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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------713号--2013.07.07------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」「自然毒のリスクプロファイル」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 久しぶりにこんなメールをいただきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 こんにちは。

 毎週「安心!?食べ物情報」を読ませていただいている者です。大
変興味深く、また丁寧な情報収集には頭が下がります。

 今週のメールマガジンで「放射能」はそろそろ普通に戻ってもよ
いのではないかという後記がありましたが、自分も同感です。

 市場に流通している食品はちゃんと検査されているので、盲目的
に食べても安全かと思います。

 ただ、ひとつ気になっているのが、関東全域に振った放射性物質
が河川を経由して東京湾に集まってきている事です。

 この集積には5年以上かかるのではないかという推論が、震災後
にでていました。まぁ、そのような考えもあるかもと達観していた
のですが、河川敷の汚泥の放射線量や、今年から禁漁になってしま
った江戸川の天然鰻の線量など、それなりの徴候が出てきていると
考えられます。

 川の天然物は量は少ないですが、東京湾の江戸前物も影響を受け
るとなると、それなりに大きなインパクトになるかと思います。継
続的にウォッチして、心構えをしておくべきかと思いました。

 福島が実家なのですが、子供の頃はよく家庭であんぽ柿を作って
いました。市販品を買う事はなかったのですが、今年は都内で見か
けたら買ってみようと思います。

 これからも、メールマガジン楽しみにしています。がんばってく
ださい。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ありがとうございました。江戸川のウナギというのはこんな話で
すね。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 東京都は7日、江戸川のウナギ1匹から基準値(1キロ・グラム
あたり100ベクレル)を上回る140ベクレルの放射性セシウム
が検出されたとして、都内でウナギ漁をしている2漁協に出荷と遊
漁券販売の自粛を要請した。

 都によると、千葉県が今月3日に江戸川で捕獲したウナギ4匹の
うち1匹が基準値を超えた。都内では江戸川や荒川、中川、新中川、
旧江戸川でウナギ漁が行われ、年間約11トンの漁獲がある。

(2013年6月8日12時46分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130608-OYT1T00289.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 おっしゃるとおり、今後まだ放射性セシウムの蓄積がすすむこと
が予想されています。

 しかし、100ベクレル/キログラムという基準値は、食べる食
品の半分がこの数値だったとしても、安全性に問題はないというこ
とで決められた値です。

 この程度の検出値なら、普通に食べても問題ありません。行政の
対応としては、少しでも基準を超えたら注意を喚起するのは正しい
ですし、おっしゃるように監視していくことは大切ですが、別に騒
ぐほどのことではないのも事実です。

 放射性物質は簡単になくせるものではないので、広く薄く拡散し
ていくのはよいことだと考えます。一部に溜まるのは要警戒でしょ
うが、危険なほど溜まることは考えにくいのではないでしょうか。

 「江戸前物」の水産物については、放射性物質以外の危険因子も
多すぎるような気がするのですが、実際にみなさん東京湾産の魚を
食べているのでしょうか?

 私は元々、都市近海の魚は避けた方がよいと考えていました。昔、
父が和歌山港で釣った魚をくれるので、有難迷惑だといってぼやい
ていたものです。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「自然毒のリスクプロファイル」
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 こんなニュースがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 大阪・茨木市の小学校で2日、授業中に食用ではないひょうたん
を食べた17人の児童がおう吐や腹痛などの症状を訴え、このうち
3人が病院で手当てを受けました。いずれも症状は回復していると
いうことです。

 茨木市教育委員会によりますと、今月2日、茨木市の小学校で4
年生の理科の授業中に、ひょうたんを観察した際、教諭がひょうた
んを数センチほどに切り、希望した28人の児童に食べさせたとい
うことです。

 このうち17人がおう吐や腹痛などの症状を訴え、3人は病院で
点滴などの手当てを受けましたが、症状は回復しているということ
です。

 教育委員会によりますと、児童が食べたひょうたんは、食用では
ない「千成(せんなり)ひょうたん」で、おう吐や下痢などの症状
を引き起こす「ククルビタシン」が多く含まれているということで
す。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130704/t10015804921000.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 普通、ヒョウタンは食用ではありませんが、ヒョウタンに毒があ
るというのは知りませんでした。

 以下は厚労省の「自然毒のリスクプロファイル」というページか
ら、ヒョウタンについて。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 つる性の一年草。長さ数メートルになる蔓を伸ばし、葉は心形で
縁は掌状に浅裂。7月から8月ごろ、白色の雌花と雄花を咲かせる。
花冠の先は5裂し夕方に開き翌日の午前中にはしぼみ大きな果実を
実らせる。

 ヒョウタンの苦味(ククルビタシン類)の少ない品種が食用のも
のとして選別されたものがユウガオである。ヒョウタンの誤食によ
る中毒例の他、まれにククルビタシン含量の高いユウガオによる食
中毒が報告されている。未熟果を煮物や漬け物にするほか、実を帯
状に薄く剥いで乾燥させ、干瓢(カンピョウ)を作る。

http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/higher_20.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ヒョウタンとユウガオは基本的に同じもののようですが、微妙に
違いもありそうです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 瓢箪というと、野菜というよりも、水や酒を入れて持ち歩くため
の容器、または表面を塗装するなどして加工し鑑賞するもの、と感
じる方が多いと思います。花は夕顔と呼ばれ、平安時代の昔から、
夜咲く花として観賞されてきました。野菜昔ばなし第五話「夕顔一
夜花」では、源氏物語に登場する花の夕顔と、この花の咲く家に住
む美しい女性のお話をしました。またそのページでは、干瓢(かん
ぴょう)製造用として栽培されるようになった野菜としてのユウガ
オの説明もしています。

 現在の日本の園芸学会の野菜リストには、ヒョウタンは載ってな
くて、ユウガオが種名(しゅめい) Lagenaria siceraria Standl.
と記載されています。でも細かくいうと、ユウガオはこの種(しゅ)
のなかの一変種(へんしゅ)で、そのほかに下の表でご覧のとおり三
つの変種があります。センナリヒョウタンもこの種のなかの一変種
です。

和名:変種名:用途

ユウガオ(扁蒲):var.hispida:干瓢原料・スイカの台木

フクベ(瓠):var.depressa:容器作り・観賞用

ヒョウタン(瓢箪):var.Gourda:容器作り・観賞用

センナリヒョウタン:var.microcarpa:観賞用・野菜

 ユウガオは、野菜昔ばなし第五話の説明のとおり干瓢作りが主目
的で栽培されていますが、スイカの接木苗の台木としても使われ、
また若い果実を煮物として食べることもあるそうです。フクベとヒ
ョウタンは中をくりぬいて容器として使ったり、外側を美しく磨い
て観賞したりします。

 センナリヒョウタンは鑑賞用にもなりますが、ごく若い果実を煮
物や奈良漬にして食べます。野菜としては珍物(ちんぶつ)とされ
ています。またヒョウタンやセンナリヒョウタンは棚作りして、花
や果実を楽しむのにも適しています。

 庭に作った夕顔棚の下で、夏の夕方のひと時を楽しんでいる江戸
時代の絵画などが残っています。

 ヒョウタンを「ひさご」と呼ぶこともありますが、ひさごはユウ
ガオ・フクベ・ヒョウタンにトウガンを加えた果実の総称です。

http://www.h6.dion.ne.jp/~chusan55/kobore11/417sennari.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 今回の事件は「センナリヒョウタン」で、ごく若い時期なら、食
用も可能なようですが、熟してしまうと毒性が強くなるようです。

 さて、先程紹介した「自然毒のリスクプロファイル」のページに
は、以下のようなたくさんの種類の自然毒が紹介されています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

自然毒のリスクプロファイル

 動植物の中には体内に毒成分(自然毒)を持つものが数多く知ら
れている。毒成分は一般的には常成分であるが、成育のある特定の
時期にのみ毒を産生する場合や、食物連鎖を通じて餌から毒を蓄積
する場合もある。これら自然毒を含む動植物による食中毒は、細菌
性食中毒と比べると件数、患者数はそれほど多くないが、フグ毒や
キノコ毒のように致命率の高いものがあるので食品衛生上きわめて
重要である。

動物性自然毒(=魚介類の毒)
植物性自然毒(キノコ毒、高等植物毒)

□動物性自然毒

 陸上にもヘビやハチ、サソリなどの有毒動物が生息し、咬まれた
り刺されたりする被害は多い。しかし、陸上の有毒動物を食品とし
て摂取することにより食中毒が引き起こされることはまずない。食
中毒に関与する動物性自然毒はすべて魚貝類由来であると考えてよ
い。

■魚類

フグ毒:フグ類

シガテラ毒:シガテラ毒魚(ドクウツボ、オニカマス、バラハタ、
バラフエダイなど)

パリトキシンおよび関連毒:アオブダイ、ハコフグなど

卵巣毒:ナガズカなど

胆のう毒:コイ類

血清毒:ウナギ類

ビタミンA:イシナギなど

異常脂質(トリグリセリド、ワックスエステル):アブラボウズ、
アブラソコムツ、バラムツ

■二枚貝

麻痺性貝毒

下痢性貝毒

記憶喪失性貝毒

神経性貝毒

アザスピロ酸

■巻貝

唾液腺毒(テトラミン):エゾバイ科巻貝(ヒメエゾボラ、エゾボ
ラモドキなど)

フグ毒:キンシバイ類などの肉食性巻貝

光過敏症:アワビ類


□植物性自然毒

 食中毒に関与する有毒植物は、キノコと高等植物に大別される。
キノコは生物学的には植物ではなく菌類であるが、多くの消費者は
キノコを植物の仲間であると思っている。そのため、混乱を避ける
ために、食中毒統計ではキノコは植物として扱われている。

■キノコ

カエンタケ

カキシメジ

クサウラベニタケ

シロタマゴテングタケ

スギヒラタケ

タマゴタケモドキ

ツキヨタケ

テングタケ

ドクササコ

ドクツルタケ

ドクヤマドリ

ニガクリダケ

ニセクロハツ

ニセショウロ

ネズミシメジ

ハイイロシメジ

ヒカゲシビレタケ

ヒメアジロガサ

ベニテングタケ

■高等植物

アジサイ

アマチャ

イヌサフラン

カロライナジャスミン

グロリオサ

クワズイモ

コバイケイソウ

ジギタリス

ジャガイモ

スイセン

タマスダレ

チョウセンアサガオ

テンナンショウ類

ドクゼリ

ドクニンジン

トリカブト類

バイケイソウ

ハシリドコロ

ブルグマンシア

ベニバナインゲン

ユウガオ

ヨウシュヤマゴボウ

http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 自然界の毒の分布には偏りがあって、鳥類は哺乳類はほとんど毒
を持ちません。

 自然毒による中毒が問題になるのは、上記のように魚介類、キノ
コ類、植物に限られているのですね。

 キノコ類は植物ではない、というのも本当ですし、混乱を避ける
ため植物として扱っておくというのも納得です。

 上記のそれぞれの項目に、「概要版」「詳細版」のリンクがつい
ていて、それぞれのページに情報が記載されています。

 この「自然毒のリスクプロファイル」を改めて強調して紹介して
いる情報が厚労省から出ています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 有毒植物による食中毒予防の注意喚起について

 標記については、平成25年3月29日付け食安監発0329第4号にて、
消費者及び関係事業者に対して情報提供及び注意喚起の実施につい
てお願いしたところです。

 本年6月、イヌサフランを誤食したことによる食中毒が2件発生
しており、これまでイヌサフランによる食中毒では死亡事例もある
ことから、引き続き、厚生労働省ホームページの自然毒のリスクプ
ロファイル等を活用するなどにより、消費者及び関係事業者に対し
て、より一層の情報提供及び注意喚起を実施されるようお願いしま
す。

別添:平成25年6月に発生したイヌサフランによる食中毒事例

【事例1】

発生年月日:平成25年6月3日

発生場所:石川県、家庭

原因:自宅横の畑で採取した植物の球根がジャガイモと類似してい
ることから、茹でて喫食した。

患者:女性2名

主な症状:嘔気、嘔吐、めまい、頭痛、など

【事例2】

発生年月日:平成25年6月23日

発生場所:札幌市、家庭

原因:庭に生えていた植物をミョウガと誤認し、茹でて喫食した。

患者:女性1名

主な症状:腹痛、下痢、嘔吐、発熱、肝機能障害、など

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/gyousei/dl/130627_1.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ごく最近のことですが、イヌサフランによる中毒が2件、発生し
たという情報です。

 同じイヌサフランで、一つがジャガイモと、もう一つがミョウガ
と間違えたというのも面白いところです。

 「自然毒のリスクプロファイル」によると、こう書かれています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 土や水がなくても秋に開花するユリ科の球根植物で,開花後に葉
をのばし6月頃に葉は枯れる(開花後は土や水が必要).花色は一
般に淡紫紅色で白色や濃い藤色やなども栽培されている.観賞用と
して栽培される.種子をコルヒクム子、球根をコルヒクム根として
痛風鎮痛薬として使用したが,有毒のアルカロイドを含むため注意
が必要で,イヌサフランの葉をギボウシやギョウジャニンニクと誤
食する中毒が起こっている.秋に開花するアヤメ科のサフランと名
前も花の形も似ているが別物.

部位     葉  花 地下部(球根)
毒性    強毒 強毒  強毒
食用の可否  ×  ×   ×

http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/higher_02.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 球根をジャガイモと、花の蕾をミョウガと間違えたのでしょう。
どの部分も強い毒性があるようです。

 次は2011年のニュースですが、ニラとスイセンを間違えたという
事件です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

ニラと誤りスイセンをギョーザの具に 徳島の小学校で児童ら集団
食中毒
2011.12.6 21:00 [食中毒]

 徳島県は6日、同県神山町立小学校の調理実習で、学校職員がニ
ラと間違えてスイセンの葉を持ち込み、ギョーザの具にして食べた
6年生の児童9人が集団食中毒を起こしたと発表した。全員が医療
機関を受診し、快方に向かっているという。

 県生活衛生課によると、同小学校の5日の調理実習で、スイセン
の葉をひき肉などと混ぜてギョーザに加工。6年生12人と担任教
諭ら3人が食べたところ、食後10分〜1時間20分の間に男子6
人と女子3人が吐き気や嘔(おう)吐(と)などの症状を訴えたと
いう。

 スイセンは葉や球根などに毒があり、食べると嘔吐や下痢、発汗、
頭痛などを発症する。職員の自宅ではスイセンとニラを庭で一緒に
栽培しており、スイセンをニラと思い込んでいたという。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/111206/bdy11120621010004-n1.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「職員」となっているので、先生ではなく事務の人が、家の庭に
ニラが生えているといって持ってきたのでしょう。

 生えている状態なら区別はつくはずですが、切って持ってきたも
のなら、見分けるのは難しかったかもしれません。

 「自然毒のリスクプロファイル」には載っていませんが、スズラ
ンにも毒があります。

 以下はそれらの見分け方について。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

山菜の毒について

 古くから経験的に食用にされてきた独特の風味を味わえる山菜に、
基本的には毒はないはずです。

・あく抜きや塩蔵および特別な調理方法(熱をかける、おひたしに
する、天ぷらにするなど)があり、経験的な前処理を施すことによ
って食用になる。間違えば毒性が出る可能性のある山菜もある。

・基本的には生食をしない(ものによっては下痢などを起こす場合
がある)。

・山菜は芽吹きの季節のものが多いため、毒草と山菜を見誤る場合
が多い。

・自然のものは全て身体によいと思い込まない方がよい。

・多量に食べると毒性の出るものもある。

・虫や鳥が食べていても人が食べられるとは限らない。

・食習慣のない山菜は危険と思った方がよい。

食材としての山菜:

 古くから飢饉の時の副食的なものが多かったが、現在は独特な風
味、自然を感じさせる食材として人気がある。アンケート調査によ
ると、ワラビ、ゼンマイ、コゴミ、アケビ、ウルイ、タラノメ、フ
キノトウ、ヤマウド、アイコ、ミズ、コシアブラ、アケビの若芽、
ウコギ、シオデ、シドケ、ササダケなどがよく食べられる山菜であ
る。

 山菜とは栽培される野菜に対して自然(山野)に自生する食用植
物と考えられるが、定義は明確ではない。

 近年は栽培されているものもある。そのいくつかは(タラノメ、
ウコギ、コゴミなど)身体によい食材(生体調節機能)として注目
され、種々の研究が行われている。

見分け方のポイント
  日本で食中毒の事例のある有毒植物は、約10種類ほどにすぎま
せん。

■トリカブト(毒)とニリンソウ

 トリカブトは茎に葉が交互(互生)につく。ニリンソウは地上部
の茎の一カ所から葉が出ている。

 トリカブトの根は円錐形であるのに対し、ニリンソウは棒形であ
る。

 葉の色、光沢、切れ込みの違いもあるが、新芽の時期は容易に見
分けることはできない。

 ニリンソウも食用にするには湯がいて、プロトアネモニンという
毒を抜く必要がある。

 トリカブトは他にモミジガサ(シドケ)、ゲンノショウコ、ヨモ
ギなどとも間違えることがあるので、注意が必要である。

■チョウセンアサガオ(毒)とゴボウ

 チョウセンアサガオの葉は互生し、葉の切れ込みがゴボウより大
きい。

 チョウセンアサガオの根は側根と髭根がたくさんつく。

■バイケイソウ(毒)とオオバギボウシ

 バイケイソウは葉脈が浮き出ており、並行で交わることはない。
オオバギボウシの葉脈は主脈から側脈が出る。

 バイケイソウの葉の裏には細かい白い毛が生えているので、少し
ザラザラするが、オオバギボウシの葉の裏側は毛がなく滑らかであ
る。

■その他の有毒植物

 スイセン(毒)には臭いはないが、ニラにはニラ臭がある。

 ヨウシュヤマゴボウ(毒)はモリアザミ(通称ヤマゴボウ)より
根や葉が大きく、茎が太く柔らかい。

※植物名ヤマゴボウは有毒であり、ヤマゴボウとして売られている
ものはモリアザミの根である。

 ドクゼリ(毒)はワサビに似た太い根で、節があるのに対し、セ
リは糸のような細い根である。

 ハシリドコロ(毒)はごつごつした太い根であるが、フキノトウ
は白い根が横にのびている。

 スズラン(毒)の葉は厚めで光沢がある。ギョウジャニンニクは
ニンニク臭がある。

 ヒガンバナ(毒)はニラ臭はないが、ノビルはニラ臭がある。

http://www.eiken.yamagata.yamagata.jp/topics/san-kino/dokusan.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 スイセンとニラを間違えた事件では、スイセンの葉に臭いがない
ことに気づくべきでした。

 それにしても、「自然のものは全て身体によいと思い込まない方
がよい。」というのは強調しておくところです。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 今日は「七夕」です。本当は旧暦の7月7日に行うべき行事で、
7日の月が真夜中に西に沈んだ後に、壮麗な天の川が現れるという
趣向でした。季節も梅雨とはずれますし、どうして旧暦でやらない
のかといつも思います。

 今年は早くも梅雨明けの話も出ています。何だか暑くなりそうで、
火力発電所のトラブルのニュースもあって、今年はとうとう電力関
係で事件が発生しそうな気がします。早く原発再稼働しておけばよ
かった…ということになるのでは?

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