安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>702号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------702号--2013.04.021------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「Q&A」「食肉から耐性菌」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 少し前の記事なんですが、こんな話があります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 アサヒグループホールディングスは昨年10月、サトウキビから
生産できる砂糖の量を大幅に増やしながら、バイオエタノールも併
せて生産する技術を開発した。

 トウモロコシなどからも作れるエタノールは化石燃料の代替品と
して需要が高まるが、大量生産をすれば食糧不足を招く恐れが指摘
されていた。同技術を使えば、食糧の生産量を減らさずにエネルギ
ーを生産できることから、食糧とエネルギーの双方の問題解決につ
ながると期待が高まっている。

 独立行政法人の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)と
の共同開発で生まれたこの技術は、砂糖とエタノールを従来と逆の
順序で作る「逆転生産プロセス」と呼ばれる。

 サトウキビにはショ糖、ブドウ糖、果糖の3種類の糖が含まれて
いるが、砂糖を生成するのはショ糖のみ。従来工程では、サトウキ
ビの絞り汁をショ糖とそれ以外の糖分(還元糖)に分解した上で、
ショ糖のみを砂糖として回収し、残った還元糖に酵母を加えてエタ
ノールを生成していた。

 だが、エタノールの元となる還元糖はショ糖生成を阻害する働き
があるため、還元糖の含有率が高いサトウキビは砂糖の生産性を著
しく落とす性質が問題視されていた。還元糖の含有率が低い品種は
1〜3月にしか収穫できず、台風で折れた粗悪なサトウキビなどか
ら効率よく砂糖を取り出すことは、精糖会社や農家にとって課題だ
った。また、そうした性質が砂糖の生産コストやサトウキビの価格
高騰を招く要因にもなった。

 同社は、こうした問題に対応するため、06年から農研機構と共
同で沖縄県の伊江島で本格的にエタノールに関する研究開発をスタ
ート。単一面積で砂糖とエタノールを従来の1・5〜2倍採取でき
る新品種を開発するなど成果をあげた。

 しかし、精糖会社にとってエタノールを生成する還元糖は砂糖生
成を阻害する“不要”なものとして受け止められ、還元糖を多く含
む新品種の評判は芳しくなかった。

 「還元糖だけを除去できれば、どんなサトウキビからも効率よく
砂糖を採取できるのだが…」。バイオエタノール技術開発部の小原
聡部長は頭を抱えた。同年の夏。妙案が浮かばないまま都内に戻り、
気分転換にパチンコを打ちに行った。

 「パチンコはまず役物の羽根を開かせ、その中にある大当たりの
穴を目指す。玉を入れる順番と重要度が逆だな」。何気なくパチン
コ台を眺めているうちに、この関係がエタノールと砂糖の関係にリ
ンクした。

 「重要でないエタノールを先に生成できれば、残りはショ糖だけ
になるのではないか」。「逆転生産プロセス」の糸口となる発想を
閃いた瞬間だった。

 以前読んだ文献で、還元糖だけを分解する酵母が存在することを
思い出し、すぐに実証実験が始まった。サトウキビの絞り汁に還元
糖だけを選択的に発酵する特殊な酵母を加えることで、ショ糖と還
元糖をほぼ完全に分離することに成功。還元糖をエタノールに変換
・除去した後、絞り汁に残る高純度のショ糖から砂糖を効率良く生
産することが可能になった。

 これにより、ショ糖成分の10〜15%しか砂糖にならなかった
品種でも、新技術により最大で約4倍となる65%以上も砂糖に転
化することもできた。

 さらに、ショ糖取り出した後に残った糖蜜から砂糖を作ることも
できれば、従来の酵母を加えることでエタノールの生成もできよう
になり、需要に応じて砂糖とエタノールの生産比率調整をも可能に
した。

 「サトウキビは栄養分の少ない土地でも育つ植物で、土地の緑化
にも貢献する大きな可能性を持っている」と小原さん。今後は15
年をめどに同技術の実用化を目指し、砂糖とエタノールの自社生産
や技術販売などさまざまな形でのビジネスチャンスを模索する。

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130331/bsc1303311801005-n1.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これは何だかすごいです。サトウキビから砂糖が何倍もとれてし
まいます。いわゆるひとつのブレイクスルーというやつですが、こ
の技術が広まればサトウキビの価格が暴落するのではないかと心配
になってしまうくらいです。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q.コンビニで買った賞味期限が2週間程度の真空パック?の要冷
蔵の豚汁を誤って常温保存してました。さらに、2週間程度賞味期
限が切れてたものを不注意で食べてしまいました。少し酸っぱくて
気づきました。

 中には豚肉、ニンジン、じゃがいも、ネギなどが入っており、
500wレンジで2分加熱しました。

 真空パックはポツリヌス菌?が怖いと聞くし、酸っぱかったので
傷んでいたと思います。不安なのですが、何時間くらい様子を見れ
ば安心出来ますか?食後5時間たちました。何か出来ることはあり
ませんか?

 このような状況でポツリヌス菌による食中毒を起こす可能性は高
いですか?小さな子供を抱えており、何かあったらと心配でなりま
せん。ポツリヌスは手足の麻痺や言語障害から始まるとも聞きます。
そんな状況で救急車を呼べるのか病院に行けるのか不安です。豚汁
なので加熱加工はされてると思うのですが、保存状況や賞味期限...。
心配のまま30日も過ごすかと思うと。

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A.酸っぱかったということですから、少し痛んでいたのでしょう
ね。味がおかしかったら食べないというのが原則です。

 ボツリヌス菌で酸っぱくなるという話は聞きませんし、袋が膨張
していなかったのであれば、それほど心配ないと思います。

 食べてから症状が出るまで、12〜36時間くらいだそうです。この
ままあと一日くらい症状がでなければ問題ありません。

 少しでも様子がおかしかったら、何かの食中毒の可能性がありま
す。迷わず診断を受けてください。

症状別の食中毒一覧リスト
http://foodpoisoning.e840.net/h130000.html

を見ると、いろんな食中毒菌があることがわかります。でも、あま
り心配せずに、注意深く症状が出ていないか見ることが大切です。

 何も症状が出ない可能性が一番高く、そうであればこの件はなか
ったことにして問題ありません。

 実は朝早くにこのメールを見て、とりあえずここまでで送信しま
した。改めてご質問を読んでみると、どうも寝ぼけていたのかちゃ
んと読めていなかったですね。

 こういう心配に陥ることは実際によくあることです。最悪の可能
性を考えれば、心配が無意味というのではないのですが、そればか
りを気にしていても、何もよいことはありません。

 よい方の可能性を信じて、心を強く持つことができればよいです
ね。細心の注意をはらいながら、困難な局面に耐えるということは、
これからの子育てにも必要なことです。

 これからも子育てを楽しみつつ、頑張ってください。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「食肉から耐性菌」
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 こんなニュースがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

豚肉や牛肉の半数超から耐性菌検出、抗生剤使い過ぎに警鐘 米
2013.04.16

 米国で流通している食肉には高い割合で耐性菌が含まれているこ
とが、米食品医薬品局(FDA)の検査で判明した。専門家らは家
畜に対する抗生剤の使い過ぎを問題視している。

 FDAの全米薬剤耐性菌監視システム(NARMS)がまとめた
年次報告書によると、検査対象となった豚の骨付きロース肉の69
%、牛ひき肉の55%、鶏肉の39%から抗生物質に耐性を持つ細
菌が検出された。さらに七面鳥の生のひき肉からは、検体の81%
から耐性菌が見つかった。

 また、サルモネラ菌とカンピロバクター菌も相当量が検出された。
この菌は米国で年間数百万人の食中毒を引き起こす原因になってい
る。鶏肉の場合、53%から抗生物質に耐性を持つ大腸菌が見つか
ったという。

 抗生剤は家畜の病気を防ぐためだけでなく、成長促進や不衛生な
環境を補うなどの目的で餌や水に混ぜるなどして与えられている。
非営利団体(NPO)のピュー・チャリタブル・トラストによれば、
食肉生産のために販売された抗生剤は2011年だけで1万300
0トンを超え、人間用の約3500トンを大幅に上回った。しかも
この量は増え続けているという。

 世界保健機関(WHO)の専門家は昨年、このままでは抗生物質
に耐性を持つ細菌が増え過ぎて、抗生剤では疾病に対抗できなくな
る「ポスト抗生剤時代」が来ると警鐘を鳴らしていた。

 FDAの検査結果はそうした懸念を裏付けるものだと環境衛生監
視団体は指摘。FDAに対し、食肉の抗生剤使用に関する規制を強
化するよう訴えている。

http://www.cnn.co.jp/fringe/35030908.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「アメリカの食肉は抗生物質漬け」などと話題になりそうです。
この件については以前から知られていたようで、2001年にすでに報
告が出ています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

アメリカ産の肉が抗生物質耐性菌で広範に汚染


フロリダ州オルランド発
ロイター(2001年5月24日)
訳 河田昌東

 合衆国FDAが行った予備的な調査によれば、アメリカのスーパー
マーケットで売られている牛肉と鶏肉に比較的高いレベルで抗生物
質耐性菌が検出された。当地で開かれた第101回アメリカ微生物学
会年会で22日(火曜日)FDAが発表した。

 その研究によれば、FDAの研究者達はワシントン州内のいくつか
のスーパーマーケットで購入した肉のEnterococcus(訳注:腸内細
菌の一群)を分析した。「彼らは多種類の薬剤に耐性を持つ細菌を
かなりな量発見した」とこの学会に参加したFDAの微生物学者David
 Wagner博士は言った。

 それによると、Enterococcusは鶏肉には67%、七面鳥肉には34%、
牛肉には66%の割合で検出された。研究者達はこれらの細菌に対し
29種類の抗生物質(家畜飼料に認可されている6種類を含む)の耐
性を試験した。鶏と七面鳥の肉のほうが牛肉よりも抗生物質耐性菌
が多かった。

http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/amerikanoniku.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 耐性菌というと院内感染から病院などの抗生物質が使われている
ところにいるものと思っていましたが、肉などからもよく検出され
ることは研究者の間では知られていたようです。

 以下に紹介するのは日本の研究ですが、耐性菌が発見される率を
調べています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■食品由来大腸菌における薬剤別耐性菌出現状況

           耐性率(%)
薬剤 1995-98(n=172)1999-04(n=189)2005-08(n=276)

CP   1.2      11.6      7.2
TC   12.8 46.0 35.5
SM  6.4 29.7 21.0
KM  1.7 13.8 11.6
ABPC  2.3 27.0 27.9
ST  1.7 14.8 14.1
NA  0.6 14.3 14.5
FOM  0.0 0.0 2.5
NFLX  0.0 4.2 6.2
CTX  0.0 1.1 5.8
CAZ  0.0 0.5 4.0
IPM  0.0 0.0 0.0

クロラムフェニコール(CP)
テトラサイクリン(TC)
ストレプトマイシン(SM)
カナマイシン(KM)
アンピシリン(ABPC)
スルファメトキサゾール・トリメトプリム合剤(ST)
ナリジクス酸(NA)
ホスホマイシン(FOM)
ノルフロキサシン(NFLX)
セフォタキシム(CTX)
セフタジジム(CAZ)
イミペネム(IPM)
 
■由来食品別大腸菌における薬剤耐性菌出現状況
(1995〜2008年)

   試験菌株数 耐性菌株数 耐性率(%)
食肉類  423 224 53.0
惣菜類 95 13 13.7
魚介類 32 3 9.4
拭き取り 29 4 13.8
豆腐 24 1 4.2
野菜類 12 3 25.0
液卵 8 1 12.5
冷凍食品 6 0 0.0
乳製品 4 0 0.0
和洋菓子 3 2 66.7
調理パン 1 0 0.0
由来食品計 637 251 39.4


■食肉種別大腸菌における薬剤耐性菌出現状況
(1995 〜 2008 年)

    試験菌株数 耐性菌株数 耐性率(%)
鶏肉   179 147 82.1
牛肉 126 27 21.4
豚肉 69 32 46.4
その他 49 18 36.7
食肉種計 423 224 53.0

http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM0807_02.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この表を見ると、食品からの耐性菌発見率は増加してきているこ
と、食品の種別では肉が多く、肉の中では鶏肉が多いことがわかり
ます。

 また、アメリカに特有の話ではなくて、日本でもほぼ同等と考え
た方がよいこともわかります。

 次に紹介するのはまた別の研究です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 医療従事者は臨床用抗菌薬に関する知識は有しているが、農畜水
産物の生産に際して用いられる抗菌性物質に対してはあまり注意を
払っていない。

 図1に示すごとく、臨床用および農畜水産物用として使用される
抗菌性物質の使用量は大きく異なっており、農畜水産物への使用量
は臨床用抗菌薬使用量のおよそ3倍量である。

 すなわち、耐性菌出現の原因がすべて臨床での抗菌性物質使用に
よってもたらされるのではなく、農畜産物の生産現場での使用にも
一因があると考えられる。

 一方、抗菌性物質にさらされる可能性が全くないと考えられる環
境からも抗菌薬耐性因子を保有する菌や特定の抗菌薬に耐性を示す
菌が分離されている。

(略)

 これらの報告から、われわれは、環境中には薬剤耐性因子をコー
ドする遺伝子がプールされており、それを抗菌性物質の使用が選択
・増幅して人体に影響することもあると考えている。

(略)

 これまで薬剤耐性菌は抗菌薬の選択圧の存在の下、出現・拡散す
ると考えられてきた。

 しかし、ペニシリンの臨床応用が開始される以前にβラクタマー
ゼ産生大腸菌に関する報告があるように、抗菌薬の開発・使用とは
無関係に耐性菌が存在する。

 その自然界に生息する耐性菌をヒト、家畜、環境などに使用され
る抗菌物質が選択していることは明らかである。

 これまでは院内感染対策の一環として病院内の耐性菌サーベイラ
ンスが注目されている。しかし、今後は食品や家畜、環境から検出
される耐性菌にも注目し、総合的な院内感染対策が必要になると考
えている。

http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM0907_01.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 医療用の抗生物質より、農水畜産用の方が3倍も多いというのは
驚きます。

 耐性菌というのは抗生物質が効かない細菌のことですが、抗生物
質を使うようになってから現れたのではなく、元々そういう性質を
持った菌はいたようです。

 抗生物質も元々は微生物が作り出したものですので、それに対抗
する遺伝子もまた元々あったということなのでしょう。

 しかし抗生物質にさらされない状況では、そういう遺伝子は無駄
ですので、使われず、抗生物質の圧力下でようやく耐性菌が現れて
くるというわけです。

 耐性菌であるかどうかを見分けるためには、抗生物質を使ってみ
るしかありませんが、抗生物質を使ったとたんに、それまで眠って
いた耐性の遺伝子が働きだす…ということが起こっている可能性は
あると思います。

 もしそうであれば、「耐性菌発見率」は過大な値を示しているの
かも知れません。どんな検査をするのかにもよるのでしょうが。

 その件について、こんな文書を見つけました。耐性菌を検出する
ための手順を記述しています。
 
平成17年度
「畜水産食品における薬剤耐性菌の出現実態調査(プロトコル作成)」
報告書(抜粋)
http://www.fsc.go.jp/senmon/anzenchousa/chousa18keikaku_3-1.pdf

 調査結果の報告はないのかと探してみましたが、食品安全委員会
のサイトで次のような記事がありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

食品安全確保総合調査について

 食品全委員会では、所掌する事務を遂行するために必要があると
認められる場合に情報収集等の調査を行うこととしております。

 平成25年度の食品安全確保総合調査については、別紙「平成2
5年度における食品安全確保総合調査実施計画」に基づき実施いた
します。なお、年度途中において調査を実施する必要が生じた場合
には、随時、更新します。

 また、原則として、総合評価落札方式による一般競争入札により
調査実施機関を選定致しますので、入札に参加される場合は、内閣
府ホームページの「調達情報」をご覧下さい。

【本年度の調査実施計画】

平成25年度における食品安全確保総合調査実施計画
作成:平成25年4月11日

1.ビスフェノールAの食品健康影響評価に関する評価手法の調査
及び情報収集・分析

入札公告中
契約方法:一般競争入札

2.動物用抗菌性物質の微生物学的影響についての調査

入札公告中
契約方法:一般競争入札

3.畜水産食品における薬剤耐性菌の出現実態調査

入札公告中
契約方法:一般競争入札

http://www.fsc.go.jp/senmon/anzenchousa/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 先の「(プロトコル作成)」の文書はこの入札公告のためのもの
だったようです。

 つまり、「畜水産食品における薬剤耐性菌の出現実態調査」が現
在計画されており、入札公告中ということです。

 先に紹介した研究と同じようなことを、さらに全面的に行うわけ
です。

 何年かすれば報告が出るのでしょうが、今回のアメリカでのもの
とあまり違わないのではないかと予想します。

 耐性菌が食品中にあったからといって、普通に食べている分には
別に問題ありません。抗生物質に抵抗力があると言っても、加熱し
ても死なないというわけではありません。また、たとえ生きて体内
に入っても、人間の免疫力は抗生物質とは全く違いますので、耐性
菌をやっつけられないわけでもありません。

 でも、いざという場合に抗生物質が効かないのはヤバイので、で
きるだけ環境中にいてほしくない、というところです。でも、抗生
物質を使うと耐性菌が出てくるという関係にありますので、耐性菌
を根絶するには抗生物質の使用をやめればよい…というわけのわか
らない話になってしまいます。

 医療用の抗生物質が原因ならば、ある程度はやむを得ないかと思
うのですが、食品由来というのはどうよ、ということで紹介してみ
ました。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 暑かったり寒かったりしてどうも風邪ぎみです。そんな人も多い
のではないでしょうか。

 7年前に亡くなった義父は、最終的には耐性菌の院内感染が死因
となりました。現在は義母が入院中、院内感染が心配なのですが、
病院から離れるわけにもいきません。現在は奇跡的に持ち直してい
ますが、それだけでよかったと思わないといけないのかもしれませ
ん。

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-702号----------------- e-mail why@kenji.ne.jp -------------
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