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食べ物情報(7)食品添加物

甘味料


【アスパルテーム】

 飲料の話に出てきたので、こちらに書きます。甘味というのは、 要するに砂糖の味ですので、たいていの場合、砂糖だけで十分なの でしょうが、カロリーを抑える、という点で、甘味は強いがカロリ ーの少ない甘味料というものがいろいろと出ています。

 その中でも、「アスパルテーム」というのは、いろんな意味で注 目されている甘味料です。

 甘味は砂糖の200倍ということですが、ちょっとクセのある甘 味で、私はどうも苦手です。なんとかライトとか言って、ダイエッ ト(要するにカロリーを抑えてやせようということ)に良い、と言 われますが、はっきり言って私はそんなもの飲まなければ済む話な のに・・といつも思います。

 市販の飲料でも、甘味のないものはいくらもありますものね。

 と悪口から入ってしまいましたが、安全性についても、いろいろ と言われています。

 アスパルテームはアミノ酸の一種である、アスパラギン酸とフェ ニルアラニンという二つの分子を結合させたものです。いずれも、 私たちの身体を作っているたんぱく質の材料として、ごくありふれ たもので、そもそも毒性をどうか、というような物質ではありませ ん。

 アスパルテームを悪くいう人が必ず取り上げるのが、「フェニル ケトン尿症」という病気です。これは先天的なもので、フェニルア ラニンの代謝能力に問題があって、フェニルアラニンの摂取を制限 する必要がある、というものです。

 フェニルアラニンはその名に「フェニル」というのが入っている ように、例の「亀の甲」が分子中に入っているもので、トリプトフ ァンやチロシンというものの仲間です。また、必須アミノ酸でもあ りますので、普通にたんぱく質を含んだ食べ物には、必ず入ってい る、と考えてよいものです。

 母乳にも当然含まれていますから、この病気をもって生まれた赤 ちゃんは、母乳を与えることはできません。特別に作られた、フェ ニルアラニンをほとんど含まない人工乳で育てる必要があります。

 厳しい制限は脳の発育がほぼ終るころまで続ける必要がある、と いうことですが、だいたい赤ちゃんのうちはこのような管理が必要 だそうです。

 昔なら、この病気を持って生まれれば、まず育たなかっただろう と思われます。それほど重大な病気なのですが、発生率は百万人に 一人とかいう話ですし、病院では新生児のときに必ず検査するので、 検査でひっかからなかった赤ちゃんにとっては、関係のないことで す。

 そこで、アスパルテームについてですが、「フェニルアラニンを 含んでいるから、フェニルケトン尿症の人にとって危険である、と いうことは、一般の人にも・・」というような言い方をしている人 がいます。

 このことについては、次のように私は考えます。

(1)フェニルケトン尿症はあくまで特殊な、先天性の病気ですの で、この病気の人に害があるからといって、普通の人に害があると いうことにはなりません。

(2)フェニルケトン尿症の対策は赤ちゃんのときの話です。赤ち ゃんが自動販売機でコーラなんかを買う、というのは想像もできな いことです。

(3)フェニルケトン尿症の赤ちゃんに、アスパルテーム入りの飲 料を飲ます、というのは、食品添加物の害の話ではなく、単純な障 害または殺人事件です。

(4)普通の人にも害があるように言うのは真っ赤な嘘です。何か 利益があって、このようなデマを流しているのか、それとも単なる 思い込みなのか、私にはよくわかりません。

 アスパルテーム自身の安全性は、確認されています。食品添加物 の中では、最もよく調査され、安全性も確認されているものの一つ です。

 とは言え、私はやっぱりこの添加物はきらいですね。あんなのを 飲んで美味しいと思う人がいるのだろうか、といつも思っています。


2001.06.03

【サッカリン】

 これは名前だけは有名です。しかし、日本では原則使用禁止にな っています。(ガムにだけは使えるようです。)

 発ガン性がある、ということで使用禁止になっていましたが、最 終的には発ガン性は否定されたようです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

サッカリンが雄のラットの膀胱に対して弱い発癌性を示すことが報 告され、ヒトでも可能性があるとしてFDAがサッカリンの使用を 禁止するよう勧告したのが1977年だそうです。ところがその後の研 究で、サッカリンが雄のラットの膀胱にのみ発癌性を示すのは、高 濃度の検体がもともと結石を作りやすい条件の雄のラットの膀胱で 結石を生じ、その物理的刺激によるものだということが明らかにさ れました。これはヒトでは起こり得ないことで、その結果サッカリ ンは「ヒトに対して発癌性があると考えられる物質リスト」から外 されています。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~Uneyama/sacch.html より

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 ということで、国際的にはA1(ほぼ安全なもの)にランクされ ていますが、日本では使用禁止という、ちょっと変則的な事態にな っています。これは日本の情報鎖国という面が出た一例です。

 かつては広範囲に使用され、特に漬物にはよく使われていました。 昔は「全糖」という表示の漬物がありましたが、あれはサッカリン やチクロではなく、砂糖を使用している、という意味です。

 私のつきあっていた漬物屋さんの中には、砂糖はちょっとくどい 味なので、サッカリンの方が美味しいんだが・・などと言う人もい ました。(もちろん、それは困ります、と言いました。)

 アメリカでは、コーヒーに入れる砂糖の変わりに、サッカリンが よく使われているそうです。レストランなどでは、砂糖とサッカリ ンの両方置いているところが多く、カロリー制限している人はサッ カリンの方を使うそうです。

 カロリー制限しているなら、甘味料なんか使わず、ブラックで飲 めば、などと思いますが、当人にとっては、そういうわけにもいか ないのでしょうね。

【ステビア】

 ステビアというキク科の植物の葉からとれる、天然の甘味料です。 これもちょっと独特の風味ですが、アスパルテームよりはましでし ょうか。天然物ですが、毒性などについてはよくわかりません。

【カンゾウ】

 甘草という名の植物から作られます。主成分はグリチルリチンで、 これは確か肝臓の薬だったと思います。生理活性は大いにあるわけ ですから、こんなものを甘味料に使っていいのかな?と私は疑問に 思っているのですが・・。

 その昔、もう亡くなった私の父が、「グリチルリチン」の錠剤を 持っていて、それを飲むと、その後酒を飲んでも、全然酔わないの で、かえって気持ち悪かったです。あれとカンゾウ抽出物とはどう 違うのか?という疑問がとけないままなのです。

 どなたか、ご存じの人は教えてください。

【糖類】

 砂糖以外にも、いろんな糖類が甘味料として使われています。中 でも代表的なのが、「ブドウ糖・果糖 液糖」と表示されているも ので、いろんな食品に使われていますので、皆さんもご存じのこと と思います。

 あれはもとはデンプンなんです。デンプンを分解すると、水飴が できます。水飴の成分は麦芽糖というもので、これはブドウ糖が二 つつながったものです。

 私の子どものころ、紙芝居でよく水飴を売っていました。割り箸 につけて、グルグルやるのですが、あれは面白かったですね。

 水飴がさらに分解されると、ブドウ糖になります。ブドウ糖は上 品な甘さが特徴なのですが、あまり甘くありませんので、甘味料と してはほとんど使用されません。

 このブドウ糖に「転化酵素」というものを働かすと、一部が果糖 に変わります。ブドウ糖と果糖は化学的には分子式が同じで、構造 が違うという「異性体」です。この酵素はブドウ糖を見つけると果 糖に変え、果糖をみつけるとブドウ糖に変える、という目的意識の ない働きをするのです。

 この結果、最終的には、ブドウ糖と果糖が半分ずつになった溶液 ができます。果糖は砂糖より甘いので、トータルでも砂糖とそれほ ど違わない甘さになります。保水力は弱いので、ジャムを作ったり、 パンを柔らかくしたり、というような用途にはむきませんが、甘味 料としてはかえって使いやすいものだそうです。

 原料がデンプンで、製造コストも安いので、砂糖より大幅に安く 供給されます。砂糖の国際価格が暴落して、砂糖生産国の経済が落 ち込んだ原因の一つがこの「転化糖」の登場だった、というわけで す。

【キシリトール】

 語尾に「オール」がつくのは、アルコール類の名前です。これは キシロースという糖がアルコール化したもので、名前からもわかり やすいですね。(ソルビトールの欄参照)

 キシロースというのは、木糖という別名がある糖類で、グルコー スなどが炭素数6個の「6炭糖」なのに対して、炭素数5個の「5 炭糖」です。ちくわやかまぼこに焼き目をつけるのに、このキシロ ースがよく使われています。

 キシリトールはこのごろ、虫歯にならないガムのコマーシャルで 有名になりました。砂糖以外の甘味料は基本的に虫歯の原因にはな らないんですが、キシリトールは虫歯菌の生育を阻害するような作 用もあるようです。

【ソルビトール】

 これもよく使われる甘味料です。ブドウ糖(グルコース)をアル コール化したものですが、名前のせいで保存料であるソルビン酸と 混同する人がよくいます。「グルコトール」などという名前だった ら良かったんですが。

 自然食品のグループの人が、「魚のすり身に保存料が使われてい る」などと言ってさわいでいたので、聞いてみると、ソルビトール のことだった、ということがありました。

 こんなレベルの知識で食品を扱うのは、ちょっと怖いことです。

 ソルビトールは甘味とそれほどないのですが、保湿力が強く、自 身も程よい粘りをもっているので、のり佃煮などの粘り気のある食 品には、その物性を利用するために、よく使われています。

 さっきの、冷凍魚すり身にも、冷凍による劣化を防ぐために使用 されていました。

 毒性については、ブドウ糖と同じくらい、ということです。ソル ビン酸もそれほど毒性の強いものではありませんが、全く違う物質 であることはもう一度書いておきます。


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