安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>598号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------598号--2011.04.24------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」「出荷停止と出荷自粛」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 前回の記事について、こんなメールをいただきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 こんにちは。毎週メールマガジンを楽しく読んでいます。

 生協の風評被害について聞きました。友人の実家は福島市の味噌
・醤油業者ですが、生協向けの味噌が出荷できなくなったそうです。

 地震の前に仕込んでいたにもかかわらず、1000kg以上キャンセル
されたそうです。理由もなかったと聞きました。

http://uchiike.exblog.jp/14477293/

 困ったことです。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 紹介していただいたサイトには、以下のように書かれています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

福島の実家の味噌・醤油 (追記:震災後の様子)

 実家が福島県福島市で味噌・醤油醸造業をやってます。

 本日、弟に電話で最近の様子を聞いたところ、海沿いではない中
通り地方なので震災での被害は比較的少なかったとのこと。しかし、
大口のお客さんである給食センターが稼働していないために注文が
減ってしまって大変だと。

 東京の生協にも卸しているのですが、おそらく「福島産」という
ことで今後の注文がどうなるかわからない、と大変心配していまし
た。

追記:やはり東京の生協からの注文がなんの連絡も無しに『ゼロ』
になりました。理由等は無しです。困ってしまいますね。

 以前から家に遊びにきた友人などに実家の味噌や醤油を差し上げ
ておりましたところ、気に入って注文をし続けてくれていることも
あり、個人的な宣伝で申し訳ありませんが、ご要望があれば実家に
伝えます。HPも作ってないような田舎の店ですいません。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ここで余った味噌と醤油の注文を受けているようです。みなさん
もお一ついかがでしょうか?

 次ぎもやはり「風評被害」について。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 時々メルマガを拝見しております。

 気になる食の情報を読み、参考にさせていただいています。です
が、597号のメルマガの、「被災地の野菜を買おう」での考え方は、
はっきり言って、間違っていると思います!

 風評被害、風評被害といいますが、今回の放射線に関しては、大
変危険なものであることは間違いないですし、汚染が全く無い、他
の産地のものや、産地の製品や産物でも汚染が無いものならともか
く、汚染されたものは、食べるべきではない!はずです。

 ふぇあういんず の斉木さんがこちらのサイト
http://jski.net/item-masukomi/fuhyo.html
で訴えておられます。

 “消費者が放射能汚染の心配される地域の野菜を買わなくなった
のは、風評に惑わされたからではなく、自分や家族の健康を守るた
めの正常な危険回避行動です。

 消費者を恨んではいけない。農家の被害の全責任は、東京電力と
国にあるのです。戦う相手を間違えてはいけません。”

 私も初めは、基準以下なら農家や漁業の方々を応援するために、
敢えてでも買って応援したい。と思いましたが、考えが変わりまし
た。なぜ東電の責任を、消費者が危険を冒してまで取る必要がある
のですか?

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 どうも困った意見に影響されたものです。

 ご紹介のサイトは他のページをよく読んでみると、こういう不安
を煽って自分たちの商品を売りつけようとしているところですね。
「放射能を除去する○○」などという商品を売っています。こうい
うのには騙されないようにしましょう。

 放射能はどこにでもあるものであり、低レベルのときは危険と安
全を区別することはとても難しいのです。

 そのため、「暫定基準値」を作り、検査していますが、暫定基準
値そのものは健康被害が出る値よりはるかに低く作られています。

 検査方法はサンプル検査ですが、サンプル検査ではサンプルとし
て検査されなかった食品が安全であることは保証できません。

 つまり、たまたまサンプルだけが値が低かったのかもしれないし、
その逆かもしれないのです。

 このため、基準値を充分低くして、サンプルがその基準値を越え
たものは、規制するようにしています。サンプルが基準値を超えて
いなければ、たとえサンプル以外に放射能濃度の高いものがあって
も、危険なレベルではないと推定するのです。

 この意見のように、基準値以下であっても、平常時よりは放射性
物質が多量に存在していることは間違いありません。

 しかし、健康被害が全く出ないと予想されるものだったら、どう
して忌避する必要があるのでしょうか?

 放射線の健康被害については、よく「しきい値なしモデル」で評
価されます。これはどんなに微量でも、放射線による被害は一定の
率で出るという考え方です。

 「しきい値なしモデル」の有効性については決着がついたわけで
はありませんし、政策を決めるときはこちらの方がより安全に傾い
た値になるので、現在でもこのモデルが使われています。

 しかし、実際には今までの疫学調査はその理論を支持していませ
ん。以下のページの冒頭に図があり、「影響のない領域」「生体に
有効な領域」「有害な領域」に分けられています。

解明すすむ微量放射線の影響
http://criepi.denken.or.jp/research/news/pdf/den401.pdf

 世の中には、「低線量放射線は健康によい」と主張している人も
います。このあたりは私にはよくわかりませんが、上のページの図
は少なくとも放射線の線量と線量率について、ともに低い場合は、
「影響のない領域」があるということを示唆しています。

 安全面を考えて、「しきい値なしモデル」を使うのは構わないの
ですが、「しきい値なし=どんな微量でも危険」というのはやはり
違っているのだと思います。

 そして、今回の野菜の基準値は、「しきい値なしモデル」におい
ても健康被害は出ないだろうというレベルに定められています。し
たがって、出荷停止になっていない農産物は安全面で全く問題あり
ません。

 そして健康被害が全く予想されないのに、当該地域の農産物一般
を忌避するのは、被災者に対する差別です。「ケガレ」があるとい
って差別していることに他なりません。私たちはこのような態度を
厳に慎むべきです。

 以上が「汚染されたものは、食べるべきではない!」への私の意
見です。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「出荷停止と出荷自粛」
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 こんなメールをいただきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 こんにちは、いつも楽しみに読ませていただいております。

 今回の被曝野菜の出荷規制ですが、マスコミでは規制・制限など
バラバラな表現がされています。

 「危険な物は流通していないから・・」と一部消費者の声も取り
上げて報道されていますが、政府の会見ではあくまでも「・・出荷
の自粛をお願いしている」と聞きました。

 全頭検査で排除するとした狂牛病の時と違い、今回は該当地域か
らの出荷は禁止されていない・・ようです?

 となると、買い控えを風評被害と呼ぶのは乱暴な言い方で、消費
者の反応としては正常ではないでしょうか?

 実際に自主判断だけで対象野菜が都内で販売されたニュースもあ
りましたが、たとえば、規制対象作物を契約農家から農協を通さず
にレトルト工場などへ直接出荷した場合、自粛したかどうかはチェ
ックされないのですか?

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これは正式に「出荷停止」になっているはずです。以下は3月23
日の官房長官発表です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 本日、原子力災害対策特別措置法20条3項の規定に基づき、内
閣総理大臣から福島県知事に対し、一部食品の出荷制限及び摂取制
限を指示いたしました。具体的には、非結球性葉菜類。ホウレンソ
ウ、コマツナなどの玉にならない、広がっている形の葉っぱもので
す。それから、結球性葉菜類。キャベツ等の丸く固まった形、球を
結ぶ形の野菜類及びアブラナ科の花蕾類、ブロッコリーやカリフラ
ワーなど、及びカブについて、当分の間、出荷を差し控えるよう指
示をいたしました。ただいまのところから、カブを除いた非結球性
葉菜類、ホウレンソウ、コマツナ等。結球性葉菜類、キャベツ等。
それから、アブラナ科の花蕾類、ブロッコリーやカリフラワー等に
ついて、茨城県に対し、当分の間、摂取を差し控えるよう指示をい
たしました。

 これらの指示は現時点で一時的に、こうしたものは食用に供され
たとしても、健康に害を与えるようなものではございません。しか
しながら、こうした状況が今後、長期にわたって継続をすることが
残念ながら想定される中で、念のために早い段階から出荷を差し控
えていただき、かつ、できるだけ摂取しないようにしていただくこ
とが望ましいといった趣旨で、今回、出荷制限及び摂取制限を指示
したものでございます。

http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201103/23_a.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 出荷制限、摂取制限としていますが、法律による強制力を持って
出荷を停止しています。

 根拠となる法律は以下のようなものです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

<参考>
○原子力災害対策特別措置法  (抄)

第20条  
3 前項の規定によるもののほか、原子力災害対策本部長は、当該
原子力災害対策本部の緊急事態応急対策実施区域における緊急事態
応急対策を的確かつ迅速に実施するため特に必要があると認めると
きは、その必要な限度において、関係指定行政機関の長及び関係指
定地方行政機関の長並びに前条の規定により権限を委任された当該
指定行政機関の職員及び当該指定地方行政機関の職員、地方公共団
体の長その他の執行機関、指定公共機関及び指定地方公共機関並び
に原子力事業者に対し、必要な指示をすることができる。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015p8a.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 なんだかよくわからない文章ですが、要するに必要に応じて指示
ができるというだけのようです。

 強制力を持った指示というのが重要で、これによってほぼ自動的
に、出荷停止による損害については国が賠償することになります。

 暫定基準は食品衛生法によって放射能を含む食品は流通を禁止で
きるといいながら、基準がなかったので暫定的に決めたわけです。

 ところが、計測して暫定基準を上回っていても、どの範囲の、ど
の野菜が食品衛生法に違反することになるのか?というと、とても
決められないのです。

 そこで、計測結果から推測して、ある程度の範囲のものを、強制
的に出荷停止にするわけですが、食品衛生法ではそのようなことは
できません。そのために「原子力災害対策特別措置法」というもの
を使うわけです。

 それでは、「出荷自粛」というのは何かというと、以下のような
ことです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 県内の酪農家で組織する県酪農業協同組合連合会(水戸市、県酪
連)が東日本大震災の影響で県内産牛乳の出荷を自粛することが22
日、分かった。自粛の理由について、県酪連は「福島県産牛乳で暫
定基準値を超える放射線物質が検出され、本県産も出荷後に検出さ
れれば、多方面に迷惑を掛けるため」などとしている。県内の酪農
家や乳製品メーカーで深刻な事態となった。

http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=13008009666936
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これは国からの指示は来ていないが、生産者側で自粛するという
ことです。

 自粛するからには放射能が計測されたのでしょうが、その広がり
と濃度から考えて、国は出荷停止まではしなかったということなの
でしょう。

 それでも、風評被害が怖いので、自粛しておこうというわけです。

 この「自粛」はどうも市場側の要請ということがあったようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 中央卸売市場では、3月20日から実施している農畜産物の出荷
自粛要請について、下記のとおり変更するので、お知らせします。

          記

 3月21日、地域、品目を特定した出荷制限指示及び農林水産省
通知(別紙参照)が出されたことを受けて、次のとおり対応を変更
します。

これまでの対応

 国及び自治体が実施する放射能検査により、食品衛生法上の暫定
規制値を超過する農畜産物が検出された場合、該当の市町村におけ
る農畜産物(ただし、安全性の確認されたものを除く)について、
出荷団体及び県に対して、出荷自粛を要請します。

今後の対応

 出荷制限対象地域の対象品目については、受託拒否を行なう等、
国の指示に従った必要な対応を行います。

 出荷自粛要請については、放射能検査で暫定規制値を超える品目
が検出された場合について、該当の市町村における当該品目につい
てのみ、安全性が確認されるまで、出荷団体及び県に対して、出荷
自粛を要請することとします。

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/03/20l3nb00.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
 
 検査でひっかかったものがあったら、その地域の農産物全体の引
き取りを拒否していたのですね。「出荷自粛を要請」というのは
「引き取り拒否」の別名です。

 私などから見ると、これも東京のわがままの一つと思えます。

 これを国から怒られて、検査にひっかかった品目のみ、出荷停止
になっていなくても引き取り拒否することにしています。つまり、
同じ地域の他の農産物は引き取り拒否しないというわけです。

 国が文句を言ってきた内容は以下の通りです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 さて、東北地方太平洋沖地震に伴い発生した東京電力福島原子力
発電所の事故に関連して、本日、政府の原子力災害対策本部におい
て、出荷制限の対象となる地域と対象品目について指示がなされた
ところであります。

 卸売市場における生鮮食料品の取扱いにつきましては、今回の指
示に基づき適切な対応をされますようお願いいたします。

 具体的には、卸売市場においては、卸売市場法第36条第2項に
おいて、正当な理由なく受託を拒否することを禁止しておりますが、
「法令違反又は行政当局の指示・命令がある場合」については従来
より正当な理由に該当することとしているところであります。

 今回の指示による出荷制限対象地域の対象品目については、原子
力災害対策本部が出荷制限を指示するものであることから、受託拒
否の正当な理由のうち「行政当局の指示・命令がある場合」に該当
するものと考えております。

 他方、今回の出荷制限の対象地域内における対象品目以外の品目
について、暫定規制値を超える放射線物質が検出されるなど科学的
・客観的な根拠がある場合を除き、受託拒否することは、正当な理
由があると判断することが難しいと考えております。

 なお、今回の指示による出荷制限の対象地域以外の地域の品目や
対象地域内の対象品目以外の品目について、暫定規制値を超える放
射性物質が検出された場合、原子力災害対策本部による出荷制限の
可否の判断がなされるまでの間、出荷自粛等を求める際には、科学
的・客観的な根拠に基づいて必要な範囲で行われるようお願いいた
します。

http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/ryutu/pdf/110322_1-01.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 国も、出荷停止していないが、検査にひっかかった農産物につい
ては、引き取り拒否を否定していません。このあたり、どうも責任
逃れの雰囲気もあるのですが、結局、「自粛」分にも賠償されるこ
とになりそうです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故の被害に対する補
償について文部科学省は25日、政府の指示で出荷停止を余儀なく
された農家に限らず、事故との因果関係が認められれば出荷自粛や
風評被害に遭った農家も補償する方針を示した。今後、同省に設け
た審査会で対象を判断する際の指針を作る。また、補償金の支払い
までの資金繰りについて農水省は「つなぎ資金を早急に検討してい
る」と前向きな姿勢を示している。

 文科省研究開発局の藤木完治局長が同日の参院農林水産委員会で、
自民党の長谷川岳氏の質問に答えた。

 原発事故などの賠償制度を定めた原子力損害賠償法(原賠法)で
は、補償対象となる風評被害の範囲について「相当な因果関係があ
るケースを個別に判断する」としている。判断材料となる指針は、
文科省の原子力損害賠償紛争審査会で今後、早急に検討する予定だ。

http://blog.goo.ne.jp/ahonen_2011/e/0507db97589843d8cb1f494d419b6fac
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 原子力損害賠償法というのがあるのですね。このあたりの仕組み
がさっぱり報道されないので、いろいろと誤解も生んでいると思い
ます。

 「出荷停止」「出荷自粛」と二段構えで放射能汚染のある農産物
の出荷を止めているわけですから、同じ地域の産物であっても、そ
れ以外の品目については、安全面で問題はなく、すべて「風評被害」
ということになります。

 これについても賠償の対象になっていくでしょうが、やはり市場
に出てきたものは普通に買っていくべきですし、流通側も積極的に
売るよう努力してほしいものだと思います。

 もう一つ、「出荷自粛」にまつわる話題で、こんなのがありまし
た。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 基準を超える放射性物質が検出され「出荷自粛」とされていた千
葉県旭市産の葉物野菜サンチュが、大手スーパー「イオン」(千葉
市)のほか、全国の小売店などに出荷されていた。旭市の集荷業者
「グリーンファーム」が13日、東京、大阪、三重、広島、島根の
各都府県の計十数社に出荷したと明かした。

 グリーンファームの杉藤和夫社長は朝日新聞の取材に、「あくま
で自粛で、出荷が禁止されていたわけではない。自分で問題ないと
判断した」と説明。一方で出荷先の詳細は明らかにしなかった。枝
野幸男官房長官は同日の記者会見で「千葉県に適切な管理をするよ
う要請した」と述べた。

 出荷先のうち、唯一、記者会見したイオンは、自粛期間に首都圏
の57店舗で計約2200パックを販売していたと発表した。販売
した「サンチュ(つつみな)」は1パック10枚入りで128円。
3月30日から4月7日にかけて東京都と神奈川、千葉、埼玉、茨
城、栃木、山梨の各県の店舗で販売した。

 グリーンファームから3月29日、「28日の市の独自検査で基
準を下回ったので出荷を再開したい」と要請があった。グリーンフ
ァームとの取引は20年以上続いているという。イオンは「国や自
治体のルールに従うべきだった。お客様にご迷惑、ご心配をかけお
わび申し上げる」としている。

 農林水産省は13日、イオンに経緯の説明を求め、出荷自粛品を
販売しないよう求めた。イオンは今後、サンチュ購入者に店頭で返
品や返金に応じる。

http://www.asahi.com/national/update/0413/TKY201104130569.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 別に問題ない野菜が「出荷自粛」にひっかかっていたわけです。
「出荷停止」だけにしておけばよいのに、灰色部分を残すからこん
なことになります。

 「自粛なんかやめてしまえ!」と思います。問題のあるものはす
べし責任を持って出荷停止すればよいのです。責任逃れは百害あっ
て一利なしです。

 ということでいただいたご質問に戻るわけです。

「規制対象作物を契約農家から農協を通さずにレトルト工場などへ
直接出荷した場合、自粛したかどうかはチェックされないのですか?」

 この答えは出荷停止になったものでしたら、チェックもされます
し、法律違反となります。「自粛」の場合でしたら、たぶんノーチ
ェックです。

 でも、そういう野菜を仕入れて使う工場があるとは思えないので、
心配することもないと思います。

 どちらかというと、市場より工場などの仕入の方が風評被害が激
しいのではないか?と考えています。

 消費者、市場関係者、食品メーカーなど、みんな一緒に風評被害
を出さないように努力していきたいものです。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 今回はいただいたメールに関連したことでいっばいになってしま
いました。「質問」の形式ですが、「Q&A」とは少し違うので、
Q&Aはお休みです。

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--発行--渡辺--宏------- URL http://food.kenji.ne.jp/
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