれな蛇口が設置されたり。理由は環境意識の
高まり。ペットボトルの製造に大量の石油が使われていることが問
題視され、環境にやさしい水道水を飲もうという機運が高まってい
るのだ。実は水道水は厳しい衛生基準をクリアしていることも知ら
れ始め「おいしくて安心」というイメージも浸透してきた。水道水
人気の最新事情をニューヨークから伝える。

http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/lounge/140903.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 水そのものの問題というより、ペットボトルを問題にしているよ
うです。

 話は全く変わりますが、ペットボトルにはこんな問題もあります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 13日午後、愛知県安城市で、住宅の外壁や外に置いてあった車
のタイヤなどが焼けて、火を消そうとした女性が軽いけがをしまし
た。警察は、近くにあった水を入れたペットボトルが、レンズと同
じように太陽の光を一点に集めたため、熱がたまって出火した可能
性があるとみて、火事の詳しい原因を調べています。

 13日午後1時すぎ、愛知県安城市今池町で、住宅の外壁や外に
置いてあった車のタイヤ5本などが焼けました。

 この火事で、この家に住む66歳の女性が、火を消そうとした際
に顔に軽いけがをしました。

 警察によりますと、火が出た付近には、水を入れたペットボトル
が棚の上に置いてあり、周辺が焼け焦げていたということです。

 警察は、近くに火の気がないことや、外部から何者かが侵入して
火をつけたような跡もないことから、水を入れたペットボトルが、
レンズと同じように太陽の光を一点に集めたため、熱がたまって出
火した可能性があるとみて、火事の詳しい原因を調べています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141113/k10013188701000.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ネコ避けか何かで、水を入れたペットボトルを塀や植え込みに並
べているのはよく見かけます。何だか危ないように思っていました
が、やはり火事の原因になってしまったようです。あれはやめてお
いた方がよいです。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「ゲノム編集」
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 新品種の発表というニュースがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

機能性野菜が充実 タキイ種苗が新品種説明会

 タキイ種苗は11月12日、種苗・園芸店、JA、生産者、市場・流
通関係者などを対象にした新品種説明会「2014 秋期農場オープン
デー」をタキイ種苗茨城研究農場(茨城県稲敷郡)で開催。約1500
人が来場した。

 このイベントは、秋冬野菜の見ごろにあわせて、同社の最新品種
などを実需者向けに紹介するイベント。

 今回は今年新発売したトマト「桃太郎ピース」、ダイコン「秋の
翼」などの新品種に注目が集まった。そのほか、ニンジン「京くれ
ない」、ホウレンソウ「弁天丸」、ミズナ「紅法師」などの機能性
野菜「ファイトリッチ」シリーズの特設コーナーも設け、来場者に
アピールした。

 ファイトリッチシリーズは、リコピン、アントシアニンなど野菜
の色素成分に着目して開発された同社のプレミアム野菜品種で、従
来の野菜品種に比べて機能性成分を多く含んでいる。

 ファイトリッチの特設コーナーも注目された このうちのひとつ
であるミズナ「紅法師」は、キレイな赤紫色の軸を持つ。緑色の葉
とのコントラストが非常に鮮やかに育つ。加熱調理しても赤紫色の
色抜けがほとんどなく、シャキシャキとした食感とくせのない食味
が特長だ。用途や出荷形態にあわせて幅広いサイズで収穫すること
ができるため、「生産者や健康志向の高い消費者に向けて販売促進
したい」としている。

 このほか、会場には同社オリジナルの草花品種や資材なども多数
展示され、多くの人が説明に耳を傾けた。

http://www.jacom.or.jp/agribiz/2014/11/agribiz141113-25790.php
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ご存じのとおり、新品種の開発にはいろんな手法がとられていて、
交配によるものばかりではなくなっています。

 いわゆる遺伝子組み換えも、その一つの手法ですが、それについ
てはこんなニュースがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■[USDA]USDAはアクリルアミドができる量が少なく黒変が少ない遺
伝子組換えジャガイモ品種の規制解除決定を発表

2014/11/07

Simplot社によるInnate^(TM)ジャガイモ。2014年11月10日から発効。

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20141110#p1
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 前回紹介したアクリルアミドを減らせるというのですから、なか
なかやるものです。

 もちろん、反対派の勢力もあって、こんなことを言っています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■生活クラブ連合会がグリーンコープ連合とNON-GMトウモロコシ推
進に関する共同宣言を発表

http://www.sankei.com/economy/news/141112/prl1411120076-n1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 相変わらずのマッチポンプ商法ですが、最近はインパクトが弱く
なって、そろそろ限界かな?と感じます。

 ところで、この方面に新手が登場してきています。称して「ゲノ
ム編集」で今までの組み換えとは違う技術だそうです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 ゲノム編集は、2010年の人工ヌクレアーゼTALEN、2013年のRNA誘
導型CRISPR/Cas9の開発によって、まさに夢の遺伝子改変技術とな
った。単なる遺伝子ノックアウトだけでなく、1塩基レベルから染
色体レベルでの正確な遺伝子改変が、ゲノム編集によって実現しつ
つある。2014年は、ゲノム編集による網羅的遺伝子機能解析や疾患
モデルの細胞・動物の作製、有用品種農畜水産物の作出など多くの
成果が期待される。

https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140101/173148/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 遺伝子組み換えは基本的に外部からの遺伝子導入技術でしたが、
こちらは直接既存の遺伝子を改変するとのこと。そのため、作物
を調べても、その痕跡が残らないのだそうです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

痕跡残らぬ遺伝子改変技術をどのように扱うか:
ゲノム編集の規制問題

 ゲノム編集(ZFN, TALEN, CRISPR/Cas)は,正確で高効率な遺
伝子改変技術として,将来の農業や環境改善への応用を通じて社会
に変革をもたらすと注目を集めています。一方で,ゲノム編集は,
いわゆる“痕跡残らぬ”遺伝子改変であるため,現在の GMO規制上
に不明瞭な境界領域を生み,問題となっています 。

(略)

目下,世界的にゲノム編集への規制対応が遅れていますが,だか
らこそ,研究者は社会への説明責任を全うできるようにこの技術の
取扱いに充分に留意する必要があります。また,ゲノム編集の登場
は,現在の GMO規制を見直す契機ともとらえることができます。そ
の第一歩として,遺伝子改変結果を精密かつ迅速に評価する手法を
開発し,様々な遺伝子工学技術を包括する,新しい規制体系を目指
した国際的議論を進めるべきでしょう。

http://www.hokudai.ac.jp/news/140419_pr_general.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 遺伝子組み換えのようで遺伝子組み換えではない、といったとこ
ろでしょうか。規制すること自体、難しそうですね。

 以下はそのあたりの解説です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 さて、バイオでも遺伝子改変技術の主役交代が急速に進んでいま
す。遺伝子操作からゲノム編集技術への移行です。プラスミドによ
る遺伝子導入から、より安定な遺伝子改変をしかもES細胞無用でほ
ぼどんな生物にも適用できるゲノム編集は極めて強力な技術です。
微生物の遺伝子改変から動植物の広範な育種、モデル動物の作製な
ど、従来の遺伝子操作技術では不可能だったことも実現するだけで
なく、従来のノックアウトマウスやノックインマウスの作製技術も
極めて短期間に、簡単にできるメリットがあります。

 しかし、先週土曜日に東京で開催された第6回遺伝子組み換え実
験安全研修会〜ゲノム編集生物をどう扱うか〜(主催:全国大学等
遺伝子研究支援施設連絡協議会)を取材しましたが、我が国の遺伝
子操作管理者達は、ゲノム編集を遺伝子操作として取り扱うべきか?
それとも放射線などの変異誘導技術に過ぎないとして取り扱うべき
か? 深刻に悩んでおりました。

(略)

 研究者によっては、外来遺伝子を導入する訳ではないゲノム編集
技術でSNPを導入する程度の技術は、突然変異誘導技術と同等だか
ら、規制対象ではないという意見も混在しています。現場には迷い
があります。できるなら遺伝子組み換えでないと認定されて、面倒
な手続きを排除して、自由に研究しないと欧米や近年、ゲノム編集
技術に力を入れている中国との競争にとって不利になるという気持
ちも分かります。

 実際、遺伝子操作を管理する各機関の遺伝子組み換え実験安全委
員会への届け出をアンケートで見ると、申請している44件に対して
特に申請していないが16件に及びました。各機関、各個人でまだゲ
ノム編集実験の認識にばらつきがあるのです。

 一番深刻なのは、ゲノム編集された生物が譲渡によって他の研究
機関に流通していることです。ここが無政府状態になっています。
ゲノム編集の困ったことは、外来遺伝子を導入するなどしない限り、
操作した生物のゲノムに痕跡が残らず、トレーサビリティーが遺伝
子操作に比べ、格段に困難であることです。そのため譲渡された生
物が分譲機関からの連絡無しには、ゲノム編集生物なのか、頂いた
研究者は確かめようもないという悩ましい特徴があります。

 そのため実は世界も揺れております。米国では農務省が現在まで
に7件の申請に対してケース・バイ・ケースで判断しておりますが、
おおむね遺伝子導入が無い場合は組み換えDNAの規制外と判断して
います。但し、TALENは植物病原微生物由来であるため規制対象と
なる可能性があります。米環境庁もケース・バイ・ケースの判断で
すが、現行の規制で慣行育種は除外とされているのを転用して、ゲ
ノム編集のCisgenesis(外来遺伝子は含まず、自然状態で遺伝子を
交換する生物種の間で行う遺伝子導入)は遺伝子操作技術として認
めないという政策提案を行う意思を表明しています。つまり自然状
態で起こるものと同じなら規制しないという方針です。

 一方、EUはゲノム編集など新しい育種技術(NBT)の報告書を昨年
発表しましたが、実際に規制するかどうかは2年後の判断となりそ
うです。遺伝子組み換え技術の時もそうでしたが、加盟国間で規制
に関しては温度差がある状況です。EUではもはや遺伝子操作技術は
安全性を導入した遺伝子と導入方法、導入した宿主の3点で評価可
能であるとされ、問題は消費者の知る権利に集約されています。ゲ
ノム編集技術の最大の問題はトレーサビリティーを担保することが
遺伝子解析だけではできないという点です。これをどう克服するの
か? 分別流通ではありませんが、もし表示が義務付けされました
ら流通システムの革新も求められます。

 ゲノム編集技術の取り扱いに関しては、世界的にもやもやした状
況です。世界の中心は我にありという中国がゲノム編集技術でばり
ばり植物育種研究を推進していることも不安要因です。現在のとこ
ろ最も明快な判断を下したのが、ニュージーランドの高等裁判所で
す。2014年5月20日に、ZFN-1とTALENに関して、2013年4月にニュー
ジーランド政府が遺伝子操作規制の対象外と判断を下していたので
すが、それを覆す判決を下しました。政府は上訴しない方針で、法
的な改正によって対応する予定です。どんな法改正が行われるか、
注目する必要があります。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140804/178102/?ST=wm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 十年一日のごとく、「遺伝子組み換え反対」とやっていたら、い
つの間にか舞台そのものが変わってしまったようです。

 医療分野ではこんなニュースもありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 米テンプル大学の研究者チームが、培養したヒトの細胞からHIV
(ヒト免疫不全ウイルス)を消し去ることに成功したと発表しました。
いわく、HIVの増殖を抑えるのではなく完全な駆逐に成功したのは
世界で初めて。

 HIVはヒトの免疫細胞などに感染し、DNAを書き換えることで増殖
することが分かっています。HIVの増殖で免疫機構が破壊され、感
染症にかかりやすくなる病気がいわゆるエイズ、後天性免疫不全症
候群です。

 HIVに感染しても、現在の医療では抗ウイルス剤で増殖を抑える
ことが可能ですが、HIVは一時的に消えたように見えても潜伏期間
を経て再び活性化するため、患者はウイルスの量を監視しつつ一生
投薬治療を続ける必要があります。

 今回Khalili教授らが「HIV完全駆逐」に用いた手法は、ガイドRN
Aと酵素を使い特定のDNA配列を切断するゲノム編集技術 (CRISPR/C
as9法)。増殖を抑制するのではなく、感染した免疫細胞のDNA配列
からHIVが書き換えた部分を直接切りとって削除することで、細胞
レベルでHIV-1ウイルスの影響を完全に消去します。

 もし仮にこの研究を基にした治療法が確立すれば、抗ウイルス剤
を一生服用し続けたりウイルスの再活性化を恐れることなく、HIV
感染を根治できることになります。

 CRISPR法を使ったゲノム編集は、従来よりもはるかに手軽に遺伝
子の組み換え・書き換えを可能にすることから医療以外の分野でも
注目されてきた技術(「この生物のこの部分の遺伝子を弄ってみた
らこうなったよ〜」系の研究が容易になる)。今回の発表はあくま
で培養細胞相手のコンセプト実証であり、「HIV感染根治薬」がま
もなく作れるというわけではありませんが、ゲノム編集技術の発展
で医学界もバイオ産業も大はしゃぎする理由が分かるニュースです。

http://www.huffingtonpost.jp/engadget-japan/hiv-virus_b_5611718.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 何かすごそうだけれど、大丈夫かな?という気もします。

 でもこれをマッチポンプ商法のネタにするのはかなり難しいので
はないかと予想しています。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 食べ物関係のニュースも完全にネタ切れ状態で、私も毎回困って
います。犯罪が減って困っているマスコミの苦労もわかるというも
のです。

 そういう状況の中、年末が近づいてきました。「十大ニュース」
の選定にも困るのではないかと思います。すべて世は事も無し、は
悪いことではないのですが。

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