安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>590号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------590号--2011.02.27------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」「Q&A」「ラドン」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 こんなメールをいただきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 世の中の動向の参考にと、「安心!?食べ物情報」をいつも読ませ
ていただいています。ありがとうございます。

 とくに、Q&Aをみていると、こんなに心配ばかりしていて、よ
く食べるものがなくならないな・・・と感じさせられます。(おそ
らく、そういった人むけに、心配をあおって購入させる商品がたく
さんあるから、食べるものがあるのでしょうね)

 今回、2月20日付のQ&Aで、「Q.酒粕(米、こうじ、醸造
アルコール)を先月たくさん買ってしまいました。賞味期限11年11
月11日と書いてあります。冷蔵庫の野菜室に入れていましたが少し
白い点が全体に出てきました。これはかびなのでしょうか?毎日沸
かして飲んでいますが大丈夫でしょうか?」
と言うものがありましたが、カビかどうかを心配する前に、賞味期
限は開封前の物のみに当てはまる、ということを認識していただく
ほうがいいように感じます。

 「毎日沸かして飲んでいる」ということは、開封から日数が経過
していると読めます。

 しかも、野菜室。開封後の保存方法にもし「冷蔵」とあるなら、
不適切と思われます。

 賞味期限は開封して適当に保管していても当てはまる、と思って
いる人が多すぎることが心配です。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 なるほど、おっしゃるとおりです。酒粕は普通3ヶ月くらいの賞
味期限で売られているらしいですが、この質問のは一年になってい
ます。密封包装していたのかもしれません。

 開封したものについては賞味期限の対象からはずれますが、ご質
問では賞味期限を気にしていたというより、白いものが出てきたと
いう内容でしたので、別に問題はないと考えました。

 でも、ご指摘のような観点も必要だったかもしれないですね。

 次は韓国の口蹄疫の続報です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 「血が混じっている水が出てきた」――。家畜の伝染病、口蹄疫
(こうていえき)が猛威をふるう韓国で、ずさんな殺処分が原因と
みられる苦情が住民から相次いでいる。埋められた家畜の体液が土
中にしみ出し、地下水や土壌を汚染しているのが特に深刻とみられ
ている。全国で埋められた牛や豚は335万頭以上。韓国政府は、
被害を食い止めようと必死だ。

 韓国政府は15日、口蹄疫や鳥インフルエンザのために家畜を埋
却した場所が全国で4632カ所に上っており、2月末までに埋却
地の点検を徹底する、と発表した。

 韓国メディアは連日、「水に血が混じって変な味がする」「埋却
地から鼻が曲がるほどの異臭がする」といった周辺住民の声を大き
く取り上げ、行政の適切な対応を促す。政界では野党も政府の無策
ぶりを糾弾。民主党国会議員は、埋められた全ての家畜の体液の総
量を人口で割ると、国民1人あたり1.2リットルにあたる量が予
想されると警告した。

 汚染の原因は様々挙げられているが、あまりの殺処分頭数の多さ
に家畜を安楽死させる薬が底をついたことも指摘されている。政府
は中国から急きょ薬を輸入したものの成分が弱かったことなどから、
家畜を生きたまま埋却するケースが各地で相次いだという。李万儀
・環境相は11日に出演したラジオ番組で「家畜が完全に死んでい
ないまま埋めれば、二重に敷いたビニールシートもツメや口で破れ
る恐れがある」と語った。

 季節が春に向かうことにも警戒が強まる。いったん埋めた豚が膨
張して、土の中からはみ出てきた事例もすでに報じられている。気
温が上がれば腐敗が進み、悪臭などが広がりかねない。埋却地自体
の自然崩壊や大雨による流出の恐れも指摘される。

 専門家らからは、家畜を焼却したり、切断したりして埋却すべき
だとの声も出ているが、処理コストが膨れあがるのは避けられない。

 政府は埋却地の崩壊などは報告されていないとしているものの、
南東部の慶尚北道の埋却地89カ所を調べたところ61カ所が何ら
かの補修の必要ありとの結果が出たことを明らかにした。

 李明博(イ・ミョンバク)大統領は最近、大統領府の幹部会議の
たびに「地方自治体と協力し、水質汚染など環境問題が発生しない
よう細心の注意を払わねばならない」とげきを飛ばすが、口蹄疫と
の戦いは、まだしばらく続きそうだ。

http://www.asahi.com/international/update/0217/TKY201102170413.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 なかなか困ったことになっているようです。また日本にも飛び火
してこなければよいのですが…。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q.検査時のショハツ菌が10の2乗でしたが、10℃で10日放
置したところ、10の2乗でした。このような場合何が考えられま
すか?教えて下さい。

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A.サンプリングの方法がわからないので、詳しくは言えませんが、
以下の記事が参考になると思います。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

□食品会社で品質管理を担当するものです。

 通常当社自主検査では初発、24時間後、48時間後の細菌検査をす
ることが多いのですが、通常、時間の経過とともに菌数が上がる所、
逆転(時間の経過ごとに菌数が減る)することが多々あるのです。

 検体をとる際の部位や培地の温度も菌数に影響があると思います
ので、そういう結果になる場合がまれにあるということは考えられ
るのですが、逆転した結果になることが当社では頻繁にあり、それ
は一般生菌数、大腸菌群の検査どちらにも見られます。

■10℃で保存ということですが、この条件下では一般細菌数は急激
には増加しないと思います。初発の菌数は3乗から4乗くらいでは
ないかと思うのですが、これにかかる係数は誤差と考えて差し支え
ないと思います。

 例えば初発6×10**3(十の3乗と読んでくださいね)とし
て、保存品が3×10**3ならば、これはサンプリングによる誤
差である可能性が高いです。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1440792.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 引用した部分以外も読んでみてください。また、以下のページも
参考になると思います。(このサイトは細菌検査に関して非常に役
に立つ記事が多くあります。)

http://www.jarmam.gr.jp/situmon/seikinsuu.html

 結論は10℃程度ではそれほど一般生菌数は増えないということ
なのではないでしょうか。

 一般生菌数というのはすべての細菌を見ているわけではなく、
「ある一定の条件下で発育する中温性好気性菌数」を調べています。

 温度が低かったり、空気が遮断されていたりすると、その間はこ
ういった菌はあまり増殖しません。

 一般生菌数では出てこない、低温細菌や嫌気性の細菌は増えてい
る可能性はあるのかもしれません。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「ラドン」
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 空の大怪獣…ではなくて、「ラドン温泉」などでよく聞くもので
す。

 ラドンは希ガス系の元素です。ほとんど化合物を作らず、気体の
ままであることは希ガスの特徴です。問題はこのラドンという元素
はすべて放射能のある同位体ばかりなことです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 最も半減期の長いラドン222はウラン238を始まりとするウラン系
列に属し、起源はウラン238(半減期4.468×10^9年)→ウラン234
(2.455×10^5年)→トリウム230(7.538×10^4年)→ラジウム226
(1600年)→ラドン222(3.8日)である。 ラドン222の壊変生成物
は数十分の半減期で高エネルギーのα線3本及びベータ線2本の放射
線を出して鉛210(約22年)に至る。

 ラドンの同位体には特に名前が付いているものがある。ラドン222
を狭義にラドン、ラドン220をトロン(Thoron、記号Tn)、ラドン219
をアクチノン(Actinon、記号An)と呼ぶ。ラジウム、トリウム、
アクチニウムの壊変によって得られることに由来し、それぞれ別の
気体と考えられていた頃の名残である。

 なお、ラドン222はWHOの下部機関IARCより発癌性があると (Type1)
勧告されており、土壌に含まれるラドンが地下室に蓄積することなど、
危険性が指摘されているが、体に良いと言って好んで吸う人もいる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%B3
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 このラドンからの放射線が、いわゆる自然放射能の主となるもの
だということがわかってきています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 私たちは常に宇宙、大地、食物などの自然界から放射線を受けて
生活しています。衛生環境研究所では国と共同でその放射線の量に
変化が生じていないか測定しています。

 近年、私たちが自然界から受ける放射線の中で、ラドンからの放
射線が大きな割合を占めていることがわかり、ラドンの濃度分布な
どが全国的に調査されています。今回はこのラドンからの放射線に
ついてご紹介します。

1.ラドンとは

 ラドンというのは、ラジウムから発生する無色・無臭で弱い放射
線を出すガス状の天然に存在する物質です。ラドンは地球上のどこ
にでも存在しますが、花崗岩(みかげ石など)地帯では存在量が多
いと言われています。また、建物の建材からも発生します。

2.ラドンからの放射線

 ラドンは気体なので呼吸などを通して体内に取り込まれやすく、
弱い放射線ですが、高い濃度のラドンを長い時間吸入し続けると肺
の内部で放射線の影響を受けることになります。

 人が自然界の放射線から受ける線量の半分以上がラドンによるも
のであると言われています。国内のラドンに関する実態調査による
と、家屋内のラドン濃度は欧米に比べるとかなり低く、アメリカの
3分の1程度です。これは、欧米では石やコンクリート製の建物が多
いのに対し、日本はラドン発生量が少ない木造家屋が多く、木造家
屋は比較的通気性が良いためと考えられています。なお、宮崎県の
家屋内ラドン濃度については全国平均に近い値となっています。

 また、日本では屋外のラドン濃度は屋内の半分以下といわれてい
ます。ラドンの濃度やシックハウスの原因を減らすためにも、部屋
の換気は適度に行いましょう。

http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/fukushi/eikanken/news/07.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 地下室なんかが最悪だという話です。上記ページにはグラフがあ
りますが、それによると自然界での放射線の割合は以下のようです。

ラドン 1.26ミリシーベルト
大地  0.48ミリシーベルト
宇宙  0.39ミリシーベルト
食物  0.29ミリシーベルト

 宇宙からというのは「宇宙線」です。食物からというと、代表的
なものはカリウムでしょうね。とにかく、私たちが日常的にあびて
いる放射線の約半分がラドンから来ています。

 そのラドンの影響ですが、次のように要約されています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■疫学調査は、住居のラドンが一般集団の肺がんリスクを増加させ
ることを確認した。ラドンによる肺がん以外の健康影響に関しては、
一貫した結果はえられていない。

■全肺がんのうちラドンに関係したものの割合は、国のラドン濃度
平均および計算法の違いによって、3%から14%の間と評価され
ている。

■多くの国でラドンは喫煙に次ぐ最も重要な肺がん原因である。ラ
ドンは、生涯非喫煙者であった人々より、喫煙者あるいは過去に喫
煙していた人々で肺がんを誘発していると思われる。しかしながら、
ラドンは、非喫煙者の肺がんの第一義的な原因である。

■リスクが無くなるラドン曝露のしきい値濃度は知られていない。
例えラドン濃度が低くとも、肺がんのリスクは少し増加する。

■大多数のラドン誘発肺がんは、高濃度のラドンよりは低ないし中
濃度のラドン濃度での被ばくが原因である。これは、一般に少数の
人々しか高濃度の住居ラドンに被ばくしないからである。

http://www.niph.go.jp/soshiki/seikatsu/radon/WHO_radon_handbook.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「喫煙に次ぐ」肺ガンの原因であり、「非喫煙者の肺ガンの要因」
であるわけです。

 ラドンの影響は少し複雑で、ラドンそのものと、ラドンが放射線
崩壊してできた元素の影響とがあります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 アルファ線を放出して、ポロニウム-218(218Po)になり、さらに
崩壊が続く。ポロニウム-218(218Po、3.05分)→鉛-214(218Bi、
26.8分) →ビスマス-214(218Bi、19.9分)→ポロニウム-214
(214Po、0.00016秒)→鉛-210(210Pb、22.3年)。ラドンがあれば、
4種の短寿命放射能がある。

 天然に存在する放射能による被曝の中で、ラドンによるものがも
っとも大きくなる恐れがあると考えられるようになっている。

 ラドンによる内部被曝よりも短寿命放射能の影響が大きく、特に
吸入した粉塵に付着した放射能から放出されるアルファ線が問題に
なる。10,000ベクレルを吸入した時の実効線量は0.065ミリシーベ
ルトとしている。

 肺の内部被曝がもっとも重視されている。以前からウラン鉱山で
働く労働者に肺がんが多発していることは指摘されていたが、欧米
では1970年代以後に一般家庭でのラドン被曝の影響が議論されるよ
うになった。時には、ウラン高山周辺に近い高濃度になる。日本で
も、この問題に対する対応が進みつつある。

 コンクリートから放出されるラドンが注目されがちであるが、実
際は土壌から放出されるものが重要である。床下では高濃度になり、
木造家屋でも注意が必要で、換気を十分にして、被曝を軽減できる
であろう。

http://cnic.jp/modules/radioactivity/index.php/16.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 そこで私の関心は、「ラドン温泉は安全なのか?」というもので
す。ラジウム温泉というのもありますが、本質的には同じです。

 島根県の三朝温泉が有名ですが、全国にはたくさんの放射能温泉
があります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

島根県 池田ラジウム鉱泉3号泉
山梨県 増富ラジウム温泉
鳥取県 三朝温泉
鹿児島県 猿が城温泉
岐阜県 湯之島ラジウム鉱泉保養所
山口県 ふかたに峡温泉
新潟県 五頭温泉郷 村杉温泉
新潟県 五頭温泉郷 今板温泉
新潟県 五頭温泉郷 出湯温泉
広島県 潮原温泉松かわ
広島県 おおあさ鳴滝露天温泉
広島県 田原温泉5000年風呂
広島県 羅漢温泉
広島県 せら香遊ランド香遊温泉
長野県 いいだ温泉
福島県 霊泉やわらぎの湯
新潟県 栃尾又温泉
岡山県 あわくら温泉黄金泉
広島県 賀茂の里温泉
山口県 石船温泉
広島県 千代田温泉2号
広島県 宮浜温泉2号井
広島県 高宮温泉たかみや湯の森
長野県 渓谷の宿いちかわ
愛知県 猿投温泉ホテル金泉閣
福島県 母畑温泉
兵庫県 フォレストステーション波賀
広島県 筒賀温泉グリーンスパつつが
福島県 母畑温泉
北海道 二股ラジウム温泉
秋田県 玉川温泉

http://kadoyasan.com/radium-world.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これらの温泉の放射能は、WHOの推奨値を超えるものがあるそ
うです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

【放射線のラドンは肺がんの原因となる】
日本の温泉は安全か?世界保健機構が新たに警告

5. ラドン温泉は安全か?

 残念ながら、この記事ではコメントできません。

 日本でがんの治療に人気のある温泉はラドンが豊富です。

 放射線を売り物にする温泉(天然、人工があります)は、秋田県
の玉川温泉、鳥取県三朝温泉、山梨県の増富温泉、北海道長万部
(おしゃまんべ)の二股ラジウム温泉、首都圏でも綱島、秩父など
全国に点在します。新潟県阿賀野市の村杉温泉では、2766ベクレル
(リットル当たり?)の高い濃度を売りにしていますが、これはWHO
や米国が推奨している基準、100−150ベクレルを20倍以上大幅に超
えるものです。

 人工の温泉は、台湾の北投温泉で有名な北投石(ぺいとうせき)
(現在は輸出されていない)や類似の放射線鉱石を使用するそうで
す。

 放射線ホルミシス学説というのがあります。「微量の放射線は有
効な刺激効果として作用し、健康上有益である」というものです。
日本の放射線温泉はこの説を根拠にしていることが多いようです。

 世界保健機構(WHO)やアメリカ政府の放射線危険説と相反する
ものですが、現在のところ日本では利用者の自己判断に任せられて
います。

http://www.botanical.jp/library/news/166/index.shtml
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「微量の放射線はかえって健康によい」というのは、よく聞く話
です。はたしてどこまで信用できるかはわかりませんが、微量の放
射線を必要以上に怖がることもないのでしょう。

 ただし、片方のラドン有害説にも根拠がありますので、無制限に
放射線を浴びてよいわけではもちろんありません。

 そういう意味で、ラドンとは関係ないですが、気になるのが以下
の話題です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 CT検査は微細ながん組織などを発見するのに非常に有用ですの
で、最近ではほとんどの病院でおこわなれています。ところが、本
来がんを見つけるCTが逆にがんの原因になっているという話題で
す。

 米国だけでも、CTスキャンの放射線障害により1年間に29,
000人もの人にがんが発生し、また約15,000人が死亡して
いるのだそうです。

 2007年に米国では7,000万回のCTスキャンが行われて
おり、1980年の300万回から年々飛躍的に増加しているそう
です。ところが、CTには通常よりも高い放射線量が使われます。

 例えば胸部CTスキャンでは、通常の胸部X線に比べて100倍
も多く、放射線に暴露する事になります。

 そこでこの研究者らは、このCTスキャンによる放射線障害を推
定するコンピューターモデルを構築しました。

 そしてその解析の結果、2007年には29,000人ががんを
発生し、15,000件のがんによる死亡例が起こっていたと推定
されました。

 その1/3は35歳から54歳の人に発生しており、また2/3
は女性で、さらに子供や10代の青少年も15%発症していたとさ
れています。また、2,000人に乳がんが発生していたと推定さ
れています。

 研究者によると、「CTスキャンを行えば検査収入が病院に入る
ため、多くの病院でCT検査が頻繁に行われている。しかし、特に
必要のない場合はCT検査をやめ、また一回あたりの放射線量を下
げるなどして、放射線障害を最小限にすることが重要である」と警
告しています。

 がんを見つける検査で、がんになってしまったら、元も子もあり
ません。CTを受ける際には、充分に医師と話し合うことが必要の
ようです。

http://www.anti-ageing.jp/show/d201005120002.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 私はこの件については、「さわらぬ神に祟りなし」だと思います。

 最後に、ラドン関係の話に戻ると、「ラドン温泉の素」みたいな
ものが売られているのだそうです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

* 風呂に入れるだけで「ラドン(ラジウム)温泉になる」とうたっ
て販売されている商品は、温泉の定義から外れるもので、使用した
風呂水のラドン・ラジウム濃度も温泉法の基準には大きく及ばない
ものである。

* 実使用を想定して商品から受ける外部被ばく線量を調べたところ、
1日1時間・1年間直近で使用したとしても、ほぼ問題のないレベル
であった。

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20100421_1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これは「健康食品のパラドクス」で、インチキなものだからかえ
って安全であったというオチです。

 商品に高濃度のラドンやラジウムがそのまま入っていたら、いく
ら何でも危険です。雰囲気だけを味わうのが、この種の健康商品の
正しい使い方ですね。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 大連で風邪をひいてしまい、土曜日は一日寝ていました。最近ど
うも無理がきかなくなりました。自重せねば…。

 子どものときに見た怪獣映画では、「空の大怪獣ラドン」が一番
好きでした。舞台は九州で、炭鉱や西海橋などの場面が印象に残っ
ています。今でも「ラドン」と聞くと「空の大怪獣」の方に連想が
行ってしまいます。

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