安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>673号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------673号--2012.09.30------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「米の作柄と価格」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 前回の中国の話ですが、「国有化」が単に石原都知事の邪魔をす
るのだけが目的だったのだろうと書きました。別に根拠があるわけ
ではなくて、単なる推測だったのですが、その後こんな記事が出て
きました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 そのうえで尖閣諸島の国有化について、「自分や野中広務元官房
長官のように日中関係のことを真剣に考えている人はこの方法しか
ないと考えている」と、中国との関係が深い政治家の名前を挙げた
うえで、「日本政府による島の購入が、東京都の石原知事による購
入を阻む唯一の方法だ」とも述べて、中国側の理解を得ようとして
いたことが分かりました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120920/t10015169471000.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 語るに落ちるとはこのことですね。小学校の児童会なみだと揶揄
されるのも仕方ありません。

 さて、魚の話ですが、こんなニュースがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 北海道の釧路港では、さばの水揚げ量が去年の2000倍以上と
なっていて、さばまき網漁の業界団体は、大量のさばに対応しきれ
ないとして1日の水揚げを200トンまでとする制限を初めて設け
ました。

 北海道東部の沖合では、先月下旬からさばの巻き網漁が始まり、
釧路港で去年は1トンに満たなかったさばの水揚げがことしはすで
に2200トンを超え、およそ30年ぶりのペースでまとまった水
揚げが続いています。

 これは、さばの資源量の回復に加えて、残暑の影響で海水温が高
く北上したさばがこの沖合にとどまっているためとみられています。

 しかし、釧路港では、さばの水揚げが少ない年が続いたために水
産加工などの体制が十分、整っていません。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120927/k10015325521000.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 今年はサンマが低調で、代わりにサバが大漁なようです。また、
この春の記事ですが、こんなものもありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 近年減少しているホッケの資源量を回復させるため、道や水産庁
などは主要漁場の道北海域(日本海〜オホーツク海)で、漁獲量を
現状(08〜10年の平均漁獲量)よりも3割削減するよう漁業者
に求める。「ホッケ資源に対し現状の漁獲量は過大」と判断。漁協
関係者に削減要請を始めており、早ければ沖合底引き網漁が本格化
する9月から始めたい意向だ。15年夏まで3年間を予定し、昨年
5万トンを割り込んだ道北海域の漁獲量について、道は「年間10
万トンを維持できるよう資源量を回復させたい」としている。

 道水産林務部の統計によると、全道のホッケ漁獲量は98年の約
23万4000トンをピークに減少傾向が続いている。特に09年
以降は落ち込み方が激しく、昨年は前年比3割減の約5万8000
トン(速報値)にまで低下。道などが原因を分析し、対策を検討し
てきた。

http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20120829ddlk01020181000c.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 カナダのカニ漁で聞いた話ですが、ある地区では一年間の割り当
て量をほぼ一日で獲ってしまうのだとか。もちろんまだまだカニは
いるのですが、漁獲量が厳密に制限されているため、船ごとに決め
られた量以上はとれないのだそうです。

 日本では船ごとの割り当てというのはなくて、全体の漁獲量で規
制するようですが、そのこと自体が意外と少ないという話がありま
した。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■漁獲枠対象魚種はわずか7種類

 2002〜2011年間の10年間のニシンの平均水揚げ数量はたったの4千
トンで、水揚げ金額は10億円しかありません。ノルウェーでの同時
期の年間平均水揚げは67万トン(2011年の水揚げ金額、60万トンで
約490億円)と比較にならない大漁の水揚げとなっています。4千ト
ンという数字は、ノルウェーでのニシンの漁獲シーズン中に水揚げ
される1日分にも満たない数量です。ノルウェーではいうまでもなく、
多額の水揚げ金額が港町に落ちており、町は豊かです。しかし、日
本では信じられないことに、これだけ低水準の漁獲が続いているに
もかかわらず、未だにニシンに対して漁獲枠の設定さえないのです。

 日本での、漁獲枠(TAC・Total Allowable Catch=漁獲可能量)
の対象魚種は僅か7魚種(サンマ・スケトウダラ・マアジ・マイワ
シ・マサバ及びゴマサバ・スルメイカ・ズワイガニ)しかないので
す。水産白書には、漁獲枠を設定する要件の一つに「資源状態が悪
く、緊急に漁獲可能量による保存及び管理を行うことが必要な海洋
生物資源」とあり、まさにニシンは該当するはずなのですが、なぜ
か対象にはなっていません。ちなみに米国では、2012年に漁業対象
魚の全魚種(528魚種)にTACを広げる方針です。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2067
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 同じ人の記事ですが、こんな話も書いています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■魚が減った主因に対する大いなる誤解

 水産白書(平成23年版)に、水産資源の状況に関する漁業者の意
識調査の結果が公表されています。実に87.9%の方が資源は減少し
ていると回答しています。日本の水揚げは1984年の1,282万トンを
ピークに右肩下がりに転げ落ちて減少を続けており、2010年には
531万トンにまで減少していますので、客観的にそれが事実である
ことがわかります。

 問題はその原因に関する回答結果です。減少の最大の原因(51.
5%)は、「水温上昇等の環境の変化により、資源が減少している」
と考えられており、二番目の原因(30.2%)として「過剰な漁獲に
より資源が減少していると」という結果が出ています。筆者は、資
源が減った原因に関するこれらのデータが出る背景に、日本の水産
業を衰退させてきた原因が隠れていると考えています。

 「環境の変化」という魔法の呪文は、資源問題を考える上で、非
常に危険なのです。この呪文を唱えるとあたかも、どうしようもで
きない別の不可抗力が存在し、それが原因で資源が衰退してしまう
ため「仕方がない」「どうしようもない」という錯覚に陥ってしま
うのです。

 実際は「乱獲」で魚がいなくなっているのに「環境の変化」が原
因ということになれば、乱獲をしている「加害者」が、魚が獲れな
くなって気の毒な「被害者」に変わってしまうのです。漁業者と乱
獲されている魚を食べてしまう日本人が加害者なのですが、加害者
の一方である漁業者にこのまま「補助金」を支給していけば、漁業
は単に衰退を続けていくことになります。まさに、水産業を復活さ
せるどころか、逆の処方箋を出しているのです。

 これでは、天変地異でも起こらない限りうまく行きません。仮に
天変地異が起こって一時的に資源が回復しても、また同じ過ちを犯
し続けてしまうでしょう。

■マイワシは資源回復のチャンス

 今年は、2010年に生まれたマイワシの資源量が多いので、資源回
復の大チャンスです。マイワシは1975年から水揚げが増え始め、19
88年には、450万トンを漁獲、その後資源が急速に減少し、2005年
には3万トンにまで減少していましたが、2011年には17万トンと漁
獲が増えています。

 しかし、「銚子港 水揚げ日本一へ大手!」「3年連続加入良好、
取り戻せるか、かつての盛漁」といった報道となってしまっており、
そこには「漁獲を適切に管理し、増加しつつある資源を獲り尽くさ
ずに十分な量の産卵親魚が育つような適切な措置が重要(水産白書
 平成24年版)」は感じられません。

■サンマもウナギの二の舞か

 もう一つ例を挙げます。今年のサンマの推定資源量は、160万ト
ンと前年度の3割減との発表となりました。本来であれば、資源量
の懸念や漁獲枠の削減が論ぜられるべきですが、話題の中心は、
「ウナギに続き、サンマも高値?」「値段にギョッ!」と価格のこ
とばかりが目立ちました。

 中国・台湾他の漁船が、日本のEEZの外で、日本に来遊する前の
サンマを大量に漁獲していることなどは、話題にもなりません。世
界の水産資源を取り巻く情勢はどんどん変わってきており、対処し
ておかねばならない問題は山ほどあるのです。

 自国の資源管理の現実、及びこれから起こり得る問題を正しく認
識し、的外れではない先を見据えた素早い政策が不可欠です。そし
て、報道に関しては、水産業の将来象を意識した、思慮があるもの
になっていくことを願います。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2152
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 何だか心配になってくる話ですね。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「米の作柄と価格」
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 もう9月も終りですが、今年の米の作柄が確定したというニュー
スがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 農林水産省は28日、平成24年産水稲の全国の作況指数(15
日現在、平年作=100)が102で「やや良」だったと発表した。
天候がおおむね順調に推移したためで、「やや良」以上は20年以
来4年ぶり。高止まりが続くコメ価格に影響する可能性がある。

 10アール当たりの予想収穫量(全国平均)は、539キロで、
主食用米の作付見込み面積をかけた予想収穫量は820万2千トン。
農水省は収穫目標を793万トンと試算しており、同省農産企画課
は「来年の端境期まで供給が不足することはなさそう」と分析して
いる。

 地域別では、天候に恵まれた北海道が107となったほか、本州
の各地域で100を超えた。四国や九州は6月の日照不足が影響し
て、全もみ数が平年を下回り100を割り込んだ。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120928/biz12092817530021-n1.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 今年は北海道が暑かったといいますので、かなりの豊作になった
ようです。西日本では雨が多すぎました。

 ところで、米の価格が高騰しているというニュースがあります。
と言っても主食用ではなくて、加工用の米の話です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 米菓の原料となる国産の加工用米の価格高騰が見込まれ、せんべ
い業界が悲鳴を上げている。国産米にこだわり、やむなく値上げす
る個人商店が出始めた。大手メーカーの間では、外国産米に切り替
える動きが広がっている。

 「3割も4割も値上がりしたら、どうすればいいのか」。埼玉県
草加市のせんべい店「豊田屋」を営む豊田重治さん(66)は、た
め息交じりに話す。

 原料の加工用米(国産うるち米)を県米菓工業協同組合で共同購
入している。これまで1キロ約160円だったのが、11月から約
220円に上がるという。

 主力のしょうゆ味固焼きは1枚(約15グラム)35円。せんべ
いを小さくすることも検討したが、包装袋や化粧箱を作り直すのに
費用がかかり、あきらめた。「このままでは利益が出るか分からな
い」

 せんべいが地場産業の千葉県野田市では、11店のうち数店が値
上げに踏み切った。「米澤屋」はしょうゆ味の「野田せんべい」を
53円から58円にした。米川幸克社長は「2012年産の加工用
米が高値になると業界団体から聞き、値上げを決めた。20年近く
価格を据え置いてきたのですが……」。

 常連の女性客(44)は「原料の高騰なら仕方ないけど、いつも
食べるものなのであまり高くなると心配」と話す。

 大手米卸売会社によると、国産の加工用米の取引価格は、07年
産が1キロ130円だったが、08年産は140円に上昇。09年
産以降は160円程度と高止まりし、今年産はさらに上昇する見込
みだという。

 同社の担当者は「原発事故で福島産米が市場から減り、主食用米
が値上がりした。安い米を求める外食産業などが、本来は加工用の
原料になっていた『くず米』に手を伸ばした結果」と話す。国の転
作補助で、10年から飼料用の米や稲の生産に加工用米の4倍の補
助金が出るようになり、加工用米の生産が農家に敬遠されているこ
とも一因という。
http://www.asahi.com/food/news/TKY201209030085.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

・主食用の米が値上がりした。

・今まで加工用に回っていた「くず米」が外食産業などで使われる
ようになった。

・飼料用の米に対しての補助金が4倍になった。

 というあたりが原因のようです。

 加工用の米については、輸入米もあり、実は輸入米の方がたくさ
ん使われているのですが、こういう記事が出る背景には、「米トレ
ーサビリティ法」で米菓などに米の産地表示をしなければならない
ということがあります。

 今までのように、価格が上がったから輸入米を多く使う、という
のができにくくなったのです。

 これに対して政府からは備蓄米の放出も行われるようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 農林水産省は24日夜、「平成24年産加工用米の不足に対する備蓄
米の販売について」公表した。24年産加工用米は、需要者への販売
提示価格が上昇しており、米菓・味噌・焼酎等への低価格帯需要者
への供給不足が見込まれることから“踏み切った”もので、販売対
象備蓄米は18年産で、数量は「8万tの範囲内」。販売対象用途は、
米穀の買入れ・販売等に関する基本要領に定める加工原材料米穀
(酒造用アルファ化米含む)。

 見積合わせは10月31日の予定。なお、「24年産加工用米が不作等
により加工用米需要者団体に供給されない場合等にあっては、平成
25年1月頃に第2回見積合わせを実施することがある」としている。

http://www.ssnp.co.jp/articles/show/1209260000855391
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 補助金やら表示の問題やらで加工用米の価格をつり上げ、備蓄米
を代わりに放出するというのはよくできた筋書きですね。

 政治家(民主党!)の定見のなさと、官僚の抜け目なさの合作と
いうところです。

 さて、「くず米」というのがもう一つよくわからなかったのです
が、以下のような解説を見つけました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■米の収穫量

 玄米を1.70mmの篩ふるいで上に残ったものが農林水産省統計情報
部の米の収穫量であり、生産者、JAは一般的に1.80〜2.0mm の篩ふ
るいで上に残ったものを出荷しています。

 1.70mmの篩ふるいで落ちたものが通常「くず米」といわれ、米菓、
ビール等加工用途に利用されます。また、1.80〜2.0mm の篩ふるい
で落ちたものが通常「中米」といわれ、主食用米穀、加工用途に利
用されています。

 なお、くず米は、年により異なるものの、米の収穫量の3〜5%発
生すると言われています。

■加工用米とは

 米菓、味噌、醤油、ビール等に使用される米穀を加工用米穀と言
われ、大きく分けて次の3種類に分けられます。(1) 国内産米、(2)
MA米、(3) 中米・くず米があり、

(1) 国内産米は、主食用に流用されるのを防止するため、原則とし
て破砕し、低価格で全農から米菓、味噌、醤油、ビール等実需者、
同団体に供給されています。

(3) 中米・くず米は、とう精業者から米菓、味噌、醤油、ビール等
実需者にそのニーズに応じて、安定した品質で、年間安定して供給
されています。

(2) MA米は、主食用に流用されるのを防止するため、政府から米菓、
味噌、醤油等実需者、同団体に原則として破砕したものが低価格で
供給されています。

(1)国内産米(生産調整の外数)

 全農が実需者(米菓、ビール等製造業者)若しくは実需者団体
(米菓、ビール製造業者等団体)に原則として破砕(米粒を数個に
砕くこと)して販売しています。

(2)MA米(政府がWTOにより輸入を義務づけられた米穀)

 政府が実需者若しくは実需者団体に原則として破砕を条件に入札
により販売しています。従来は、精米を物理的に破砕し、1.7mm以
上のものを破砕精米とし、それ未満のものは加工用に使用されてい
ましたが、平成21年度から1.0mm以上のものに改められ、それ未満
のものは政府が直接バイオエネルギーの原料に販売しています。

(3)特定米穀

 くず米(篩ふるい下[1.7mm未満])及び中米(篩ふるい下[1.8
〜2.0mm未満])は、民間で自由に取引されています。くず米・中
米は、年により異なりますが、水稲の生産数量の通常3〜5%発生す
るといわれています。

■米粉、エサ米

 平成20年に世界的な穀物価格が中国、インド等の需要増加と投機
資金の流入から高騰し、一部開発途上国では暴動がおきる等の騒動
となる一方で、日本だけが生産調整を続けていてよいのかとの議論
が強くなり、水田の有効活用を図るため、新用途して米粉、エサ米
を生産することとなりました。

 米粉、エサ米は、生産者に多額の助成金(平成21年産米から)が栽
培面積で支出され、生産の推進が図られますが、生産者の作りやす
さ、管理のしやすさ等から主食用と同一銘柄が栽培されるものと見
込まれ、主食、加工用途に流用されるのではないかと心配されてい
ます。

http://zenbeiko.com/okome.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 加工用米にはこのように3種類あります。くず米以外は「破砕米」
として、砕いた状態で販売されるようです。

 これはもちろん価格の関係で、主食用に転用されるのを防ぐため
です。

 くず米は破砕されませんので、この転用が行われているらしい、
というのは前の記事に出てきました。

 それについて、こんな記事があります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 ディスカウントストアなどで売られる格安米に含まれる、砕けた
米粒(くず米)の割合を消費者庁が調べたところ、約1割が業界の
定める品質の基準値を上回っていたことが分かった。同じ値段なの
に含有率が高いコメも低いコメもあり、消費者団体はくず米の含有
率の表示の義務化を求めている。

 調査の対象は11年11月〜12年1月、関東と関西の小売店や
ネット上で売られていた200点の格安米(主に1キロ300〜4
00円の品)。米穀公正取引推進協議会は精米のガイドラインで、
くず米の含有率を8%以下としているが、17点が8・5%以上だ
った。最も高いものは25%だった。

 この商品は1キロ250円だったが、ほぼ同じ値段で含有率が3
%の商品もあった。価格と含有率に相関関係がなく、価格が品質を
見極める材料にならないことが分かった。

 くず米は精米工場で通常の大きさの米とふるい分けられ、みそ用
や米菓用などで出荷される。その後の運搬や劣化などによって米が
欠け、通常の食用米にくず米が混じることもある。くず米の含有率
の表示は法律で義務づけられておらず、多くは「国産100%」や
「(銘柄名)100%」などと表示されている。

 くず米の問題に詳しい秋田県大潟村農業委員の今野茂樹さんは
「故意にくず米を混入させ、米の量を増やしている業者もいる」と
指摘する。11年7月にくず米を混ぜた米を新潟産コシヒカリ10
0%と偽装して販売したとして東京都の男が不正競争防止法違反容
疑で逮捕される事件もあった。

http://foodslink.blog111.fc2.com/blog-entry-1283.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 くず米は精米工程でも発生するようですから、故意に混ぜている
ものも多いのでしょうね。

 米の流通業界は信用最低で有名なところです。相変わらずやって
いるな、というのが私の感想です。

 最後に、「飼料用米の補助金」については、こんな記事がありま
した。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■水田活用の所得補償交付金・・・全国統一単価

 水田で麦、大豆、米粉用米、飼料用米等の戦略作物を生産する農
業者に対して、主食用米並みの所得を確保し得る水準の交付金が直
接交付されます。

交付対象者

販売目的で対象作物を生産(耕作)する販売農家・集落営農

※実需者等との出荷・販売契約等を締結すること、出荷・販売する
ことが要件

作物           単価(10a当たり)
麦、大豆、飼料作物    35,000円
米粉用・飼料用・WCS用稲  80,000円
そば、なたね、加工用米  20,000円

※二毛作助成(15,000円/10a)

 主食用米と戦略作物、または戦略作物同士の組み合わせによる二
毛作に対して助成

※耕畜連携助成(13,000円/10a)

 飼料用米のわら利用、水田放牧、資源循環の取組に対して助成

http://www.city.narita.chiba.jp/sisei/sosiki/nosei/std0030.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 10アールあたり8万円というのは大きいですね。主食用の米で10
アールで8俵収穫があっても、利益ではなくて売上が1俵1万2千
円ほどでしょうから、飼料用米を作った方が儲かるのではないでし
ょうか。

 ということで、順調に拡大しているということです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■農業者戸別所得補償制度により、米粉用米・飼料用米の生産量は
大幅に拡大

 2011年産の米粉用米の作付面積は7千haで、2008年産に比べて7千
ha増加し、生産量は4万tで、2008年産に比べて3万9千t増加しまし
た。また、2011年産の飼料用米の作付面積は3万4千haで、2008年に
比べて3万3千ha増加し、生産量は18万3千tで、2008年産に比べて17
万5千tの大幅な増産となりました。

        2008  2009  2010  2011
米粉用米

生産量 (万t) 0.1  1.3  2.8  4.0
作付面積(万ha) 0.0  0.2  0.5  0.7

飼料用米

生産量 (万t) 0.8  2.3  8.1  18.3
作付面積(万ha) 0.1  0.4  1.5  3.4

http://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h23_h/trend/part1/chap1/c1_03.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 冒頭に紹介した漁業の件といい、何か間違ったことをしているの
ではないか?という気がしてなりません。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 例の中国への輸出の件ですが、やはり全面的に止められるように
なるのかもしれません。かなり深刻な状況のようです。

 いよいよ「中国抜きの経済体制」を考えなくてはいけないのかも
しれません。これは案外日本にとっては悪いことではありません。
中国にとっては破局に至る道ですが、自業自得ですので仕方ないで
すね。

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