安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>654号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------654号--2012.05.20------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」「Q&A」「コチニール色素」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 こんなメールをいただきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 渡辺様、こんにちは。内部被爆の話題は尽きませんね。

 必要以上に心配される方とその反応に憤慨する方と、どちらの気
持ちももっともで、どちらも原発事故の被害者なのにやっかいな事
態になったとため息が出ます。

 素朴な疑問として、山菜の季節になり色々な山の幸を食べる機会
が増えますが、過敏な側の人にとって例えば山菜のアクはどうとら
えているのでしょう?

 食品には動物植物問わず、食物連鎖の中で毒を作る生物は沢山あ
ります。

 普段の生活で一番身近なのは野菜のアクだと理解していますが、
アクの強い山菜を大量に食べるとお腹を壊すのは常識の部類です。

 植物の中には漆のように触っただけで危険な物もありますし、あ
る意味、今回の原発事故に似ているように思えます。

 偏食を避けるのは、本来はこうした色々な食品毒素のリスクを分
散するためであって、野菜の大量摂取を励行するCMなどは度を超
すと偏食の勧めでもあるのかなと・・。

 一方、放射線ではラジウム温泉は体にいいけれど、原発由来の放
射線は微量でも大変危険だとやり玉に上げられます。

 牛乳は人にとって毒だから豆乳だとか、健康食品という高価な偏
食が体に良いとか、牛の肉骨粉は危険で豚ならコラーゲンで美容健
康に良いとか、人が消化できない青草をしぼって健康に良いとか・・。

 何事もほどほどにね、と言いたくなります。

 あ、駄文失礼しました。

 つまり、食品線量に過剰反応するのも、だからと被災地支援にそ
ればかり食べろと推奨するのもいかがなもんだろうと言う意見でし
た。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 おっしゃるとおり、食べ物にはいろんなリスクがありますので、
なるべくバランスよく食べるのがよいですね。

 それから、ちょっと意外かもしれませんが、こんなリスクもあり
ます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 再利用可能なショッピングバッグは本質的にリスクがあるのか、
あるいはメッセージはトイレに食べ物を持ち込むな、であるべきか

 Journal of Infectious Diseasesのノロウイルスのアウトブレイ
クに関する論文がメディアの騒動とプレスリリース合戦をひきおこ
した。ホテルのバスルームで汚染されて食品へ汚染を伝えたのが再
利用可能なバッグだったことでエコバッグが魔女狩りの対象にされ
た。

 Academy of Nutrition and Dieteticsはプレスリリースでエコバ
ッグを定期的に洗うのはアメリカ人の15%しかいない、エコバッグ
に着いた肉汁や細菌がすぐに食べられる食品を汚染する可能性があ
る、という。バッグを洗うのはいいことだ。しかしこの発表を支持
するデータはない。エコバッグに微生物がつくこととそれで食中毒
がおこることはイコールではない。

 問題は何によって運ばれたかではなく、ノロウイルスが「完璧な
るヒト病原体」であるということである。

(ノロウイルス対策はビブリオなどとは違うので。だからといって
全ての病原菌がノロウイルス並みだとみなすのも非現実的。エコと
安全も両立しない。)

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20120515#p8
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「エコと安全は両立しない」というのは覚えておいてよい言葉で
すね。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q.先日スーパーで、ボイルした小エビをパックで買いました。数
日して料理しようと冷蔵庫から出してみると、その中の2つのエビ
が青紫色に変色しているところがありました。すぐにその2つは捨
てたのですが、あとのを捨てようか食べるべきかと迷っています。
何か害になるようなものなのでしょうか?

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A.エビカニ類は変色しやすいので、冷凍で売られているものは変
色防止剤が使われていることが多いのです。でも、やはり保存状態
によっては変色は避けられません。

 ご質問は「ボイルエビ」ですので、調べてみましたが、やはり同
じような現象のようです。以下はズワイガニの例ですが、こう説明
されています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

ボイル「ズワイガニ」の肉質部が緑変していた。

ヘモシアニンの酸化又はタンパク質が酵素分解されてメラニンに変
化したものと推定した。

http://www.pref.aichi.jp/shokuhinkensa/soudan/suisanbutu/ebi.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 普通は「黒変」なのですが、ボイルしたものは「緑変」するので
しょうか。このあたりはよくわかりません。

 単なる変色ですので、別に毒ということはありません。でも、保
存状態はよくないということができると思います。

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Q.枝豆をボイルすると、ヌルヌルするヌメリが出てきました。
原因を教えてください。

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A.これはちょっとお手上げです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 スナップエンドウ・枝豆・キヌサヤ等は、茹でて保存して置くと
多少ヌメリが出て来ますよ。気になるようでしたら、軽く湯通しさ
れてみて下さい。水で軽く洗っても良いです。本当に腐敗してたら
色が茶色になり匂いも臭くなって来ますよ。

http://okwave.jp/qa/q5927276.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この話のように保存しておいたものではないと思います。すぐに
ヌメリが出るというと、茹ですぎということもあるとは思いますが、
もう一つよくわからないです。

 お役に立てずに申し訳ありません。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「コチニール色素」
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 今、話題になっているニュースです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 食品や化粧品などに使われる赤色の着色料「コチニール色素」の
摂取によって、呼吸困難などの急性アレルギー症状が出る恐れがあ
るとして、消費者庁は16日までに使用者に注意を呼び掛けた。着
色料が使用されている製品は、成分表示欄に記載がある。

 消費者庁によると、コチニールは中南米原産の昆虫の成分からつ
くられ、清涼飲料水や菓子、口紅、アイシャドーなどに広く利用さ
れている。調査の結果、コチニールを使った製品を飲食し、かゆみ
や呼吸困難などのアレルギー反応を起こした例が2004年以降、
国内で4例あったという。(共同)

http://kumanichi.com/news/kyodo/main/201205/20120516009.shtml
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 もう一つ、何のことかよくわからない内容です。共同通信の配信
のようですので、大抵のマスコミ報道はこの程度のようです。

 この背景はちょっと複雑で、食品添加物だけではなくて、医薬品
化粧品がからんでいます。以下は「薬事日報」の記事です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 コチニール色素を使った食品によるアナフィラキシー反応が報告
されているとして、厚生労働省は都道府県を通じ、コチニール等を
含有する医薬品、医薬部外品、化粧品について、添付文書や外箱な
どによる消費者に対する情報提供と、医薬品医療機器総合機構への
アナフィラキシー症例の報告を製造販売業者らへ要請した。

 コチニールは、中南米原産の昆虫「エンジムシ」から抽出したカ
ルミン酸を主成分とする赤色の天然着色料で、清涼飲料水、菓子、
ハムなどの食品、医薬品、医薬部外品、口紅やアイシャドーら化粧
品で使用されている。不純物として含有するタンパク質がアレルゲ
ンとなってアナフィラキシーを引き起こす事例が知られている。

 今回の厚労省の対応は、消費者庁の注意喚起を受けたもので、コ
チニールのほかにカルミン、カルミン・コンジョウ被覆雲母チタン、
カルミン被覆雲母チタンといった色素が対象となる。

http://www.yakuji.co.jp/entry6904.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この記事の元になる発表が厚生労働省医薬食品局から出されてい
ます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 コチニール等を含有する医薬品、医薬部外品及び化粧品への成分
表示等について

 コチニール(カルミン酸)及びカルミンについては、不純物とし
て含有するタンパク質に起因すると推定されるアナフィラキシー反
応の発現が報告されています。

 今般、使用者に対して注意喚起を図る観点から、コチニール、カ
ルミン、カルミン・コンジョウ被覆雲母チタン及びカルミン被覆雲
母チタン(以下「コチニール等」という。)を含有する医薬品、医
薬部外品及び化粧品(以下「医薬品等」という。)に関して情報収
集の徹底及び注意喚起のための表示の整備を行うこととしました。

 つきましては、下記事項について、貴管下の関係の医薬品等の製
造販売業者及び関係団体等に対して周知及び指導方よろしくお願い
します。

     記

1.コチニール等を含有する医薬品等の製造販売業者において、そ
の製造販売するコチニール等を含有する医薬品等製品の使用者でア
レルギー反応を発症したとする症例報告又は研究報告を入手してい
る場合は、薬事法施行規則第253条第1項又は第3項に基づき、独
立行政法人医薬品医療機器総合機構あてに速やかに報告すること。
(略)

2.コチニール等を含有する医療用医薬品については、既に記載が
されている場合を除き、できるだけ速やかに、以下の改訂を行うこ
と。

1)添付文書の「組成・性状」の項に、含有するコチニール等の成
分の名称を記載すること。

2)添付文書の使用上の注意の「禁忌」の項に「本剤の成分に対し
過敏症の既往のある患者」と記載すること。

3.コチニール等を含有する一般用医薬品については、既に記載が
されている場合を除き、できるだけ速やかに、以下の改訂を行うこ
と。

1)添付文書及び外箱等の「添加物」の項に、含有するコチニール
等の成分の名称を記載すること。

2)添付文書及び外箱等の使用上の注意の「してはいけないこと」
の項に「次の人は服用しないで下さい 本剤または本剤の成分により
アレルギー症状をおこしたことがある人」と記載すること。

4.コチニール等を含有する医薬部外品又は化粧品については、既
に記載がされている場合を除き、できるだけ速やかに、次の事項の
主旨をその容器又は外箱等に記載すること。

1)本製品にコチニール等が含まれている旨

2)使用中に異常があった場合は使用を控える旨

5.コチニール等を含有する医薬品又は医薬部外品にあっては、製
品に含有するコチニール等を除去する又は他の成分に切り換える承
認申請を行う場合は、事前に審査管理課に相談すること。

http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T120514I0020.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 アレルギーの恐れがあるので、コチニール色素などを使っている
場合は表示を徹底しろ、と言っています。原因としては「不純物と
して含まれるたんぱく質」があげられています。コチニール色素や
カルミン酸はエンジムシから採っていますので、もちろんエンジム
シのたんぱく質なのでしょう。

 食品添加物の方は、消費者庁から発表があります。上記のニュー
スによれば、こちらの方が先にあったようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 今般、コチニール色素を含む飲料と急性アレルギー反応(アナフ
ィラキシー)に関する国内の研究情報が消費者庁に提供されました。

 これまで、独立行政法人国民生活センターや地方自治体の消費生
活センター等には、コチニール色素を原因とするアレルギー症状の
事例は寄せられていません。一方、コチニール色素を含む化粧品の
使用や食品の摂取により、アナフィラキシーを引き起こしたと推定
される事例が、1960年代から数にして20ほどの論文等で報告されて
います。

 急性のアレルギーを発症した場合、呼吸困難などの重篤な症状と
なる可能性もあるため、消費者庁として注意喚起を行います。

 万が一、コチニール色素を含む化粧品の使用や食品の摂取により、
かゆみなどの体調の変化を感じた場合は、すみやかに皮膚科やアレ
ルギー科の専門医を受診してください。

1 コチニール色素とは

 エンジムシ(中南米原産の昆虫)から得られた、カルミン酸を主
成分とする赤色の着色料です。食品(清涼飲料水、菓子類、ハム、
かまぼこなど)や医薬品、医薬部外品、化粧品(口紅、アイシャド
ーなど)で使用されているものがあります。

 また、医薬品などではコチニール色素のほか、カルミン(コチニ
ール色素の化合物)などが使用されているものもあります。

2 現在までに論文などで報告されている発症事例

 コチニール色素を含む化粧品の使用や食品の摂取により、かゆみ、
じんましん、発疹、呼吸困難などのアレルギー症状を示した事例報
告があります。

 また、赤色の色素を含む化粧品の使用により、かゆみを覚えてい
た女性が、コチニール色素を含む食品を摂取したところ、呼吸困難
を伴う重篤なアレルギー反応を示した事例報告もあります。

3 消費者への注意喚起

 コチニール色素を含む化粧品の使用や食品の摂取により、かゆみ
などの体調の変化を感じた場合は、すみやかに皮膚科やアレルギー
科の専門医を受診してください。そして、コチニール色素が原因と
疑われる場合には、以下を参考に、コチニール色素を含む製品の使
用や摂取を避けるようにしてください。

<製品の表示におけるコチニール色素の記載箇所と表示名>

○医薬品:添付文書や外箱などの「添加物」の項目

医薬部外品、化粧品:容器や外箱などの「成分」の項目
「コチニール」、「カルミン」、「カルミン・コンジョウ被覆雲母
チタン」、「カルミン被覆雲母チタン」

○食品:原材料名の欄
「コチニール色素」、「カルミン酸色素」、「着色料(コチニール)」、
「着色料(カルミン酸)」

http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120511kouhyou_9.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 注目すべきは「赤色の色素を含む化粧品の使用により、かゆみを
覚えていた女性が、コチニール色素を含む食品を摂取したところ、
呼吸困難を伴う重篤なアレルギー反応を示した」というところです。

 これは先日の「茶のしずく石鹸」のアレルギー事件を想起させま
す。コチニール色素やカルミン酸は広く化粧品に使われている色素
です。

 以下は添加物メーカーのサイトから。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 コチニールは、中南米の砂漠地帯が主要産地。ほかに西インド、
カナリア諸島、スペイン等の地域でも産出しますが、ペルー一国で
世界の90%以上を産出しています。

 南米ではインカ帝国の時代から衣服や装飾に使用されてきたもの
で、学名Nopalea cochineliferaというサボテンの白い部分に生息
するエンジムシを収穫期に刷毛で落として収穫します。熱湯で殺し
た虫を天日で乾かしたものが黒色コチニールで、貯蔵している間に
コチニール・ブランコ(銀色コチニール)に変わります。

 カルミン酸のアルミニウムレーキ、またはカルシウム アルミニ
ウムレーキをカルミンといい、アメリカをはじめ多くの国では天然
着色料として許可されていますが、日本においては食品の着色には
使用できません。しかし、カルミン、コチニール色素ともに諸外国
で広く使用されている安全性データの多い着色料であり、特に米国
では目の周囲に塗ることが可能な化粧紅はカルミンのみです。

http://www.saneigenffi.co.jp/color/ncochi1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 安全性が高いとして化粧品に使われてきた色素がアレルギーの原
因になるというのはちょっと驚きです。

 今まで、たんぱく質などの高分子は、皮膚につけても吸収された
りしないので、化粧品の成分としては有効でない、という意見があ
りました。

 私もどちらかというとそう思っていましたが、どうも事実は違っ
て、吸収まではいかなくても、生理的な反応は起きているというこ
とのようです。

 だから、こういう事件は逆に化粧品の有効性を示唆しているのか
な、などと思ったりします。

 ところで、上記メーカーのサイトには、こんな記事もありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 食品添加物製造や化粧品製造に関わっている人がカルミンを継続
的に吸収することで職業性喘息を生じるという事例が報告され、コ
チニールによるアレルギーは当初発症頻度が非常に少ない特異的な
職業病として知られるようになりました。しかし、カルミンで着色
された食品や化粧品によっても、ごく希なケースとしてアレルギー
を引き起こしたという事例が海外で報告されるようになり、コチニ
ールによるアレルギーは職業病としてだけでなく、食物アレルギー
としても知られるようになってきました。

 第22回日本接触皮膚炎学会(1997年11月)の「コチニール色素に
よる即時型アレルギーの1例」という報告の中で、コチニール色素
の主成分であるカルミン酸を精製したものに関してはアレルギー反
応を引き起こさなかったとされています。また、近年の研究から、
コチニール色素に残存している原料由来の十kDaのタンパク質がア
レルギーの原因物質である可能性が高いことが報告されています。

 当社では従来より、高品質のコチニール色素を提供していますが、
コチニールによるアレルギーの原因が原料由来のタンパク質である
ことが明らかにされてきたことから、製造物責任法(PL法)の趣旨
に鑑み、さらなる安全性を確保するため、最新の技術により可能な
限りタンパク質含量を低減した「低アレルゲンコチニール色素」を
開発しました。

http://www.saneigenffi.co.jp/color/ncochi1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 どうもメーカー側は対応済みだったようです。だから消費者庁や
医薬食品局は、「アレルギー対策済みのものを使え」と言った方が
良かったのかもしれません。たぶんそれで問題はないはずです。

 同じ天然色素でも、植物性のものと違って、コチニールは昔から
いろいろと言われています。

 それに関連して、今年こんなニュースがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 ニューヨーク(CNNMoney) コーヒーチェーン大手の米
スターバックスは19日、昆虫から抽出した着色料の使用を段階的
に取りやめると発表した。

 スターバックスのクリフ・バロウズ社長は同日のブログで、コチ
ニールと呼ばれる昆虫の使用を段階的に中止すると発表。「米国で
販売している食品と飲料に天然のコチニール抽出物を使っているの
は、消費者の期待に反していた」と述べた。6月末までに、トマト
の抽出物を使ったリコピンという着色料に切り替える予定だという。

 コチニール抽出の着色料は、ストロベリー&クリームフラペチー
ノなど飲料2種類と、ラズベリー・スワールケーキ、ピンク色のト
ッピング付きミニドーナツなど食品4種類に使われていた。

 バロウズ社長は3月29日の時点では、コチニールは米食品医薬
品局(FDA)に承認された天然着色料であり、健康上のリスクは
ないと強調していた。

 しかし同社広報によれば、昆虫の抽出物使用に不安を持つ消費者
から多数の要望が寄せられたため、その声に応えることにしたとい
う。

 インターネットの署名集めサイトでは6000人の署名を集め、
「完全菜食主義者に優しい」抽出物への切り替えをスターバックス
に要望したと話している。

http://www.cnn.co.jp/business/30006317.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これは4月20日の記事ですので、最初に紹介したアレルギー問
題とは関係ありません。虫からとった色素なんて気持ち悪い…とい
うレベルの話だと思っていましたが、アレルギー問題が出てきて、
そういう批判もまた勢いを増しそうな気がします。

 しかし、今回のニュースの肝心のところは、アレルギーの情報が
あるから該当しそうな人は注意してほしい、というだけの話です。

 化粧品によるアレルギーが問題であって、食品添加物の毒性の問
題ではない…とか言うのも無力感を感じるところです。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 この週末は大連に来ていますが、珍しく観光モードです。月曜日
からは仕事なのですが、久しぶりに中国での休日です。

 そこで久しぶりに旅順観光に行きましたが、日本人観光客がもの
すごく増えていました。昨年の「坂の上の雲」のドラマが放送され
て以来、増加しているのだそうです。団体客がたくさん来ていまし
た。

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--発行--渡辺--宏------- URL http://food.kenji.ne.jp/
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