安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>293号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------293号--2005.06.19------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」「オリゴ糖・P−プラス・プラスチックごみ
(Q&A)」「レジ袋(つづき)」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 今回もいただいたお便りを紹介します。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 回答者が「どうして薬草?」と思われるように・・・変わったも
のを探し、試そうとされるのでしょうか?

 確かに薬草には、それぞれ効能成分が含まれていますが一般の野
菜も、成分こそ色々ですが栄養価や「美味しい…」という、素晴ら
しい効果があり、世界の人々を健康に養ってきました。(はっきり
云って、どのブレンド茶も不味くて飲めたものではありませんよ!)

 例えば緑茶は、古い歴史をもち人々から信頼されてきた飲物で、
だから安心して飲めるのです。お茶よりも起原が古い食糧のトウモ
ロコシですから、そのヒゲが良いのなら、世界中の人々が飲んでい
ても不思議ではありません。

 また、ヨモギ属の成分には、防腐や殺菌、防虫効果があり(草餅
は栄養価だけではなく、薬効成分が虫下しや体内浄化の働きをする
春先の伝統和菓子で親しまれていますが、同時に七夕に飾るクスダ
マ=薬玉の由来は、ヨモギとショウブで作り、虫除け・病魔除けと
して軒先に吊るした物といわれています)したがって、妊娠中・授
乳中・幼児は避ける――とハーブや調理の解説書には必ず注意書き
があります。

 カキドオシはその昔、うがい薬に使われていたようです。

 ぜひ、「変わったものを試すよりも」、日頃の「美味しくて、楽
しい食生活」を研究されることをお奨めします。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 どうもありがとうございました。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q.便秘で悩んでいます。オリゴ糖が良いと聞きました。ガラクト
オリゴ糖と乳果オリゴ糖がありますが、どちらが良いのでしょうか

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A.オリゴ糖については、以下のところにまとめて紹介されていま
す。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

主なオリゴ糖     甘味度(砂糖を100として)

イソマルトオリゴ糖  30〜55
パラチノースオリゴ糖 30
ガラクトオリゴ糖   20〜25
フラクトオリゴ糖   30〜60
乳果オリゴ糖     50〜70
大豆オリゴ糖     70〜75
ラフィノース     22
キシロオリゴ糖    40〜50

http://www.cfqlcs.go.jp/administrative_information/public_relations_magazine/kouhousi/question_and_answer_of_food/qa32.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 乳果オリゴ糖は「ラクトスクロース」というのだそうです。どち
らも似たようなものですが、上記サイトによると、甘みは乳果オリ
ゴ糖の方がかなり強いようです。そうすると摂取量としてはガラク
トオリゴ糖の方が多くなるでしょうね。

 味も微妙に違うと思います。乳果オリゴ糖のサイトでは、砂糖に
近い甘さと表現していました。
http://www.ensuiko.co.jp/bico/dev/01.htm

 このあたりの差と、あとはどちらが好みであるかということで選
ぶのがよいと思います。こういうものは効果はあるのでしょうが、
使う人の趣味の問題でもあります。好みにあうものを選ぶのが一番
です。

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Q.知り合いに「ピープラ」という袋に入れてある野菜は鮮度が長
持ちする、と聞きました。

 実物を見たのですが、リサイクルマークがついていました。穴
(?)のようなものがポチポチとたくさん開いている以外は、普通
のビニル袋とたいして違うように見えなかったのですが…。どのよ
うな仕組みで鮮度が保たれるのでしょうか。

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A.「P−プラス」というものですね。住友ベークライトが発売し
ていて、以下のサイトに解説があります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

Q.MA包装とは何ですか?

A.青果物の呼吸を最小限にして、鮮度を長持ちさせる包装技術で
す。青果物は収穫後も生きて呼吸をしているため、それにつれて栄
養分が消費され、鮮度が低下します。呼吸を低く抑えることが、青
果物鮮度保持の要ですが、それには大きく2つの方法があります。

1つめは、温度を下げること。

2つめは、青果物のまわりのガス組成を、低酸素・高二酸化炭素状
態にすることです。

2つめの例としてりんごの場合、貯蔵倉庫ごと人工的に低酸素・高
二酸化炭素状態を作り出して、長期保存を行っています。
(「CA(Controlled Atmosphere)貯蔵」といいます。)

MA包装は、それを袋の中で行おうというものです。大規模な設備
を必要とせず、流通途中でも低酸素・高二酸化炭素状態を維持でき
る(=鮮度を保持できる)のが強みです。
なお、MAとは、Modified Atmosphereの略です。

Q.P−プラスはどんな素材のフィルムですか?

A.基本的に、フィルム素材は何でもOKです。

P-プラスは、フィルムそれ自体で鮮度保持効果を発揮するのではあ
りません。中身の青果物に応じた酸素透過量を、フィルムに開ける
微孔の大きさと数でコントロールすることが、P−プラス技術の核
心といえます。

ただし、青果物包装は防曇性と透明性を要求されるため、ほとんど
の場合、防曇OPPフィルムが使用されています。

http://www.sumibe.co.jp/p-plus/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 詳しいことは私にはわかりませんが、わりと以前からあるもので、
実用的にも使われています。家庭用のP-プラス袋も販売されている
ので、それをごらんになったのでしょうね。

 業務用の場合はコスト、効果などを考えて採用するかどうか決め
ます。家庭で使うときはそれぞれの野菜の購入や保存の仕方が違い
ますので、この袋を使うことが誰にでもよいというわけではないと
思います。一度試してみてから判断されるのがよいでしょう。

 なお、この袋を使っても密閉すること、冷蔵することは必要だと
上記サイトに明記しています。また野菜の種類によって、効果は同
じではないようです。

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Q.レジ袋についての回(292回)を拝見しましたが、結局のと
ころ、燃えるゴミ(紙ごみ)と、燃えないゴミ(プラスチックごみ)
を分けるのと、それらを一括して燃えるゴミにするのでは、どちら
がいいのでしょうか。

 前者は、焼却炉の耐久年数を延ばすのが目的ですよね?後者は、
プラスチックを燃やして熱回収をして有効活用するためですよね?

 どちらも正しい考えだと思いますが、相対的に考えてどちらが良
いのか知りたいです。焼却炉が使えなくなってしまうとどうなって
しまうのか。とか、どの程度耐久ぐあいが違うのか、耐久性の高い
焼却炉を作るにはお金がかかってしまうのか。など知りたいです。

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A.プラスチック類はよく燃えるものですから、「燃えないゴミ」
にするのはどう考えても常識に反します。リサイクル云々はさてお
き、ゴミとして処分するのなら焼却の方がよいのに決まっています。

 長年東京で「燃えないゴミ」になっていましたので、マスコミで
はそう伝えていることが多く、全国的には情報の混乱を招いていま
す。

 東京では焼却炉の能力が不足しているということで、そうしてい
るということですが、直接埋め立てに使っているのかというと、そ
うでもないようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 東京の大田清掃工場では、前回紹介した「燃えるゴミ」の焼却工
場の他に、「燃えないゴミ」として収集されるゴミの分別を行う
「不燃ゴミ処理センター」があります。ここでは、各地域から集め
られた「燃えないゴミ」を、自動化されたラインで分別します。

(略)

 残りは、主にプラスチック類と、陶器のような重いものになりま
すが、プラスチックのうち袋のような薄いものは吹き飛ばして集め、
圧力をかけて圧縮後、埋め立てに。陶器などは粉砕して埋め立て処
分されます。残ったのは主にフィルム状ではないプラスチック類と
皮革などになりますが、これらは第二工場(前回紹介したのは第一
工場)に運ばれて、高温で焼却処理になます。

 「燃えないゴミ」に入れたはずのプラスチックゴミが、結局燃や
されているのには驚きました。第二工場はガス化焼却工場です。プ
ラスチックなどを低酸素状態で燃やすと、ガスが発生します。この
ガスは、プラスチックの原料である石油由来ものです。プラスチッ
クの原料のナフサは、揮発性がガソリンに近い成分なので、ガソリ
ンが気化したものに近いガスになるものと考えられます。このガス
に火をつけて燃焼させることで、安定的に低公害でプラスチックな
どのゴミを燃やすことができるようになっています。

http://biz-inno.nikkeibp.co.jp/ecobiz/article20030819.shtml
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 国の方針としても、プラスチック類は焼却するようになってきて
いるようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 地域によって可燃物、不燃物の区別がまちまちになっているプラ
スチックごみ。このごみを原則的に可燃物とするよう、環境省は地
方自治体に要請する方針を固めた。

http://www.eco-online.org/news/2004/0606-t.shtml
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 プラスチック類はよく燃えます。一方で「燃えるゴミ」の主体で
ある生ゴミはそのままでは燃えてくれません。たいていの焼却炉で
は生ゴミに重油をかけたりして燃やしています。そこでプラスチッ
ク類がゴミとして入ってくると、石油の使用量が減りますから、歓
迎しているところが多いのです。

 東京都などで何故今までそうしていなかったのかは、理解できま
せん。たぶん、過去にゴミの量が急激に増えたときに、焼却炉の能
力を超えてしまったことがあったのでしょう。最近では「ダイオキ
シン対策」のおかげで、すでに焼却炉の改善はできているはずです。
今では能力をもてあましている焼却炉も多いと思います。

 ということで、プラスチック類のゴミはどんどん燃やすべきです。
できれば電気などのエネルギーを取り出すようになっているシステ
ムがよいですね。そうでなくても、埋め立てするよりはましでしょ
う。

--〔食べ物情報〕--------------------------------------------
「レジ袋(つづき)」
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 前回の話題について、質問をいただきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 最新号ではポリ袋についてのお話がありましたが、それについて
少々。

 袋の原価が1枚数円かかるとありましたが(Googleでも1枚5〜10
円とある検索結果)、これは本当かどうか疑わしいのではと思いま
す。

 大量の買い物をすれば一度に10枚ぐらいは使用することもあると
思います。それでは(最大)100円程度の“商品”を無料で提供し
ていることになりますが、小売業界はそんなに気前良くないのでは?

 こんなことを申し上げるのは、以前どこかでスーパーで働いてい
た人の裏話として『マイバッグ奨励という理由で一枚5円取ってい
るスーパーもあるが、レジ袋は数百枚で10円といった原価。見せ掛
けはエコロジーでも実際は儲け話』というコメントを読んだからな
のです。 あまりに昔の話なので今Googleで検索しても情報源が見
つからないのですが、確かにあのようなポリ袋を一枚作るのに5円
10円かかるというのは本当とは思えません。 (一枚1万円以上
するコンタクトレンズも原価は 100円以下ということを親戚から聞
いているものですから。 …もちろん販売価格には開発等にかかっ
た資金も加味されているでしょうから、コンタクトに関しては価格
が不当だと言うつもりはありませんが)

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 レジ袋の原価は以下のような感じだと思います。1円以下という
ことはないでしょう。だから「数百枚で10円」というのはたぶん誤
解だと思います。でもこれを5円ほどで売れば儲かってしまいます
ね。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 レジ袋の原価は1〜2円かかるので、袋代+容リ法の委託料+1
スタンプ5円のレジ袋辞退者への経費等でレジ袋にかかるコストは
およそ5億円にもなっています。

 これに対してレジ袋が有料になれば「商品」になり容リ法の対象
でなくなることから、当初、業界ではレジ袋を有料化しようという
動きも見られました。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~GOMIKAN/sun3/sun45a.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 一回に10枚もいるような買い物をすれば、金額にして数万円にな
ります。千円程度の買い物でも1枚いるのですから、これは全然痛
くなくて、大喜びで渡してくれます。

 私は「レジ袋の有料化」そのものに反対ではなく、それを法制化
しようというのは馬鹿げているという立場です。あるスーパーが自
分のリスクで有料化することは立派なことだと思います。また、レ
ジ袋の使用量が削減できるのであれば、それも結構なことです。

 でも、環境省の役人のすることか!と思います。


 とここまで返事で書いたのですが、もう少し調べると、こんな記
事がありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 レジ袋の製造業者でつくる日本ポリオレフィンフィルム工業組合
によると、国内で1年間に使用されるレジ袋は推定で約300億枚
(大型レジ袋換算)で、シェアは国内製と海外製がほぼ半分ずつ。
国内製の原価は1枚2〜3円で、市場規模は350億〜400億円
だ。乳幼児を除くと、国民1人が年間に約300枚使っていること
になる。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/mottainai/news/20050612ddm016040041000c.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 最初に引用したのはコンビニの袋の話だったようです。スーパー
で使うのはサイズが大きいので、上の記事の2〜3円というのが正
確なところですね。

 ところで、ゴミの量はどれくらいあるのかというと、こんな数字
がありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

ごみ総排出量        5,161 万トン(前年度 5,210万トン)
1人1日当たりのごみ排出量 1,111グラム (前年度 1,124グラム)

 名古屋市の調査では、市民1人当たりのレジ袋の年間排出量は5.
5キロで、プラスチックや紙類など容器包装ごみの約8%を占める。

http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=5649
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 一人当たり一年では1,111×365=405,515で約405キログラムで
す。レジ袋が5.5キログラムなら1%強ですね。全廃しても1%
程度しかゴミは減らない計算です。

 また、レジ袋がなくなっても、そのうちゴミ袋として使われてい
る部分は他のプラスチック製袋を使うことになるでしょうから、実
際はレジ袋を全廃しても、ゴミの減量に対する効果はもっと少なく
なります。

 おまけに、有料化であって禁止ではありませんから、レジ袋がす
べてなくなるわけではありません。おそらく、ゴミ減量の効果は限
りなく0に近いと思います。

 さきほど「レジ袋の使用量が削減できるのであれば、それも結構
なことです。」と書きましたが、案外そうでもなさそうです。レジ
袋が減ったからといって何がうれしいのでしょうか?

 うれしいのはもちろん業界側で、この政策が実行されたとき、4
00億円の経費が1500億円の売り上げになります。この売り上
げがそのまま利益になるわけです。。

 そのうえ商品ということになって、リサイクル費用の負担がいら
なくなりますので、実際はもっと儲かります。

 目先の利益を追求する業界と、単に仕事を増やして「環境によい」
ことをしたいだけのお役所(環境省)が結託して、よからぬことを
企んでいる図です。

 ネット上でも、レジ袋有料化は賛成意見が圧倒的です。国民の
「環境によい」ことに弱い点をうまくつかれた感じです。どう考え
ても間違っていると思うのは私だけなのでしょうか?

--〔後記〕--------------------------------------------------

 レジ袋の話題が続いてしまいました。ご意見をお待ちしています。

 「農薬ネットメールマガジン」で「ポジティブリスト制」の話題
が出ていました。今まで基準がなかったものを含めて、大きな規制
の網をかけようという方針ですが、問題も大きいようです。以下の
ところで見ることができますので、ごらんください。
http://blog.mag2.com/m/log/0000029663

農薬ネットは以下こちらです。
http://www.nouyaku.net/index.html

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-293号----------------- e-mail why@kenji.ne.jp -------------
--発行--渡辺--宏------- URL http://food.kenji.ne.jp/
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「宮沢賢治の童話と詩 森羅情報サービス」
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