安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>462号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------462号--2008.09.14------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」「かぼちゃ・マヨネーズ・ペットボトル・梅
漬け・とうもろこし粉(Q&A)」「有機認定団体」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 前回のQ&Aのパーム油の話について、こんなメールをいただき
ました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 おはようございます。毎週楽しみにしております。

 今回のQ&Aのパーム油の仕様の件ですが中国の商社?のサイト
のパーム油の仕様には
http://www.tech-food.com/trade/B0155027.htm

MNI
M&I
Moisture + Impurities

 と3通りの表記が現れます。MNIはミスタイプで「水分と不純
物」のようです。

 自分が輸入しようと思っているものの仕様書が読めないこと自体、
問題ですが、だからといって、自分で調べたり、相手先に問い合わ
せるのでなく、(恐らく)面識もない渡辺さんにこの人なら知って
いるだろう、あるいは調べてくれるだろうとメール一本で「教えて
下さい」、と安易に聞いてくるような人物がわれわれに食べさせる
食品の輸入をしようとしていることは恐ろしい、憂うべきことだと
思います。

 Q&Aで真摯に対応した結果、こういう方を儲けさせることにな
るのは渡辺さんとしても本意ではないでしょう。

 一度ビシッとおっしゃて目を覚まさせてやってはいかがでしょう
か。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ご紹介のページは私も検索で見つけていたのですが、そこまで読
んでいませんでした。

 おっしゃることはごもっともで、私も最初は無視しようかと思っ
たのです。ところが、私もわからないのがなったので、好奇心を刺
激されて調べる気になってしまいました。

 そのうえ調べてもわからないのがあったので、意地になって調べ
ていました。配送期限ぎりぎりまでかかって調べて、あきらめたと
いうわけです。

・輸入しようとしているのに資料が読めない。

・その上、自分で調べようとしない。

ときたのでは、全くどうしようもないですよね。

 実はときどき、こんなメールをいただきます。自分の仕事に関係
したことで、私のような部外者(しかも素人)に平気で聞いてくる
神経は理解しがたいです。

 だからいつもは無視するようにしています。今回はあくまで例外
ということで、ご了承お願いします。

 次はこんなメールです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 また食品問題が起こりましたが、いつもこれで心を痛めているの
はまじめに仕事をしているわたしのような立場のもの。問題を起こ
したところはごく一部だとメディアも報道してくれればいいのに、
泣くに泣けません。どうしたらいいのでしょうか?

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 マスコミが悪い…と言ってしまうのは簡単なのですが、どうも単
に馬鹿が多いとかいうことではなくて、マスコミというものの本質
的な問題がからんでいるように思います。

 マスコミはニュースを追うのですが、ニュース価値をどのように
して判断するかということがあります。実はここで、「ニュースと
して流れている情報にニュース価値がある」という同義反復が生じ
るのです。

 美術の世界で言われる、「美術は美を表現するが、美術で表現さ
れたものを美の基準とする」というのと同じです。

 毎度毎度、食べ物の不正事件があるたびに、本質的な意味がある
とは思えない報道(「馬鹿騒ぎ」)が繰り返されるのは、こういう
構造によっているのだと思います。

 今回の事故米の不正転売事件では、次のような観点が必要だと考
えます。

(1)不正そのものの追求。不当に得た利益を没収する方向で処罰
できないか?

(2)不正の原因の排除。「事故米」の発生を防ぐことと、廃棄処
分を検討する。

(3)安全性の確保。安全性の面ではほぼ問題ないと思われるが、
その検証をおこない、無駄な回収や不安の発生を防ぐ。

 最後については農水大臣の発言として、こんなニュースになって
います。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 太田誠一農相は12日、衛星放送「BS11デジタル」の番組収
録で、汚染米の転売問題に関連し「(汚染米から検出されたメタミ
ドホスは)低濃度で、人体への影響はないと自信をもって言える。
だから、あまりじたばた騒いでいない」などと発言した。転売問題
では、農林水産省の検査体制や汚染米の売却先に関する情報公開が
不十分だとの批判が強く、事態を軽視しているともとれる発言が更
なる反発を招く可能性もある。

 太田農相は、今回の汚染米から検出されたメタミドホスの濃度が
中国製冷凍ギョーザ事件の約60万分の1であることなどを説明し
「私が言うと、いいかげんに問題を扱っていると言われそうだから、
あまり安全だと言わないが、でも安全なんだ」などと述べた。同農
相は収録後、記者団に対し「国を揺るがす大問題で、省を挙げて取
り組んでいる。軽視しているのではなく、沈着冷静に対応している
という意味だ」と説明した。

 太田農相は就任後間もない8月10日にNHKの討論番組で、食
の安全について「消費者がやかましいから徹底する」と発言し、批
判を浴びた経緯がある。【工藤昭久】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080912-00000118-mai-soci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 例によって、何とか騒ぎにしてやろうという低レベルの記事です。
(毎日新聞にはこんな記者が多いですね。)

 基本的に大臣の言いたいことは想像がつきますし、間違ったこと
を言っているわけではありません。

 これを大臣の放言ではなく、根拠を持って示すことが必要だとい
うことです。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q.かぼちゃを電子レンジで加熱したものを冷ましてラップをし、
冷蔵庫に2日しまっていました(味付けは無し)。先程見たら所々
に小さな白い物が付いています。これはカビでしょうか?調べたら
でんぷんも可能性がありそうなんですが見分け方が分かりません。

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A.実物を見ないと断定できませんが、カビなんでしょうね。冷蔵
庫の中でも、カビが出ることはあります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 カビは微生物の分類からみると、酵母やキノコと同じ真菌類に属
します。今回調べた全ての冷蔵庫から4〜6種類のカビ類・酵母類
が検出され、合計22種類を数えました。このうち、どの冷蔵庫から
も高頻度で検出されたものは、合計集落数858を数えたピンク色・
黄色・乳白色をした酵母類(ロードトルラ属など)でした。

 カビでは、ペニシリウム属(青カビ属)のカビ8種類385集落(写
真)、クラドスポリウム属(クロカワカビ属)のカビ2種類139集落
が高頻度で検出されました。その他、アスペルギルス・ニガー(麹
カビ属)、オーレオバシディウム・プルーランス、フォーマ属など
のカビが検出されました。

 通常、冷蔵庫内は5℃前後、冷凍室ではマイナス18℃前後に保
たれていますので、カビは生育しないと考えがちですが、さにあら
ず、低温環境下でも死滅するわけではなく、生育が遅くなるだけと
考えた方が良いのです。実際に今回検出されたカビの中には、マイ
ナス10℃の低温域でも生育できる好冷性のカビも見つかりました。

http://www.fujitv.co.jp/seikatsu/kurashi/kurashi/j023.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 調理してから2日たてば、こういうこともありそうです。ここは
あきらめた方が無難かと思います。

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Q.最近市販のマヨネーズをいろいろ買って、料理しますが、以前
には感じなかったのに、嫌な、変な味に感じて困っています。これ
は、味覚障害ではないかと、悩んでいます。アドバイスお願いいた
します。

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A.医者に診てもらったほうがよさそうですね。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 味覚の原因は、不明の点もありますが、多い順に食事、薬物、全
身の病気、ストレスがあげられます。 

(1)食事の内容による味覚障害

 最近、亜鉛などの微量元素が味覚に重要な関わりを持っているこ
とがわかってきました。

(2)薬剤による味覚障害

 最近注目されてきたのは薬による味覚障害です。降圧利尿剤・解
熱鎮痛消炎剤・抗ヒスタミン剤・ペニシリン系を中心とした抗生物
質・制ガン剤・副腎皮質ホルモン剤などの 長期連用・併用で尿に
多く亜鉛が排出されるために味覚が障害されることがあります。

 投与中止で味覚は元に戻りますが、回復に時間がかかることもあ
るようです。

(3)全身の病気による味覚障害

 溶血性貧血・糖尿病・胃切除・肝不全・その他の肝疾患・ネフロ
ーゼ・透析・腫瘍・膠原病・内分泌機能低下などの全身の病気で味
覚障害がおこります。また、妊娠や火傷も味覚障害をおこすといわ
れています。

(4)口腔の病気による味覚障害

 舌の病気である舌炎や舌苔(ぜったい)・口内乾燥症・かぜによ
るのどの病気でも味覚障害をおこします。また、かぜによる嗅覚障
害に続く味覚障害は風味障害として現れることが多いといわれてい
ます。

(5)心因性味覚障害

 うつ病・ヒステリー・ストレスなども味覚障害をおこすといわれ
ています。しかし、うつ病は抗不安薬や抗うつ剤を常用しているこ
とから薬物による影響も見逃せないという意見もあります。

http://www.iwate.med.or.jp/kenkouzoushin/38/mikakushougai.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 こんなにたくさん原因をあげられたら、どれかあたっていそうに
思いませんか?医者にかかった方がよいと思います。

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Q.ペットボトルの再利用について教えてください。市販のペット
ボトルを、家庭のお茶用に再利用しています。1リットルのペット
ボトル入りのお茶を購入し、それを飲み終わったら、洗って容器を
再利用します(家で沸かしたお茶を入れています)。通常、お茶は
冷蔵庫で保管しており、一日以内で飲みきります。お茶を入れ替え
るときはその都度ペットボトルを水で洗っています。だいたい10回
程度利用し、茶シブなどが目立ってきたら新しいペットボトル(お
茶)をまた購入する、、、という感じで利用しています。

 最近、有害なプラスチックやポリカーボネイト食器などの安全性
などについて耳にし、市販のペットボトルのこうした再利用にも、
もしかして問題があるのだろうか?と不安になりました。

 熱いお茶は入れませんが、冷凍保存することはあります(夏場に
出かけるときなど、ペットボトルごと冷凍庫に入れて、それを持ち
歩いたりしています。)このような利用方法、ペットボトルの再利
用に問題はあるでしょうか?

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A.プラスチックについて大きな誤解があるのですが、ほとんどの
プラスチックは物質としては無害なものです。巨大な分子でしかも
消化酵素では歯が立たないため、体内に入ることはありませんし、
もし入ったとしても、生理的な活性を持ちませんので、無害なもの
です。

 特に食品用によく使われる、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、PETなどは全く無害と考えてよいものです。

 私も500ミリリットルのペットボトルにお茶を入れて持ち歩い
たりしています。だいたい10回程度で色がついてしまうというの
もほぼ同じですね。

 ただ、1リットルのものを、家庭の冷蔵庫で保管されているよう
ですので、費用効果から言いますと、耐久性のあるガラスかプラス
チックの専用ボトルを買った方がよいでしょうね。一回150円程
度のお茶を買うのなら、数回分でそういうボトルが替えます。使い
勝手もやはり専用ボトルの方がよいです。入れやすいですしね。

 私が持ち歩くのに使っているのは、片手で持ててそのまま飲める
からです。これはちょっと他のものではできないです。

 それから、冷凍して使うというのもやっている人は多いです。た
ぶんボトルが痛むでしょうが、それほど回数使うわけではないです
ので、実質的には問題ないと思います。

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Q.始めまして、実は知り合いの方から、無添加の梅漬けと言うの
を頂きました。福岡県産の梅、と紫蘇と、食塩のみとは聞いたので
すが、ラベルには何も書いてありません、製造者の名前は書いてあ
ります、そして今回ご相談したかったのは、その梅干の色が真っ赤
で、ひとつ頂きましたがご飯もお茶碗も赤く強く色づくのです。

 人工着色料でしょうか?それとも紫蘇の種類で相当赤く色づく物
もあるのでしょうか、、不安で、、、

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A.梅干をつくるとき、赤シソを使います。この色素がまっ赤にな
るのです。以下の説明をごらんください。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 リカーで殺菌した清潔なお玉を使い、梅酢を赤紫蘇と合わせる為
に取り分けます。この褐色の梅酢を赤紫蘇にかけると、あっという
間に鮮やかな赤に変化します。

 これは赤紫蘇に含まれるアントシアニン系色素(ポリフェノール
の1種)であるシソニンが、梅酢に含まれるクエン酸と化学反応し
て起こる現象です。

 アントシアニン系色素はphによって色が作用されやすく、酸性で
赤、中性で紫、アルカリ性で青に発色する性質があります。

 水溶性色素なので、赤紫蘇本体だけが色の変化を示すのではなく、
シソニンが溶け出した梅酢も一緒に色の変化を示しているんでしょ
うね。

 ちなみに、同じくアントシアニン色素を持つ代表格はナスやブル
ーベリーやブドウ(白ブドウは含みません)などで、ナスに至って
はナスニンというネーミング。シソニンとかナスニンとか、誰だこ
の名前付けたの。

 実を言うと、自分で梅干を漬けるようになるまでは、赤梅干のこ
の発色が天然色素の化学変化だとは思っておらず、梅干の製造業者
が食品添加物色素を加えてるんだと思ってました。こうやって自分
でやってみて、改めて驚いた。

http://umeshigoto.blog111.fc2.com/blog-entry-176.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 子どものときに、理科の実験で、オシロイバナを酸性溶液につけ
て色を変えたりしましたよね。そういうものなんです。上の文では
「化学反応」と書いていますが、正確には化学反応しているのでは
なく、pHによって色素の発色が変わるだけです。

 ただ、前回の質問でもありましたように、市販の梅干では一度塩
抜きをしたものが多く、そのときに水溶性色素も抜けて、色が薄く
なってしまうので、あらためて色素で染めているものが多いようで
す。

 このときの色素も、基本的に似たようなものなので、それほど心
配することはないと思います。

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Q.現在フランス在住で、半年ほど前に、無農薬のとうもろこし粉
を買いました。1度使ったきりで冷蔵庫に保管してありましたが、
今日見たところ、中身には見当たらなかったのですが、袋に5mm
ほどのカビ(たぶん)を発見しました。

 こちらの冷蔵庫はあまり性能がよくなくて、時折水が垂れたりし
ますので、それで湿ったものと思います。

 最近日本で、三笠フーズ等の汚染米の事件が取りざたされており、
アフラトキシンという猛毒の存在を知りました。とうもろこしにも
はえるカビの毒とのことで、我が家ではもしかしたら、そんなもの
を自家栽培してしまったのかと怖いです。

 もちろん食べずに捨てましたが、そのカビ部分を触ってしまいま
したし、(アフラトキシンは皮膚からも吸収されるとか)よく手は
洗いましたが、冷蔵庫から出してゴミ箱に入れる際などに胞子が飛
んだり、また明日は冷蔵庫内の掃除をしようと思いますが、そうい
うときに、毒物が飛散したりしませんでしょうか?

 自分だけのときにはここまで神経質ではなかったのですが、今2
歳になろうかという子供がおりまして、そのためとても心配性にな
っております。日本ではこのカビははえないということですが、フ
ランスですのでわかりません。

 もし何かお気づきのことがありましたら、お教えいただきたく存
じます。

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A.まず、カビの生えた食べ物は食べない、というのが原則です。
食べても実は害がなかったりするものが多いのですが、とにかくこ
の原則を守っていれば、家庭でカビの被害が出ることはありません。

 フランスの事情はよく知りませんが、日本でアフラトキシンを産
出するカビはいないので、それより北に位置するフランスあたりで
もたぶんいないと思います。だいたいが熱帯、亜熱帯地方のもので
す。

 食べ物に大量に発生している以外のカビに対する心配は、しても
あまり意味がありません。どこに置いてあっても、食べ物にカビは
発生しますよね。昔は自然発生説なんかもあったのですが、今では
否定されていて、当然カビの胞子がいたるところにいるからなので
す。

 単に目に見えないからふだん気にしていないだけで、気にしても
仕方ないほど普遍的かつ大量にカビというものは存在します。だか
ら、たとえ周囲の空気中に、アフラトキシンを産出する種類のカビ
がただよっていたりしても、そんなものは気にする必要もありませ
ん。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「有機認定団体」
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 土曜日の朝のNHKニュースを見ていたら、こんなニュースをや
っていました。
 
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

平成20年9月12日
農林水産省

 登録認定機関である特定非営利活動法人日本生態系農業協会に対
する認定に関する業務の改善及び停止命令について

  1. 登録認定機関である特定非営利活動法人日本生態系農業協会
(以下「生態協」という。)に対する調査を実施しました。

  2. その結果、生態協が、

(1)認定業務規程を遵守せずに業務を行っていたにもかかわら
ず、認定事業者に対し認定事項が維持又は変更された旨通知してい
たこと。また、一部業務において実際に行っていないにもかかわら
ず、料金請求を行っていたこと

(2)認定申請者の内部規定の実施手順では輸入品が有機JAS品
であることの確認ができないにもかかわらず、有機農産物の輸入業
者として認定していたこと

  を確認しました。

  3. このため、生態協に対し、JAS法に基づく認定に関する業務
の改善及び停止(120日間)を命じました。

http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/kansa/080912.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この手のニュースは枚挙にいとまがないのですが、何故かマスコ
ミではほとんど報道されません。

 有機認定制度は、今までの日本の制度と違って、役所が認証する
のではなく、登録している民間の認定団体が自主的に運用できるよ
うになっている制度です。

 民間でできることは民間で、ということで私は歓迎していました
が、結局やってみれば不正が横行して、制度の態をなしていないと
いう惨状になっています。

 日本人には役人の力を借りずに自主的に認定制度を運用すること
は無理なのか?と弱気になってしまいます。

 それにしても120日の業務停止というのは、内容的に登録の取
り消しを考えるほどひどいものだったのでしょう。

 制度の根幹をゆるがす大事件です。賞味期限を偽装した、という
ようなものとは重大性が違います。

 ところがなぜかほとんどニュースにならないのです。上の引用は
農水省のもので、マスコミのサイトでは探しても見つかりませんで
した。

 約束どおり運用するという基本が破られた点では、事故米の転売
事件と同質です。これがなぜ大問題にならないのか、改めて不思議
に思います。

 それこそテレビカメラが殺到して、どんなインチキをやっていた
か、追求してほしいのですが。

 農水省はさすがに危機感はあるらしく、こんな会合を開いていま
す。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 これまで、有機JAS規格の認定の仕組みについて全般的に検証を
行い必要な見直しを行うことを目的として、有機JAS規格の格付方
法に関する検討会を開催してきたところですが、今般、第6回会合
を平成20年9月26日、農林水産省第2特別会議室において開催する
こととしましたのでお知らせします。

http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/hyoji/080911.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 現実的な対応策は役人が認証制度を運用することでしょうか。そ
んなことになればまさに世も末ということです。でも、そうしなけ
ればウソ・インチキのやり放題です。

 そこで結論ですが、日本の有機認証制度は既に崩壊した、という
ことです。「有機JAS」マークを信用する根拠は既に失われてい
ます。

 ここに至っても、自浄努力のかけらも見えてきません。現在のと
ころ、有機JASマークつきの商品は、単に高く売りたいだけのほ
ら吹き商品であると考えるしかありません。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 めったにこの手のニュースをやらないNHKが、なぜ報道したの
かはちょっと謎です。新聞にも載っていませんし、これを見なけれ
ば気がつかなかったところです。

 今日は妻の誕生日のプレゼントを買いにお買物です。来週は宮沢
賢治学会の大会があるので、花巻に行きます。

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--発行--渡辺--宏------- URL http://food.kenji.ne.jp/
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「宮沢賢治の童話と詩 森羅情報サービス」
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 購読者数4549名です。ご購読ありがとうございます。
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