安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>592号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------592号--2011.03.13------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」「Q&A」「蜂蜜産地偽装」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 東北から関東にかけて、地震で大きな被害が出ています。被災さ
れた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 とはいえ、世間の大ニュースにもあまり反応しないのが当メール
マガジンのスタイルですので、以下平常運転に戻ります。

 で小ネタなんですが、こういうニュースがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 米消費者団体、公益科学センター(CSPI)は16日、着色料
としてコーラ飲料やソースなど幅広い食品に使われる特定のカラメ
ル色素が、がんの原因になるとして、米食品医薬品局(FDA)に
禁止を求める請願書を提出した。

 請願書によると、米政府による動物実験で、アンモニウム化合物
を加えて製造されるカラメル色素に発がん性があると報告されてい
る。

 CSPIは、コーラ飲料などに含まれる糖分の方が肥満などにつ
ながる「より大きな健康リスク」と指摘。その上で、カラメル色素
が「何千人もの米国民のがんを引き起こしている可能性がある」と
訴えている。(共同)2011年2月17日 10:05

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/02/17/kiji/K20110217000262830.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ブログなどで取り上げられていて、ほとんどが毎日新聞の記事を
引用しています。ところが毎日新聞のサイトからは削除されていて、
スポニチのサイトにだけ残っていました。

 他国のこういうニュースをいちいち取り上げるものなのかよくわ
かりませんが、こういうニュースが好きな人もいるものです。

 ちょうどタイミングよく、畝山さんの「食品安全情報blog」で、
カラメル色素についての情報が掲載されていたので、紹介します。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 EFSAのANSパネルはカラメル色素類の安全性を評価し、既存のADI
を改訂して全てのカラメル色素に対してグループADIを設定した。
また ANSパネルはカラメル色素の製造の際に生じる一部の副産物の
安全性を検討し、それらの濃度を技術的に可能な限り低く維持する
よう薦めた。この作業は現在進行中のEFSAによる全ての食用色素の
再評価の一環である。

 入手できる全てのデータに基づき、ANSパネルはこれらのカラメ
ル色素に遺伝毒性や発がん性はなく、ヒトの生殖や子どもの発育に
与える有害影響もない。これらの性質が類似することからANSパネ
ルは4つのカラメル色素に対してグループADI 300 mg/kg体重/日を
設定した。ただしそのうち1つだけ、カラメルE 150cのみについて
はより厳しい値100 mg/kg体重/日を設定した。

 E 150cについて低いADIを設定したのはその成分の1つである2-
アセチル-4-テトラヒドロキシブチルイミダゾール(THI)の免疫系へ
の影響に不確実性があることを考慮したものである。

 これらの色素を許容されている最大量使用した食品をたくさん食
べている成人や子どもではADIを超過する可能性がある。

 またカラメル色素の製造時に生じる副産物は製造工程により様々
である。そのうちいくつかはフランや5-ヒドロキシメチル-2-フル
フラール(5-HMF)などのように毒性学的懸念がある。EU規制のカ
ラメル色素規格についてはこれら構成成分のいくつかについて最大
許容量を設定して更新すべきである。

 他にE150cに存在する2-アセチル-4-テトラヒドロキシブチルイミ
ダゾール(THI)とE150cと E150dに存在する4-メチルイミダゾール
(4-MEI)について検討した。THIについては動物実験で観察された免
疫系への影響のヒト健康への意味について不確実性があることから
E150cの ADIを低くした。THIの免疫影響についてはさらなるデータ
を歓迎する。4-MEIについては最近のがん原性試験の結果も検討し、
色素を含む食品を食べることによる4-MEIの最大暴露量は懸念とは
ならないと結論した。

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20110309#p6
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ここで書かれている「E150c」というのが、「アンモニウム化合
物を加えて製造されるカラメル色素」にあたるようです。他のカラ
メル色素より少しリスクが大きいとされていますが、カラメル色素
を含む食品を食べても危険はないというのが結論です。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q.もち米を蒸して味見をしたところ、薬品のような苦味がして口
の中が刺激を受けてひりひりした感じになりました。店側にさめた
蒸し米をもって行きましたが、味はなんともないから検査はしない
といわれました。口の中のヒリヒり刺激感は夜まで続き、夜中に軽
い腹痛、あくる日は朝と夕方に下痢でした。次の日に別のメーカー
のもち米を蒸して味見したところ前回ほど強烈ではありませんが、
すこし同じような味を感じ、口の中が同じようにヒリヒリしたよう
に感じました。これはいったい餅米の何に反応したのでしょうか?

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A.「さめたときには異常がない」「他のもち米でも少し異常があ
る」ということを考えると、もち米ではなくて、蒸し器の方で、何
か揮発性のものが出ていたように思います。

 蒸すときはどのようにされましたか?

 一部でも残っていれば、分析は可能と思います。消費者センター
のようなところに相談すれば、何かわかるかもしれません。

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Q.カルシウムこんにゃくに対するご回答ありがとうございました。
その中で一点だけ再質問します。こんにゃくのカルシウムは、凝固
剤に由来するものとのことですが、「5訂日本食品標準成分分析表」
によると、こんにゃく100g中のカルシウム量は、原料の精粉で、
57mg、板こんにゃく(精粉)43mg、板こんにゃく(生芋)
68mg、糸こんにゃく75mgとなっています。凝固剤は何か記
載がありませんが、原料と製品で大差なく、凝固剤に由来するとの
考え方と矛盾しているのではないでしょうか?

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A.なるほど、一見おかしいですね。でも、答えは「使用量」なん
です。

 前回紹介したサイトでの、こんにゃくの作り方はこんなものです。

「コンニャク粉に30〜50倍の水を加えてかき混ぜ、糊状とし、
コンニャクの5〜7%の水酸化カルシウムを50倍の水に溶かした
液を凝固させて作る。」

 まず、原料のこんにゃく芋から直接作ることは少なく、普通は精
製した「こんにゃく粉」を使います。これはほぼ純粋のグルコマン
ナンですので、ミネラル分はほとんど含まないと思います。

 さらに30倍以上薄めますので、たとえこんにゃく芋をそのまま使
ったとしても、こんにゃく芋由来のカルシウムは100グラムあた
り最大で2mgというところでしょう。こんにゃく粉で作るとほぼ
ゼロです。

 また、ご指摘の各種類での微妙なカルシウム量の差は、凝固剤の
使用量によっていると思います。

 ということで、計算してみると矛盾しないのではないかというの
が私の回答です。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「蜂蜜産地偽装」
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 蜂蜜の産地偽装事件が報道されています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 岐阜県養老町の蜂蜜製造販売会社「フラワーハネー」が産地を偽
装して蜂蜜を販売していた問題で、同社の西尾利也社長が9日、読
売新聞の取材に応じ、「15年以上前から繰り返していた。ばれな
いと思っていた」などと偽装の経緯を説明した。

 県警は商品の成分鑑定を専門機関で進めており、結果を待って不
正競争防止法違反の疑いで同社の捜索に乗り出す方針だ。

 西尾社長は「消費者を裏切る結果になり、大変申し訳ない」と謝
罪し、偽装が始まった時期について「私が入社した15年ほど前に
はすでに行われていた」と説明。「産地の天候不順などで国産を十
分に確保できず、安定供給のためにやった。安く調達する目的だっ
た時期もあった」と理由を明らかにした。

 さらに、中国産は国産と比べて味が淡泊で、味に癖がある一部国
産品と混ぜることで品質を調整していたこともあるとし、「偽装の
理由は一つではなく、その時々によって猫の目のように変わった」
と話した。

 また、西尾社長は「内部告発でもない限り、ばれることはないと
思っていた」と違法性を認識しながら偽装を続けていたことを認め
る一方、食品偽装問題が相次いで表面化したここ数年は「罪悪感が
あった」と振り返り、「消費者の信頼を取り戻したい」と語った。

http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/110310_5.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 産地偽装事件を起こした会社の社長としては意外なほどあっさり
と認めています。きっとよい人なんでしょうね。

 その会社のサイトでのお詫びです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

お客様各位

 いつもみつばちの郷をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
この度、大変申し訳ないご報告をいたします。実は弊社は長年にわ
たり国産あかしや蜂蜜、国産野の花蜂蜜に中国産あかしや蜂蜜を混
ぜて販売しておりました。大変申し訳ございません。

 混入開始の原因は、同業他社との価格競争、商品の安定供給(慢
性的な国産蜂蜜不足)、野の花に関しては味や色の調整のためです。
混入は15年以上前から継続的に行っており、どんな理由を並べよう
とも許されるものではありません。本当に申し訳ございません。

 現在対象商品(賞味期限内)の回収・返金もしくは交換の作業を
行っておりますが、みつばちの郷の通販でご購入のお客様には別途
書面にてご連絡申し上げます。スーパーなどでお買上げのお客様は
お手数をおかけしますが、お名前、ご住所、お電話番号をお書き添
えのうえ、弊社まで着払いでご返送いただきますようお願い申し上
げます。使用途中の商品であっても回収・返金させていただきます
が、瓶があるものみの回収とさせていただきます。

 返品・返金の対象は、160g以上の野の花、あかしやのみとさせて
いただきます。その他の商品に関しましては、表示に間違いござい
ませんので、ご返金の対象とはなりません、ご了承くださいませ。

 なお、中国産はちみつの安全性に関しましては、輸入時の農薬検
査、輸入後の成分分析も行われており、農薬、抗生物質の残留も無
く安全です。またはちみつ以外の糖が混入していることもなく、天
然のはちみつであることに間違いありません。

 今後は二度と同様の事態を招かないよう再発の防止に努めて参り
ます。

http://www.38nosato.jp/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この商品を扱っていた団体からも報告が出ています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

ご利用者のみなさまへ
株式会社フラワーハネーによる原産地不適正表示につきまして

株式会社大地を守る会
商品本部長 水谷康孝

 この度、株式会社フラワーハネーが製造した国産蜂蜜の一部で、
中国産の蜂蜜が混入していた事実が判明致しましたため、2月23日
より同社製造製品のお届けを見合わせさせていただきました。さら
に、2月23日からの弊社品質保証担当者による現地調査にて事実関
係・詳細を確認いたしましたところ、弊社取扱の製品におきまして
も中国産蜂蜜の混入の事実が判明致しました。

 ご利用者のみなさまには、ご迷惑おかけいたしました事を深くお
わび申し上げます。

 まずはみなさまに、下記に経過等をご報告させていただきますと
ともに、対象となる蜂蜜製品およびそれを原料に使用した製品の特
定を急ぎ、回収方法などについては、あらためてご案内させていた
だきます。

  2011年2月18日(金)に、株式会社フラワーハネーより「当社製
の国産蜂蜜に中国産蜂蜜の混入の疑いがあるという指摘を受けた」
との報告を受け、弊社では株式会社フラワーハネーに対し事実関係
の確認を進めてまいりました。2月21日(月)に株式会社フラワー
ハネーは、地元西濃保健所に届出を行ない、保健所による調査が実
施され、同社より中国産アカシア蜂蜜の混入があった旨の告知が行
なわれました。

 翌2月22日(火)に、株式会社フラワーハネーに詳細の確認を行
なったところ、弊社取扱製品についても中国産の蜂蜜が混入してい
た事実が判明致しました。そのため、2月22日(火)仕分け(2月23
日(水)お届け)分より、同社製造製品の供給を中止いたしました。
混入の実態・詳細把握のため、翌2月 23日より現在まで、弊社品質
保証グループの担当者による現地での調査を行い、より正確な情報
収集を行なっているところです。

https://store.daichi.or.jp/NewsDetail/index/contentscd/9/year/0/no/243
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 さて、実はこのところ立て続けに同種の産地偽装事件が発覚して
います。まず昨年10月のニュースです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 中国産などのはちみつを国産と偽って販売したとして、さくら署
と県警生活環境課は25日、不正競争防止法違反の疑いで、さくら市
向河原、養蜂業鈴木伸行容疑者(51)と妻で従業員の恭子容疑者
(43)を逮捕した。  同法違反容疑では、汚染米不正転売事件や
うなぎの産地偽装5 件事件が摘発されているが、はちみつ商品に関
しては全国初という。  逮捕容疑は昨年1月中旬〜今年6月中旬
ごろまで、4回にわたり、中国産アカシアはちみつに国産アカシア
はちみつを混在させたほか、メキシコ産なのに「国産天然はちみつ」
などと商品の原産地を偽って表示し、さくら市内などの直売所3店
舗で約220点(販売価格計約8万4千円)を販売した疑い…

http://www.47news.jp/news/2010/11/post_20101126111210.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 次は今年の2月、最近ですね。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 (株)みちのく蜂舎は、「国産アカシア蜂蜜」に、色や風味を調整
するため中国産アカシア蜂蜜を混ぜて販売していたとして、商品の
回収・返金を行うと発表した。なお、混入していた中国産蜂蜜は正
規輸入審査に合格した安全なものであるという。

http://www.excite.co.jp/News/recall/20110228/Recall_15630.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 こちらもほぼ同時期です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 カナダ産などの蜂蜜を国産と偽って表示、販売したとして、県は
15日、日本農林規格(JAS)法に基づき、相模原市緑区の養蜂・
販売業者「ほくと蜂舎」に改善の指示を行った。また、県警は同日
、不正競争防止法違反(誤認惹起(じゃっき)行為)の疑いで、同
社工場など3カ所を家宅捜索した。

 県によると、同社は2009年10月から10年12月までの間、県外
の業者から仕入れたカナダ産とニュージーランド産のクローバー蜂
蜜を、品名「国産クローバー蜂蜜」、原産地「北海道」と表示し、
少なくとも約330キロ(450グラム入り瓶737個)を、一般
の消費者や小売店に販売したという。

http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kanaloco-20110216-1102160002/1.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 冒頭のフラワーハネーに加えて、みちのく蜂舎、ほくと蜂舎と立
て続けに発覚しています。ネットで「国産」として販売されている
ところはだいたい嘘なのではないか…と思ってしまう事態です。

 しかし、どうもこれにはウラがありそうです。こんな記事を見つ
けました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 「中国産」のハチミツを「国内産」と偽って販売している業者が、
各地で相次いで明らかになりました。中には20年前から産地を偽
装している業者もあり、消費者庁は調査をすすめています。

「私たちの分析結果だと中国産のハチミツ」(同位体研究所 塙章氏)

 「安心・安全な国産」として全国の百貨店やインターネット上で
販売されていたハチミツ。私たちが専門の分析機関で調べたところ、
中国産のハチミツが大量に混じっていることがわかりました。

 このハチミツを製造販売していた岐阜県の「フラワーハネー」の
社長は24日朝、JNNの取材に対し、産地偽装を認めました。

 関係者によると中国産のハチミツは国産の3割から4割程度の値
段だということです。

 一方、栃木県の「みちのく蜂舎」も中国産のハチミツを「国産」
と偽って20年前から販売していて、先週、県の立ち入り調査を受
けました。

http://ameblo.jp/hiroto2009/entry-10812460145.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 どうもこの「同位体研究所」というところが、一斉に分析して、
怪しいところを届け出たらしいのです。

 同位体研究所のサイトの解説です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 蜂蜜の産地の判別は、欧州においても英国やドイツ、フランスで
取り組みが行われており、ヨーロッパ各地の蜂蜜を産地別で判別す
る研究が行われている他、欧州産と中国産蜂蜜の判別検査が民間検
査機関により提供されています。 

 蜂蜜の炭素安定同位体比、酸素安定同位体比(欧州では水素安定
同位体比が使用される場合が多い)は、蜜源となる花の安定同位体
比を反映しています。アカシアを例にとると、アカシアの生育地域
の気候(湿潤な気候か、乾燥した気候か、生育地の緯度や高度)が
安定同位体比に反映されます。この生育地域で異なる安定同位体比
を利用して蜂蜜の産地の判別が可能となります。

 またハチミツには蜜源による種類の違いがありますが、例えばそ
ば、とち、菩提樹、クローバー、ミカン、レンゲなど蜜採取の地域、
採取時期が異なる為、種類毎に判別に使用するデータが異なります。

 アカシアの場合であれば、東日本を中心とした地域が産地であり、
レンゲとなれば九州などが中心となります。このような地域や開花
時期の差は、ハチミツの安定同位体比値に反映されています。

 またハチミツには、いろいろは花からの蜜を意味する「百花ハチ
ミツ」がありますが、このようなハチミツの場合には、蜜源を特定
したハチミツとは異なり分析はより困難となります。このような場
合、北海道産や、長野産など、生産地域の蜜源が地域として特徴あ
る値を示す地域の場合には、由来の確認も可能となりますが、由来
不明(例えば国産)の場合には、産地判別精度は低下する為、検査
には制約があります。

 外国産蜂蜜については、蜂蜜の種類により生産国が異なります。
アカシアであれば主体は中国、東欧となります。一方、クローバー
のような蜜の場合は、カナダ、ニュージーランド、アルゼンチン、
そしてミカン・オレンジであればメキシコ、南欧、米国など生産地
域が異なります。それぞれの国では、安定同位体比に特徴を有して
おり、この特徴をポイントとして判別が行われます。また気候的に
類似しているカナダと北海道の場合でも、安定同位体比の点からは、
水素安定同位体比に違いがあり、判別が可能となります。同位体研
究所は、地域により異なる安定同位体比の特徴を踏まえて、判別に
用いる安定同位体を選択しています。

http://www.isotope.ac/cn6/test_honey01.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ここは同位体の測定を事業として行っているので、その技術のア
ピールのためにやっているようです。

 バレないだろうと思って偽装を続けていた蜂蜜業者にとっては迷
惑な話ですが、文句を言える立場ではないですね。

 ここではいろんな食品の産地とか、有機農産物の検査とかをやっ
ているようです。有機JASは嘘ばかり、というのはすでに有名で
すが、実際に検査してみると面白いことになるでしょう。

 「内部告発がない限りバレない」という信念?が過去のものにな
ったと言えます。ここでも「昔はよかった」と思う人が多いのでし
ょうね。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 大地震で東北の方は大変なことになっています。年に何度かは花
巻に行っていましたので、よけいに心配しています。レンタカーで
海岸まで行ったりしましたが、あのあたりは津波の被害を受けてい
たところで、海の近くではなくて崖の上に村があるのが普通です。
そういうところは大丈夫と思っていましたが、やはり被害が出てい
るようです。一人でも多くの人が無事でありますように。

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-592号----------------- e-mail why@kenji.ne.jp -------------
--発行--渡辺--宏------- URL http://food.kenji.ne.jp/
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「宮沢賢治の童話と詩 森羅情報サービス」
http://why.kenji.ne.jp/
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 購読者数4058名です。ご購読ありがとうございます。
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