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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------692号--2013.02.10------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「Q&A」「フカヒレ」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 前回の記事について、こんなメールをいただきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 石炭火力発電所より原子力発電所が良いという意見は奇異に感じ
ました。

 私は全く逆だと思います。

 老朽化した中国の小規模石炭火力発電所や、石炭暖房設備は、公
害で環境破壊する危険なものだというのは否定しませんが、今の日
本の石炭火力発電所は町中に作れる程クリーンで経済的なものです。
(地震大国日本の都市に作れるほど安全でクリーンな原子力発電所
は存在しません!)

 例えば、神鋼神戸発電所は、神戸市の住宅地の海辺に有り、既に
10年前の2002年から稼働している、140万kWの石炭火力
発電所ですが排気は集塵装置で念入りに処理され、炭酸ガスと水が
煙突から出ているだけです。

 電車から高い煙突を見ると、湯気のような白い雲がたなびいて、
消えていきます。山手には高級住宅地が広がっており大勢の市民が
住んでいます。それだけの公害対策をしても、建設費は全部で20
00億円です。

 Wikiによると年間600億円の売上だそうです。(1kWh推定9円前
後で売電)これだけで神戸市の真夏の最大負荷電力の70%をカバ
ーしているそうです。電力の地産地消です。

 日本の鉄鋼メーカーは、殆ど親方日の丸で、独占企業の電力会社
とは違って、世界市場で戦い続けているので、安い資源を買い付け
有効利用する技術に長けています。石炭も高炉に使える高品位の石
炭は減らし、安価な不純物の多い石炭を微粉炭にして使ったり直接
還元製鉄(天然ガス直接還元製鉄やITMK3)で、よりコストの低い
製鉄にも挑戦しています。今は中国や韓国に価格競争で負けて(日
本で作ると安全重視や公害防止のコストも必要なので)製鉄が不振
なので、石炭や鉄鉱石用の港や運搬設備を有効利用して発電に活用
しているようです。

 石炭火力発電所は、実は、鉄鋼メーカーに任せたほうが、安くて
安全です。電力自由化になったら、神戸市民の私は、迷わず神戸製
鋼所の電力を買います。(関西電力より安くて高品質な電力が買え
ると思います。)

 原子力発電所は、最大の問題である使用済み核燃料=死の灰の処
理方法が未だに解決できず、メルトダウン爆発する危険のある使用
済み核燃料が何万トンも増え続けています。中には何十万年も消え
ない死の灰が詰まっています。

 福島原発事故を経験しても、懲りない原子力ムラの皆様の努力で、
今も大飯原発が再稼働し続けており、使用済み核燃料=死の灰を増
やし続けています。

 絶対安全と言われた世界一の技術力信頼性・安全性を誇る日本の
原発ですら、地震や津波にはひとたまりもなく、福島原発事故でメ
ルトダウン爆発し放射能汚染をまき散らしました。日本の技術で駄
目なら何処でも駄目でしょう。

 人命軽視・金儲け優先の傾向が日本よりも激しい中国が、原子力
発電所を大量に作ったら(中国でも大地震は起こりますから)原発
事故の危険性は高いと思います。放射能汚染はチェルノブイリ原発
事故と同じように1000km以上も広がり、今回の大気汚染と同
じように日本にも押し寄せてくるでしょう。(既に、かなりの数の
原子力発電所が稼働中なので、こちらも心配です。)

 そんな危険な原発は止めにして、世界一クリーンで効率の高い、
石炭火力発電所もしくは天然ガス火力発電所を新たに建設するのが
正解だと思います。

(以下略)

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 長文でしたので、最後の方は省略しています。私もあまり詳しく
ないのに、発電所について余計なことを言ったかと反省しています。

 でも、「炭酸ガスと水が煙突から出ているだけ」というのは素朴
というか人がよすぎます。低減しているのは事実でも、化石燃料を
燃やして煤煙などが全く出ないということはあり得ません。

 化石燃料は核燃料に比べて、単位あたりのエネルギーが百万分の
1程度で、同じエネルギーを得るためには当然百万倍の燃料が必要
になります。百万倍出る廃棄物を、いくら低減してもやはり環境に
与える影響は大きいはずです。

 もう少し具体的な数値を見ての検証が必要で、印象論で語るのは
違うのではないか…と言いかけて、私の意見も似たようなものであ
ったと思ったわけです。

 中国の大気汚染については、以下の記事が参考になります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

中国大気汚染、いつから深刻化(Q&A)
改革・開放で80年代から

(1/2ページ)
2013/2/5 0:30

中国では1月、北京を中心に日本の面積をはるかに超える範囲が重
度の大気汚染に覆われた。体調を崩した子どもが病院に詰めかけ、
工場停止など経済にも大きな影響を与えつつある。原因や今後の対
策などを探った。

Q 汚染の原因は。

 A 問題となっているのは直径2.5マイクロ(マイクロは100万分
の1)メートル以下の微粒子状物質「PM2.5」だ。石炭や石油を
燃やしたときに出る硫黄酸化物が原因で、中国に多く残る石炭火力
発電所の排ガスが主因といわれる。自動車の排ガスの微粒子なども
含まれる。直径が小さいため、肺の奥深くまで入り込みやすい。気
管支炎を引き起こしたり、ぜんそくを悪化させたりする。

 Q 汚染はどの程度か。

 A 米国大使館は2008年春から北京市内にある大使館の建物の上
でPM2.5の濃度を測定し始めた。北京市も1997年から空気汚染指
数を測定してきたが基準は緩く、米国大使館と北京市の公表数値の
ギャップが問題となっていた。市民の批判を受け、北京市も12年1
月からPM2.5の濃度測定値を公表し始めた。北京ではPM2.5の測
定値が米国大使館が「危険」とする1立方メートルあたり250マイ
クログラムを上回った日が1月は15日を超えた。一時は500マイク
ログラムを超えて「計測不能」という日もあった。

 Q なぜ北京で汚染がひどかったのか。

 A 北京の西部に火力発電所が多くあるほか、自動車の保有台数
の増加も著しい。この冬は連日気温が零下10度近くまで下がるほど
寒く、暖房器具用の石炭の消費も増えた。三方を山に囲まれた北京
の上空は大気が安定し、風が吹かなかったことが北京の大気汚染を
ひどくし、長引かせた。

 Q 大気汚染はいつからひどくなったのか。

 A トウ小平氏が78年に掲げた改革・開放路線を受けて経済開発
が始まり、すでに80年代後半には環境破壊が問題となっていた。98
年には北京の空気汚染指数が急速に悪化したとし、当時の朱鎔基首
相が対策を急ぐよう指示した。ただその後も経済発展を優先し環境
対策は後回しとなった。

 国際的な印象を良くしようと、08年の北京五輪前には、首都鋼鉄
集団の工場など北京市内にあった工場を市外に移転させ、市内の150
超の工場も一時的に操業停止させた。北京五輪後は空気が良くなっ
たと話題になったが、抜本対策に乏しく、大気汚染は再び深刻にな
っていった。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM04045_U3A200C1FF2000/

Q 対策は。

 A 今回、北京市は公用車の使用を30%削減したほか、一部工場
の操業を停止させるなどの臨時措置を講じた。北京を含むいくつか
の都市では、大気中の汚染物質を地表に落とすため人工降雨も実施
したようだ。いずれも場当たり的な対応にすぎない。結局2月1日
未明に大風が吹くまで北京に青空は戻らなかった。

 Q 日本にも中国から飛んできているのか。

 A 今年1月、福岡市などの観測所で、通常の3倍の数値が出た
という。ほかに西日本の各地で高い値が瞬間的に記録されている。
上空の偏西風に乗って大陸から飛来した汚染物質が原因と考えられ
ている。

 Q 対応策はあるのか。

 A 欧州は越境する大気汚染物質を規制する条約があるが、その
他の地域にこうした枠組みはない。大陸から汚染物質が飛来してい
るとしても、環境規制を厳しくするかどうかは中国政府の判断次第。
日本は観測を強化して注意を呼びかけるしかないのが現状だ。環境
省は「そらまめ君」というサイトで各地の観測情報を公開している。
(北京=島田学)

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM04045_U3A200C1FF2000/?df=2
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 とにかく、事故が起こったわけではなくて、通常の状態でここま
で殺人的な汚染が広まっているというのは重大なことです。

 かつて「ロンドンスモッグ事件」では数千人の死者が出たと言わ
れていますが、汚染の深刻さ、規模の大きさから考えて、数百万人
というような死者が出るのではないかと心配しています。

 これから原子力発電所を作ったとしても、もう間に合わないのか
もしれません。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q.中国産ニンニクを水耕栽培した場合、国産の表示はできますか?
露地栽培についてはどうでしょうか?

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A.具体的にどうしようとされているのかよくわからないのですが、
国内で生産したものなら国産と言って別に問題はないでしょうね。

 輸入したニンニクをそのまま出荷するのではなくて、そのニンニ
クを育てて増やすのでしたら、タネを輸入した野菜と同じことです。

 栽培方法は関係ないと思います。

 でも、普通の中国産ニンニクは芽止めしていると思います。(恐
らく放射線処理)だから、それを使って生産するのは難しいのでは
ないでしょうか。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「フカヒレ」
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 中華料理の高級食材の「フカヒレ」は日本産のものが多いのです。

 中国では海産物はだいたい日本産が上等とされていますが、中で
もフカヒレは日本産に限るという定評になっています。

 気仙沼あたりで大量に作られて、ずいぶん儲かったという話を聞
いていましたが、いろいろと批判もされているようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 日本も漁獲している「ヨゴレ」というサメなど3種のサメの個体
数が近年、減少傾向にあり、絶滅の恐れがある野生生物の国際取引
を規制するワシントン条約で規制対象とする基準を満たしていると
の報告書を国連食糧農業機関(FAO)の専門委員会が9日までに
まとめた。

 米国や欧州連合(EU)などが「フカヒレ目当ての乱獲が原因で
個体数が減少している」として規制対象とするよう提案したことを
受けて、妥当性を検討していた。中国では経済成長に伴い、高級食
材のフカヒレ消費量が増えているとされる。

 提案の可否は3月にタイのバンコクで開かれる条約締約国会議で、
投票によって決められるが、同委員会の報告は専門家の評価として
重視される。日本や中国は「科学的根拠が不十分で、取引規制より
も漁業管理が先だ」として反対の姿勢を示しているが、厳しい局面
に立たされる可能性もある。

 提案は、アカシュモクザメなど3種類のシュモクザメ、ヨゴレ、
ニシネズミザメについて、国際取引の際に、輸出国の許可証の発行
を義務付けるように求めている。日本の漁獲量は少ないが、世界的
にはフカヒレ目当ての漁業が広く行われている。

 FAOの専門委は「ヨゴレの個体数は1950年代の10〜15%程度に
減っている」などとする提案国のデータを検討。

 ヨゴレとアカシュモクザメについては「規制するための基準を満
たしている」と結論。ニシネズミザメについては、委員の多数が基
準を満たすと判断した。

 締約国会議で投票した国の3分の2以上の賛成があれば、規制対
象とすることが決まる。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG09001_Z00C13A2CR8000/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 クジラなどでおなじみの、西洋人による余計なお世話という感じ
ですが、こんな批判もあります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

フカヒレ漁規制法案、米上院が可決
2010年12月21日

 米上院は20日、中華料理などで使われるフカヒレ漁の規制を強化
する法案を可決した。

 中華料理の高級食材であるフカヒレを取るため毎年数千万匹のサ
メが乱獲されている。フカヒレ漁ではヒレだけを切り取って残りは
海に捨てており、サメはそのまま死んでしまう。サメは寿命が長く、
生む子どもの数が少ないことから乱獲による絶滅が危ぐされている。

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2780244/6601961
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 それに対して、フカヒレを使っている側からの反論です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 国際的な保護活動や過剰なネガティブキャンペーンによって、サ
メ漁を非難する声が世界的に挙がっています。

 それに端を発し、長い食文化の歴史そのものが否定的に扱われて
いる現状に、私たちフカヒレを扱う企業として、これから先、向き
合っていかなければならない難しい問題を敢えてここに提示してい
きたいと思います。

 その昔、フカヒレのみを捕る目的で、サメのヒレを船上で切りと
り、そのまま海に戻す残酷な漁を一部の地域で行っていたのは事実
のようです。

 ただし現在日本では、サメを100%に近い形で利用・加工してい
ます。別ページでも紹介しましたが、サメは「あんこう」と並んで
捨てる箇所が無いといわれる魚。ほぼ全ての部位が利用されます。

 しかしながら、依然として倫理的問題を取り上げ「頭のいい魚だ
から殺しては可哀想」といった感情論から入り、サメの水揚げシー
ンや、ヒレを切り取るシーン、乱獲殺戮をイメージさせる映像編集
でネガティブキャンペーンを掲げる団体が存在します。

http://www.rakuten.ne.jp/gold/koushouki/dietaryculture.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 以下は中華料理における「フカヒレ料理」の歴史です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 フカヒレ料理はいつ頃「発見」ないし「発明」されたのでしょう。

 「秦」の始皇帝は言うまでもなく、「唐」「宋」の皇帝や「元」
のハーンも食べた記録は全くありません。万歴24年(1596年)
刊行の『本草綱目』に初めて出てきます。

 「明朝」末期から「清朝」の始め頃でせいぜい400年位前なん
ですね。その頃は東南の沿岸部に住む人達の特別な料理として紹介
されているだけで、中国全土にメジャーデビューしていた訳ではな
いらしいです。

 17世紀になると。朱彝尊(しゅいそん)が『食憲鴻秘』の中で
初めてフカヒレの詳細な作り方を紹介しています。「フカヒレをき
れいにし、煮込んでから切る。糸状にばらばらにしてはいけない。
肉の付いている方がよい。小さすぎてはいけない。鶏か家鴨と共に
必要な時に用いる。スープは澄んでいるのが良いが、脂っこいのは
良くない。料理酒を使うのは良いが、醤油を使ってはいけない。」
とまぁ、あまり親切ではない説明なんですが、肉が付いている方が
良い。と書いてあるように当初は新鮮な物が使われていたんでしょう。

 時代は下って18世紀。グルメで有名な袁枚(えんばい)は『随
園食単』で「フカヒレは柔らかくなりにくいから、2日間煮込んで
ようやく柔らかくなる。その後上質な火腿(中国のハム)や鶏のス
ープに新鮮なタケノコと小さじ一杯の氷砂糖を加え、柔らかくなる
まで煮込む。」とあるようにこの時代のフカヒレは現在のような乾
物になり、広大な中国大陸を流通できる形になりました。

 さらに時代は下って18世紀半ば。フカヒレ料理は急速に発展し
ました。梁章鉅は『浪跡叢談』の中でフカヒレが宴席に上る様子を
記しています。「最近、楊州あたりの金持ちが客を招待する時、フ
カヒレの根っ子の部分を使わないものはいない。名付けて「肉翅」
と言う。楊州の人はこの料理を作るのが最も得意で、できたフカヒ
レ料理の味は濃厚で奥深さが在る。まさに天下に二つとない逸品で
ある。」とまぁ、ベタ褒めです。

 以上の資料から、18世紀の半ばから19世紀のはじめには現在
と同じようなフカヒレ料理が完成し、「ツバメの巣」「ナマコ」に
並び海産珍味の頂点に登りつめました。

http://www7a.biglobe.ne.jp/~kaika/rekisi.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 さて、現在の中国はニセモノ天国なんですが、フカヒレも相当量
のニセモノが出回っているようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 ゼラチンで作った「人工フカヒレ」が中国各地で流通しているこ
とが分かり、波紋を広げている。浙江省では大量の偽物が押収され、
中央テレビは「中国のフカヒレの四割は偽物だ」と報じている。

 浙江省当局は昨年末、杭州や寧波など主要都市の販売業者やレス
トラン約千カ所を調査し、不審なフカヒレ約五百六十キロを押収。
そこから八十二点を抽出してDNA検査を実施したところ、ほぼす
べての七十九点が偽物だった。大半は福建省の業者が流通させ、レ
ストラン側も偽物と気付かぬほど巧妙に作られていた。

 中央テレビは八日、河南省鄭州市や江蘇省南京市のレストランに
潜入取材。ゼラチンや塩化カルシウムで作った「フカヒレ」が提供
されている実態を伝えた。

 五百グラムの人工フカヒレを作るのに必要な材料費は十元(約百
四十円)だという。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013011602000088.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 日本でも製造されていて、加工食品などでは普通に使われている
ようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

実は、日本でも「人工フカヒレ」は製造されている。価格は日本
国内で購入できるフカヒレの1割程度と非常に安く、国内の安価な
「フカヒレ入り食品」のフカヒレは人工であることもあるそうだ。
なお、国内の製造業者によれば、日本国内では原材料表示を見れば
「アルギン酸ナトリウム」などと書かれているため、一目で分かる
という。

http://www.j-cast.com/2013/01/12160740.html?p=all
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 また、最近中国のテレビで、フカヒレのニセモノを作っている現
場を放送したという話があります。中国では当たり前におこりそう
な話ですが。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

中国のレストラン 厨房でフカヒレ偽造する現場を撮影される
(2013年1月23日07時00分)

 やはり常識にかからないことが平気で起こる、ということを肝に
銘じておくしかないのか。中国の情勢に詳しいジャーナリスト・富
坂聰氏がレポートする。

 食の安全問題の追及では、かねてから定評のあるCCTV(中国中央
電視台)が最近、また大きな話題を提供して話題となっている。そ
の一つが偽造フカヒレ問題である。

 偽造フカヒレとは、ゼラチンを使ってフカヒレそっくりとの味と
触感を再現するというもので、以前から疑惑は取り沙汰されていた。

 発覚したのは、同局の番組の企画「フカヒレの密輸ルート」を追
いかけるなかで、たまたまカメラに収められたことがきっかけだっ
た。

 場所は中華レストランの厨房内。コック風の男二人が見るからに
不衛生なバケツのなかでフカヒレを“密造”している光景が映る。
そして隠しカメラが回っていることも知らず、男たちが得意げに、
「この液体を入れると大きく膨らむんだ」と解説する。手に持って
いたのは水酸化ナトリウムである。

 続いて男たちは汚い棒を取り出すとバケツをかき混ぜる。「なぜ
手でかき混ぜないのか?」と尋ねる記者に対して、「手を入れると
熱い。火傷したみたいに」と答えるのだ。ナレーションでは、中国
の法律では水酸化ナトリウムの使用は禁止されていると説明される
という衝撃の映像だ。

 番組のメインであるフカヒレの密輸の工程でも思わずのけぞって
しまうような事実が明かされた。

 たとえば輸送に際して腐敗防止のために使われる手法。映像に映
し出されたのは、アンモニア化合物に浸されたフカヒレの山だ。サ
メの肉はもともとアンモニア成分が多く、その分腐りにくいとされ、
そのため地方の山間部では「ワニ料理」と呼ばれる保存食料理とし
ても発達した。だが、レストランでテーブルを囲む人たちが、食材
をわざわざアンモニア化合物に浸すと聞かされて、何も思わないは
ずがない。

 偽物かアンモニア漬けか――。フカヒレを愛する日本人は少なく
ないはずだが、騒動の成り行き次第では、大枚をはたいて“冒険”
するほどの価値があるのかどうか、見直される機会になるかもしれ
ない。

http://news.infoseek.co.jp/article/postseven_167943
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 また、中国では綱紀粛正の一環として、こんな動きもあります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 中国政府は高級食材のフカヒレを公式の夕食会で出すことを禁じ
る措置を検討している。中国英字紙グローバル・タイムズが3日ま
でに伝えた。

 今年3月に開かれた全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で
提案されたのがきっかけ。同紙によれば、施行までには最長で3年
かかるとみられる。いったん施行されれば、公式行事にかかる費用
を削減する効果も望めるという。

http://www.cnn.co.jp/business/30007214.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 腐敗防止のために虚礼を廃止しようと呼びかけている現在の動き
からすると、この動きは加速していきそうです。

 そこで、これらの要素を考えると、以下のような考えが浮かびま
す。

 安全なニセフカヒレの製造方法を完成し、みんなでニセモノのフ
カヒレを食べれば、安くておいしく食べられ、資源問題も解決する…。

 完璧な解決策だと思うのですが、いかがでしょうか。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 土曜日に老母の米寿の祝いをやりました。本当は数え歳で88歳
になったのは昨年なんですが、みんなで忘れていて…。

 その前日、医者に行ったら、やはり中国の大気汚染の影響を受け
ているようで、またまた気管支炎のクスリをもらってきました。大
連に一週間でこんなものですから、北京に一カ月いたら死ねますね。

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