安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>269号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------269号--2005.01.02------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」「トランス型脂肪酸・豆乳・味の素・牛乳・
蜂蜜・食物繊維(Q&A)」「鶏卵トレーサビリティ」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 栄養成分表示についてメールをいただきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 お弁当の栄養表示に関してちょっと補足させて頂きます。

 栄養表示制度では各成分、カロリーなどについて表示を任意に行
った場合、それぞれ必要な表示を義務付け、一定の許容値を定め、
それを超えないよう業者に規制を行っています。

 確かに栄養表示は目安で運用する方が、確かに現実的だとは私も
考えています。全く同じ水分、脂肪、タンパク質を含む農作物、動
物を作ることは不可能です。お米でも新米であれば水分含有量は多
く、古米ではそれが少なくなります。そうなれば水分が少なくなっ
た分、同じ重量に含まれる炭水化物の割合は相対的に多くなるはず
です。

 しかし、現在は法律でそれを一定の許容範囲内になるようにと規
制を行っています。これは、健康ブームのために悪質な表示も目立
ったため、仕方なく決められたルールではないかと私は解釈してい
ます。

 そのため、お弁当についても栄養表示を行う上では一定のルール
遵守が要求されています。ただし、栄養表示については先ほどにも
述べたように、元々範囲内に入れるのが大変な状況もあるため、あ
る程度表示方法によってはこの法律が適用されない場合もあります
ので、このケースが悪いのかどうかは確認しないと分かりません。

 消費者には、栄養表示とはある程度はばらつくのはしょうがない
ことを理解して頂き、業者にはあまり誇張しすぎた表示ではなく、
適切な情報提供としての運用を切に願います。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 規制する側の関係者の方のようですね。どうもありがとうござい
ました。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q. Q692で
> トランス型脂肪酸は自然にもあり、大量にとらなければそれほど
> 心配はないと思います。普通の食生活で心配になるほど食べてい
> る人がいたら、トランス型脂肪酸の害より、肥満の害の方が大き
> いような気がします。
>  だから、食べない方がよいというより、食べすぎないでね、と
> いうことです。普通に食べている分には心配することはないです。

とトランス型脂肪酸について書かれていますが、最近
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2004/11/post_19.html
以上のような記事を読みました。

新しい情報があるのでしょうか?

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A.アメリカではFDAあたりが問題にしはじめているようです。
以前から無害ではないことは知られていましたが、問題にする必要
があるかどうかは微妙、という感じでした。

 トランス型脂肪酸の研究が進んできたということはあると思いま
す。また、背景にはアメリカ人の多すぎる脂肪摂取量ということも
あるでしょう。

 日本人の場合は心配することもないと思いますが、技術的にトラ
ンス型脂肪酸の量を抑えることができるのなら、そうした方がよい
のも確かです。ご指摘のサイトはそう主張しているようです。

 デンマークでマーガリンが禁止されているのがよくトランス型脂
肪酸を問題にするとき話題になりますが、過剰乳製品に悩む酪農大
国という事情があります。バターが余っているのに代用品であるマ
ーガリンなんか作るなよ、ということだと思います。

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Q.小学3年生の男の子がいます。牛乳アレルギーなので、牛乳の
代わりに豆乳を持って行き、給食の時毎日1パック(200ml)飲ん
でいます。豆乳が好きで家でも良く飲みます。豆類が好きなので、
納豆も煮豆も大好物です。しかし最近、毎日の豆乳摂取で女性の生
理周期が乱れるなどの例を聞き、不安になってきました。男の子が
毎日イソフラボンをとっていると、良くないでしょうか。第二次性
徴に影響があるでしょうか。

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A.大豆をたくさん食べると女性的になれるのなら、世の中によろ
こぶ人はたくさんいますが、そういう話は別に聞きませんね。女性
ホルモンとしての作用は本物に比べると比較にならないほど弱いで
す。いわゆる「環境ホルモン」の作用よりは強いらしいですけれど。

 男性であっても体内に女性ホルモンは存在します。内分泌の異常
でもない限り、問題にするほどのこともないと思います。

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Q.味の素は何で出来ていますか?体への影響はないのでしょうか?

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A.学校の勉強でしょうか。店で味の素を売っているのを見ました
か?何と書いてあるか、一度調べてみましょう。

 味の素というのは商品の名前です。味の素株式会社というのがあ
って、そこで売っている商品なんですね。この会社は食品メーカー
としては大企業です。テレビでは慎吾ちゃんの出ているギョウザの
コマーシャルなんかが有名ですね。

 パソコンで調べるなら、この味の素のサイトを訪問してもよいで
しょう。

 ヒントとしては次のようなことを書いておきます。

 食べ物の栄養素としては、たんぱく質、糖質、脂肪が三大栄養素
です。糖質は砂糖のように甘みを感じることが多いです。でんぷん
もよく噛んでいると甘くなりますが、これはでんぷんが分解して麦
芽糖やブドウ糖という甘いものができるからです。

 脂肪はこってりした食感とよい香りのもとになります。たんぱく
質はうま味と関係します。たんぱく質というのはアミノ酸というも
のが長くつながってできています。アミノ酸はいろんな種類があり
ますが、それぞれに味があります。その中でもグルタミン酸は特に
強いうま味があります。

 昆布のだしのうま味がこのグルタミン酸によるものだということ
を発見した人が味の素という商品をつくり、会社を作ったのですね。
正確にいうとL−グルタミン酸ソーダというのが味の素の物質名で
す。この意味はちょっと難しいので、興味があったら調べてみてく
ださい。かなり勉強が必要です。

 たんぱく質を構成しているアミノ酸の一種ですので、別に害はあ
りません。でも便利に使いすぎることが問題です。

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Q.北米に住んでます。こちらでは、だいたい3.75%の牛乳が
ホモ牛乳とされており、最も一般的なのは2%で、さらに1%、ス
キムミルクとなります。日本の規格でいくと、粗悪品なのでしょう
か?こちらの人の信じてる理論は、スキムのほうが脂肪分を取り去
ってあるから健康的だし、ダイエットにもいい、ということのよう
です。スキムは脂肪分削除というより、牛乳に水を混ぜたような味
なのでどうしても飲めませんが。。。

 日本では濃い牛乳のほうが良いとされてますし、牛乳の脂肪分は
体に必要な脂肪分で、太るだけの脂肪分とは違うんだと言っても、
主人(カナダ人)は信じないし、聞き入れようともしません。

 私としては、こちらの人が間違った情報を信じてるような気がす
るのですが、情報が間違ってるのではなく、牛乳の成分が違うので
しょうか?こちらのほうが牛乳にアレルギーを持ってる人が多いの
で、もしかして成分の違いかな、とも思うんですが、実際のとこ、
よくわかりません。

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A.3.75%の「ホモ牛乳」が日本でいう「牛乳」でしょうね。
それ以外はいわゆる「加工乳」で、一般には「低脂肪牛乳」として
売られているものです。スキムミルクは「脱脂粉乳」です。

 脱脂粉乳といえば昔は北米では豚のエサで、日本に援助物資とし
てやってきて、私たちが子供のころには学校に給食に使われていま
した。それを好んで自分たちが飲むようになるとは、ずいぶんと変
わったものです。

 日本人の理解としては、ご質問どおりで間違っていないと思いま
す。ただあちらは肥満が大問題になっていて、少しでもカロリーを
抑えたいという切実な理由があります。牛乳の脂肪に気をつかうく
らいなら、食べる量を減らせばよいだけなんですが、何とか量は減
らさずにカロリーを減らしたいのでしょうね。バカにしてはいけま
せんがちょっと滑稽ではあります。

 牛乳の脂肪が他の脂肪と種類が違うのは確かですが、別に肥満し
ないというわけではありません。でも「体に脂肪がつきにくい」く
らいの評価はしてもよいのかもしれません。

 味の方はおっしゃるとおりで、脂肪抜きの牛乳などというまずい
ものを飲む嗜好はちょっとわかりませんね。何しろ「健康のためな
ら死んでもいい」お国柄ですから、まずいくらいは平気なのでしょ
うか。それとも質より量で勝負する食文化ということなのでしょう
か。日本人としては量を減らしておいしいものを飲めばよいのに、
と思うところです。

 健康と肥満に関しては日本人は優等生ですから、あまり指摘する
とかえっていやがられると思います。それぞれの事情でそれぞれの
努力をしているということで暖かい眼で見てあげればよいと思いま
す。

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Q.最近国内のハチミツが高くなり、なかなか買えなくなっていま
す。蜜蜂にとっても厳しい環境になっているのでしょうか。ご存知
な状況がありましたら教えてください。また、ある食品会社のコラ
ムで、抗生物質のことがでていたのですが、なぜ蜂蜜に抗生物質が
含まれる可能性があるのでしょうか。そしてどのような物質がある
のでしょうか。海外の蜂蜜と比べて、国産の優位性は何でしょうか。
最近は、中国産のオーガニック認証のついたものを購入しました。
オーガニックの蜂蜜って、よく分かりません。

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A.養蜂業者の経営状態についてはよくわかりませんが、価格的に
国産のものは大変高いですね。輸入物が安すぎるということでもあ
るのでしょう。このあたりは国際的な通貨の取引と関連しています。
日本が金持ち国である限り、労力集約型である農産物の価格は国内
でつくられたものより輸入したものの方が安くなるということはあ
ります。

 また、生産量の減少や一部での高価格を歓迎する人たちの存在も
あります。このことが国産品の価格を押し上げる要素にもなり、ま
すます高くなってしまっているようです。

 別に国産だからといってよい蜂蜜とは限らないと思います。国産
の場合、量は少ないですが花の種類などのバラエティもありますの
で、嗜好にあえば高くても買ってみようと思うよいものも多いでし
ょう。でも国産だからといってありがたがる必要はありません。

 抗生物質は蜜蜂の病気に対して与えているものです。抗生物質を
全く使わないことは難しいということで、蜂蜜への残留が問題にな
っています。国産蜂蜜だけの問題ではなく、輸入蜂蜜でもときどき
抗生物質が見つかっています。ただ、輸入時の検査にひっかかる場
合がある輸入蜂蜜と違い、国産蜂蜜は検査をしていないものが多い
ので、どちらかというと国産蜂蜜の問題と考えている人も多いよう
です。

 オーガニックというのは一定の基準を決め、生産方法がそれを満
たしていることを認証していく手段です。普通は残留しているかど
うかを問題にする農薬などを、何をどう使っているかというレベル
で明らかにしていこうとしています。別にオーガニックだから安全
というわけではありませんが、生産方法を明らかにして消費者にア
ピールする方法としてはよいものだと思います。

 ただし、中国でのオーガニック認証の実態についてはよくわかり
ませんので、そのあたりは少し疑問に思うところがあります。これ
はどなたか実際にご存じの人に教えてもらいたいところですね。

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Q.食物繊維は血糖の上昇を遅らせるとか、コレステロール値を下
げるとか、腸の蠕動運動を促すなど、その効用をよく聞きます。一
方で「とりすぎは、カルシウムや微量元素などの栄養素の吸収を阻
害するので、とりすぎは注意しましょう。」ともいわれます。どの
程度を摂りすぎと言うのでしょうか?私の場合、ふすまいりのシリ
アルや全粒粉が多く入ったパンを毎朝食べ続けた時、ガスでお腹が
張ったことはありますが…それぐらいは問題ないでしょうか?

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A.食物繊維の効用についてはいろんな説がありますが、どれも絶
対に確実というほどでもないようです。全体として食物繊維の摂取
は悪いことではない、ということにはなっています。

 カルシウムなどの摂取を阻害するというのも、ウソではないと思
います。食物繊維というのは単一の物質ではありませんし、一つの
物質にも功罪双方が存在するのは当たり前のことですね。

 食生活はバランスが大切で、食物繊維を多く含む食品も食べるよ
うに心がけるのはよいことだと思います。ただし、どんな食べ物で
もそればかり食べていて健康を維持できるわけではありません。こ
れも当たり前のことです。

 食物繊維がよいといっても、「ふすま」まで行くとちょっとやり
すぎのように思います。ああいうものが健康によいとは思えません。
「全粒粉」といってもどんなものかよくわかりませんが、本当にふ
すまの部分がすべて入っているようでしたら、ちょっと人間の食べ
るものではないのではないでしょうか。

 量的にはなんともいえません。何をどれくらい食べればよいかと
いうのは、文化の問題であって、普通の食生活で問題があるとは考
えられないと思っています。

--〔食べ物情報〕--------------------------------------------
「鶏卵トレーサビリティ」
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 ちょっと旧聞ですが、農水省から「鶏卵トレーサビリティ導入ガ
イドライン」というものが発表されています。
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20041130press_1.htm

 巨大なPDFファイルがついていますので、興味のある方はごら
んください。

 牛肉の個体識別システムもはじまり、お役所はこの問題に熱心に
取り組んでいるようです。

 鶏卵の関しては「ロットの形成」「情報の添付」「公開する情報
の内容」というあたりがポイントになると思います。

 鶏卵は一羽の鶏が一個の卵を産みます。鶏の個人?情報が得られ
るというのはあまりに現実的でないので、個体差は無視して鶏舎ご
とに管理していくことになります。つまり鶏卵についての基本情報
は「親、産卵場所、産卵日時」ではなく、「鶏舎、採卵日」が基本
になるということです。

 「産卵日時」は鶏卵一個ごとにあるはずですが、これを知ること
はできません。どんな養鶏場でも、この卵がどの鶏の産んだものか
は知ることができないのです。また、「採卵日」は卵を取り出した
日であって、産んだ日とは限りません。

 実際、一個だけ変に古い卵が混じっていたとき、一番疑わしいの
はその卵がどこかにひっかかっていて、GPセンターにきたときに
すでに古くなっていた、ということです。実際にこういうことはお
こり得ます。

 鶏舎・採卵日は確定できるのですが、出荷時まで同じ日、同じ鶏
舎で産まれた卵が同じように動いていくわけではありません。当然、
サイズなどで仕分けされ、販売店ごとに別々に流通していきます。

 GPセンターによっては、複数の養鶏場から入荷し、複数の販売
先に出荷していくところもあります。出荷時にラベルをはるという
のはそういう意味で信頼性に乏しいところがあります。中で混じら
ないことをどうして保証するのか?これが「ロットの形成」という
問題です。

 このことに関連して、鶏卵の情報をどうして鶏卵そのものに添付
していくのか、ということも問題になります。鶏卵一個ごとに、自
分の履歴書をつけておけばよい、というのはあまりに非現実的です。

 解決策としては、コードを表示し、そのコードから必要な情報に
アクセスする、という方法が推奨されています。

 野菜でICタグをつける、という方法を実験していました。これ
ならタグに必要な情報を仕込んでおくことができます。しかし野菜
のように安価で、大量に消費されるものにICタグをつけるという
のは資源の観点からはちょっと犯罪的です。

 情報を添付する対象は卵のパックか、卵そのものか、どちらかに
なります。ロットの問題とも関連しますが、一番確実な方法は卵自
体に情報を印刷しておくことです。養鶏場出荷時にそうしておけば、
流通の段階でどのような経路をたどっても、養鶏場の情報を得るこ
とができます。

 鶏卵に印字するシステムはすでに存在していて、このガイドライ
ンでもこれが推奨されています。実は私は少し前までこの会社に関
係していましたので、よく知っています。
http://www.kishugiken.co.jp/

 客観的にみても、卵へ直接コードを印字するシステムはやはり優
れていると思います。ガイドラインでも推奨していますし、もっと
広がっていってほしいものです。(今は上記の会社と利害関係がな
くなりましたので…)

 情報へのアクセスは現実的にはインターネットを使用することに
なっていきます。情報を知りたい人が、インターネットにアクセス
して、コードを入力すると、必要な情報が表示される、というシス
テムが考えられます。

 現在のところ、このような情報を掲載しているサイトは以下のよ
うなところです。

日本卵業協会
http://www.tamago.128.ne.jp/tamago/index.jsp

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

1〜5桁目 たまごの採卵日を表しているコードです。
6桁目 たまごを生産した生産者を表しているコードです。
7桁目 たまごが生まれた農場を表しているコードです。
8桁目 たまごを出荷したパッケージセンターを表しているコードです。
9桁目 たまごの入荷管理情報を表しているコードです。
10桁目 たまごを販売した販売者を表しているコードです。
11桁目 たまごをお届けした物流センターを表しているコードです。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 上は卵についている11桁のコードの説明です。養鶏場、GPセン
ター、販売者を不特定多数に想定していますので、コードでそれら
を識別するのが基本になっています。

 この考え方は間違っていないのですが、このままでは公開される
情報はコードから推測できる範囲にとどまってしまいそうです。鶏
舎ごとの管理とか、鶏の履歴とかを提示することも不可能ではない
のですが、現実はそこまで公開されておらず、今後もこれ以上には
進めそうにありません。

 これはコードや情報公開システムの問題というより、養鶏場やG
Pセンターの管理の問題ということが大きいようです。

アキタタマゴ
http://www.akitatamago.jp/

 こちらは単独の養鶏業者のサイトです。情報公開の内容は卵業協
会のものより充実しています。これはトレーサビリティシステム以
前の問題で、管理体制そのものが充実しているからです。

 私としてはもっと深く突っ込んだ情報もほしい、と思うところで
すが、一般的にはこの程度でもお腹いっぱいで、もう少し軽い目の
情報の方がよいのかもしれません。

 そして私の不満は、いかに充実しているシステムであっても、企
業単独の入口しか持っていないということです。卵に関しては統一
された窓口があり、そこにコードを入れればそれぞれの業者のサイ
トで情報に接することができるようになってほしいと思います。

 そうなってはじめて消費者はトレーサビリティシステムの情報を
有効に活かすことができ、業界にも消費者からの評価に耐えるシス
テムを作る力が生れてくると思うのです。

 管理の充実した業者からは充実した情報が、そうでない業者から
はそれなりの情報が、そして情報公開する力のない業者でも、最低
限の出自がわかるサポートも必要でしょう。窓口の統一と自由で公
正な競争というのが理想とするところです。

 以前、アキタタマゴの関係者に、あなたのところのシステムは優
れているが、単独でやっているのが気に入らない、窓口の統一と業
界全体のシステム整備を考えるべきだ、と言ったことがあります。
今後、どうなっていくのでしょうか。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 中西準子さんの著書の紹介記事で、日垣隆氏のことをひねくれ者
と書いたので、先生に叱られてしまいました。
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak286_290.html#zakkan286

 別に日垣さんを貶めるつもりはなく、ご本人がいつも自分のこと
を性格がねじ曲がっている、などと書いているので、そう言ったの
です。日垣さんの活躍は私も注目していますし、当代きってのジャ
ーナリストであるという認識ももっています。ご容赦を…。

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-269号----------------- e-mail why@kenji.ne.jp -------------
--発行--渡辺--宏------- URL http://food.kenji.ne.jp/
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「宮沢賢治の童話と詩 森羅情報サービス」
http://why.kenji.ne.jp/
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 購読者数4391名です。ご購読ありがとうございます。
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私のホームページ(「安心!?食べ物情報」)は
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