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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------655号--2012.05.27------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「ホルムアルデヒド」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 いつもお世話になっている、「食品安全情報blog」に、気になる
記事がありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■[FDA]食品販売・小売り・提供業者への韓国産軟体動物貝類につ
いての重要な情報

May 18, 2012

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm304600.htm

韓国産の牡蠣、アサリ、イガイ、ホタテは市場から排除すべき

2012年5月1日に、FDAは包括的評価により韓国貝類衛生計画(KSSP)
が米国貝類衛生計画の基準に満たないことを決定したため、韓国の
全ての軟体動物貝類輸出業者を州間認証貝類業者リスト(ICSSL)
から外した。以下の項目を含む欠点が見つかったためである。

a.貝類の生息域に影響する可能性のある陸上の汚染源の管理ができ
ていない

b.貝類の生息域やその近傍で操業している養殖場や漁場からの人糞
廃棄を予防するための対策の不備

c.FDAが評価中に貝類生息域からノロウイルスが検出された

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20120521#p6
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この件について、韓国の新聞の日本語版サイトでは、以下のよう
に書いています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

米、韓国産貝類の一部の流通を禁止

 米国が韓国から輸入する一部の貝類の流通や小売を禁止させた。
韓国は米国向けに年間2300万ドル(約270億ウォン)分の貝
類を輸出している。牡蠣の輸出割合が最も多く、牡蠣産業界の被害
が懸念される。

●米「韓国産牡蠣からノロウイルス検出」

 18日、米食品医薬局(FDA)は、「韓国から輸入する貝類の
流通を、全国的に禁止する一方、近いうちに、リコール措置を下す
予定だ」とし、消費者らに対し、摂取しないよう呼びかけた。これ
に先立って、1日は、貝類を扱う業者らの輸出資格を取り消した。

 FDAは、韓国産貝類は、養殖して採取した地域の水や土地が汚
染し、食中毒の発生原因であるノロウイルスが、貝類を通じて人間
に移る危険性があると指摘した。ノロウイルスとは、吐き気や嘔吐、
下痢、胃の痙攣を誘発する食中毒菌だ。

 米国では昨年末、韓国産牡蠣を食べた1〜2人の消費者が、ノロ
ウイルス症状を見せた。米政府は今年3月に訪韓し、米輸出向け牡
蠣を養殖する慶?南道(キョンサンナムド)の統營(トンヨン)・
巨濟(コジェ)地域を調査し、検査の結果、ノロウイルスが検出さ
れたと発表した。

 農林水産食品部(農食品部)は、統營・巨濟の牡蠣養殖場などに
対するノロウイルス安全計画をまとめ、米側に伝える一方、ノロウ
イルスを除去し、近いうちに輸入再開できるよう努力すると明らか
にした。

●牡蠣養殖場の被害が最も大きい

 米国が貝類の輸入・流通を禁止したことを受け、国内水産会社各
社の被害も避けられない。我が国が昨年、米国向けに輸出した水産
物の金額は、△牡蠣=210万ドル、△アサリ=5万6000ドル、
△帆立貝=3万4000ドル、△サザエ=1700ドル、△アワビ
=700ドルなどだ。牡蠣の輸出が大半を占めている。

 米国が輸入や流通を禁じた貝類は、缶詰などを除く生ものや冷凍
製品だ。これを受け、冷凍牡蠣の輸出が、今回の措置により最大の
打撃を受けることになる。冷凍牡蠣は年間1100万ドル分を輸出
している。農食品部の丁福K(チョン・ボクチョル)漁業資源官は、
「早いうちに輸入再開ができるよう、米側と協議するつもりだ」と
し、「韓国の各企業がこうむる直接的被害金額が、最高500万〜
600万ドルを越えないよう、努力する」と語った。

 しかし、牡蠣産業界は、その火種が日本を含むほかの国へと飛び
火するのでは、と懸念している。日本は、米国より多い5200万
ドル分の牡蠣を輸入している。牡蠣水産業協同組合の関係者は、
「日本も米国のように、輸入を禁止したり、単価を引き下げようと
することが懸念される」とし、戸惑いを隠せなかった。

 一方、統營や巨濟で生産した牡蠣の多はが、国内市場でも流通し
ており、農食品部は、ノロウイルスが検出された牡蠣は、生で食べ
ず、調理して食べるよう指導していると明らかにした。丁福K漁業
資源官は、「ノロウイルスは、沸騰させれば消える」とし、「牡蠣
の委託販売を担当している牡蠣水産業協同組合では、卸売りに流通
させる前に、「加熱調理向け」と表記させている」と主張した。

http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2012051904228
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 どうも韓国では食品の安全性の問題ではなく、「被害」を受けた
と考えているようですね。

 この件の原因は韓国における糞尿処理に大きな問題がある、とい
うことにあります。現在でも糞尿の海洋投棄を行っているそうです
し、養殖している海域に、直接人や家畜の糞尿が流れていくという
環境もあるようです。

 ここにも書かれていますが、最大の輸出先である日本はどう対応
するのでしょうか。

 消費者の安全を守るためには、FDAと同様の判断をしてもよい
わけですが、たべんそうはならないと思います。

 韓国産牡蠣は生では食べてはいけない、ということで終わればま
だよいのですが、問題はその韓国産牡蠣が「国産」に化けて売られ
ている懸念があることです。

 何度もそうした産地偽装は摘発されていますが、完全になくなっ
たと信じている人はいないのではないでしょうか。

 そうしたことも考えれば、輸入の段階で止めるべき…。FDAな
らそう判断するわけですが、日本の当局はどうなんでしょうか?

 日本で自分が「当局」だと考えている組織があるのかどうかの方
が問題だという気がします。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「ホルムアルデヒド」
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 水道水からホルムアルデヒドが検出されたというニュースがあり
ました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 利根川・江戸川水系の浄水場の水道水から水質基準値を超えるホ
ルムアルデヒドが検出された問題で19日、浄水場の取水制限は埼
玉、千葉、群馬3県の計5カ所に及び、千葉県では午後6時半時点
で5市計34万4000世帯が断水した。埼玉県は浄水場の塩素と
事業所から排出されたアミン類の化学物質が反応してホルムアルデ
ヒドが生成されたとみており、上流の群馬県は発生源を特定する調
査を始めた。

 断水したのは千葉県の柏、流山、野田、八千代、我孫子の5市。
流域ではダムからの放水などで数値が徐々に下がり、千葉県などに
よると、20日朝までに順次復旧する見通し。埼玉、群馬県内の浄
水場も19日午前、取水を再開した。

 一方、群馬県は利根川の支流にあたる高崎、藤岡市の4河川(烏
(からす)川、井野川、鏑(かぶら)川、鮎(あゆ)川)の計7地
点で原水を採取し、塩素を加えホルムアルデヒドを測定する調査を
始めた。

http://mainichi.jp/feature/news/20120520ddm041040134000c.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 原因はほぼ特定され、排出した業者もわかったようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 利根川水系の浄水場で水質基準値(1リットル当たり0.08ミ
リグラム)を超える有害物質のホルムアルデヒドが検出された問題
で、埼玉県は25日、金属加工メーカー「DOWAハイテック」
(同県本庄市)の化学工場が原因物質を含む廃液の処理を群馬県高
崎市の産業廃棄物処理業者に委託していたと発表した。埼玉県はこ
の廃液が十分に処理されないまま利根川に注ぐ烏川へ排出された可
能性が高いとみている。

 原因物質とみられるのはアミン類の化学物質ヘキサメチレンテト
ラミン(HMT)。県によると、18、19、21日にD社を立ち
入り調査した結果、5月10日から、濃度37万ppm(37%)
のHMTを含む廃液計約150トンの処理を高崎市内の産廃業者2
社に委託していたことが判明した。

 約60トンを委託された業者は廃棄物処理法に適合した処理施設
があるが、水質汚濁防止法などによる法規制のないHMTを完全に
分解する能力はなかった。また、残る約90トンを委託された業者
は更に別の業者に再委託し、焼却処理されていた。

 廃棄物処理法は、委託に当たっては廃棄物の性質などを書面で告
知するよう定めており、違反した場合、3年以下の懲役か300万
円以下の罰金が科される。産廃業者2社は県の調査に対し「D社か
らは廃液にHMTが含まれているとは知らされていなかった」と話
しているという。

 DOWAハイテックは毎日新聞の取材に「処理を依頼する際にH
MTそのものの数値は業者に説明していない。ただ廃液の分析値は
示しており、その中に(HMTが含まれている)全窒素があるので、
通常の業者ならHMTが含まれていることは分かると思っていた」
と話している。

 D社は03年11月にも利根川にHMTを流出させ、ホルムアル
デヒドが検出されたことがあった。埼玉県は25日もD社の立ち入
り調査を実施。廃棄物処理法に基づいて委託の実態の報告を求める。
また、群馬県は同日、委託先の2社を調査した。

 D社は世界有数の銀粉メーカーで、携帯電話やパソコンなどに使
われる銀粉の製造過程でHMTを使用する。HMTは水の消毒に使
われる塩素と反応してホルムアルデヒドが生成される。埼玉県の調
査で18日に烏川で取水した検体から1リットル当たり0.032
ミリグラムのHMTが検出されたため、同県は烏川流域が排出源の
可能性が高いとみていた。厚生労働省と環境省もホルムアルデヒド
の濃度がピークだった19日のデータに基づき、原因物質をHMT
と推定する見解を示していた。【木村健二、西田真季子】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120525-00000027-mai-soci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 2003年にも同様の事件を起こしているということなので、関係者
の間ではほぼ目星がついていたのではないかと思います。

 今回の事件では、水道水の安全管理がよく機能していることがわ
かりました。

 ホルムアルデヒドの検出から取水の停止と再開、原因の究明まで、
なかなか見事なものです。

 一部で断水を起こしてしまったことについては、この程度の状態
なら、そのことを公表した上で、取水を続行しても安全上は問題な
かったと思います。

 しかし法律を守る必要があること、そういう例外措置を理解して
もらえる状態にはないことを考えると、やむを得ないのでしょう。

 もっと柔軟に考えていかないと、結局自分たちが損をするという
ことが広がって行ってほしいものです。

 さて、ホルムアルデヒドの基準値については、こんな情報があり
ました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 吸入暴露試験では発がん性を示すが、経口暴露では明らかな発が
ん性は示さない。また、in vitro系の変異原性試験では陽性を示す
が、in vivoでのほとんどの試験では陰性の結果が得られているこ
とから、TDI法による評価値の算定が適当であると考えられる。

 NOAEL:15 mg/kg/dayに不確実係数:100(種差と個人差にそれぞ
れ10)を適用して、経口摂取によるTDIは150μg/kg/dayと求められ
た。しかし、ホルムアルデヒドは入浴時等の水道水からの気化によ
る吸入暴露による影響も考慮に入れる必要がある。したがって、気
化による吸入暴露経路による発がん性を考慮し、追加の不確実係数
:10を適用し、TDIを15μg/kg/dayとした。

 消毒副生成物であることからTDIに対する飲料水の寄与率を20%と
し、体重50kgのヒトが1日2L飲むと仮定すると、評価値は、0.08 mg
/Lと求められる。

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/kijun/dl/k30.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 入浴時に気化したホルムアルデヒドの心配までしているのですね。

 それはよいのですがその後に「1日に2リットル飲むとすると」
となっているので、話の前後で辻褄が合いません。

 たぶん厳しすぎる基準値になっているのでしょうが、水道水の基
準値全体がこんな感じなんだと思います。

 ミネラルウォーターより水道水の方が安全だ、とよく言われるの
も、当然ということです。

 今回の事件では、水道水の安全性が際立ったと思います。

 しかし世間一般では、何となく安全ではないという印象を受けた
人が多かったのではないでしょうか。このあたりをどう考えていく
のか、難しいところです。

 例によって、「放射脳」も騒いでいたようです。「馬鹿発見装置」
でこんなことが言われていました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

【拡散希望】最近、関東の水道の水でホルムアルデヒド検出が相次
いでいます。これは放射能の影響で何らかの自然環境変化により発
生したものと思われます。他にも未検出の有害物質が放射能の影響
で含まれている可能性があります。水道の水を飲む際には浄水器を
つけるなど対策をした方がいいと思います。

http://togetter.com/li/306116
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 放射能については疑うのに、浄水器については疑わない心理状態
というのがもう一つよくわかりません。浄水器も信用できない…と
いうのならまだ同情できるのですが…。

 産業廃棄物の不当な投棄が原因で、上水道の原水が汚染されたと
いう事件でしたが、この投棄先が河川ではなくて、土地であったら
と考えると、ちょっと怖いものがあります。

 井戸水が汚染されていて、それを飲用に使っている人はまだいる
のでしょうか。もう何年も前にそういう事件がありました。それに
関するニュースが最近ありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 有機ヒ素に汚染された井戸水を飲んだ茨城県神栖市の住民三十九
人が健康被害を受けたとして国と県に計約一億円の損害賠償と原因
究明を求めた裁定で、国の公害等調整委員会(公調委)は十一日、
必要な調査や周知をしなかったとして、県に対して、因果関係がみ
られる三十七人に一人当たり五万〜三百万円、計約二千八百万円の
賠償を命じた。公調委が健康被害で自治体の責任を認めたのは初め
て。国の責任は認めなかった。 

 裁定によると、二○○三年、井戸水から環境基準値の四百五十倍
のヒ素が検出され、汚染が発覚した。県は既に一九九九年、同じ地
域の井戸水から高濃度のヒ素を検出したにもかかわらず、水質汚濁
防止法に基づく十分な調査や住民への告知をしなかった。

 検出した有機ヒ素は旧日本軍が毒ガス兵器に使ったジフェニルア
ルシン酸。汚染は、ジフェニルアルシン酸を入手した何者かが九三
〜九七年、不法に投棄するため、コンクリートに混入して地中に流
し込んだことが直接の原因と認定した。国の責任については第三者
による廃棄行為まで管理義務を認めるのは困難と判断した。

 ヒ素との因果関係が認められた住民のうち、十三人はけいれんな
どの神経症状や精神遅滞の健康被害。発覚時に十二歳以下だった五
人の未成年者には一人当たり請求額の満額の三百万円の支払いを県
に命じた。このほかは生活権の侵害や農業被害など。母親が井戸水
の利用を中止した後に妊娠した子ども二人については、因果関係を
認めなかった。

 住民らが公調委に裁定を申請したのは二○○六年七月で、結論は
六年越し。申請者側弁護士は「県の責任を認めたことは大きな意味
がある」と裁定を評価した。裁定に不服があれば三十日以内に提訴
できる。県は同日会見を開き「賠償責任はないという主張が認めら
れず遺憾。提訴するかどうかは協議したい」との意向を表明した。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012051202000097.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 マスコミでは相変わらず「は旧日本軍が毒ガス兵器に使った」な
どと書かれていますが、無関係であることは立証されています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

汚染メカニズムについて(まとめ)

 8.1 及び8.2 を踏まえ、神栖市の事案に関する汚染メカニズムに
ついてまとめると、以下のとおりとなる。

(1)これまでの地下水モニタリングの状況から、B地区やABトラ
ック南西地域においては、A井戸周辺や掘削調査地点周辺で確認さ
れている高濃度の地下水汚染は確認されていない。

(2) 地下水汚染シミュレーションで汚染状況を再現した結果、A
井戸周辺、B地区、ABトラック南西地域等で確認されている地下水
汚染については、いずれもA井戸南東90m地点で発見されたコンクリ
ート様の塊が汚染源であると考えられる。

(3) 旧軍関連施設及び旧軍毒ガス兵器に関する情報収集調査を
行った結果、1.3において記載したとおり、神栖市の事案に関して
は、旧軍毒ガス兵器(あか弾、あか筒)の廃棄・遺棄行為によるも
のではないと判断される。また、旧内閣中央航空研究所に係る情報
収集調査を行った結果、終戦後における木箱の搬送に係る証言情報
及び旧内閣中央航空研究所は、くしゃみ剤やそれに関連する毒ガス
兵器(あか弾・あか筒)とは関係ないと判断される。

(4)(1)及び(2)より、B地区やABトラック南西地域には別
の汚染源が存在する可能性は低く、A井戸南東90m地点において、平
成5年6月以降に投入されたと推定されるコンクリート様の塊が地域
全体の地下水汚染源である可能性が高い。また、(3)を踏まえる
と、ジフェニルアルシン酸(DPAA)は神栖市内にかつて存在してい
た旧軍関連施設において製造・保有されていたものではない。

http://www.env.go.jp/chemi/report/h19-02/pdf/chpt8_8-3.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 全く無関係なものを、今でもさも関係があるかのように書くのは、
何か意図があってのことだと考えそうになりますが、例によってマ
スコミの「マクラコトバ」で、実は何も考えていないのだと思いま
す。

 この事件は要するに、「水道代をケチって井戸水を飲んでいたら、
不法投棄による毒物が混入していて被害にあった」という事件です。

 賠償請求までしていたとは厚かましい話です。判決が県に責任を
認め、国には認めなかったのは、「旧日本軍」が関与していないの
が明白なため、単純な安全管理の問題とされたからです。

 井戸水を飲むのは勝手ですが、リスクは常についてきます。被害
にあって人のせいにするのなら、初めから手を出すべきではありま
せん。

 神栖市のホームページでこんな記事を見つけました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 平成16年5月26日に開催された「ジフェニルアルシン酸に係る健
康影響等についての臨床検討会」でジフェニルアルシン酸の経皮吸
収が確認されたことにより,現在ジフェニルアルシン酸が検出され
た地下水を入浴に使用している世帯の希望者に対し,市営の入浴施
設の無料開放を行いました。

http://www.city.kamisu.ibaraki.jp/dd.aspx?menuid=4408
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 事件後も、まだ水道代をケチって、風呂に使っていたのですね。
その上で浴場の無料使用とは驚きです。

 とにかく、井戸水などはやめて、水道水を使いましょう、という
のが今回の教訓です。そして水道代は払いましょう。

 井戸水のことを「天然水」などと言って宣伝しているメーカーも
ありますが、大丈夫なんでしょうかね。私は水道水を使った方が安
全だと思います。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 土曜日に帰国してから今回の記事を書きましたが、日本に帰ると
すべてのサイトが普通に見られるのがうれしいですね。中国ではそ
うは行きません。

 以前、読者の方から、中国からでも阻止されているサイトを見る
ことのできるフリーソフトを教えていただきましたが、たぶんサー
バーの負荷が大きすぎて、まともに機能していませんでした。

 ネット上にはバカ情報が多すぎる、などという文句も出てくるの
ですが、それでも見えないより見ることができることが素晴らしい
ことだと改めて感じています。

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