安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>248号


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--安心!?食べ物情報--Food-Review----------------------------
-------------------------------------248号--2004.08.08------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」「インスタントラーメン・玄米・ひじき・一
括表示・マヨネーズ(Q&A)」「マヨネーズ」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 今回もいただいたメールを紹介します。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 メールマガジン247を拝見致しました。島田教授の件については、
色々と意見がありますね。科学の世界では、いろんな研究発表や論
文があります。しかし、全てが正しいものではありません。常に試
行錯誤を繰り返すものです。

 今常識であることが何十年後かには非常識となることもあります。
神の決め事のような絶対的なものはないのです。それでは、何も決
められないので、科学の世界では一定のルールがあります。

 一人の学者がある学説を提示します。他の学者もそれと異なる学
説を提示しています。これでは、どの学説が正しいかわかりません。
そこで第3者の学者がその学説が正しいか実験や検証を行います。
また、別の学者が同じ検証を行い、正しい学説として定着します。
島田教授の学説は現時点では、あくまで私見です。

 これが常識となるためには、他の学者たちの検証が必要です。島
田教授ご自身もこの科学の世界のルールは恐らくご存じであると思
います。本当に正しければそのうち常識になりますが、逆に言えば
これまでの常識はこのような一定のプロセスによって成り立ってい
ます。あまり私見で、決めつけるのは軽率な判断です。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 以下は私の返信です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 科学に関する形式論としてはおっしゃるとおりですね。私も少年
時代に「大陸移動説」なんかに魅力を感じていましたし、今でも異
端の学説というのは大好きです。

 ただし、その学説の中身にもよります。あまりに馬鹿馬鹿しいと、
誰も相手にしないので、提唱者はまだ論破されていない、と居すわ
ることができてしまいます。

 未確定の学説であっても、一般人が自分の常識的な判断で、取捨
選択するというのは普通におこなってよいことだと思います。「牛
乳は身体に悪い」説は以下のいくつかの点でどうしようもない、と
私は思っています。

(1)牛乳が古くから人間が食べてきた食品であること。この事実
はくつがえりません。それに対して「民族による違い」を持ち出し
てくるしか手はありませんが、乳糖不耐症をネタに、印象操作でご
まかしているだけだ、と私は思います。「乳糖不耐症」と「牛乳が
身体に悪い」とは直接結びつきません。

(2)疫学調査がないこと。牛乳が身体の何に悪いのか、しぼりき
れていないので、疫学調査のしようもないでしょうが、ある食品の
健康被害を立証するためには疫学調査は欠かせません。ある症例や
治癒例を取り出して、根拠があるように見せかけるのは、悪徳詐欺
商法の常套手段で、科学的な論議ではありません。

(3)健康被害のメカニズムが立証されていない。立証どころか、
まじめな実験もしていないようです。このへんは研究者の守備範囲
ということもあるでしょうが、とにかく私はこの説について、納得
できる根拠をしめしているとはいえない、と主張しているわけです。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 同じ方から、もう一度返信をいただきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 お返事ありがとうございます。

 研究されていない方はあまりご存じかもしれませんが、研究には
莫大な資金と労力が必要です。

 そのためにはスポンサーが必要です。私は自然科学系でしたので、
工学部等スポンサーのつきやすい学部などはうらやましかったこと
を覚えています。

 確かにスポンサーがつくと設備もしっかりしたものができ、研究
者としてこれほどうれしいことはありません。しかし、スポンサー
も「ただすきにしていいよ」とぽいっと気前よく出してくれるわけ
ではなく、スポンサーにとって有益なデーターを出してくれること
を要求することが多いです。

 健康番組や健康食品のチラシなどで、色んな栄養士や医学博士が
「これはいいです」「あれはいいです」というものを見ますが、ほ
とんどスポンサーがついていると感じています。確かにまじめな研
究結果も中にはありますが、「にがり」のダイエット効果や新聞、
雑誌への健康食品バイブル本紹介に関して、国の方から規制や警告
が出ているのも事実です。

 逆に「これは危ない」「これは危険」ということを言って、研究
資金をもらおうという学者もいます。またスポンサーがそれを希望
することもあります。

 こう書くと「全ての学説が眉唾ものか」とおっしゃる方でてきそ
うですが、まじめに研究している学者が大半だと信じています。

 このように色んな真偽の定かでない学説が出てきますので、学者
同士によるちゃんとした検証のルールによって時間をかけて確認す
るしかありません。

 消費者はそれまでは自己責任で選択して判断するしかないのが現
実です。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 どうもありがとうございました。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q.インスタントラーメンは、結果的に良くないものなのでしょう
か?今19歳で、三年ほど前から外食・インスタント麺を多く食べ
るようになったのですが、他人からは、そのせいで将来健康な赤ち
ゃんが産めなくなってしまうなどと言われたりします。外食や即席
食品がどのぐらい将来に影響があるのか心配です。そういったもの
は、食べないに越したこと無いとは思いますがどのくらいの頻度な
ら安全(?)といえるでしょうか。。何かアドバイスをいただけた
ら幸いです。

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A.インスタントラーメンが問題視される要因は、大きく分けて2
つあります。食品添加物の問題と、栄養の問題です。

 まず、食品添加物の問題は、濡れ衣に近いものです。「インスタ
ントラーメンは食品添加物のかたまり」と思っている人が多いので
すが、要するに乾物なので保存料なども使いませんし、それほど悪
いということもないと思います。

 注意するべきなのは、油揚げめんの場合、油が酸化することです。
インスタントラーメンの賞味期限はだいたい製造から6ケ月くらい
につけられていますが、見た目はなんともなくても、賞味期限を過
ぎたインスタントラーメンは食べない方がよいでしょう。

 栄養の面からはインスタントラーメンには少し問題があります。
インスタントラーメンを多く食べる食生活では、栄養が偏りがちに
なるということがあります。

 これはインスタントラーメンが悪いというより、食べる側の問題
なんですが、単品でおいしく食べることができるインスタント食品
全般に、この傾向はあると思います。

 赤ちゃんの話は脅し文句程度に思っていてよいですが、やはりい
ろんなものをきちんと食べる食生活が望ましいです。

 外食が多くても、インスタント食品が多くても、栄養を偏らせな
いことはできると思いますので、できるだけいろんなものを食べる
という観点から、食生活を見なおしてみることをおすすめしたいで
す。

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Q.玄米にカビが生えていたのをわからずに3回(2.5キロ)ほ
ど炊いて食べてしまいました。体への影響が気になります。何かわ
かれば教えてください。

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A.カビの生えたものは食べない方がよいのですが、食べてしまっ
た場合はどうか、ということですね。

 食べた後も別に身体は何ともないのでしょう?これからもやはり
何事もおこらないと思います。

 カビの生えた米を食べることのリスクは0ではありません。しか
し何度か食べたからこうなる、というほど目に見えるような毒性が
あるということも考えにくいです。

 済んでしまったことでもありますので、気にしないのが一番と思
います。

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Q.はっきり判らないのですが国産ひじきに発ガン性物質の含有の
恐れとイギリス辺りから情報が入ってきたと聞きました?もし詳し
くわかるならお教え下さい。

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A.このニュースのことですね。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 英食品規格庁は28日、日本から輸入したヒジキをサンプル調査
した結果、発がん性が指摘されている無機ヒ素が、他の海藻に比べ
高い濃度で含まれていることが分かったとし、英国民にヒジキを食
べないよう勧告すると発表した。

http://www.sankei.co.jp/news/040728/kok124.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ヨーロッパではもともと海藻は食べませんから、日本からの輸入
品が念頭にあるのだと思います。

 ひじきにヒ素が含まれているのは本当でしょう。問題は食べるの
をやめなければならないほど危険が大きいかどうかです。

 イギリスとしては、もともと食べる習慣のなかったものだから、
少しでもリスクがあるとわかればやめておこう、ということです。

 習慣的に食べている日本人にとっては、どうなるでしょうか。
「ヒ素が怖くてヒジキが食えるか!」というところでしょうかね。
実際問題としては健康に影響はないでしょうから、あまり問題には
ならないでしょう。

 もしかしたら、パニックのなる可能性もありますが、よほどマス
コミが上手に煽った場合だと思います。

 とにかく、食べ物にはいろんな危険性が潜んでいる、という常識
の範囲内です。問題はこの「常識」があまり知られていないことで
しょう。

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Q.食品の裏側には、原材料とか、メーカー名などが記載されてい
ますね、この表示についての質問です。製造元が記載されていると
きと、販売元が記載されているときと、両者が記載されているとき
があります。この記載ですが、食品の種類によって、記載事項が決
まっているのでしょうか?例えば、ある食品については、発売元の
みの表示でもかまわない。また、ある食品類では、メーカー名を必
ず記載しなければならない・・・・とか。なんとなくですが、乳製
品には、製造元が必ず記載されているような気がします。クッキー
などには、発売元のみの記載もあるようですが…それから不思議な
のは、焼きたてパン屋さんのような、包装無しの食品などは、当然
ですが何も記載が無いですよね、これはどうしてでしょうか?

 それから、もうひとつお聞きします。原産国の記載ですが、やは
り食材によって、表示するべき物と、表示しなくてもかまわない食
品などがあるのでしょうか?ある食品には、原産国が記載されてい
るのに、ある食品には一切記載がない場合があるように思えます。
これも、上記と同じで、焼きたてパン屋さんのような、パンには一
切記載が無いですよね?何ら問題はないのでしょうか?

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A. 一括表示の製造者名は必ず表示しなければなりません。これ
は事故のときに製造者を特定するためには必要です。

 販売者の表示は任意だったと思います。普通、食品はメーカーが
つくり、それを小売り業者が売るわけです。だから表示されている
のは製造者名だけです。

 販売者の名前があるということは、メーカーに製造を依頼した販
売者があるということですね。さらに販売者の力が強い場合は、販
売者名のみを記載することもできます。

 そのときは販売者名のあとに、製造業者を特定できる記号をつけ、
保健所に届けておくことによって、製造者を特定できるようにしま
す。

 食品の種類によって、この辺の事情は異なります。メーカーの力
が強い業界、販売者主体の業界など、いろいろです。

 飲み物などで、有名メーカーのブランドで売られていても、実際
には各地のパッカーと呼ばれる製造業者に生産を委託していること
が多いのです。

 原産国表示は生鮮食品には基本的に求められていますが、加工食
品では任意だったと思います。ただし、原産国を強調して表示する
加工食品の場合は、一定以上の率で使用していることなど、規定が
あります。

 また、食品の表示は「包装して販売するもの」に関する規定です。
焼きたてのパンや漬物、惣菜のはかり売りなどは包装していません
ので、表示の必要はありません。

 これはおかしいような気もしますが、レストランで出てくる食べ
物に使用原材料の表示を求めるのも無理があります。この延長なの
だと思います。

 表示を気にする人の中には、表示のないはかり売りが好きな人も
います。しかし、これらは表示のない分、いろんな添加物が使い放
題になっている可能性があります。別に悪いとはいいませんが、表
示がなければ安心してしまうというのはおかしいですね。私なら表
示のある方を選びます。

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Q.生協で統一Rびんが使われているのですが、マヨネーズびんだ
けは再利用にいたっていません。しょうゆやソースなどは加熱殺菌
できて、マヨネーズは生ものなので熱を入れていないからと説明を
受けました。ならば、洗って再利用するびんは食品からすれば衛生
上、あぶない容器なのでしょうか?どうしてマヨネーズは再利用び
んに入れられないのでしょうか

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A.それはだまされていますね。ちゃんと洗えば使えないはずはあ
りません。マヨネーズは加熱はしませんが、酢を使いますので、腐
敗しにくい食べ物です。常温で半年以上保存できることはご存じの
とおりです。

 マヨネーズのびんを再利用しないのは、単にコストの問題です。
集めて回収するにも、生協から工場まで、トラックを出せる量には
ならないでしょう?それから工場で洗って使うとすると、新品を使
うより何倍も高くつきます。

 まさか醤油に使う再利用ビンにマヨネーズを詰めるわけにはいき
ませんし。

 私が生協にいたころは、こう説明していましたが、いつの間にか
衛生面の話にすり替えてしまったのですね。これははっきり言って
ウソをついていると思います。言っている人がウソと認識している
かどうかは別問題ですが。

 ビンの再利用は調味料などではきちんと洗って使えば問題ないと
思います。物流の問題さえ解決してしまえば、再利用は資源の有効
利用としては一番よい方法です。しかし、何でも再利用しさえすれ
ばよいのではありません。

 マヨネーズのビンを無理やり工場まで運べば、それにかかるエネ
ルギーの方が節約できる資源より多くなってしまいます。

 だから、マヨネーズのビンは再利用しないのが正しいと思います。
もっと言えば、チューブの方がよいのではありませんか?

 ビンの方がよいと思うのはどういう根拠なのでしょうか。資源、
使い方、衛生面、などを総合的に考えると、私は現在のチューブ容
器を否定することはないと思っています。

 もちろん、ビンが好きならそれでよいのです。単なる趣味の問題
ですね。

--〔食べ物情報〕--------------------------------------------
「マヨネーズ」
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 上のQ&Aで「ビン入りマヨネーズ」が出てきます。一般にはあ
まり知られていないと思いますが、マヨネーズにはチューブ入りと
ビン入りがあります。輸入ものなどで見たことがある方もあるかも
知れません。万事保守的なヨーロッパ諸国では、ビン入りマヨネー
ズが普通なんだそうです。

 生協などでは「ビン入り」が好きな人が多いようです。牛乳など
でもビン入りが一部の生協で復活しているようです。私はビンでよ
いなら、昔の牛乳屋さんの宅配牛乳でよかったのじゃないの?と思
いますが、なぜかビン入りが安全ということになっているらしいで
す。

 マヨネーズに戻っていうと、ビン入りを支持する理由は、保存性
がよいこと、とされています。確かに、空気を通す量が違いますの
で、賞味期限では少し差が出ます。チューブ入りが6ケ月なら、ビ
ン入りは7ケ月というくらいの差ですが。

 これは未開封のときの話で、開封してしまってからはビンの方が
不利になります。フタを開けると全面が空気に触れますので、酸化
がすすんでしまうこと、使うときスプーンでとりますから、スプー
ンによる汚染があることが理由です。

 はじめて開封したとき、マヨネーズの一番上が変色していること
が多いのですが、これはフタの内側に残されている空気によって、
酸化した部分です。チューブでも同じようなことがおこるのですが、
チューブの方がキャップ部分の断面積が小さく、残された空気が少
ないため、酸化の度合いは小さくなります。

 最近はチューブに残った空気から、酸素を取り除くような工夫も
されているようで、そういった意味からも、ビン入りはさらに不利
になりつつあります。

 マヨネーズのチューブは内側と外側がポリエチレンで、まん中に
空気を通さないプラスチックをはさんだ構造になっています。しか
し全く通さないわけではないのです。では、ビンはどうして密閉し
ているのかというとガラス製のビンの本体と、金属製のキャップの
間に、プラスチックのパッキンをつめて、その弾力によって密閉し
ています。

 チューブをプラスチック製だからといって非難している人も、同
じプラスチック製である、ビンのパッキンについては口をつぐんで
います。ところが、このパッキンに問題があるというニュースがあ
るのです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 密閉容器中の食品に存在するセミカルバジドについての予備知識
(2003年10月)

1.なぜEFSAはセミカルバジドの安全性評価を行っているのですか?

 EFSAは7月、プラスチック(ポリ塩化ビニル)パッキンで密閉で
きる金属ぶたを使ったガラス容器中の食品にセミカルバジドが含ま
れている可能性があるという報告を食品企業から受けました。

 この物質の毒性についてはまだ十分に明らかにはなっていません
が、EFSAはヒトの健康への重要性について助言を求められました。

2.セミカルバジドとは何ですか?

 セミカルバジドは、動物実験で発がん性が認められたヒドラジン
などの化学物質と同じ仲間に属する物質です。

 その毒性についてはこれまで、それほど広く試験が行われてきて
はいませんでしたが、遺伝毒性(DNAや細胞内の遺伝物質を損傷さ
せる)のあることが疑われています。

3.セミカルバジドはどこで検出されたのでしょうか?

 セミカルバジドは近年、アゾジカーボンアミドを使用した容器材
から検出されています。アゾジカーボンアミドは20年以上前から、
ガラス容器のふたを密閉するためのプラスチックに使われてきた物
質です。また、これらのふたが使われているガラス容器中の食品か
らも検出されています。

4.アゾジカーボンアミドとは?

 アゾジカーボンアミドは食品に直接触れるようなプラスチックの
発泡剤として、EUにその使用が認可されています。プラスチックに
細かい泡を発生させるため、発泡剤はその加工段階でポリマーに添
加されます。これにより、プラスチックは密閉材としての役割を果
たすことができます。

 このような密閉用のパッキンは、ガラス容器に使われる金属製の
ふたに用いられていて、ごみや虫などの異物混入や、微生物の侵入
を防ぎます。

5.なぜ食品中からセミカルバジドが検出されたのですか?

 セミカルバジドは、加工業者が自社工場で日常行っているモニタ
リング分析でたまたま検出されました。

6.セミカルバジドはどのような食品に含まれているのですか?

 セミカルバジドは特定の食品に由来するものではなく、主に、世
界中で使われている容器の種類に由来するものです。

 密閉用パッキンのついた金属のふたはガラス容器で密閉されてい
る世界中の製品:例えばフルーツジュース、ジャムや保存食品、ハ
チミツ、ベビーフード、ピクルス、殺菌処理した野菜、マヨネーズ、
マスタード、ソースやケチャップなどで利用されています。

http://www.jfic.gr.jp/topics/sem/sem_qa.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 セミカルバジドとは聞き慣れない物質ですね。別名アミノ尿素、
化学式はH2NNHCONH2です。セミカルバジドで検索すると、こんなニ
ュースもありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

(略)

 一部のニトロフラン系合成抗菌剤(フラゾリドン、ニトロフラゾ
ン)の代謝物AOZ(3−アミノ−2−オキサゾリドン)及びセミ
カルバジドを含有するインド産の原料を使用したベルギー産粉卵が
我が国に輸出されている

(略)

2 セミカルバジド及びその親化合物であるニトロフラゾンは、発
がん性を示した試験結果があることから、発がん物質であると考え
られる。発がん性のメカニズムは明らかではないものの、入手した
資料からみる限り、ADIを設定することは適当でないと考えられ
る。

3 1,2に基づき、AOZやセミカルバジドが検出された食品に
ついては、流通しないようにすることが適当である。

4 AOZ又はセミカルバジドが検出された粉卵を原料の一つとし
て製造された加工食品については、入手した資料からみる限り、フ
ラゾリドンの発がん性試験の用量と実際の残留量には大きな差があ
ることなどから、直ちに人の健康確保に大きな支障があるとは考え
られず、回収を行うような類のものではないと考える。

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/06/h0627-3.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 粉末の卵から検出されて問題になったことがあるわけです。毒性
は明らかではありませんが、要注意とされています。その物質がガ
ラスびんで保存された食品には必ず含まれているというのは、ちょ
っと困ったことですね。

 もちろん、すぐに毒性が問題になるようなものではないと思いま
す。しかし、内面塗装缶に含まれる超微量のビスフェノールAを問
題にした生協などが、もっと問題のありそうなセミカルバジドにつ
いて、知らぬ顔をしているのはいったいどういうことなのでしょう
か。

 ビン入りマヨネーズを扱っている生協や自然食品団体に、ぜひ問
い合わせてみてください。(おそらくこのニュースを知らないと思
いますが)

 ビン入りが安全と思い込んでいる人も、考えを変える必要があり
ますよ、という情報でした。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 Q&Aで出てきた「統一Rびん」というのは、各種の調味料など
に同じビンを使い、共通して再利用しようという試みに使っている
ビンのことです。「R」はリサイクルの頭文字ですね。

 この方式では、実際に再利用するのは、扱い量の多い醤油などの
メーカーで、それ以外のメーカーは普通に新ビンを出荷していきま
す。再利用ではメーカーに戻す物流が問題ですので、このへんはう
まくできています。生協だけでなく、日本中で同じような企画がで
きれば、ビンの再利用は少し前進するのではないか、と思います。

 再利用可能なビンは重いのが欠点なので、軽くて丈夫な新しいビ
ンができてくればよいですね。こういうところにこそ最新テクノロ
ジーを投入してほしいものです。ビール瓶でこういうのが登場して
いたでしょうか?

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--発行--渡辺--宏------- URL http://food.kenji.ne.jp/
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