安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>596号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------596号--2011.04.10------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」「Q&A」「原発事故についてのいくつかの
疑問」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 こんなメールをいただきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 ずいぶん古い話になりますが、安心!?食べ物情報469号でトリハ
ロメタンに関しての話で1996年のO157のカイワレ大根の事件につい
てですが、これはカイワレ大根は全くの無罪ではなかったのでしょ
うか?

 やり玉に挙げられた農園では次亜塩素酸ソーダを使用されていた
という記事があります。なので原因は肉類などではなかったのかと
いう点ですが、詳しくは知りません。それとも出荷時の問題ではな
くて、調理時に他にくっついていたO157がカイワレ大根と接触した
ためにおきたことが原因なのでしょうか。

 詳細を知っているようならおしえていただけないでしょうか。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 私のサイトで「かいわれ大根」で検索していただくと、過去のい
ろんな情報が出てきます。

 この中で、メールマガジン188号(2003年6月15日)でこんなメー
ルを紹介しています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 堺市の学校給食の患者発生ブロック校にかいわれを納入した業者
が、「同ロット品と思われるかいわれ大根」を納入した2施設で、
同時期にO157の集団発生が起こっています。

 大阪府内の老人ホームと京都市内の事業所で、新聞報道もされて
いたのですが、あまり知られていないのですね。

 この2件も原因食品は不明となっていますが、同じ業者から同じ
日(及びその前日)に出荷された「かいわれ」を含んだメニューが
疑われています。この3ヶ所での原因O157菌の遺伝子型は全く
同じと判明しています。

 それ以外にも、同時期に大阪府内では、O157の原因不明の散
発患者が20人近く発生しており、あの時期にO157に汚染され
た何らかの食品が広域に市場流通していたのは間違いありません。

 それと食中毒事故の直接責任は、あくまで生産者ではなく、食事
を提供した調理者側にあるので、生産者の責任を問うてはいないと
思います。

 腸炎ビブリオがついている生魚での食中毒で、漁師に責任を問う
のと近いのではないでしょうか?(もちろん生産者にも衛生管理意
識は必要だと思っておりますが)

http://food.kenji.ne.jp/review/review188.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この事件では、国が食中毒の原因がかいわれ大根であると発表し
たことについて裁判が行われ、原告の生産者が勝訴しています。つ
まり国の発表は良くなかったという判決でした。

 しかし、この判決で、食中毒の原因がかいわれ大根ではない、と
いうことが言われているわけではありません。(そもそも裁判で決
めることではありません。)

 上記のメールはそのあたりの事情を説明した上で、やはりこの事
件にはかいわれ大根が関わっているという見解を示し、その上で、
責任はかいわれ大根の生産者ではなく、調理した側にあると言って
います。

 「腸炎ビブリオ食中毒は漁師に責任があるのか?」というのがわ
かりやすいですね。

 ご質問のメールは以下のようなものです。このメールは中西準子
先生の「食のリスク論」に紹介され、おかげで私はこの本を先生か
ら送っていただきました。もしかしたら、その本を読まれての質問
かもしれませんね。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 じつは、堺市で起きたカイワレ大根を原因とする腸管出血性大腸
菌O157も、教育委員会が、トリハロメタンに必要のない”おののき”
を示し、事件から10年前に次亜塩素酸ナトリウムによる野菜等の
消毒作業を取りやめていたのです。

 もし、カイワレ大根に対し次亜塩素酸ナトリウムによる消毒作業
を行っていたら、あの事件は起きていなかった、3人の子供の命を
失うことも無かったのにと悔やまれてなりません。

 堺市内34校のうち、1校だけは一人の患者も発生していません
でした。その学校では、栄養士の指示で、3時間水道水に浸漬して
いたのです。微量の残留塩素と大量の水による菌の希釈で発病に至
らなかったことが追試験でも立証されています。

 規定の塩素消毒をしていたら、事件は起きていないと言えます。
このことは、マスコミもあまり報道されていません。事件後は、ま
た、次亜塩素酸ナトリウムを調理場にまき散らしているような状態
です。

http://food.kenji.ne.jp/review/review469.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ここではかいわれ大根が食中毒の原因であると断定したような書
き方になっています。調査にかかわった人や保健所などで食中毒に
ついて調べる仕事をしている人の間では、今もまずこういう認識に
なっているはずです。

 裁判で争われたのは、あくまで「公表」についてであって、原因
については一貫して「かいわれ大根が原因となった可能性が強い」
(ただし、直接的な証拠はない)ということです。そのあたりの事
情は先に紹介したメールで語られています。

 その上で、事件当時の政府の発表などについては、いろんな問題
を今に残していると考えています。

 当時の担当大臣が今は総理大臣をやっていて、原発事故に関して
同じようなことを繰り返している…というのは余談です。

 この裁判の報道については、かいわれ大根に対する不安を煽った
マスコミが今度は国を悪者にし、かいわれ大根の生産者を被害者に
しはじめました。かいわれ大根生産者が受けた被害の、本当の加害
者はマスコミではないのか?と当時私は思ったものです。

 刺身は食中毒の原因になりやすいので、保存温度と調理してから
の時間に注意しましょう、と同じように、かいわれ大根をはじめと
す生る野菜はよく洗わないと意外な食中毒の原因になるので注意し
ましょう、と言えばよかったのです。(その後いろんな野菜がO1
57による食中毒の原因になり得ることはアメリカで立証されまし
た。)

 最後に、「農園では次亜塩素酸ソーダを使用されていた」という
件については、以下のような興味深い情報がありますので、紹介し
ておきます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

質問:植物内部の微生物汚染について 登録番号: 1128 2006-12-11

 野菜殺菌の研究を行っています。野菜の表面を殺菌することによ
って大部分の野菜についてはその効果が認められていますがカイワ
レ大根や水菜など水耕で栽培されている野菜については、殺菌後に
おいても大腸菌群などが死滅せずに検出されてしまいます。水耕栽
培ということで植物自体が軟弱のため、ちょっとしたことで傷がつ
き、そこに菌が多く存在していると考えていますが、植物内に菌が
存在しているかどうか疑わしいところもあります。そこで、無傷の
健康体の植物内部に、ウイルスではない細菌レベルの大きさの微生
物が、存在しているのでしょうか。存在するとすると、その進入経
路はどのようなものか教えていただきたく存じます。以上よろしく
お願いいたします。

回答:

 日本植物生理学会 みんなの広場 質問コーナーのご利用ありが
とうございます。「無傷の健康体の植物内部に」細菌が存在するか
どうか、とのご質問ですが、お答えとしては「植物細胞の内部」に
は細菌はおりません。ただし、特殊な場合、例えば、マメ科植物の
根に根粒菌が感染した場合には、細胞の内部にバクテロイドという
形で存在はします。その他では、健康でない、細菌病に感染した場
合で、宿主植物側が抵抗性を示さないときには、生きた宿主細胞と
感染した細菌が共存する部分が出来ます。

 健康な植物体の細胞内部には細菌や糸状菌などの微生物がいない
ので、「表面に着生」する微生物を殺菌した組織や器官切片を無菌
的に培養することができるのです。

 細胞培養、組織培養、器官培養などの無菌培養系は植物バイオテ
クノロジーの基本技術として広く利用されています。水耕栽培した
作物の殺菌が出来にくい理由は分かりませんが、培養液の中にはた
くさんの微生物が繁殖しており、根はその全表面が培養液と接触し
ていますね。土壌にはたくさんの空隙があり、細菌のいる土壌粒子
表面との接触は、水耕栽培に比べたら少ないことが考えられます。
これらの条件の違いが、着生細菌の量に影響をおよぼしているのか
もしれません。

 微生物と植物との関係はたいへん複雑ですが、同時にたいへん大
切な関係にあります。ふつうに栽培(生育)している植物の表面に
は、極めてたくさんの種類の細菌類が着生しています(着生細菌あ
るいは付着細菌と呼ばれ、多くの研究の対象となっています)茎葉
などの地上部と根の場合とで、状況は少し違いますが、植物表面は
平滑でなく、表皮細胞がジグソーパズルのように凹凸を持って詰ま
っています。表皮細胞の細胞と細胞との境目などに着生細菌が詰ま
っており、ほとんどが「バイオフィルム」と言われるようなフィル
ム状の集団となっています。また、根や葉の表面から分泌される粘
液質の中に食い込んだ形でいる場合も多く観察されています。

 最近の研究で、これらの着生細菌の中には、植物ホルモンを生産
して植物の生長にプラスに働くもの、氷核タンパク質という氷の結
晶ができる核になる特殊なタンパク質を生産して、植物表面に氷の
結晶生成を促進して傷害を与えるもの、植物の分泌物を代謝して病
原菌の抑制物質に変えるもの、空気中の汚染物質を分解する働きを
持つものなどがあることが明らかになりつつあり、これらの着生細
菌を逆に利用しようとする研究もはじまっています。

 どの程度の「殺菌」を目指して、「野菜殺菌」の研究をなさって
おられるのか分かりませんが、研究レベルでも、野外で栽培した植
物を完全殺菌して培養系に持ち込むことは至難のことです。ある研
究結果では、露地栽培作物の葉の表面には、1平方センチメートル
あたり、1千万から1億個の微生物が着生していると報告されてい
るほどです。

 無菌培養にする材料植物は温室や培養室などで生育させたものを
使用するのがふつうです。

http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_search.cgi?stage=temp_search_ques_detail&an_id=319
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「殺菌」というのが特に生きた細胞に関しては簡単ではなさそう
なことはよくわかります。

 また、問題の事件でも、同じかいわれ大根を食べたたくさんの家
庭や施設では問題はありませんでした。

 やはり野菜も魚と同じように、「適切な調理と管理」が重要だと
いう、当たり前のことが残るだけのようです。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q.今回の原発事故の関連です。放射性物質の対策として、天然の
粗塩、梅干、味噌や醤油などの発酵食品がいいとネットにありまし
た。これもトンデモ記事の一種でしょうか?

【梅のクエン酸のキレート作用について 】
 キレート作用がある物質は、カルボニル基(-C=O)を持ち、
前述している通り医学界でも薬として使われており、強いキレート
薬は、キレート効果が強い代わりに当然、化学物質としての副作用
(毒性)も強い。

 しかし、クエン酸は、キレート作用としては、中程度の力(カル
ボニル基-C=Oを3つ持っている)を発揮し、長期に使用すれば、
キレート効果としては、強いものと同じ位の力を得られる。この効
果を活用されたのが、牛尾盛保博士で、放射能被ばく者に放射性物
質を体内から除去するため、梅を活用されていました。(文献内容:
広島で放射能にかかり、20年間白血球が減少し続け、ほとんど死
にかけていた婦人に、梅干し療法を試みたところ、半年ほどで、す
っかり元気になってしまったと報告しています。)

 キレート効果を目的とした薬はあるが化学物質なので、天然のも
ので、人体に無害で、また、天然のものの中では、最高の除去効果
が見込めます。さらに、風邪や雑菌(大腸菌)の予防や、血液中の
疲労物質(乳酸)の分解などにも効果的に働きかけるので、今回の
被災者に対して、多面に有効なものである。

⇒ 
http://www.dentousyoku.or.jp/2011/03/post_133.php
 より

他にも⇒ 
http://debuneko.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-3960.html
 などなど

渡辺さんのご意見をお聞かせください。よろしくお願いします。

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A.私は別に専門家ではありませんが、トンデモ説とそうでないも
のくらいは見分けられると思っています。

 逆に、質問された方に、こんな説明を聞いて納得されているので
すか?と聞きたいくらいです。私のところに聞いてくださったので
すから、おそらくそうではなくて、単に確認だけだと思いますが。

 そこで私の答えは、こんな説明はインチキに決まっているではな
いか!というものです。

 どこがツッコミどころというのではなく、妄想に生きる人の香り
がただよっていると思いませんか?

 一般的な見分け方は、「事実から述べているか」「理論(屁理屈)
から述べているか」です。

 「こういう事実があったがそれはなぜか?」から始まっているも
のは、正否に関わらず拝聴する意味はあると思います。

 ご質問のものは「キレート作用がある物質は…」から始まってい
ます。更にさかのぼっていくと、「キレート作用でこんな効用があ
る…」という話になっていき、どこまで行っても具体的な事実には
たどりつかないはずです。

 もし、私の認識が間違っていて、どこかに根拠となる大規模な疫
学研究でもあるのなら、話は変わってきます。興味があるなら調べ
てみてください。

 私の勘では調べるだけ無駄というところですので、簡単にトンデ
モと決めつけていますが、こういう態度は正しくないのかもしれま
せん。でも、騙されてしまうよりはましだろうと考えています。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「原発事故についてのいくつかの疑問」
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 相変わらず原発事故の報道が多いですが、それでもちょっとパワ
ーが落ちてきたようです。

 「AERA(アエラ)」の謝罪騒ぎなどもありましたが、その後の週
刊誌で面白い現象が見られています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 福島第1原発事故をめぐり、週刊現代と週刊ポストの路線の違い
が目立っている。現代が、「『放射能汚染』列島 全情報」などの
見出しで危険性を前面に出す一方、ポストは「生半可な知識で恐怖
心を煽ることを慎むべきだ」との立場を鮮明にしている。

2011年3月28日に首都圏の書店などに並んだ週刊現代(4月9日号)
と週刊ポスト(4月8日号)の最新号は、原発事故や「放射能」関連
情報について対照的だった。

 週刊現代の原発関連記事の見出しは、「『体内被曝』は始まって
いる」「世界の常識『安全な被曝』なんてありえない」などとなっ
ている。一方週刊ポストの方は、「実は普段から食べている『放射
線を受けた食品』」「米ソ冷戦時代は日本中が高濃度放射線下だっ
た」といった調子だ。

 現代は、見出しに続く前文風の項目紹介で「『人体に影響は及ば
ない』 政府はそんな認識で本当にいいのか。本誌の試算では『安
全』なんて、とても言えない」とうたっている。記事ではたとえば、
「ECRR(放射線リスク欧州委員会)のクリス・バスビー博士」の
「私がリーダーならば、東京の人も絶対に避難させます。なぜなら
福島原発はまだ放射性物質を放出しつづけています。(中略)避難
させずに後でがん患者が増えたらどうするんですか」というコメン
トを紹介している。

 ポストの小見出しは、「広島、長崎でも『遺伝的異常』は全くな
かった」「『決死隊』より宇宙飛行士のほうが被曝していた」など
だ。前文では、「こういう時こそ、生半可な知識で恐怖心を煽るこ
とを慎むべきだ」として、「放射能をどれくらい恐れるべきか、恐
れなくていいのか」をレポートする、としている。

http://www.j-cast.com/2011/03/28091495.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「現代」はこのところ好調ですし、大相撲の八百長問題で「勝利」
したこともあって、危機を煽る路線に踏み切ったようですが、ちょ
っと品がないですね。

 私もこの件ではいくつか気になっていることがあって、調べてい
るのですが、いま一つよくわかりません。そこで、読者のみなさん
に以下の質問を出して、聞いてみたいと思います。

(1)過去の核実験の時期と比べて、どうなのか?

 週刊誌の記事でも紹介されていましたが、過去にはもっと放射性
物質が降っていたという話があります。それについて相反する情報
があります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 文部科学省は15日、都道府県で実施している放射線量の測定で、
同日夕までに1都7県で、近隣国で核実験があった時などを除き、
過去最高値を観測したと発表した。

(2011年3月16日02時20分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110315-OYT1T00552.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

福島第1原発事故で東京に降り注いだ放射性物質のセシウム137
は、最大となった降雨の21〜22日に、1960年代前半まで行
われた大気圏内核実験で1年間に降った量の3倍近くに達したこと
が25日、分かった。

2011/03/25 18:11 【共同通信】

http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032501000755.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この二つの記事は両立しない、つまりどちらかが間違っているの
ではないかと思うのですが、事実としてはどうなのでしょうか?


(2)チェルノブイリ原発事故の被害

 今回の原発事故はスリーマイル島事故より深刻で、チェルノブイ
リ事故よりはまし、というところだと思いますが、過去のデータと
してのチェルノブイリのときの被害状況がはっきりしません。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

表1.チェルノブイリ・フォーラムによる総死者4000 人の内訳

------------------------------------------------------------
これまでに確認された死者:約60人
------------------------------------------------------------
放射線急性性障害134人のうちの死亡・・・・28人
急性障害回復者106人のその後の死亡・・・・19人
小児甲状腺ガン約4000人のうちの死亡・・・・9人
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ガン死者:3940人
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1986-87年のリクビダートル20万人から・・2200人
事故直後30km圏避難民11.6万人から・・・・140人
高汚染地域居住者27万人から・・・・・・・1600人
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http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/tyt2004/imanaka-2.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 上記が国際会議で認められた推定数だそうですが、同じ文書の中
で著者はこう言っています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 これからは、「今中さん、チェルノブイリ事故ではどれだけの人
が死んだんですか?」と聞かれたら「いまの“私の勘”では、最終
的な死者の数は10 万人から20 万人くらい、そのうち半分が放射線
被曝によるもので、残りは事故の間接的な影響でしょう」と答える
ことにしよう。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 どうも「ガン死者:3940人」というのは実際に死んだ人の数では
ないようです。「これからガンで死ぬ人のうち、これくらいの人が
事故の影響によるもの…」ということだと思うのですが、はたして
本当のところはどうなのでしょうか?


(3)放射性ヨウ素と甲状腺ガン

 チェルノブイリのときも、放射能の最大の被害が子どもの甲状腺
ガンであるとされています。

 放射性ヨウ素が甲状腺にたまって、ガンを誘発するということら
しいですが、こんな情報があります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 甲状腺乳頭がんまたは濾胞がんのリンパ節、肺、骨などへの転移
に対して放射性ヨードを用いた治療を行います。ヨード-131という
放射線を出す物質が入ったカプセルを内服すると甲状腺に取り込ま
れ、そこで放射線が放出されて甲状腺がん細胞を破壊します。

http://www.id.yamagata-u.ac.jp/Radiology/tohoku-gannet/youdo131/youdo131.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ここで言う「ヨード-131」が今問題になっている放射性ヨウ素そ
のものと思いますが、同じ物質のためにガンになり、ガンになった
後は同じ物質がそのガンを治療するということのようです。

 頭が混乱しそうですが、それでよいのでしょうか?

 放射能というのは本当にわかりにくいですよね。ぜひ詳しい情報
をお願いします。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 金曜日に東京に行き、夜行バスで帰ってきました。「節電」をま
じめにやっているのですね。街が暗くて、ちょっと驚きました。

 コンビニの棚がガラガラなのも見ました。そういえば、東京行き
の新幹線も非常に空いていました。来週は大連に行きますが、飛行
機の方はどうなのでしょうか。しばらく前は帰国する中国人でいっ
ぱいで、満席だったと聞きました。

 日曜日は近所で花見の予定です。といってもそのあたりを散歩す
るだけですが、ちょうど見頃になっています。

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--発行--渡辺--宏------- URL http://food.kenji.ne.jp/
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