安心!?食べ物情報>Q&A>951−1000






Q.1000 何年か前に農薬を除去してくれるというものを購入しました。 でもヤフーの食品の安全性という掲示板の中で同じものを使ってる 人に「それは危険なのでやめたほうがよい」と書きこみがあるのを 読んでそれっきり使用しなくなりました。実際はどうなんでしょう か?このホキ貝の粉末は危険なんでしょうか?


A.貝殻を焼いたもののようですね。そのものは毒性はないと思い ますが、かなり強いアルカリ性の溶液になりますので、危険といえ ば危険です。

 「洗浄力」はこの強いアルカリに由来するようです。たとえば機 械を分解掃除して、油汚れを落とすとき、カセイソーダを使います。 これはカセイソーダに洗浄力があるというより、カセイソーダ溶液 の強いアルカリで油汚れを分解してしまうのです。

 同じことを食べ物に対してするわけですから、あまり感心した方 法ではないと思います。溶液に汚れが出てきているように見えるの は、農薬とかではなくて、ワックスなどの表面成分が分解されたも のでしょう。

 そもそも、「農薬を除去してくれる」という時点で、インチキで ある可能性が極めて高いと思ったほうがよいです。実際には野菜の 表面に残っている農薬の量は除去が必要なレベルではありませんし、 もし残っていてもごく微量ですので、除去が簡単にできるとも思え ません。目に見える汚れになるほど農薬が残っていたら、それこそ 大問題ですからね。


Q.999 ここで、カビのはえた食べ物を食べてしまった、というものを いくつか見させていただきました。それと同じようなことなのです が、気になっているので私も質問させてください。

 鮭のフレークなのですが、開封してからかなりたったものを食べ てしましました。冷蔵庫に入れてあり、まだ大丈夫かな、と思い普 通にごはんにのせて食べました。少し変な味かも?と初め思ったの ですが、それほど何も考えず食べてしまいました。

 しかし、あとで少し気になってフレークのビンをよく見てみたら、 ピンクの物体が…ほんとにピンク!ってかんじで、カビなのか何な のかも謎です。こんなの見たことないです。においも嗅いでみると 変でした。それで残りは捨てたのですが。

 今、食べてから2時間くらいたってもとくに異常はないです。で も、見たことのない物質だっただけに怖くて…。

 なんか体に害があるんじゃないかと心配です。教えてください、 お願いします!


A.鮭フレークというのはわりと赤い色をしていて、中にはピンク のものもあると思いますが、それとは違うのでしょうか?

 鮭の身をほぐしたものですので、身の部分によっては形や色が違 います。そういうもののような気がします。カビが生えてくると、 だいたいの場合白い蜘蛛の巣のようなものが出てくるのですが…。

 実物を見ないと本当のところはわかりません。(実は見てもわか りませんが)

 害があるかどうかももちろんわかりません。でも、食べてしまっ たものは仕方ないですよね。急性の中毒のような症状はたぶん出な いでしょうから、私は心配しても仕方ないと思います。

 心配なようなら、適当なところに持ち込んで、調べてもらうとい うこともできます。メーカーに聞いてみるか、保健所などに問い合 わせてみるかというところでしょう。


Q.998 甘味料で、スクラロースという物について教えてください。い ろいろなお菓子や清涼飲料水などにつかわれるようですが、加熱す ると有害なガスが発生すると聞いたことがあるのですが。


A.以下の説明をごらんください。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

分類     甘味料
品名     スクラロース
別名・簡略名 トリクロロガラクトスクラロース
組成式・分子量C12H19Cl3O8 分子量397.64
性状     白色〜淡灰白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は甘いです。
基原・製法 ショ糖の3つの水酸基を選択的に塩素原子で置換して生成します。
用途     甘味料として、飲料、デザート、ドレッシングなど多数の食品に使用されます。
特性・効果  ショ糖の600倍の甘味があります。
使用基準   生菓子及び菓子 1.8g/kg以下
      (チューインガムは2.6g/kg以下)
       ジャム1.0g/kg以下
       酒・清涼飲料水など0.40g/kg以下
       砂糖代替食品12g/kg以下
       その他の食品0.58g/kg以下
       ただし、特別用途表示の許可又は承認を受けた場合は、この限りではありません。
安全性    ADI:0〜15mg/kg/day
毒性     急性:ラット 経口 LD50 10g/kg以上
          マウス 経口 LD50 16g/kg以上
食品への表示 用途名併記で、甘味料(スクラロース)と表示されます。

http://www.eiken.city.yokohama.jp/food_inf/data/Additive_back/kanmi_07.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 砂糖からつくられるもので、砂糖と似た味があり、より甘みが強 いというものです。体内で吸収されないので、ノンカロリーという こともいえます。

 最近、コーラの低カロリーのものにアスパルテームに代わって使 われるようになっています。アスパルテームより味がよく、長期間 の保存に耐えるという特徴があるそうです。

 砂糖の水酸基を3つ、塩素に変えたものなので、分子構造を見る と大丈夫かな?と思ったりします。でも安全性もかなり高く、安全 な甘味料の一つです。

 塩素を持つので、燃焼したら塩素が出てくるだろうな、というこ とは予想できます。実際、140度くらいで塩化水素が発生するそ うです。スクラロースの結晶をオーブンで焼いたりしてはいけませ ん。

 通常に使用されているかぎり、問題はないと思います。焼却施設 では塩素元になるでしょうが、もともと食品は「食塩」などで塩素 をかなり含んでいますので、影響はないでしょう。


Q.997 これまでの質問にもいくつか関連したものもあったのですが、 教えてください!知り合いから毎日食後に三回摂取するといいと、 ある濃縮性飲料を教えてもらいました。原材料を見てみると、保存 料に安息香酸ナトリウムとパラオキシ安息香酸、そして、栄養強化 剤にL−リジン塩酸塩がありました。色々なホームページを見てい ると安息香酸ナトリウムには発がん性があるとかパラオキシ安息香 酸には染色体異常の危険性があると出ていて不安になりました。 (L−リジン塩酸塩については分かりませんでした)5mlの液体を 水で10倍に薄めて飲むものです。他の質問の先生のお答えにもあっ たように、不安を感じるなら摂取しなければいいのですが体質改善 のために使ってみたい気が正直しております。大量に摂取しなけれ ば問題ないとは思うのですが毎日3回も摂取するので、積み重なっ て将来的に体に影響するのではないかと心配です。大丈夫でしょう か?使用をやめる、又は使用回数を減らした方がいいのでしょうか?


A.これは極めて怪しいですね。こういう「健康食品」は百害あっ て一利なしです。やめておいた方がよいと思います。

 体質改善をしたいという希望はわかりますが、これはないものね だりというか、要するに幻想です。こういう幻想につけ込む悪質な 「健康食品」がたくさんあり、その中でも性質の悪いものだと思い ます。

 このような添加物を使うこと自体、悪いとはいいませんが、この ような添加物を使った「健康食品」というのが怪しいと思う常識は 必要だと思います。

 ご質問の添加物がよくないのではなく、その「健康食品」自体が よくないということです。

 また、紹介してくれた人はおそらくマルチ商法にひっかかってい ます。親しい人が一生懸命説得してくれたら、つい信用してしまい ますが、心を鬼にして断った方がお互いのためです。


Q.996 私は著者様の仰るとおり「食は神経質にならずに楽しく」をモ ットーにしております。野菜も卵もお肉もバランス良く、楽しくい っぱい食べるように心がけているのですが、私の好物の中にラーメ ンがあります。

 今時のラーメンは「Wスープ」といって、スープを取る時に野菜 や乾物、お肉もお魚も鶏肉も入れてたりするようですが、当然ある 程度風味が取れたらガラは出してしまう訳です。残ったスープの中 に出汁に含まれていたミネラルやビタミン、カルシウムなど栄養素 は含まれているのでしょうか?

 美味しいので、塩分を気にしながらもいつも沢山飲んでしまいま す。ラーメンを食べた日にサプリメントを摂るかどうか悩んでしま うのでお願いいたします。


A.ラーメンのスープにどういう栄養を期待するかということです が、ミネラルやビタミンをこういうものに期待することはないと思 います。栄養分析すれば、それなりにはあるのでしょうが、ビタミ ンなどは壊れてしまったりしていそうですね。

 スープには野菜をたくさん使います。これは味をよくするためで、 直接野菜を食べるのとは意味が違うのでしょう。肉や魚にしても、 そのまま食べるのとは違います。じっくり煮込んで、成分を分解さ せてうま味を引き出しているわけですから。

 スープにはたくさんのうま味の元が含まれています。これは基本 的にはアミノ酸や核酸、脂肪類とその派生物です。栄養的にはそう したものだと理解しておいた方がよいと思います。ビタミンやミネ ラルもないことはないでしょうが、気にする必要があるかどうかは 疑問ですね。

 普通の食生活を送っていて、「バランス良く、楽しくいっぱい食 べる」ことができていれば、サプリメントなど必要ないのではない かと思います。


Q.995 添加物についての体への影響は?


A.こういう質問は私も困ります。たぶん一般的な話として質問さ れているのでしょうが、できるだけ個別の、具体的なことでお願い したいです。

 食品添加物にはたくさんの種類があります。一般の食品添加物と 既存食品添加物にわけられます。既存食品添加物というのは天然物 で安全性の審査なしに使用されてきたものです。安全性の審査がで きれば一般の食品添加物に移行することになっています。

 一般の食品添加物は安全性の審査がおこなわれ、使用量などが決 められています。ときどき安全性に問題があるということで指定を 取り消されたりしていますが、常時そういう安全性についての見直 しはされていると理解してよいと思います。

 安全性の審査ができていない食品添加物がたくさんあるというこ とに驚かれると思います。実は安全性の審査がされていないという 点では、普通の食べ物はみんなそうなのです。普通に食べてきたも のだから、安全性の審査は必要ない、ということだったのでしょう。

 だから、この質問はもっと一般的な形としては「食べ物の体への 影響は?」と聞くべきだと思います。答としては「いろいろある」 としか言えないと思いますが。


Q.994 野菜スライサーを購入しました。手を切らない為の安全ホルダ ーを野菜と一緒に削ってしまい(ごく僅かですか)そのまま加熱、 調理してしまいました。材質はポリプロピレンです。現在妊娠3ヶ 月のため胎児への影響が心配でメールをさせていただきました。


A.ポリプロピレンはプラスチックの中でも毒性の低いものです。 また、削ったものなら単なる異物です。調理の加熱くらいでは形が かわる程度で、吸収されるようなこともないと思います。心配する ことはないです。


Q.993 アメリカで暮らしています。時折ですが、紅生姜が恋しくなる のです。でもあの赤色はあんまり体に良くもないだろうと自作をし てみています(梅酢は割合簡単に手に入ります。薄いですけれども)。 で、あれこれ塩加減など変えてみているんですが、あの着色料の入 った紅生姜の風味ーかなりキツイし強いーというのが出せません。 寿司の「がり」というのなら「合格」のものは作れるようになった のですが。

 で、果たして赤色着色料に「味、風味」があるのかということを ネットで調べましたが何も見つかりませんでした。赤色102号、 および着色料全般には色だけでなく、味、風味があるのでしょうか?


A.着色料に味があるかどうかというのは、あまり意味がないと思 います。味を感じるためにはある程度の量が必要です。着色すると いう目的で必要な量は味を感じる量よりかなり少ないと思います。

 紅生姜の作り方は別のところで調べてもらうとして、まず色につ いては赤シソを使った梅酢を使えば、かなり強い紅色に仕上がりま す。着色料の赤とはすぐに区別がつきますが、色としてはこちらの 方が強烈に感じると思います。梅干のような色というとわかりやす いですね。

 味については、おそらく塩分だと思います。紅生姜を作るときの 梅酢が梅干を作ったときのものだとすると、かなりの塩分を含んで います。そういう梅酢で漬けた紅生姜は味もかなり強いものになり ます。

 わが家には私の母親が作ったそういったタイプの紅生姜がありま す。色も味も強烈なので、なかなか減らないのですが、保存性もと てもよくて、重宝しています。

 ということで結論は使っている梅酢が違う、ということだと思い ます。赤シソが手に入るようなら、梅酢+塩+赤シソで試してみる のもよいですね。


Q.992 鶏の飼料の魚粉について。飼料を選ぶ基準にとうもろこしのN −GMOやポストーベストフリーは広くいわれてきていますが、魚 粉の重金属汚染(ダイオキシン等含む)や製造過程における酸化防 止剤の害について語られることは、かなりハードルの高い生産者や 流通メーカーでもほとんどありません。(出会えてないだけかもし れませんが)「しかたのないもの。コストがあう代替品がない。飼 料全体から見ると割合はごくわずか」という考え方が一般的のよう です。貴HPのリンク先のたまご博物館もみさせていただきました が、魚粉についてのコメントにいきつけませんでした。魚粉の重金 属汚染と酸化防止剤のリスクについてどのように考えられますか?


A.魚の重金属というと、水銀で注意情報が出ています。しかし対 象が妊娠中の人のみ、ということで一般には害があるような水準で はありません。

 それ以外の重金属については、そういう情報はありませんので、 魚を食べること自体には問題はないはずです。

 飼料に使う魚は安くて大量にとれるものです。こういう魚はマグ ロやクジラなどのエサにもなっています。食物連鎖の上位にある、 マグロやクジラでは、重金属の蓄積が問題になったりするわけです が、エサになる方の魚では問題になっていません。食物と生育期間 からして、これらの魚にはそれほど蓄積しないからです。

 だから、魚粉での重金属汚染というのは無視できるレベルだと考 えています。

 酸化防止剤については、使うことで得られるメリットの方がデメ リットよりはるかに大きい、と思います。使わなくてすむのならそ の方がよいのでしょうが、無理に使わないことに何か意味があると は思えません。油脂の酸化による害は結構大きいものです。


Q.991 輸入のレモンを皮ごと食べてしまいました。妊娠中にも3回ほ ど少しだけ食べてしまいましたが、ポストハーベストについて不安 になりました。胎児に影響があると聞き心配です。催奇形性とかあ りましたが、どのような影響があるのでしょうか?


A.レモンを皮ごとというのはすごいですね。そのままで食べられ たのでしょうか?

 レモンの場合はポストハーベストというより「防カビ剤」という 感じで使われています。食べる量によって、あまり大量に食べると 無害とはいえない物質です。でも、通常の食生活で害が出るほど大 量に食べる心配はないという判断で許可されています。

 このあたりの「量」との関係を無視して、不安視する人もいます が、それほど心配するようなものではない、と考えてよいと思いま す。まず影響はないでしょう。

 もちろん、積極的に食べるものではありませんし、おすすめする わけでもありません。やはりレモンは皮ごとは食べない方がよいの ではないか、と思います。


Q.990 魚の「あぶら」が乗るの「あぶら」は油でしょうか?脂でしょ うか?広辞苑で引くと油ですが、インターネットで調べると圧倒的 に脂が多く使われています。魚に含まれる脂肪は、不飽和脂肪酸が 多く、実際は油の状態であるはずなのにどうして脂という字が多く 使われているのでしょうか?


A.常温で液体の油脂は「油」、固体の油脂は「脂」を使うのが普 通ですね。

 魚からとった「魚油」、鶏からとった「鶏油」という表現はよく あります。ただ、この場合は脂肪分だけを取り出して、液体の油に しています。動物性の油脂でも、魚や鶏の油脂は不飽和脂肪酸が多 く、常温で液体です。だから「牛脂」「豚脂」というのに対して、 「魚油」「鶏油」というわけです。

 生のままの魚や鶏にも、この油脂は含まれています。この場合は 油脂分は液体ですが、細胞内にありますので、見た目には液体とい う感じはしないですよね。だから「脂ののった魚」といいますが、 「油ののった魚」とはいわないのが普通だと思います。


Q.989 はちみつやさんから「固まるはちみつは砂糖が添加されてるん だよ、家のは固まらないから本物だよ」と聞きました。そうなんで すか?私は昔 固まるのはいいはちみつと聞いていたのでびっくり しました。ちなみに 上記の発酵はちみつは固まりません。


A.前の質問のつづきですが、項目をわけました。

 純粋蜂蜜では、温度が低くなると固まってしまうことがあります。 昔は固まらないのは純粋ではない、などと云いました。

 ただ、最近では製造技術の進歩によって、固まらない純粋蜂蜜も 多いようです。これは結晶するときに中心になるのは花粉などの不 純物なので、それらをできるだけ取り除いてから出荷するようにな ったせいだそうです。

 「家のは固まらないから本物」という言葉からは、自家製の蜂蜜 だろうと想像できます。まず、「固まるのは砂糖を添加しているか ら」というのは完全に間違いです。

 ウソをついているという雰囲気ではありませんから、たぶん自家 製の蜂蜜は固まらないのに、市販のもので固まることがあることか ら、そう考えているのだと思います。

 それでは、どうしてこの蜂蜜は固まらないのか?これは発酵して しまったことでわかるとおり、蜂蜜としての品質が劣るからでしょ う。どうしてそういうものができてしまうのかは、私にはわかりま せんが、結果からするとそういうことになります。

 「自然」や「自家製」や「純粋」が必ずしもよいことばかりでは ない、という例だと思います。


Q.988 大瓶入りの純粋はちみつを使っていて、1/5ほど食べて、そ のまま冷暗所に置き忘れ2ヶ月程たってから、ふたを開けたらシュ ッと音がして、なめたら炭酸ぽかったんです。たぶん発酵・・・? これは食べれるんですか?保存は冷蔵庫のほうがよかったのでしょ うか?


A.蜂蜜はめったなことでは発酵しないものですが、この件は発酵 したとしか考えられないですね。

 開けたとき音がしたのは、中に炭酸ガスがたまっていたからでし ょう。ということは密閉されていたわけです。

 密閉がよくないと、空気中の水分を吸って、蜂蜜の表面が薄くな り、発酵することがあるかもしれないな、と思いましたがどうもそ れも違うようです。

 元々の蜂蜜の濃度が薄いか、酵母などの菌数が多いかしたのだと 思います。この場合でも、冷蔵庫に入れておけば発酵は遅らせるこ とができるでしょう。しかし蜂蜜は普通冷蔵庫に入れないですよね。

 ということで、あまりよくない蜂蜜だったのだと思います。また、 大きなサイズで買うのは考えものということかもしれません。


Q.987 この間たらこが入ったおにぎりを父親と一緒に食べました。父 親はなんともなかったのですが、私がたらこを口にいれると口腔内 や口唇がヒリヒリしたり違和感をおぼえたのですぐに食べるのをや めましたが、それからちょっと経つと腹痛や悪心、下痢などの症状 が出ました。もともと、いくらやすじこなどの魚卵を食べると口腔 内や口唇がヒリヒリして違和感があり、悪心、嘔吐などがあったの でいくらやすじこは食べていませんでしたが、たらこスパゲッティ は食べられていたのでたらこのおにぎりは食べてしまいました。こ れらの食べ物と症状はどういう関係があるんでしょうか。


A.たらこは生で食べることが多いわりには、菌数が多いので、要 注意の食品です。でも、この場合は片方は何ともないのですから、 普通の食中毒とは違うようです。

 疑わしいのはアレルギーの方だと思います。そういうことを含め て、一度医者に診てもらったほうがよいかもしれません。


Q.986 脱酸素剤が餅にくっついていたのを気付かず、トースターで焼 いて子供達と食べてしまいました。袋がとけて破け、中のこげ茶色 の粉末が出てしまっているようでした。夜に食べて翌朝気が付きま した。現在妊娠している(4週〜5週目)可能性が強いので、胎児 への影響がとても心配です。子供達も特に変わった様子は見られま せんが大丈夫でしょうか?


A.脱酸素剤の中身は鉄の粉です。使い捨てカイロと同じものです。 鉄が酸素と結びつく(錆びる)ことによって、包装の中の酸素を減 らすわけです。このとき発熱しますので、カイロの方はこの熱を利 用しています。

 鉄の粉ですので、別に毒ということはないと思います。あまり大 量にとれば別ですが、鉄の毒性が問題という話はあまり聞かないで すね。

 鉄製の鍋やフライパンからは鉄が食べ物に溶けて出て、これが栄 養素としての鉄の補給になっている、という話もあります。

 とにかく、食べるものではありませんので、食べてしまったこと は失敗でした。でも、現在症状が出ていないのなら、心配するほど ではないと思います。もし、何か症状があったら、医者に診てもら うべきでしょうね。妊娠の検診のときに医者に話してみたら、どう いわれるでしょうか。これは私にはわかりません。


Q.985 市販売されている調理済み食品の味付けは、どうしてあんなに 甘いのでしょうか。

 万人向けを意識するとああなるのか、それとも何かの添加物の味 を消すためのものなのですか? 個人的には“甘好き”ですが、そ んな私でさえ顔をしかめたくなるほど異常な物があります。

 逆に、過度にしょっぱいものもあります。何でこんなに塩を使う 必要があるのかと思う酷さです。これは日持ちさせるためですか?


A.食べ物を作って売ろうとする側からすると、味の問題はたいへ んな神経を使うところです。私も昔、生協で手作りの惣菜を作って もらっている人たちに、自分がおいしいと思うより、もう少し甘く してください、とお願いしていたものです。

 自分で作ってその場で食べるものより、少し甘いめの方が保存性 もよく、消費者の受けもよいように考えていました。はたしてそれ が正しかったのかどうかわかりませんが、現場ではたぶん似たよう なことを考えて作っていると思います。

 コストの関係から、家庭のように贅沢な材料を使えない、調味料 なども配合されたものを使いがちである、保存料などをつかわずに ある程度保存性をよくしようとしたら、砂糖や塩の力に頼ることも 必要、こんなところもあると思います。

 また、うす味すぎると消費者には支持されない、という思いもあ ります。これはそんなことはない、という声が消費者から聞こえて きそうですが。

 化学調味料をうまく使うと、このあたりをごまかすことができま す。がんばって化学調味料をうんと少なくすると、甘すぎるとか塩 辛すぎるとかいうクレームがついたりすることもありました。こう いうとき、塩分の率を比較してもダメなんですね。

 ときどき、思いっきり甘いのや塩辛いのにあたるときもあります。 これはメーカーのレベルが低くて、適正な味にできていない、とか、 作り方を間違えた、とかいうこともありそうです。ウソのような話 ですが、よほどのメーカーでないとおこり得ることだと思います。


Q.984 化学肥料や農薬の使用で野菜や果物の味は落ちる=有機や無農 薬の作った方が美味しいという俗説(真実かも知れないが)を検証 した人は今までにいるのでしょうか?

 安っぽいグルメマンガによくあるパターン、老人がスーパーで売 られている野菜等に不味いと言って、その老人に有機や無農薬のも のを食べさせると「これこそ昔のものと同じ味だ」と喜んで、食べ る。

 また最近読んだあるマンガ画家の体験物語です。彼は若い頃高級 呉服店で働いていました。最近当時の同僚と会い30数年ぶりに反 物を見せてもらったところ昔と何か感触が違う。おかしいおかしい と言っているとその同僚が桑の葉が化学肥料栽培になったからだと 説明し「昔のカイコは全部有機肥料で育ったから・・・」とつぶや いたと。

 本当にこんなことはあるのでしょうか?糖度等を計測したり、数 多くのモニターによる実験をした例はありますか?


A.野菜においしい野菜とおいしくないものとがあるのは事実だと 思います。作り方や鮮度によって、味は確かに違います。

 それが農薬や化学肥料を使うか使わないかだけで決まるのなら、 簡単な話ですが、実際にはそんなに簡単ではないと思います。有機 栽培でもまずい野菜とか、慣行栽培でもおいしい野菜とかもあると いうのが私の認識です。もちろん、その逆の例の方が多いかもしれ ませんが。

 それでは、どうすればおいしい野菜ができるのか?これは多くの 農家が真剣に取り組んでいる問題です。みなさん経験からいろんな 説を持っておられると思います。私が論評したりするものではない ので、そういう取り組みには敬意を表したいと思っています。

 マンガの話はまた別だと思います。白土三平の忍者マンガを持ち 出すまでもなく、マンガは現実の世界を思いっきり単純化した世界 観で成り立っています。だからマンガの世界を現実と違うといって 批判したり、マンガにこう書いてあったといって現実の世界を批判 したりするのはナンセンスだと思います。

 現実とは違う論理で成り立っているから、マンガはあんなにおも しろいのではありませんか!

 カイコの話もまるでマンガの中の話のようですね。絹という化学 物質が桑の肥料によって変化するはずがないでしょう。違うのは製 糸や織、染色の技術の違いに決まっています。カイコの方で考える と、品種や産地の違いもあるかもしれません。


Q.983 わかめについて、質問します。自然食品の店で購入した、海藻 サラダの原材料を見ると、韓国産でした農薬などの心配があります か?国産のものを求めたほうが、いろいろと安心できると思います か?


A.わかめというのは海草ですよね。海草にどうやって農薬を使う のか、ちょっとわかりません。養殖しているものなら、そういうこ ともあるでしょうが、わかめは自然に生えているものをとっている のではないでしょうか?


Q.982 もやしについて、質問します。豆は遺伝子組み替えの心配があ りますが、もやしも、遺伝子組み替えをしているのでしょうか?


A.大豆以外の豆(黒マッペ、緑マッペ)ではそういうものはない と思います。大豆もやしの場合はあり得ますが、表示をしていると 思いますので、それを見ればよいです。

 遺伝子組み替えの大豆がよいとか悪いとかいうのはまた別の話で すが、とりあえず食べて心配のあるようなものではないと思います。


Q.981 生姜紅茶が体に良いと聞いて何ヶ月も毎日飲んでたら妊娠が発 覚しました。するとある本で紅茶の有機塩素系農薬が胎児へ大変な 影響を及ぼし、とりかえしのつかない影響を受ける。と書いてあり かなり心配です。本当に危険なんでしょうか?


A.いくら何でも他人の話に影響されすぎです。この調子では、健 康のことより、どこかで詐欺にあわないか心配になります。

 身体によいという話も、悪いという話も、眉にツバをつけて聞い てください。この場合は両者とも大嘘と思って間違いないです。


Q.980 チーズについて、質問します。アメリカ産のチーズをよく見か けますが、ダイオキシンや狂牛病の心配はないのでしょうか?


A.アメリカでダイオキシンやBSEが大問題になっているという ニュースはあったでしょうか?

 ダイオキシンは地球上どこでも存在しますが、健康被害が出るほ どの汚染というのはどこにもありません。もちろん、アメリカでも 同様です。

 ベトナムで枯れ葉剤の影響でダイオキシン濃度が高いというウワ サがありました。調べてみると日本と同程度の、低い濃度でした。 そのとき某報道機関が「日本の汚染はベトナムと同程度」と報じた のはデマ宣伝の典型例として有名です。

 おそらく「アメリカも日本と同じくらい汚染されている」でしょ うが、それで何かの被害が出るというわけではありません。

 ダイオキシンの問題は、結局泰山鳴動して鼠一匹も出ませんでし た。日常的な問題としては忘れた方がよいと思います。

 狂牛病(BSE)もアメリカの汚染状態はほぼ日本なみと考えら れます。チーズの原料である牛乳は感染源にはならないとされてい ますので、心配することはないのですが、もし心配でしたら、日本 産のチーズも同じくらい心配になります。

 「アメリカ嫌い」の人がいろいろ言っていますが、まず根拠のな いものだと思って間違いないです。


Q.979 「もやし」について、質問します。

1、どのもやしを見ても、種子は中国産のものばかりですが、残存 農薬の心配はないのでしょうか?

2、「無漂白」と袋に書いてあるもやしもありますが、もやしは漂 白しているものもあるのでしょうか?

3、もやしはローカロリーで、沢山食べているのですが、食べすぎ による問題点は、ありますか?


A.もやしの元になる豆はほとんどが中国からの輸入ですね。小さ くて黒い「黒豆(マッペ)」と、少し大きい「緑豆」があります。

 栽培や保存の方法は不明ですが、種子として輸入されてきていま すので、あまり心配はないと思います。農薬が直接かかるものでは ありませんし、時間もたっています。

 「無漂白」というもやしもあります。そう書いていないのは、漂 白しているという理解でよいと思います。私の経験では、無漂白の 方が日持ちします。でもうっかりするとすぐ色がついてきたりもし ます。どちらかというと無漂白のものがおすすめです。

 この掲載の後に、「もやしを漂白することは禁止されている」という ご指摘をいただきました。詳しくは メールマガジン320号をご覧ください。

 何でも食べ過ぎはよくないですが、もやしを食べすぎるというの は不可能ではないでしょうか。まさか他のものを食べずにもやしば かり食べているわけではないでしょう?もしそうなら、確実に栄養 失調になります。

 普通の食事の一部としてなら、好きなだけ食べて問題はないと思 います。


Q.978 1年前からある玄米がまだ残ってまして、最近妙にカビ臭いの ですが、そのまま米と混ぜて食べてますが大丈夫でしょうか?


A.あまり大丈夫ではないです。おそらくカビが発生しています。 ときどき有毒なものもあるそうなので、食べるのはやめた方がよい と思います。

 玄米を白米と混ぜて炊いているのでしょうか?もしそうなら、よ けいに心配です。


Q.977 賞味期限について質問です。ケーキなどの材料につかうアマレ ットやコアントローやキルシュなどのお酒の賞味期限はどのくらい ですか?教えてください。


A.賞味期限について、よく誤解されていることですが、食品に一 般的な賞味期限が存在するわけではありません。あくまで商品とし て販売するときに、メーカーが品質を保証する期限として設定して いるものです。

 だから個別の賞味期限は商品ごとに記載されているものを見るし かありません。第三者に聞くことはナンセンスであることをご理解 ください。

 お酒については、普通賞味期限は記載されていないはずです。酒 の性質からして、いつまでに飲まないと悪くなるというものではあ りませんから、賞味期限をつけずに販売しているようです。これは これでよいのです。

 ワインなどのように、長期間保存する酒にとっては、賞味期限と いう概念自体があてはまりません。長期間保存すれば、味は変わっ てきます。それをおいしいというか、まずくなったというかは、飲 む人の判断でしかないのです。

 ケーキ用の酒というのは、蒸留酒にエッセンスを溶かしこんだリ キュール類でしょうから、まず悪くなるものではないはずです。


Q.976 ノンレトルトの惣菜(殺菌温度100℃10~15分)での賞味期限は どのぐらいが適切でしょうか。又、チルドで3ヶ月~半年程度の賞味 期限の商品(たとえばおでんなど)が販売されておりますが、どの ような殺菌をしているのでしょうか。


A.実際の商品の賞味期限設定については、私には答えられません。 製造者がそれぞれに実験などをして決めるしかない性質のものです。

 冷蔵指定など、条件にもよりますね。一般には消費者側での温度 管理はあまり信用せず、きちんと冷蔵保存したときの半分くらいを 賞味期限にしていることが多いようです。

 ある程度長期の賞味期限を設定しているのは、加熱調理と殺菌が 一体になった調理をしているものだと思います。いったん加熱して、 できた商品を包装するのではなく、まず原料や半製品を包装し、そ の後容器内で加熱調理するのですね。

 賞味期限まで実際にもてばよいわけですから、製造方法の工夫に はそれ以外にもいろいろあると思います。基本はやはり衛生管理と いうことなのでしょうか。


Q.975 こんにちは。蜂蜜について伺います。蜂蜜の賞味期限は、どの ような目安で決めているのですか?だいたい何年ぐらいでしょうか? 見た目に問題がなければ賞味期限を過ぎても食べられるのですか? (品質は落ちるでしょうが)


A.蜂蜜の賞味期限は普通2年くらいでつけられているようですね。 蜂蜜は非常に保存性のよいもので、一般的な意味の賞味期限とはな じみが悪いのですが、缶詰にも賞味期限がつくご時世ですので、こ れは仕方ないです。

 ショ糖を結晶させている砂糖は今でも賞味期限をつけずに販売し ています。蜂蜜は液体ですので、そういうわけにもいかないようで す。湿気を吸ったりするとカビが生えたりすることもあります。

 濃度が充分ある純粋の蜂蜜なら、ほとんど悪くなることはありま せんから、何年たっても食べられるのが普通です。ただし、保存状 態にもよりますし、保証のかぎりではありません。

 賞味期限内ならメーカーが保証しているわけですが、開封後はそ うではありません。開封後や、賞味期限が切れてからも、食べられ るといえば食べられますが、あくまで自己責任です。ちょっとなめ てみて、おいしければ問題ないと思いますが、食べられるかどうか は人それぞれの判断によります。。


Q.974 職場で塩分濃度計を使っています。主に汁物に関して使用して いるのですが、汁の温度によってかなり変動があります。考えられ る原因はなんでしょうか。


A.塩分濃度計にもいろんなタイプがありますが、主に電気伝導率 を調べるものが多いです。この電気伝導率が温度により変化するよ うです。(1℃の上昇で約2%増加)。
http://www.takara-sangyo.co.jp/kouza/dendo.htm
http://www.krkjpn.co.jp/glossary/13.html

 このため、温度補正を自動的におこなう機種も販売されています。

 どうして温度によって電気伝導率が違うのか、というのは私に聞 かないでください。


Q.973 単に安全性というと非常に漠然なのですが、国内で販売されて いる缶詰に安全基準等御座いますでしょうか?


A.缶詰の品質についてはJAS規格で定められています。製法な どを規定したものですが、缶詰の場合は安全性の基準になると考え てよいと思います。

 もともと、缶詰は長期保存を目的として開発された食品の包装方 法です。その基準にしたがっている限り、安全性は確保されている と考えられます。

 表示などにも基準はあります。以下に紹介するのは業界で発行し ている「缶詰手帳」の目次です。だいたいこんな項目が基準として はあるのだという理解でよいのだと思います。
http://www.jca-can.or.jp/publishing/books/techcont.htm


Q.972 魚も食べ過ぎると肥満になるのですか?肥満の原因は炭水化物 の取りすぎだとテレビでみました。魚にはほとんど炭水化物はありませんが、 やはり魚でも毎日食べていると太るのですか


A.肥満の原因は厳密に言うと消費するカロリーより摂取するカロ リーの方が大きいから、余った分を体内に貯蔵してしまうのです。

 カロリーは主に炭水化物、脂肪、タンパク質の三大栄養素から摂 取しています。日本人は普通炭水化物が約半分、残りを脂肪とタン パク質で半分くらいずつ、という感じでしょうか。

 タンパク質や脂肪が中心の食事でも、もちろん肥満はおこります。 その上、こうした食事では肥満とともに心臓病などを併発すること が多く、アメリカなどでは問題になっています。

 魚を中心にしていると、肉中心よりも問題は少ないそうです。で も毎日たくさん食べれば、やっぱり肥るでしょうね。


Q.971 野菜のカビについての質問です。私は職業柄野菜のカビにたび たび遭遇します。一番多いのが玉ねぎです。玉ねぎは、収穫してか らしばらくたつと、皮と実の間に黒いすすのようなカビ!?がでま す。それを拭いて食べてるのですがやはり体に悪いのでしょうか!? マスクをしていますが、多少は吸ってしまうので心配してます。


A.タマネギは乾燥がよくないとカビが発生しやすいです。このカ ビは生育中にも出ることがあって、灰色腐敗病などといわれている そうです。

 カビの生えた食品は基本的に食べない方がよいです。だからふき とるというより、カビの生えた部分を切り取ってしまう方がよいと 思います。

 吸い込んだときにどうなるかはちょっとわかりません。害があっ たという話も聞きませんから、大丈夫だとは思いますが、どうなの でしょうか。


Q.970 ただ今母乳育児中です。オリゴ糖とは、影響があるのでしょう か?それと、人工甘味料(アスパルテーム等)が母乳に良くない、 取り続けると不妊症になると聞きましたがどうでしょうか?


A.オリゴ糖は悪いものではないですが、別によい影響も悪い影響 もないのではないでしょうか。自分自身にとっては、腸をととのえ る効果が期待できるかもしれませんが、母乳に影響が出るというの は考えにくいですね。

 人工甘味料の話はまったくのガセネタと考えてよいと思います。 詳しくは書きませんが、考慮の余地もないヨタ話です。一切無視し てください。

 こういうウソをいって人を驚かせて、何かよいことがあるのか、 いつも疑問に思います。こういう話があとをたたないことからする と、何かの利益になっているのでしょうね。みんなでだまされない ようにするのがよいと思います。そのためには、誰かが言っている とか、何かに書いてあるとかいうだけでは信用しないことです。


Q.969 賞味期限間近の食品(肉や魚など)を加工すると賞味期限はどの 程度伸びますか?


A.原料にもそれぞれ賞味期限がついています。しかし加工した結 果としての製品(加工食品)の賞味期限はそれとは全く関係ありま せん。

 だから、賞味期限がのびるということではなく、加工食品には加 工された日から産出される新たな賞味期限がつけられると考えてく ださい。

 生鮮食品でも似たようなことがあります。たとえば、ブロック状 に冷凍して輸入されてくるエビを、国内でいったん解凍して小袋に 詰めた場合、賞味期限は最初の冷凍したときではなく、国内で小分 けした日付をもとに産出されます。

 これは非常に矛盾をはらんでいて、直輸入されて半年たったもの より、一年前のものを一カ月前に小分けしたものの方が新しい見え てしまいます。

 同じ生鮮食品では矛盾ですが、加工食品にされたとき、モノとし てはいったん姿を変えたのだと考えてください。生のままではもう もたないが、加工すればまだまだ日持ちするというのはごく普通の ことです。


Q.968 脱酸素剤について教えて下さい。1ヶ月前に購入したお餅のパ ックの中に、脱酸素剤が入っていたのですが、パックを開封後冷蔵 庫に入れて保管しておりましたら、お餅の表面になにやら白いもの が。

 パックと冷蔵庫内の温度差によって発生したであろう水滴が内側 にあり、それが原因かと思われます。(少し、ツンとする臭いもあ ります。(腐敗臭とは違うと思います。)

 表面的な汚れを洗い流せば食べられるような気がして、食べてし まったのですが、体にどんな影響があるでしょうか?あとで、妊娠 しているかも知れないと考えると少し怖くなりました。


A.冷蔵庫に入れておいたらカビは生えにくくなりますが、やはり いずれはカビが出てきます。これは単なるカビの問題で、脱酸素剤 とは関係ないと思います。

 脱酸素剤は酸素と結びつきやすい鉄を使っています。「使い捨て カイロ」と同じ原理で、鉄がさびるときに酸素と結びつくので、パ ックの中の酸素が減ってしまうのです。

 開封してしまうと、酸素はいくらでも供給されますので、脱酸素 剤の働きはなくなってしまいます。

 カビは表面だけでなく、中まで入っていますし、どんなカビが生 えているのかわかりませんから、カビの生えた餅は食べない方がい いです。

 食べてしまったものは仕方ないですね。害が出る可能性はゼロで はないのでしょうが、気にするほどでもないと思います。というよ り気にしても仕方ないです。気にするほど身体にも影響しますので、 すっぱり忘れたほうがよさそうです。


Q.967 チーズの中に酵母菌が多く含まれると、チーズには、どのよう な影響がありますか。教えて下さい。


A.まず、チーズ作りには以下のような微生物が働いています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 フレッシュタイプ以外のチーズは、「熟成」という工程を行いま す。熟成前のチーズを「グリーンチーズ」と呼びますが、この時点 では私たちのイメージする「チーズらしい味わい」は感じられませ ん。適度な温度と湿度の中で熟成という工程を行うことによって、 乳酸菌やカビ等の微生物、また生乳から移行してきている酵母の働 きによって、チーズの中の蛋白質や脂肪が分解され、チーズ特有の 風味(味わいやフレーバー)が作り出されます。

http://www.cheese-professional.com/column/columnfile/dekirumade005.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 チーズの風味をつくるのに、こんな方法もあるのだそうです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 チーズ、バター、生クリームおよび牛乳などの乳脂肪を含むもの に糖を加え、これに酵母とリパーゼを同時に作用させて、酵母より のアルコールと脂肪分解による脂肪酸のエステル化を生ぜしめて、 好ましい、チーズあるいはバター様フレーバーが得られる。

http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/map/kouso/3/3-2-1.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ここでは酵母を使ってチーズフレーバーをつくる方法を説明して います。チーズ作りの中での酵母の役割はフレーバーをつくるとい うのが大きいようですね。

 ただし、チーズの発酵過程は複雑かつ総合的なものなので、酵母 の働きだけをとりあげることに意味があるかどうかはわかりません。


Q.966 魚のたらの、切り身の中から、生きてる虫の様なモノが出てき ました。以前にも、同じコトがあったので、一体、何なのか、知り たいです。形は糸よりも太い白っぽいモノです。たらの切り身の中 で、モゾモゾと動いているのです。あまりの、気味悪さに、すぐ捨 てましたが、以前にも見たことがあるので、もしかしたら、知らな いうちに食べているのではないかと、不安です。これは、いったい、 何なのですか?教えていただけないでしょうか?


A.動いているのですから、虫なんでしょうね。タラは寄生虫が多 いことで知られています。以下のページを参考にしてください。

寄生虫いろいろ
http://www5b.biglobe.ne.jp/~sukky/kiseichuu/kiseichuu.htm

魚の寄生虫について
http://www.fishml.com/uonokenkyu/uokiseityu.htm

魚好きのあなた!「アニサキス」にご用心!!
http://www.pref.ishikawa.jp/yakuji/syokuhin/anisakisu.htm

 生きているやつを食べてしまうとかなりヤバイです。取り除いて しまえばよいのですが、取り残しがあるかもしれません。生で食べ ないようにしましょう。

 加熱すれば簡単に死んでしまいます。また、冷凍や酢で漬けるな どの加工でも死にます。死んだ寄生虫を食べるのはちょっと気味が 悪いですが、まあこれもタンパク源です。別に毒ではありませんか ら、食べても問題ありません。

 タラは寄生虫が多いそうですので、必ず加熱するようにしましょ う。加熱する料理に使うなら、寄生虫はそのままでも、また取り除 いても、どちらでもいいです。タラの刺身というのは普通食べませ んよね。だから、捨てることはなかったのに、と思います。


Q.965 カビはすぐには毒性がなく、長期に渡り取りすぎるといけない ことは分かりました。先日義母が8割ほど青カビ(干し柿特有の白 い粉ではありません)がギッシリ生えている干し柿をタワシで洗っ てアルコールで消毒して子供に(5歳・3歳)に各丸ごと1個食べ させました。アルコールでカビが死ぬとは聞いたことがありますが、 柿の中にカビが入り込んでいたとするならばアルコールに漬けただ けで死ぬのでしょうか。


A.カビはアルコールで死にます。問題なのはカビのつくる毒素は アルコールでは分解しないことです。したがって、もし毒素をつく るカビがはえていたら、アルコールで消毒して食べるというのはと ても危険です。

 実際問題として、日本で強力な毒性のあるカビはほとんどいない そうなので、まず大丈夫です。特に昔の人なら、これくらい何とも ないと思うのは無理のないところです。

 もし、食品メーカーが「カビが生えてもアルコールで消毒すれば 大丈夫」などと表示すると、社会的に問題になります。ところがこ れを個人がやる分には、別に問題はありません。要するに自己責任 だからですね。

 実際問題としては大丈夫だが、人にすすめるのはやめた方がよい、 こうした場合はどうしたらよいでしょうか。対応は人によるでしょ う。私が聞かれたら、やめた方がよいと答えています。


Q.964 乳化剤はどのようなものなのか、知識が無くよくわかりません。 毒性などはありますか? 時々「乳由来」という表記があるのも見 ます。チーズなどにも含まれていて乳幼児に食べさせても大丈夫な のかと不安になりながらもあげています。


A.チーズに含まれている乳化剤は主にリン酸塩です。乳化剤には その他にもいろんな種類があり、用途によって使い分けられていま す。

 「乳由来」というのは牛乳に含まれるカゼインというタンパク質 を利用したものですね。

 気になっていることをそのままにせずに、自分で調べてみられて はいかがでしょうか。あらゆる食べ物は人がつくっています。どの ようにしてつくられているのかに興味を持って調べてみてください。

 つくっている人たちも私たちと同じ人間です。別に悪魔がつくっ ているわけではありませんから、調べればきっと納得できると思い ますよ。


Q.963 葉モノや根菜等の野菜はなるべく有機などを購入しているので すが、きのこ類は農薬などの化学物質の心配はありますか? きの こ類は室内の栽培が多そうなので、スーパーで安く売っているもの (特にエリンギ、しめじ、まいたけ、えのき)を購入しています。 調理時もあまり洗っていません。


A.市販されているきのこはほとんど専門の栽培室でつくられてい ます。自然の環境とは違って、充分にコントロール可能な状態で栽 培されていますので、薬品を使用することはほとんどないと思いま す。

 よく誤解されますが、たとえば露地とハウスでは、ハウスの方が 農薬が少なくてすむのが普通です。屋根があるだけでも、病気なん かがすくなくなるのです。露地というのはそれだけ過酷な環境なん ですね。

 それをもっとすすめると、きのこの栽培室になります。栽培に使 うポットを滅菌するところからはじまって、いろいろと高度な管理 をしているので、薬品の使用というのはあまり考えられないと思い ます。


Q.962 ここ数年でコエンザイムの人気は定着してますね!私自身もQ 10入り化粧品をいくつか持っていますし、サプリにも興味があり ます。

*Q10が良いのか、化粧品自身(Q10を含めた美容成分の配合) が良いのかははっきりしないのですが、使用感も良く、値段も普通 なので良いと思っています。

 前の話になりますが、DHCの通販雑誌でコエンザイムの安全性の 根拠について、

「コエンザイムは体内にもともとある成分である。年とともに年々 分泌量が減るので化粧品・サプリメントで摂取するとアンチエイジ ングに良い。もともと体内にある成分なので安全だ。」 といったような趣旨の記事が載っていました。

 安全性の根拠に違和感を感じたので質問させてください。

*DHCに限らず、どこのメーカーも同じような根拠が書かれています。

1.コエンザイムは肌に塗ることで体内の中に取り込めるのでしょ うか?

 例えば、化粧品のコラーゲン成分は保湿効果はあるものの肌のコ ラーゲンになりませんが「化粧品にコラーゲンが入っているので、 真皮の部分のコラーゲン組織になってふっくらする」というような ニュアンスで販売されているのと同じことなのか?

 もともと体内にある成分であっても、皮膚表面に膜のように存在 する成分ではないのでは?

2.サプリメントでコエンザイム摂取を習慣化することで、体内で 分泌される機能が衰えることはないのか?

 コエンザイムは薬ではないので効果が激しくでることはないとは 思いますが、ステロイド剤の様に副腎皮質ホルモンの例もあるので 「体内にある成分だから安全だ」という根拠に少し違和感を感じま した。


A.コエンザイムQ10というのは、体内で糖からエネルギーを取 り出すときに働く補酵素です。ビタミンB群も似たような働きをし ています。B群はビタミンとして食物からとらなければなりません が、同じような働きをしているコエンザイムQ10はビタミンでは ありません。

 ビタミンというのは、体内で必要であり、かつ体内では合成でき ない物質で、食物からとる必要があるものをいいます。コエンザイ ムQ10は必要度ではビタミンに劣らないのですが、必要な分は体 内でつくれますので、摂取する必要がなく、ビタミンに分類されな いのです。

 当たり前の話ですが、私たちの体内では必要な物質ほど自前でつ くることができるようになっています。必要だけれどつくれない、 わずかな例外がビタミンというわけです。

 体内では確かに生理的活性の強いものなので、たくさん摂取する ことによる生理的な効果はあるはずです。心臓病などの薬としても 使われているそうです。しかし、日常生活でサプリメントとしてと っても、まず効果はないと思われます。必要な分はすでに体内にあ るわけですから。

 サプリメントとしてとっても効果があると思えませんから、化粧 品での効果などは論外です。吸収などはある程度はするのでしょう が、吸収しても別に意味がありません。

 昔は牛乳石鹸という名をつけておけば、なんとなく肌がすべすべ になると思ってくれたものです。今はこんな新しいイメージがうけ ているのでしょうね。要するに単なるまやかしです。

 サプリメントと違って、化粧品の場合はとりすぎの心配をしなく てもよさそうなところが取り柄でしょう。


Q.961 福神漬けの材料として有名なナタマメですが、若莢としてでは なく完熟種子として食に供する場合、その毒性が心配だという話を 聞きました。

 赤ナタマメ、白ナタマメ、タチナタマメがあり、特にタチナタマ メが毒性が強いということですが、食用にできるものとの見分け方 や実際の利用方法などについて、ご存じでしたら教えていただきた いと思います。

 毒性のある物質は多くの作物に含まれていますが、そういったも のに対する責任は消費者自身が負うものなのでしょうか?提供する 側が「これには危険なものが含まれていますよ」と危険性を前面に 出すことはあまり無いように思われます。

 食品の危険性に関する正確な情報を得られる場があれば併せて情 報を頂けるとありがたいです。


A.食べ物に毒性があるのはよくあることです。一般に、伝統的な 生鮮食品の場合は、たとえ毒性があっても、生産、販売している側 が責任を問われることはないようです。

 調理方法や食べ方などは消費者が知っているもの、という前提な のでしょう。

 加工食品の場合はそうも言ってられませんから、メーカーはかな り神経質になって調べていると思います。

 案外、世間の常識とは違って、生鮮食品より加工食品の方が安全 という場面もありそうです。

 ナタマメについては、以下のサイトを参考にしてください。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 なた豆は熱帯アジア原産の一年生草本で、さやの形が鉈に似てい ることから名付けられました。若さやは細かく切り、福神漬けなど の材料にされますが、完熟した種子によっては溶血作用のあるサポ ニンや青酸配糖体、有毒性アミノ酸のカナバニンやコンカナバリン Aなどに由来する有毒な物資が含まれています。

 文献などによれば、シロナタマメの種子には毒性はありませんが、 ナタマメの赤い色の種子には毒性分が僅かに、褐色の種子には多く 含まれ、特にタチナタマメの完熟種子には強い毒性があることから、 注意する必要があるようです。

 一般家庭で、毒成分のあるなた豆を調理する場合には、2日ほど 水にさらしたり、煮た後2〜3回水にさらしたり、炒ったり、醗酵 したりすれば毒性はなくなりますが、含まれる毒成分の量によって も消失の度合いが違いますので、完熟種子を利用する際はシロナタ マメを用いるほうがよいと思われます。

http://www.maff.go.jp/soshiki/syokuhin/heya/qa/alt/altqa031005.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 紹介したのは農水省のサイトで、「消費者の部屋」というところ です。このあたりに参考になる情報があったりします。
http://www.maff.go.jp/soshiki/syokuhin/heya/HEYA.html

 あとは検索してみることです。ナタマメの見分け方については、 以下のサイトも参考になりそうです。
http://blog.goo.ne.jp/nata_mame/e/beedd7864aeecce034550052863e6e34


Q.960 大手スーパーで買って食べたトマトが異常に苦く、よく調べて みると苦いのは種の部分でした。(とても食べられなくて捨てたほ どです)こんな事は初めてなので、一体どういう原因でこんなにト マトが苦くなるのか、知りたいと思いました。何かしらの薬品では ないかという心配もあります。もし、ご存じのことがありましたら 教えて下さい。


A.トマトの苦みの苦情はよくあるようですね。こんなページで紹 介されていました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

A.トマトに含まれる微量成分のアルカロイドによるものと思われ ます。この成分は、トマトの成長の際に細胞内に蓄積されますが、 熟成が進むと減少し、通常は苦みを感じられません。しかし、熟成 中に気温が低下したり、トマトが病気になったりすると、生理作用 が阻害されてアルカロイドが残るため、苦みが感じられます。

http://www.pref.mie.jp/yakumus/shokuhineisei/soudan/#q-9
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 病気か熟成不良、未熟などが原因でおこるようです。農産物もま た、化学物質のかたまりなんですね。

 季節はずれのトマトですから、ある程度を仕方ないのかな、とい う気もしますが、買った店には苦情を言っておいた方がよいと思い ます。よくないトマトを知らずに売っているわけですから。


Q.959 中国産製品について伺います。乾燥ワカメを購入したのですが、 もどすと、砂がたくさんでてきました。日本産だとこのような事は 無いので、びっくりしました。これは食べても大丈夫ですか?中国 産の干ししいたけも、安価で出回っていますが、日本産と比べてど こがどのように違うのですか?他の中国産製品も、安価ですが、品 質管理や、農薬など、気になる点があるのですが、中国の人たちに、 健康被害は出ていないのでしょうか?


A.砂が出るというのは製造工程に問題があるのでしょう。品質と してはもちろんよくないのですけれど、ワカメも自然の産物ですの で、ワカメ自身は問題ないのでは?と思います。変な加工しすぎの 方が気持ち悪いですよね。

 中国産しいたけには保存料が使われている、という情報をよくネ ット上で見かけますが、本当のところはよくわかりません。私はあ まり信用していなくて、都市伝説の一種ではないかと疑っています。

 またこの話は生しいたけのことなので、干しいたけなら問題ない でしょう。乾物に保存料を使うということは考えられないですから。

 品質に問題のあるものもありますが、価格が安いことは気にする 必要はありません。単に日本と中国の物価というか貨幣価値の差に よっているだけです。高ければ上等というのは幻想です。

 中国での健康被害についてはよくわかりません。国の体制のせい で情報があまり発表されないということもあります。また、食べ物 で被害が出るというのはほとんどが食中毒の類です。食べ物そのも のや農薬、添加物などで被害がでることというのは実はもともとほ とんどないのですね。毒物の混入とかだったら被害は出ていますが、 軽微な被害が問題になるような状況ではないと思います。

 日本でも大騒ぎしているわりには、現実の被害というのはあまり ないのです。日本産でも、中国産でも、実際に被害を受けるという 可能性はあまりありません。ヘンな健康食品に手を出したりすれば 別ですが。心配しすぎるとこういう悪質なものにひっかかりやすい ので、注意が必要です。

 あとは中国産というもののイメージの問題です。この間かなりの 失敗をして、イメージは悪くなってしまいました。日本で輸入して いる側も、中国で生産、輸出している側もこのことは理解している と思いますので、何とか信頼回復を図ろうと努力していると思いま す。簡単にはいかないと思いますが私としては信頼回復の努力が実 ることを期待しています。


Q.958 突然変異育種は、欧米では1930年代から、日本では60年代から 行われているごく一般的な品種改良法。日本にも、イネやリンゴ、 ナシ、キュウリなど数多くの品種がある--松永和紀さんのコラムよ り

 具体的なブランド名、産地等をご存じでしたら教えて頂けないで しょうか?

 知って、それらを危ない危ないと騒ぐのではなく、私の町の消費 者協会が反GMO で凝り固まっており、「なぜGMO はダメでどう見て もGMO より安全性が低いこれら突然変異育種のものは問題と考えな いのか?」と議論の材料としたいのです。

 彼らは「現在の科学では分かっていない危険が将来発見されるか も知れない。 100年後の人体や環境への100%安全性が保障されない 限りダメだ」と主張しています。この理由でGMO は絶対反対だけど 突然変異育種のものや新しい農薬やGMO を含む飼料を食べた牛、豚 の肉、牛乳は問題としない等非論理的、非科学的で GMO賛成の立場 の私としては非常に困っています。


A.突然変異育種についてはこんなページがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 突然変異による農作物の品種改良は、1950年代に開始されてから 半世紀が経ち、全世界では 2,500種を超える突然変異品種が作られ 農業に利用されてきた。この間、突然変異を起こすための各種の方 法が試されたが、放射線照射、なかでもガンマ線が最も有効で安全 性も高く、世界の突然変異品種の70%にガンマ線(含X線)が用い られている。この突然変異育種は自然になじんだ技術として農業に 広く受け入れられ、原子力の平和利用の点からも国民の理解が得ら れやすい好ましい事例となっている。

 日本における突然変異の品種数は、 320品種を数え、その72%の 品種でガンマ線が用いられた。突然変異品種は、50作物種に及び、 多い方から挙げればイネの131品種、キク25、ダイズ17、オオムギ9、 バラ6品種の順になる。

 これまでの突然変異品種の栽培面積を農林統計により集計すると、 イネ、コムギ、オオムギ、ダイズ、ゴボウ、ナシの 6作物で565万 ヘクタールになり、この面積は日本の全耕地面積( 499万ヘクター ル)の1.13倍に当たる。また、突然変異品種から生産された農産物 の総額は約7兆円に達し、この額は平成14年度の日本の農業生産の 1年分に相当する。(表)

http://www.jaif.or.jp/asia/topics/040910.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 イネが多いようです。次のページでは、「ひとめぼれ」「山田錦」 が紹介されています。
http://www.agri-exp.pref.shizuoka.jp/dogear/komeikushu.html

 「ひとめぼれ」全部が突然変異育種というわけではなく、いった ん品種として確定した「ひとめぼれ」に放射線をあてて、より有利 な条件をひきだそうとしているようです。そしてこれらも同じ「ひ とめぼれ」として栽培、流通しているわけです。

 私たちとして「自然になじんだ技術として農業に広く受け入れ」 たつもりはありませんが、知らないうちにそうなっていたというの が実感ですね。

 私は遺伝子組み替え作物はいろんな意味で問題があると考えてい ます。でも、食品としての安全性を言うなら、遺伝子組み替え作物 の方が安全性が高いと考えてよいです。かなりのレベルの安全性の テストをして、合格したものだけが許可されていますから。

 一般の品種はどのような方法でつくられたものであっても、安全 性の審査などはありません。私たちの食べているものは、人間が伝 統的に食べてきたものの延長上にあり、安全だとかいう議論にはな じまないからです。

 だから突然変異法でつくられた品種も同様に安全審査はしていな いと思います。ただし、だから突然変異法が危険というわけでもあ りません。「だが、心配のしすぎではないか。」というところです ね。

 それから、突然変異法は遺伝子のうち都合のわるいものを働かな くする方法で、遺伝子組み替え技術は都合のよい遺伝子を導入する 方法なんだそうです。相互補完的なものなのでしょう。

 似たような技術なのに、片方だけが悪者にされたのは、やはりモ ンサント社の悪行のせいです。農業界のマイクロソフトを目指すと いうのはいくらなんでもやりすぎでした。


Q.957 貴サイトが公開されている情報の中で新聞紙に使用されている インクは間違いなく有害だとの表現がありましたが、新聞紙に使用 されるインクが有害であるという根拠にされていらっしゃるデータ などがあれば教えていただくことができないでしょうか?

 実は、私の勤務している会社では有機野菜を箱詰めしてお客様に お届けしていますが、ダンボールの底に新聞紙を敷いています。そ れがどうしても我慢できないとおっしゃるお客様がいらっしゃるの ですが、色々調べてみても新聞紙に使用されているインクが有害で あるとの情報は得られません。昔はインクの中に鉛が含まれていた などのこともあったように聞きましたが。

 インクが有害であるとのはっきりとしたデータがあるのでしたら 今後新聞紙の使用を見合わせるように検討していきたいと考えてい ます。


A.少し調べましたがあまりこれといった情報は見つかりませんで した。インクの原料は顔料(黒インクの場合はほとんどカーボンブ ラック)、樹脂、溶剤が主なものです。アメリカなどでは大豆油を 使ったものが多いそうですが、日本では石油系の溶剤(キシレンな ど)を使っていると思います。

 これらの有機溶剤が有害であることは間違いないと思います。も ともと、食べることを目的としたものではありませんから、食べ物 と印刷された新聞紙を直接触れ合わせるのは避けるべきです。

 新聞紙は繊維の長い機械パルプでできていて、野菜の包装などに はなかなかよい素材なのですが、インクのことを考えると、やはり 食品の包装には使わないでほしいと思います。

 新聞インクが有害なのはマスコミのレベルでは秘密になっていま す。アメリカの影響を受けて大豆油使用のものが広まっているかも しれないとは思うのですが、そのあたりも秘密になっていますね。

 昔は一銭洋食とかいって、薄く焼いたお好み焼きを、新聞紙でつ つんで食べたものでした。私たちはそれでも元気に暮らしています から、それで別にどうということはないですが、安全か?と聞かれ たら安全ではないとしか答えられないです。何しろDDTを頭から ふりかけていた時代の話ですので。

 というとこで、申し訳ありませんが根拠のデータを提示できませ ん。しかし、できるだけ食品と新聞紙を直接触れ合わさないように することをおすすめしたいです。


Q.956 重曹電解洗浄液についての質問です。以前、上記の生成器の訪 問販売があり、主人に相談したのですが、理解されず断念しました。 最近洗濯機を買い換える機会があり、三洋さんの電解水で洗えるタ イプのものを発見し、即購入しました。使用しているうちに(本当 に電解水なのか?)という疑問が出始め先日問い合わせをしてみま した。わざわざお電話頂いたのですが、結局「通常の生成器とは異 なり、酸性水、アルカリ水に分かれる事はなく(水道の?)塩素を 利用して…」これ以降は早口と専門用語で素人の私には理解出来ま せんでした。殆ど中性のものだということです。もっと良く調べれ ば良かったのですが…落胆してしまいました。これでも電解水なの でしょうか?


A.「重曹電解洗浄液」については、「実録!勧誘電話 アトピー に効く洗剤・・・?」といページに勧誘電話をうけた話がありまし た。
http://www.asahi-net.or.jp/~QU2N-SGMT/garakuta/kanyou/page/senzai.html

 全くのインチキ商品のようですから、買わなくて正解です。しか しこういうのを少しでも買おうかと思ったのなら、ちょっと反省す る必要がありますよ。

 三洋の洗濯機は以下のような感じだそうです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 洗濯に水道水、すなわち、消毒のために多量のさらし粉(次亜塩 素酸塩)などが投入されている水の使用を前提にして考えると、こ の洗濯機の洗浄効果は、上記塩類の電気分解によって生成した活性 酸素の作用によるものでしょう。

http://www.con-pro.net/readings/water/doc0022.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 こちらはインチキというわけではないようです。ただし、実際問 題として、商品のイメージアップをはかるための余分な付加機能と いうところから、どれだけ違うのかはわからないと思います。

 要するにあってもなくてもどうでもいい機能だけれど、商品を選 ぶときのポイントの一つになればよい、というところです。こうい ううたい文句に魅力を感じる人も多いですから。


Q.955 ペットボトルの飲み物を飲みかけで放置してしまいました。黒 いカビが藻のように繁殖してしまっているのですが、どのように処 理すればよいのでしょうか?父には「庭にまいてしまえばいい」と 言われましたが、20本近くそのような物があるので、大量に庭に まくのは少し不安です。処理方法が分からず放置し続けてしまって いるので、お答えいただけると非常に有り難いです。


A.カビも自然物ですから、普通に処分してよいと思います。下水 道や合併浄化槽のあるところではそのまま流すのがよいです。また 庭があるところでは、庭にまくのは「土壌浄化法」ですね。

 飲んだりしてはいけないのはもちろんですが、だからといって自 然に返すことが悪いわけではないと思います。庭の土の中にいる微 生物に比べると、たいしたものではありません。


Q.954 加工食品等でよく見かける、「たんぱく質分解物(たんぱく質 加水分解物質)」について教えて下さい。様々な食品の原材料表示 の中に、この名前を見かけます。これは、一体どういう目的で配合 されているもので、また、どのような加工をされているものなので しょうか? 字面から見て、「肉や魚などを水で溶かして旨味を取 り出したもの」という感じの添加物なのかな、、、と考えていたの ですが、本当はどういうものなのでしょう。アミノ酸などの化学調 味料と同じく、人工的な加工によって作られた調味料なのでしょう か?


A.タンパク質を分解すると、アミノ酸に分解されます。アミノ酸 は一般に味のある物質です。その中でもグルタミン酸はうま味成分 として有名ですね。

 出しをとったり、肉や魚をじっくり煮込んだりするのは、このア ミノ酸を抽出しているわけです。いろんな調味料もありますが、肉 などのタンパク質を分解してやると、調味料として使えるのもこの ためです。

 普通の調理では加熱によってタンパク質を分解しています。「タ ンパク質加水分解物」として市販されているのは、だいたい塩酸な どの酸によってか、酵素によって分解したものです。タンパク質は アミノ酸がペプチド結合によって長くつながったものです。酸や酵 素はそのペプチド結合を切ることによってタンパク質を分解します。

 この過程はもちろん工業的におこないますので、「人工的」とい うことではそのとおりです。そもそも製品として売られている限り、 人工的には違いないはずですが。

 もちろん、同じ「加水分解物」といっても、原料や分解の工程に より、品質にはいろんなものがあります。高価なものはおいしいで すし、安価なものもあります。どういうものを組み合わせて味をつ くるのかが食品メーカーの開発者のウデの見せどころです。

 安全性については、それほど大きな危険はありませんが、塩酸に よる分解物では有害な塩素化合物が含まれる可能性があり、できれ ば酵素分解物の方がよいという説があります。このあたりはちょっ と気になるところですね。


Q.953 本日、あるスーパーで【オーストラリアポーク】豚ばらうすき り肉を購入したのですが、焼くと異臭がしてきました。鼻につくよ うな、のども痛くなるような臭いで、スーパーに問い合わせしたと ころ「輸入肉は臭いがする場合があります。」といわれたのですが、 そうなのでしょうか?


A.豚肉が悪くなって(腐敗が進んで)異臭がする場合もあります が、もともと異臭のある肉もあるようですね。

 豚はオス、メスの区別なしに出荷されますが、オスは去勢して育 てています。オスのままで育てるとまずくて食用になりません。こ のオスの肉は「牡臭」といって、異臭がするとされています。

 何らかの事情で去勢が完全でなかったとき、肉に異臭がするとい うことはあるようです。ただし、ご質問の件がそれにあたるかどう かはわかりません。

 その他に臭いの原因としては、アンモニアなどの臭い成分ができ るような腐敗の仕方をしたことなどが原因になるかもしれません。 ご質問の場合は腐敗という兆候については書かれていませんので、 元の肉自身が臭いをもっていた可能性の方が高いのでしょうね。

 その他にもエサの関係などで肉に異臭がつくことはあるのかもし れませんが、これ以上はよくわかりません。


Q.952 食品表示(みそ)に関しての質問ですが、現在麦みそ用に使用 している品質表示には、裸麦を使用していますので裸麦と標記して いるのですが、収穫量の問題等で入手困難で、やむをえず大麦(裸 麦以外)を使用する場合、現在標記している裸麦を訂正して大麦 (実際使用した麦)を標記ないといけないのでしょうか?


A.これは大切な問題ですね。裸麦を使用しなかった味噌に裸麦と 表示する理由は何なのでしょうか。ラベルはどんな内容でも印刷す ることができます。ウソを書いておくこともできてしまいます。

 印刷したものがあるから、事実と違ってしまってもそれを使って しまいたいということもあるかもしれません。でも、買った側から するとはじめからウソを書いているものとどこが違うのでしょうか。

 ラベルに表示してあることが真実だという信用こそ、一番大切な ことです。その信用を守らないでどうするのですか。

 実際、調べてみるとこうした小さなウソが蔓延していることが先 日の「そば」の調査でも明らかになっています。小なりといえども メーカーとして信用第一の姿勢を持ってもらいたいと思います。


Q.951 輸入品のエキストラバージンオリーブオイルは、実際のところ 日本の食品衛生法で規定されているため熱処理されてると聞きまし たが、本当でしょうか?国産についてはどうですか?


A.そういう話は聞いたことがないです。エキストラバージンオイ ルは普通ビン詰めされたものが輸入されています。この状態では熱 処理できないのではないでしょうか。

 また、食品衛生法で熱処理が規定されているという話も聞いたこ とがありません。私が知らないだけ?

 ということで、よくわかりませんがそういうことはないのでは? と思います。国産でエキストラバージンというのはどれくらい作っ ているのでしょうか。追求してもあまり意味がないように思います。 国産品が手に入るのであれば、直接聞いてみてください。