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食べ物情報(10)その他の話題

アレルギー表示

 この4月から、「アレルギー物質を含む食品に関する表示」の制 度が始まっています。


2002/04/07

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 アレルギー患者にとっては、自分の食するものの中に、自分が反 応するアレルギー物質を含むのかどうかを判断し、選別できるよう に情報提供が行われていることが重要です。今回食品中に特定原材 料を含む旨の情報提供を「アレルギー物質を含む食品の原材料表示」 (以下「アレルギー表示」という)によって行うにあたっては、実 際のアレルギー発症数、重篤度等に差異があるため、省令で法令上 表示を義務付けるものと、通知で表示を奨励するものとに分けるこ ととなりました。

 省令で定められる品目に、小麦、そば、卵、乳、落花生の5品目 (以下「特定原材料」という)が挙げられ、通知で表示を奨励する 品目に、あわび、いか、いくら、えび、オレンジ、かに、キウイフ ルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ 、もも、やまいも、りんご、ゼラチンの19品目(以下「特定原材 料に準ずるもの」という)が挙げられています。

http://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp0329-2b.html

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 まず、アレルギーの原因となる食品を指定していますが、2段階 に分けられています。

 必ず表示しなければいけない、というものは

小麦、そば、卵、乳、落花生

の5種、表示を奨励するもの(必ずしもしなくてよい)は

あわび、いか、いくら、えび、オレンジ、かに、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

の19品目、ということです。果物なんかも多いですね。

 特に前者については、必ず表示する、ということですが、「消費 者がその食品を使用しているかどうかを判断できる」ということが 主眼ですので、「味噌」や「豆腐」のように大豆からつくるのがあ たりまえ、という食品に「大豆」の使用を表示する必要はない、と いうことです。

 この辺は微妙な問題で、「枝豆」については「枝豆(大豆)」と 書け、とあります。枝豆が大豆であることを知らない人がたくさん いる、という想定なんでしょうね。

 また、「パン」や「チーズ」などもそうですが、パンに卵を使っ たときは、小麦の表示は不要だが、卵の表示は必要、となっていま す。

 キャリーオーバーなどでごく微量の場合も、表示は必要というこ とです。醤油を調味に使ったら、必ず「小麦」という表示がいる、 ということなのでしょうか。醤油を使った食品を原材料にした加工 品、ということになると、だんだんと含有量が減ってきますし、加 工者に使っている、という意識もなくなっていきます。

 これを防ぐために、加工原料となる食品や添加物に関しても、流 通段階での表示が義務づけられています。

 生協にいたころ、よく「この商品は卵を使っていますか?」とい うような質問があったのですが、今回はこれを全面的に表示によっ て解決しよう、ということだと思います。

 ところで、指定された品目をみると、「奨励する」に指定された 食品に、高価なものが多いのが眼につきます。あわび、いくら、ま つたけ…。

 ごく微量しか使っていないのに、誇大に宣伝する、というか包装 に大きく表示することは、今までは良くないとされていましたが、 アレルギーは微量でも表示が必要ということですから、これを利用 して「まつたけ含有」などとやるところが出てきそうですね。

 数μg/g程度でも表示しろ、ということですから、百万分の1 (0.000001)より多く含んでいたら、大きな顔をして表示してよい ことになります。1トンの食品をつくるのに、数グラムも入れれば よいのですから、まつたけ1本で足りそうです。

 ともあれ、アレルギーというのは非常に個人的なものですので、 どの程度の使用量でどういう症状が出るか、人によって違います。

 今回の表示に関しては、アレルギーを持つ人が自主的な判断がで きるように、という趣旨ですから、表示してあるから食べてはいけ ない、という意味ではありません。

 メーカーの側からすると、この表示によって、たとえ自社の製品 でアレルギーがおこり、重大な結果が出たとしても、表示さえして あれば免責される、ということでもあります。

 表示も見ずに食べて、アレルギー反応が起こっても、それは消費 者の側の責任だ、ということになりますので、メーカーとしてはこ れは歓迎してもよいというか、自主的に表示に取り組んでよいこと なのではないでしょうか。

 例によって、検査体制も違反したときの処置も、頼りないもので すが、案外普及するかも、というのが私の感想です。

 アレルギーの症状を持つ人には朗報だと思いますが、表示するこ とによって、リスクに対する責任を消費者が負うことになる、とい う面を強調しておきます。


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