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2004.05.09
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食べ物情報(10)その他の話題

タバコ


2004.05.09

 たばこの害について、新しい研究結果が発表されています。厚生 労働省の研究班がおこなったもので、たばこを全廃すれば毎年9万 人がガンにならずにすんだ、という結果報告です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 たばこがなかったら、国内で毎年約48万人発生しているがん患 者のうち、約9万人はがんにならずにすむはず。厚生労働省の研究 班(班長・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部部長)が23日、 喫煙とがんについての調査報告と試算結果を発表した。

 研究班は、90年から約10年間、岩手、秋田、長野、沖縄など 8県に住む40〜69歳の男女約9万人を対象に追跡調査した。

 期間中にがんにかかったのは、約5千人。男性で最も多かったの は胃がん(がん患者のうち26.3%)で、次いで肺、結腸、肝臓 が続いた。女性では乳がん(同17.7%)、胃、結腸、肺の順に 多かった。

 喫煙者のがんの発生率は、これまで吸ったことのない人に比べ、 男性で1.6倍、女性では1.5倍。禁煙している人のがん発生率 も、男性は非喫煙者に比べ1.4倍で、過去の喫煙の影響が見られ た。

 発生率は、1日の喫煙本数が多くなるほど高くなり、本数が少な くても長期間吸っていれば高くなった。

 こうした発生率の差をもとに、日本全体でのがん発生率を計算し たところ、男性ではがん全体の29%にあたる約8万人、女性では がん全体の4%にあたる約8千人がたばこが原因でがんにかかった と推定された。

 津金班長は「たばこが原因で死亡した例では肺がんが代表的だが、 胃や結腸、肝臓などさまざまな臓器でがんのリスクを高めているこ とが裏付けられた。禁煙後、たばこの影響がなくなるのは10〜2 0年後。早めの禁煙を」と話している。

http://plaza.umin.ac.jp/~harasho/nsmk/kzh/asa040423.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ちょうどこの津金昌一郎さんが書いた「がんになる人ならない人」 (講談社ブルーバックス)を読んでいました。この本にくわしく書 かれていますので、ぜひご覧ください。

 この本で、がんの原因を次のように分類しています。

たばこ      30%
食事       30%
運動不足      5%
職業        5%
遺伝        5%
ウィルス・細菌   5%
周産期・生育    5%
生殖        3%
アルコール     3%
社会経済的要因   3%
環境汚染      2%
紫外線など     2%
医薬品・医療行為  1%
食品添加物・汚染物質1%

 食事というのは、日常的な食事全般のことです。運動不足がかな り大きな原因になっています。この本でも、がんにならない方法と して、効果が歴然としているのはたばこをやめることと適度な運動 をすることだと書いてあります。食事はやめるわけにはいきません から、当然こうなります。

 私も運動する時間があったら、本を読んだり、パソコンをさわっ ている方が好きなので、ちょっと気になる情報です。

 上のリストで「生殖」というのはセックス+出産なんでしょうね。 アルコールは意外と少なく、汚染物質などもたいしたことはありま せん。「食品添加物・汚染物質」とまとめて1%ですが、このうち 食品添加物がどれくらいかはわかりません。それから、農薬は出て きません。放射線もありませんが、「医療行為」にはレントゲンも 入っているでしょうし、宇宙線などは「紫外線など」に入っていそ うです。

 それで結論は、ガンにならないためには一刻も早くたばこをやめ ること。これを除外した対策はほとんど効果がなさそうです。しつ こいですが、とにかく禁煙をひろめたいですね。

 「健康増進法」改正から一年たちました。こんなニュースがあり ます。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 日本郵政公社は、全国2万4700カ所の郵便局すべてで全面禁 煙にすることを決めた。27日付で通知し、利用者への周知期間を 経て5月31日の世界禁煙デーまでに完全実施する。

 郵便局窓口がある「お客さまルーム」についてはこれまで、分煙、 原則禁煙など局によって対応がばらばらだった。空気清浄機などを 設置して分煙する局も多かったが、利用者から受動喫煙の苦情が相 次いだため、全面禁煙に踏み切った。空気清浄機や灰皿はすべて撤 去する。

 利用者が出入りせず、職員しか利用しない場所は、これまで通り 分煙にとどめるという。【位川一郎】

http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/04/26/20040426dde001040042000c.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 厚生労働省の庁舎でもようやく禁煙になったそうですが、喫煙場 所は残しているようです。上の記事でも職員には喫煙場所を確保し ているようで、ちょっと情けないです。

 学校や医療機関などでは全面禁煙のところも増えてきました。子 供の出入りする場所でたばこを吸うのは論外です。今、一番緊急の 環境問題として、禁煙運動がもっと盛んになってもらいたいもので す。

 ほとんど実害の出ていないダイオキシンや環境ホルモン、遺伝子 組換え作物などには熱心な団体が、たばこにはもう一つ無関心なの はどうしたことでしょう。津金さんもたばこを吸いながらダイオキ シンなどを論じているのは噴飯ものだ、と言っています。

 たばこを周囲に吸う人がいるだけで相当危険です。皆さんもまず 家庭から、たばこを追放するよう、考えてみてください。赤ちゃん がいる家の中でたばこを吸う父親がいたら、離婚を考えてもよいと 私は思います。


2001.05.27

 私が目の敵にしているタバコについての話です。

 タバコはアメリカ大陸原産のナス科の植物です。コロンブスがア メリカ大陸に到着したころには既にタバコは栽培されていて、喫煙 の習慣も広くあったということです。

 16世紀に入ると、ヨーロッパでタバコの栽培がはじまり、まも なく日本にも入ってくるようになりました。タバコを吸う習慣は、 あっという間に地球を一周してしまったようです。

 タバコには、喫煙するタバコとして、「葉巻きタバコ」「紙巻き タバコ」「パイプ(又は刻み)タバコ」があり、喫煙しないもので は、「嗅ぎタバコ」「噛みタバコ」があります。いずれも、同じタ バコの葉から作られています。

 現在、栽培されているタバコは、ニコチア・タバスカと、ニコチ ア・ルスチカですが、圧倒的にニコチアが多く、普通、タバコの葉 というと、この品種のものを指しています。

 日本では、日本たばこ(旧専売公社)が農家と契約栽培という形 で栽培させています。例によって、国際価格との比較では、栽培の 継続はなかなか難しいものがあるようですが、一定の「タバコ農家」 というものが存在しているわけです。

 タバコの栽培というと、いつもこの話を思い出します。


 

みんなは学校の済むのが待ち遠しかったのでした。五時間目が終 ると、一郎と嘉助が佐太郎と耕助と悦治と又三郎と六人で学校から 上流の方へ登って行きました。少し行くと一けんの藁やねの家があ って、その前に小さなたばこ畑がありました。たばこの木はもう下 の方の葉をつんであるので、その青い茎が林のようにきれいになら んでいかにも面白そうでした。

 すると又三郎はいきなり、

「何だい、此の葉は。」と云いながら葉を一枚むしって一郎に見せ ました。すると一郎はびっくりして、

「わあ、又三郎、たばごの葉とるづど専売局にうんと叱られるぞ。 わあ、又三郎何してとった。」と少し顔いろを悪くして云いました。 みんなも口々に云いました。

「わあい。専売局でぁ、この葉一枚ずつ数えで帖面さつけでるだ。 おら知らなぃぞ。」

「おらも知らなぃぞ。」

「おらも知らなぃぞ。」みんな口をそろえてはやしました。

 すると三郎は顔をまっ赤にして、しばらくそれを振り廻わして何 か云おうと考えていましたが、

「おら知らないでとったんだい。」と怒ったように云いました。

 みんなは怖そうに、誰か見ていないかというように向うの家を見 ました。たばこばたけからもうもうとあがる湯気の向うで、その家 はしいんとして誰も居たようではありませんでした。

(宮沢賢治童話館「風の又三郎」より)

http://why.kenji.ne.jp/

 本当に専売局では、葉の1枚ずつを数えているんだ、と私は子ど もの頃は信じていました。実際、収穫は、下の葉から順に、枯れる 直前に、一枚ずつするそうです。また、本当に葉を1枚1枚、丁寧 にたばねて出荷する、といいますから、この話はまんざら嘘、とい うわけでもないようです。

 タバコの葉は茶の葉と同じく、収穫してそのままでは価値がない ので、農家で乾燥処理をしなければなりません。

 その乾燥の方法と品種によって、いろいろな葉の個性があり、通 常はいろんな葉をブレンドする、という方法をとります。

 乾燥の方法や、タバコの品種によって、味は非常にバラエティが あり、これらを組み合わせて様々な銘柄のタバコを製造している、 ということです。

 タバコの歴史としては、タバコの味そのものをいかした、古典的 なタイプから、香料などを使った、軽いアメリカンタイプが主流に なってきています。日本でも、ピースからハイライト、セブンスタ ー、マイルドセブン・・とだんだんと軽いものが主役になってきて います。(今は何が売れているのでしょうか。)

 紙巻きタバコの製造では、タバコ以外に、香料をたくさん使用し ているようです。砂糖やグリセリンなんかも添加物として使用され ています。(タバコの添加物を心配しても仕方ないですが)

 世界中でタバコが問題となり、既にアメリカなどでは公共の施設 だけではなく、レストランなどでも禁煙のところがほとんどだとい うことです。イタリア在住の方からいただいたメールでは、空港、 郵便局、病院などでは完全に禁煙だそうです。

 タバコのどこが有害なのだ、という意見もあります。タバコの主 成分のニコチンは確かに有毒な物質ですが、通常の喫煙で吸う量で は、別に健康被害はないじゃないか、というのです。

 タバコと発ガンの関係も、もう一つはっきりしません。タバコが 確かにガンの原因になる、という実験結果はほとんどないのだそう です。

 ただ、疫学調査という面から見ますと、タバコははっきりと害が あるようです。以前、送電線の近くの子どもの白血病の発生率が高 い、という疫学調査があり、電磁波有害説の根拠になりましたが、 その件に関しては、いろいろと反対の結果もあるようですし、いず れにせよそれほど高い相関関係があるというわけではありません。 それと比べると、格段にタバコの影響ははっきりしています。

 要するに、因果関係は未知の部分が多いけれども、タバコは確実 に吸っている人の寿命を短縮すると考えて間違いない、ということ です。

 しかも、吸っていない人にも影響が出ます。ご存じの副流煙とい うやつです。タバコを吸わない人への影響では、女性の方が男性よ り、かなり危険が高いのだそうです。

 これは生理的なものではなく、タバコを吸わない男性はタバコを 吸わない人と同居する率が高いのに、タバコを吸わない女性は、タ バコを吸う人と同居する率が高い、ということに原因があります。

 女性の喫煙率は特に日本で上がってきていますが、元が低かった せいで、やっぱりこういうふうに女性の方が不利益を被ることにな るようです。

 タバコの害についての私見は、

(1)タバコは嗜好品であり、毒性についての理解を前提に、タバ コを吸う、吸わないの選択は個人の自由である。

(2)タバコの毒性については、疫学調査の結果からみると,寿命 を短縮する効果があることは明らかである、つまり人体には有害で ある。

(3)タバコは吸う人自身だけでなく、廻りの人にも健康被害をも たらす。この限りにおいて、(1)での自由は成り立たない。

 ということです。タバコで命を縮めるのは、当人の勝手ですから、 勝手に吸えば良いのですが、人前でのタバコはぜひやめてもらいた いものです。

 そこで、私の願望としては、公共の場、またレストランなどでは、 全面禁煙にする、ということをぜひ実現してほしいと思います。

 どうすれば実現するか?というと、難しいですね。アメリカなん かではほとんどそうなっているのは、どうやって実現したのでしょ うかね。

 ある市役所で、喫煙席にタバコの煙を吸い込む装置を設置してい ましたが、ずいぶん高価そうな機会でした。あんなに気をつかわな くても、公共の場でタバコなんか吸うな!といえば良さそうなもの なおに・・。

 喫煙者パワー、未だ健在である、というところですので、私とし ては、できるだけタバコの悪口を言っておこう、と思っています。


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