安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>721号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------721号--2013.09.01------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「機能性食品表示」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 前回の「メジマグロ食べないで」という記事について、調べた結
果を報告しているブログがありました。やはり、私が推測したとお
り、正確な報道ではなかったようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 報道の状況を調べて、変な報道の真意を確認することができたの
で、今日はそれについて書きます。

 発端はこの報道。

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■メジマグロ食べないで=水産庁幹部が異例の訴え (時事通信) -
Yahoo!ニュース

 「メジを食べるのはやめましょう」。水産庁の宮原正典次長は22
日、太平洋クロマグロ(本マグロ)の資源管理に関する会議で、本
マグロの刺し身として店頭に並ぶメジマグロを食べるのを控えるよ
う、異例の呼び掛けを行った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130822-00000154-jij-pol
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 読んでいて、かなり変に感じた。

 実際、ツイートで官僚は、根拠法を行動指針にしているはず、と
いうのが流れていたせいもあり、発言者が鰻シンポジウムの参加者
でもあったので、消費者に向けてのアピールかな、とも思ったが、
報道される内容に省略があって、変になっている感じもあった。

 案の定、twitter のコメントは水産庁を非難したり、ピンボケの
非難コメントを出したりしていた。また、はてなブックマーク -
メジマグロ食べないで=水産庁幹部が異例の訴え (時事通信) -
Yahoo!ニュース を見ると、かなり奇矯なコメントも見受けられた。

 なので、ちょっと調べてみることにした。

 "水産庁宮原次長"で調べてみると、最初に引っかかったのは、水
産タイムス 冷食タイムス の記事。

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■水産庁は来年9月の漁業権の切り替えを前に、クロマグロの漁場
や養殖場の規模を拡大せず、現状を維持するよう各都道府県に通知
している。は会議の中で、「未成魚の漁獲を削減し、大きく育てて
から漁獲することにより、親魚資源量が中長期的に適切な範囲内に
維持されることが重要」と指摘した。

http://www.suisantimes.co.jp/cgi-bin/column.cgi?d=120903
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 稚魚の漁獲を制限する方針にブレはなく、ちゃんと漁獲制限の方
針であることも報じられています。また、他国への規制にも言及し
ています。包括的な政策の一環であり、水産庁に対して非難するば
かりではなく、ちゃんと評価もしていかなければ、と考える内容だ
った。

 また、NHK の報道内容 クロマグロ漁獲抑制策を実施へ NHKニュ
ース を確認すると、漁業関係者への発言であることがわかる。

...決め手になったのは、日経の報道だった。

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■水産庁、クロマグロの漁獲規制強化表明 未成魚対象:日本経済
新聞 より。

 主に日本が漁獲している北太平洋のクロマグロは未成魚が9割以
上を占める。親魚の資源量は10年時点で史上最低に近い水準にある。
宮原次長は「安いメジ(クロマグロの未成魚)を好きなだけ食べら
れる状況ではない。すべての漁業者や流通業者に協力してもらいた
い」と呼びかけた。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDF2200X_S3A820C1EE8000/
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 漁業関係者の会議なので、呼び掛けているのは漁業関係者や流通
業者へであり、「食べないで」ではなく「食べられる状況ではない」
である。また、元々が漁獲量制限の規制、それも未成魚に対しての
内容で出てきており、そちらが本来の会議の内容である。日経の見
出しは「水産庁、クロマグロの漁獲規制強化表明 未成魚対象 」
であり、とても的確である。

 「メジマグロ食べないで=水産庁幹部が異例の訴え」という誤解
されそうな見出しをつけ、既報の記事の内容では、実際の会議の内
容も含めて正しく伝わらないのではないか、と感じた。

 メジマグロ食べないで=水産庁幹部が異例の訴え (時事通信)
- Yahoo!ニュース の記事では、本来の漁業規制の内容が報じられ
ず、説明不足であり、読んだ人がミスリードされやすい内容なので
はないかな。

http://d.hatena.ne.jp/luckdragon2009/20130824/1377296720
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 事実関係としては、ここに指摘されているとおりでしょう。ちゃ
んと報道しているところもあったのですね。前回紹介した記事は、
時事通信の記事と思いますが、やはり記者の能力の問題なのでしょ
う。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「機能性食品表示」
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 「機能性表示」ということについて、規制を緩和しようという話
が出ています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 政府の規制改革会議は6月、健康食品や農産物で健康への効果を
示す「機能性表示」を容認するよう答申した。これまで食品の効果
を表示できるのは特定保健用食品(トクホ)と栄養機能食品に限ら
れていたが、来年度中には現行の規制が大きく緩和される見通し。
新たな制度は、健康食品市場の活性化が狙いだが、消費者の誤解を
招くと懸念する声も上がっている。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/130809/bdy13080910020002-n1.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 いわゆる「成長戦略」の一つらしいのですが、危なそうな話です。
その内容については、以下のところで紹介されていました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

健康食品の保健機能表示とトクホ承認の簡素化が必要(成長戦略)
2013年06月09日

 5日で発表した安倍総理の成長戦略の第3弾の中には、インター
ネットによる市販薬の販売解禁だけではなく、私たちと関係の深い
事項が規制緩和をの俎上に上っています。これも、5日に公表され
た規制改革会議の答申に記されているので紹介したいと思います。

規制改革に関する答申〜経済再生への突破口〜
(平成25年6月5日 規制改革会議)
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kaigi/meeting/2013/committee/130605/item3.pdf

「一般健康食品の機能性表示を可能とする仕組みの整備」の記述の
部分を抜粋します。

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aいわゆる健康食品をはじめとする保健機能を有する成分を含む加
工食品及び農林水産物の機能性表示の容認【平成25年度検討、平成
26年度結論・措置(加工食品、農林水産物とも)】

 保健機能を有する成分を含む食品には、いわゆる健康食品(現在、
法制上の定義はない。)をはじめとする加工食品及び農林水産物が
ある。しかし、現状では、これらの食品が国民のセルフメディケー
ションに資する場合であっても、食品に関する保健機能の表示は、
保健機能食品(栄養機能食品、特定保健用食品)を除いて認められ
ていない。

 また、現行の栄養機能食品は、規格に基づき自社の責任において
機能性表示が認められている一方、特定保健用食品は、個別製品毎
に国が審査し、許可する仕組みとなっており、手続きの負担が大き
く、制度の活用を阻害しているとの指摘がある。

 したがって、特定保健用食品、栄養機能食品以外のいわゆる健康
食品をはじめとする保健機能を有する成分を含む加工食品及び農林
水産物について、機能性の表示を容認する新たな方策をそれぞれ検
討し、結論を得る。なお、その具体的な方策については、民間が有
しているノウハウを活用する観点から、その食品の機能性について、
国ではなく企業等が自らその科学的根拠を評価した上でその旨及び
機能を表示できる米国のダイエタリーサプリメントの表示制度を参
考にし、企業等の責任において科学的根拠の下に機能性を表示でき
るものとし、かつ、一定のルールの下で加工食品及び農林水産物そ
れぞれについて、安全性の確保(生産、製造及び品質の管理、健康
被害情報の収集)も含めた運用が可能な仕組みとすることを念頭に
検討を行う。

bサプリメント等の形状による無承認無許可医薬品との判別の廃止
【平成25年度措置】

 薬事法の観点による無承認無許可医薬品の取締りにおいては、成
分、効能効果、形状、用法・用量の解釈から、総合的に医薬品とし
ての判定をすることとされている。その結果、特定保健用食品の認
可においては、形状規制が既に廃止されているものの、錠剤、カプ
セル等形状のサプリメント等については、実態として、申請が認め
られないケースがあるとの指摘がある。

 したがって、現行の特定保健用食品制度において、錠剤、カプセ
ル等形状の食品(サプリメントを含む)を認めることを改めて明確
にするとともに、指導等の内容に齟齬がないよう各都道府県、各保
健所設置市、各特別区の衛生主管部(局)に対して周知徹底を図る。

c食品表示に関する指導上、無承認無許可医薬品の指導取締りの対
象としない明らかに食品と認識される物の範囲の周知徹底【平成25
年度措置】

 無承認無許可医薬品の指導取締りについて(昭和46年6月1日薬
発第476号)の別紙「医薬品の範囲に関する基準」において、

・明らか食品については原則として、通常人が医薬品としての目的
を有するものであると認識しないものと判断して差し支えない。

・成分、効能効果、形状、用法・用量等の解釈から、総合的に医薬
品としての判定をするとされているが、外観、形状等から明らかに
食品と認識されるものについて指導を受けるケースがあるとの指摘
がある。

 したがって、食品表示に関する指導において、薬事法における
「無承認無許可医薬品の指導取締り」の対象としない「明らかに食
品と認識される物」の範囲を運用上も明確にするため、厚生労働省
は、その範囲について周知徹底する。併せて、食品表示に関する規
制において禁止されている虚偽誇大な表示等に該当するかどうかの
指導を行う際に、薬事法における指導取締りの内容との齟齬がない
よう、消費者庁は、各都道府県、各保健所設置市、各特別区の衛生
主管部(局)に上記の「明らかに食品と認識される物」の範囲及び
虚偽誇大な表示等に該当するものの指導の根拠等について周知徹底
する。

d 消費者に分かりやすい表示への見直し【平成25年度検討・結論、
平成26年度上期措置】

 現行の特定保健用食品や栄養機能食品は、極めて限定的に、固定
的な表現しか認められておらず、消費者に分かりにくいとの指摘が
ある。

 したがって、特定保健用食品や栄養機能食品においても、適切な
摂取を促すとともに、消費者の選択に資する分かりやすい表示につ
いて検討の上、早期に見直しを図る。併せて、表示を行う事業者等
が、表示に関するルール(広告等との違いを含む)を的確に理解で
き、適切な表示(及び広告等)がなされるよう、現在、法・制度ご
とにあるガイドラインやパンフレット等を、医薬品との判別も含め
て、食品表示全般に係るものとして一本化する。

e特定保健用食品の許可申請手続きの合理化、迅速化【平成25年度
上期工程表策定・公表、平成25 年度検討・結論、平成26 年度措置】

 特定保健用食品については、消費者庁、消費者委員会、食品安全
委員会、厚生労働省、国立健康・栄養研究所(又は登録試験機関)
での審査を経て消費者庁長官の許可を得る仕組みであるが、申請受
領からの標準審査期間が6か月とされているところ、2年以上かか
った事例もあるとの指摘がある。特に、中小規模の企業にとっては、
費用面からも実質的に取得が困難と言われており、制度が有効に機
能していないとの指摘がある。

 したがって、特定保健用食品の許可申請手続きについて、有効性
及び安全性の確認を前提として、審査工程の見直しを行うことで審
査の合理化、迅速化を図り、申請企業の負担を軽減する。これに当
たり、これまで申請されたものの許可に至らなかった件数(申請者
が取り下げたケースも含む)や、手続きの負担(費用、期間等)が
その要因と考えられる事例等を把握し、改善点を明確にし、審査内
容、手続きの透明化も含め、見直しに至るまでの具体的な工程表を
策定・公表する。

f 栄養機能食品の対象拡大【平成25年度検討、26年度結論・措置】

 栄養機能食品として機能を表示できる対象成分は、現在、ビタミ
ン(12 種類)、ミネラル(5種類)のみであり、極めて限定的で
ある。

 したがって、栄養表示基準や食事摂取基準との整合を図るととも
に、海外の事例も参考に、栄養機能を表示できる対象成分を拡大す
る。

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 簡単に言えば、健康食品に具体的な保健機能(医薬品でいう効能・
効果)を認めること、トクホの承認を容易にするというもので、し
かもデータは、企業自らが科学的根拠を示せさえすればよいという
ものです。

 今回の、規制緩和の要望は、大阪大学大学院医学系研究科教授で
アンジェスMG株式会社取締役の森下竜一氏が提案し、健康・医療
ワーキング・グループでの議論を経て、答申に盛り込まれたわけで
すが、あまりにも、企業寄りのスタンスと思って、いろいろ調べた
のですが、アンチエイジングなどの対応ににサプリメント等を活用
したいという純粋の思いで、今回の提案をしたようです。(でもこ
の人、バルサルタン(ディオバン)問題でも名前が出てくるんだけ
どなあ)

http://www.watarase.ne.jp/aponet/blog/130607.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「森下竜一」氏と、データ捏造で問題になっているバルサルタン
(ディオバン)の関連は確かにあるようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

ノバルティス ディオバン(バルサルタン)臨床研究データ捏造疑


森下竜一(大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学教授:日
本高血圧学会理事。小室・光山・堀内氏らとディオバン宣伝のため
何度も座談会に参加、基礎研究論文でも疑惑あり。ATVB. 2011;31:
713-20.の論文と、Hypertens Res. 2010;33:114-5.の論文における
他者論文からの英文の盗用が疑われている。)

http://diovan-novartis.blogspot.jp/2013/05/blog-post_8365.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 その森下竜一氏は、この件に関して以下のように語っています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 今年2月、政府の規制改革会議(議長=岡素之住友商事相談役)
で、「健康食品の機能性表示の容認」が検討課題の一つに挙げられ
た。かつてこれほどの舞台で健食の規制改革が論じられたことはな
く、事業活動の制度的障害を解消しようとする規制改革の動きは、
停滞する表示制度化に向けた議論に風穴を開ける可能性がある。そ
の中枢で、健食の機能性表示容認を提言した大阪大学大学院の森下
竜一教授に、提言の真意やその具体的な方法論を聞いた。

■食の規制改革「次の機会ない」

――規制改革会議において「健康食品の機能性表示の容認」という
提言を行った経緯は。

 「一つは、医療費が増大する中でセルフメディケーションの推進
が必要であり、私が所属する抗加齢医学会でも医師らの健康食品へ
の理解が増してきたことがある。もう一つは政府の経済成長戦略と
いう要請の中で、日本の”安心・安全Wというブランドを活かした
輸出産業の振興を考えた時、健食の担う役割が大きいと感じたこ
とがある」

――健食にはどのような規制改革が必要か。

 「国内ではいかがわしい広告もまかり通っている。表示制度を整
備し、医薬品と区別するなど消費者により分かりやすい形で製品を
届ける必要がある。海外では、健食について諸外国で表示制度化が
進む中、日本のみ後れを取っていることがはっきりしている」

――表示の検討は、会議内の「健康・医療ワーキンググループ(W
G)」でも優先課題となった。

 「これまで(これほど決定権限のある会議に)健食業界に土地感
のある人間が入ったことはない。このチャンスを活かさなければ次
の機会はないと感じる」

http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2013/03/post-1458.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 健康食品業界の人間に、健康食品の規制について決めさせようと
しているわけです。言葉は悪いですが、詐欺師の規制案を詐欺師に
作らせるようなものでしょう。

 この案は、アメリカの制度を参考にしています。アメリカの制度
では、FDAが規制する分野と、自己責任で表示してよい分野とが
両立しているそうです。

 当然、「自己責任」をとれる業者ばかりではないので、問題は発
生しているわけですが、アメリカでやっているから日本でも勝手に
表示できるようにしようという意見です。

 詐欺同然の手口で悪徳企業が金儲けすることと、経済の「成長」
とは関係ないと思うのは、私が経済に無知なせいなのでしょうか。

 困ったことに、その先走りみたいな例も実現しています。北海道
の話です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

北海道食品機能性表示制度
(愛称:ヘルシーDo)について

 道は、「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区」にお
ける国との協議を経て、加工食品に含まれる機能性成分について、
健康でいられる体づくりに関する科学的な研究が行われた事実を認
定する「北海道食品機能性表示制度」を平成25年4月1日からス
タートさせました。

 この制度は、企業が提出する申請商品(加工食品)に含まれる成
分に関する研究論文等について、道が、委員会を設置の上学識経験
者の意見を聞いて審査し、「健康でいられる体づくりに関する科学
的な研究」が行われた事実を認定するものです。

 企業は、認定商品のパッケージに認定内容を表示することとなっ
ており、この表示により、消費者の皆様方の高まる健康ニーズに対
して適格な情報が提供される他、認定商品のブランド化・差別化が
図られ、道内食産業の振興にもつなげていきたいと考えております。

〇認定商品のパッケージに表示される文言

 『この商品に含まれる〇〇(成分名)については、「健康でいら
れる体づくりに関する科学的な研究」が行われたことを北海道が認
定したものです。(この表示は、北海道フード・コンプレックス国
際戦略総合特区における国との協議に基づき、北海道内で製造され
た製品に限り認められたものです。)』

※商品パッケージには、上記文言の他、道の認定マークも併せて表
示されます。

〇よくあるご質問

Q1 認定の対象となる商品は?

A1 道内で製造された機能性素材を使用して商品を道内で製造し、
製造事業者が自ら販売する加工食品です。

Q2 薬やトクホ(特定保健用食品)との違いは? 

A2 薬と違い、病気の治療や予防を目的としません。また、トク
ホと違い、例えば「脂肪の吸収を抑える」といった特定の保健効果
や効能は表示しません。道の制度は、商品に含まれる成分について、
「健康でいられる体づくりに関する科学的な研究」が行われた事実
があるという情報を消費者の皆様へお伝えするものです。

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/sss/ks/hyouziseido.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 以下がこの奇妙な制度に認定された業者側の発表です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

2013/08/27
北海道フード特区にAHCC、オリゴノール製品が認定されました。

 株式会社アミノアップ化学の機能性素材「AHCC」と「オリゴノー
ル」を配合した製品10品目が、北海道フード・コンプレックス国際
戦略総合特区「北海道食品機能性表示制度」において、2013年8月
27日(火)に北海道知事より認定証を授与されました。

 認定製品は、今後、道の認定マークを表示し、店頭・インターネ
ットなどを通じて全国に発売されます。
 
http://www.aminoup.co.jp/release/event/132.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 実際には以下の表の「8社12件」が認定されたようです。

北海道食品機能性表示制度 第1回認定一覧
平成25年8月27日認定  8社12件
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/sss/ks/ninnteikigyou.pdf

 なぜか兵庫県の会社である「フジッコ」の名もあります。北海道
に工場でも持っているのでしょうか。

 「健康に関する研究」があると言っても、結果や信憑性は気にし
ないのでしょうかね。何とも困った制度だと思います。効果のほど
から考えても、予算の使い方を間違っています。

 最後に、「健康食品」について、名言がありましたので紹介して
おきます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 ともかく、肝臓に良いと思ってレバーを食べる人がいるのは事実
です。しかし、これまで瀉血療法(しゃけつりょうほう)について
お話してきたように、慢性肝炎において鉄分は悪化要因となります。
ときどき食べるぐらいはかまいませんが、肝臓病の患者さんがわざ
わざ鉄分の豊富なレバーをたくさん食べるのは止めておいたほうが
いいでしょう。

 レバー以外にも要注意の食品があります。しじみは昔から肝臓に
良いとされ、アミノ酸やビタミンB12が含まれている優れた食品
ですが、鉄分も豊富なのです。ただ、一度に食べる量はたかが知れ
ていますので、ときどき食べる分には影響は無視できると思います。
肝臓病の患者さんがしじみをたくさん食べるのはお勧めしませんが、
絶対にしじみを食べてはダメというわけではありません。

 しじみについて心配なのは、しじみそのものではなく、エキスを
濃縮したと称する健康食品・サプリメントです。「一粒でしじみ○
個分」などと宣伝されています。また、こうしたサプリメントは毎
日摂取することがよいかのようにされています。しじみそのものな
ら一回で食べる量も少なく、普通は毎日食べたりはしませんが、サ
プリメントであれば話が違ってきます。商品によって鉄分の含有量
は異なるでしょうが、場合によっては肝炎を悪化させる量の鉄分を
摂取してしまうかもしれません。肝臓が悪い人は、しじみの健康食
品は止めておきましょう。

 よく言われることですが、健康食品は「健康な人のための食品」
です。しじみに限らず、病気の方は原則として避けた方が無難です。
病気の方が健康食品やサプリメントを摂取するときは、主治医に相
談してからにしてください。腎臓病の方ならカリウムの取り過ぎに、
心臓病の方ならナトリウムの取り過ぎにそれぞれ注意が必要です。
あるいは、薬と飲み合わせが悪いものもあるかもしれません。

http://apital.asahi.com/article/sakai/2013082600004.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「健康食品は健康な人のための食品です。」これは名言ですね。

 私が以前から言っている、健康食品の必要条件は以下の2点です。

(1)健康に良いような「効果」がないこと。

(2)健康被害を引き起こさないこと。

 要するに、毒にも薬にもならない物質であることです。それをイ
メージ(幻想)でまぶして商品にするのですから、効能書は余分な
ことです。そういう意味では、「トクホ」もなくなった方がよいと
考えています。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 早くも9月です。月末には孫が一歳になるのですが、今日、初め
て2、3歩歩きました。何とも可愛いものです。

 日中関係はさっぱり改善しないですね。とぼやきながら、火曜日
からまた大連に行きます。この先どうなるかわからない中で、現地
スタッフは頑張っています。でも、現状での関係改善は論外だと言
われれば、その通りなのが困ったところです。

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