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食べ物情報(10)その他の話題

中国産野菜


2002/08/04

 前回の中国野菜の記事についての反応です。まず批判から。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 中国野菜の違反している農薬の検出についての開き直りとも思わ れる投書のついて意見です。

 私はハウス農家です 投書の方の様に有機無農薬で野菜は作って 居ません。いませんと言うよりもそんな事をしていれば経営は成り 立ちません。この人は「無検査で流通している日本の野菜」と言わ れていますが日本で使っている農薬は国が許可した農薬を使ってい るのですから無検査では無いと思います 使用基準に基づいた適正 は使い方をしていればいくら調べても危険なんかないですよ。

 それにこの頃の農薬は非常に高価です。それに効果も特定されて います。だから農家も農薬を使うのは非常に慎重です。農家も営利 が目的ですから、無茶な使い方はしません。その上手間も掛かりま す。コストを考えます。

 ここに書かれた中国からの皆さんは何か自分の方は良い子になっ て、日本の農業は違反した農薬の使い方ばかりをしていると言って るようで非常に不愉快です。

 それよりも違反している農薬を使っている自分たちの事をもっと 素直に反省をして欲しいものです。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 このお気持ちはわかりますね。感情的にはお互いになかなか理解 しがたいところだと思います。つぎは短い意見ですが、前回の意見 に同調されているもの。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 かつて日本の宮崎産ほうれんそうだって残留農薬の問題がありま した。今回の中国産のほうれんそうと比べると取り上げ方が全然ち がいます。一般知識のない市民を惑わすための陰謀に見えます。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 陰謀説は私はあまりとらないようにしています。でも今回の中国 野菜の報道では、少し背景があるのかな、という気もしますね。

 気になるニュースとしてはこのようなものがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

3 品名等
(1) 品名 冷凍食品 有機ほうれん草(有機JASマーク表示あり)

(2) 形態 300グラム(50グラム6個入り)アルミニウム製袋詰

(3) 賞味期限 2003.7.29

(4) 原産国 中華人民共和国

4 輸入量及び販売量
(1) 輸入日及び輸入量
輸入日 平成14年2月5日
輸入量 14,160袋(300グラム×20袋×708ケース、4,248キログラム)

(2) 販売量
  調査中

5 検査結果
賞味期限 クロルピリホスの検出値※
2003.7.29       0.02ppm
検査機関:都立衛生研究所

※ クロルピリホスの残留基準:ほうれんそうについては、0.01 ppmを超えて含有してはならない。

6 行政の対応
(1) 港区は、株式会社ユキワに対し回収を指示した。

(2) 違反の事実が確認された「冷凍食品 有機ほうれん草」につ いては、食品衛生法違反品として処理する。

(3) また、当該品については、有機JASマークが表示されてい たことから、健康局ではJAS法を所管する生活文化局へ連絡し、 JASマーク表示に係る調査を依頼した。

http://www.kenkou.metro.tokyo.jp/anzen/news/pressshokuhin0206073.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 検出量は他の野菜なら問題にならない量です。しかし「有機JA S」表示つきのものから出たというのは重大です。

 有機認証で違反が見つかるというのは、すべての信用をなくして しまう、たいへんなことです。絶対になってはならないことがおこ ってしまいました。

 当面「中国産の有機認証野菜は信用できない」と思っておいた方 がよさそうです。


2002/07/28

 中国で農業をされている方から3つつづけてメールをいただきま した。読んでみてください。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 こんにちは私は夫婦で中国で畑をやってる日本人有機無農薬栽培 農家です。このところ日本政府の中国に対するイメージ戦略に日本 国民がすっかり乗せられていてがっかりしています。実際は無検査 で流通してる日本の野菜の方が危険がいっぱいってことを知ってい るんでしょうか。

 また中国に隠れ他国の野菜や水産および添加物等結構な量日本に 入っています。中国以外の国なら厳しくはしないんですか?明らか に輸入量の伸びてしまった中国のみのバッシングです。

 日本で見つかった日本産野菜の農薬基準違反とかJAみずからが やってる産地すり替えなど農水の好感度ダウンについては報道管制 を引き(これって洗脳です)また先月の中国の塩なんかはカルビー カッパえびせんに使われているのに 問題が大きくなるからと回収 もしないでひた隠しですり替えの時間を与える等あまりにも不平等 です。日本国民を政府自身が政治家の都合によりコントロールし過 ぎですよね。

 実際の残留値基準だって野菜の栽培しやすさとかでそれぞれ大き く違い冷凍ほうれん草なんかは 他の作物より基準値が低く他のも のはたくさん農薬を摂取しても大丈夫なんて大矛盾。 

 国民の食の安全という大義名分なら 国産品輸入品とわず流通し てる口に入るものは全て検査すべきですいや毎日大量に使用してる からこそ日本産の検査を厳しくすべきです 偏っているだけに中国 に対する政府の意図をひしひしと感じますまたなぜ野菜中心なんで すか水産も危険薬品は結構つかってるとおもいますが?

 こんなむりやりなまた偏見の国民洗脳政策についてどう思います か?

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ほうれん草の残留基準が低すぎるのは前に報告したとおりです。 作っている方からすると、矛盾ですよね。

 しかしその農薬が日本ではほうれん草には使用していないことが 背景にあります。気持ちはわかりますが、とりあえずは使用をやめ るしかないでしょうね。

 「洗脳政策」というようなことはよく言われます。そんなことが 本当にあるのでしょうか?私は疑問なんですが、みなさんのご意見 をお聞かせください。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 私は有機無農薬栽培を中国に住んで8年やってます。で日本農林 規格のJAS認定取ろうと思いまして 実際こちらですでに認定さ れてる亜細亜食品さんにようすを聞きました 認定に際しなんでも 輸出書類徐上金額の1%を認定機関に払い(月額最高100万円ま で)&日本についたら認定機関関連会社の流通システムに乗せそこ でも搾取が行われ出張で認定員が来ると旅行代負担や接待でえらく 金がかかると聞き、本来安全性の精度を上げるのなら国の予算でた だでやるべきと考えてる私は即座に止めました。

 今いいかげんさの暴露されたあと考えるとほんとやらなくて良か ったなーと思っています 天下りの生活の向上のために我々一般国 民が食い物になるのは嫌です 私は高い安全野菜じゃなくて普通に 買える安全野菜を作りたくてコストの安い中国でこつこつやってま す。売り場にある食べ物一つ一つの安全性が大切で中国だから全部 危険であるかのようなイメージ作り自体に問題があるのではないで しょうか。皆さんどう思いますか?

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「有機認証」は前にも書きましたが、「安全」のためにするので はないと思います。最低限の安全を確保するのはおっしゃるとおり 国の予算でやるべきでしょう。

 「有機認証」は販売のための戦略です。コストがかかる分、高く 売れるかどうかが勝負です。口ではいろいろ言っても、なかなか高 いものを買わない消費者に、どうアピールしていくかが難しいです ね。

 おっしゃるとおり、「中国産」で全部まとめて考えるのはちょっ と乱暴なような気がします。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 今までいろいろな所にメール発信してみましたが、反応してくれ たのは非常に少なかったので返信が入っているのを見てびっくりし ました。うれしいです。

 実際中国産野菜からいろいろ出てきてるのは事実でそれを否定す る気持ちはありません。しかし本当に心から国として食の安全を考 えてるのなら、もっと何年も前の海外野菜輸入のスタート時点で (少なくとも数年前の政府が各商社に対し産地をグローバルに求め 増やせってやらせてた頃)日本として基準をはっきり打ち出しつつ 進めるべきだったと思います。

 事実私も8年前中国に渡り農業を始めた時(商社政策の一環とし て)なにも日本国からそういった指示等はありませんでした。幸い 私日本の有機栽培家たちと連絡取り合える環境でしたので技術の中 国への導入ができましたが 実態は量と重さを目標に作らされてき た農業公司がほとんどで ここへきて日本の今の重箱の隅をつつく ようなことに非常ないきどうりをみなさん感じています。

 農家に対する買い上げ単価も叩くだけ叩いてどうしてもコストを 下げるため安い農薬開発に走り(濃いor偽物で安い)何回も撒かな くとも 一回できいてしまうようなものを使用するパターンが多く なりました。こういったことは恐らく同じに産地開発されていった ほかの国々でも同様のはずで、この事は政府もわかってるはずなの に中国だけが(中国をターゲットのほとんどとして)危険であるか のような報道指導っておかしいと思います。つごうに合わせてくる くる変わるのもおかしいしマスコミを利用し洗脳イメージ作りなん て最高級に恐ろしいことをやっているのが・・・以下だぶるのでカ ット

 しかしいいですよね「安全のため」っていう言葉はほんとに綺麗 で実際はその綺麗な言葉の影でうごめいてる陰謀って言うか少数の 人たちの利権って言うか金になるならなんでもやるのかって感じで す選挙がらみの金の流れとか考えると、日本は農民票がキーポイン トの農業天国だなーって感じです。アメリカには言えないんだろう なきっと。輸入お菓子の着色料程度でお茶をにごしてるのが実際で すよね。

 ちなみに農水と話すと私みたいな日本人は国賊扱いされてます。 私のように海外に出て日本に輸出してる人って結構いると思うし、 たぶん全員日本を愛してるし 日本の家族に安くていいものを食べ させたいってほんとに思ってます。日本にある食が同じ土俵で平等 に評価され自由に競争する事こそ、本当の意味での国民のための安 全政策といえると思います。

 日本の農家もばれないかとびびってる人たくさんいますよ。あと 水産輸出にシフトしてる農産扱っていた方が増えました。鮮度保持 剤とか発色剤等調べたらまたこれはすごい事になります。

 通関のさいの野菜くんじょうがここんとこ減りました。これはメ チル・エチルをかければ流通して良いとなってるので、わざわざケ ミカルな物をぶっ掛けて0Kを出し国民に食べさせる法律は矛盾だ って言われるのを恐れてと考えられます。

 もっと中国とか他の国も認めお互いにできる事をし、量は中国等 で安く安全に作り、付加価値のある上質なものを日本で生産し他国 に輸出していくような政策が望ましいと思います。日本の野菜はブ ランドとして売れると思いますし、そう言うものを求めるユーザー も中国にはたくさんいます。

 今やってることは国民にわざわざ高い物を食べさせ経済アップに つなげようなんて考えてるんでしょうか。奥様たちの一月の食費は 何万って決まってるのにかわいそうです。 

 キャベツの緊急輸入の時あんなに協力してくれたのにだぶつくと これでは調子よすぎるんじゃないのかって中国政府本心は思ってい ますよ。報復政策が在中日本人(企業)としてこわいです。もっと 仲良くしてほしいし、ほんとに政治政策とは離れた所で自由にやり たいです。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 

 ちょっと陰謀史観風のところがありますが、言いたいことはわか ります。

 中国へ行って農業に取り組んでおられる人からのご意見でした。 賛成、反対、なんでも結構ですので、ご意見をお待ちしています。


2002/06/09

 中国野菜の情報で、ちょっと危なそうなものがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

平成14年5月21日

中国産ほうれんそうに対する輸入検査の強化について

 下ゆでされた野菜の残留農薬については、平成14年3月20日 より、検査を実施していたところですが、下ゆでされた中国産ほう れんそうから、国際的に製造・使用が原則禁止されているディルド リン(アルドリンを含む。)が検出されたことから、ディルドリン、 アルドリン及びエンドリンについて、輸入届出毎に検査を実施する こととしましたので、お知らせします。

 また、パラチオンについては4月22日から、及びクロルピリホ スについては5月14日から、すでに輸入届出毎に検査を実施して いるところです。

 なお、残留農薬が検出された食品は、食品衛生法第7条に違反す るため、全量について、廃棄又は積み戻し等の指示を行ったところ です。

違反数

パラチオンの違反   1件
クロルピリホスの違反   7件
ディルドリン(アルドリンを含む。)の違反   1件

中国産ほうれんそう輸入実績
 輸入届出重量

平成13年1月〜12月
  生鮮・冷蔵・冷凍       898,478kg
  加熱後冷凍食品(未加熱)49,902,964kg

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/05/h0521-1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 このうち、ディルドリンはかなり危険なもので、ずいぶん以前に 製造中止になったものです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 有機塩素系殺虫剤の1種。殺虫剤、防ダニ剤等として使用される。 日本では、昭和46年以降実質的に使用が中止されている。農薬取締 法に基づく登録が昭和48年度に失効しており、昭和56年に至り、化 学物質審査規制法の特定化学物質に指定され、現在では使用されて いない。

 ヒトの場合、皮膚、口、呼吸器から速やかに吸収され、頭痛、め まい、吐き気、嘔吐、疲労感ののち、筋のれん縮、けい動を起こす。 動物実験によれば、塩素系殺虫剤に共通な肝臓障害のほか、受精率、 妊娠、生育性、乳汁分泌に異常、肝臓細胞がん発生率増加、先天異 常の増加等が認められている。

食品衛生法
 アルドリンを含めて規制。農産物残留基準 ND〜0.02 ppm
 暫定的規制値(厚生省環境衛生局長通知) 輸入食肉 0.2 ppm、
                     牛乳 0.005 ppm
分解性等
 代謝は未詳。濃縮性の結果から分解性は低いと予想されている。 濃縮性は高い。
人の体内に取り込まれる経路
 皮膚、口、呼吸器から速やかに吸収される。アルドリンと同様 に、呼吸器よりも皮膚からの取り込みが重視されている。

http://www.fsinet.or.jp/~k-center/hormone/sheet/062.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この件に関しては「農薬の話」のページに解説がありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 中国産ホウレンソウからディルドリン(アルドリンを含む。)が 検出されたという報道があった。厚生労働省のHPにも21日付でそ の旨記載されている。検出量はわからないが,コンタミなどではな くホウレンソウそのものの害虫防除に使われたことに間違いはある まい。私はこの報道にかなりの衝撃を受け,中国に対する見方が 「破廉恥極まる国」にまで急落した。ディルドリンの検出は,パラ チオンやクロルピリホスやメタミドホスの違反とは質が異なる。

 アルドリンやディルドリンはドリン類といわれ有機塩素系農薬に 分類される。DDTやBHCと同系統の化合物だが,これらよりは るかに毒物学上の問題は大きい。私は,DDTやBHC(γ異性体 のみ)は使用方法を限定すれば現在でも農薬として使用可能だが, ドリン類は地上から消滅させるべき化合物と考えている。実際に, ドリン類は国際的に製造・使用が禁止されている。

http://members.tripod.co.jp/gregarina/AK02.html#0522
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 このように国際的に禁止されているドリン類を、中国では今でも 生産していたらしいのです。土壌中で使われる薬剤が加工処理をし たほうれん草の葉の部分から検出されたのですから、意図的な大量 使用が疑われています。

 前回で「農薬」をみんなひっくるめて悪者にするのは間違ってい るのではないかと書きました。でもこんどは農薬からも排除された 本物の悪者の登場です。

 「登録されている農薬の残留量が規制値を超えていた」とか「国 際的には使われているが日本では登録されていない農薬が見つかっ た」というのではありません。

 「国際的に製造も使用も禁止されている農薬が中国で製造・使用 されていて、日本への輸入食品に残留していた」ということですか ら、事態は深刻です。

 中国国内でも、規制値を超えた農薬が残留している野菜が半数以 上あった、という報道もあります。国ぐるみで違法な農薬づけの農 業をしていると見て間違いないでしょう。

 このような状態が改善されるまで、中国からの野菜輸入を全面的 に停止する必要があると思います。事態を改善するためには、日本 のこうした態度が最も強い「外圧」になると思います。

 すでにヨーロッパではこうした方向に進みつつあるようです。毎 度おなじみのヨーロッパの人種的偏見によるものかと思っていまし たが、この件に関してはあちらの判断が正しいように思います。


2002/04/28

 先週、テレビで中国産野菜に関するニュースをやっていました。 見た人もあると思いますが、こんなのです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 中国から輸入された冷凍ホウレンソウから、国が定めた基準値の 約4倍の農薬が検出され、東京検疫所は、業者に対して焼却などの 行政処分を行った。冷凍食品における農薬基準違反の摘発は初めて のこととなる。

 摘発を受けたのは、大阪市内の輸入食品会社で、この業者は下ゆ でして冷凍したホウレンソウを3月29日に中国から輸入したが、そ のホウレンソウから毒性の強い農薬「パラチオン」が、基準値の4 倍近い1.1ppm検出されたという。

 これまで冷凍食品などの加工食品には、農薬を検査する法律がな かったが、厚生労働省は、3月から食品衛生法の「基準にあわない 原材料を使って加工してはならない」という条文を適用し、全国の 検疫所で取り締まりを強化していた。

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00015013.html

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 3月に出した厚生労働省の通知は以下のページにあります。

http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1r.html

 この他にも、輸入食品の検査結果というか、不合格例が公開され ています。

http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1.html

 このページの「輸入届出における食品衛生法不適格事例(速報)」 を見ると、ずいぶん出てきます。

 北朝鮮からの魚に「鉛」というのがありますが、あれは重量をご まかすために、魚の内蔵に鉛を仕込んでおくのですね。よくこんな ところから輸入してくるな、と思いますが、輸入業者は損をしてい ないんでしょうか。

 いろんな不合格例がありますが、こういう悪質なもの、生産国と 日本との基準の違いによるもの、などいろいろです。

 中でも、中国産の野菜類と鶏肉がやはり目を引きます。その背景 には、こんな事情もあるようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 特に、施設園芸が急増しているのは中国だ。99年の施設設置面積 は 168万4,000ヘクタール(トンネルを含む)で、90年の7,200ヘク タールに比べて、13倍に急増していることが明らかになった。90年 当時に比べ、10年間で温室面積は17倍、ビニールハウスは15倍、ト ンネル面積は9倍に増加した。

http://www.nca.or.jp/shinbun/

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ここで農薬が大量に使われているわけで、国内でも半分近くに基 準値を上回る残留農薬が検出されている、という情報もあります。

 昔、農協の企画で、農水省の農薬担当者の話を聞く機会があった のですが、そのときこんな話がありました。

 「イギリスの担当者に日本では農薬の使用基準をどうして守らせ ているのか、と聞かれたので、日本では農民も字を読めるから、農 薬の袋に使用方法を書いている、だから大丈夫だ、と答えた。」

 もう15年ほど前だったと思いますが、そのときは私はこの話の意 味を理解できなかったのです。

 これは日本では建前はあるが、実質的には規制なんかしていない、 ということを意味しているのですね。もちろん、守っている人の方 が多いのでしょうが、不心得者はやり放題、ということなのです。

 今回の中国野菜の報道を聞いて、私はこの話を思い出しました。 今、中国ではこのような状態なんでしょう。日本もかつてそうだっ たのですが、現状はちょっとひどいですね。

 普通、輸出国と輸入国では、輸出国の方が基準が厳しく、ちゃん と守られていることの方が多いのです。これは複数の輸出先の基準 を満たさねばならない、ということと、やはり商売は信用が第一、 ということです。

 信用なんかそっちのけで金儲けに走っているのが、今の中国の現 状のようです。もちろん、輸入している日本側も悪いのでしょうが、 しばらく中国産には手を出さない方が賢明かもしれません。

 昔、ケチャップの原料を国産トマトから中国の新疆ウイグル産の トマトにかえたとき、「無農薬」ということだったので、確かめた ら、あのあたりまで農薬は普及していないから本当に無農薬だ、と いう話があったのですが、ずいぶんと様変わりしたものです。


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