安心!?食べ物情報>食べ物情報(7)食品添加物>その他添加物

トップページ
Index

宮沢賢治の童話と詩 森羅情報サービス
宮沢賢治の童話と詩が読めるサイトです。

ここは「禁煙サイト」です。喫煙中の閲覧はご遠慮ください。
質問・意見などをお寄せください。
お名前
メールアドレス
<メッセージ>

食べ物情報(7)食品添加物

その他添加物


 Q&Aで安息香酸のことがありました。安息香酸が自然界にも存 在するという情報がありましたので、とりあげてみます。国立医薬 品食品衛生研究所の検査結果です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

生鮮食品中の安息香酸含有量

食品名 安息香酸(μg/g)平均値±SD(μg/g)試行数 n 
穀類       
 精米      ND 〜3.2  2.2±1.4  3 
 米ぬか     ND 〜1.0  0.5±0.4  3 
 大麦      2.4〜4.4  3.4±1.0  3 
果実類       
 みかん     ND〜1.5   0.6±0.3  3 
 マンゴー    0.6〜1.3  1.1±0.4  3 
 パパイア    0.4〜1.1  0.8±0.5  3 
 キウイ    0.3〜0.9  0.4±0.3  3 
 メロン    2.1〜4.8  3.8±1.2  3 
野菜類       
 ニラ     7.6〜8.7  8.1±0.6  4 
 チンゲンサイ 0.8〜1.1  0.8±0.2  3 
 玉ねぎ    0.1〜0.5  0.3±0.3  4 
 ミニトマト  ND〜0.6   0.3±0.3  3 
 きゅうり   0.5〜1.4  1.0±0.4  3 
 おおば    3.3〜7.7  5.7±2.2  3 
 ブロッコリー 3.2〜7.3  5.4±2.8  3 
 みつば    ND〜3.0   1.2±0.7  3 
 ピーマン   ND〜4.3   0.7±1.3  15 
 オクラ    0.2〜2.4  1.3±0.6  3 
 かぼちゃ   ND〜3.6  2.3±1.1  3 
 きゃべつ   0.2〜1.9  1.1±0.6  3 
 れんこん    ND〜1.1   0.8±0.5  3 
きのこ類       
 しいたけ    2.1〜8.0  5.1±2.3  3 
 マシュルーム 0.3〜3.8  3.1±1.6  3 

http://www.nihs.go.jp/hse/food/food-db/2-1.htm
(不検出のものなどは省いています。)

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これに対して、食品添加物についてはつぎのような基準になって います。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 安息香酸ナトリウムは、菓子の製造に用いる果実ペースト及び果 汁、キャビア、しょう油、シロップ、清涼飲料水並びにマーガリン 以外の食品に使用してはならない。

 安息香酸ナトリウムの使用量は、安息香酸として、
キャビア                1kgにつき2.5g以下、
果実ペースト及び果汁並びにマーガリン  1kgにつき1.0g以下
しょう油、シロップ及び清涼飲料水    1kgにつき0.60g以下

http://www.fcg-r.co.jp/additive/data/0028.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 食べ物から検出される量は数ppm程度ですから、食品添加物の 基準値の百分の一程度です。しかし食べる量を考えると、これは明 らかに普通の食べ物からとっている量の方が多いですね。

 同じサイトでは亜硫酸、亜硝酸の検査結果も出ています。
http://www.nihs.go.jp/hse/food/food-db/food-index.html
から入れますので、ごらんください。

 多いものをひろってみると、

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

食品名        亜硫酸(μg/g)平均値±SD(μg/g)試行数 n 
 青ねぎ     0.76〜64.49  19.9 ±23.1   13 
 白ねぎ     7.32〜54.21  33.6 ±17.9   9 
 万能ねぎ    0.39〜32.32  15.5 ±12.1   6 
 わけぎ     5.55〜134.5  63.8 ±56.8   9 
 玉ねぎ     5.40〜39.72  24.57±17.74  13 
 小たまねぎ   54.45〜74.2  65.00±9.87   3 
 切り干し大根  7.13〜10.58  8.82±3.45    3 
 干しいたけ   1.31〜6.82   4.90±2.20    5 
 味付のり    1.09〜14.48  6.12±5.95    3 

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 亜硫酸の添加物としての基準はワインなどで1kgにつき0.030gと いうことですから、上の数字をあてはめると30μg/g ということに なります。基準値は上限を決めていますから、実際の添加量はこれ 以下ということになります。

 無添加ワインを販売した経験のある私ですが、ちょっとむなしく なるような数字ですね。ねぎ類が自然にもっている亜硫酸の方が、 ワインに添加されている亜硫酸より多いということです。

 亜硝酸は硝酸といっしょに計測されています。これは体内では 容易にお互いに変化するので、そうしているようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

食品名   NO3−(μg/g)試行数(n) NO2-(μg/g) 試行数(n) 

穀類          
 精米      5.0± 1.3     3  4.2±1.9  3 
 大麦      5.6± 1.6     3  4.0±1.0  3 
野菜類          
 さやいんげん  949 ± 141     3  2.1±0.1  3 
 洋にんじん   193 ± 140     16  0.4±0.4  16 
 ほうれん草   3,560 ± 552   9  7.0±6.8  9 
 ピーマン    105 ± 43      6  0.3±0.4  6 
 菊菜      4,410 ±1,455  7  6.4±3.4  7 
 ターサイ    5,670 ±1,270  6  0.3±0.7  6 
 チンゲンサイ  3,150 ±1,760  3  ND        3 
 ブロッコリー  118 ± 64      7  2.5±3.6  7 
 サニーレタ ス 1,230 ± 153   3  0.3±0.3  3 
 レタス     634 ± 143     3  ND        3 
 サラダ菜    5,360 ± 571   3  ND        3 
 大根      106 ± 787     12  0.4±0.4  12 
 きゃべつ    435 ± 215     7   0.4±0.5  7 
 はくさい    1,040 ± 289   9  0.7±0.7  9 
 ごぼう     2,350 ± 438   3  0.7±0.6  3 
きのこ類         
 しいたけ,生  454 ± 38      9  0.6±0.6  9 
 えのきたけ   983 ± 93      3  4.2±0.7  3 
 マシュルーム  1,836 ± 48    6  3.3±5.4  6 
 本しめじ    408 ± 12      3  0.7±0.5  3 
肉類          
 ロースハム   6.3± 1.6    6  ND     6 
 ポークソーセージ  8.8± 1.1  3  0.5±0.1  3 

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ハム類での亜硝酸の添加基準値は1kgにつき0.070gです。70μg/g ということですから、上記のハムの数字は変に低いですね。また亜 硝酸ではなく、硝酸として検出されているのも、よくわかりません。

 それにしても野菜類の硝酸はすごい数字が並んでいます。牛の牧 草に硝酸が多く、それが原因で牛が倒れてしまうという話がありま したが、こんな野菜ばかり食べていて、人間は大丈夫なんでしょう か。

 野菜を食べるのが身体によいと無条件に語られていますが、ちょ っとこれは心配なのではないでしょうか。

 数字を調べるとますますわけがわからなくなってきました。どな たか詳しい人の解説をお願いします。


2002.07.14

 許可されているとか、されていないとか、いろいろとニュースに なっています。私もよくわからないところがあったので、ちょっと 調べてみました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 食品添加物は,平成7年の食品衛生法の改正により下図のように 分類されるようになりました。指定添加物が338品目,既存添加 物が489品目,天然香料が612品目,一般飲食物添加物が10 4品目で,合計1543品目の食品添加物の使用が法律で認められ ています。

http://www1.odn.ne.jp/~cak40870/additive04.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 一般飲食物添加物というのは使い方は添加物ですが通常の食品と して使っているものです。ブドウ果汁で色をつけたりするのがこれ にあたるそうです。天然香料や一般飲食物添加物は普通数に入れず に、指定添加物と既存添加物をあわせた800品目あまりが普通に 考えられている食品添加物の品目数になります。

 指定添加物が普通の食品添加物です。既存添加物というのは法律 改正の時点で使われていた実績のある「天然添加物」です。今後、 既存添加物は増えることはなく、天然のものであっても安全性の審 査をうけて指定添加物になります。「合成」と「天然」の区別をな くしたのが現在の食品衛生法の特徴です。

 天然添加物があった時代では合成の添加物はいまと同じような審 査をうけましたが天然のものは審査なしで使われていました。私が 商品開発をしていたときも、使うなら天然添加物を使ってください と言っていました。なんとなく天然のものの方が安心な気がしてい たのです。

 欧米では「添加物」に対する考え方が厳しく、天然のものであっ ても使い方が添加物であれば合成のものと同じように扱われます。 同じ物質でも、食品として食べる分にはOKですが、添加物として は使えないことがよくおこります。

 ステビアはその代表的なもので、ステビアをハーブティーにして 飲むのは無制限にOKです。しかし添加物として使ってはいけない ことになっています。摂取量としては添加物の方が少ないでしょう から、厳密な意味で安全性を考えると、矛盾しています。

 日本では食品として使っているなら、添加物として規制しても意 味がないと考えたようです。結果としての対応は正反対ですが、そ の背景には「食品は決して安全ではない」ことがあります。

 欧米では「食品は安全とはいえないから、そのままでは添加物と して許可できない」ですし、日本では「食品は安全とはいえないが すでに食べているものだから改めて添加物として審査しても意味が ない」と考えたのだと思います。

 どちらが正しいのか、私にはよくわかりませんが、その結果とし て、つぎのような事態になっています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)の合同食 品添加物専門家委員会(JECFA)は、安全性評価を終えた添加 物として約900品目をリストアップしています。日本では828 品目の添加物が認可されていますが、リストと重なるのは約300 品目しかありません。今後も認可か無認可で揺れ動くでしょう。

http://www.sen.or.jp/~ncn00029/nutrient/nutrient_20.htm
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 日本でしか認可されていない食品添加物は天然添加物が多いので す。安全性の審査のないものを食品添加物として許可するのは、日 本だけの方法のようです。500種以上の食品添加物が外国では使 えません。もし日本が食料輸出国だったら、大問題になっていると ころです。

 逆に国際的には使えるのに、日本では許可されていないものも、 600種ほどあることになります。これは安全性には問題がないの に単に許可の申請を誰もしないからだそうです。

 認可の申請に安全性のデータをそろえるのに一億円ほどかかるそ うです。認可されたとたん、誰でも使えるのですら、そんな申請を するはずもありません。

 私は日本の独自認可を全部取り下げて、国際基準にあわせてしま うのが最も合理的だと思います。ついでに許認可の役所も全部廃止 してしまったらよいのです。

 さすがに政府も考えたとみえて、こんなニュースがでてきました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 厚生労働省は12日、食品衛生法で使用が認められていない添加 物「フェロシアン化物」を、今月中にもスピード認可する方針を明 らかにした。フェロシアン化物は塩の固結防止剤として広く使われ ていることが最近判明したが、食品添加物の国際的な専門家会議 (JECFA)で安全性が確認されており、米国や欧州連合(EU) では一般的に使われている。このため、厚労省は認可を急いで大規 模な回収騒ぎを防ぐことにした。

 また、国際的に安全性が確認されているのに、国内では使えない 約30の添加物(香料を除く)についても、審議会の審議を経て早 期に認可する。これまでは新しい添加物を認可する場合、業者側に 申請させる形を取ってきたが、大きな方針転換となる。

http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/855422/90H95i93Y89c195a8-0-2.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 賛否のわかれるところと思いますが、私はこうするしかないだろ うと思います。悪法も法なり、と言ってすましている場合ではない ので、現実的な対策をとって、回収さわぎを抑えてほしいと思うの です。

 最後に、食品添加物の審査のためにおこなう試験は以下のような ものだそうです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

(1)28日反復投与毒性試験
(2)90日反復投与毒性試験
(3)1年間反復投与毒性試験
(4)繁殖試験
(5)催奇形性試験
(6)発がん性試験
(7)1年間反復投与毒性/発がん性併合試験
(8)抗原性試験
(9)変異原性試験
(10)一般薬理試験
(11)体内動態試験

http://eco.goo.ne.jp/navi/files/0107_01.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これだけやれば、一億円くらいはかかるのでしょうね。試験の内 容についての詳しいことは私には聞かないように。


★このページのトップへ★