安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>151号


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--安心!?食べ物情報---Food-Review----------------------------
-------------------------------------151号--2002.09.29------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「いただいたメール」
「原材料の表示・サラダ油・椿油・バナナ(Q&A)」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 前回の石けんの話は反響がありました。いただいたメールを紹介
します。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 合成洗剤の害についてですが、LASだけではなくて、最近はノ
ニルフェノールが河川で検出されるのが、合成洗剤によるもの、と
いうニュースを最近拝見しました。

 また、塩基配列の長い物質は分解が遅いということも学のない私
でも充分理解できますし、文献はすぐに出せないけれど、ラウリル
(ラウラリル)硫酸ナトリウムの肌に関する浸透性もいろいろいわ
れていますね。

 どちらにしろ、私は、合成洗剤で食器を洗うと、手がすぐがさが
さのしわしわ婆のような手になってしまいますので、石鹸のもの
(でも太陽油脂のもの)で、しかも牛脂を使っていないものを使用
しています。手のつやが違います(笑

 私の伯母はジョイを使って、手の皮が全部剥けてしまいましたよ。
すばらしいですね。何が入っているんでしょう。

 すくなくとも、太陽油脂のものでは手の皮は剥けません。

 ということで、実体験に基づいて、私は石鹸を使用しております。
宣伝や運動は知ったことじゃありません。ごめんなさい(笑

 しかし、フェルトの話は初めてききました。

 小学生のときの実験で、貝われ大根を同じ濃度だか分量の石鹸水
とママレモンだったかの合成洗剤で育てたのですが、(合成のほう
は濃縮タイプではありません)石鹸水のほうは普通に芽がでて育っ
たのですが、合成洗剤のものは種の一部は発芽せず、しかも発芽し
てもぐちゃぐちゃな芽がでてきました。これはトラウマです(笑 
どういう物質がこういう作用をさせたのでしょうか、もしご存じで
いらしたらお教えください。

 ほんとうは何度も実験をやってみるといいんでしょうけれど。。

 本当は洗剤を使用しないで油がきれいに落とせたらいいんですけ
れどね。そんな画期的なものが開発されたらなあ、と思います。
(メラミンのはありますけれど)

 個人的には、塩素系のハイター系が、環境に関していえば一番ダ
メージが大きいような気がします。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

  150号を見て、びっくりしました。「食べ物情報」が「石けん」
について書いてある上に、「議論はしない」、だったら書かれなけ
れば良いのに、と思いました。自分の言いたいことだけ書いて、反
論は認めないように感じます。

 まず、
>99%といった非常に純度の高い石鹸が、1990年代初めから徐々に
>シェアを拡大するようになりました。不純物の少ない石鹸は健康に
>よく環境にもやさしい、純石鹸以外は人体に有害だ、と主張する内
>容の書籍やパンフレットを発行し、それとリンクした形で共同購入
>グループを育てていく商法が、大当たりをしたわけです。

上記のことは、「シャボン玉石けん」だけしか当てはまりません。
(「シャボン玉石けん」に対しては疑問の点がたくさんありますが)
他の大手の石けん会社はだいたい、洗濯用には助剤(炭酸塩)が入
ったものも置いてるし、石けんでも99%よりも、グリセリンが多い
ものを「肌に優しい」扱いで販売してますし。

 それに今時「アトピーに良い」と販売しているところはほとんど
ないと思います。(薬事法に引っかかるのではないでしょうか)私
も子供の頃から、現在まで(20代後半)アトピーと付き合ってます
が、「アトピーが良くなる」訳ではないです。ただ確かに、湿疹は
減ってきました。

 私の印象だけで申し訳ないですが、市販の物(医者が進めるもの
も含めて)はたくさんの成分が入っているのに対して、石けんは成
分が少ないですから、アレルギー反応を起こす可能性が少ないので
はないかと思います。そしてどの成分に反応するかもわかり易いで
すし。もちろん石けんの成分が合わなければ、使わなければ良いわ
けですし。私も「アトピービジネス」は憎んでますが、石けんは単
価も低く「アトピービジネス」にありがちな、「アレもコレも」購
入する必要はないです。

 それから、反論していてなんですが、私も議論するつもりはない
です。どうしても水掛け論になってしまうので、できたらこれから
は、石けんや洗剤については書いてほしくないです。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 私の立場は、元生協職員でそれなりに生協運動の支持をもって働
いてきましたし、退職後も一定レベルの中では支持できる考えでい
ます。

 本題ですが、今回「石鹸」についてのメールマガジンで・・・・
これ以上の論議は・・・とありますので深入りすることなく終わら
れるのだと思いますが・・・気になりましたので・・一筆

 合成洗剤の生分解速度を多種の洗剤から測定し石鹸との比較をさ
れていた理事が丁度 わたくしめの担当地域の理事でおいでになり
ました・・・。実験結果は、私自身は書類に目を通す程度で担当専
門員(組合員さん)から拝見した程度でしたが実際に実験されたデ
ータからもLAS 高級アルコール系石鹸 によってかなりの分解
速度の違いが検証されておりました。POEP・POERといったマイルド
効果を示す成分が添加されてきた時期であったと記憶しています

 環境問題と健康問題を別に考えるべき・・との指摘ですが一定程
度それはいえると思うのですが、今回の石鹸について考える時それ
は?だと・・思います。

 環境問題として生分解速度の違いから川等に流出した石鹸・洗剤
等の物質が川から海に流入し貝・魚等の食循環により食生活に影響
するという主張を前出の理事は出しておられ  それは、かなりの
レベルで正しいと思います。一方、髪の毛自身の残留成分というお
話になると(健康問題ということの一つの指標として)やはり同上
の結果がその実験の中に加えられており文字通り科学的裏づけの上
で主張されておりました

 「フェルト」の件についてそれは確かに正しい!(実は、生協退
職後化学材料系商社に転職したため フェルトの製造工程にそう言
うことがあるとメーカーさんからお聞きしておりますので・・・)

 ただ、生協含め石鹸の使用を勧める運動体が主張する「安全性」
(より安全なという意味で)に関して言える事は、髪の毛が石鹸の
使用によりフェルト状になってしまう事を危惧するよりもより危険
度の高い(より能動的に環境問題を引き起こすと思われる・また、
人体に悪影響を及ぼしかねないという意味で・・環境問題と健康問
題を敢えて統合した意味で)合成洗剤よりより安全性の高い(分解
が早い)石鹸の使用を推奨していく事は、間違っていないし・・・
「科学的根拠」に根付いた運動であると思います。

 この実験の詳細は、鳥取県生協の元理事で鳥取大学の講師をされ
ていた方がお持ちになっています。

 まとめると・・・科学的根拠として より安全性を求める・・・
なら生分解速度の指標を使えば再現実験はいくらでも可能であるし
容易に判断できると思います。また、環境問題と健康問題をこの件
について同時に考えることができるしやはり・・・・合成洗剤を養
護することは未だにできないと思います。

 但し、ご指摘の「悪徳商法」の餌食?というかこの主張が潮流と
してできた場合に「悪用」されることはその通りだと思います。

 私も、実は生協の職員である時にアムウェイのメンバーである友
人から生協の主張とアムウェイの石鹸の考え方は同じだと告げられ
た時に驚愕したものです。「何が違うのか?」・・・・・・・・

 それは、生協運動の根源としてより生活を向上させる上で多岐の
意味で「安全性」をより求めるために一つの運動の柱として石鹸問
題を扱う・取り組む・・・・

 他方、より安全性が高いと主張するまたは、より良い商品である
事を主張することでより金儲けをすることを目的としている違いが
ある事だと思います。

 この違いによって行く先が違ってくる事は長くなるので申しませ
んが私の主張すべき所です・・・・。まあ、それは置いておきまし
て・・・。

 長くなりました・・・・実際にPH値の違いや添加成分による髪の
毛の損傷やアレルギーにより「純石鹸」「生協が提供している石鹸
(添加物入りの・・)」など使用しないほうがいい場合もあると思
います。ただ、それを一時が万事で排斥するのはやや論拠に欠ける
のでは・・・・と思いました

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 みなさん文章が長い…。私のコメントは省略します。ご意見をお
寄せください。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

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Q.最近、色々な食品の原材料名の欄が以前に比べると詳しく表示
されているのを見かけます。表示の内容からしてアレルギーのある
方の為に、より詳しくなっているように思われます。

 ところで、ケーキ屋さんやパン屋さんなどその場で選んで買って
行く商品については何の表示もありません。同じパン屋でもサンド
イッチには表示があってメロンパンには何の表示もなかったりしま
す。また、これからの季節、コンビニとかでふらっと買ってしまう
肉まんや屋台のたこ焼き等こういった商品についても表示がないで
すよね。この、原材料の表示について教えて下さい。

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A.レストランの料理にも別に表示はありませんね。加工食品とし
て包装して販売するものには原材料や添加物を表示しなくてはいけ
ませんが、そのまま食品として提供する場合は表示の必要はないの
です。

 メロンパンを裸で売っているときは表示しなくてもよく、袋に入
れるのなら、袋に表示する必要があります。

 お惣菜でも、あらかじめ容器に入れておくときは表示をつけます
が、量り売りのときは表示の必要なありません。

 ヘンな気もしますが、とりあえずそういうことになっているよう
です。

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Q.世の中にはサラダ油,コーン油,天ぷら油などいろんな種類の
食用油がありますが,どう違うのですか。特にサラダ油とはなんで
すか。サラダのドレッシングに使うからそういう名前なのですか。
教えていただけないでしょうか。お願いします。

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A.サラダ油はサラダ用の油というのが名称の由来でしょうね。ド
レッシングをすぐに思い浮かべますが、野菜にサラダ油をかけて食
べたりしたのかもしれません。

 食用油脂のなかでよく精製された透明なものをサラダ油といいま
す。「摂氏0度で5時間以上置いても澄んだままの状態である」と
いうのがJASの定義だそうです。

 今、市販されている食用油脂はほとんどこの定義にあてはまると
思います。

 てんぷら油は文字通りてんぷら用の油で、昔は食品売り場に「サ
ラダ油」と「てんぷら油」がならんで売られていました。こちらは
耐熱性と香りなどを重視した油です。

 しかし揚げ物にも不純物の少ないサラダ油を使うのが普通になり、
「てんぷら油」という表示のものは減っていると思います。

 その他の油の名称は主に原料の名です。コーン油、ナタネ油、紅
ばな油、などいろいろあります。

 100%その原料の場合は「○○油」、それ以外のものも使用し
ているときは「調合○○油」という表示になります。

 30%未満の原料の名を名称に使ってはいけないそうです。

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Q.椿の実を1KG採ってきました。椿油を搾ってみようと思いま
す。搾り方を教えて下さい。

 蒸して、万力で圧縮してみようと思いましが如何ですおうか?正
しい搾り方を教えて下さい。

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A.それでよいと思います。油が出てきたとき、受ける工夫が必要
でしょうね。

 つばきは最初は熱を加えずに搾る方法もあります。収量は少なく
なりますが、香りのよい油がとれます。

 加熱せずに搾った粕を、こんどは加熱してまた搾ることもできる
そうです。

 つぎのサイトに簡単な説明が載っていました。
http://www.yoil.co.jp/abura/abura4.html

 昔からつばき油は化粧品に使われてきました。食用としてもよい
ということですので、どんな油がとれるか楽しみですね。

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Q.バナナはとても農薬が多く残留しているとききます。特に上部
(付け根の所)は多く、友人には先を5cmほど捨ててからたべた
り、子供には食べさせなかったりする人もいます。ホントの所はど
うなんでしょうか。先日購入した有機栽培のバナナは一本100円
ぐらいして、それを思うと、昔のような安全なものはこれぐらい高
価なんだ、という風にも理解できます。

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A.実際問題としては食べても問題ないと思います。バナナの皮は
厚いものですし、青い未熟な状態で輸入されてきます。国内で熟成
させて黄色く、柔らかくなったものを売っているのです。

 農薬とともに心配なのは出荷時の洗浄です。軸の部分にカビが生
えやすいので、防カビ剤を使ったりすることがあるそうです。無農
薬栽培でも酢などで洗っていました。

 有機栽培でも一本百円は高いですね。バナナはプランテーション
栽培といって、大規模な農場で栽培されているものが多いと思いま
す。

 そうした中に有機栽培の認証を受けるものができてきているので
すね。

 私がかかわっていたバナナは「民衆交易」といって、農民が自分
で栽培して、共同で輸出することを目標としたものでした。

 そのとき知ったのですが、バナナの原価はそのバナナを入れてい
る段ボール箱より安いのです。

 運賃などがかかるのは仕方ないですが、せっかくのバナナですの
で、現地の生産者がもっと儲かるような仕組みはないのだろうかと
考えてしまいます。

 このごろはコーヒーが大暴落して、世界中のコーヒー栽培農家が
困っているとか。

 安全面だけでなく、こうした経済的な面にも消費者の関心が向い
てほしいと思っています。

 昔のバナナが高価だったのは、安全なバナナだったからではあり
ません。単にあのころの日本が貧しかったからです。

 豊かな国になった日本が、こんどはバナナを買いたたいているの
ですかね。

--〔食べ物情報〕--------------------------------------------
今週は休みます。
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--〔後記〕--------------------------------------------------

 いただいたメールがどれも長くて、一部省略しようかと思いまし
たが、省略も難しいのでほぼ全文を掲載しました。改行などは改め
ています。

 このメールマガジンに対するご意見などは基本的に掲載するよう
にしています。長すぎるものなど、ときどきボツにしていますが、
そのへんは私の独断です。

 メールマガジンへの掲載を前提に、一般読者向けに、わかりやす
く、短く書いていただけると、とてもありがたいです。

 石けんについてはこのメールマガジンで詳しく扱うことはできな
い、という断りを書きましたが、議論を拒否するつもりはありませ
ん。私の知識や情報が限られているのが問題でして、きちんとした
情報をお寄せいただければ紹介させていただきます。ただし、狂信
的な内容や宣伝臭いものはボツにしますので、ご了承ください。

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-151号--------------- e-mail why@kenji.ne.jp -------------
--発行--渡辺--宏------- URL http://food.kenji.ne.jp/
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