安心!?食べ物情報>メールマガジンバックナンバー>146号
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--安心!?食べ物情報---Food-Review----------------------------
-------------------------------------146号--2002.08.25------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------
「いただいたメール」「缶詰・魚・合成着色料(Q&A)」
「違法農薬」
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--〔話題〕--------------------------------------------------
まず例によって訂正から。前回紹介した foodchinaさんから、次
のようなお便りをいただきました。
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
145号拝見しました。ありがとうございました。
ただ、あの内容ですと、私どもが人民日報日本語版をやっている、
または人民日報の記事を私どものサイトに載せているかのようで、
私どものサイトを見てくださる方は大丈夫でも、貴メルマガのみ見
られて知識を増やしていらっしゃる方には誤解を招きそうです。
私どもに勝手に「人民日報日本語版」の記事を勝手に転載する権
限はございません。先般のメールでは比較していただくためにURL
を添付したのですが・・・・。
私どもの記事は、こちらです。
http://jp.foodchina.com/content/news/s2002-08-19-4c.htm
人民日報のとは口調が違いますし、この文章は翻訳文で私どもの意
見を反映しているものでもありません。
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
たしかに、誤解をあたえるような書き方でしたね。私もどうもよ
くわかっていなかったようです。 foodchinaさんと人民日報とは無
関係ということで、よろしくお願いします。
次は一般的なご意見です。
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
狂牛病から始まって雪印・日本ハムと食品メ−カ−の不祥事が後
を立ちませんが、根本は小売業の体質にあると思われます。彼らは、
消費者のためと正義感ぶり不当な価格競争によりデフレを引き起こ
し、それらのつけを問屋とメ−カ−におしつけているのが実態です。
新規取引の商品は初回半額納品が当たり前、もし売れればリベ−ト
を要求する、新店協賛金・セ−ル協賛金・年末協賛金・決算協賛金
…とにかく金・金・金です。
これがバイヤ−の仕事でしょうか?そのしわよせは当然メ−カ−
の製品原価及ぶのではないでしょうか?とにかく、安くて本当に良
いものはできないと消費者は認識すべきではないでしょうか。安い
もの・安くできるものには何か仕掛けがあると思うべきです。そし
て、耳・目からの情報ではなく、自分の舌・味覚で判断できるよう
に、日頃から訓練すべきだと思います。
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
私のいた生協も流通業の一つなので、流通業悪者説には同意しか
ねる部分はあります。でもあたっていないこともないでしょうね。
私から見ると、業界の風習はメーカーと問屋が主役になってつく
ってきたと理解していました。でもメーカー側からは問屋・小売り
の圧力と感じられる部分もあると思います。
リベートというのはもらったことがなかったです。でも、ビール
を売ったときは向こうから持ってきました。売り上げによってリベ
ートは自動的に決まるんだそうです。初めから値引きしろよなあ、
と思ったものです。
次ははじめはQ&Aの質問かと思ったお便りです。
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
発色剤は怖いですよね。まだまだ体に分かっている以外でどのよ
うな影響をおよぼすのか分かっていないので、私はお肉を買ってき
たときには必ずAMWAY浄水器でお肉をよく洗ってから料理に使
います。これをすることでお肉が美味しく食べることができて安全
なので一石二鳥です。
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
以下は私からの返信。
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
亜硝酸で発色させた生肉というのはないと思います。生の肉は普
通発色剤は使っていません。ニコチン酸などで色をよくするものは
あるのですが、おおっぴらに使っているところはないので、普通の
店で買えば心配はないと思います。
肉と水とは微妙な関係があります。一般に水にふれると肉は色も
かわり、品質が低下します。だから普通は水であらったりしないの
ですが…。
悪徳商法で有名なAMWAYの商品は私としてはおすすめしかね
ますね。
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
そしたら、こんなメールが2通、送られてきました。
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
えーAMWAYのこと何もしらないんですね。はずかしいですよ。
AMWAYほどの会社は知っておかないと、印象が悪いのは変な人
が変に広めたからでしょ。やったこともないのに否定するのはしつ
れいですよ。じゃ渡辺さんはどんな仕事しているのですか?
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
昨日発売の日本版フォーブスにAMWAYのニュートリライトが
載っています。これでも悪徳というのななら、貴方のレベルがわか
りますね。
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
まあ、いろんな人がいるものです。(苦笑)
--〔Q&A〕------------------------------------------------
「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は
why@kenji.ne.jp
です。いつでもどうぞ。
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Q.暑い夏,子供達に缶詰を使ったゼリーをよく作ります。みかん
の缶詰は,何かの薬に入れて実だけになるときいて,怖くてそれ以
来食べれません。でも,パイナップル,もも等どんな風にして実だ
けになつてるんでしょうか?教えてください。
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A.みかんの缶詰は酸(塩酸)とアルカリ(水酸化ナトリウム)の
うすい溶液につけて皮をむきます。どちらも劇薬ですが、中和する
と食塩(塩化ナトリウム)になってしまいますし、皮をむくときに
水でさらしますので、危険な薬品が残留しているということはあり
ません。安全なものですよ。
ももも同様の方法か、蒸気をあててむくらしいです。
パイナップルの皮はとても厚いですよね。薬品などで溶かすのは
無理だと思います。普通に切っているのでしょう。全部包丁で切る
のか、機械を使うのかはよくわかりません。
日本缶詰協会の「缶詰ハンドブック」というサイトを紹介してお
きます。
http://www.jca-can.or.jp/handbook/hand00.htm
いろんな缶詰の作り方などが掲載されています。
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Q.魚はカルシウムが多いイメージがありますが、「骨なし魚」は
カルシウムもなくなっているということですか?骨のある魚でも骨
を食べなければカルシウムはとれていないのですか?
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A.「骨なし魚」というのは三枚におろした魚の切り身のことでし
ょうか?それとも本当に骨のない魚がいるというのでしょうか?
サメ・エイの類は「軟骨魚類」、それ以外の魚は「硬骨魚類」で
す。魚介類にはイカ・タコ・エビ・カニなどが入りますが、これら
は骨はないです。でも、魚ならみんな骨があります。
魚にカルシウムが多いというのはちょっとした誤解だと思います。
あれは「小魚にはカルシウムが多い」というのが正しかったのです。
チャメンジャコやシラス干しと呼ばれる、本当に小さな魚の干物が
あります。あれはもちろん骨ごと食べますので、カルシウムが多い
のです。
ただ、このカルシウムは骨に含まれるリン酸カルシウムですので、
消化・吸収については牛乳のカルシウムなどより劣ります。
普通の魚(サンマ、サバ、サケ、マグロ…)では当然骨は食べま
せん。したがってカルシウムが多いということはないと思います。
魚に限らず、筋肉にはカルシウムイオンが含まれていますが、量的
には問題にならないくらい少ないはずです。
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Q.合成着色料について。よく「赤色○号、青色○号」とあります
が、日本以外の諸外国ではこれらの赤色、青色系統はほとんど使用
禁止になっているようですが、なぜ日本では使用されているのでし
ょうか?その基準はなんでしょうか?しかし、お漬物をはじめとし
てお菓子などにもこれらの着色料がかなり多く使われていますが、
将来的にこれらの着色料はやはり使用禁止にはならずに日本では、
使用され続けるのでしょうか?愚問ですいませんがアメリカのお菓
子で「ゼリービーンズ」というのがありますが、あの毒々しいまで
の色はどういったものでつけているのでしょうか?
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A.国によって許可されている着色料は微妙に違いますが、日本以
外では禁止されているということはないと思います。
「表示成分としては赤色○号、黄色○号という風に表示されていま
す。いわゆるタール色素と呼ばれる合成着色料で外国では禁止され
ているものがあります。」
http://www1.plala.or.jp/niwatori/tenka/tenkajiten.htm
このような表記が、
「外国では禁止されているものがある」→
「外国では禁止されている」と誤解されたのだと思います。
これは国によって許可の内容が少しずつ違うからです。日本だけ
が特別なことをしているわけではありません。
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
食品添加物のFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)による安
全性評価
食品及び食品添加物の安全性確保は世界各国の共通の問題である。
国連の食糧農業機関(FAO)及び世界保健機関(WHO)は、FAO/WHO
合同食品添加物専門家会議「FAO/WHO Joint Expert Committee on
Food Additives (JECFA)」を設けて添加物の安全性評価を行って
いる。
JECFAは、各国の添加物規格に関する専門家及び毒性学者からなり、
各国によって実施された添加物の安全性試験の結果を評価し、一日
摂取許容量(ADI)を決定している(JECFAの検索ページ)。
会議報告は、WHOテクニカルレポートシリーズとして毎年公表されて
いる。
http://www.ffcr.or.jp/zaidan/FFCRHOME.nsf/pages/JECFA-ADI
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
というページにADI評価が載っています。ここに載っているものは
基本的に各国で使用されている食品添加物です。(国によって許可
状況は違います。)
ご質問のアメリカのお菓子も、着色料使用なのでしょうね。
--〔食べ物情報〕--------------------------------------------
「違法農薬」
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前回の記事の続報です。違法農薬の使用が続々と発覚していま
す。
・山形県 洋梨「ラ・フランス」、リンゴ、桃、サクランボ、スイ
カ
・群馬県 ヤマトイモ
・茨城県、栃木県、石川県、熊本県 梨「幸水」
・石川県 スイカ
・埼玉県、静岡県 イチゴ
その他宮城県、新潟県、福島県などでも出回っていたようです。
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
無登録農薬が全国で販売、使用されていた問題で福島、群馬、埼
玉、熊本各県ではナシなどの果樹栽培に使われ、新潟、宮城県など
でも売られていたことが23日、分かった。各県は農薬の回収を進
める一方、作物の出荷自粛などを呼び掛けている。
新潟県では、白根市の業者が無登録農薬「ダイホルタン」と「プ
リクトラン」を、山形県警の摘発を受けた東京都内の輸入業者から
購入していたことが判明。宮城県でも27農家に売られていたこと
が分かった。
福島県では4農家、群馬県では144農家が使用していた。埼玉
県ではイチゴ、シクラメンの栽培に使われていた。山形県でもリン
ゴやモモに散布していたことが分かり、出荷停止を要請した。
茨城、熊本両県でもナシやショウガの出荷自粛や回収、出荷前の
全量廃棄を農家に求めた。
http://www.sankei.co.jp/news/020823/0823sha111.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
例によって農家の側からは「知らなかった」とか「行政の責任だ」
というような声があがっているようです。
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
発がん性が指摘されている無登録の農薬2種類が、金沢市などの
一部の農家で梨とスイカの栽培に使用されていた問題は、今が旬の
秋の味覚・梨の回収・廃棄という事態になった。23日までに処分
した梨は38・4トン。さらに価格の下落を招くなど、梨農家に深
刻な影響を及ぼしている。県も同日、緊急会議を開き、今後の対策
を話し合った。農家などからは「無登録の農薬は輸入の段階で取り
締まれないのか」という声も出ている。しかし、悪質な取引を規制
する具体策はなく、農水省も頭を抱えている。
無登録の農薬「ダイホルタン」は、何も書かれていない透明、銀
色の袋に詰められていた。この農薬を売った金沢市の業者は、東京
の輸入販売業者から要請を受けて農家2戸を紹介、販売したととい
う。この業者と農家は「無登録の農薬だったと知らなかった」と話
している。
農薬取締法は、農薬を販売する際には、登録番号や製造場所の所
在地などの表記を義務づけている。農林水産省農薬対策室は「農薬
を扱っている業者や農家なら、何も書かれていない袋を見ておかし
いと思わないのが不思議」と厳しい見方だ。
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news01.asp?kiji=3502
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
ところが、事実は農家の側から積極的に違法農薬を購入していた
ようです。
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
発がん性の疑いがある無登録農薬が全国で売られていた問題で、
群馬県尾島町の新田郡農協尾島支所が、農薬取締法で販売が禁止さ
れていると知りながら、殺虫剤「プリクトラン」を同町内のヤマト
イモ栽培農家65戸に販売していたことが24日、分かった。
販売の経緯について、同農協は「プリクトランを売ってくれない
なら肥料を買わない」と農家から迫られたと説明。支所の購買係長
に相談された本所(群馬県新田町)の生産資材課長が、違法と認識
しながら販売を認め、この報告を受けた本所の経済部長も販売中止
を指示しなかったという。
http://news.msn.co.jp/articles/snews.asp?w=199561
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
発がん性が指摘されている「ダイホルタン」など無登録農薬の大
量販売事件で、山形県東根市農協は24日、同農協大富支所の営農
販売係長(42)が同市内のリンゴ生産農家から頼まれ、農薬取締
法違反などで逮捕・起訴された業者からのダイホルタンの購入を仲
介していたと発表した。係長は「違法と知っていたが、地元との付
き合い上、断りきれなかった」と言っているという。
同農協によると、係長は98年9〜10月、農家4人から「ダイ
ホルタンを探してほしい」と頼まれ、同県山辺町大寺、農業資材販
売店経営、武田秀一被告(55)を紹介。係長が2度にわたって計
110袋(約55キロ)を武田被告に注文し、農家から集金して1
袋当たり2600円の支払いをした。これらの農薬は99、00年
にラ・フランスとリンゴに散布され、出荷された。
http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/858508/94_96f2-0-2.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
「知らなかった」どころか、「(違法農薬を)売ってくれないな
ら肥料を買わない」と言っていたのです。「探してほしい」と頼ん
でもいたのです。また、「何も書かれていない袋を見て」おかしい
と思わず使っていたのです。これでまだ被害者づらをできるなんて、
信じられません。
私はいままで、農薬に関してはきちんと使われているかぎり、そ
れほど心配はないと思っていました。しかし農家の側で違法農薬を
平気で使う風潮が存在することを知り、暗澹たる思いです。
故意であれ、過失であれ、違法農薬を少しでも使った農家は営業
をつづける資格はないと思います。厳罰のうえ、廃業してほしいで
す。
輸入農産物排斥のキャンペーンもむなしかったですね。こんなニ
ュースもあります。
--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------
東京都は30日、都内の畑から収穫されたキュウリから、基準値
の3倍の農薬ディルドリンが検出されたと発表した。また、農薬エ
ンドリンの検出例もあった。いずれの農薬も現在、使用が禁止され
ており、都は土壌中の残留農薬が原因とみて、都内の農地1000
カ所の一斉調査に乗り出す。
http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/858509/94_96f2-0-17.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------
「土壌中の残留農薬」ではなくて、使用されていた可能性は考え
ていないのかな?と思いました。
--〔後記〕--------------------------------------------------
私はこのメールマガジンと並行して、「宮沢賢治 Kenji Review」
というメールマガジンを発行しています。ちょうど今週、宮沢賢治
の「ツェねずみ」という童話を掲載したところです。
このねずみ、根性が悪くて何でも人のせいにして「償うておくれ」
というのです。それでどんどん友達をなくし、最後は鼠取りまで怒
らせてつかまってしまいます。
なんだか似たような人がいるな、と思いながら入力していました。
問題をおこして人のせいにするのは本当に見苦しいですね。
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--発行--渡辺--宏------- URL http://food.kenji.ne.jp/
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