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食べ物情報(4)生鮮食品(農産物)

穀物


「トウモロコシ」


 米、小麦とならんで、三大穀物の一つがトウモロコシです。とい っても、私たちにとっては、ご飯、パンなどとは違って、スイート コーンなどのような、オヤツのようなイメージが強いと思います。

 アメリカ大陸にはトウモロコシを主食にしている人もたくさん住 んでいるそうですが、日本に入ってくるトウモロコシは飼料用がい ちばん多いのです。その他では、油脂原料としても使用されていま す。また、デンプンや発酵原料としても、貴重な穀物です。

 鶏卵の黄身は文字通り黄色い色をしていますが、この黄色は主に トウモロコシの黄色からきています。トウモロコシの中には白い品 種もあるのですが、わざわざ黄色い品種を選んで与えています。

 卵の色は全部エサから来ますので、いろんな色をつけることも可 能です。少し赤みのかかった黄色が人気ですので、エサにオキアミ やパブリカなどを混ぜることもよく行われていますが、良質のトウ モロコシでついた黄色は深みのある黄色になります。(色と栄養や 品質は本質的な関係はありません。)

 油脂原料としては、トウモロコシの胚芽が使われます。穀物の胚 芽では、米胚芽も油脂原料になります。穀物の胚芽油は、品質的に 優れたものが多く、トウモロコシの胚芽油も、値段は高いですが、 たいへん良い油です。

 トウモロコシ100%のマーガリンが出たときは、思わずうなっ たものです。今はもっとソフトなタイプやホイップしたものなど、 多様化の時代ですが、マーガリンとしては、「コーン100」とい うのは究極の品質だったと思います。(マーガリンよりバターをお 勧めする、という話は前に書きましたが・・。)

 さて、トウモロコシは飼料用としては、たいへん栄養価が高く、 飼料の主役と言っても良いものです。そのトウモロコシに遺伝子組 み換え作物「スターリンク」が混入した、ということが話題になっ ています。

 安井至さんのページに紹介の記事が載っていましたので、そこか ら少し引用します。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

C先生:遺伝子組み替え食品は、米国が世界的に孤立した形になっ ているので、いろいろと騒ぎがおきる。今回起きていることをちょ っと整理してくれ。

A君:はいはい。今回問題を起こしているのはトウモロコシ。品種 名「スターリンク」です。これは、フランスのバイオ企業アベンテ ィスが開発したもので、虫が食べないというタイプのものです。日 本では、まだ安全性審査が終わっていないません。米国でも、人が 摂取するとアレルギー症状を起こすとの説あるためか、食品用とし ては許可されていないのですが、飼料用としては認められています。 それが、日本に輸入された資料用のトウモロコシに含まれているこ とが、遺伝子解析から判明し、また、食品にもどうやら含まれてい るものがあるようです。

(「市民のための環境学ガイド」より http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/ )

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 遺伝子組み換えにあれだけ反対している、フランスの企業が開発 した、というのには驚きます。しかもそれがアメリカで栽培され、 アメリカ政府はフランス産の遺伝子組み換え作物に関しては慎重な 態度をとっている・・。

 何とも複雑な国際情勢です。

 遺伝子組み換え作物も、いよいよ本格的に困った問題が起こって きました。「遺伝子組み換え作物不使用」という表示の食品からも、 実は検出された、というニュースもあちこちで聞きます。

 現在のところ、遺伝子組み換えに熱心なアメリカと、反対してい るヨーロッパ、という図式です。カナダはアメリカと同調している ようですが、それ以外のオーストラリアや南米の、輸出国は模様な がめといったところでしょうか。

 いずれにせよ、日本はダントツ一位の輸入大国ですので、日本の 意向がこの勝負を決める力があることは間違いありません。日本の 国家的な意志として、アメリカに遺伝子組み換え作物からの撤退を 迫れば、アメリカもケンカの舞台から下りる余地があると私は思い ます。

 問題はどういう風にその意志をまとめるか、です。食品メーカー も、こういう問題は早く決着したいと思っているでしょうから、い ろいろと不備はあっても、「遺伝子組み換え作物使用」の表示を徹 底し、その商品の売れ行きを示して、アメリカにこの農産物は輸入 できないことを納得させる、というのがまっとうなやり方ではない かと思います。

 そこで問題なのが、消費者が全体として、そういうふうに行動す るだろうか、ということです。大多数の無関心派と、一部の心配派 に分裂している、今の消費者層を、なんとかほどほどの線でまとめ る必要があるのですが、これはなかなか難しい問題です。

 ところで、先程の安井さんのページによると、トウモロコシの年 間輸入量は、何と1200万トンもあるとのこと。これはびっくり するくらい、大きな数字です。何しろ、米の年間生産量が900万 トン余りだ、というニュースを聞いたところなのですから。

 日本中で食べる米の倍近い量を輸入しているのですね。もちろん、 大部分は牛や豚や鶏に姿を変えて、私たちが食べるものになるので しょうが、米が売れないのも無理ありません。

 前にも書いたように、普通のトウモロコシの他に、オーガニック (有機栽培)という区分のもの、ポストハーベストフリーという区 分のものが入手可能です。飼料用ですので、個人で買うことはない のですが、知っておいても良い情報です。

 ポストハーベストについては、また改めて書いてみたいと思いま す。


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