安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>369号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------369号--2006.12.03------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」「アルミホイル・ミネラルウォーター・食用
油・味覚嗅覚障害(Q&A)「ノロウィルス」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 いただいたメールを紹介します。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 毎週のメール配信ありがとうございます。毎週読むのを楽しみに
している読者です。

 今回メールさせていただきますのは、DDTと狂犬病についてです。

 まずDDTについてですが、畝山氏の食品安全情報blogで、次のよ
うな記事が二つあります。渡辺様はご存知かも知れませんが、こち
らも紹介されてはいか
がでしょうか?

長いので表題とリンク先(原文含む)のみ貼り付けます。

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20060919#p27

■WHOはマラリア対策のためDDTの屋内使用は適正であると認め


WHO gives indoor use of DDT a clean bill of health for
controlling malaria
15 SEPTEMBER 2006

http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2006/pr50/en/index.html

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20060919#p28

■WHOはDDTの復活を後押しする

WHO Backs Return of DDTBy Molly Lee
September 15, 2006

http://www.acsh.org/factsfears/newsID.846/news_detail.asp

 二つ目は狂犬病についてですが、初めの二つは単に誤字なので、
あら捜しですね。(^_^;)

>「狂牛病」が「BSE」という呼び方に変っているのに、狂牛病
[「狂犬病」?]は相変わらず狂牛病[「狂犬病」?]なんで
すね。

>ただし、狂牛病[「狂犬病」?]というのも誤解されやすい言
い方で、本当は「狂水症」と呼ぶべきなんだそうです。

>狂牛病の牛に噛まれたからといって、めったなことでは発病
しないでしょうが、

 BSEのプリオンが唾液から検出されたと言う報告があるのでしょ
うか?万一ごく微量のプリオンが唾液からが「発見」されたとして
も、「めったなことでは発症しない」ではなく「まず間違いなく発
症しない」の方が適切ではないでしょうか?


>現在ではワクチンがあり、噛まれた後に使用しても効くらしいので、
怪しい犬に噛まれたら、病院に駆け込めば助かるそうです。

 厚生省のHPに噛まれた後に接種するワクチンについて解説があり
ました。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html#q13
Q13  暴露後ワクチン接種とはどういうものですか。

A13 犬などに咬まれて感染した可能性がある場合に、発症を予
防するため接種するワクチンのことをいい、出来るだけ早く接種を
開始する必要があります。暴露後ワクチンは、初回のワクチン接種
日を0日として、3日、7日、14日、30日及び90日の計6回
皮下に接種します。

追伸

 ノロウイルスですか。少し早いですが、これからまたはやるでし
ょうね。体調不良でメール配信出来ないなどとなると読者として残
念です。どうぞお大事になさって下さい。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 誤字の方はご指摘ありがとうございます。訂正しておきます。

 発症しないだろうという表現はご指摘どおりなのですが、このあ
たりは難しいですね。発症する可能性はほぼゼロだと思いますが、
この「ほぼ」がクセモノです。

 書いているとはっきりと確証のない問題には、あいまいな表現を
せざるを得ないのですが、今回はちょっとあいまいすぎたというご
指摘だと思います。でも「絶対に」といえないところがつらいです。

 そう考えると、いろいろと「危険」説をふりまわしている人たち
は気楽でよいですね。「安全とはいえない」で危険性を指摘したこ
とになるわけですから…。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q.1年ほど前からアルミホイルを活用するようになりました。
鍋の蓋代わり(長時間煮る時)や、朝のお弁当のおかずを冷ます為の
お皿代わりなどです。有害な事でしょうか?

------------------------------------------------------------

A.何か心配なことでもあるのでしょうか?何をもって有害とされ
ているのかがわかりません。

 また、選択の自由があるわけですから、心配しつつ使う義理もな
いわけです。気になるのなら使わないという選択も可能です。

 ただ、有害かどうかという点については誤解がほとんどだと思い
ます。ネットには怪しい情報もありますが、いろいろと探してみる
とだいたい見当がついてきます。もう少し調べてみてはいかがでし
ょうか。

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Q.半年ほど前から、飲み物を硬水のミネラルウォーターに変えま
した。体に良いと聞き一日1リットルほど飲んでいます。本当に
100%体に良いのでしょうか?マイナス面はありますか?

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A.そもそも「100%体に良い」ということ自体、もともと無理のあ
る要求です。そんなものはどこにもありません。

 硬水系のミネラルウォーターは人によっては下痢がしやすくなっ
たりします。また、ミネラルの一つとして「ヒ素」が含まれますの
で、水道水と比べて健康によいとはいえないとされています。

 水をたくさん飲むことはよいことだと思います。どちらかという
と軟水系の方が無難だと思いますが、水を飲む習慣は続けた方がよ
いでしょうね。

 ただし、それで効果があっても「水」を飲むことがよかったので、
その「ミネラルウォーター」だけが効果があるわけではないと考え
た方がよいと思います。

 また、安全面を考えると、一種類だけではなく、いろいろなもの
を使っていくのがよいでしょう。

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Q.以前から揚げ物などの油分が多い食品を食べると胃にもたれる
ので控えていたら、友人からそれは酸化した油を食べているせいだ
といわれました。自分でも調べてみたら確かに良くないことが書か
れていました。
http://cfqlcs.go.jp/administrative_information/public_relati
ons_magazine/kouhousi/question_and_answer_of_food/qa06.htm


 質問なのですが、スーパーなどで売られているお惣菜の揚げ物は、
作られてからどれくらいの時間で酸化するものなのでしょうか?

 コンビニ弁当などは酸化しないように工夫されているのでしょう
か?また一度開封した食用油はどれくらいの期間で使い切るのが理
想でしょうか?

------------------------------------------------------------

A.酸化した油がよくないのは事実ですが、酸化していない油でも
胃にもたれますよ。これは脂肪を消化するのに時間がかかるためで、
ある程度仕方ないことです。

 油の酸化が問題になる食品としてはインスタントラーメンが有名
です。インスタントラーメンの賞味期限は、この「油の酸化」がお
こらない範囲として定めています。見た目に問題なくても、賞味期
限を過ぎたインスタントラーメンは食べないのが無難です。

 このことからわかるのは、油の酸化が問題になるのは数カ月から
半年くらいの時間がかかることだということです。1日程度の賞味
期限の惣菜や弁当類はまず無関係ということですね。

 ただし、製造している段階で酸化した油を使ったものなら話は別
です。そのあたりはチェックが必要ですが、普通はまず問題ないと
思います。製造現場での油の酸化度については、ご指摘のページに
定められているとおりです。この基準はだいたい守られていると思
います。

 家庭で使用している油については、同じページに以下のような記
述があります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 名古屋農林水産消費技術センターで、消費者から持ち込まれた使
用後の油39点を分析したところ、酸価が0.4を超えたものは3
点だけで、最高でも0.5以下でした。一般家庭で使用されている
油についてはまず心配ないでしょう。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 調べてみると、問題となるほど酸化のすすんだ油を家庭で使って
いることはほとんどありません。常識的な油の交換時期だと、実は
酸化ということからすると早く捨てすぎているのです。

 これは見た目の劣化の方が酸化よりも早いということを意味して
います。酸化しすぎた油を使い続けるという判断を普通の人がする
ことはまずありません。

 ただし、開封までに時間がたったものは要注意です。見た目に変
化がなくても、賞味期限を過ぎた食用油は使用しない方がよいです。

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Q.味覚嗅覚障害についてお教え願います。数年程前から味覚も嗅
覚も全く感じられなくなったそうなのですが、食べ物にて改善は出
来ないのでしょうか?亜鉛の物を食べるといいと聞いたことがある
のですが、具体的な食べ物って・・・?あと、サプリメントにもあ
りますが適度に取った方がよいのでしょうか?

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A.こういう障害を「食べ物で改善」しようとするのは筋の悪い考
えです。はっきり医者の領分であると考えてください。

 診断をうけ、治療に取り組むべきで、その上で食べ物について医
者から指示があれば守ればよいわけです。医者の出す指示は栄養学
からすると変なものも多いのですが、治療にとって食べ物はそれく
らいどうでもよい領域なんだと私は勝手に考えています。

 とにかく、食べ物で病気になるのは案外難しいです。食べ物で病
気を直すのはもっと難しいので、あまり考えない方がよいと思いま
す。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「ノロウィルス」
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 先週は東京でノロウィルスにやられてひどい目にあいました。病
院には行かなかったので、正確には不明なんですが、症状から見て
まず間違いないと思います。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

ノロウイルスに感染するとどんな症状になるのですか?

 潜伏期間(感染から発症までの時間)は24〜48時間で、主症
状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、こ
れら症状が1〜2日続いた後、治癒し、後遺症もありません。また、
感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もありま
す。
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ノロウィルスによる食中毒はすでに食中毒中患者数ではトップに
なっています。他の食中毒と違って、冬場に多く発生することが特
徴で、これからピークを迎えますので、注意が必要です。

 また、ノロウィルスのもう一つの顔として、「お腹の風邪」とい
う言い方があります。いままで、お腹にくる風邪と言われていたの
は実はこのノロウィルスが原因のことが多かったのです。

 正確に言うと、「お腹の風邪」は「感染性胃腸炎」と呼ばれ、ノ
ロウィルス以外にも原因となるものはあるそうです。しかしノロウ
ィルスが多数派なのは間違いありません。

 食中毒というときは食べ物から感染したことがはっきりしている
場合です。ノロウィルスはヒトからヒトへ二次感染しますので、そ
うした場合には「風邪」という扱いをされるようです。

 私の場合は東京へ行ってちょうど2日目に発症しましたので、た
ぶん東京でもらったものです。しかし原因ははっきりしません。生
ものは食べていないので、二次感染の可能性が強いのかもしれませ
ん。

 発症してしまうと治療法のない、やっかいな病気です。ただしそ
れほど重症ということではありません。発症している最中はかなり
苦しいのですが、普通は我慢していれば自然と治ってきます。下痢
やおう吐をしますので、水分補給が大切だと思い、水を飲むのです
が飲むたびに吐いてしまいます。これが一番苦しかったです。

 思いついて水ではなく、「ポカリスェット」を買ってきました。
これはなんとかお腹に落ち着いたのでずいぶん助かりました。イオ
ン飲料はこういうときにはいいですね。

 水曜日に発症して、土曜日にはほぼ元気になっていました。日曜
日に妻の姉妹がやってきたので、昼食当番をしましたが、これは少
し危なかったようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 急性胃腸炎の症状が消えてからも2日後までは,ヒトからヒトへ
の感染がよく見られます。症状が消えてからも2週間、便中へのウ
イルスの排出が続くこともあります。調理をしたり、施設で多くの
ヒトと接触する機会の多い人は、症状が消えてからも必ず洗剤で手
をよく洗う等の注意をしましょう。

http://www.rinshoken.or.jp/benefit/20050118.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 手洗いはしましたが、消毒まではしていなかった…。ただし、普
通の消毒薬はノロウィルスには効かないそうなので、洗い流すしか
ないということです。十分洗い流したかと言われると、ちょっと自
信がありません。でも、結果としては誰も発症しなかったので、何
とか効果がある手洗いはしていたことにしました。

 ノロウィルスが普通の食中毒菌と違うのは次の2点です。

(1)細菌とは違い、時間がたてば繁殖してくるものではありませ
ん。

 普通の食中毒菌は、時間がたつと繁殖してきます。だから、新鮮
な材料を調理し、すぐに食べることでほとんどが防げます。ところ
がウィルスは生きた細胞の中でしか繁殖しませんので、料理の中で
増えるということはありません。

 つまり、ノロウィルスに感染している食材は、新鮮でも、調理後
すぐに食べても、やはり感染してしまうのです。この点、飲食店に
は少し気の毒な性質の食中毒です。

 対策としては、ノロウィルスを持っていそうな食材(貝類など)
を生では食べないことです。特にカキを生で食べるのは全面的にや
めた方がよいです。

(2)二次感染します。

 普通の食中毒なら、その食べ物を食べた人だけが発症します。し
かし、風邪のようにヒトからヒトに伝染していく強い感染力を持っ
ています。

 おう吐物の処理には特に注意が必要です。学校や施設などで、こ
ういうところから感染が拡大していくことがよくあるようです。

 また、感染した人が調理することで感染が拡大することもありま
す。手洗いの徹底でかなり防げるようですが、やはり注意が必要で
す。

 とにかくこれからがシーズンです。すでにあちこちの県で警報が
出されています。ぜひご用心ください。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 先週はひどい目にあいましたが、その後は比較的元気です。2、
3日食べなかったので、少しお腹がひっこんだという説もあります。
これで全快ということで、土曜日は久しぶりにギョウザを作りまし
た。

 皆さんもくれぐれもご用心を!

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