安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>576号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------576号--2010.11.21------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「Q&A」「こんにゃくゼリー」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 今週のQ&Aに寄せられた質問に関連して、こんなニュースを紹
介しておきます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 ホットケーキやパウンドケーキを週に1個食べるだけで、幼児で
はアルミニウムの取りすぎになってしまう場合があることが東京都
健康安全研究センターの調べでわかった。アルミを含む膨らし粉
(ベーキングパウダー)が原因らしい。神経系などに影響を与える
可能性があり、摂取量を減らす対策が必要としている。

 同センターの植松洋子食品添加物研究科長らは、市販されている
ホットケーキミックス粉6種、クッキー、ドーナツなどの焼き菓子
57種など107の製品を検査。ミックス粉3種、焼き菓子27種
からアルミを検出した。これらの製品は、膨張剤やベーキングパウ
ダー使用と表示があった。

 ミックス粉では1グラムあたり最大0.53ミリグラム、焼き菓
子ではパウンドケーキやスコーンで最大0.37ミリグラムだった。
この場合、ホットケーキ1枚(粉で約50グラム)にアルミ約27
ミリグラム、パウンドケーキ一切れ(約50グラム)で同約19ミ
リグラム含まれる計算になる。

 世界保健機関(WHO)などが定める1週間の暫定耐容摂取量
(PTWI)は、体重1キロ当たり1ミリグラム。体重16キロの
幼児では16ミリグラムになり、ホットケーキ1枚で1.7倍にな
る。

 ただし似たような製品でも含有量に大きな差があり、検出されな
いものもあった。使っている膨張剤の成分の違いによるらしい。

 アルミの人間への影響はまだわかっていない。動物実験では生殖
器や発達中の神経に変化が現れるなどの影響が出ている。

 WHOなどは2006年に、これまでの想定より少ない量で影響
が生じるかもしれないという調査結果に基づき、PTWIを7ミリ
グラムから現行の1ミリグラムに引き下げている。

 アルミは食品衛生法で食品添加物として認められている。国内で
は、水道水で1リットル中0.2ミリグラム以下とする基準がある
が、食品にはない。食品安全委員会が今年3月から、審議するため
のデータ集めをしている。

 膨張剤の成分や、アルミ含有量の表示は義務づけられていない。
しかし最近は「アルミフリー(不使用)」と明記した膨張剤やミッ
クス粉も販売されており、通販や自然食品を扱う店などで買える。

 健康安全研究センターは「表示の見直しが、摂取量を減らすには
有効」としている。(鍛治信太郎)

http://www.asahi.com/national/update/1022/OSK201010220140.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 このニュースに関連した情報です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 まずは、BfRから出た今回の報告の内容を紹介しよう。

 以下の内容は、この論文に書かれていることで、その内容が適切
か否かについては、現段階では判断できない。

 まとめ:アルツハイマーとアルミの日常的な摂取とは関係ない。
食品と接触する製品や化粧品からのアルミ摂取量は、新しいJECFA
のガイドライン値(2006)よりかなり低い。水道水中のアルミの寄
与は小さく、アルツハイマーとの関連は否定できる。しかし、過剰
なアルミの摂取には気をつけた方がいい。

(略)

・・暴露原因とその経路・・

 普通の人では、食物が主たる暴露源。他に新鮮な野菜(0.3〜26
mg/kg)、果実(0.5〜14 mg/kg)、お茶とスパイス、 添加物、 ア
ルミを含むパッケージとアルミを含む調理器具がある。アルミを含
む食品包装は、コートされていることも多い。

 調理、冷凍、defrosting後などの食品への移行量は、0.4〜7.1
mg/kg food程度である。最大値はトマトソースの57 (mg/kg food)。
しかし、酸性が強い、または塩分が多い食品では、食品への移行量
は多い。

 通常の平均的な食事では、子供で 2〜6 mg/day、大人では 6〜14
mg/day。水道水の寄与は、比較的低く 0.2〜0.4 mg/day。空気から
の摂取は 0.04 mg/day。医薬品の寄与は高い。経皮吸収の寄与は低
い。

・・摂取量のクライテリア・・

 欧州委員会の食品科学委員会(SCF)は、アルミを含む添加物を
使用することについて、アルミの摂取量とアルツハイマー病との間
に相関があるという意見は持っていない。JECFAとSCFは1989年に、
耐容一週摂取量(PTWI)を 7(mg/kg-体重/週)とした。SCFは1991年
に、耐容一日摂取量(TDI) 1 (mg/kg-体重/日)とした。

 JECFAは、2006年に新しいガイドライン値を提案した。それは、
PTWIで 1(mg/kg-体重/週)、つまり1日当たりにすれば 0.14 (mg/kg
-体重/日)である。この改訂は、アルミが生殖、発達の神経系統に障
害を与える事を考慮したものである。

ftp://ftp.fao.org/docrep/fao/009/a0675e/a0675e00.pdf

・・リスク判定・・

 アルツハイマーとは関係がない。

 SCFは1991年に全ての暴露源からの量に対し、1日当たり 1(mg/kg-
体重) というクライテリアを出した。現在のPTWIは、1週当たり 1
(mg/kg-体重) であり、これを1日当たりに直し、かつ体重を60kgと
すると、1日1人当たり8.6mgである。この値と比べると、食品接触
(3.5mg)と制汗剤(0.007mg)は安全と言える。もちろん使い方に
よっては、PTWIを超過することもある。

BfRによる奇妙なリスク評価

 この報告では、個々の寄与分をPTWIと比べて、その値より低いか
ら安全と言っている。しかし、通常の平均的な食事では、子供で
2〜6mg/day、大人では 6〜14 mg/dayと書かれており、これを体重
当たり、週当たりにすると、子供の体重 30kg、大人のそれを 60kg
として、中央値でも子供 も大人も 1 (mg/kg-体重/週)で、過半が
超えることになる。

 ある一つだけを取り出して、それがPTWIより低いからいいみたい
な評価は見たことがない。JECFAの2006年の報告の根拠文書は読ん
でいないが、結論を読むと、このガイドラインは添加物を含む食品
中のすべてのアルミ化合物を対象にすると書かれている。

 この評価書は奇妙だが、私はそもそも、JECFAのガイドライン値
の決め方に問題があると思う。ここでは書かないが、ダイオキシン
やクロロホルムのガイドライン値を決める時と同じ考え方で、金属
に立ち向かうと、金属は全く使ってはダメということになるだろう。
その意味で、JECFAのような考え方は、すでに壁に突き当たってい
るのである。その問題点を取りあげず、リスク評価をするからこう
いう奇妙な結論になるのである。BfRの評価書は概して政治的であ
る。

http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak406_410.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この記事は中西準子先生がかつてご自身の使っている鍋をアルミ
からステンレスに換えたことがある、という告白もついています。

 先生でも騙されることがある…とニヤリとしたことを覚えていま
す。こういうこともし、それを「告白」するというのもお人柄がし
のばれ、尊敬してしまうところです。

 朝日の記事はここに書かれているように、元々の基準値の作り方
に無理があるということに着目したものです。

 「通常の平均的な食事では、子供で 2〜6 mg/day」ですから、一
週間では基準値を超えて当たり前です。つまり、はじめから非現実
的な「基準値」なのですね。

 「ダイオキシンやクロロホルムのガイドライン値を決める時と同
じ考え方で、金属に立ち向かうと、金属は全く使ってはダメという
ことになるだろう。」

 「東京都健康安全研究センター」にはそのあたりの基本的な考え
方から勉強してほしいものです。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q.ベーキングパウダーなどに含まれている焼きミョウバンについ
てお聞きします。先月の朝日新聞の記事で、週に一回のホットケー
キやパウンドケーキで、幼児のアルミニウム摂取が過剰になるとい
うものがありました。原因はたぶん焼きミョウバンだと思います。
過剰摂取といわれると、子供をもつ親としては不安を感じます。

 ただアルミは食品や自然界からいろんな形で摂取し続けていて、
口から入ったものの99%はそのまま排出され残り1%は腎臓を通し
て尿から排出されるとありました。

 今まで、焼きミョウバンの入ったベーキングパウダーで作った食
品を食べ続けても健康被害は聞きませんし、そういったものを食す
欧米のほうがはるかに過剰摂取な気がします。健康被害が起きてな
いと頭でも分かっていても、どこまでが安全な摂取量かわかりませ
ん。先生はこの記事に対してどう思われますか?

 菓子や製粉メーカーなども、膨張剤と一言でくくらないで、何が
含まれているか明示して、消費者側に選ばせてもらいたいと思いま
す。

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A.このごろ「アルミニウムフリー」という触れ込みのベーキング
パウダーの宣伝を見かけます。

 商品の差別化ということでは理解できますが、アルミがすごく有
害な物質であるかのような言い方は眉に唾をつけておいた方がよい
です。

 ご存じのように、「アルミ有害説」は、20万円もするステンレ
ス製鍋セットを売っている人たちが広めたもので、根拠のないデマ
です。

 ただし、金属としてのアルミを無制限に摂取してよいかどうかは
議論になっており、その過程でいろんな暫定的な基準値も出されて
います。

 そのことについては以下のサイトを読んでみてください。
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak406_410.html

 「安全基準」というものが実際には複雑な要素を含んでいて、政
治的な動きなどからも無関係ではないことがよくわかります。

 議論はいろいろありますが、ここで心配されている「被害」は実
際にはとても軽微なもので、現実的な健康被害ということを考えれ
ば、無視してもよいような話だと思います。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「こんにゃくゼリー」
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 訴訟になっていた「こんにゃくゼリー窒息事件」の判決がありま
した。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

◇判決要旨
 こんにゃくゼリーによる窒息死を巡る神戸地裁姫路支部の判決要
旨は次の通り。

 ◆商品の安全性

 口蓋と舌でつぶして処理することに困難を伴い、硬さが強く破砕
されにくいこと、水に溶解しにくいこと、冷温では硬さ及び付着性
が増加する傾向があることは、いずれもこんにゃく自体の特性とい
え、これらのみでは、こんにゃくゼリーの設計上の欠陥を基礎づけ
る事情とはなり難い。

(略)

 一般の消費者は蒟蒻畑がこんにゃくに由来する成分を含み、食感
等の点において他の通常のゼリーとは異なることを十分認識可能で
あった。

(略)

 ミニカップ容器は(略)中身を容易に押し出せるように配慮され
た構造であり、(略)その形状から上向きに食べたり吸い込んで食
べることを誘発するとは認めがたい。

(略)

 乳幼児に対しては保護者等が適当な大きさに切り分けるなどして
与えるべきだった。

(略)

 従って、こんにゃくゼリーに設計上の欠陥は認められない。

(略)

 ◆警告表示

 外袋の表面に(略)ある程度の大きさで子ども及び高齢者が息苦
しそうに目をつむっているイラストが描かれ、こんにゃくゼリーで
あることも明示されている。子どもや高齢者はのどに詰めるおそれ
があるため食べないよう赤字で警告されており、(略)摂取方法が
絵とともに記載されている。

(略)

 通常のゼリーとは異なることを容易に認識し得ると解されること
からすれば、(略)警告表示は一般消費者に対し、誤嚥事故の危険
性を周知するのに必要十分であった。

(略)

 ◆販売方法

 全国こんにゃく協同組合連合会等は07年9月26日付けでの事
故防止対策の一環として、各メーカーから小売業者に対し子ども向
けのお菓子のかたわらに置かないようお願いすることを定めた。蒟
蒻畑は本件事故直前、通常のゼリーとともにスーパーの冷蔵ショー
ケース内に積まれたり、菓子コーナーに陳列されており、被告会社
から小売店に対して販売方法に関する要望等がされたことがうかが
えないことからすると、被告会社は不徹底な面があったといわざる
をえない。しかし、第一義的には小売店の専決事項であり、(略)
被告会社の責任を基礎づけるほどの不適切な販売方法だったとは認
め難い。

 ◆結論

 こんにゃくゼリーは通常有すべき安全性を備えており、製造物責
任法上の「欠陥」はないものというべきであり、これを前提とする
被告らの責任も何ら発生しない。よって、原告らの請求には、いず
れも理由がない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101118-00000143-mailo-l28
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 民事訴訟の判決としては妥当なものと思います。訴訟は商品の欠
陥による事故であるという訴えでしょうから、こんにゃくゼリーが
安全であるかどうかとは少し判断がずれます。判決では欠陥はなか
ったとしています。

 これに対しての反論もいろいろあるようです。しかし欠陥につい
てではなく、安全性について疑問を出しているというのがほとんど
のようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 判決はマンナンライフ社の法的責任を認めなかったが、それでも、
事故につながる可能性がある食品全般について、何らかの法規制を
かけることは必要だ。

 判決は個別の商品に関する判断であり、今回の判決と法規制を直
結させて考えることは妥当とはいえない。消費者庁が「こんにゃく
ゼリーに限らず食品の窒息を防ぐための法律がないという状況は変
わらず、法整備の必要はある」(幹部)というのは当然だ。

 ならば、同庁は規制の具体像を早急に示すべきだ。

 国民生活センターがこんにゃくゼリーによる死亡事故の公表を始
めてから15年。判決の事故をきっかけに政府が本格的に事故対策
の検討に乗り出してから2年がたつ。海外では、製造禁止など法規
制する国は多い。

 「基準作りのためのデータが足りない」(同庁)と、具体策をこ
れ以上引き延ばすことは許されない。【山田泰蔵】

http://mainichi.jp/kansai/news/20101117ddf041040012000c.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 いつもおなじみの山田泰蔵記者はこう書いています。「食品の窒
息を防ぐための法律」などと本気で考えているのでしょうか?

 まったく規制好きにも困ったものです。食品の安全は誰も保証し
ていないという、簡単明瞭な事実を認識する必要があると思います。

 それは国が食品の基準を作ったり、違法な食品を取り締まるのと
は全く別の話です。人間も動物の一種類であり、食べることは生存
をかけた冒険です。

 特に窒息事故が多い高齢者では、窒息事故を防ぐために流動食に
しろと言い出しかねませんね。私はもちろん少々の危険はあっても、
可能な限り普通の食品を食べたいと思います。

 とはいえ、こんにゃくゼリーがいろいろと問題のある商品である
という認識は広くあります。以下は今年の1月の記事ですが、代表
的なものです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 こんにゃくゼリーは安全なのか、危険なのか−。約20件発生し
た子供や老人の窒息事故を受け、一時は製造中止に追い込まれたこ
んにゃくゼリー。内閣府食品安全委員会の作業部会は先ごろ、1億
人が一口食べて窒息死する割合を「最大0.33人」と算出、「窒
息事故頻度は、あめ類と同程度と推測する」との見解をまとめた。
「なーんだ、全然危なくないじゃん」と早合点したいところだが、
“反こんにゃくゼリー”団体の厳しい視線は変わっていない。

 「これでは、アメと同じくらい“安全”なのか、同じくらい“危
険”なのか、消費者はよく分かりませんよね。こんにゃく入りゼリ
ーが危険な食品であるという事実に何ら変わりはない、と私どもは
考えています」

 こう断じるのは全国66の消費者団体などで構成する「消費者主
役の新行政組織実現全国会議」(ユニカねっと)代表幹事の阿南久
氏(59)。同団体は、一連の窒息事故を受けて主力商品「蒟蒻畑」
の製造を中止していた業界最大手「マンナンライフ」(群馬県富岡
市)が2008年12月に製造を再開した際、最後まで反対し続け
た“反こんにゃくゼリー”の急先鋒だ。

 政府によって「アメと同程度の危険性」との“お墨付き”が出た
今も、その認識は変わらない。理由はこうだ。

 「そもそも、こんにゃくゼリーはミニカップからツルッと飲み込
むもの。その危険性が認知されていなかったから悲しい死亡事故が
起きてしまった。今回の調査は、一口あたりの窒息事故“頻度”を
データ化したもので、一瞬で気道まで入り込んでしまうこんにゃく
ゼリーの危険性は、まったく反映していません」

 窒息リスクがはるかに高いモチや、同じくらい危険なアメを差し
置いて、こんにゃくゼリーだけがやり玉に挙げられるのは不公平な
気もするが…。

 「たしかに、モチやアメに対して製造中止を求めたことはありま
せん。あえてこんにゃくゼリーを厳しく指摘するのは、モチやアメ
と異なり、消費者の食習慣や経験の中で窒息リスクの存在がほとん
ど認知されていなかったからです。クラッシュタイプを開発したり、
ゼリーを柔らかくしたり、あるいは窒息の注意書きを大きくしたメ
ーカーの努力は評価しますが、主流のミニカップタイプの販売が続
くかぎり、窒息リスクもなくなりません」

 こんにゃくゼリーに「安全宣言」を出すには(1)ミニカップタ
イプの廃止(2)ゼリーの名を廃して「こんにゃく加工食品」と変
える−ことが条件。菓子ではなく、普通のこんにゃくと同様のもの
だとの認識で消費者に購入してもらうことが重要だという。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/348193/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 事実として、こんにゃくゼリーが原因である窒息事故は餅よりも
圧倒的に少ないのです。食べる頻度が違うので、直接比較できませ
んが、こんにゃくゼリーが餅よりも危険だという根拠はありません。

 違うのが餅が昔から食べられている伝統食品であるのに対して、
こんにゃくゼリーは近年開発され、しかも実質的には一社によって
販売されているということです。

 肥満防止のための食品として、一定の需要があるわけですから、
窒息事故に対する対策をした上で、そういう健康食品として販売し
ていくのがよいのでしょうね。そういう意味で、通常のゼリー菓子
と同じような商品だったことが災いしているのだと思います。

 私なら、高そうなパッケージに入れて、1箱千円くらいで売って
儲ける…という健康食品屋さんのようなことを考えてしまいます。
これならどこからも文句は出ないはずです。でも、それでは大して
売れないか…。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 もう年末も近づいてきました。来年は「辛卯年」で私は「還暦」
になるのです。先日、中国でバスの乗っていて、若い女の子に席を
ゆずられてしまいました。彼女からは私が老人に見えたわけで、こ
のごろ「高齢者」と書いても人ごとと思えなくなってきました。

 だから「安全」のためとか言って、高齢者から自由を奪う考えに
は反発を覚えます。自由に生き、自由に死ぬのだ!

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