安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>637号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------637号--2012.01.22------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」「Q&A」「乳児用食品」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 前回の記事について、こんなメールをいただきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 中川恵一氏の主張も何度か読ませてもらった事がありますが、立
場上、放射線は安全と言わざるを得ないのでしょう。彼の話も、最
近は、少し変わってきたようですよ?

 放射性希ガスの一つ(自然放射能ですが)ラドンの話もされてい
ました。ラドンが肺ガンの原因なら、放射性キセノンや、放射性ク
リプトンも同様でしょう。

「Dr.中川のがんの時代を暮らす:/20 DNA傷つけるラド
ン」
http://mainichi.jp/life/health/nakagawa/news/20111225ddm013070049000c.html

 「肺がんの最大の原因は喫煙ですが、原因の第2位は、このラド
ンガスなのです。世界保健機関(WHO)によると、肺がんの原因
の3〜14%が、空気中のラドンの吸入による被ばくと言われます。
たばこを吸わない人にとっては、ラドンが肺がんの原因のトップに
なります。」

 私は、色々な情報を読むのが好きな方なので、両方の方の話を読
んでいますが、3月頃には安全だと言い張っていた人が、12月頃
から危険性の話を始めている例もあります。

 だから、今は、放射線は油断しないほうが無事だと考えています。

 前にも言ったかもしれませんが、安全⇒ちょっと危ないかも⇒か
なり危ない!⇒危険!と徐々に真実が露見している傾向があると思
います。(終息宣言は出ましたが...)

 昨年3月11日から、「安全」「漏れてない」「溶けてない」が
「ただちに影響はない」「少し漏れた」「容器は健全」に変わり
「1〜2回食べても大丈夫という意味」「レベル7」「メルトダウ
ン・メルトスルー」という風に、実は風評が正しく公式見解は嘘っ
ぱち、という話が多過ぎるからです。

 昨年末に、NHKの「追跡!真相ファイル 「低線量被ばく 揺らぐ
国際基準」」を見ました。(是非、ご覧下さい!)

 原爆の生き残りの皆様の長期間の経過観察から見えてきたデータ
だそうです。

 「500ミリシーベルトの被曝で5%の人がガンで死ぬ。」そう
です。例えば10万人が20ミリシーベルトの圏内に10年間暮ら
せば200ミリシーベルト被曝し2%=2000人がガンで死ぬ。
しかも幼児や子供は、その数倍も放射能に敏感だそうです。

500ミリシーベルトの被曝で5%がガンで死ぬ。
100ミリシーベルトの被曝で1%がガンで死ぬ。
20ミリシーベルトの被曝で0.2%がガンで死ぬ。
外部被曝も内部被曝も油断できません。
http://sorakuma.com/2011/12/30/5404

追跡!真相ファイル 「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」
http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/shinsou_top/20111228.html

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ラドンの話は中川氏けではなく、広く世界中で知られている事実
です。最近急に危険とされるようになったのではありません。

 ラドン温泉などで有名なラドンですが、岩石(に含まれるラジウ
ム)が起源の物質で、特に石造の地下室なんかは危険なんだそうで
す。

 ということで、「たばこを吸わない人にとっては、ラドンが肺が
んの原因のトップになります。」というのは割と常識的な知識です。

 ラドンの件は単純な事実なんですが、「ラドンが肺ガンの原因な
ら、放射性キセノンや、放射性クリプトンも同様でしょう。」は一
見正しそうで、間違った考え方です。

 理由は、放射性キセノンや、放射性クリプトンは放射性ラドンほ
どたくさん存在しないからです。

 これらは比較的短命で、しかもウランの核分裂によってできる物
質です。環境中にラドンほどたくさんある状況というのは、まさに
破滅的な状態です。もちろん、今の日本はそんな状況ではありませ
ん。

 ということで、ラドンはたくさんあるから危険であり、しかも住
んでいる場所によっては知らないうちに危険性が高まっている可能
性があるので、充分注意するように、というのがずっと以前から言
われてきたことです。たしかこのメールマガジンでも紹介したこと
があると思います。

 日本の家屋は密閉性が低く、ラジウムを含む花崗岩のような岩石
を使ったりしないので、日本ではそれほど心配はないそうです。ヨ
ーロッパの立派な石作りの家の地下室…何かの物語に出てきそうな
ところが最も危険だと私は理解しています。

 いつも言いますが、放射線は非常に危険なものです。しかし、危
険性は常に量と関連していますので、痕跡程度の量では危険でなく
なります。

 そのあたりの限界を探るのが科学的な探求で、世界中で研究され、
その結果は公表され、一定の基準は共有されています。

 NHKの番組は、そんなことも知らなかったのか、ワザとウソを
言っているのかは不明ですが、真っ赤なウソをついた、「捏造番組」
です。

 とりあえず以下のところに説明がありますので、ごらんください。

NHK低線量被曝番組の間違い
http://www.yasuienv.net/NHKLowDose.htm

NHKの放射能デマ「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51765031.html

 私なりに説明すると、話の展開は以下のようなものです。

(1)広島原爆のときの被爆量の推定で中性子線の被爆量の見直し
が行われた。中性子線が湿度の高い空気中では減衰率が大きいこと
がわかり、日本の高温多湿の夏の広島では、当初思われていたほど
の線量にはならないと推定が変更された。

(2)推定被曝量が下げられた分、線量あたりの被害量が切り上げ
られた。

(3)しかし、原爆による中性子線被曝は瞬間的な被曝のため、以
前から少しずつ被曝するのと同等の被害にならないのではないかと
いう議論があった。

(4)この議論の結果、瞬間的な被曝と継続的な被曝では被害が違
うことを受け入れ、(2)による被害の想定を今度は切り下げて、
結果としては以前と同じ推定被害とした。

 これは天下周知の事実で、専門家でもなんでもない私でも、以前
から知っていたことです。(以上は私の記憶と理解だけで書いてい
るので、間違っていたらご指摘ください。)

 それをNHKが「驚愕の事実!」とやったので、科学者たちはみ
んな驚いている、というのが本当のところです。

 NHKに限らず、テレビはとにかくインパクトが欲しいので、こ
ういう捏造はよくやるのですね。何とも情けない話です。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q.お味噌汁のおわん(プラスチックかぬり)で冷凍ご飯を温め容
器が変形し、その温まったご飯を食べてしまったのですが、人体と
胎児に影響はありませんか? 妊娠13週目で2歳の子供と一緒に
食べました。知人の家でいただいた後に、歪んだ容器が捨ててあっ
て心配です。量は2人でお茶碗1杯です。

 ペットボトルから出されたカビ入りのお茶も飲んでしまいました。
ペットボトルにカビが付着してるのも、後でわかりました。これも、
人体と胎児への影響を教えてください。

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A.お椀の材質がわからないですが、基本的に食品用の商品には規
制があり、安全性が保証されています。もちろんこれは普通に使っ
たときの話で、お椀を食べたりするのは別の話になります。でも、
変形した程度なら別に問題ないと思います。

 通常より余分にお椀の表面の成分が溶け出ているかもしれません
が、元々毒性の低いものですし、量的にもたいしたことはないはず
です。

 ただ、お椀で冷凍のご飯を温めたというのはよくないですね。加
熱するときは加熱用の容器が必要です。食器は普通、直接加熱する
ようには作られていません。

 それから「ペットボトルのカビ」ですが、たぶんカビではないと
思います。お茶の成分から沈着してくるものがあり、それを見間違
えたのではないでしょうか?

 カビは養分を必要としますので、単なるお茶ではなかなか生えて
こないと思います。

 最後に、いつも言うことですが、心配しすぎが一番危険です。人
間はそれほど弱くできていませんので、注意するものはするとして、
出産まで心安らかに過ごすことが肝心と考えます。

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Q.韓国食品を現地より取り寄せたのですが、賞味期限がないので
すが?製造年月日は印字されているのですが、日本はとてもきびし
いですが、韓国はどうなのでしょうか?

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A.食品の表示は国によって違います。韓国では賞味期限表示では
なくて、製造年月日表示なんですね。

 日本も少し前まではそうでした。国際的には様々な理由があって、
賞味期限表示の方が普通で、その傾向に沿って日本も賞味期限表示
に変更しています。

 ただし、製造年月日表示の場合は、賞味期限は期間表示になって
いるはずです。たとえば、「品質保持期限1年」などと書いている
と思います。製造年月日+期間で賞味期限の年月日が計算できます。

 正規の輸入品でしたら、輸入業者が賞味期限を書いたラベルを貼
っているはずです。それがないということは、直接取り寄せたので
しょうが、これはもうすでに普通の商品の購入とは違います。日本
の法律の保護を受けられないのは仕方ないです。このあたりが気に
なるようでしたら、正規の輸入品を買う方がよいでしょうね。

 なお、こういうことは日本が厳しいとか、韓国がいい加減とかい
うことではなくて、国によって制度が違うというだけのことです。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「乳児用食品」
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 乳児用食品にその旨を表示する制度を作る、という話があるよう
です。もちろん、先日の放射性物質に関する「新基準」に関連して
のことです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

乳児用食品の規格基準が適用される食品に対する表示について
平成24年1月18日
消費者庁食品表示課

1.表示を義務付ける必要性

 厚生労働省が示した食品中の放射性物質の基準値案では、乳児用
食品に一般食品より低い基準値を適用することとしている。

 厚生労働省の資料では乳児用食品を「(1)健康増進法第26条第
1項の規定に基づく特別用途表示食品のうち「乳児用」に適する旨
の表示許可を受けたもの(2)乳児の飲食に供することを目的とし
て販売するもの」としている。

 このうち(2)については、商品によっては、外見上消費者が乳
児用食品の規格基準が適用される商品であるか否かを必ずしも判別
することができない。

 このため、消費者が食品を購入する際にその食品が乳児用食品又
は一般食品のいずれの基準が適用されるものであるかを判別したう
えで商品選択ができるよう、厚生労働省の規格基準策定を踏まえて
乳児用食品に係る表示基準を策定する。

http://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/syokuhinhyouji/doc/120118_shiryou3.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 上記は諮問の内容なんですが、よく考えると、ものすごく変なこ
とを言っています。

 文の中に(1)(2)と分類されていますが、(1)の方は基本
的に乳児専用に作られている食品です。粉ミルクとか、離乳食とか
の類です。

 これらの商品は初めから乳児用ですので、誰が見てもそうである
とわかります。したがって、この表示でも、「省略規定」に含まれ
ます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

1.乳児用調製粉乳との表示が付されている食品

2.「○ヶ月齢から」との表示が付されている食品

3.「ベビーフード」との表示が付されている食品

4.その他、乳児向けであることが判別できる表示が付されている
食品

http://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/syokuhinhyouji/doc/120118_shiryou5.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これらは表示が必要ありません。そうすると、一体どんな食品に
表示が必要なのでしょうか?

 上記以外の、乳児用に作られている食品と答えたそうです。乳ボ
ーロとかの菓子類が想定されているようですが、ここでもうおかし
いですね。

 乳ボーロは乳児以外食べませんか?また、乳ボーロを主食にして
いる乳児がいるのでしょうか?

 メーカーが想定している主たる消費者は、児童から大人までの幅
広い年齢層である、と言ってしまえばおしまいの話です。つまり、
実質的にはこの制度が始まっても、新たに表示する食品は皆無とい
うことになるでしょう。

 明らかな乳児用食品は表示を省略しますし、明らかでないものは
そもそも乳児用食品とは限定できないからです。

 結論を言うと、消費者庁が火事場泥棒を働いて、規制の量を増や
そうという、悪しき役人根性の現れで、全く合理性のない規制が実
施されようとしているわけです。(実施されても実際は何も変わり
ませんが、税金が無駄遣いされます。)

 念のために、乳児用食品の規制値が決められた経緯を見てみます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

一般食品100ベクレル 飲料水10ベクレル 放射性物質の新基
準値案
2011.12.20 23:03 [食の安全]

 食品に含まれる放射性物質の暫定基準値に代わる新たな基準値作
りを進めている厚生労働省は20日、「一般食品」は1キロ当たり
100ベクレル、新設の「乳児用食品」と「牛乳」が同50ベクレ
ル、「飲料水」は同10ベクレルとする新基準値案をまとめた。暫
定基準値より大幅に厳しい値となる。22日の薬事・食品衛生審議
会の部会で提示する。新基準値は来年4月から適用される見通し。

 厚労省は、新基準値設定にあたり、放射性セシウムによる年間被
曝(ひばく)の許容上限を暫定基準値の「5ミリシーベルト」から
「1ミリシーベルト」へ引き下げることを決定。「1歳未満(乳児)」
「1〜6歳」「7〜12歳」「13〜18歳」「19歳以上」の年
齢区分でそれぞれ許容できる上限値を計算し、最も厳しい値を採用
するとしていた。

 厚労省によると、世界保健機関(WHO)の基準を踏まえ、年間
被曝許容上限1ミリシーベルトのうち0・1ミリシーベルトを「飲
料水」に振り分け、1キロ当たり10ベクレルと設定。その上で食
品中の放射性セシウムによる年間被曝を残る0・9ミリシーベルト
以内に抑えられるよう、平均食品摂取量などを考慮し、各年齢区分
や男女別の1キロ当たりの上限値を計算した。

 その結果、許容上限値が最も厳しかったのは、食べ盛りで食品摂
取量が多い13〜18歳の男子で1キロ当たり120ベクレルだっ
たが、安全性を重視し「一般食品」は同100ベクレルとした。乳
幼児の年代も計算上の上限値は120ベクレルを超えているが、被
曝の影響を受けやすいとされることに配慮。「乳児用食品」と子供
の摂取量が多い「牛乳」は「一般食品」の半分の同50ベクレルと
した。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/111220/trd11122023060015-n1.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 規制値を決める根拠となっているのは「13〜18歳の男子」で
す。乳幼児はそれより高い値が計算されています。規制値は「13
〜18歳の男子」で計算された値より低い値ですから、乳幼児にと
っては充分低い値ということになります。

 そこを「政治的配慮」なのか、先程書いたような理由があるのか
もしれませんが、とにかく「乳児用食品」は半分の値としたわけで
す。

 私はこの話を聞いて、まあそんなものかと思っていました。まさ
かこの話の尻馬に乗って、規制を増やそうとする役人が出てくると
までは予想できませんでした。

 全くとんでもない話です。しかも、民主党政権になってから、当
初の「政治主導」の掛け声はどこかに行ってしまい、お役人のやる
ことを「止めるやつがいない」状態が続いています。

 実はこの「新規制値」自体も、そういうお役人の暴走という一面
が強くあるのです。放射線審議会で強い批判にさらされています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

新基準値案 否定的意見相次ぐ 整合性ある説明必要 文科省の放
射線審
日本農業新聞 2012.1.18

 文部科学省の放射線審議会は17日、厚生労働省が諮問した食品
に含まれる放射性物質の新基準値案を審議した。委員からは「現行
の暫定規制値でも問題はないはずだ」「基準が厳しくなるほど検査
が大変だ」など、新基準値案に否定的な意見が相次いだ。厚労省へ
の答申は26日に開く次回会合以降となる。

 委員がまず問題視したのは、新基準値案の根拠となった「食品の
汚染割合」。厚労省は(1)モニタリング検査した食品のうち、放
射性物質が検出された割合は20〜30%程度(2)食料自給率は
39%──などのデータから「(安全性を重視すると)流通する食
品の汚染割合は50%」と仮定し、新基準値案を作った。

 委員からは「原発事故から一定程度時間がたち、平常時に戻りつ
つあるのに、汚染率50%は安全側に立ち過ぎる」と、実態と懸け
離れた点を問題とする意見が出た。別の委員も「基準が厳しくなれ
ば、放射性物質の測定時間が長くなる。検査をこなせず、検出を見
逃す恐れもある」「現行の暫定規制値を下回れば安全だと説明して
いるのに、新基準値で一層安全になるというのはおかしい。整合性
のある説明をしないと、消費者は疑心暗鬼になる」と指摘した。

 審議会会長を務める京都大学の丹羽太貫名誉教授は「新基準値案
の必要性について、厚労省は委員に納得のいく説明ができなかった」
と話した。

http://nanohana.me/?p=11331
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この席上で、こんな意見も出されています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

「暫定規制値は安全」 食事検査で報告 文科省放射線審でコープ
ふくしま  (01月13日)

 福島県内の27世帯を対象にした食事中の放射性物質の実態検査
で、通常の食事で内部被ばく線量は著しく増加しないことが12日、
コープふくしまの調査で分かった。同日に開かれた文部科学省の放
射線審議会総会で、同コープ理事で福島大学大学院の佐藤理教授が
報告した。食事による内部被ばく線量は、1年間に換算すると成人
で0.06ミリシーベルトと年間線量限度の1ミリシーベルトを下
回り、「現行の暫定規制値で十分に安全は確保されている。新たに
基準値を設けて規制を強化するべきではない」と強調した。

http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=11781
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 前回の中川氏も書いていましたが、「リスク評価」が科学の領域
であるのに対して、「リスク管理」は政治の領域です。私は両者が
完全に分けられると考えているわけではないですが、とにかく最終
的には利益の配分は政治がやらねばなりません。

 つまり、本来政治が決めなければいけない、基準値などの問題が、
政治的空白が続いている中で、お役人が恣意的に決めようとしてい
るのです。放射線審議会の科学者がそれに意義を唱えていますが、
果たしてどうなるでしょうか。

 前回の話の中で、「検出限界を下げる」話もしていましたが、こ
の新基準値に対応する検査機器の準備も実は整っていないようです。

 現実的に被害が起こらないようにするには、厳しすぎる基準値の
確認に貴重な資材と時間を費やすよりも、広範に検査して、一般的
な状況を把握する、スクリーニングに使うべきだ…などという考え
方は、お役人には無理なのでしょうね。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 あまりに無能な政府がもう2年以上続いていますが、日本は別に
破綻するわけではなく、何とかやっています。この社会の強靱さに
は関心させられます。

 日本の社会では、人は上に行くほど見劣りする、というのはやは
り真実ですね。同じ上の方でも、選挙で選ばれる政治家はよいので
す。無能な民主党を政権につけたのは日本国民ですので、他人に文
句を言えるわけではありません。ということで、やはり問題は役人
だと、今回の記事を書いていて改めて思いました。

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