安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>582号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------582号--2011.01.02------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」「JAS法違反」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 前回掲載した「食の十大ニュース」が以下のサイトで公開されて
います。

Food Watch Japan
http://www.foodwatch.jp/top101230_2.html

 現在、20人の方からの投稿があります。以下のような方々です。

【20】消費生活アドバイザー 瀬古 博子
【19】食問題ウオッチャー 多聞 総太郎
【18】メーカー勤務 多聞 総太郎
【17】食品関連団体役員テンカちゃん
【16】食品産業戦略研究所 主席研究員 難波 勝
【15】荒井 祥
【14】西南農場有限会社 代表取締役 宮井 能雅
【13】東神楽町町議会議 山口千春
【12】フードジャーナリスト 加藤秀雄
【11】日経BPコンサルティング企画出版本部プロデューサー
遠山敏之
【10】柴田書店代表取締役 土肥大介
【9】外食産業新聞社 記者 川端隆
【8】日本食糧新聞社次長・記者 本宮康博
【7】Webサイト「安心!?食べ物情報」主宰 渡辺宏
【6】食の安全情報blog ohira-y
【5】穀物関係機関勤務 コロ
【4】宮城大学食産業学部フードビジネス学科 教授・国際センター長
三石誠司
【3】アンクルアウルコンサルティング主宰 奥井 俊史
【2】国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 第三室 
畝山智香子・登田美桜
【1】横山技術士事務所 所長 横山 勉

 先日(17日)に忘年会で集まった人が多いです。このサイトを
主宰している斎藤氏もいらっしゃっていましたので、そのあたりの
縁で私にも声がかかったようです。私は7番目です。

 この記事の中で一つ、驚いたのが以下のニュースです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

1. 2009年の食中毒死亡者が0件に

 正確には2009年のことですが、報告が出たのは今年なので選びま
した。

 食中毒による死者は戦後間もないころは毎年数百人ほどに上って
いました。しかし、製造や流通技術の発達など、多くの方々の地道
な努力の末、ようやく2009年、食中毒の死者が0名となりました。

 さらに、この記録はこの原稿を書いている時点においても死者0件
は継続中です。この事実が一般には知られることなく、逆に食に関
する不安情報がまことしやかに語られるのは残念でなりません。

http://www.foodwatch.jp/top101230_1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 記事の中で紹介されている、厚生労働省のサイトによると、食中
毒による死者数は以下のようになっています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

2010年 0人
2009年 0人
2008年 4人(セレウス菌1人、自然毒3人)
2007年 7人(自然毒7人)
2006年 6人(サルモネラ1人、ウェルシュ菌1人、自然毒4人)
2005年 7人(サルモネラ1人、自然毒6人)
2004年 5人(サルモネラ2人、自然毒3人)
2003年 6人(大腸菌1人、自然毒5人)
2002年 18人(サルモネラ2人、大腸菌9人、自然毒7人)
2001年 4人(自然毒4人)
2000年 4人(サルモネラ1人、ぶどう球菌1人、大腸菌1人、自然毒1人)
1999年 7人(サルモネラ3人、腸炎ビブリオ1人、自然毒3人)
1998年 9人(サルモネラ1人、大腸菌3人、自然毒5人)
1997年 8人(サルモネラ2人、自然毒6人)
1996年 15人(サルモネラ3人、大腸菌8人、自然毒4人)
1995年 5人
1994年 2人
1993年 10人
1992年 6人
1991年 6人
1990年 5人
1989年 10人
1988年 8人
1887年 5人
1886年 7人
1885年 12人
1884年 21人
1883年 13人
1882年 12人
1881年 13人

http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/04.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 1995年以前は原因物質別の死者が記載されていませんでした。

 「自然毒」はフグと毒キノコがほとんどです。「大腸菌」はもち
ろん「O−157」です。

 こうして見ると、いくつかわかることがあります。

(1)自然毒が圧倒的に多い。

(2)大腸菌O−157は時々大規模に事故を起こしている。

(3)サルモネラはコンスタントに死者を出していたが、2006年を
最後として以降は死者を出していない。

(4)2009年以降は自然毒による死者もなくなった。

 1980年代は10人以上が普通でしたので、かなり少なくなっている
ことがわかりますね。しかし油断は禁物です。特に自然毒について
は、急に減少した理由がよくわからないです。何か関係者の努力が
あったのでしょうか。

 こういうニュースはどんどん報道してもらいたいですね。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「JAS法違反」
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 12月27日に、「平成22年度上半期(4月〜9月)のJAS法違反に係
る指導の件数等について、取りまとめました。」という報道資料が
発表されています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

1) 品質表示基準違反に係る指導は261件

 生鮮食品と加工食品がほぼ半数ずつで、原産地・原料原産地の誤
表示や欠落が約5割となっています。

(2) JAS規格違反に係る指導は29件

 生鮮食品が約6割、加工食品が約4割で、有機でないものに有機と
表示したものが約7割の状況となっています。

http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/hyoji/101227.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「有機」表示に関する違反例が相変わらず多いようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

措置月 違反事業者所在地 品目区分 品目
主な違反内容

平成22年4月 埼玉 農 たまねぎ、じゃがいも
有機JASマークを掲示せずポップ広告に「有機JAS」と表示

平成22年4月 新潟 米 精米
有機農産物でないものに「ユウキ」と表示

平成22年5月 東京 農 レモン、セロリ
有機JASマークを掲示せずポップ広告に「有機JAS」と表示

平成22年5月 島根 農 ハーブ
有機農産物でないものに「有機栽培ハーブ」と表示

平成22年6月 北海道 農 キウイ
有機農産物でないものに「有機」と表示

平成22年6月 東京 農 ブラッドオレンジ
有機農産物でないものに「有機」と表示

平成22年6月 東京 加(他) チョコレート
有機加工食品でないもののプライスカードに「有機」と表示

平成22年6月 石川 加(農) 抹茶
有機加工食品でないもののプライスカードに「有機」と表示

平成22年6月 兵庫 農 キウイ
有機農産物でないものに「オーガニック」と表示

平成22年6月 山口 農 もやし
有機農産物でないものに「有機」と表示

平成22年7月 愛知 加(農) すじなしいんげん
有機加工食品でないものにポップ広告で「オーガニック」と表示

平成22年7月 愛知 加(農) 豆腐
有機加工食品でないものに「有機」と表示

平成22年8月 秋田 米 精米
有機農産物でないものに「有機栽培方式」と表示

平成22年8月 静岡 加(農) 茶類
有機農産加工品を小分けし、不正に「有機JASマーク」を表示

平成22年8月 石川 加(他) 削りぶし
JAS規格による格付けがないものに「旧JASマーク」を表示

平成22年8月 愛知 加(農) 干しクランベリー、干しレーズン、
プルーンほか2品目
有機農産物加工品を小分けし、有機JASマークが付されていない
ものに「有機栽培」と表示

平成22年8月 愛知 農 大豆
有機農産物を小分けし、有機JASマークが付されていないものに
「有機栽培」と表示

平成22年8月 京都 加(農) 乾燥くるみ、干しレーズン
有機農産物を小分けし、有機JASマークが付されていないものに
「オーガニック」と表示

平成22年8月 徳島 農 さつまいも
有機農産物でないものに「有機」と表示

平成22年8月 福岡 米 精米
有機農産物でないものに「有機栽培」と表示

平成22年9月 北海道 農 とまと、にんにく、きゅうり
有機農産物でないものに「有機」と表示

平成22年9月 北海道 農 きゅうり、にんにく、とまと、ほか1品目
有機農産物でないものに「有機」と表示

平成22年9月 北海道 加(農) とうもろこし粉
有機加工食品でないものに「有機」と表示

平成22年9月 神奈川 米 精米
有機農産物でないものに「有機」と表示

平成22年9月 京都 農 ほうれんそう、こまつな、水菜ほか7品目
有機農産物でないものに「有機」と表示

平成22年9月 京都 農 こまつな、ほうれんそう、水菜ほか31品目
有機農産物でないものに「有機」と表示

平成22年9月 島根 農 ブルーベリー
有機農産物でないものに「有機」と表示

平成22年9月 山口 農 ベビーリーフ
有機農産物でないものに「有機」と表示

平成22年9月 福岡 加(他) トマトソース
有機マークがないもののポップ広告に「有機栽培」と表示

平成22年9月 鹿児島 加(農) 茶類
有機加工食品でないものに「有機」と表示

http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/hyoji/pdf/101227-02.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「有機でないものに有機と表示したものが約7割」と書いていま
すが、この計算方法がよくわかりません。上記のリストでは、「有
機」と関係ないのは鰹節の一件だけです。

 ほぼすべてが「有機」関連の違反です。半年でこれだけというの
は、調べに行けば違反しているものの方が多いという状態でしょう
ね。

 もう何度も書きましたが、「有機JAS」関連の信頼性が低すぎ
ます。生産量も増えず、表示は違反ばかりです。「有機JAS」は
すでに制度として失敗したと言えます。

 有機JASの問題点は以下の二つです。

(1)基準が日本の実情に適合していない。

 生産量が増やすためには、実際に栽培可能な基準を作ればよいの
です。国際的な基準をそのまま日本に持ってきたのがそもそもの失
敗です。


 欧米人の、自分に都合のよいようにルールを作る習慣を見習わな
いといけません。

 さらに言えば、基準を農業者自身で作っていないということが問
題です。お役人が作った基準でものが作れるはずがありません。

 いったん有機JAS法の基準を撤廃し、時間をかけて「栽培可能
な」基準を作るのがよいと思います。

(2)関係者のモラルが低すぎる

 有機関連に関しては中国人を笑えない状況です。日本産の「有機」
表示より、中国産の「有機」表示の方が信用できます。

 これは「有機」に群がっている人の中に、全部とは言いませんが、
詐欺商法やそれに近いやり方をしている人が多いことが原因です。

 嘘をついてお金を稼ぐ人たちが基準を守るわけがないではありま
せんか。「有機」を広めたければ、そういう人たちと縁を切ること
です。

 さて、「有機」ではないのですが、こういう違反例が公表されて
います。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

1. 東海農政局が、平成22年9月28日から10月28日までの間、タイヘ
イ名古屋工場(愛知県 名古屋市 中川区 石場町2-22)に対し、ま
た、関東農政局が、平成22年10月5日、タイヘイ本社等に対し調査
を行いました。

2. この結果、農林水産省は、タイヘイが自社を表示責任者とし、
同社名古屋工場が製造した農産物加工食品及び農産物生鮮食品に
ついて、

(1)農産物加工食品15商品のうち、

ア 10商品(商品名:キャベツミックス等)について、主な原材料
の原産地を表示すべきところを表示していなかったこと

イ 3商品(商品名:ミックスフレッシュ等)について、

(ア)主な原材料の原産地を表示すべきところを表示してい
なかったこと

(イ)使用した原材料を原材料に占める重量の割合の多いも
のから順に表示していなかったこと

ウ 1商品(商品名:コールスローミックス)について、

(ア)原材料のうち、キャベツの原産地が、仕入時期によって、
茨城、群馬、長野又は愛知と変更していたにもかかわらず、いずれ
も「群馬産」と事実と異なる原料原産地を表示していたこと

(イ)原材料のうち、人参の原産地が、仕入時期によって、中
国、国産、北海道、青森、千葉、愛知、徳島、熊本又は宮崎と変更
していたにもかかわらず、いずれも「北海道産」と事実と異なる原
料原産地を表示していたこと

(ウ)原材料のうち、レッドキャベツの原産地が、仕入時期に
よって、中国、北海道、茨城、信州又は長野と変更していたにもか
かわらず、「静岡産」と事実と異なる原料原産地を表示していたこ


エ 1商品(商品名:手作りサラダ用野菜)について、

(ア)原材料のうち、レタスの原産地が、仕入時期によって、
群馬、信州又は長野と変更していたにもかかわらず、「茨城産」と
事実と異なる原料原産地を表示していたこと

(イ)使用した原材料を原材料に占める重量の割合の多いもの
から順に表示していなかったこと

(2)農産物生鮮食品5商品のうち、

ア 1商品(商品名:レタスフレッシュ)について、原材料であるレ
タスの原産地が、仕入時期によって、群馬、信州又は長野と変更し
ていたにもかかわらず、「茨城産」と事実と異なる原産地を表
示していたこと

イ 1商品(商品名:カットキャベツ)について、原材料であるキャ
ベツの原産地が、仕入時期によって、茨城、群馬又は長野と変更し
ていたにもかかわらず、「愛知産」と事実と異なる原産地を表示し
ていたこと

ウ 1商品(商品名:大根おろし)について、原材料である大根の原
産地が、仕入時期によって、北海道、青森又は岐阜と変更していた
にもかかわらず、「千葉県産」と事実と異なる原産地を表示してい
たこと

エ 1商品(商品名:玉ねぎみじん切り)について、原材料である玉
ねぎの原産地が、仕入時期によって、中国、北海道又は愛知と変更
していたにもかかわらず、原産国名又は都道府県名の表示を行わず、
「国産」と表示していたこと

オ 1商品(商品名:人参みじん切り)について、原材料である人参
の原産地が、仕入時期によって、中国又は北海道と変更していたに
もかかわらず、原産国名又は都道府県名の表示を行わず、「国産」
と表示していたこと

などの行為をした上で、一般消費者向けとして販売していたことを
確認しました。(別紙1参照)

また、タイヘイは、

(3)上記(1)及び(2)の行為については、不適正表示であるこ
とを認識していたにもかかわらず、一括表示の原産地表示等の変更
及び確認を行っていなかったこと

(4)また、上記(3)の行為については、少なくとも、平成19年9
月から行われていたこと

を確認しました。

http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/kansa/101112.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 それほど悪質というわけではないのですが、広範囲に原産地の表
示で違反しています。会社全体で、非常にいい加減な表示をするの
が常態になっていたようです。

 この「タイヘイ」という会社のサイトを見に行くと、ちょっと変
わった会社です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

≪ 食事材料のお届けサービス ≫  −− 食材事業部 −−

・宅配食でおなじみのタイヘイ「ファミリーセット」を始め、厚生
省許可特別用途食品の糖尿病食「ヘルシー御膳」、慢性腎不全の食
事療法に向く「スマイル御膳」、高齢者向け介護食「はつらつ御膳」
など、内容盛りだくさん!

・「ヘルシーチルド御膳」

 食と健康を考えるヘルシーセンターから朝、夕食セットで宅配し
ます。

・「クッキングデポ」

 社員食堂、寮、工場、建設現場等への、業務用食事材料のお届け
をするサービスです。
 
 ≪ 醤油製造販売 ≫  −− 食品事業部 −−

・「平左衛門」「丸大豆醤油」「減塩醤油」「めんつゆ」「焼肉の
たれ」などの詰め合わせを製造販売しております。
 
 ≪ ショッピングクレジット ≫  −− 信販事業部 −−

・お客様がお店(販売店)で買い物された時に、その商品代金をタイ
ヘイがお客様に代わって立替えてお支払いします。後日、お客様が
ご希望の分割回数でタイヘイにご返済していただくシステムです。

 その他、ステップアップローン (金銭消費貸借契約) がございま
す。
 
≪ 大型ローンセンター ≫  −− 信販事業部 −−

・不動産事業者様向けローンでございます。
 
≪ 水産品、畜産品の加工 ≫  −− フード事業部 −−

・魚介類、畜肉類の加工、冷凍食品の国内外での製造及び仕入をし
ております。新鮮で安全な食品を独自の三温度管理の配送ネットワ
ークでお届けしております。
 
≪ カット野菜 ≫  −− フレッシュデリカ事業部 −−

・野菜は新鮮さが一番。産地直送の原料を衛生的な工場でキレイに
洗浄し加工します独自のチルド食品共同配送システムにより新鮮な
チルド食品をお届けしております

http://www.taiheig.co.jp/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 元は醤油メーカーらしいのですが、信販やローンまでやっている
のに驚きます。

 「ファミリーセット」も業界では大手です。今回の違反は「カッ
ト野菜部門」ですが、ファミリーセットは大丈夫なのか、心配にな
りますね。

 ちなみにこのサイトには農水省による摘発については書かれてい
ません。

 ところで「タイヘイ」で検索していたら、こんなページが出てき
ました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

生活クラブの醤油は、1年間の長期熟成、そして丸大豆

 大豆と小麦、それに塩を原料に醤油麹を造り、微生物の働きによ
る「発酵」に「時間」がプラスされて生まれる調味料が本来の「醤
油」です。

 生活クラブがタイヘイ(株)と提携したのは1974年。以来、化学調
味料や防腐剤が無添加の「天然醸造」の醤油をつくり続けてきまし
た。その特徴のひとつが熟成期間です。工場長の伊橋弘二さん(上
の写真)は本物かどうかの見極めは「醸造期間にある。どれだけの
時間を費やして仕込んだものかが重要です」と断言し、こう続けま
す。

 「生活クラブの醤油は大豆と小麦を5対5の割合で使用し、種麹
(麹菌)を加えて醤油麹を造ります。これに海水塩を溶かし醤油麹と
一緒に桶に入れられ『もろみ』に変わります。杉の木桶で1年、じ
っくり寝かせてやるわけです。ところが、市販品になると醸造期間
の表示義務がないため、皆目見当がつきません」

 特徴の二つ目は、丸大豆を原料にしていることです。12年前まで、
タイヘイでも油を搾ったあとの加工用脱脂大豆が原料でした。搾油
には化学物質が使われるため、その必要がない丸大豆を使った醤油
の再開発が検討され、96年4月から、丸大豆醤油の取り組みが実現
しました。 

 「生活クラブの丸大豆は、収穫後に農薬を散布しないポスト・ハ
ーベスト・フリー(PHF)で、遺伝子組み換え大豆でもありません。
これなら、脱脂大豆に使用される化学物質のノルマルヘキサンをは
じめ、健康に悪影響を及ぼすものを口にするリスクは実に低いもの
になりますね」(伊橋さん)

http://www.seikatsuclub.coop/coop/news/20090402.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 なんと生活クラブの醤油メーカーだったのですね。生活クラブの
サイトでも、タイヘイの違反事例については言及されていません。

 某所で聞いた話なのですが、生活クラブもこのことは知っていて、
調査に入った結果、生活クラブに出している商品に関しては問題な
かったということで、おとがめなしというか問題にはしないという
ことになったようです。

 事実がそのとおりなら、別に悪いとは言いませんが、何だかなあ、
という感じはします。建前だけ立派なことを言っていると、どうし
ても現実とのギャップが出てくるという見本です。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 正月に母親の家に行ったら、兄のところには孫ができていて、連
れてきていました。うらやましい…。私の中国の話をしたら、姪に
「わけがわからない」などと言われてしまいました。妻にも私のこ
とを人に話すと、嘘つきと思われると言われています。無理もない
ですが。

 そんな不評にもめげず、5日からはまた中国行きで、次回は大連
から配信します。寒いことは覚悟して行かねばなりません。

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--発行--渡辺--宏------- URL http://food.kenji.ne.jp/
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http://why.kenji.ne.jp/
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 購読者数4118名です。ご購読ありがとうございます。
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