安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>552号


-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=--=/=-=/=-=/
--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------552号--2010.06.06------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」「Q&A」「アフラトキシン」

-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=--=/=-=/=-=/
------------------------------------------------------------
ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
------------------------------------------------------------
---〔話題〕-------------------------------------------------

 前回の放射線殺菌について、こんなメールをいただきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 私は,貴殿のメールマガジン
  安心!?食べ物情報--Food-Review
で,いつも勉強させていただいている愛読者で,いくつかの食品企
業の顧問弁護士や社外監査役を務めている弁護士ですが,最新号で
提起されていた標記の点につきまして,私の法解釈を述べさせてい
ただきます。

食品衛生法11条1項は
  厚生労働大臣は・・・販売の用に供する食品若しくは添加物の
製造、加工、使用、調理若しくは保存の方法につき基準を定め、又
は販売の用に供する食品若しくは添加物の成分につき規格を定める
ことができる。

と定めており,同項に基づいて定められた

  食品,添加物等の規格基準

において,「基準」として,食品への放射線照射は,原則として禁
止されています(例外は,ジャガイモの芽止めと,製造・加工の工
程管理(異物混入の検査や食品の厚みの確認等)の2つの場合のみ)。

 そして,食品衛生法11条2項は

  前項の規定により基準又は規格が定められたときは・・・その
基準に合わない方法による食品若しくは添加物を販売し、若しくは
輸入し、又はその規格に合わない食品若しくは添加物を製造し、輸
入し、加工し、使用し、調理し、保存し、若しくは販売してはなら
ない。

と定めており,同項により

  その基準に合わない方法による食品若しくは添加物

すなわち,「基準」に合わない方法によって製造,加工等が行われ
た食品・添加物の輸入・販売は,違法となります。

 ここでは,製造,加工等が国内で行われた場合には限定されてい
ませんので,国外において「基準」に合わない方法によって製造,
加工等が行われた食品・添加物の輸入・販売も,違法となるものと
解釈されます。

 なお,農薬・飼料添加物・動物用医薬品については,「基準」で
はなく「規格」として

  残留基準が定められているもの → 残留基準を超えた食品の
販売等は違法

  残留基準が定められていないもの(人の健康を損なうおそれの
ないことが明らかな特定農薬等を除く) → 一律基準を超えた食
品の販売等は違法

である旨が定められているのみで,前述の食品衛生法11条1項に
よって定められた「基準」は存在しません(農薬取締法・飼料安全
法・薬事法は,食品衛生法11条1項によって定められた「基準」
ではありません)ので,食品・添加物そのものの状態に着目して,
残留状態が「規格」に合致してさえいれば,食品衛生法違反の問題
は生じないことになるものと解釈されます。

 行為規範である「基準」と状態規範である「規格」は,日本語と
しては似たような言葉ですが,食品衛生法は,この2つの言葉を,
明確に区別した意味で用いています。

 以上は,内容の正しさについて正確性を保証するものではない,
単なる私見です。

 御不明な点等ございましたら,御連絡下さい。宜しくお願い申し
上げます。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「基準」と「規格」ですか…。なるほどそういう仕組みだったの
ですね。

 でも、法律がそうだからといって、実害が予想できないことに対
して取り締まるのは意味があることでしょうか?どうにも疑問です。

 似たような話が「アフラトキシン」でもあります。この話は下の
欄に続きます。

 次はこんなメールです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 公明新聞にあの天笠の連載が続いています。公明新聞に抗議とま
では行かないにしても、あの連載は間違いだらけだと一筆書いて送
ろうと思っています。

 今回のアスパルテームについても内容のひどさにあきれました。
まるで猛毒扱いです。

 Health canadaなど海外の政府機関や国内企業のHPを見ているう
ちにこんなものに出くわしました。

http://www.geocities.jp/kirinrara1947/geoboardlog/geoboard-0401-2/1922.html

この

 「アスパルテームを安全だとしている74論文の出所はアスパル
テームをつくっている企業から研究費をもらっている所のもので研
究費をもらっていない研究機関から出された90論文の内、安全と
した論文はたった7つ、他の83論文は脳腫瘍などの危険性を指摘
していることがアメリカノースイースタン・オハイオ大学のR・G
・ウオールトン医学博士の検証で分かっています。」

 という部分にある「検証」を天笠も公明新聞の記事で使っていま
すが、これはいったい何なんでしょう?

 トンデモ系の論文だと思うのですが、詳しくわかりません。どこ
かにこの事を解説したHPは無いものでしょうか?

http://www.goodinfomation.info/2006/12/post_22.html

によると

 この人が 「三好基晴医師(ホスメック・クリニック院長)」

 こんな論文 「アメリカ・ノースイースタン・オハイオ大学のR
・G・ウォールトン医学博士が全世界のアスパルテームをめぐる論
文を検証したもの」

があると言ったという話が孫引き、ひ孫引きされているようです。
本当に実在する人物なのかあやしいです。

 アスパルテームについては過去にも取り上げられていますのでこ
の「博士」や「論文」について何かご存じでしたら教えて頂きたい
のですが。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ご紹介の「論文の検証」はあちこちのサイトで書かれていますが、
具体的な内容は見当たりません。

 世界中の研究について、研究費の出所を調べたというようなもの
ではないのではないか?というのが私の推測です。

 おそらく、大規模な(研究費のかかる)調査ではアスパルテーム
の危険性は指摘されておらず、小規模な研究室の、試験管内レベル
の研究でだけ、危険性の指摘がある、ということなのでしょう。

 もちろん、これは私の推測にすぎませんので、詳しいことは不明
です。でも、これらの人たちの言っていることは大体そんなものだ
と私は理解しています。

 アスパルテームについては、以下の見解が最終的なものです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 何年にもわたる膨大な研究とリスク評価によってアスパルテーム
は安全であることが示されているが、具合が悪くなるという報告は
継続している。こうした報告がなぜ続くのか理解するため、FSA は
アスパルテームで悪影響があるとする人に焦点をあてた予備的研究
を行うこととした。この調査の結果は、EFSA により行われる研究
のデザインに利用される。しかしながら、このことはアスパルテー
ムに関するFSA の一般的助言を変更するものではない。FSA はアス
パルテームが安全であると考えており、現在の使用を変更すること
は勧めない。

http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2009/foodinfo200914.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@
kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

------------------------------------------------------------

Q.人工甘味料・天然甘味料について教えてください。ゼロカロリ
ーを毎日150g程度食べています。使用されている人工甘味料は体
には害はありますか?天然甘味料であれば大丈夫でしょうか。1日
どの程度であれば摂取範囲内なのでしょうか、

------------------------------------------------------------

A.具体的な「甘味料」がわかならいと、答えようがないです。甘
味料一般に通用する話ではありません。

 最も一般的にいうなら、現在食べられている甘味料は、極端に多
量に食べたりしない限り、別に健康被害をおこすようなものではあ
りません。

 肥満が問題にならない人なら砂糖を使ったものがよいでしょうし、
肥満を何とかするということなら、カロリーの少ない人口甘味料も
よいでしょう。

 いずれにせよ、安全かどうかというのは、全体との関連で語るも
のでもあります。個別の物質の安全性を調べるのも、自分の食生活
全体について検討するのも、大切なことです。でも、伝統的な食文
化から大きくはずれない限り、何も考えずに暮らしていても別に問
題はないというのがありがたいところです。

------------------------------------------------------------

Q.某お食事処が販売している商品に「栗の渋川煮」がありまして、
真空パックで常温保存可能商品です。賞味期限は製造から約六カ月
なのですが期限切れまでにはまだ時間があるのですが、最近煮汁と
いうかたぶんなめたら甘いんだろうなあという感じの液体が真空パ
ックのなかにしみでできていて、見た目あまりよくもなく 買った
ばかりのころと比べたら明らかに栗にも張りがないというかしなび
れてきたかのようにも見え、ころころしていた栗も少し平べったく
なってきたように思います。

 賞味期限以内でも このような変化はあるのでしょうか?時間の
経過とともに甘味がしみだしただけなのか、それとも別に原因があ
るのか、食しても問題ないのか。。。

 以前も真空とボツリヌス菌についてお伺いしましたが、レトルト
ではなく真空で常温保存の商品にはどうしても敏感になってしまい
ます。パックが膨らんでいるわけではない限りは大丈夫でしょうか?

------------------------------------------------------------

A.賞味期限というのはメーカーが品質を保証する期間です。その
期間のうちにご指摘のような状態になったというのは、メーカーの
製造ミスまたは流通段階での事故だと思います。

 賞味期限内は大丈夫なように製造しているはずですが、時々そう
いう事故が起こるのは仕方ないですね。

 だから、大切なのは賞味期限よりも見た目や臭いなど、人間の感
覚の方なのです。感覚的におかしかったら、食べてはいけません。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「アフラトキシン」
------------------------------------------------------------

 有名なカビ毒である、アフラトキシンの規制値について、こんな
話がありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 さて、日本はどうなっているのか? 実は、これを調べるのは困
難を極める。厚生労働省のホームページや法令を検索しても出てこ
ない。前回、「全ての食品について10ppb」というFAOの報告を紹介
したが、国内的には「カビ毒(アフラトキシン)を含有する食品の取
扱いについて(抄) (昭和46年3月16日、環食第128号)」に、「当該
検査方法によりアフラトキシンが検出された食品は食品衛生法第4
条第2号に違反するものとして取扱うこととしたので御了知ありた
い」とされているだけである(検査方法は削除されている)。この
通達後、平成15年に食品衛生法が大改正され、第4条は第6条にその
まま移動したが、条文は次の通りである。

「第六条 次に掲げる食品又は添加物は、これを販売し(不特定又
は多数の者に授与する販売以外の場合を含む。以下同じ。)、又は
販売の用に供するために、採取し、製造し、輸入し、加工し、使用
し、調理し、貯蔵し、若しくは陳列してはならない。

一 腐敗し、若しくは変敗したもの又は未熟であるもの。ただし、
一般に人の健康を損なうおそれがなく飲食に適すると認められてい
るものは、この限りでない。

二 有毒な、若しくは有害な物質が含まれ、若しくは付着し、又は
これらの疑いがあるもの。ただし、人の健康を損なうおそれがない
場合として厚生労働大臣が定める場合においては、この限りでない。

三 病原微生物により汚染され、又はその疑いがあり、人の健康を
損なうおそれがあるもの。

四 不潔、異物の混入又は添加その他の事由により、人の健康を損
なうおそれがあるもの。」

(略)

 FAOの報告にある「全ての食品について10ppb」という基準はどこ
を探しても見当たらない。FAOは、ウソを書いているのか? その
事情を食品安全委員会のホームページにみつけた。食品安全委員会
かび毒・自然毒等専門調査会 第6回会合議事録(平成1 8 年1 0
月3 0 日)において、「アフラトキシンB 1 は、対象食品は、一応、
ここに書いてありますけれども、全食品が対象になっておりまして、
といいますのは、食品衛生法第6 条によって規制されているからで
ございます。ただし、ここに書いてありますものは、分析法が通知
されている品目と御理解いただければと思います。・・・・・アフ
ラトキシンB 1 は、何度も申し上げるようですが、今、食品衛生法
として規制されておりますので、基準値は決まっておりません。そ
ういう状態でございます。」と担当専門委員から説明されている。
要するに、「汚染していてはならない」というタテマエだけが法律
で決められているに過ぎないようだ。

(略)

 FAOもジェトロもウソをついているのではないことが、先に「検
査方法は削除」と書いたが、改正された食品衛生法の下での新たな
検査方法が通達として出されていることが判った。平成14年3月26
日 食監発第0326001号「カビ毒(アフラトキシン)を含有する食品
の取り扱いについて」に記載されている分析法を抜粋すると、

「高速液体クロマトグラフイーによる分析の場合、試験溶液のピー
ク面積がアフラトキシンB1標準溶液のピーク面積を上回る場合は陽
性と判断する」とあり、試験溶液の試料の濃度と標準溶液(2.5ng
/ml)をもとに計算すると検出限界は10ppbとなる。しかし、これ
は検査方法であって基準値ではないというのが規制当局の見解であ
る。

 この見解は、フツーの頭では理解できない理屈であるが、もう一
つ別の通達があり、それをみると基準値でないことが判ってくる。

 平成18年7月13日 食安監発第0713001号「トウモロコシ中のアフ
ラトキシンの試験法について」がそれである。いくつかの簡易キッ
トの検査方法が指定されており、たとえば、「チャームROSAアフラ
トキシンテスト」と「RIDAスクリーンFASTアフラトキシン」では
「4ppb以下の場合、陰性とする」、「アフラカードB1(2ppb)」で
は「キットにおいて陰性とされる場合、検体を陰性と判断する」と
ある。要するに、検査方法によって判定値が異なるので基準値でな
いということである。トウモロコシでは簡易キットを使うため、検
査精度との関係で10ppbより低めに設定しているようだ。

 現実対応では検査方法によって規定される10ppb以上を「アフラ
トキシンを検出した」とし、それ以下を「アフラトキシンは検出さ
れなかった」としているのだが、10ppbは基準値ではないという複
雑な表現をしているのは、食品衛生法第6 条を貫くためである。こ
れによって、日本国内では有毒なアフラトキシン汚染した食品は流
通していないというタテマエが貫かれることになる。「ゼロ・リス
ク」を貫徹するためには、頭の回線を混乱させる必要があるのだろ
う。

http://vetweb.agri.kagoshima-u.ac.jp/vetpub/dr_okamoto/health%20management/Basic%20Knowledge/Basic11.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 一読ではどうなっているのかわからないと思います。要するに、
法律に「含まれていてはならない」とあるので、基準値を設定でき
ないというわけです。

 典型的な「ゼロリスク症候群」ですね。さすがに変な国に住んで
いるのだな、と実感できる話です。

 さて現在、アフラトキシンの基準値の見直し作業が行われている
ということで、こんな情報がありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 現在、我が国においては、アフラトキシンBl(A下IBl)を検出し
た食品は食品衛生法第6条第2号に違反するものとして規制されてい
るところであるが、コーデックス委員会における木の実へのアフラ
トキシンの規格策定の動き等を受け、厚生労働省では平成16年度か
ら厚生労働科学研究費等で食品中のアフラトキシンについて調査研
究を行ってきた。

 当該調査研究の結果を踏まえ、2008年7月8日に厚生労働省薬事・
食品衛生審議会食品衛生分科会食品規格部会において審議が行われ
た結果、

(1)落花生について、AFBl、アフラトキシンB2(AFB2)、アフラ
トキシンGl(AFGl)及びアフラトキシンG2(AFG2)の複合汚染が増
加していること

(2)我が国で流通する落花生においてAFBlより Af’Glの汚染濃
度が高い場合があること

(3)我が国は、木の実の輸入国であること

等に鑑み、現在の規制に加えて、今後、落花生及び木の実(アーモ
ンド、ヘーゼルナッツ、ピスタチオ)について、コーデックス規格
と同様に総アフラトキシン(AFBl、AFB2、AFGl及びAFG2)の規格基
準の設定を検討するとの結論が得られた。

(1)国内規制

 全ての食品において、AFBlが不検出(昭和46年3月16日付環食第
128号)(総アフラトキシンに関する規制なし)

(2)諸外国等の規制またはガイドライン

表1コーデックス委員会

食品        総アフラトキシンの最大基準値(μg/kg)

落花生(加工原料用) 15
直接消費用木の実   10
加工用木の実     15

表2 米国

食品        総アフラトキシンの最大基準値(μg/kg)

全ての食品      20

表3 オーストラリア

食品        総アフラトキシンの最大基準値(μg/kg)

落花生        15
木の実        15

http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/0/cf3a1435d1c71693492575cc00023451/$FILE/20090605_1shiryou1-2_1.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この次にEUの基準がありますが、ややこしいので省略しました。
EUでは「総アフラトキシン」と「アフラトキシンB1」の両方に
基準があり、コーデックス規格よりやや厳しい数値のようです。

 アフラトキシンの検査では、サンプルのとり方も重要な要素にな
ります。以下はその説明です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 アフラトキシンは経口発がん性が認められている大変危険なかび
毒です。アフラトキシンを産生する菌には植物病原性がないため圃
場一面に汚染が広がるようなことはなく、ピーナッツやコーンなど
の粒表面に傷があり、その傷口から菌が粒内に侵入すると感染しま
す。

 そのため汚染された粒のアフラトキシン濃度は非常に高く危険で
すが、汚染されている粒数が限られるため、汚染された粒がどの程
度含まれるかでロットやサンプルのアフラトキシン濃度は広い濃度
範囲でばらつきます。

 アフラトキシン濃度のばらつきが大きいのでアフラトキシンのた
めの抜き取り検査ではサンプリングの仕方が大変重要になります。

http://www.nfri.affrc.go.jp/yakudachi/sampling/planprocess.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 サンプルの量が少ないと、運が悪くて汚染粒が含まれている場合、
不合格になる率が高まります。逆に量が多いと、もし汚染粒が含ま
れていても、基準値以内に収まる可能性が高くなります。

 安全性を調べる検査ですので、ある程度大きい単位で調べた方が
合理的なようです。

 しかし、検査では合格であっても、たまたま汚染粒に遭遇する危
険性があるということは事実です。

 幸い、汚染粒を食べても、それが一粒程度の量ならば即危険とい
うことにはなりません。汚染粒は濃度としては危険なほど高くても、
アフラトキシンの量は「全体の重量×濃度」ですので、重量が少な
いのでそれほど大きくないからです。

 サンプルを大きくとっても基準を越えるという場合は、汚染粒が
大量に存在しているということで、このときは極めて危険ですので、
食べてはいけないのは言うまでもありません。

 ということで、アフラトキシンの基準値(現在は存在しない)を
定める方向で進んでいるそうです。その場合、食品衛生法の条文が
書き換えられるのかどうか、興味があります。

 基準値を決める以上、「含まれていてはならない」ではなく、
「基準値以下でなければならない」とされるべきですが、果たして
法律をそういう合理的な方向に変えていく力が日本政府にあるかど
うかです。私は大いに疑問だと考えています。日本のお役人はそれ
ほど柔軟ではないだろうというのがその理由です。

 そのうえ、今の政権だと逆の方に振れそうですし。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 ここしばらく、体調不良だったのですが、とうとう「帯状疱疹」
が出てしまいました。よい薬があるということで飲んでいます。こ
の薬は何だかよく効くようで、快方に向かいつつあるというところ
です。

 6月23日に、神戸学生青年センターというところで、講演会を
予定しています。
http://www.ksyc.jp/

 内容は特に指定がありませんので、BSEの話でもしようかと思
っています。

------------------------------------------------------------
-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=--=/=-=/=-=/
-552号----------------- e-mail why@kenji.ne.jp -------------
--発行--渡辺--宏------- URL http://food.kenji.ne.jp/
------------------------------------------------------------
「宮沢賢治の童話と詩 森羅情報サービス」
http://why.kenji.ne.jp/
------------------------------------------------------------
 購読者数4099名です。ご購読ありがとうございます。
------------------------------------------------------------
私あてのメールのあて先は、
why@kenji.ne.jp
私のホームページ(「安心!?食べ物情報」)は
http://food.kenji.ne.jp/ です。
バックナンバーもすべて、このページで読めます。
【まぐまぐ】
このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を
利用して発行しています。( http://www.mag2.com/ )
マガジンIDは21668です。
このメールマガジンの登録や解除は
http://food.kenji.ne.jp/food2.html へ。
-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=-=/=--=/=-=/=-=/