安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>538号
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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------538号--2010.02.28------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------
「ブログから」「Q&A」「食品添加物」
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ブログ毎日?更新中
http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------
以下は私のブログからの転載です。
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ホメオパシー
ホメオパシーというのはいわゆる代替医療の一つなんでしょうが、
詳しいことは知りません。でも、そのサイトでこんな記事が書いて
あります。
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
ホメオパシーのエビデンス情報について
2010年1月28日の国会予算委員会で、長妻厚労相が欧米に比べ取
組みが遅れている統合医療に関してプロジェクトチームを省内に設
置する意向を示し、各種の統合医療の科学的エビデンスの検証を22
年度から予算を計上し行っていくとの話があり、対象となる療法に、
ホメオパシーの名もあげられました。
http://www.jphma.org/fukyu/20100206_evidence/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
毎度お馴染みの爆笑民主党が、また馬鹿をやらかしたらしいです
ね。
国会でのやりとりは以下のようなものです。
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
第174回国会 予算委員会 第3号
○山根隆治君
おはようございます。まず、統合医療の問題について総理にお尋
ねをいたしたいと思います。
西洋医学と世界各国の伝統医療を融合させて患者本位の医療を行
うというのが統合医療の基本理念だと思いますけれども、総理御自
身、我が党の中の統合医療を普及・促進する議員の会の会長を務め
ておられまして、この問題について熱心にお取り組み今日までいた
だいてまいりました。そして、十の分野から勉強を民主党の中でさ
せていただきまして、二十年の九月には中間報告も出しているとこ
ろでございます。
総理のこの統合医療に懸ける思いというものをお聞かせいただき
たいと思います。
○内閣総理大臣(鳩山由紀夫君)
山根委員から統合医療に関するお尋ねがございました。
医療には大きく分けて、いわゆる西洋医学、医療、すなわち、こ
れは大きく分けると、何か病気になったときにそれを治療するとい
うのを中心としている医療と、それから、むしろ東洋的な医療、東
洋だけに限りませんが、病気にならない、常に健康に維持していく
ための医療と、その二つが大きく分けてあるかと思います。
今までややもすると、日本の医療というものがその西洋医学中心
であったのではないか、そのように思いまして、党の中でかつてか
ら統合医療を勉強しようではないかということになりました。そし
て、様々御努力、研究をしていただいた成果というものがございま
す。
私としては、むしろ今、この内閣をリードする者として、統合医
療を是非政府としても真剣に検討してこれを推進をしていきたいと、
様々な問題点がまだ指摘はされておりますけれども、それを克服し
て推進をしてまいりたい、そのように考えております。
○山根隆治君
この質問の通告をする際にも、厚生労働省の方においでいただい
ても、統合医療という質問をしても、統合医療のどの部分のお話な
んでしょうか、御質疑でしょうかということで、窓口が一本化され
ていないというのが改めて昨日も確認をせざるを得なかったわけで
ありますけれども。
私は、やはり、漢方の場合にはこの部署だ、あるいははりの場合
にはこの部署だ、柔道整復の場合にはこの部署だ、あるいは音楽療
法の場合はこの部署だということで分けるのではなく、厚生労働省
の中において窓口を一本化するということは是非進めていただきた
いと思うのでありますけれども、長妻厚生労働大臣の御見解を賜り
ます。
○国務大臣(長妻昭君)
この統合医療の重要性に関する思いというのはもう総理からもか
ねがね聞いているところでございまして、おっしゃるとおり、今厚
生労働省内で統合医療をかかわる部署というのが、例えば大臣官房
の科学課、医政局の医事課、経済課、振興課、保険局医療課という
ことで四つほど分かれて、それ以外にも分かれておりますので、こ
れは今後、統合医療の省内でプロジェクトチームをつくりまして、
これを一本にまとめていくということで検討していくということで
あります。
統合医療は、もう言うまでもなく、西洋医学だけではなくて、伝
統医学、漢方、鍼灸、温泉療法、音楽療法、芸術療法、心身療法、
自然療法、ハーブ療法、ホメオパチーなどいろいろな広がりがある
ものでございまして、厚生労働省といたしましても、この二十二年
度の予算でかなりこれまで以上に、研究分野の統合医療の研究につ
いて十億円以上の予算を計上しまして、その効果も含めた研究とい
うのに取り組んでいきたいというふうに考えております。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/174/0014/main.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
馬鹿だ…、本物の馬鹿だ…。
一方、イギリスではこんなニュースがあったそうです。
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
■英国議会は「NHSでホメオパシーはもう扱わない」と言う
英国下院科学技術委員会は本日発表した報告書で、ホメオパシー
はただのプラセボであり、NHSで提供されるべきではない、と結論
した。1948年からNHSでホメオパシーを扱っている。さらに委員会
は医薬品安全性担当機関であるMHRAに対し、無作為対照化試験で有
効性が示されていないホメオパシー医薬品の薬局での販売承認を中
止すべきであると助言した。
この結論は驚くべきことではない。委員会はさらに「ホメオパシ
ーは十分な試験が行われており、ホメオパシーには効果がないとい
うたくさんの根拠がある」と結論してさらなる研究の要請も否定し
た。
また委員会に根拠を提出した英国ホメオパシー協会に対しても、
恣意的選択と誤解を招く提示を非難した。
かなり明確に否定しているホメオパシーについてはもう調査や研
究すら必要ない、と完全否定。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20100223#p2
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
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--〔Q&A〕------------------------------------------------
「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は
why@
kenji.ne.jp
です。いつでもどうぞ。
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Q.稲の裏作に自家消費用の小麦や大麦を栽培しています。デュラ
ム小麦が日本国内で生産されていない理由は何ですか?デュラム小
麦の種子を入手して栽培してみると、国内でも生育し穀粒を収穫す
る事が出来ました。国産デュラム小麦が生産されていないのは、品
質の問題でしょうか?それともコストの問題なのでしょうか?
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A.前にも書きましたが、デュラム小麦は乾燥地域の品種なので、
日本では栽培されていません。
品質ということと、コストということは実は同じことを言ってい
ます。日本では普通のコストのかけ方では需要を満たすだけの品質
のものが作れないということです。この品質の中にはコストの問題
も含んでいると考えてください。
価格が高くても、実際においしいパスタができる品質を持ってい
れば、国産ということで需要があると思います。しかし今までそう
いうものはできていませんし、これからも難しいでしょう。
もしかしたら成功するかもしれないということで、チャレンジし
てみる価値があるのかどうかはわかりませんが。
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Q.現在、妊娠9週目ですが、先ほどカビの生えたイチゴを食べて
しまったようなんです・・・。。インターネットで調べたら、チー
ズなどのカビの生えたものは、リステリア症になる、などで妊婦は
あまり食べてはいけないと書いてあったので、心配になりました。
しかも、赤ちゃんの器官形成期なので、今が一番影響してしまうの
ではないか、など、考えたらとても不安になりました。
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A.余計なことは心配しない、妊娠中の注意点はこれに尽きますね。
もちろん、食べる前なら充分注意すればよいのですが、食べてし
まってから心配して、何かよいことがあるでしょうか。
カビが生えたものは食べないというのが原則です。しかし、それ
と一度食べてしまったから何か害があるとかいうこととは違う話で
す。
もう一度聞きますが、そういう心配をして、何かよいことがあり
ますか?心配するだけ損であると私は思います。
-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「食品添加物」
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「食品添加物」についての質問をいただきました。しばらくそち
らの方の話題はとりあげていなかったので、まとめて書いてみます。
まず幼稚園で出るお菓子の話です。
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
食品添加物について質問です。
子供に添加物入りのお菓子を与えると、どの程度悪影響が出るの
でしょうか。
子供が幼稚園ですが、森永マリービスケットや、不二家ミルキー
カルビーあらポテト、不二家カントリーマアム、アルフォートなど
の市販のお菓子がよく出されます。
原材料を見ると添加物が多く、小さいうちから食べさせることに
不安を感じます。
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
ご指摘のお菓子の原材料は以下のようなものです。
■森永マリービスケット
小麦粉、砂糖、牛乳、とうもろこしでん粉、ショートニング、バ
ターオイル、全粉乳、植物油脂、マーガリン、ぶどう糖果糖液糖、
食塩、たんぱく質濃縮ホエイパウダー、膨脹剤、乳化剤(大豆由来)、
香料
■不二家ミルキー
水あめ、加糖練乳、上白糖、植物油脂、食塩、乳化剤
■カルビーあらポテト
じゃがいも、植物油、チーズパウダー、バターパウダー、糖類
(砂糖、オリゴ糖)、食塩、たんぱく加水分解物、粉末しょうゆ、
デキストリン、酵母エキスパウダー、香料着色料(カラメル、アナ
トー、ウコン)、甘味料(ステビア、甘草)、調味料(アミノ酸等)
■カントリーマアム(バニラ)
小麦粉、砂糖、植物油脂、チョコレートチップ、還元水あめ、で
ん粉、白ねりあん、卵、全脂大豆粉、脱脂粉乳、食塩、卵黄、全粉
乳、乳化剤(大豆由来)、香料(乳・大豆由来)、膨脹剤、カラメル色
素
■アルフォートミニチョコレート
砂糖、小麦粉、全粉乳、カカオマス、ショートニング、植物油脂、
小麦全粒粉、ココアバター、でん粉、食塩、乳化剤(大豆由来)、
膨脹剤、香料
「乳化剤(大豆由来)」というのは大豆レシチンのことですね。
他にも乳化剤はありますが、レシチンはよく使われています。
「膨張剤」はいわゆるベーキングパウダーです。手作りのお菓子
でもよく使うのではありませんか?
色素を使ったものもいくつかありますが、一番多いものでカラメ
ル、アナトー、ウコンですか。ウコンなどは飲料として売られてい
たりします。
その他、ここに上げられている名前で、わからないものがありま
したら、質問してください。
ここにあげた中では、添加物が多いと言えるのは「カルビーあら
ポテト」くらいで、他は極めて少ない部類に入るお菓子です。さす
がに幼稚園では気をつかっているな、という印象を受けます。
これで気に入らないのなら、ふだんはどんなお菓子を食べてさせ
ているのでしょうか。そちらの方が気になります。
こういうものを「添加物入りのお菓子」と捉えている、ものの見
方に問題があると思います。
もちろん、食べすぎれば何でもよくありませんが、通常に食べて
いて問題のないものであることくらい、知っておくべきです。
たぶん次のメールの方と同じような情報に惑わされているのでは
ないかと思います。
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
自然派くらぶ生協(宅配会社)の「買う時に避けたい食品添加物」
という資料の欄に、コチニール、アカネ色素、アナトー色素、クチ
ナシ色素があり、染色体異常の不安、発がん性の疑いなどとあり、
不安になりました。本当なのでしょうか?
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
私もかつては「無添加食品」なるものを扱っていましたので、弁
解させてもらいますと、なるべく添加物を減らして、品質のよい食
品を提供しようという努力が悪いわけではありません。
しかし、過度に「添加物の害」などを言い立てるところは、だん
だんと不安を煽ってロクでもない商品を売りつける詐欺商法に近く
なっていきます。
ご質問の「資料」に、「アカネ色素」が入っているところは馬脚
を現しています。
実はアカネ色素はすでに食品添加物の指定を取り消されているの
です。以下はそのときに中西準子先生が書いた文です。
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
04年7月2日、食品安全委員会添加物専門委員会は「遺伝毒性およ
び腎臓への発がん性が認められており、アカネ色素についてADIを
設定できない」という審議結果を出し、本委員会の食品安全委員会
に報告された。
同日、食品安全委員会は、これを受けて審議し、その結果を厚生
労働大臣に報告したとのことである。
ADIは許容一日摂取量の意味であるので、「ADIが設定できない」
ということは、事実上禁止をいみする。
(略)
今回の報告によれば、発がん性の強さは、以下の通りである。
“ラットに前がん症状および尿管線がんなどが見られる。それが、
用量反応的に増加する。”
この結果を表から読みとると、尿管線腫が約半数に見られるのは、
雄で(雌の発症率は雄に比べかなり低い)ほぼ摂取量が1000mg/kg/
日程度である。
(略)
半数発がん用量(TD50)が1000mg/kg/日という値は、それほど発
がん性が強いわけではないことを示している。
例えば、アルコールを我々は常時飲んでいるし、コーヒー酸が含
まれる野菜や果実を健康にいいという理由で、かなりの量摂取して
いる。では、アカネ色素は少量しか摂取しないのに何故、駄目か?
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak261_265.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
この後、リスク評価の話になるのですが、今ここでは、「アカネ
色素は弱いながらも発ガン性を示す情報があったために、食品添加
物としては使えなくなった」ということを確認しておきましょう。
どうしてすでに禁止になっているものがその「資料」に載ってい
るのでしょうか?少なくとも食品添加物を語る人が、アカネ色素が
禁止されたことを知らないはずがないと思うのですが。
そして、中西先生が言われるように、アカネ色素の発ガン性は、
それほど強いものではありませんし、人間に対して本当に発ガン性
があるかどうかもはっきりしません。そういうものでも、とにかく
発ガン性が疑われれば禁止するという対応を、日本政府はしてきた
わけです。
ここではその善し悪しを言いませんが、そうであるなら、禁止に
なっていない「コチニール、アナトー色素、クチナシ色素」には、
発ガン性があるのでしょうか?
おそらく、その発ガン性を示すデータというのは、信憑性がなく
て、相手にされていないのでしょうね。そうでなければ、今の食品
安全委員会の姿勢からして、とりあげないはずがないからです。
このように、アカネ色素の問題は、二つのことを私たちに教えて
くれました。
(1)自然物であっても発ガン性があるものは多いこと。だから天
然だから安全というのは間違った認識です。
(2)アカネ色素に対するやや過剰な対応から見て、許可されてい
る食品添加物が危険だというデータには信憑性がないだろうこと。
もし、食品添加物が発ガン性を示すという確かな証拠があるのな
ら、一般消費者相手に語っていないで、食品安全委員会に持ってい
けば、すぐに禁止してくれます。
その方がよほど世のため人のためではないでしょうか?
そうしないのは、そう語っている人が、実は信憑性のない情報だ
と知っていて、消費者を騙すのに使っているからだというのが私の
意見です。
--〔後記〕--------------------------------------------------
食糧自給率のウソを告発している、浅川芳裕さんの本が出ていま
す。
『日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率』(講談社+
α新書)
早速買ってきて読んでいます。なかなか驚くようなことが書かれ
ていますので、そのうち紹介してみます。
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--発行--渡辺--宏------- URL http://food.kenji.ne.jp/
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