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宮沢賢治の童話と詩 森羅情報サービス

食べ物情報(7)食品添加物

保存料
化学調味料
着色料
発色剤
酸化防止剤
加工助剤
安定剤・糊料・増粘多糖類
その他添加物
 実にたくさんある食品添加物ですが、「何故こんなものがいるのか?」という素朴な疑問をわすれないようにしていきたいと思います。製造現場でどのような使い方をされているのかを調べていくなかで、必要以上に怖がらないようにもしていきたいです。

【LD50】

 「急性毒性半数致死量」といって、これだけの量を与えると、半
数が死ぬ、という量です。ラットなどで、実際に実験した量です。
「半数が死ぬ」というからには、この量ではまだ半分が生き残るわ
けですし、もっと少ない量で死ぬものもあります。

 極端に強いものや弱いものを指標にすると、個体のバラツキに左
右されてしまうので、「半分が死ぬ」というところにめやすを設け
ているのだと思います。

 「死ぬ」というところに、ドキッとするものがありますが、実は
死ぬまで実験を続けるので、どんなものにも、「半数致死量」はあ
ります。

 以下の表はその一例です。
(単位はg/Kg=体重1キログラムあたりの摂取量です。)

------------------------------------
【防腐剤】
ソルビン酸 10.5
デヒドロ酢酸 1.0
安息香酸ナトリウム 2.0
サリチル酸 1.0
------------------------------------
【毒物】
ニコチン 0.03
ショウコウ 0.02
青酸カリ 0.004
------------------------------------
【酸化防止剤】
BHT 1.39
BHA 4.13
------------------------------------
【一般品】
食塩 8〜10
ビタミンB1HCL 3.0
アルコール 6〜8
酢酸 0.3
乳酸 3.7
グルタミン酸ナトリウム 16.2
------------------------------------
【医薬品】
アスピリン 0.5〜1.0
フェナセチン 1.0
アミノピリン 0.7〜0.8
------------------------------------
(「減塩調味の知識」幸書房より)

 自分の体重に上の量を掛けたものを一気にとると、かなりやばい
ことになると予想されます。

 塩だと、1キロ入りの袋の半分くらいをかきこむと、上記の量に
なると思います。

 ということで、この「LD50」が出てきても、単位が「g」で書い
てあったときは、実際には急性毒性は気にしなくてもよいと思いま
す。慢性毒性の心配は全く別物ですので、「LD50」は参考になりま
せん。

 上の表で、「青酸カリ」ぐらいになってくると、簡単に人を殺せ
る、本物の毒物です。ニコチンもいい線にいっています。くれぐれ
もタバコは飲み込まないようにしましょう。

【急性毒性と発ガン性】

 最近、http://members.tripod.co.jp/gregarina/ というサイト
で、おもしろい話を見ました。

 「毒性の強いものには発ガン性はない」というのです。

 これは、本当はあるかないか分からないのですが、発ガン性の動
物実験は長期にわたりますので、毒性の強いもので実験すると、ガ
ンができる前にみんな死んでしまうから、発ガン性が確認できない
のだそうです。

 ということは、発ガン性がある、とされている物質は、必ず急性
毒性は低いから、1度食べたくらいでは、別になんともない、とい
うことになります。

 「逆転の発想」みたいで、思わずうなってしまいました。発ガン
性、ときくと、何となくものすごい毒物、と思っていましたので。

【重さの単位と濃度】

 ところで、単位ですが、最近、いろんな単位で表現されることが
多いので、ちょっと整理してみます。

キログラム (×1,000)
グラム (1)
ミリグラム (1/1,000)
マイクログラム (1/1,000,000) (ppm)
ナノグラム (1/1,000,000,000) (ppb)
ピコグラム (1/1,000,000,000,000) (ppt)
フェムトグラム(1/1,000,000,000,000,000) (ppq)

 1グラムの水に、1マイクログラムの物質が溶けているとき、
「濃度1ppm」といいます。同様に、1ppb、1ppt、1ppqはそれぞれナ
ノグラム(10億分の1グラム)、ピコグラム(1兆分の1グラム)
フェムトグラム(1000兆分の1グラムに相当します。

 実はピコグラムなどという数値が発表されるようになったのは、
つい最近のことです。それまではppmで足りていたのに、急に、
ppbだのpptだのが登場して、ややこしくなりました。

 最近、「1,800ppt」などという新聞記事も出てきて、ますます何
だかわからなくなりました。上の表で換算してみるようにしてくだ
さい。