安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>416号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------416号--2007.10.28------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」「クリープ・軟骨(Q&A)」「偽装表示」

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ブログ毎日?更新中

http://www.kenji.ne.jp/blog/
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---〔話題〕-------------------------------------------------

 蜂蜜のページに補足情報をいただきました。ずいぶん前に書いて
そのままになっていますので、新しい情報として掲載しておきます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 蜂蜜の抗生物質使用についてですが、現在、人体に有害とされて
いる抗生物質はテトラサイクリン系の抗生物質とクロムフェノール
系で輸入品については、全量検査が原則となっていることから、輸
入品が安全。と記載されているのでしょうけれど、輸入品の大半を
占める中国産などでは、かなりの頻度で、上記禁止抗生物質が検出
されているので輸入品が全体に安全とは言えません。

 検査過程で出た場合と、市場へ出荷された後、抜き取り調査で検
出されることがあるので、どちらも似たような物かもしれません。
安全の目安というのは、大量に輸入されていないもの。というのが
ありますがこれは、輸入検疫手続きの法的部分に、関係してきます。

 結晶化の問題ですが、不純物というのは花粉など。ということに
なると思いますけれど、結晶化することについては、草系からとる
か樹液系から採集したものか。というのも影響します。

 全体に、フィルターをかなり丁寧に掛けたとしても、樹液系は結
晶化しやすい。という特性を持って居ます。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 どうもありがとうございました。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q.やっと秋らしく涼しくなってきました。朝夕は寒いくらいです。
この季節になると温かいコーヒーが飲みたくなります、先日久しぶ
りにコーヒーを入れてクリープを入れたところ、クリープが溶けな
いで粒子状のままコーヒーの中に浮いているのです!夏の間使わな
かったので常温で置いていましたが賞味期限もまだ先ですがどうし
てなのでしょう?問題はないのでしょうか?

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A.そのものズバリのQ&Aがクリープのサイトにありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 クリープ(瓶入り)を夏前に開封し、しばらく使わないでいたも
のを秋になってまたコーヒーに入れたら溶けない。なぜか。


 クリープは乳製品で出来ており、特に乳糖が約6割と多い組成と
なっています。湿度の高いところにおきますと乳糖の結晶の形が変
化して固まりやすくなります。

 開封後は、高温多湿を避け、キャップを固めに締め常温で保存す
ることにより、湿気を防ぐことができ、より長く風味を保てます。
また、中蓋のシールを半分だけ開けて外蓋を閉めると、密封性がや
や悪くなります。シールは全て剥がしてお使いください。このよう
な方法で保存した上で、開封後1ヶ月を目安に使いきることをおす
すめします。

 冷蔵庫で保管するのはおすすめできません。使用する際冷蔵庫か
ら出した後、室温との温度差で結露をおこし、湿気によってかたま
り、溶けにくくなることがあるからです。常温での保管をお願いい
たします。

http://www.morinagamilk.co.jp/soudan/d/03.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 そういうもののようですね。ところで、賞味期限ですが、あくま
で開封前のものです。開封後は賞味期限がどれだけ残っているかと
は関係なく、「お早めにお召し上がりください」ということになっ
ています。

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Q.鳥専門店で骨付きざんぎを買ってきて食べていました…そした
ら、くぼみからパチンコ玉位の白い玉が出てきて、その裏を見たら
、血の固まりで脳みその様なものが出てきました…お店に電話を掛
けたずねてみると、軟骨と髄液です!安心して食べれますと言われ
ました。液と言うか脳みそ(かたまり)みたいなんです。もしかして
ひな鳥の脳みそかな?と思い気持ちが悪くなりました。髄液ってど
んな形をしていますか?教えて下さい。宜しくお願いします。

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A.「骨付きざんぎ」というのは聞き慣れない言葉ですね。鶏肉の
唐揚げの一種のようです

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 東京に暮らす学生時代の友人が夫人を連れて札幌に遊びに来たと
き、 居酒屋のメニューを見て夫人は言っ た。「ザンゲ?ん?ザン
ギ?なによ、それ。えっ?、鶏の唐揚げ?」。続けて友人。「そう
なんだ。俺も東京に移ったばかりの頃、居酒屋でザンギと言ったら
通じなかった。ザンギって方言なんだ」。今月の調査隊員は生粋の
ドサンコ。ザンギが北海道独自のものであることを知ったのは、こ
の一件があったつい最近のことである。では、なぜ本道だけザンギ
なのか。その由来は?そしてザンギは東京でいう鶏の唐揚げとどう
違うのか。大手居酒屋チェーン店の幾つかに聞いてみた。「観光客
からよく『ザンギって何?』と聞かれるので、『北海道独特の鶏の
唐揚げです』と答えているのですが、残念ながら由来は知りません」
「ザンギの語源は知りませんが、一般的にいう唐揚げとザンギでは
調理法が違うようです。唐揚げは塩、こしょうと片栗粉をまぶして
揚げますが、ザンギは、ショウガやニンニク、醤油を加える。調理
人たちはそう習ってきたようですよ」

http://www.ne.jp/asahi/ys/namaramuchyo/nanda/honbun/zangi.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 その唐揚げに軟骨がついていたということのようです。唐揚げで
すから、鶏モモ肉だと思います。だとすると、ついていた軟骨もヒ
ザの部分のものだと思います。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 私はよく鳥の軟骨を食べるのですが、

1.「軟骨がとんがっていて周りにささみのような淡白な身がつい
ているもの」

2.「小さいコロコロとしたもので軟骨はあまり大きくなく、身は
皮のようにジュージーなもの」

の2種類あります。これはどちらも軟骨なんでしょうか?


 どちらも「軟骨」なんですよ。

 1はムネの近くについている「軟骨」で1羽から1つしか取れま
せん。

 2はヒザについている「ヒザ軟骨」です。こちらは両ヒザから1
つずつで計2つ取れます。

 1の軟骨は一般的にヤキトリ屋さんで「ヤゲン」と呼ばれていて、
中にはムネ肉がついた肉付きのものもあります。あっさりしている
のが特徴で、骨もやわらかいですね。

 2のヒザ軟骨はムネ軟骨に比べてジューシーでコリコリ感があり
ます。

http://www.foods.co.jp/cheers/cook/soudan_qa1801.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 髄液というのは骨髄の中身のことでしょう。BSE関連では目の
敵にされている部分です。骨付き肉の場合は骨を割れば出てきます。

 唐揚げに軟骨が入ってしまったのは調理のミスでしょう。それと
も「ザンギ」には軟骨入りもあるのでしょうか。「ザンギ」なるも
のを食べたことがないので、このあたりはよくわかりません。

 鶏をさばくとき、一番最初にするのは逆さにつるして首を落すこ
とです。こうして血を出してしまうのです。落された首は肉と同じ
ルートで流通することはありませんから、脳が肉に混じる可能性は
まずありません。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「偽装表示」
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 このところ、「偽装表示」のニュースが続いています。マスコミ
の習性として、一つのニュースが「受ける」と、次々と似たような
事件を探し出してくるということはあります。しかしこのような事
実があることは確かですので、やはり只事ではないと言わなければ
なりません。

 まず、鶏肉についての事件です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 秋田県大館市の肉製品加工会社「比内鶏」(藤原誠一社長)が、
比内地鶏と表示した肉や卵のくん製に、比内地鶏を使っていなかっ
たことが分かった。少なくとも約10年前から偽装していたという。
県が20日発表した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071020-00000103-mai-soci
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 高級ブランド地鶏「名古屋コーチン」として売られている生肉や
加工品の一部に、名古屋コーチン以外の肉が含まれていることが、
独立行政法人「農業・食品産業技術総合研究機構」(茨城県つくば
市)の調べで分かった。市場に流通している生肉と加工品計90点
をDNA検査したところ、銘柄以外の肉の混入は約2割にあたる1
9点にのぼった。

http://www.asahi.com/life/update/1001/NGY200710010007.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「比内鶏」「名古屋コーチン」といえば地鶏の2大ブランドです。
業界全体で偽装表示が蔓延していると考えられても仕方ないですね。

 誤解している人も多いのですが、もともと「比内鶏」「名古屋コ
ーチン」という品種の鶏の肉を販売しているのではありません。こ
れらは天然記念物で、食肉用に飼育されているものではありません。

 特に名古屋コーチンなどは観賞用の系統が生き残っていますので、
元々食用ではない品種だそうです。

 詳しい血筋はよくわからないのですが、似たような系統ないしは
味の、食肉用の品種を開発して、ご当地の有名な鶏種に「あやかっ
て」名前をつけているのです。

 市場での「差別化」がある程度奏功したとたん、ニセモノが現れ
るわけで、中国のことを馬鹿にできない金儲け主義が食品業界には
あるということです。

 私は食品業界に対する不当な非難には反対してきましたが、それ
にもかかわらず食品業界の方にも問題があると言ってきました。悪
いやつはどこにでもいるものですが、こういうことが「業界の常識」
になっていなかったかどうか、反省してもらいたいものです。

 こういうニュースを見ていると、次々と似たような記事が見つか
ります。同じサイトの記事ですが、以下に3連続で掲載します。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 九州農政局は9日、観光土産製品製造卸業の大成物産(福岡県朝
倉市)に対し、同社の販売した生そばが原材料に実際より多くのそ
ば粉を用いているかのように消費者を誤解させる表示をしていたと
して、JAS法に基づき不適正表示を改めるよう指示をした。実際
の配合割合はそば粉2割に対し小麦粉8割で、“2割そば”の状態
だった。

 大成物産は、同社が販売する「長寿生そば」と「生そば」の原材
料名欄に「そば粉、小麦粉」と記載。そば粉が小麦粉より多く使わ
れているかのような表示をしていた。

 さらに、2商品に使用していた食品添加物を記載せず販売してい
た。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/75286/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 中国から乾燥ヒジキを輸入し加工した食品に「長崎産」とうその
表示をして販売したなどとして、佐賀県は12日、同県小城市の海
産物加工・販売会社「磯屋」に対し、日本農林規格(JAS)法な
どに基づき適正な表示を行うよう指示を出した。

 県によると、同社は中国産の乾燥ヒジキを輸入した加工食品3品
で、昨年8月ごろから「長崎産」「九州長崎産」と表示。商品名も
「長崎産芽ひじき」「九州産芽ひじき」としていた。

 中国から輸入したクラゲを使った加工食品2品でも今年4月ごろ
から「有明海名産」「佐賀県有明海特産」とうその表示をしていた。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/64833/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 京都府は31日、タケノコ加工商品に不適正表示があったとして、
日本農林規格(JAS)法に基づき京都府久御山町の食品販売会社
「ミヤザキフーズ」を行政指導した。

 府によると、ミヤザキフーズは今年4月から7月までの間、実際
は福岡産のタケノコを京都産と表示するなどして約7万パックを販
売していた。

 また農水省は同日、ミヤザキフーズに商品を納めていた京都市南
区の食品加工会社「カワウ」が、タケノコ加工商品の産地を偽った
ほか、有機原料を使用していないのに不正に「有機JASマーク」
を付けて販売していたとして、JAS法に基づく行政指導をした。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/80904/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 そば、ヒジキ、クラゲ、タケノコ、はては有機JASマークまで、
何でもありのウソのつき放題です。この状態をどうするのか?農産、
畜産、水産というところが日本で最も遅れた産業であるという事実
を覆すことができるかどうかが問われていると思います。

 消費者の方も、国産だからといってありがたがっている場合では
ないと考えてください。

 最後は食べ物ではありませんが、通販業界の腐敗ぶりの話です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 科学的根拠がないのに「浴室や台所に置くだけでカビ発生を防ぐ」
と宣伝し、おけを通信販売したとして、公正取引委員会は29日、
景品表示法に基づき大手百貨店、高島屋(大阪市)や「日本直販」
のブランドで知られる通販大手総通(同)など13社に、再発防止
を求め排除命令を出した。

 ほかに命令を受けたのは通販大手ベルーナ(埼玉県上尾市)とQ
VCジャパン(千葉市)、製品卸元の三恵精機(埼玉県草加市)、
藤田金属(大阪市)など。

 公取委によると、高島屋など12社は昨年、通販カタログやイン
ターネットなどで「カビの発生を抑制」「強力な抗菌効果」などと
表示し、浴室や食器洗い用のアルミ合金や合成樹脂製のおけを販売
した。QVCジャパンも昨年、テレビショッピングの番組で「銀イ
オンでカビを抑制」などと宣伝し販売した。

 公取委は13社に、カビの発生抑止効果について根拠を示すよう
求めたが、いずれも科学的な裏付けがないと判断した。問題のおけ
はこれまで、13社で計約18万個が販売されたという。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/59741/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ベルーナなんかは大手なのに、こんなわかりやすいウソを見抜け
る社員が一人もいないとは…。いや、やはり売れればよいと思って
いたのでしょうね。

 実は私の家にもベルーナのカタログがときどき来ます。中には同
程度にひどい商品はいくらでもあります。

 こんど来たときにまだ掲載されていれば、紹介してみますので、
ご期待?ください。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 10月もおしまいですね。私が生協を退職したのは8月で、9月か
ら個人で会社(森羅情報サービス有限会社)を作りました。したが
って毎年8月末決算ということになります。10月末が申告期限なの
で、月曜日に申告してきます。といってもまだ決算自体ができてい
ない…。

 今年から、株式会社電話放送局の取締役になり、自分の会社の方
は休眠させています。おかげでつい気がゆるんで、放置していまし
た。今日こそは申告書を書かなくてはなりません。

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--発行--渡辺--宏------- URL http://food.kenji.ne.jp/
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