安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>715号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------715号--2013.07.21------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「GPセンターHACCP認証制度」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 インドで給食による死亡事故が起こっています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

給食で児童20人死亡、農薬残留か インド
<2013年7月17日 20:17 >

 インド東部のビハール州で16日、学校給食を食べた児童が体に
不調を訴え、少なくとも20人が死亡した。

 AP通信によると、学校で出された給食を食べた8歳から11歳
の児童が直後に嘔吐(おうと)するなど体の不調を訴えた。学校側
は直ちに給食の提供を中止し、子供たちは病院に運ばれたが、少な
くとも20人が死亡、約30人が手当てを受けている。

 予備調査の結果、給食で出された米などからは有機リン系の殺虫
剤が検出されており、地元当局は提供される前に食材が適切に洗わ
れず農薬が残留していたことが原因となった可能性を指摘している。

http://news24.jp/articles/2013/07/17/10232485.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 他のテレビ局も似たような報道でしたが、こういう事件で「農薬
が残留」と考えるのは全くどうかしています。

 畑にまいた農薬で、これほどの被害を出そうと思えば、どれだけ
の農薬を使わねばならないでしょうか。農薬代は作物の出荷価格を
はるかに超えてしまいます。

 農薬の成分が原因であることは間違いないと思いますが、「残留」
と言ってしまうのは条件反射的というか、農業や農薬に対してあま
りに無知だと思います。

 一報に接したとき、通常の「残留農薬」の問題ではなく、「農薬
成分の(おそらく意図的な)混入」と考えることができなければな
りません。「農薬」といえば「残留」とつけるのは単なるバカです。

 まあ、テレビ局なんてそんなもの、なんですけれど。

 次は少しはましな報道です。まず共同通信の記事から。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

給食で児童20人死亡 インド、殺虫剤成分検出
2013.7.17 18:49

 インド東部ビハール州の村落の小学校で16日、給食を食べた児
童20人が死亡した。州当局によると、給食は学校の調理室で調理
されたもので、殺虫剤に含まれる成分が検出された。17日、地元
メディアが伝えた。

 数十人が病院に運ばれており、現在、混入経路などを調査中とい
う。

 地元メディアは、ビハール州では給食の調達をめぐる汚職問題が
深刻化しており、児童の安全が後回しにされたと報じた。

 ビハール州はインド最貧州の一つで、無料の給食は貧困層に人気
がある。学校での給食が、初等教育からの脱落が多い農村部の児童
を学校につなぎとめる施策の一環となっている。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130717/asi13071718510003-n1.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 次は時事通信版です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

インドの学校給食、野菜に殺虫剤成分か 死者22人に
7月18日(木)9時54分配信

【AFP=時事】インド東部ビハール(Bihar)州の小学校で16日に無
料の学校給食を食べた子供たちが体調不良を訴えて死亡者も出た問
題で、同州のP・K・シャヒー(P K Shahi)教育相は17日、給食に
殺虫剤に含まれる化学物質が入っていた可能性があると述べた。

 同教育相は「死亡は食中毒によるものではない。食べ物への毒物
混入であることは間違いない」 と述べ、毒物混入が事故だったの
か、それとも故意によるものだったのか警察が捜査中だと述べた。

 この事件でこれまでに22人が死亡し、30人がまだ入院している。
シャヒー教育相が記者団に語ったところによると、入院しているう
ち3人は深刻な状態だが生命は救えるかもしれないと医師らは話し
ているという。

 原因についてシャヒー教育相は、給食に使われた野菜に殺虫剤に
含まれるリン酸塩がわずかに付着していた可能性があることがこれ
までの捜査で分かったと述べた。

 17日朝には4歳から10歳までの20人の子供の遺体が、問題の給食
が出されたビハール州サラン(Saran)地区マスラク(Masrakh)村
の小学校の近くに埋葬された。 死亡者が増える中、怒った住民た
ちは棒などを手に町に出て、バスなどの警察車両の窓を割ったり、
ポリスボックスを倒したりした。

 ある地元当局者は、「サランでは怒った数百人が16日夜遅くから
抗議行動を始め、このショッキングな事件に責任のある政府の役人
に厳しい処置を要求している」と話した。

http://news.livedoor.com/article/detail/7868141/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 少しずつ状況がはっきりしてきたようです。しかも現地では騒動
も起こっているということで、社会的に何か問題があるな、という
のは想像がつきます。

 そのあたりについて、以下は個人のブログの推測記事なんですが、
当たらずといえども遠からず、だいたいこんなところだろうな、と
納得できるものです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

ビハール州の学校給食で多数の死者を出した事について
2013年07月20日

 ビハール州の学校給食を食べた給食のおばさんと生徒達多数が亡
くなったという。野菜の農薬が原因というから、人ごとではないの
で、毎週、月火水の朝、宿舎に来ているシン医師に確認したところ、
確かに、この雨期の時期は、虫が増えるので、農薬を多く使うが、
それによって大勢死ぬというのは考えられない、と言う。

 この学校給食は、貧乏人達のために考案された制度で、学校に来
れない貧乏人達の子弟が、昼飯時に登校するようになった人気の制
度だと言う。ビハール州はインドの中でも貧乏州の上位にあり、学
校に行けない子弟が多いといわれている。

 シン医師の推測は、数ヶ月後に選挙が予定されているビハール州
で、現在の与党の政策を攻撃するのが目的で、何者かが毒を給食に
いれたのではないか、現在調査中で、そのうち分かるであろうとい
う話だった。

http://blog.goo.ne.jp/hagaakio/e/598e2ebbde68efa375b0dce1398baca4
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 給食に毒を入れて、政争に使うというのはまさしくテロリストの
所業です。

 第一報とはいえ、「残留」と言ってしまった報道機関は謝罪して
当然でしょうし、農業団体や農薬会社も抗議するべきだと思います。

 次は疑惑のタネが尽きない、中国産漢方薬についてのニュースで
す。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

【AFP=時事】スウェーデン食糧庁(National Food Agency)は16日、
中国伝統薬「牛黄解毒片(Niu-Huang Chieh-tu-pien)」から「極
めて高い含有量」の無機ヒ素が検出されたと発表した。「非常に深
刻な健康被害」をもたらす可能性があるという。

 中国伝統薬のインターネット販売を行う業者らによると、「牛黄
解毒片」は歯痛、皮膚感染症、食欲不振、乳幼児の発熱などさまざ
まな症状の改善に効果があるとされている。この製品は、インドで
も「Divya Kaishore Guggul」、「Chandraprabha Vati」として販
売されている。

 スウェーデン食糧庁の毒物学者、Leif Busk氏は、「この薬を用
法通りに服用すると、最悪の場合、1日に致死量の半分に相当する
無機ヒ素を摂取することになる。摂取すれば誰でも非常に深刻な影
響を受ける恐れがある。こうした極めて有害な薬を販売している企
業があるのは恐ろしいことだ」と述べた。

 ストックホルム(Stockholm)市内では、これらの製品はすでに
店頭から撤去されている。しかし別の地域ではまだ販売されている
可能性があるほか、インターネットでも購入することができる。

 食糧庁によると、ストックホルムの地元当局は欧州連合(EU)の
警告システムを通じて、欧州各国に気を付けるようを呼び掛けてい
る。

http://news.livedoor.com/article/detail/7866612/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 一概に中国産だからと忌避するのも間違っていると思いますが、
中国産の薬品、健康食品については、絶対に買ってはいけない、と
いうところです。

 普通に中国産と表示している野菜は買わないのに、「東洋医学」
がどうとかいう宣伝には騙される人もいます。判断の基準を間違え
ているということです。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「GPセンターHACCP認証制度」
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 鶏卵業界で、HACCP認証制度を作ったというニュースがあり
ました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 日本卵業協会(羽井紀行会長)は6月20日、国産鶏卵の安全・
安心のレベルを一層高める目的で、食品衛生管理の国際標準に対応
した『GPセンターHACCP認証制度』の認証団体を同協会内に
設立したと発表した。

 『GPセンターHACCP認証制度』は、鶏卵GPセンターがH
ACCP(危害分析重要管理点)に則って鶏卵を洗浄、選別、包装
していることを第三者が審査・認証する食品安全マネジメントシス
テムの規格。同協会では、食の安全・安心の「見える化」へのニー
ズの高まりや、HACCPの考え方に基づいた畜産物流通のグロー
バル化などを受け、会員が今後の変化にいち早く対応できる体制の
整備を目指して設立準備を進めてきた。

 認証取得を目指す鶏卵GPセンターは、同協会が定めた「GPセ
ンターHACCP認証基準」に沿った衛生管理システムを構築し、
運用を開始したうえで、同協会が認定した第三者機関の認証審査を
申し込む。

 文書審査と実地審査で、認証基準に適合していることが認められ
ると、認証書と認証マークが交付され、「認証基準適合GPセンタ
ー」であることを会社案内やパンフレット、名刺などの媒体に表記
できる。不適合と判定された場合は再審査となる。

 認証の有効期間は4年間。認証取得後は、毎年の「維持審査」で、
HACCP体制が維持されていることを確認する。

 同協会では「認証制度の導入によって、GPセンターの衛生管理
を一層向上させ、子供から高齢者まで、より安心して食べていただ
ける卵を国内外に広く供給できると同時に、わが国の『生卵を賞味
する』食文化が、より豊かになることを願っている」とコメントし
ている。

http://www.keimei.ne.jp/article/20130715n1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 以下のサイトに詳しい情報が出ています。

日本卵業協会はGPセンターHACCP認証をはじめました。
http://www.nichirankyo.or.jp/gp/

 誤解してはいけないのが、養鶏場の衛生管理ではなくて、GPセ
ンターの衛生管理についての認証だということです。

 GPセンターというのは、鶏卵を商品として出荷するための施設
です。大規模な養鶏場ではGPセンターも付属していますが、GP
センターが養鶏場とは切り離されて単独で稼働しているところもあ
ります。

 養鶏場そのものについても、引き続き同様の制度を作っていって
ほしいものです。

 さて、上記サイトの情報から、少し紹介します。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

(1)認証制度はなぜ必要ですか

 “生卵を賞味する”という日本の食文化の中で、たまごにはとく
に高いレベルの安全・安心が求められ、養鶏、GPセンターをはじめ
とする業界各位は真摯にこの要望に応えようと努力されてきました。

 たまごの安心・安全はこのような努力によって、流通、消費者と
いったフードチェーンの川下に概ね受け入れられてきましたが、近
年、安心・安全を文書や記録といった「見える証し」によって担保
しようとする考えが浸透してきています。

 一方、国際社会では、農畜産物のグローバル化の広がりの中で、
農畜産物の安全を確保するために、HACCP先進国を中心に食品衛生
管理の世界標準化が進められています。貿易協定の“ある、なし”
にかかわらず、いずれわが国においても衛生管理の世界標準化は避
けて通れないものとなります。

 このような国内外の状況から、GPセンターが衛生管理の国際化に
対応し、そして「見える証し」による安心・安全を流通・消費者に
提供できる仕組みを確立し、会員のGPセンターが今後の変化にいち
早く対応できように、日本卵業協会(以下、日卵協と呼ぶ)は世界
標準のHACCPを基にした食品安全マネジメントシステム規格「GPセ
ンターHACCP認証基準」を制定し、第三者による審査を取り入れた
認証制度を立ち上げることにしました。

 日卵協の食品安全マネジメントシステム規格を導入することによ
って、GPセンターの衛生管理は一層向上し、わが国の「生卵を賞味
する」食文化をより豊かに、そして、また、幼児、高齢者、病人に
も安心して食してもらえる鶏卵を国内外に供給されることを願って
います。

(2)認証制度はどういうものですか

 認証制度は、日卵協の定める「GPセンターHACCP認証基準」に適
合した衛生管理が実施されているかどうかを第三者機関が審査し、
適合しているGPセンターを「認証基準適合GPセンター」として登録、
公表するものです。

 従って、認証を得ようとするGPセンターは、「GPセンターHACCP
認証基準」の要求するマネジメント関連事項や衛生管理の方法・手
順などを文書化し、文書で示した通りに実行し、必要に応じて記録
付けを行うことが必要です。(「GPセンターHACCP認証基準」を参
照)

 第三者の審査では、文書類に記された内容が適正なものであるか、
また文書に示された通りに実施されているかどうかを検証します。
実地審査の際には記録の確認が行われますが、記録付けを行う合理
性−本当に記録付けが必要かどうか−についても審査します。これ
は意味のない記録付けを行うという無駄を排除し、合理的で科学的
な衛生管理を指向しているからです。

 「認証基準適合GPセンター」として登録されたGPセンターは、会
社案内、看板、パンフレット、名刺など自社の広報媒体で「認証基
準適合GPセンター」であることをPRすること、また商取引などでも
そのことをPRすることができます。

 なお、鶏卵及びそのパッケージなど製品に直接「認証基準適合GP
センター」であることを表示することはできません。

http://www.nichirankyo.or.jp/gp/haccp1.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 最後に書いているように、この認証を取得したことを商談の材料
にしてもよいが、商品そのものに記載してはいけない、と言ってい
ます。

 せっかくの認証制度ですから、認証を取得した商品が識別できれ
ばよいのにと、ちょっと不思議な気がします。

 これはおそらく、認証を取得しない、あるいはできない(中小の)
GPセンターを救済することを目的に設定されているのだと思いま
す。

 認証をとれないところは辞めてしまえ、と言ってしまってよいと
ころだと思うのですが…。

 さて、わかったようでわかりにくい、HACCP認証制度ですが、
以下のようにいろんな種類があります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

Q10:国のHACCP認証について教えてください 

A10:一般に国のHACCP認証といえば、総合衛生管理製造過
程承認制度、および対米・対EU水産食品承認制度を指します。

■「総合衛生管理製造過程承認制度」

 平成7年5月24日制定(翌平成8年5月24日施行)、平成1
5年5月30日の「食品衛生の一部改正」により食品衛生法第13
条に規定され、また第14条に更新制度が新たに加えられました。

目的:国が定めた製造基準に適合しない製法の製品を、安全性を担
保した状態で流通させること(製造基準以外の製法を認めるための
規制緩和の法律)

業種:製造基準のある5業種6品目(

乳・乳製品、

食肉加工製品、

容器包装詰加圧加熱殺菌食品、

魚肉練り製品、

清涼飲料水)

承認状況:平成19年5月31日現在の承認状況は577施設85
5件

 法律制定の目的は、規制緩和の流れを背景にして食品衛生法で定
められた製造基準以外の製法を認めることにありました。しかしな
がら、製造基準以外の製法を認めるために承認を取得した企業は1
工場のみで、ほとんどの企業は、事実上、国によるHACCP認証
という位置付けで承認を得ています。

 本制度では食品の種類ごとに危害原因物質が示されており、ジェ
ネリックモデルも充実していますので、承認を受けるための資料に
は事欠かないでしょう。しかし危害分析を行い、CCPを決めるの
はあくまでも各企業自身です。


■「対米・対EU水産水産食品承認制度」

 厚生労働省の定める「対EU輸出水産食品の取扱要領」(平成7
年制定、19年4月改訂)、「対米輸出水産食品の取扱要領」(平
成9年制定)がその基準となります。

目的:輸出する相手国のHACCP規制にあわせて導入されたHA
CCPを、厚生労働省が相手国政府の代わりに認定するもの

 水産食品は国際的に最もHACCP義務化が進んでいますが、日
本はそれに対して同等性が認められていないため、いわゆるMOU
方式(了解覚え書き)による両国政府の許可制度が締結できていま
せん。そのため輸出する企業ごとに輸出国の規制に適合しているこ
とを証明する必要があります。厚生労働省の認定のほかに第3者機
関(大日本水産会)による認定も行われています。



Q11:自治体のHACCP認証について教えてください

A11:都道府県による認証と政令指定都市、中核都市など市が行
う認証があります。またHACCPの考えを取り入れた自主衛生管
理の認証としている自治体もあります。

 自治体のHACCP認証は、食品事業者のHACCP導入を推進
する施策の一つであり、認証を行っていない自治体も多くあります。
こうした自治体でも、施設補助、助言・指導、研修などを行ってい
る場合があるので地元自治体の保健衛生関連部局に問い合わせてみ
るとよいでしょう。平成19年現在、HACCPに関する認証事業
を行っている自治体数はおよそ20あります。

「東京都食品自主管理認証制度」
「北海道HACCP自主衛生管理認証制度」
「みやぎ食品衛生自主管理登録・認証制度」
「茨城県HACCP普及促進(モデル)事業(いばらきハサップ)」
「福井県食品衛生自主管理プログラム認証制度」
「静岡県ミニHACCP承認事業」
「愛知県HACCP導入施設認定制度」
「三重県食品衛生管理アドバイザー派遣事業(ミニHACCPの導入)」
「滋賀県食品自主衛生管理認証制度(S‐HACCP)」
「きょうと信頼食品登録制度」
「和歌山県食品衛生管理認定制度」
「兵庫県食品衛生管理プログラム認定制度」
「広島県食品衛生管理プログラム認定制度」
「とっとり食の安全認定制度(通称:クリーン・パス)」
「高知県食品衛生管理認証制度」
「札幌市食品衛生管理認定制度」)
「仙台市自主衛生管理事業(仙台HACCP)」
「宇都宮市食品衛生自主管理認証等制度(とちぎハサップ)」
「岡崎市HACCP導入施設認定制度」
「豊田市HACCP(ハサップ)認定制度」



Q12:業界団体認証について教えてください

A12:業界団体によるHACCP認証は、適用範囲がその業界・
業種に限られるため、まず自社の業種が該当する協会・団体等に確
認するのが良いでしょう。その場合、国がHACCP手法導入を支
援する目的で制定された「食品の製造過程の管理の高度化に関する
臨時措置法」(略称:HACCP手法支援法)の、指定認定機関に
登録されている21団体に確認すると良いでしょう。

「指定認定機関」
http://www.shokusan.or.jp/haccp/guide/2_3_recognition.html
を参照してください。


■「指定認定機関」のうち「HACCP手法支援法」と関連した自
主的取り組みとして、その団体の責任をもってHACCP取得とみ
なしている団体

(社)日本炊飯協会

(社)日本給食サービス協会

全国菓子工業組合連合会

■独自の認証基準で認証を行っている団体

(社)大日本水産会「水産食品加工施設HACCP認定制度」
http://qc.suisankai.or.jp/index-HACCP.htm

(社)日本弁当サービス協会認定「優良弁当サービス事業所」
http://homepage3.nifty.com/bentoukyoukai/yuryou.htm

(財)日本食品油脂検査協会「食用加工油脂のHACCPシステム承認
工場」
http://www.syken.or.jp/jp/jp_joho_hac_01.html

 なお、(社)大日本水産会は水産加工品について対米水産HAC
CP認証を国(厚生労働省)だけでなく団体で、平成10年度より
認証を行っています。これは本来、海外向けに輸出する水産加工施
設について、輸出相手国のHACCP規制との適合性を認証する制
度でしたが、広く国内に流通されている一般的な水産食品を加工す
る施設を対象に国内向け認証制度を開始(平成18年度4月1日)
しています。平成20年3月末現在の認証施設数は158施設とな
っています。

http://www.shokusan.or.jp/haccp/basis/QA/qa_d_01.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「指定認定機関」は以下のとおりです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

食肉製品(日本食肉加工協会)

容器包装詰常温流通食品(日本缶詰協会)

炊飯製品(日本炊飯協会)

水産加工品(大日本水産会)

乳及び乳製品(日本乳業技術協会)

味噌(全国味噌工業協同組合連合会)

醤油製品(全国醤油工業協同組合連合会)

冷凍食品(日本冷凍食品協会)

集団給食用食品(日本給食サービス協会)

惣菜(日本惣菜協会)

弁当(日本弁当サービス協会)

食用加工油脂(日本食品油脂検査協会)

ドレッシング類(日本食品分析センター)

清涼飲料水(全国清涼飲料工業会)

食酢製品(全国調味料・野菜飲料検査協会)

ウスターソース類(日本ソース工業会)

菓子製品(全国菓子工業組合連合会)

乾めん類(全国乾麺協同組合連合会)

パン(日本パン工業会)

農産物漬物(全日本漬物協同組合連合会)

生めん類(全国製麺協同組合連合会)

大量調理型主食的調理食品(日本べんとう振興協会)

http://www.shokusan.or.jp/haccp/guide/2_3_recognition.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ここに「日本卵業協会」も入り、独自に認定していくことになる
のだと思います。

 さて、上記記事の中にこういう記述があったのを再掲します。

「水産食品は国際的に最もHACCP義務化が進んでいますが、日
本はそれに対して同等性が認められていないため、いわゆるMOU
方式(了解覚え書き)による両国政府の許可制度が締結できていま
せん。」

 日本のHACCP認証制度は国際的には同等性が認められていな
いというところに注目してください。

 ここまで説明してきたように、各業界バラバラでやっていて、国
としての体制がとれていないということなのでしょう。

 同等性が認められるということは、日本で取得した認証がそのま
ま国際的に通用するということです。そうでないというのは、相手
国の基準に合わせて、個別に認証を得なければいけない、というこ
とです。

 要するに制度的に劣っているということで、アメリカに輸出でき
る食肉処理場が日本に数カ所しかない、ということがその例ですね。

 日本は「食の安全」に関しては先進国とは言えないレベルにある、
と認識した方がよいと思います。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 昔の話ですが、生協にいたころ、卵のサルモネラ汚染が大きな問
題でした。対策として養鶏場・GPセンターでのHACCPの手法
確立という方針が出て、いろいろ勉強したものです。

 そのとき、生協の卵は毎日同じ卵を食べることを前提としてデザ
インされているのだから、当然安全性は一般の卵と同じではいけな
い、という提案が出たことが思い出されます。他の生協や共同購入
組織では、ときどきサルモネラ検査をして、自分たちの卵は安全で
す!と言うのです。食の安全が細菌検査で保証されるのなら苦労は
ありません。

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