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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------705号--2013.05.12------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「全頭検査対象緩和への対応」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 毎年潮干狩りの季節になると、「貝毒」がニュースになります。
今年も大阪で発生していますが、それについてこんな記事がありま
した。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 アサリなどを毒化させる「貝毒」の原因となる植物プランクトン
が大阪湾で大量発生し、大阪府内に3カ所ある潮干狩り場の29日
までの入場者数が昨年の8割程度にとどまっている。府の研究機関
によると、近年、大阪湾の水質が改善したことで貝毒の“競合相手”
となる植物プランクトンが減少。貝毒が発生しやすい環境になって
いるという。潮干狩り場では持ち帰り用として別の産地で採れた食
べることができる貝を準備しており「水遊びとして楽しんでほしい」
と呼びかけている。


 貝毒は、アサリなどの二枚貝が毒素を持った植物プランクトンを
摂取することで発生する。厚生労働省によると、貝毒が原因の食中
毒は20〜24年の5年間で25件発生。府によると、20年にム
ラサキイガイを食べた貝塚市の男性3人が吐き気を訴えたケースも
あった。

 主な原因は毒素を持った「アレキサンドリウム・タマレンセ」と
いう植物プランクトンで、食べると舌や唇がしびれ、最悪の場合に
は呼吸困難などで死亡するケースがある。

 府立環境農林水産総合研究所水産技術センターによると、従来は
東北や北海道で多く検出されていたが、大阪湾では14年以降、た
びたび発生。近年、大阪湾の水質が改善され、このプランクトンの
“競合相手”であるケイソウが激減し、とりわけ大阪湾の検出頻度
が高まったという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130430-00000095-san-soci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 大阪湾の水質改善と関連しているというのは皮肉なものです。

 大阪湾に関空を作ったとき、巨大な埋め立て地を作れば、当然水
質は悪化するものと思っていました。

 ところが埋め立て効果というのは、逆に水をきれいにするのだそ
うです。その結果が貝毒の多発というのは、この世の因縁の難しい
ところです。

 次に、「サプリメント」について面白い記事がありました。「10
の事実」を挙げていますが、最後の3つ以外は見出しのみを紹介し
ます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

サプリメーカーが語りたがらない10の事実

1. 「選択肢の多さで消費者を圧倒する」

2. 「サプリは薬剤と違ってFDAの認可なしに販売できる」

3. 「ラベルでサプリを判断するのは難しい」

4. 「健康効果には議論の余地がある」

5. 「健康的な食事に代わる錠剤など存在しない」

6. 「免責条項や警告文を読むには拡大鏡がいるかもしれない」

7. 「魔法のやせ薬など存在しない」

8. 「自然と安全は別物である」

 ヒ素、毒キノコ、タバコなど、自然界にも危険なものはたくさん
ある。この10年間で厳しく検査された最も有名なサプリメントのい
くつかには血圧を上げ、心臓にストレスを与えるアジア産のハーブ、
マオウが含まれていた。そうしたサプリは減量用や運動能力向上用
として販売されていたが、マオウ摂取者の間で死亡事故や健康被害
がいくつか報告されると、FDAはそうしたサプリには病気やけがの
不当なリスクがあると判断し、2004年には販売禁止とした。

9. 「増加した効き目は薬剤によるものかもしれない」

 処方薬を栄養補助食品として販売するのは違法だが、それをやめ
ようとしない製造元もある。たとえば、男性の性的能力を高めるサ
プリにはバイアグラの有効成分であるクエン酸シルデナフィルが含
まれていたり、減量用サプリには処方薬シブトラミンが混ざってい
たりする。シブトラミンはFDAが認可した薬だったが、心臓障害や
脳卒中を引き起こすとして2010年に市場から排除された。専門家
によると、こうした混入の多くは意図的であり、FDAはそうした
行為の防止に積極的に取り組んでいる。

10. 「摂取しているサプリを医者に知らせる必要がある」

 患者の多くは服用している処方薬のことを医者に伝えるが、サプ
リに関してはきちんと話さない場合が多い。これは誤りだと専門家
は指摘する。ハーブ系サプリの多くは人々が摂取している処方薬と
作用し合うのだ。たとえば、軽度のうつ病に有効であることが示さ
れているサプリ、セイヨウオトギリソウ(セントジョーンズワート)
は処方された抗うつ薬と併用されるべきではないと、米テネシー州
キングスポート在住の開業医で、米国家庭医学会の次期会長でもあ
るリード・ブラックウェルダー医師は言う。同医師は、運動や非医
学的治療と共に、薬に代わるハーブを患者に勧めることがあるとい
う。その一方でニューヨークのメモリアル・スローン・ケタリング
がんセンターで統合医学サービスの責任者を務めるバリー・キャシ
リス博士は、がん患者の化学療法や放射線療法の効果を減少させ得
るハーブ系サプリもあると指摘する。「すでに病状が悪化している
患者に深刻な問題を引き起こす可能性もある」

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324082304578463592291432044.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 中国産食品は中国国内ではとんでもない被害が多発していますが、
輸入されてくるものに限っていえば、別に危険というほどではあり
ません。

 ただし、中国産健康食品に限っては絶対に避けるべきで、その理
由はほぼ間違いなく医薬品が入っているからです。健康食品のくせ
に効果があるというのはそういうことです。

 効果はないが安全である、というのが健康食品の王道であると普
段から主張しているところです。効果の裏に危険がついてくるもの
が邪道です。

 そして効果ではなく、イメージを 売り込むのが商売というもの
です。

 でも、この「10の事実」を知ってしまうと、イメージも崩れてし
まいそうですね。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q.生協で買ったヨーグルトの蓋に穴が空いていました。その時は
なにも考えず大丈夫だろうと思い食べてしまったんですが、今思え
ばなんて馬鹿なことをしてしまったと反省してます。今のところ体
に異変はないのですが今後なにか体に異変が起きるのでしょうか?
食べてしまったのでクレームも言えないのでどうすればいいか心配
です。

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A.一般的に言って、包装に破損があった加工食品は食べない方が
よいと思います。

 食べ物が食べらるかどうかは、味でだいたいわかります。腐敗し
てしまったような場合は、食べるまでもなく、見た目や匂いでわか
るでしょうし、少なくとも食べたときに変な味がするので気がつき
ます。

 見た目も匂いも味も、何も変わりがなければそのまま食べますが、
それでも害があることがあります。これは食中毒と呼ばれます。

 食中毒の原因菌は、食品が食べられなくなっているとわかる前の
段階で、私たちに害を与える、特別に毒性の強いものだと考えてよ
いです。

 幸いにして、こうした食中毒菌は、菌自体としてはそれほど強い
ものではなく、あまり厳しい環境では生育できないのが普通です。

 ヨーグルトは牛乳を乳酸菌で発酵させたものです。乳酸菌が乳酸
をつくることで強い酸性になり、最終的には乳酸菌自身も繁殖でき
なくなって安定した状態になります。

 こうした環境中では食中毒菌はほとんど繁殖できません。したが
って、食べたときの味に異常がなければ、被害を受ける可能性はま
ずありません。

 それ以前に、食べてから何も自覚症状がないのでしょう?心配す
る方がどうかしています。以上をまとめると以下のようになります。

(1)包装が破損していた加工食品は食べない。

(2)食べて異常を感じたら、食べるのをやめる。

(3)異常を感じず食べてしまって、特に自覚症状がない場合は、
それ以上気にしない。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「全頭検査対象緩和への対応」
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 すでに何度も書きましたが、BSEに対する全頭検査の対象が7
月1日から「48カ月超」に緩和され、同時に補助金もそれに合わ
せて廃止されます。

 現在も国の制度としての「全頭検査」は廃止されているのですが、
全国の自治体の判断として、継続されていて、国からの補助金も出
ているので、有名無実な「廃止」になっています。

 そこで、実際に検査を行う自治体に対して、国から一斉に6月で
全頭検査をやめるように要請が出ています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 国産牛のBSE全頭検査一斉見直しについて、地方自治体からは、
全国一斉に全頭検査の見直しが行われるよう、国が調整して欲しい
との要望があり、農林水産省と連携して、全頭検査の見直しを依頼
する通知を地方自治体に発出しましたので、お知らせします。

www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000306rf.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 今年「30カ月超」に変更したとき、補助金は今までどおり21
カ月超の牛に対して出ていました。おかしいな、と思っていました
が、次の「48カ月超」への変更時に補助金を廃止するのは既定の
方針だったようで、いわば外堀から埋める作戦です。

 それに対して、自治体側がどう対応するかが注目です。最大手の
北海道は以下のように言っています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 BSE(牛海綿状脳症)検査の対象となる国産牛について、内閣
府食品安全委員会の専門調査会が現行の月齢「30カ月超」から
「48カ月超」に緩和しても、「人への健康影響は無視できる」と
する答申案を4月3日、了承した。

 これを受け厚生労働省は全頭検査を7月以降、全国一斉に廃止し
検査は48カ月超の牛に限るよう都道府県と政令市に要請した。

 こうした中、自主的に全頭検査をする北海道の諮問機関は24日、
「全頭検査の必要性は認められない」と廃止の判断を下したが「全
国の自治体が一斉にやめる」との条件を付けた。

 どの自治体も他自治体の動向をうかがっている状況だが、横並び
意識ではなく、無駄なことに貴重な税金を費やすことが本当によい
かを真剣に自問すべきだ。

http://mainichi.jp/opinion/news/20130503k0000m070114000c.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 畜産では北海道の力が圧倒的ですから、北海道が決めれば影響力
を持ちます。その北海道でも、「全国一斉ならば」などということ
を言っています。

 でも、本音ではやめたいと思っているはずです。こういう記事も
出ていて、準備は進んでいます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 北海道が自主的に継続している国産牛へのBSE(牛海綿状脳症)
の全頭検査について、道庁の諮問機関「北海道食の安全・安心委員
会」は24日、「必要性は認められない」として道に廃止を求める提
言をまとめた。道は議会の議論や全国の対応状況なども踏まえた上
で正式結論を出す考え。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFC2400S_U3A420C1L41000/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 北海道に次ぐ存在である九州では、宮崎県が明快な方針を出して
います。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

BSE全頭検査中止の意向 国の要請受け宮崎県知事

 宮崎県の河野俊嗣知事は12日の定例記者会見で、各自治体が自
主的に実施している牛海綿状脳症(BSE)の全頭検査を中止する
意向を明らかにした。国の中止要請方針を受けての措置で「科学的
知見に照らし、やめるのが筋だ」と述べた。

 同時に、いずれかの自治体が要請に従わず検査を続ければ、日本
の牛の安全性に問題があると外国から誤解されかねないと指摘。
「各自治体は足並みをそろえ、中止を判断すべきではないか」と語
った。

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130412/biz13041217540016-n1.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 鹿児島県はやや及び腰です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 国産牛のBSE(牛海綿状脳症)全頭検査については「全国一斉
に廃止するなら鹿児島も終了する」。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130511-00000248-mailo-l46
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 その他では、こんなニュースが出ています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

かながわ経済:BSEの全頭検査廃止 国方針受けて県、6月末で
/神奈川

 県は8日、自主的に実施している牛海綿状脳症(BSE)の全頭
検査について、国の方針に基づき6月末で廃止する方針を明らかに
した。5月中に県民参加の意見交換会を開催し、厚生労働省や県の
担当者が廃止に関する説明をした上で、県民の意見を募る予定。そ
の後、有識者で構成する食の安全・安心審議会を開き、県の方針を
正式に決定する。

http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20130509ddlk14020273000c.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 普通に考えて、これ以外に方針の出しようはないと思います。で
も反対派も当然根強くあって、こんなことを言っています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

豊後牛に風評、懸念 国の全頭検査廃止要請

 国がBSE(牛海綿状脳症)検査対象の牛の月齢を7月にも「4
8カ月超」に引き上げ、各自治体が自主的に続ける全頭検査の廃止
を要請する方針を受け、県内にも波紋が広がっている。県は国の方
針に理解を示しつつも「都道府県の対応にばらつきが出れば、大分
が廃止した場合、豊後牛が風評被害に遭いかねない」と困惑気味。
消費者や生産者からは検査の継続を求める声も上がっている。

<メモ>

 国産牛の全頭検査は国内でBSEが初めて確認された2001年
に導入。国は05年に対象牛の月齢を「21カ月以上」に緩和し
「全頭検査は必要ない」(厚労省)との立場を取ってきたが、各自
治体は自主的に続けてきた。4月1日からは検査対象を「30カ月
超」に引き上げた。米国産輸入牛の条件も2月に「20カ月以下」
から「30カ月以下」に規制が緩和されており、「TPP(環太平
洋連携協定)交渉をにらみ米国に配慮しているのでは」との見方も
ある。

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2013_136633227788.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「TPPとの関連」などという陰謀論を持ち出して、科学的な判
断である今回の決定をおとしめようとしています。

 私もTPPには批判的なので、反対論をいうのは結構なのですが、
反対論者の多数はTPP参加で日本の食の安全が脅かされる…とい
う論調なので困っています。

 困りついでに、ほぼ最低レベルの意見をありて取り上げてみます。
日本マスコミの一例外、東スポ以下の信頼性を誇る日刊ゲンダイの
記事です。こういう毒電波にも慣れておくことが必要かと思います。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

安倍「国民の健康」も「食の安全」も放棄
(日刊ゲンダイ2013/4/4)

米国に呼応しBSE全頭検査廃止

 なにが「守るべきものは守る姿勢で交渉していく」だ。安倍首相
はTPP交渉参加を表明する際、「食の安全」を守ると強調した。そ
の舌の根も乾かぬうちに放棄である。2月に米国産牛肉の輸入規制
を緩和したのに続き、7月にもBSE全頭検査を廃止するというのだ。

 BSEの全頭検査は01年に国内初の感染牛が発見された直後から続
いてきた。05年に21カ月未満の牛が検査対象から外された後も,ブ
ランドを守りたい自治体は独自に予算をつけ、全頭検査を継続して
きた。ところが厚労省は「もはや日本はBSEを克服した。“非科学
的”な全頭検査は税金の無駄遣いだ」と、完全廃止を各自治体に要
請するという。トンデモない話だ。

 「世界で全頭検査を続けているのは日本だけです。しかし、その
おかげで23カ月の若い牛のBSE感染を水際で発見し、和牛ブランド
を守った実績がある。BSEにはまだ解明できていない部分がありま
す。予防原則の立場に立てば、簡単に規制を緩めるべきではないの
です。そもそも、自治体がそれぞれ独自の判断と予算で続けている
検査を、中央官庁の指示でやめさせるなんて傲慢ですよ」(ジャー
ナリストの横田一氏)

 厚労省が全頭検査を“非科学的”と言い出したのは、「日本は不
透明で科学的根拠に基づかない検疫措置を是正すべき」(USTRのマ
ランティス次席代表)という米国の主張に呼応したものだ。米国に
とって不都合なことは“非科学的”と断罪する。安倍政権はいった
いどこを向いているのか。米国のためならエンヤコラで国民の健康
と食の安全を犠牲にする。こんな政治が許されていいわけがない。

 立教大教授の郭洋春氏(経済学)がこう言う。「突然のBSE全頭
検査の廃止は、オバマ政権へのプレゼントとしか考えられません。
今年7月にTPP交渉に正式参加するには今月中に米国と事前協議で大
筋合意する必要がある。それもあって、米国の言いなりになって譲
歩したのでしょう。すでに米牛肉の輸入緩和が決定していますが、
日本が厳しい全頭検査を続ければ、和牛ブランドの優位性は変わり
ません。それをみすみす捨てるとは、自殺行為です」

 米国産牛肉が輸入緩和されたことで牛丼各社の割引キャンペーン
が間もなく始まるが、手放しでは喜べない。日本の国益よりも米国
の国益を優先する人物に首相は任せられないのだ。

http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8430.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 日刊ゲンダイがどういう理由で「小沢一郎推し」なのか知りませ
んが、人間ひねくれてしまうとどうしようもない、というところで
す。

 最後に、口直しに毎日新聞の小島記者の記事です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 BSE(牛海綿状脳症)検査の対象となる国産牛について、内閣
府食品安全委員会の専門調査会が現行の月齢「30カ月超」から
「48カ月超」に緩和しても、「人への健康影響は無視できる」と
する答申案を4月3日、了承した。これを受け厚生労働省は全頭検
査を7月以降、全国一斉に廃止し検査は48カ月超の牛に限るよう
都道府県と政令市に要請した。

 こうした中、自主的に全頭検査をする北海道の諮問機関は24日、
「全頭検査の必要性は認められない」と廃止の判断を下したが「全
国の自治体が一斉にやめる」との条件を付けた。どの自治体も他自
治体の動向をうかがっている状況だが、横並び意識ではなく、無駄
なことに貴重な税金を費やすことが本当によいかを真剣に自問すべ
きだ。

 全頭検査を実施しているのは世界の中で日本だけだ。なぜ、日本
だけが続けるのか。それは国が検査の中身と限界を正しく説明して
こなかったからだ。いまこそ国は「現状の検査法では全頭を検査し
ても、感染牛の全てを発見することはできない」と言うべきだ。そ
う説明すれば、検査はそもそも安全性を確保する手段ではないと分
かり、「全頭検査なら大丈夫」と思い込んでいる国民の誤解は一気
に氷解する。

http://mainichi.jp/opinion/news/20130503k0000m070114000c.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

--〔後記〕--------------------------------------------------

 前回紹介してから間もないのですが、BSE関連のニュースを追
ってみました。選挙も近いですし、原発やらTPPや北朝鮮やら、
騒がしい中で注目度は低いですが、積年の宿痾を解消できるかどう
か注目していきたいです。

 今度の安倍政権はなかなか中国との関係改善に動かないですね。
日本国民としては不満はないのですが、仕事の方はいよいよアウト
になりそうです。うまく幕引きができるかどうか、15日から久し
ぶりに大連に行く予定です。

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