安心!?食べ物情報>食べ物情報(6)生鮮食品(海産物)>かずのこ・たらこ

トップページ
Index

宮沢賢治の童話と詩 森羅情報サービス
宮沢賢治の童話と詩が読めるサイトです。

ここは「禁煙サイト」です。喫煙中の閲覧はご遠慮ください。
質問・意見などをお寄せください。
お名前
メールアドレス
<メッセージ>

食べ物情報(6)生鮮食品(海産物)

かずのこ・たらこ


【かずのこ】

 もうすぐお正月、テレビでおせち料理のCMを見ていたら、「保 存料、合成着色料、漂白剤は使用しません。」とテロップで書いて ありました。

 ところが、画面に大写しになった「カズノコ」がばっちり漂白さ れたものだったので、笑ってしまいました。

 カズノコはニシンの卵ですが、日本ではニシンはほとんどとれな くなってしまったので、カナダ・アラスカ産のものが輸入されてき ます。

 ノルウェーなどでもニシンはとれるのですが、大西洋ものは品質 が落ちるらしく、味付けカズノコなどの加工用になっています。

 漂白は現地でされることが多いのですが、国内に入ってからも、 また漂白することもあるそうです。最近は無漂白のものも手に入り やすくなってきています。

 無漂白のものは、色が違うので、すぐにわかりますが、実際に使 ってみると、「虫」が多いのです。寄生虫なのですが、なぜ普通は 目に付かないのに、無漂白のものにはたくさんいるのか、不思議に 思っていました。

 なんと、漂白すると、この「虫」も漂白されて、見えなくなるの だそうです。カズノコは「飽和食塩水漬け」ですので、この寄生虫 はとっくに死んでいます。ご心配なく。

 カズノコは無漂白のものの方が美味しい、と私は思っているので すが、これは単に特別に手配した特注品であるからかも知れません。

【たらこ】

 たらこはもちろん、たらの子ですが、普通のたらではなくて、か まぼこなどの原料になる、「スケソウダラ」の卵です。

 スケソウダラについては、思い出があります。少年時代に、和歌 山県は串本大島の友人の家に遊びに行ったとき、海で泳いでいると 漁船のおじさんが手招きするので行ってみると、大きな魚を一匹、 くれたのです。

 喜んで持って帰ると、おばあさんに「これはスケソといって、誰 も食べない魚だ」と笑われました。焼いてもらいましたが、確かに 美味しくなかったです。

 その美味しくない魚が、冷凍すり身の原料として脚光をあびたわ けですが、たらこは昔から食べていたようです。

 普通食べるたらこは「塩たらこ」です。塩漬けされるまでに、冷 凍されていた卵を使ったものは、あまり品質が良くなくて、近海で とれた魚から、卵を取出して、すぐに塩漬け加工したものが良い品 とされています。

 北海道では「さし網漁」という、漁法があって、産卵のために近 海に寄ってくるスケソウダラをとっています。近年はこの漁も不漁 で、浜での卵価もたいへん高くなってきています。

 スケソウダラは遠洋漁業でとれる魚ですので、最近は母船ですぐ に加工したものが多くなっています。

 たらこは赤く色をつけているものがまだ多いです。塩漬けのとき に「発色剤」(亜硝酸塩)を使用するのですが、そのあと、赤色の 色素を使ったものも多いようです。

 無着色のものは、茶色くて、見るとすぐにわかります。色が悪い、 と思っている人もありますが、ぜひこのような色のものを選んでく ださい。

 いいものは「生」で食べてこそおいしいものです。でも、塩漬け 品の場合、衛生管理がいきとどかなくて、細菌数の多いものが多い のです。一応、生食用としては、1グラムあたり5万個以下、とい う生菌数の基準があるのですが、これを上回っているものが多いと 思ってください。できれば冷凍のまま販売しているものが安心でき ると思います。

 よいものは食べたとき、卵の一つぶ一つぶがコリッとした感じが します。

 安物はちょっとべとっとした感じで、卵の一つぶ一つぶが感じら れません。このようなものや、古くなったものは、焼いたりして食 べます。我が家では「たらこスパゲティ」をよく食べました。

 昔は無着色のたらこを手に入れるために、加工業者に前渡金をわ たして、全量買い取ったりして、苦労したのですが、このごろでは 少しずつ、無着色のものも増えてきているようです。

 毛皮を批判している動物愛護系の人に、さなぎを大量に殺してで きている「絹」はどうなんだ、と茶々を入れているのを聞きました が、魚の卵を食べる、というのも、億という数の生命の元を食べる わけですから、罪深いことではあります。


★このページのトップへ★