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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------612号--2011.07.31------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」「Q&A」「放射能汚染牛肉」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 こんなメールをいただきました。長いメールなんですが、一部の
み紹介します。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 妻はキッチンのシンクの掃除にもすごく神経質で 生肉がのって
いた皿を洗ったスポンジは廃棄、で そんな皿を洗ったシンクも危
険だと何度も熱湯をかけます。そしてその際飛び散った水滴がどこ
かについて そこから感染するんだと言いどこまでも消毒し続けま
す。。。

 衣服に付いた食中毒菌が手について それを舐めたら感染するし 
乾いても安心ならないし、シンクにおいては洗った時の水はねも気
にして。。。 

 そもそも食中毒菌が食品以外の場所で生きていて まあそこらじ
ゅうに存在はしているんでしょうが、それがそのもの単体で中毒症
状をひきおこすことなどあるのでしょうか?

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 前にもいただいたことがある、非常に細菌に関して神経質になっ
ているという話です。

 確か私はそういうことを心配するのは基本的には間違っていない
と書きました。

 病原性大腸菌やノロウィルスなどでは、人から人への二次感染が
起こります。これは手などについた菌が食べ物を経由、または直接
他の人の体内に入ってしまうということが起こっているわけです。

 一般に、食中毒は、食品の中で大量に発生した食中毒菌が原因で
起こりますので、人から人への二次感染の可能性は低いのですが、
中には強力なやつもいるということです。

 だからこういうことに気を使うことは間違いではないのですが、
やはりあまり神経質になるのも困ったものだと思います。

 不衛生な状態を改善する努力は、かけた労力の割に効果が大きい
ものです。しかし、一般的に言って問題ないレベルであろう、つま
り既にきれいにしている台所をいくら「消毒」してみても、かけた
労力に対して得られる収穫=安全性の向上はほとんどありません。

 もうすでに「無駄な努力」をしている領域に入っていると思いま
す。この原因は「100%の安全」を求めているからです。ここら
で落ち着いて、99%くらいの安全で満足すべきと考えてはいかが
でしょうか。

 特に微生物については、最終の防御は体の免疫機構です。このシ
ステムはかなり優秀なもので、過去の衛生知識のなかった時代の人
間はほぼこの力だけで微生物の問題に対処してきました。もちろん
それに成功してきたから、今の私たちがいるわけです。

 ところがこの免疫機構は、あまりに衛生的な環境にいると、うま
く働かなくなったり、暴走したりすることがあります。近年アレル
ギーなどが増えているのもこのことが関係しているといし説があり
ます。

 つまり、「100%の安全」を求めると、たとえその場面では成
功したかのように見えても、他の危険を引き起こすことがある、と
いうことです。

 これはリスク管理一般に言えることで、過剰な安全性の追求は却
って安全性を損なうという教訓となっています。

 衛生問題を大切に考えて日常生活で対処するのは大切なことです
が、過剰な安全性の追求は、

(1)完全な安全性の実現は不可能であること。

(2)かけた労力と得られる成果が見合わないこと。

(3)他の方面での安全性を損なう恐れがあること。

 の3つの理由から、ほどほどでやめておく方がよいというのが私
の意見です。

 さて、そういうことを了解していただいても、どこからが過剰と
いえるのか…というと、なかなか難しいですね。感覚の問題でもあ
りますので、人によって違っていて当たり前です。

 私なども妻からよく怒られますが、お互いを尊重するという考え
から、ある程度以上は強く言わないようにしてくれているようです。
私はこれを愛情の問題だと思っています。愛があるから、少しは大
目に見てもらっているということです。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q.冷凍野菜と缶詰野菜の安全性について、

・冷凍野菜と缶詰野菜、どちらの方が栄養価、製法に関して安全と
言えるのでしょうか?

・缶詰の表示に記載が無ければ、食品添加物は使用していないので
しょうか?薬品を使っている場合、加工助剤であれば表示しなくて
も良いのですか?

・とうもろこしの缶詰も、みかん缶詰のように薬品を使って製造さ
れているのでしょうか?

・とうもろこしのホールコーン冷凍にも、何か添加物は使用されて
いますか?

・冷凍野菜は、多くが中国製です。様々な意見がありますが、中国
野菜そのものの安全性はどうなのでしょう?

・バナナや柑橘類は残留農薬が気になりますが、冷凍野菜は製品に
した後の農薬や添加物の散布は無いのですか?

・冷凍野菜でも、しっかり洗ったりすべきでしょうか?農薬が多用
されている場合、表面ではなく内部にしっかり取りこまれています
か?

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A.冷凍野菜にも、単に野菜を冷凍させたものもありますが、ご質
問のものは調理済みの冷凍野菜なのでしょうね。

・冷凍よりも缶詰の方が保存性には優れていると思います。缶詰を
開けるより、冷凍が溶けてしまう方が簡単ですし。

・どちらの方法でも、通常の家庭で調理したものより安全性が高い
のは間違いありません。何しろ専門家が工場で作っていますので、
家庭とは比較になりない衛生レベルです。

・加工助剤は表示されないこともあると思います。個別の商品に何
が使われているかというようなことはよくわかりません。

・中国産冷凍野菜は日本向けに特別に栽培し、専門の工場で加工さ
れたものです。特に問題はありませんし、国産より安全かもしれま
せんね。全く違う意味での問題はあるのですが、それはこの質問と
は関係ないと思います。

・冷凍してしまった後にはどんな処理もできないでしょう。包装さ
れて、箱に入って、冷凍庫の中にいるのですよ。また、冷凍で流通
するものに保存性を高める薬品というのは無意味ですから絶対にし
ません。

・生野菜ではありませんので、冷凍野菜を洗うことに意味はないで
す。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「放射能汚染牛肉」
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 前回少し触れた食品安全委員会の見解について、こんなニュース
があります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

生涯100ミリシーベルト目安に 食安委

 食品中の放射性物質が健康に与える影響について協議していた食
品安全委員会は26日、東京都内で会合を開き、外部被ばくと内部
被ばくを合わせた生涯の累積線量について、がんのリスクが高まる
とされる100ミリシーベルトを超えないようにするべきだとの見
解を取りまとめた。現在の食品の暫定基準値は、外部被ばくや生涯
の累積線量は考慮されておらず、厚労省は食安委の答申を受けて見
直しに向けた検討を始める方針。

 食安委は被ばくが健康に与える影響を調べた国内外の研究を収集、
分析。広島・長崎の被爆者を対象とした研究で、100ミリシーベ
ルトを超えるとがんのリスクが高まることを確認した。また、食品
による内部被ばくのみを取り上げた研究はほとんどなく、外部被ば
くも含めた累積線量の考え方を採用した。日本で年平均1・5ミリ
シーベルトとされる自然被ばくや医療被ばくは別とした。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/519953/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 生涯100ミリシーベルトって、自然放射能だけで越えてしまう、
と思ったら、自然被曝や医療被曝は別となっています。自然被曝と
医療被曝以外の被曝というと、原発や核爆弾による被曝ということ
なのでしょうが、そういう決め方に意味があるのでしょうか。

 そもそも放射線防護の問題を食品だけに限定して考えても意味は
ないと思います。委員の方にはご苦労さまだと思いますが、「食品
安全委員会」に放射線防護の見解を求めても、八百屋で魚を求める
ようなものだという気はしますね。

 このところ、牛の「放射能汚染」が大きなニュースになっていま
す。暫定基準を少しでも越えたら大騒ぎしていますが、実は報道さ
れている「汚染疑い」の牛肉は、暫定基準に達していなくても汚染
られたものとして扱われているようです。

 また、この牛肉を食べると、どんな危害が発生するのかについて
は、ほとんど報道されていません。

 日本人がよくやる「穢れ」感覚なんですね。穢れに触れたという
だけで満足できなくなるというのは、今も日本が「神の国」である
証拠だと思います。

 とはいえ、週刊誌を中心に、「煽り派」はたくさん恐ろしげな記
事を書いて活躍しています。

 無責任な記事が多いのが事実と思いますが、「1ミリシーベルト
男」として有名ななった武田邦彦氏はまじめな部類と思います。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

食品の暫定基準値は1年20ミリシーベルトの内部被曝を想定している


 牛肉の汚染が問題になっています。

 くれぐれも「暫定基準値内だから大丈夫」という言葉にごまかさ
れないでください。

 今の食品の汚染に関する暫定基準は、1年17ミリシーベルトから
22ミリシーベルトの被曝を基準にしていますから、子供はもちろ
ん、大人でダメです。

 簡単に言うと、原子炉で働いている作業員が白血病になったとき、
その白血病が「原子炉で働いて被曝したのが原因」という認定を労
働災害で受けるのが5ミリシーベルトの被曝です。

 だから、20ミリシーベルトでも大丈夫ということが、100年後に
学問的に正しいとわかっても、今までの私たちの放射線防護の常識
とあまりにかけ離れています。

 また、年間20ミリシーベルトというのは、1年間に胸のレントゲ
ンが400回ですから、これもとうてい、子供にさせても安心できる
量ではありません。

 食材を求める人は大変ですが、当面は国内産の牛肉はダメです。
オーストラリアは放射線に対しても厳しいので、オーストラリア産
でしばらくは回避しておきたいと思います。

http://news.livedoor.com/article/detail/5744377/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 武田氏は「年間1ミリシーベルト」が被害の出るボーダーライン
である、という見解なんですね。この見解が正しいとすると、言っ
ていることは理解できます。

 しかし、自然放射能が年間で1〜数ミリシーベルトあるのですか
ら、どうにも大きな矛盾が出てきます。

 日本は比較的自然放射能が低いですから、日本からヨーロッパに
移住すると、すでに危険レベルに達してしまいます。

 原子力施設を作るとき、環境に影響がないように決められたのが
1ミリシーベルト以下という規制値で、これは健康被害とは全く関
係のない値です。

 健康被害という面から見れば、最大限安全を見積もって、100
ミリシーベルトとしようというのが国際放射線防護委員会の見解で
す。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 また、国際放射線防護委員会、先に名前のあがったICRPのことで
すが、同機関の勧告では、初年度の被ばく量が20ミリシーベルト以
下であれば、措置を講じることも住民の生活に規制をしく必要もな
く、20〜100の間であれば、もし必要と判断するのであれば、放射
線量を低減するための措置をとることが推奨され、100以上であれ
ば、かならず放射線量を低減する措置を講じなくてはならないが、
それが必ずしも避難をしなくてはならないというものではない、と
示されています。放射線量を低減させる対策は様々存在しますので、
線量を下げることは可能です。ですので、どのような基準を設ける
かがとても重要です。

 科学の経験、世界中の科学的な経験からも、放射線被ばく量が100
ミリシーベルト、(累積ではなく)瞬間的に、急激に浴びた被ばく
線量が100ミリシーベルトという意味ですが、これによる健康被害や
後遺症が報告された例は一つもありません。ICRPでは、健康被害が
絶対に起こらないようにあえて数値を低く設定しており、推奨する
100という数値は、100を超えたからといって、すぐさま健康に害を
与えるという訳ではなく、さらに十分すぎるほどの余裕をもって100
という数値を設定しています。健康にぜったいに被害を及ぼさない
絶対的な安全を保障するというのがICRPの手法です。ですので、100
以上は避難対象であるという訳ではないのです。

(略)つまり、100ミリシーベルト以下であればいかなる健康被害
も起こりえない、これは、全ての人々、つまり、子どもでも大人で
も適用される数値です。

http://news.livedoor.com/article/detail/5699797/?p=7
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 とICRPが言っているのに、子供に対しては基準値を下げる、など
と食品安全委員会が言い出しています。専門外なので無理もないの
でしょうが、どうにも困ったことだと思います。

 上で紹介した記事は「放射能を恐れすぎるな、フクシマの危機は
過ぎた。」という題でロシア人科学者の講演を記事にしたものです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 アルチュニャン博士はチェルノブイリ事故以降25年間にわたり、
事故の収束、調査研究を続けてきた。フクシマの原発事故について
「危機は過ぎた。後はどう冷やすか」「放射能が怖いのは海中でも
地中でもなく、空中への飛散。今回の事故で飛散した放射線物質は
チェルノブイリの10分の1であり、必要以上に放射線を恐れること
はない。」と語った。博士はプライベートで来日し、石巻市でボラ
ンティア活動に参加の後、会見を開いた。

http://news.livedoor.com/article/detail/5699797/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 このような専門家になると、日本政府が発表しているデータだけ
で、ほぼ正確な予測がついているようです。その結果が「フクシマ
の危機は過ぎた。」ということなのでしょう。非常に説得力があり
ますので、ぜひ全文を読んでみてください。

 チェルノブイリ事故で何千人も死んだ、というのも完全なデマだ
とはっきり言っています。

 小島記者の『正しいリスクの伝え方』という本でも、食品安全委
員会での議論が紹介されていました。放射線防護の専門家はいずれ
も100ミリシーベルト以下なら問題はないと言っていたので、そ
れにしたがって基準値を緩和すると予想されていたのに、委員会の
独断で緩和されなかった、つまり20ミリシーベルト以下としたま
まになったということです。

 これでは何のために専門家を招いたのか意味がわかりませんね。
おまけに、20ミリシーベルトでも危険だ!ということで何だった
かの職を辞任した学者の会見が報道されたりもしました。

 あれもいったい何を誤解したのか、不思議な話です。食品安全委
員会に招かれた専門家の話を聞かなかったのでしょうか。

 最後に、牛肉の話に戻って、少し記事を紹介しておきます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 Diamondオンラインにジャーナリスト上杉隆氏の次のコラムが掲
載されていました。

 そのなかで上杉氏はこのように述べています。

「それにしてもなぜ牛ばかりなのか。果たして私たちは肉牛の汚染
だけを論じ、そして案じていればいいのだろうか。そもそも、福島
の放射能は、県内の稲わらだけに付着し、肉牛だけを被曝させる特
殊なものなのだろうか。残念ながら、専門家の間でも、そうした極
めて限定的な拡散をする放射能の存在は、確認されていないようだ。
通常、放射能は無差別に拡散し、動物であるならば同様に被曝する
と考えられている。」

 一般論としては「稲わらだけ」に付着し汚染させるような放射性
物質はないというのはそのとおりでしょう。しかしながら、肉牛以
外の食品が問題のあるほどの汚染を受けるかというと、それはケー
スバイケースといえるでしょう。そして、肉牛についてはどちらか
というと、上等な肉質に仕上げるための飼料の構成が今回の汚染を
生んでしまった特殊事例と言えます。今回は肉牛が放射性セシウム
に汚染されてしまった背景と、他の食品への影響を検討します。

■状況の整理

 牛肉が放射性セシウムに汚染された原因は飼料の稲わらに対して
高濃度の汚染が生じたことが原因であることは既に報道等であきら
かです。農林水産省はこの件について取りまとめた文書を発表して
います。

(略)

 肉牛は肥育の際に一日約8kgのえさを食べます。*4そのうち6.5kg
は濃厚飼料で、トウモロコシなどが主体です。濃厚飼料はほとんど
海外からの輸入であり、放射性物質の汚染は心配ありません。一方、
粗飼料は1.5kgを消費します。粗飼料は牧草も用いられますが、特に
和牛の場合では稲わらが必要になるようです。これは濃厚飼料だけ
だと急速に育ち過ぎるため、うまくサシが入らないためだそうです。

 飼料から牛肉へのセシウム移行係数は既に研究から明らかになっ
ています。この資料によるとセシウムの移行は次の式であらわされ
ます。

飼料のセシウム濃度(Bq/kg)
×飼料摂取量(kg/日)
×移行係数(日/kg)
=牛肉中のセシウム算定濃度(Bq/kg)

 仮に20000Bq/kgの飼料を1.5kg/日与え続けていたとすると、移行
係数が0.096の場合は

20000×1.5×0.096=2880Bq/kg 

 となります。これは報道されている飼料や牛肉の汚染濃度と大き
な差はありません。また、同じ飼料には一旦移行したセシウムが暫
定規制値を下回る条件も示されています。それによると、5000Bq/kg
の場合は一切セシウムに汚染されていない飼料で199日で下回ると
されています。

■他の食品では問題ないのか?

 同じ牛ですが、乳牛の餌は肉牛とは異なるようです。酪農では濃
厚飼料と粗飼料をおよそ半分ずつあたえるようですが、*7乳牛の場
合は同じ粗飼料でも牧草が主体となるようです。これは乳牛では粗
飼料でも栄養を与えなけらばならないからです。ですから、牛乳で
問題が出ていませんし、これからも出ないはずです。また、同じ肉
でも豚や鶏は濃厚飼料のみを与え、粗飼料を与えないので問題にな
りません。

 基本的に、畜産物の汚染経路は餌と水しかなく、すでに餌の汚染
原因さえわかっているのですから、餌の汚染範囲を特定し、給餌の
ルートから除けば収束していく問題です。

http://d.hatena.ne.jp/ohira-y/20110722
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この記事から政府が発表している放射線量の調査データなどにも
リンクがあります。

 しかしマスコミの皆さんは暫定基準値にも達しない「汚染牛肉」
について大騒ぎをして、虚しく感じないのかな、と改めて思います。

 こんなのもあります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 栃木県産の腐葉土から高濃度の放射性セシウムが検出され、県内
でも流通していた問題で、県は28日、栃木県鹿沼市の業者が製造
した園芸用の腐葉土から1キロ当たり70〜142ベクレルのごく
微量の放射性セシウムを検出したと発表した。県は、この腐葉土を
使用して農作物を栽培しても健康への影響はないとしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110729-00000222-mailo-l36
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この数値なら食べても問題はないはず…、っていつから土を食べ
るようになったの?

--〔後記〕--------------------------------------------------

 昔、ダイオキシンが問題になり、牛乳から検出されたという話が
あったとき、どうして生協の牛乳でダイオキシンの検査をしないの
か?と生協の組合員に聞かれたことがあります。

 私は「検査はしません。検査すれば微量検出されるでしょうが、
それが何か意味がありますか?」と答えました。当時の状況からす
ると、ピコグラムくらいは出てきそうだったのです。もちろん、こ
れで別に被害が出るわけではありません。

 しかし放射線はさらに下のレベルでも検出できるのですよね。検
査している方はご苦労さまですが、健康被害が予想されることと、
そうでないこととははっきりと区別してほしいものだと思います。

 「牛肉から放射性セシウムが見つかったそうです。」「やはり外
においてあった稲わらを食べさせたのはまずかったですね。」「今
後は注意するよう、呼びかけておきます。」

 くらいのことだと思うのですが…。

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