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2003/01/12
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食べ物情報(10)その他の話題

木酢


2003/01/12

 「特定農薬」に木酢液を指定しようという動きがあるようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 林野庁が今月二十一日の農水省の特定農薬小委員会に提出する木 酢液の基準案が七日、明らかになった。案は、安全な木酢液を作る ための製造基準として示すもので、煙の温度は八〇〜一二〇度の範 囲に区切るなどの内容。基準に合ったものを、関係機関が認証する 仕組みにする。農薬取締法改正を受け、人畜などに害を及ぼさない 「特定農薬」の指定作業が大詰めとなっていることから、木酢液を 所管する同庁が特定農薬の指定を受けられるように基準を設けた格 好だ。

http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/back/news/topnews/topnews02030108.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 現行のままでは木酢液は危険すぎて特定農薬としても使用できな いということなのでしょう。木酢液は炭焼きの副産物でもあります が、林野庁が乗り出す必要があるほどの生産物とは思えません。

 役人の領土拡張運動だと思います。一般人がいい加減なことをし ていると役人が乗り出してくる典型ですね。お役所にとって規制の 数は株式会社の資本金にあたるのだそうです。せっせと増資に励ん でいるわけです。林野庁は経営的には第二の国鉄で、破産状態なの に気楽なものですね。

 基準をつくっても木酢液の安全を保証できるわけではありません。

 木酢液やその他の怪しげな農業用資材(農薬でないのに農薬のよ うに使われているもの)を延命させるために「特定農薬」という特 別枠が設けられようとしています。

 利権がらみなんだろうなあ、というのが私の勘繰りです。


2002/09/08

 無登録農薬の話で、「木酢」にふれたところ、こんな質問 をいただきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 家族の食の安全を見守る主婦としてはまだまだ未熟なもので、い つも勉強させていただいています。

 さて、9月1日のメールに「木酢」が実は無登録農薬であるとい うこと、危険性はこちらの方がはるかに高いということが書かれて あり、びっくりしました。

 私はどちらかというと安全なのかと思って使っていました。(生 協で購入したし・・・)木酢についてもう少し詳しく教えてくださ い。よろしくお願いします。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 はじめまして、いつも貴殿発行のメルマガで勉強させていただい ています。

 さて、今回の内容の中に木酢液は、危険性が高いとありますが、 もう少し具体的な内容を教えていただけないでしょうか。

 私は、農家ではありませんが、無農薬有機栽培で野菜を作ってお り、木酢液を使用しています。木酢液が危険だということを初めて 聞き、正直驚いています。

 HPも拝見しましたが、そのような内容については触れられてい ないようですので、メールいたしました。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 木酢については下に書きますが、「農薬」について、以下のよう に理解しています。

 何らかの物質を農作物の防除(病虫害を防ぐ)に使用するとき、 その物質を農薬といいます。

 農薬は取締法によって、登録された農薬を定められた使用法で使 うこと義務づけられています。

 農薬としての登録がない物質を農薬として使うのはすべて違法行 為です。

 「木酢を使って減農薬を」というのは、農薬として登録されてい ない物質を使えば農薬の使用を少なくできると考えているようです。

 しかし実際には無登録農薬を使っているだけです。減農薬ではあ りませんし、農薬取締法違反です。摘発されないのが不思議なくら いです。

 農業普及員などがこのような違法行為をすすめたりしているよう ですが、私には理解できません。違法ではないのでしょうか?


 木酢とはなんだろう?という疑問でインターネットを検索してみ ました。じつにたくさんのサイトで販売されているようです。その なかに「基本講座」というページがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 木酢液は一般的にはもくさくえき(または、もくすえき)と呼ば れています。なぜ酢という言葉が使われているのかというと、含ま れている成分の中で酢酸というものが多く含まれているので木酢液 と呼ばれています。色は琥珀色(紅茶のような色)で、匂いは少し わかりにくい方もいるかもしれませんが、スモークチーズのような 匂いがします。

 製造方法はというと、一般的には炭焼き屋さん(木炭を造ってい る所)で、造ると言うよりは副産物(オマケのような感じ)で採ら れています。というのも、木酢液は木を燻す(蒸し焼きのような状 態)時に発生する煙を冷却して液体にした物なので、少し工夫をす れば採れる物なのです。簡単に説明すると、炭窯(すみがま。炭を 造る装置)に煙突をつけて煙を集め、その煙道の中で自然冷却し水 滴になった物を専用の容器に貯めます。更にその貯めた液体を6ヶ 月〜1年以上静置して油分、木酢液、タール分(タールは人体には 有害)の3層に分離させます。そして、その中間層のものを採取し てはじめて木酢液(粗木酢液と呼ぶ)が出来上がります。ここで造 られた木酢液は、主に土壌改良用に使われています。

http://homepage1.nifty.com/mokusano/newpage1.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 このサイトのお店では、「木酢原液抽出プラント」という装置で 製造しているそうです。ここでも指摘されていますが、木酢の製造 方法と炭焼きの実態からして、本当に炭焼きの副産物として製造さ れた木酢は少ないのではないかと思います。

 大半はこうした装置を使って製造されたものか、原液を薄めて販 売されているのでしょう。

 農薬として使用するというのはまずいので、「土壌改良材」とし て使われていると書いてありました。

 木酢の成分については、どこのサイトでもほとんど表示がありま せん。「基本講座」ではこう説明されています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 最後に、木酢液は採取する時の温度や時間等の環境によって、主 に酢酸の含有量などが変化します。つまり、造っているお店によっ てそれぞれ違う木酢液が出来上がるということです。同じ木を使っ ているから同じ木酢液が採れるということではありません。

 また、木酢液は薬ではありません。いろいろな会社で「木酢液は 〜に効果がある」というような説明をしていますが、これらは、あ くまでも今まで木酢液を実際に使った人たちの体験例を元にそう説 明しているに過ぎません。というのも、木酢液はその成分の内の、 約25%程度しか判明していないのです。ですから、木酢液自体何 に効くとかというのは、実際に使ってみないとわからないものなの です。更に、使った人すべてに同じ効果が見込めるというものでは ないのです。ですから、いろいろな木酢液を使ってみて、自分に合 った物を使っていくということが大事だと思います。

http://homepage1.nifty.com/mokusano/newpage1.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 なるほど、と思わせる説明です。効果のほどはわからないのに、 使ってみる動機がよくわかりませんけれどね。

 私はいつも木酢は安全ではない、と言っています。最初に紹介し たメールへはつぎのような返事をだしています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 こんにちは、渡辺です。メールありがとうございます。

 木酢液は単一の物質ではありません。また製造元もさまざまで、 名前は同じでも、成分は同じではありません。

 だから具体的には個別の商品について語るべきなのですが、とて も無理なので一般論として…。

 木酢は炭焼きの際に出る煙の成分を集めたものです。木に含まれ る揮発性の成分や高温で分解した成分が含まれています。

 この中にはおそらく毒性のある成分が含まれています。(だから 効果があるのです。)燻製も木の煙でいぶしますが、燻製の表面に ホルマリンなどの煙の成分が付着し、防腐力を発揮しています。

 ホルマリン・クレゾールなどの毒性のある物質やベンツピレンな どの発ガン性のある物質が存在する可能性が高いのです。

 農薬では対象の虫や微生物にだけ効力を発揮し、他には無害な物 質をさがすのですが、木酢液の有効成分はストレートに生物全般に とっての毒物です。木酢の原液をかければ作物は枯れてしまいます。

 有機栽培で使用できる農薬にも木酢液は含まれていません。した がって木酢液を防除の目的で使用することは有機栽培ではしてはい けないのです。もちろん、一般的にも農薬取締法違反です。

 それで防除以外の目的で木酢液を使用していることにするのです。 しかし実際問題として、木酢液を使用する目的は防除でしょうから、 これはインチキだと思います。(無登録農薬を「栄養剤だと思って 使っていた」というのと同じです。)

 木酢液を農薬として登録することができれば、以上の疑いは晴れ ることになるわけです。そのときは私もお詫びと訂正をしなければ なりませんが、おそらくそういうことにはならないと思います。

 理由は、「成分の特定ができない」「毒性が強すぎる」からです。

 一般論としては「農薬と同じ目的で、登録された農薬以外を使っ てはいけない」ということにつきると思います。

 登録農薬以外を使った「無農薬栽培」は農薬を使用した栽培より 危険です。また「農薬と同じ目的で」資材を使っているのですから、 「無農薬栽培」と表示すること自体、間違っていると思います。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------


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